日誌

学校通信

明日、高校総体が2年ぶりに開催

 5月31日で緊急事態宣言が解除され、6月1日から県高校総体が開催されます。
 本校も11の部活動が大会に参加します。実践練習ができないままの高校総体とはなりますが、不安や怖さを感じるのは、皆一緒だと思います。不安をマイナス要素とは考えないようにしましょう。自信と不安のなかで葛藤することが、人の成長を促すものと信じています。不安や弱さを知って臨むことは、人間をワンランク成長させる一つの要素だと思います。さあ、今日は少し早く練習を切り上げて、明日の試合に向けてコンディションを整えましょう。明日から、感染拡大緊急警報であることはお忘れなく。
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県高校総体が無観客で実施

 現在、県独自の緊急事態宣言下ではありますが、6月1日から10日間の日程で県高校総体が開催されることになりました。昨年度はコロナの感染拡大により県高校総体が中止されたことから、3年生にとっては2年ぶりの大会となります。また、初めて出場するという生徒も少なくないのではないでしょうか。
 他校との交流が制限される中、コンディションは万全とはいかないと思いますが、高校総体が開催されることに感謝し、感染拡大防止に全力で取り組みながら、思い出に残る大会にして欲しいと思います。
 今大会は、無観客で実施されることから、保護者をはじめとするご家族の皆様には不憫な想いをさせますが、お子様の活躍を心より願っていただければ幸いです。
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県独自の緊急事態宣言発令

5月9日(日)に、新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け、県内全域に独自の緊急事態宣言が発令されました。感染拡大を未然に防止するねらいからの対応でありますが、これ以上感染が広がれば、生徒の教育活動もさらに制限がかかるものと思われます。この宣言を私たち一人一人が真摯に受け止め、すべての国民のワクチン接種が終わるまでは、「新しい生活様式」をしっかりと守り生活することが重要だと感じています。コロナに翻弄され、他人を責めるのは賢明ではないと思います。自分がされて嫌なことは他人も嫌なはずです。今、こういう時こそ人権(恕の心)を大切にしたいものです。コロナの一刻も早い終息を願うばかりです。

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ソフトボール部が優勝

4月24日(土)・25日(日)に都城市梅北運動公園にて、第33回宮崎県高等学校春季ソフトボール選手権大会が開催されました。日向工業高校ソフトボール部は、見事に優勝を果たすことができました。全国選抜大会出場を逃し、また、新型コロナウイルスの影響で練習時間等も大幅に制限される中、自分たちの弱さと真摯に向き合いながら手繰り寄せた優勝は、高校総体に向け大きな自信になったことと思います。監督・コーチ・選手・保護者が一体となって取り組んできた成果だと思っています。
ソフトボール部だけでなく多くの部活動が、日々、感染対策を行いながら一生懸命にがんばっています。生徒の活動を精一杯応援しつつ、安心・安全な学校づくりにしっかりと取り組んでいきたいと思います。
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第4波の入り口!

新型コロナウイルスが猛威を振るい、4月12日から4月30日の期間、日向・東臼杵圏域が感染急増圏域(赤圏域)に指定されました。このことを受け、本校も明日から分散登校を実施することとなりました。県は、赤圏域における行動要請として原則外出自粛を求めております。その趣旨を踏まえ、自宅での学習にしっかりと励んでほしいと思います。
また、感染者を特定したり詮索したい気持ちもわかりますが、自分が罹ったことを想定してみてください。弱者の気持ちがわかるのではないでしょうか。SNSでの不用意な発信やいじめ・偏見などを決してすることのないようお願いしたいと思います。皆さんでこの苦難を乗り越えていきましょう。
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第61回入学式

4月10日(土)に本校の入学式を挙行し、機械科40名、電気科33名、建築科32名、計105名の入学を許可いたしました。
9年間の義務教育を終え、大人として自立するための第一歩を踏み出し、栄えある県立日向工業高等学校の第61期生として、3年間の高校生活を送ることとなった新入生には、これまで育てていただいた方々に感謝し、今日から出会うであろう先生方や先輩方や新しい友達との交流を通して、自分自身をより一層成長させ、本校の新たな歴史を築いていってほしいと思います。   

2年後の18歳の誕生日には成人となります。そして、3年後には社会人として、あるいは学生として、厳しい社会の中で「社会を動かす人」にならなければならないと思っています。「専門性を備え、生き抜く力を身に付けた、社会に貢献できる人財の育成」という本校の教育目標の示すとおり、生きるたくましさを身に付けてほしいと願っております。

教職員一同、新入生一人ひとりの進路実現に向け、3年後に成長した姿で社会に送り出せるよう、教職員一同で取り組んでまいります。

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着任にあたって

本校は、昭和36年4月に宮崎県立日向工業高等学校として創立され、宮崎県立富島高等学校の校舎の一部を借用して発足しました。今年で学校創立61年目を迎える歴史と伝統のある学校であり、これまで多くの技術者を輩出するとともに、部活動においてもソフトボール部をはじめ全国でめざましい活躍をしてきました。

発足当時は、機械化、電気科、工業化学科の3学科を備えておりましたが、昭和39年に建築科を新設し、現在は機械科、電気科、建築科の3学科が設置されています。

近年は、資格取得や各種検定の合格実績のほか、生き抜く力を身に付けた、社会に貢献できる人材を育成する工業系の専門高校として県内で高い評価を受けており、県内就職率73%を誇るなど就職先の充実ぶりにも表れています。

本校の校訓である「自発・創造」には、「この学舎に集う若者よ。時流に流されることなく自発的に行動し、豊かな創造性を発揮しながら、たくましく生きてほしい」という願いが込められています。この校訓のもと、日向工業高校生が自信と誇りを持って、日向(ヒムカ)を動かす人となることを心から願っています。

このように日向工業高等学校は、地域と保護者、企業等に支えられながら60年の歴史を刻んでまいりました。教職員が一丸となってスクラムを組み、「信頼される学校づくり」に邁進してまいりますので、今後とも本校発展のため、より一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
                        宮崎県立日向工業高等学校
                            校長 若林 繁幸 

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「地元企業に期待すること」(3)

 就職先を決める際、「漠然とした理由」で県外企業を決めるとは?一体どういう事なのかアンケート結果が出た後、私なりに色々考えてみた。

そこで、保護者や関係者とこの話をする中で浮かんで来たのが「県外の会社の方が良い」という「条件(中身)」に関して……だ。

 給与水準、福利厚生、休日の多さ・確実さなどがすぐ浮かぶ。ただ、見逃してはならない事がもう一つある。「県外(都会)でしか経験できないこと」がボンヤリだが……確かにある。
ということだ、例えば、たくさんの人との出会いもあるだろう。自分の生き方を変えるほどの出会いの機会は田舎より多いだろう。

同じ業種・職種でも、田舎では扱う機会のない大きなプロジェクトや特殊な仕事をとおして、労働者として、又人として成長する機会(可能性)が都会にはある……。

 堅い表現を使えば「都会の方がキャリア形成を図りやすい」、簡単に言えば「都会の方がなりたい自分になれそうな気がする」ということだ。

保護者も生徒もうまく言えないから「漠然とした良さを感じる」としか言えないのでは?ないかという結論だ。

 皆さんも色んな意見、考えがあるのでこれはあくまで私の私見として受け取っていただければと思います。

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「地元企業に期待すること」(2)

 アンケート結果から工業高校生徒・保護者が地元企業に求める「条件整備」について、簡単にまとめると次の要点と順番になる。

(1)  生徒・保護者は、余り地元の企業を知らない。

 特に企業自体は小さいが、生産している製品が全国的に高いシェアーを誇る有望な企業、財務状況が良く、堅実な経営をしている企業などが知られていない。

 

(2)  保護者は、子供(生徒)の考えを尊重している。

 大学に進学予定の家庭も含め、保護者は、「将来は地元就職をしてほしい」考えをもっているが、最終的には子供の意思に任せている。

 

(3)  ……そして、最終的に子供の考えに押され、県外を選ぶ生徒・保護者が、
最終的に県外就職を選ぶ理由
が、驚くなかれ「なんとなく……都会の企業が良さそう……だ、」

 

 という「漠然とした理由」だというから驚いてしまう。

  以上が、アンケート結果から分かったことである。次回は、この「漠然とした理由」について考えてみたい。

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「地元企業に期待すること」(1)

 「企業説明会」は、ここ数年、地元就職者を増やす目的で高校生やその保護者を対象に、地元企業が学校や地域の会場を借りて行われている。

本校でも1027日に、1・2年生、生徒・保護者を集めて地元企業、約20社の説明会を行う。

私は、これらの企業説明会を見ていて気づいたことがある。それは、高校が、中学校でやっている「高校説明会」と本質は同じだということだ。

すなわち高校が「地域の学校に対する認識を変えさせることが必要である」は、企業にとっては「地域の企業に対する認識を変えさせることが必要である」に置き換えられ、またその為には、地元企業も高校生が地元に就職したいと思う、そんな「条件整備が必要」だとなる……ということだ。

このブログの最初に扱ったテーマ「地元就職率UPを考える」のシリーズ(6)で最後に触れた、あの問い「では、どんな規準で高校生やその保護者は県外就職?地元就職?を決めているのだろうか? なぜ地元就職率は、低いのだろうか?」
 この問いの答えを求めて、またあのアンケート結果に
戻って考えてみたい。

そこに、地元企業に求められる「条件整備」があるように、私には思える……の、だが。

 

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