学校通信
2学期始業式の話
9月1日は「防災の日」です。
今年の夏休み期間、8月8日午後4時42分頃、大きな地震に日向を含む宮崎県が襲われました。
この地震で気象庁は初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表し、にわかに南海トラフ地震への恐怖を思い出したと思います。
そして先日、過去最大級とも言われた台風10号も発生しました。
皆さん大丈夫だったでしょうか?自宅にいても雨風の音はすさまじく、恐怖を感じた瞬間もあったかもしれません。
どちらも自然災害であり、それを止めることはできません。しかし、災害を小さくすることは可能です。
それが防災意識を高めることとその備えをすることです。学校でも万が一の災害に備えて準備を進めていきます。
みなさんもその事を理解して協力してください。
今日は、言葉の力ということについて話をします。
心は言葉で成り立っています。そして、未来は「話した言葉」で作られる。といわれています。これは、あなたが口にする言葉の重要性を表しています。
「どうせダメだ」とか「できない」だったり、だれかを非難する言葉を口にすると、その言葉は自分も聞いています。人間の脳は、主語がだれかということを理解する事は、苦手だという科学的な分析があります。ですから「非難する言葉の中身だけ」を脳は理解してしまうそうです。自分が口にした言葉をだれよりも聞いているのは自分です。ですから自分が発した言葉はそのまま自分に返ってくるのです。
つまり、自分が発した言葉で、自分自身を傷つけ、自分をダメにしてしまうことがあるのです。過去は変えられませんが、未来は自分が口にした言葉で変えることができます。いつもの日常の言葉が自分の生き方を決め、未来を決めているという事です。前向きな言葉を口にすることを意識してください。
最後に中国の思想家の老子が「思考(考え方のことです)がどの様に人生を形作るか」について話したとされる言葉を紹介します。
「思考(考え方)に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。」