学校通信
1学期終業式講話
入学式を終えて
4月10日に、107名の新入生を迎え第63回宮崎県立日向工業高等学校入学式を挙行しました。
その中で、新入生に対して、本校は今年度、創立63年目を迎える歴史と伝統を誇る工業高校の生徒であることに誇りを持ち高校生活を送ってもらいたいとの願いを込めて、以下のような話をしました。
『現在まで受け継がれてきた本校の校訓である「自発・創造」のもと、みなさんには、卒業するまでに、3つの力をつけてほしいと思います。
1つ目は、人間性です。自己を理解し管理する「自己管理能力」や、地元日向・宮崎を愛し、地域の発展に貢献する力をつけてください。
2つ目は、社会性です。多様な他者を受け入れ、コミュニケーションをとる力や課題を発見し、解決に挑戦する力をつけてください。
3つ目は、専門性です。工業高校である本校において、志を持ち、より高い技術を身につけて欲しいと思います。
その為には「凡事徹底」を意識し、挨拶をすること、時間を守ること、身だしなみと身の回りを整えること、当たり前のことを当たり前にすることを目指してみなさんが充実した学校生活を送り、大きく成長してくれることを期待しています。』
この願いは、新入生だけでなく、全校生徒に対しても同じです。
令和5年度の皆さんの成長と活躍に期待します。
離任のあいさつ
令和3年4月1日に赴任して以来、「専門性を備え、生き抜く力を身に付けた、社会に貢献できる人材の育成」を教育目標として取り組んでまいりました。日向工業高等学校校長としてのブログ更新はこれで最後となります。2年にわたり日向工業高校を応援していただいた保護者や地域の方々、企業の皆さんには、日頃より本校を激励していただき心より感謝申し上げます。また、日々、一所懸命取り組んでくれた先生方や生徒諸君にも感謝の気持ちでいっぱいです。
本校生徒は、部活動やものづくりにおいて日頃から真剣に取り組み、素晴らしい成績を収めてきました。ソフトボール部の全国高校総体3位をはじめ、ラグビー部の九州大会3位、バドミントン部や野球部の活躍にもたくさん勇気づけられました。また、ものづくりコンテストにおいても、旋盤部門、溶接部門、電気工事部門、木材加工部門、すべての部門で入賞を果たし、特に溶接競技大会では九州大会団体優勝を果たし、木材加工部門においても、県勢として11年ぶりに九州大会で入賞を果たすなど、工業系専門高校としての地位をしっかりと確立させてくれました。
生徒から元気と勇気と感動をいただく毎日でした。生徒を熱心に指導してくださる60名の教職員の皆さんと306名の生徒の皆さんは、私の誇りでした。この2年間で、何か大きな改革ができたわけではありませんが、コロナ禍にあって「できること」を「できる方法」で精一杯応援してきたつもりです。
我が国のものづくりは、安全性をベースとした技術力や品質力を強みとして、経済を支えてきました。厳しい国際競争の中で日本が勝ち残っていくためには、更なる技術力と品質力の向上が必要となってきます。一方で、AIやIoT、ロボットなどの先進技術が進み、AI やIoTを活用したChatGPTなどのサービスなども見られるようになりました。
また、これらの技術によってもたらされる未来社会のコンセプトとして“Society5.0”を提唱し、官民一体での産業の育成を推進しているところではありますが、これまで同様、ものづくりの技術力向上を念頭に置きつつ、高度IT社会に対応でき得る力を身につけなければなりません。生徒も教師も共に、更なる努力を積み重ね、県北はもとより本県や日本の産業界に貢献できる人材になることを心から期待しております。
私たちは出会ってきたことが生きてきた証ならば、別れることもまた生きた証だと思っています。人は出会いと別れを繰り返しながら強くなっていくものと思います。また、新たな地から日向工業高等学校の活躍を見守っていきたいと思います。2年間、本当にお世話になりました。
日向工業高等学校のますますのご活躍とご健勝をお祈りし、離任のあいさつといたします。
日向工業高等学校長 若林 繁幸
捲土重来を期す
現在、全国高校男子ソフトボール選抜大会が長崎県で開催されています。日向工業高校は、2回戦で福井県代表の啓新高校と対戦し、0‐8で負けました。
新チームは1年生のみということもあり、常に経験を積んだ上級生との対戦を強いられました。それでも県大会では新人戦で優勝を勝ち取り、全国選抜予選でも優勝し出場権を勝ち取ることができました。
今回、負けはしたものの、1年生が全国大会の場で多くの経験を積めたことは、このチームの財産になったことと思います。この敗戦を糧に練習を積み重ね、今度は下級生を指導する立場として入学してくる1年生と力を合わせれば、もっともっとすばらしいチームになると確信しています。
人生のほとんどは負け。そう敗者復活戦なのです。この敗戦から多くのことを学び、勝ちにつなげることが大切だと思っています。次こそは捲土重来を期し、日向工業の名を全国に知らしめてほしいと思います。
ラグビー部が九州大会堂々の3位
九州高校10人制ラグビー大会 決勝トーナメント1回戦を突破した日向工業ラグビー部は、次の準決勝で大分県代表の玖珠美山高校に0-47で敗れました。それでも堂々の九州3位。12人という少ない部員数の中、新チーム結成以来、厳しい練習によく耐え、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。胸を張って日向に帰ってきてほしいと思います。
ラグビー部 準決勝進出
九州高校10人制ラグビー大会 決勝トーナメント1回戦で、東海大星翔(熊本)を逆転の末、17−14で破り準決勝進出。準決勝は玖珠美山高校(大分県)との対戦となります。頑張れ!日向工業ラグビー部
ラグビー部 決勝トーナメント進出
日向工業ラグビー部が、福岡県で開催されている「九州高校10人制ラグビー大会」において、予選グループを全勝で通過しました。1試合目は輝翔館高校(福岡県)を相手に7ー5で辛勝、2試合目は鹿児島合同チーム(加治木・鹿屋・鹿屋工業)を相手に17−5で勝利し、明日の決勝トーナメントへコマを進めました。決勝トーナメント1回戦は、東海大星翔(熊本県)との対戦となります。快進撃を続ける日向工業ラグビー部から目が離せません。
3学期クラスマッチ開催
今日は、3学期最後の授業日。午後からの天候が危ぶまれたため、雨天時の日程でクラスマッチを開催しました。バレーボールと卓球を実施し、各クラスとも優勝目指して必死に取り組んでいました。どのクラスも仲間と協力し、一生懸命プレーする姿にとても感動しました。
日向工業スポーツフェスタ開催
本校では、コロナ禍で低下した体力を取り戻すきっかけにしようと、反復横跳びやハンドボール投げ、50m走などスポーツテストの種目を全校生徒が思い思いに取り組む「日向工業スポーツフェスタ」を開催しました。天候にも恵まれ、心地よい汗を流しました。次年度の体力向上につながればと思っています。
ドローン体験教室
建設業界では、今般、ドローンを駆使して現場管理で空撮をしたり、ICT施工で3次元測量をしたりしています。本校建築科もこれから建設現場で活躍するドローンを学校で体験しました。