日誌

学校通信

1学期始業式 校長講話

 いよいよ令和6年度が始まります。皆さんは、春休み中に新学期の準備を進め、新たな気持ちで、今日の日を迎えてくれたことでしょう。
環境が変われば、心機一転し活力が湧くこともありますが、逆に不安を感じる人が多いことも事実です。そんなスタートの時に気をつけて欲しい事があります。 

 アメリカ合衆国 第35代大統領 ジョン・F・ケネディの言葉に次の様なものがあります。「互いに違いがあることは認めよう。たとえ今すぐ違いを克服できないにしても、少なくとも多様性を認められるような世界を作る努力はできるはずだ。」という言葉です。

 一人ひとりの価値観や置かれた状況の違いなどを理解し、周りに対する配慮や心遣いをすることは大切なことです。みんな心のどこかに不安を感じている今だからこそ特に心がけて欲しいことです。 

 2つ目の話です。

「良い習慣は、才能を超える。」という言葉について話をします。
自分で考えて決めたことを習慣化することによって、天才を超えるくらいの大きな力を手に入れる事が出来るという意味だと先生は解釈しています。

自分がレベルアップするための行動を日常生活の習慣にする事で、いつの間にか大きな力を手に入れることができるのではないでしょうか。

例えば、毎朝ランニングするとか、毎日筋トレするとか、1日に15分でも読書や勉強に時間を費やすなど、健康的な食生活やその他の良い習慣を続けていくと、1日では効果が無いことでも、継続することで、大きく成長することが出来ると思います。

習慣にするまでは、大変かもしれませんが、上手く毎日の生活の一部にしていく工夫をすれば、いずれ才能のある人を超えることができます。

皆さんは、どんな良い習慣を持っているでしょうか?

最近は、大谷翔平選手がメジャーで活躍し話題の中心ですが、少し前まで、イチローという選手が、メジャーで活躍する有名な日本人選手の一人でした。

このイチロー選手は、高校時代から現役プロ野球選手になった当初まで、毎日10分間の素振りを続けたそうです。たった10分ですが、体調が悪いときも、他の事で時間が取れない時や、どうしてもそんな気分にならない日はあったと想像します。それでも毎日続けたのです。1日10分という誰にでも出来る小さな習慣の積み重ねが、メジャーリーグで活躍しその名前を歴史に刻むことに繋がったのかもしれません。天才とも言われるイチロー選手でも、やはりこの習慣がなければどうなっていたか?だれにも分かりませんが、違う結果だったかも知れないと先生は想像します。 大切なことは、良い事を習慣にしてしまうことだと思います。良い習慣は、力になります。 
良い習慣が皆さんの学校生活を大きく良い方向へ変化させてくれるはずです。

 最後に、本校のスローガンは「日向を動かす人となれ」です。このスローガンの下、日向工業高校生として自信と誇りを持ち充実した高校生活を今年1年間送る事を期待して始業式の話とします。

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