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SSHブログ【普通科&サイエンス科】
研究に使えるData Science!
学校設定科目Data Science(DS)の進捗を報告します。
1年サイエンス科では、DSを週2時間学んでいます。
PBL課題を配布され、自力で学び解いていくスタイルの授業。
課題が解けても、先生は一人ひとりに質問をぶつけてくるので
本当に理解していなければクリアできません。
現在は統計学を学んでいます。
本校教諭の作成したオリジナル教材。
しっかり読めばわかるように作られています。
しかし、自力で統計学が理解できるようになるのでしょうか。
・・・なっています。
データのばらつきに関してのPBL課題。
問題を解くだけならすぐに出来る生徒も多いです。
「先生、課題ができました!!」
「よくできたね~!確かに、数値は合っているよ。
では、不偏標準偏差って何だろう。説明してみて。」
「・・・。ええと、勉強してきます。」
このようなやり取りを、2回、3回・・・それ以上に繰り返して
本当に説明できるまでに成長します。
DSでは、科学探究で実験を行った際に、適切にデータ処理ができるよう
様々なPBL課題が配布されています。
彼女は、与えられたデータをもとに誤差グラフを作成しています。
完成したグラフをチェックしてもらっています。
しかし・・・う~ん残念!あと一歩!
どこが違うのか考えながら、再び勉強をします。
指導する先生は2名です。
それぞれの学習ペースに差があるため、きちんと課題チェックは回っています。
しかも、全員が着実にPBL課題を進めています。
早い生徒は、もうすぐ相関分析そしてT検定に入っていきます。
1年生の1学期には、データ分析の手法を一通り学び終えます。
彼らの行う科学探究が楽しみですね!!
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海洋実習事前学習その3
6月13日(土)に行った
海洋実習の事前学習(1年サイエンス科)の最終回です。
さて、今回の海洋観測の目玉のひとつが水深200m海域の採水です。
海水温や、pH測定、塩分測定などを行い、表層の海水との違いを調べます。
これがバンドーン採水器です。
ワイヤーロープにセットしたこの採水器を海中に沈め、採水を行うのですが・・・
水深200mとなると、沈めて引き上げるまでに時間がかかります。
やりなおしはできませんから、各班ともミスが無いようにしっかりと使い方を学びました。
で、このゴム蓋が難しい。
セットの仕方を間違えると、採水器が開きっぱなしのまま上がってきます。
コツがあるのです。
このように、筒の両サイドのゴム蓋を引っ張り、金具に固定します。
沈めた後に、「メッセンジャー」と呼ばれるおもりをワイヤーに沿って落とすと…
(写真右にメッセンジャーを持った手がありますね。)
バンッ!
金具が外れ、海中でゴム蓋が閉まるのです。
よくできていますね~!
これで水深200mの海水を採取します。
いかがでしたか。
これ以外にも、生徒たちは様々な課題を与えられ、実習までにしっかりと考えています。
海洋実習などのフィールドワークは、研究者の卵として得るものが非常に多いです。
これらの経験が、やがて始まる科学探究ACT-SIに活かされるのですね。
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海洋実習事前学習その2
6月13日(土)に行った
海洋実習の事前学習(1年サイエンス科)の続きです。
砂浜の砂をふるいにかけると、マイクロプラスチックがたくさん見つかりました。
さて、観察で必要な技術がスケッチです。
見つけたものの特徴をしっかり捉え、記録を残すために
実際に取り出したマイクロプラスチックのスケッチをしてみます。
綺麗に書けていますね。特徴もしっかり書き込んでいます。
スケッチには、線で描く、色を塗らない…などの基本があります。
先生が書いたスケッチの見本を見せてもらいながら、基本を学びます。
さて、海洋実習では採集したプランクトンを、後日顕微鏡観察してスケッチを行います。
そのプランクトンはどうやって捕まえるのでしょう?
これがプランクトンネットです。
海水面近くや、池などの微生物を採集する道具です。
1班に1つ配布され、実習船でプランクトンの採取を行います。
先端には採水器がついており、ここに濾しとられたプランクトンが集まります。
コックの形状を確認し、現場でミスをしないように備えます。
このネットを海水面で引きながらプランクトンを集めるのですが、
引く速さや引き上げる向きにもコツがあります。
その後、採取したプランクトンは現場でアルコールに保存し、持ち帰ります。
プランクトンといえども、命を持っています。
その重さに応えるべく、きちんとスケッチの練習を行いました。
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海洋実習事前学習その1
6月13日(土)の報告です。
この日は、午前中の4時間を使って1年サイエンス科が
海洋実習の事前学習を行いました!
その様子を数回に分けて報告します。
海洋実習の本番は、7月10日(金)です。
宮崎県立宮崎海洋高校の実習船「進洋丸」と連携し
海洋観測や、プランクトンの採集、マイクロプラスチックの採集などの
海洋実習を通して、海洋研究の重要性を学びます。
実習船に乗せていただくので、しっかりとした事前研修が必要です。
実習のしおりをもとに、事前学習を進めていきます。
実はこのしおり、様々な課題が詰まっています。
まずは、マイクロプラスチックについて学びます。
ここに、宮崎市のある海岸の砂が2リットルあります。
この砂を各班に配布します。
パッと見た感じ、どのくらいのプラスチックが入っていると思いますか?
5mm以上の大きさは?
3~5mmの大きさは?
「10個くらい?」「7個くらい?」いろいろな意見が出ます。
実際に、ふるいを使って調べてみましょう!
まずは5mmのふるいにかけてみましょう。
ザーッとふるいにかけてみると…
あれれ!?思った以上に大きなプラスチックが多いですね!!
流木や石などを取り除いても、結構な数のプラスチックが入っていました。
では、5mmのふるいにかけた砂を、3mmのふるいにかけてみましょう。
結構な量の小さなプラスチックが入っています!!
各班協力して、プラスチックの数を数えました…。
結果がこちら。
2リットルの砂に含まれるプラスチックは…
5mm以上が平均して28個!
3mm~5mmが平均32個!
思った以上に入っていました。
それより小さいプラスチックとなると…まだまだありそうです。
これらが海洋を漂っているのですね。
今回の海洋実習では、全長約3mのニューストンネットを用いて
海洋のマイクロプラスチックを採集する予定です。
大きなプラスチックでさえこの量です。
さらに小さなマイクロプラスチックは一体どれほど取れるのでしょう…。
プラスチックによる海洋汚染は深刻な状況です。
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マリンチャレンジプログラム採択!
本校生徒の研究がマリンチャレンジプログラムに採択されました!
マリンチャレンジプログラムとは、日本財団と株式会社リバネス主催の研究助成プログラムです。
海・水産分野・水環境などの分野を研究する中高生を対象に、
最大5万円の研究資金助成や、研究アドバイザーによるオンライン面談での研究コーチが行われます。
今回採択されたのは、本校科学部の生物班です。
研究テーマは
「ハクセンシオマネキのウェービング~画像解析と信号処理による分類~」
です。
ハクセンシオマネキが発しているシグナルを解析し、縄張りの構造を明らかにしようとしています。
先日、初めてのオンライン面談が行われました。
株式会社リバネスの担当者の方と
アドバイザーとなる京都大学の先生に
研究の説明を行いました。
慣れないWeb会議システムに四苦八苦していましたが
何とか自分たちの研究を伝えました。
アドバイザーの先生からは、いろいろな質問がありました。
今後もオンライン面談を重ね、研究を深めてください!
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