情報発信ブログ

SSH&サイエンス科情報発信ブログ

暖かい空気を届けたい!

今回は、物理工学研究領域から
暖かい空気を届けたい!という研究をしている班の紹介です。

冬場の寒い体育館などで、焼け石に水状態の灯油ストーブをよく見かけます。
あの暖かい空気を効率よく届けられたら、寒くない!
ぜひ実現していただきたい。


しかし、その道のりは甘くはありません。

暖かい空気を届けるためには・・・?
実験方法の検討や、必要になってきた知識の勉強が中心となります。



科学探究では、班のメンバーとの議論も重要です。
建設的に意見を出し合い、目標達成のために必要な実験方法を考えています。


何事もスモールステップです。焦らずに頑張りましょう

プログラミングを研究に活かそう!

回は、物理工学研究班から「ある機械」を作ろうとしている班を紹介します。


詳細は研究の根幹に触れるので書けませんが、
彼らはマイコンでモーターを制御して、ある機械を作ろうとしています。
プログラミングの知識も必要で、日々頑張って勉強しています。


また、装置全体のイメージをつかむために、レゴを使って模型を作っているようです。

プログラミングは1年生の時にマニュファクチャリングで経験しましたし、Data Scienceの授業でも扱います。
今こそ、勉強した知識を発揮するときですね!

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マイクロプラスチック研究班

今回は、地球環境学研究領域からマイクロプラスチックの研究をしている班の紹介です。

マイクロプラスチックは、環境への深刻な悪影響が懸念されていますね。


マイクロプラスチックを採取・調査するために、まずは採取方法の検討をしているようです。


自分でマイクロプラスチックを作り・・・


実際に砂の中に紛れ込ませ、編み目の異なるふるいにかけて、
採取できるか試していますね。

さらに細かいプラスチックを取り出す工夫も考えているようです。


マイクロプラスチックの研究に関しては助成金が採択されており
今後も研究がどんどん深まっていくことでしょう!!

※2021年3月24日追記
この記事から9カ月…。
現在彼女達は、海洋実習で採取した宮崎県沖の海水や
自分たちが住む地域の砂浜、宮崎市内の砂浜などから
マイクロプラスチックを多数収集。
プログラミングと画像処理を駆使して、数や大きさを分類しています。
その成果を携えて、各種研究発表や学会に参加しています。

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サクサク進む!?1年生のDS

1年生のDS(Data Science)の授業が順調です。

エクセルの基本的な使い方は終了し、
現在は統計学の内容がスタートしました。
教材は、本校教諭が作成したオリジナルのデジタル教科書です。


彼女は「代表値」の勉強に入っているようです。

2学期から始まる科学探究において、実験データをどのように扱うかは非常に重要になってきます。
何気なく見ていたアンケート結果も、様々な種類のデータに分かれているのですね。


彼は、グラフを作っています。
データの性質によって、使用すべきグラフは異なります。
与えられたデータをどのようにグラフにするべきか・・・悩んでいますね。


この授業は、PBL課題をクリアするごとに
あたらしい単元のデジタル教科書を受け取ることができます。


生徒は主体的に取り組み、どんどん進んでいきます。
そして、PBL課題のチェックのときに、先生にいろいろな質問を受けます。
これに答えられないとやりなおし・・・(汗)ファイトだ!


基本的にはパソコン画面で教科書を読み、提出課題のみペーパーで配布されています。

さて、早い人は8時間で不偏標準偏差を理解できました!

データのばらつきを考える・・・なんて初めての勉強ですね。

これからも頑張ってほしいです!!


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ST(Scientific Thinking)で英語論文を読む!

今回は、1年生のST(Scientific Thinking)を紹介します。

STでは、英語の科学論文を読解していきます。

内容学習と言語学習を同時に行うCLIL(Content and Language Integrated Learning)形式の授業となっています。

また、優れた科学論文を読むことによって、
研究チームのデザイン思考に触れることで、
自分たちが将来行う探求活動のゴールイメージも見えてきます。


さて、現在読んでいる科学論文のタイトルは

Migration of very long period seismicity at Aso volcano, Japan, associated with the 2016 Kumamoto earthquake

です。
2016年の熊本地震に関わる論文ですね。

15ページ程度の論文で、図表も豊富にあり、内容も非常に身近なものです。初めて科学論文を学ぶ1年生にうってつけです。


授業では、ALTの先生から

まずは「科学論文の構成」を学びました。


※ALTの先生はフェイスガードを着けています。
概要、序論、方法、本論、結論、まとめと展望・・・
この構成がわかることで、論文がずっと読みやすくなります。


続いては、いよいよ内容を読み込んでいきます。
今回は、Abstract(概要)の理解から。


ここでは「ジグソー法」を使って読解していきます。

まずは、Abstractの内容を3つに分割します。

生徒は3人1組の班に分かれ、それぞれの班にAbstractの3分の1の翻訳を割り振ります。
辞書を片手に一生懸命翻訳しています。


その後、班は分解。
それぞれの別の翻訳をした3人が集まり、Abstract全体の理解を行いました。
バラバラだった文章がつながるのですね。

この方法なら全員が責任者になるので、翻訳も人任せにできません(笑)

今回はAbstractでしたが、今後はどんどん論文を読み進めていきます。
科学論文を読むのは大変ですが、科学的な英語読解力が付くように頑張りましょう!


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