※R06年度までの情報を掲載!最新はトップの北高日誌から!

SSHブログ【普通科&サイエンス科】

【天文&国際交流】中谷財団科学教育振興助成(2年目)に採択されました

本校サイエンス科生徒による活動が

公益財団法人​中谷財団の「科学教育振興助成」に今年度も採択されました!

2年目です!

この研究助成は、児童生徒たちの論理的思考力や創造性を育むため、複数の高校で連携した科学教育の取り組みを支援する助成制度です。

2年目の研究題目は「星食現象の国際共同観測による天文学と教育の連携」です。

 

夜中の高校で観測を行う高校生の謎・・・(活動の許可はもらっています)

 

さて、星食観測について、ここで少し紹介します。

星食とは、月や小惑星が恒星を隠す現象です(月が太陽を隠す日食なども、この仲間です)。

上の図で、影の中にいる人たちから見ると、恒星が消えるわけです。

※厳密には、月が恒星を隠す現象を「星食」、小惑星が恒星を隠す現象を「小惑星による恒星食」といいます。

 

この「影」が地球をずーっと進んで行くのですが、この道を「掩蔽帯(えんぺいたい)」といいます。

掩蔽帯にいる人は、星食を観測できます。

 

予報をもとに、対象の恒星を望遠鏡に導入しておくと、このように一瞬だけ星が消えるのです。

小惑星は非常に小さく、例え話ですが100m先の0.1mmの粒くらい小さいのです

これはもう、望遠鏡で小惑星そのものを確認することは不可能で、探査機を飛ばして近くに行くしかありません。

ところが!

 

 

正確な時刻を記録した星食観測結果を集めると、上の図のように小惑星の形を求める事が可能です!

 

 

ただし、とても暗い小惑星を、正確な時刻とともに観測するには、かなりの技術が必要です。

 

昨年度は本校が中心となり

兵庫県立三田祥雲館高校、兵庫県立小野高校、愛知県立一宮高校の4校合同での星食観測コンソーシアムを立ち上げました(これが中谷財団による研究助成の1年目です)。

 

オンラインによる4校の事前学習を複数行い、各校での星食観測練習も積み・・・

学術的に意義深い、小惑星(3200)Phaethonによる星食観測に挑みました。

 

この小惑星は、有名なふたご座流星群の母天体であり

2028年打ち上げ予定の小惑星探査機DESTINY+がフライバイ観測する予定の小惑星です。

事前に星食観測で形を把握できれば、学術的に大きな成果だったのですが・・・

 

4校による共同観測では、当日は惜しくも雲が出てしまいました。

天文現象なので、そういうこともあります。

 

それでも各校で独自に他の小惑星による星食観測を行い、一定の成果を残しました。

 

さて、そんな星食観測の2年目ですが・・・

この事業は、世界に進出します!!

 

宮崎北高校をはじめとする日本チームは、

宮崎北高校の姉妹校であるタイのカセサート大学附属高校との共同観測に挑みます!

 

日本とタイを結ぶ掩蔽帯が複数見つかりました!

 

IOTA/EA(国際掩蔽観測者協会東アジア支部)の皆様や

タイ国立天文台NARITの皆様の支援も受けながら2年目の活動に入っていきます!

 

離れていても、共に同じ現象を観測できる・・・というのが星食観測の大きな魅力です。 

 

先端的な科学研究に取り組む宮崎北高校の活動の一端を紹介いたしました。

北極星(ほし)に至らんをスローガンとする宮崎北高校らしく

天文研究も活発に行っているのでした・・・。

SDGsQUESTみらい甲子園宮崎県大会にて受賞しました!

本校普通科2年生の探究活動チームが「SDGs QUESTみらい甲子園宮崎県大会」にて企業賞(文化グループ賞)を受賞いたしました。

この大会は、県内応募123組から選出された12組のファイナリストによる発表会でした。

大会結果はこちら(大会公式ページ)でご覧いただけます

 

本校生徒の発表テーマは「ZEBを用いた廃校シェルターの提案」でした。

ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)とは、建物の消費エネルギーを省エネと再生可能エネルギーで実質ゼロにする建築のことです。

日本全国に増えている廃校を、災害シェルターにZEBとしてリノベーションしてしまおう!という提案でした。

今後、彼女たちはこの研究をさらに発展・実行させていくことでしょう。

 

さて、この大会は「共感できるSDGsアイデア」を披露する大会でした。「対話」と「伴走」を重視する本校の探究活動で生まれた独創的なアイデアを評価していただきました。

 

本大会の特別番組はMRTにて4 月 27 日(日)15:30~16:25に放送されるとのことです。

他校の皆様の素晴らしい発表もぜひご覧下さい!

タイの姉妹校 カセサート大学附属高校から留学生が来ました

12月14日~22日の9日間、タイのカセサート大学附属高校から留学生6名と引率の先生1名を受け入れました。

当校とは姉妹校交流を行っており、本校の生徒も8月16日(金)から25日(日)までタイに留学していました。

【8月の北高校生が留学した際の写真はこちら】

タイの伝統衣装を身につけ記念撮影

タイ料理教室を開いてもらいました

バンコク観光もしました

その他、学内のサイエンスフェアに参加したり、美術、ダンス、保健、化学、タイ語、英語の授業に参加させてもらったりしました。

 

 

【以下、タイ生徒受け入れ】

12月14日(土) ・15日(日)

空港で出迎えて、各家庭で過ごしました。

この交換交流プロジェクトでは、渡航時も受入時もホームステイをするので、基本的にタイへ渡航した生徒が、ホームステイの受け入れを行います。

 

12月16日(月)

国富の半導体メーカー LAPISセミコンダクタを訪問後、綾で味噌造り体験と、織物体験を行いました。

LAPISセミコンダクタでの集合写真↓

味噌造り体験の様子↓

織物体験の様子↓

 

7月17日(火)

校内で、学校案内や弓道体験、日本の遊び体験をしてもらいました。

日本の遊び体験の様子↓

弓道体験の様子↓

 

12月18日(水)

校内で、剣道体験やカルタ作り、ロケット制作、天体観測をしました。

剣道体験の様子↓

ロケット制作↓

カルタ作り↓

 

12月19日(木)

北高校主催の探究活動合同発表会に参加し、宮崎大学を訪問しました。

宮崎大学訪問の様子↓

宮崎大学には、カセサート高校の卒業生が多数在籍しているので、一緒に学食で昼食を食べながら交流しました。

 

12月20日(金)

校内でサイエンス科の生徒とディベートをしたり、合気道体験や琴・書道・水彩画体験をしたりしました。

サイエンス科の生徒とのディベートの様子↓

琴体験後の集合写真↓

水彩画・書道体験後の集合写真↓

 

タイの生徒たちは学校での5日間+ホストファミリーと過ごした休日4日間を大いに楽しんでくれて、帰りは涙涙の帰国となりました。

また来年も、充実した交換交流になるよう企画・運営を進めていきたいです。

ACT-LI2(2年普通科・地域探究)・ACT-SI(サイエンス科・科学探究)の活動紹介

12/19(木)、探究活動合同発表会が宮崎県体育館で実施されました。

宮崎北高校・飯野高校・五ヶ瀬中等教育学校・宮崎第一高校・宮崎北高校に留学に来ていたタイ・カセサート大学付属高校の生徒さんが参加し、それぞれの探究活動の成果をポスターセッション形式で発表しました。宮崎北高校2年生にとっては、初めて外に出て発表をする機会になりました。修学旅行から帰ってきてすぐの日程でしたが、多くのグループがしっかりと準備をして、活動の成果を他校の生徒さんに伝えていました。

「偉人で恋愛診断」や「家庭栽培王への道」などのユニークなテーマの探究活動も多くあり、これからの研究でどのような成果を出してくれるのか、発表を聞きながらわくわくするようなグループがたくさんありました。また、質疑応答も活発に行われており、9月に実施された探究活動見本市からの成長を感じることができました。

多くの外部の方々にもオーディエンスとして参加していただき、今後の探究活動の更なるブラッシュアップにつながる大変有意義な時間になりました。お忙しい中、生徒のために様々なアドバイスをいただき、本当にありがとうございました。

ポスターセッションの合間には、本校職員による講義やそれぞれの探究活動の振り返りの時間が設けられました。よりレベルの高い探究活動やポスターセッションにするためのノウハウを学ぶことができ、生徒にとって充実した時間になったのではないかと思います。

今後は来年7月に行われるMSECフォーラムに向けて、さらに研究を進めていくことになります。あるグループは、今回の合同発表会で建設的なアドバイスをいただき、これからの研究に早速意欲を示していました。これからは、研究の成果を出し、それをもとに考察を更に深めていく必要があります。高度な取り組みが求められますが、宮崎北高校の皆さんなら大丈夫です。北高校の先生方も、これまでと変わらず伴奏者としてサポートしていきます。粘り強く探究活動に取り組んでいきましょう!

1年普通科 ACT-LI1にて企業探究発表会を実施しました!

12月11日(水)のACT-LI1では、企業探究発表会を実施しました!

2学期のACT-LI1では企業の方にご協力いただき、地元企業について調べた上で高校生の視点から新たな提案を考えるという取り組みを行ってきました。

今回は活動の総まとめ!

協力企業の方々を学校にお招きして実際に提案を聞いていただきました。

生徒たちは発表会までの間に全2回のインタビィー調査を行い、そこで得た情報をもとに提案を考えてきました。

スライドを使って分かりやすく発表ができるよう、グループで協力しながら活動に取り組むことができました。

また、日頃は大人の前で話をする機会がなかなか無い生徒たち。

廊下で発表準備をしている時はとても緊張していました。

グループごとの個性が光る発表となり、今日まで準備してきたことの成果を十分発揮できたのではないかと思います。

 

発表会終了後には、各教室に別れて企業ごとにディスカッションを行いました。企業の方からのお褒めの言葉や今後に向けてのアドバイス、生徒たちへのメッセージなどをいただき、非常に有意義な時間となりました。

今回の企業探究を経て、生徒たちは地元の中小企業について今まで知らなかった一面に気づくことができたのではないかと考えています。

今回の企業探究で培った経験を、3学期や次年度以降の探究活動に生かしてくれることを期待しています!

第2回 サイエンス科集会が行われました!

11月13日(水)に第2回 サイエンス科集会が行われました!

サイエンス科では、学校生活や学科活動について理解し,サイエンス科生としての自覚と誇りを醸成することを目的にサイエンス科集会を年3回実施しています!

今回は,2年生の探究活動の成果を1年生へ向けて発表しました。

 

2年生は前日の研究者との研究発表交流でプレゼン力を鍛えてきました。
しかし、研究者とは異なり、研究をしたことのない1年生に向けての発表・・・
タブレットで視覚的に伝えるなど、分かりやすく伝える工夫をしながら発表することができていました!

 

また、1年生もフィールドワークのポスターセッションで鍛えた質問する力を生かして、たくさん質問していました!

 

2年生は次の中間発表会へ向けて、研究やまとめをがんばります!
1年生は研究計画の真っ只中!今回の発表で2年生での研究をイメージできたかな?

↓2年生の中間発表の案内はコチラ↓

2年サイエンス科 研究者との研究発表交流が行われました!

11月12日に総合農業試験場と工業技術センター・食品開発センターで研究者との研究発表交流が実施されました。

2年サイエンス科生徒が研究施設で実際に研究をしている研究員の方へ向けてポスター発表を行いました。外部での研究発表は初めてでしたが、今までの研究の成果を発表することができました。

研究をしている大人とのディスカッションはとても刺激的で、にこにこしながらおもしれー!と言っているのが印象的でした。

また、ポスターセッションとは別に農業試験場では若手研究員のポスター発表、工業技術センター・食品開発センターでは研究機器の見学とそれにまつわる研究事例紹介がありました!

普段聞くことのできない研究の話やハイテク機器に、生徒も目を輝かせていました。

今回いただいたアドバイスを糧にして、12月19日(木)の合同発表会や来年度のMSECフォーラムに向けて研究を頑張っていきます!

ACT-LI2(2年普通科・地域探究)の活動紹介

11/6(水)、2年普通科のリベラルイノベーション(=ACT-LI2)が実施されました。

現在2年生は、12/19(木)実施の合同研究発表会(中間発表)に向けて研究を進めています。

9月に実施された探究活動見本市を受けて、各グループ研究計画を見直し、より良い研究のために試行錯誤しているところです。

 

12月の発表に向けてポスターを作成したり、データを収集するためのアンケートを作成したりするなど意欲的な活動をするグループも増えてきました。各クラスには、それぞれのグループが作成したアンケート用紙がずらりと掲示されています。各グループ、多くの回答が集まると良いですね。もしアンケートにたくさんの回答をもらいたければ、まずは自分が、誰かが作ったアンケートに回答してあげましょう。「お互い様」の心で探究活動をより良いものにしてほしいと思います。

  

12/19(木)の合同研究発表会までおよそ1ヶ月。まだ時間はありますが、そろそろポスターを仕上げていかなければなりませんね。外に出ての発表は今回が初めて。後輩もたくさん発表を見に来ます。他校の生徒との交流の機会もありますよ。来年7月のMSECフォーラムに向けて、意味ある発表の時間にしてください。出来うる限りの準備をして当日に臨みましょう。頑張れ!北高生!

10月17日のサイエンス科ACTの時間では“宮崎県の地質・植生ポスターセッション!”が行われました。

サイエンス科がこれまでに活動した行縢山・県北フィールドワーク、博物館実習、青島実習の内容を発表しました。

ポスターセッションの作法についての説明を受けた後、それぞれの班ごとに練習して発表に臨みました。

原稿を一生懸命見ていました。

10分間の説明ののち質疑10分の流れでした。発表のみならず質問する力も試されます。

翌週には2泊3日の屋久島研修がありました。

屋久島の地質、植生はどのような違いがあるのかを比べる貴重な機会になったのではないでしょうか。

普通科1年生 地域企業探究第2回インタビュー調査を行いました!

10月23日(水)のACT-LI1では、普通科1年生が地域企業探究の一環として、第2回インタビュー調査を行いました!

 

先月実施した1回目のインタビュー調査では、企業のことを知るために企業訪問や質疑応答を行いました。(詳しくは第1回インタビュー調査についてのブログをご覧ください!)

生徒たちはその第1回インタビュー調査を受けて、それぞれのグループごとに「企業がもっと良くなるための提案」を考えてきました。

 

そして、今回の第2回インタビュー調査は「一旦、自分たちが考えた提案を企業の方に聞いてもらい、アドバイスやダメ出しをしていただこう!」という目的のもと行われました。

↑ タブレットを使ってスライドを作成し、企業の方にご提案しています。

↑ 提案を受けて、企業の方からアドバイスをいただきました。

  中には、「この視点から提案を考えて欲しい」という要望をいただいたグループも!

 

ちなみに、このインタビュー調査は来週までかけて行われます。

23日にインタビュー調査を実施しなかったグループについては、提案を練り上げたりスライドを作成したりする時間としました。

 

今回で地域企業探究に関するインタビュー調査は終了となります。

今後は12月の発表会に向けて、企業に対する提案を練り直しスライドを完成させていきます。

高校生ならではの画期的な面白いアイデアを考えてくれると期待しています!!

サイエンス科1年 フィールドワーク「ポスターセッション」を行いました!

10月17日のサイエンス科ACT-SI(サイエンスイノベーション)の時間を使って、“宮崎県の地質・植生ポスターセッション!”が行われました。

 サイエンス科がこれまでに活動した行縢山・県北フィールドワーク、博物館実習、青島実習の内容をポスターセッションで発表しました。

ポスターセッションの作法についての説明を受けた後、それぞれの班ごとに練習して発表に臨みました。

原稿を一生懸命見ていました。

 

10分間の説明ののち質疑10分の流れでした。発表のみならず質問する力も試されます。

来週には2泊3日の屋久島研修があります。

屋久島の地質、植生はどのように違いがあるのかをぜひ比べてみてください。

留学報告を行いました!

今年度、宮崎北高校は10月までに13名が海外に留学しました。

また、7月に24名の留学生(イギリス)の受け入れ12月には6名の留学生(タイ)を受け入れる予定です。

 

留学者の中でも、今年度はトビタテ留学JAPAN(国からの奨学金)に4名(2年生3名、3年生1名)が採用され、それぞれオーストラリア(2名)、イギリス、フランスに渡航しました!

 

詳細は以下の通りです。

 

※R6年度の渡航者は10月現在の数です。

 

10月9日に2年生の学年集会で、10月16日に1年生の教育課程説明会で留学者が報告会を行いました。

 

★10月6日の学年集会の様子:セブ島(フィリピン)留学をした生徒↓

朝から夜遅くまでみっちり英語漬けだったようです。

 

★10月6日の学年集会の様子:韓国留学をした生徒↓

韓国語を学びに行きました。

 

★10月16日の教育課程説明会の様子:タイ姉妹校留学に参加した生徒↓

本校の姉妹校 タイのカセサート高校に留学した生徒7名です。

 

★10月16日の教育課程説明会の様子:トビタテ留学JAPANでイギリスに渡航した生徒↓

文化の違いと海外生活の厳しさを話してくれました。

 

これからもたくさんの生徒に留学に参加してほしいです。

普通科3年生の探究活動がシンポジウムに出展!

9月20日(金)

イオンモール宮崎にて開催された「私とみんなの共生社会シンポジウム」に

普通科3年生の『みんなに優しいUNO作り』チームが出展しました。

 

このイベントは、高校と特別支援学校の生徒たちが、共生社会をテーマにしたイベントに参加し、

学び合いながら成果を発表するものです。

これからの共生社会について、積極的に発信する機会となりました。

 

本校から出展した作品は、色覚多様性の方々でも見分けやすい、使いやすいUNOを開発する内容です。

 

ポスター発表だけでなく、プレゼンによる取り組み発表も行いました。

また、実際につくった試作品による実演も行いました。

 

これまで行ってきた探究活動の成果を、多くの方に知っていただく良い機会となりました。

 

宮崎県総合博物館での授業

1年サイエンス科が宮崎県総合博物館での授業に臨みました。

サイエンス科が学ぶ「フィールドワーク」の授業では

地質・植生の自然を学び、宮崎と屋久島の違いを見つけていきます。

 

今回は、宮崎県総合博物館ご協力のもと、豊富な資料で地質・植生について学びます!

すでに、むかばき合宿で宮崎県の自然の片鱗に触れた生徒達。

今回は屋久島との共通点も視野に、学びます。

 

樹皮の模様が特徴的なカゴノキ(鹿子の木)。

博物館には、当然ながらすでに行縢山で目撃した植物もあります!

垂直分布を意識しながら、展示を見学していきます。

 

さらに、地質についてもバッチリ学びます!

宮崎県の地質の歴史を、数万年というスケールで振り返ります。

 

貴重なサンプルが多く展示されている宮崎県総合博物館!

 

博物館の先生方にも大変お世話になりました!!

Practical Englishの様子(今年度前半分)

 

1学期は以下の流れで授業をしました。

①4月~6月前半―読んだ英文の要約原稿の音読テスト2回

②6月後半~7月後半―読んだ英文の要約原稿を用いたプレゼンテーション発表2回

③8月後半~9月―読んだ英文を参考に、英語スキットの作成

 

①の授業のパフォーマンステストの様子↓

 

①の授業で使用した生徒の音読原稿↓

 

 

②の授業での生徒の発表練習の様子(タブレット上のスライドを指しながら練習しています)↓

 

②の授業の実際の発表の様子(全員教室のプロジェクタとスクリーンを使用してテストしました)↓

 

 

③の授業は9月13日現在、スキット原稿の作成中です。

今までは、既成の原稿を読んだり、説明したりすることがメインでしたが、今後はオリジナルの文章を作成し、それを感情を乗せて「伝える」・「演じる」発表です。

それにより、「リアルな発話」になってくれることを期待しています!

探究活動『見本市』を開催しました!

9月18日(水)は2年普通科の探究活動見本市でした!

このイベントは、探究活動の計画発表会です。

 

学校の先生、外部の方々、そして生徒と対話を重ねることで

研究計画のブラッシュアップを行います。

 

探究活動の発表会に外部の方が招かれる場合、研究終了後の「成果発表」であることが多く

質疑応答やアドバイスをいただいても反映されない事例がよくあります。

そこで、今回は研究計画段階でのポスターセッションを企画しました。

 

 

今回は地域の企業や、大学、街づくり協議会、県教委から37名の方にご参加いただきました!

ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございます。

 

まずは、外部の方と本校の先生方に向けて事前オリエンテーションを行いました。

この見本市の狙いと、対話の方法をお伝えしました。

 

様々な分野の79作品が発表を行いました。ジャンルごとに部屋を分けています。

前半40分、後半40分のポスターセッションです。

 

本校の研究は原則として3~4人一組で行います。

 

「文系も理系も科学技術人材を目指す」のが本校の目標です。

科学技術人材とは、理科や数学ができる人材ではなく

「情報をもとに自ら考え行動できる人材」です。

ということで、いかにしてデータを集めるか…が研究計画の肝になります。

 

これまで研究計画の段階で、ここまで多くの方と対話を行うことはありませんでした。

生徒達の研究内容が今後さらに練られることでしょう。

 

校長先生も質疑応答に参加しています。

生徒達は面白いアイデアを持っているのですが、その具現化がまだ未熟です。

そこで、大人との対話を重ねることで、思考が整理されていきます。

 

さて!

今回、パネルに対してポスターを小さめ(A1サイズ)で印刷しています。

余白の部分に、外部の方や先生、生徒からのコメントや質問の付箋が貼られています。

この付箋は、基本的に「答えられなかった質問」や「研究アドバイス」が書かれています。

各班にとっての今後の宝物となります。

 

さらに、外部の方に対して各班は「探究活動応援カード」を配布します。

これは研究の概要とQRコードが記載された名刺サイズのカードです。

 

今回のイベントが「見本市」なのは、まさにここです。

 

ただのポスターセッションではなく、「外部協力者は自分でみつけよう…!」という企画なのです。

沢山のつながりが生まれたようです。

 

さて、振り返りです。生徒ではなく、参加者の皆さまです。

今回は短い時間ですが、生徒が行うフレームワークを体験していただきました。

テーマは「本日の発見」。3分間でできるだけ沢山書いたものをもとに

各班で議論していただきました。

 

先生方×外部の方々!意見交換が盛り上がっていました。

 

という訳で、初めての探究活動見本市でした。

生徒たちも研究計画の修正点がたくさん見つかったようです。

 

9月の見本市

12月の中間発表

そして

翌年7月のMSECフォーラム。

中間発表前に、各班とも思考整理できたのは大きな収穫でした。

イギリス人留学生を受け入れました

7月22日~26日の4日間、イギリスのロンドンにあるタウンリーグラマースクールから高校生23名と教員3名を受け入れました。

当校とは4年前のコロナ禍のオンライン交流から始まり、昨年度から対面で受け入れを行っています。

 7月22日(火) 受け入れ1日目

 空港で出迎えて、青島や宮崎駅周辺を案内しました。

青島で風景画作成↓

青島神社参拝↓

 

 

7月23日(水)2日目

宮崎北高校English Dayに招待! 

*English Dayとは・・・

生徒が1日英語のみを使ってコミュニケーションをとりながら、様々なアクティビティに参加するもので、3年前から実施しています。

 おりがみを伝授しています↓

 

ランチタイム↓

 

7月24日(木) 3日目

校内で、学校案内や日本語講座、茶道体験、日本画・書道体験・琴体験をしてもらいました。

茶道体験の様子↓

 

琴体験の様子↓

日本画・書道体験後の集合写真↓

 

7月25日(金) 4日目

校内で、サイエンス科の紹介やサイエンス科主催の実験教室とマニュファクチャリングの授業の体験をしてもらいました。 

実験教室の様子(バスボム作りをしました)↓

 

マニュファクチャリングの授業体験(パスタを使ってタワーを作り、高さを競いました)↓

 

本校の生徒もタウンリーグラマースクールの生徒も積極的に活動に参加していました。

また来年度の受け入れを楽しみにしています。

サイエンス科ホームカミングデーを開催しました

9月17日

「サイエンス科ホームカミングデー」を開催しました。

サイエンス科の卒業生が集まって、現役生への研究アドバイスを行うイベントです。

 

当日は10人の卒業生が集まってくれました。

全国大会の受賞経験をもつ卒業生も多くいます。

 

計画はあるけど、動きが停滞している…

そんな班に積極的に行動を促してくれる頼もしい先輩。

 

生物系の研究班には、生物系の大学生。マッチしています。

論文の書き方なども教えてくれます。

 

かつて自分が使っていた道具の、正しい使い方をレクチャーしてくれたり。

 

じっくりと対話を通して、”伴走”してくれる先輩たち。

先輩たちは、探究活動に明確な「答え」がないことを知っているのです。

 

また、自分が高校生のころの研究に関する苦労話!

これがいちばん勇気をもらえますね。

 

というわけで、約2時間のホームカミングデーはあっという間に過ぎたのでした。

先輩達、また母校に遊びに来てね!

ACT-LI2(2年普通科・地域探究)の活動紹介

9/10(火)、2年普通科のリベラルイノベーション(=ACT-LI2)が実施されました。

本日の活動は、探究活動見本市に向けたポスター作成です。より良いポスター・発表原稿の作成のため、グループ全員で協力しながら活動していました。グループ内で互いに意見を出し合い、より優れたポスターを作成しようとする姿に、生徒の成長を感じました。担当の先生のアドバイスを受け、「どうやって?」を意識した探究計画を立て、イラストを有効活用したポスターを作り上げることができているグループが多くありました。

 

 

いよいよ来週9/18(水)に迫った探究活動見本市。1学期間をかけて熟考した探究テーマと探究計画を同級生や北高の先生方、外部のサポーターの方々に評価してもらう貴重な機会になります。さまざまな視点から、今後の探究活動につながる有意義なアドバイスをいただくことができるはずです。素直な心で受け入れ、今後につなげていきましょう!

また、探究活動見本市は2年生にとって初めての外部の方を招いたプレゼンの場になります。プレゼンがうまくいかなかったり、心が折れそうになる手厳しいダメ出しをいただいたりするかもしれませんね。不安もあるでしょうが、失敗を含め多くの経験を、ACTの時間を通して、生徒の皆さんに積んでもらいたいと思っています。頑張ろう!北高生!

 

 

他校と連携した天文学の研究

今年度、宮崎北高校が中心となり

愛知県立一宮高校兵庫県立三田祥雲館高校兵庫県立小野高校の4校が連携し

「小惑星による恒星食の広域同時観測」に挑戦しています。

 

星食観測とは、小惑星が恒星を隠す瞬間を捉え、小惑星の正確な大きさなどを計測する観測方法です。

今回狙うは、11月16日に発生する小惑星(3200)Phaethonによる恒星食の観測です。

恒星の明るさはわずか12等星、減光予想時間は0.24秒という厳しいミッションに、練習を積んで挑みます。

 

この夏も、4校がオンラインで集まり、小惑星による恒星食の勉強会を行いました。

JOIN(日本掩蔽観測者ネットワーク)の加瀬部久司氏らを講師にお招きし

観測の科学的意義や観測・解析方法について学びました。

 

解析ソフトの原理や使い方を学びます。

 

難しい作業もペアワークで相談しながら、勉強していきました。

7月に2回のオンライン勉強会を行いました。

 

8月は、各校で観測の練習です。各地で発生する星食現象の観測を行いました。

 

先日のオンライン勉強会では、8月に行った観測の成果や反省点を共有しました。

正確な現象時刻を求めるために、機器の使い方だけでなく、原理も学ばなければなりません。

 

11月の観測に向けて、頑張っている天文班でした。

 

なお、この活動は公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団による科学教育振興助成を受けています。