日誌

2023年5月の記事一覧

だって 優しいんだもん!~BGMは「春よ来い」~

明道小が楽しくてたまらない理由。

低学年に聞くと、こう答えます。

お兄さん、お姉さんがとっても優しいから

いつも遊んでくれるから

・・・証拠を見せましょう。

 

昼休み。

「かわいいなあ。君。」男の子、大人気!

「お姉さん、大好き!

「あのね、おねえさん・・・。」

「校長先生、この子、かわいいんですよ。」

どこそこで、お兄さん、お姉さん、人気者!

ねえ、お姉さん、懸垂したいの・・・。

いいよ。

わーい!楽しみ!

がんばって!こわーい!

もう、だめ!落ちる!!

大丈夫だよ。だっこするから・・・。

 

お!次の1年生・・・。

校長先生!見てて!

お!

え!

なんと!

ゴール!すごい!(拍手!!)

 

6年生女子。

「校長先生、私、この懸垂、できないんです。」

「どうして?」

だって、足が着いちゃうから。

だね・・・。

君にも、彼らのように、一年生の時があったんだよ。

成長したんだね。

 

校長先生、ぼく、絶対無理です。

もう、校長先生より、大きくなったね。

成長したんだね。

 

お姉さん、だっこ!

はいはい!

お姉さん。おしちゃって!

はいはい!

お姉さん、大好き!

みんな、明道小が大好き!と言います。

なぜ?と聞くと。

みんな、一様に。

お兄さん、お姉さんが優しいから!

と、答えてくれます。

 

1年生の皆さん、忘れないでね。

この、大好きなお兄さん、お姉さんは、

来年、3月に、明道小からいなくなります。

 

そして、時が巡ったら

今度は、あなたたちが

優しいお兄さんお姉さん

なっていくのですよ。

 

さて。

本編のBGMは「迷いなく」この名曲を、どうぞ。

校庭で、子供が遊ぶ姿が、印象的です。

 

【春よ来い by松任谷由実 (松任谷由実 公式 HP)】

https://youtu.be/qX7pFYH9O04

 

※ なぜ、ユーミンは、こんなステキな曲を作れるのか。

ご主人(松任谷正隆さん)はなぜ、こんなステキなアレンジができるのか。

この前奏。無敵ですよね。

 

by 校長

学び方、3種盛り。

面白い瞬間を目にしました。

同時刻に、複数の学年で起こった現象です。

 

まあ、ご覧ください。

4年生、とても、盛り上がっていました。

社会の授業。先生が写真を見せて、宮崎県のどこであるか、子供が答える授業でした。

どこでしょう?

「富士山!」

だから・・・宮崎県の紹介ですよ。

どこでしょう?

ビルを見て「東京!」

だから・・・宮崎県ですよ。

西都市というところです。

この後ろの山は、大きな「お墓」です。

えー!!!!!

とクラス中、大盛り上がり。

座学ながら、子供たちが大盛り上がり。

盛り上がった子供たちが、

次から次に、自由に声をあげてよい、

感想自由発言形態の授業でした。

子供たちの遠慮の無い「すっとんきょうな回答」がとても楽しかったです。

子供たちの発言量、無限大でした。(^o^)

 

さて。5年。

座席形態が大きく変わり。

ここは。グループ学習。

友達と交流して話し合いながら行う、協働学習

この楽しさは「学校のリアルならでは」ですよね。

身振り手振りで、お友達との協働学習、大盛り上がり!

お互いの意見を聞き合い、高め合っていきます。

先生は、笑顔で静かに、聞き耳をたてて、見守ります。

グループ学習ができる時がきて、よかったね。

延々と、お友達との楽しい、話し合いが続けられていました。

大いに盛り上がる、5年生、協働学習でした。

さて。

 

では、6年は、どう盛り上がっているか?

見たいですか??

さて。

さて。

 

6年教室に入って、たまげました。

シーンとしているのです。

誰一人お話していません。

ただただ。カチャカチャと。打鍵の音の乾いた音だけが、教室に響きます。

この時間は。

全国学力テストの意識調査にクロームブックで答える時間でした。

すでに、全国学力テストの意識調査は、CBT(コンピュータ・ベースド・テスト)で行われているのです。

おそらく、集計も、あっという間にでることでしょう。

間もなく、テスト自体が、CBTになっていくはずです。

で。

早く終わった子は、もちろん、キーボー島。POPタイピング、寿司打・・・。

さあ、子供たちの乱打合戦をご覧ください。

寿司打。

根強い人気があります。

キーボー島。

6年生、さすがにみんな、上位です。

間もなく名人ですね。

キーボー島が終了した子は、POPタイピングに挑んでいます。

指の写りがぶれないか、心配になるような、打鍵速度です。

は、はやい・・・。

誰も、何もしゃべらず、ひたすら、カチャカチャ。

カチャカチャ。

たまに、フー!深呼吸。

カチャカチャ。

黙々、カチャカチャ。

たまに、ふぁ~、疲れた!

シーン。カチャカチャ。

シーン。カチャカチャ。

ふむ。

各自、自由に選択して、自分の好きな学習を行っている。

目的は、打鍵能力の向上であり、ゴールは、皆、同じである。

しかし、到達する方法が自由選択・・・。

 

お、まさしく、これぞ、究極の、「個別最適な学び

では、ありませんか!

 

まとめます。

クラスあげて、大盛り上がり、大騒ぎの4年生。

グループ協議で、協働学習。大盛り上がりの5年生。

そして、突然、静寂に包まれる、キーボードタイピングに打ち込む、6年生。

まさしく、学び方、3種盛り。

 

・・・こんなに、いろいろあって。

・・・だから、学校は楽しいのです!

 

昔、昔、目にした、ある詩が脳裏に浮かびました。

 

学校に行くのは「勉強をしに行くのです」と言って。

嘘をついたような気になりました。

・・・学校には、「いろんなことをしに行くのです。」

 

小椋佳さんの詩集の一節だったと思います。

私の、学校経営の根本にある、「哲学です。

 

by 校長

畑で作物を育てるということ

2年担任先生。

 

ご実家が農業を営まれ、農業体験が豊富な「農業の神様」みたいな方です。

 

その「農業の神様先生」。

2年生と畑作りを始めました。

 

草抜きが終わったところです。

みんなよくがんばったね。

おかげで、たくさんあった草はすっかり無くなったよ。

ここからは、子どもは危険ですので、先生一人のお仕事です。

耕運機で畑を耕します。

 

さて。別日。先生の作業は続きます。

今日は、肥料まきと、マルチ張りの日。

子どもたちのためなら、エンヤコラ!」

先生、一人で孤軍奮闘。

先生、無理しないでくださいよ。

なんてこたあ、ありませんよ。

これくらい。

マルチもきれいに貼られて、立派な畑ができあがっていきました。

 

さあ。満を持して。

芋植えだ~!

2年生。興味津々!

説明に聞き入ります。

先生のお知り合いが提供してくださった、立派な苗もたくさんです!

こうやって。竹串にさして、深く埋めて、竹を抜いて、トントン。だよ。

いいね?

「はーい!」

竹をさして。

竹を抜いたら。

優しくトントンだよ。

先生の説明がお上手でしたので、みんなスイスイ作業が進みます。

竹をさして。

抜いたら。

優しくトントン!

作業は上手に進みました。

みんな、慣れてきたね。

優しくトントン!

先生、お芋植えって、楽しいね。

そうだろ!

農業は、楽しいよ。

大きなお芋さんに育ってね!

優しくトントン!

その隣のブロックには、

野菜育て名人の教頭先生が植えられた

野菜がすくすくと育っています。

二人の女子が、畑を見つめて、

何やらお話していますよ。

あれ、ピーマンだよ。

私、ピーマン大好き!

私もよ!

教頭先生、向こうのは何ですか?

「キュウリです!」

ま!キュウリだって!

私、キュウリ、そのまんま、がぶってかじるのが好きよ。

私もよ!私もがぶって、大好き!

 

・・・まあ。子どもたちの会話って楽しいですね。

 

お芋植えも、もうすぐ終了。

「農業の神様」先生、

準備から、芋植えまで

お疲れ様でした。

 

作業が終わった子どもたちを、

藤棚がやさしく、包み込みます。

畑で、作物を育てるってコト。

ただ、植えただけでは、命は育たないコト。

それを行うまでの大変な準備が必要なコト。

そして、実った時の喜びはひとしおであるコト。

 

これから「農業の神様先生」の御指導の中で、

学んでいってほしいと、願います。

 

今朝、全てを終えて、初めての朝を迎えた畑。

朝日の中で、キラキラと輝いていました。

 

by 校長

 

ツバメさんの奇跡

3階の渡り廊下。

毎年、ツバメさんが巣を作ります。

しかし、一度も、雛が旅立ったことはありません。

もう少しで旅立ち、という時に、カラスさんに襲われてしまうのです。

それでも、ツバメさんは、明道小の3階の渡り廊下が大好き。

今年で、3回目の巣作りをしてくれました。

問題の巣作りの場所

問題のツバメさん。

近景。

食育先生と日常会話。

「今年もツバメさん、巣作りしてますよ。」

「見に行きましょう!」

本当だ。こりずにがんばってますね。

つばめさん、夫婦で、そこに休んでますよ。

食育先生、突然!

フレー!フレー!ツバメさん!!

と、声をかけました。

あ。逃げていっちゃった!

食育先生、めげずに、応援です。

がんばってね!応援してるよ。ツバメさん。

 

その後、ツバメの巣を守ろうと、校長は昼の放送で呼びかけました。

毎年、フンの始末など、6年生が見守ってくれているのです。

校長先生、ぼくたち・わたしたちが、ツバメさんを守るよ!

ありがとう!

観察記録も残しますね。

ありがとう。

網とかで守れないかな・・・。

いろんな子どもたちが、ツバメさんについて、語り始めました。

 

校長先生、どんな風に、カラスさんから襲われるのですか?

ん・・・。巣を食い破って、雛や卵が落ちて、死んじゃってたの。

6年:「どうにか、守らなきゃなあ・・・。

 

そして、ある日。

 

ん?

何?

なんだ???

え!!

それは、ツバメの巣が破壊されて、

雛さんが落ちてきても

雛を守るための、

手作りのクッションでした。

ツバメさん、戻ってきました。

そして。

校長に、「ありがとう」と言わんばかりに、かわいい顔を出して。

ずっと、私を見つめていました。

つばめさん、

6年生の気持ちが・・・

分かるのかな・・・??

 

さて。

その事件は、突然、発生しました。

6年担任先生、血相を変えて、校長に報告。

校長先生、ツバメさんの雛が!雛が!

二人は、急いで、巣に向かいました。

クッションの上に、かわいい、生まれたての雛が、落ちていました。

・・・生きていますか?

・・・はい。ゆすると、一生懸命に動きます。

お目々がパッちりした、かわいい雛が、手足を動かしています。

二人で、子どもに見せずに、「対応」するか。

子どもに見せて、「現実を学ばせるか」悩みました

おそらく

・・・もう、この子は、生き延びられないことでしょう。

ツバメさんは、必死に近くを飛び回り、雛を探している様子。

 

6年担任。朝の時間に、報告をすることを決意しました。

自然のあるがままの姿を見せよう

子どもに、命について、考えさせよう

 

君たちに、見せたいものがある。

担任先生、クッションのまま、ツバメの赤ちゃんを連れてきました。

「実は、今朝、ツバメの雛が一匹、落ちていたのです。」

 

え!!!

 

でも、君たちのクッションのおかげで、まだ生きています。

人だかりができました。

生きてる!

かわいい!

すごい!

先生、育てましょう!

ん・・・でもね、人の手ではえさを食べないと思いますよ。

しばらく様子を見て、対応を考えよう・・・。

教室に、悲惨なムードが漂いました。

みんな、優しい子でした。

雛さんが、どうにか、生きていけないか、

クロームブックで調べていろんなことが報告されたそうです。

 

昼。

どうしてるかな・・・と、

見に行くと。

雛さん、必死に生きようと、動いていました。

強い、雛さん、でした。

 

さて。

子どもも帰り、しばらくした頃。

この物語は、大きなエピローグを迎えることになります。

 

6年担任が校長室に駆け込んできました。

校長先生、雛を巣に返すことに成功しました!

「えー、気をつけてくださいね。高いですから。」

 

「校長先生、巣の中の写真です。」

5匹の兄弟が、雛さんの帰りを歓迎

してくれていました。

 

ステキな、ステキなエピローグ。

 

ところが、まだ、事後談が続きます。

 

翌日の朝、ツバメさん、どうかな?と、観察していると。

ツバメさん、明らかにこれまでと違う行動をとっているのです。

 これ、6年生の窓。

6年生の窓の上に。

一羽の母ツバメさんが止まりました。

そして。

父ツバメさんも、飛んできました。

これまで、この近くを飛ぶことはなかったのです。

2羽の夫婦ツバメさんは、何回も、何回も、6年教室前を飛び回りました。

6年生も、気づいて、大騒ぎになりました。

校長、ベランダから、みんなに叫びました。

 

「ツバメさんが、お礼を言ってるんだよ!」

 

みんな、その事実に納得して、フムフムと、うなずき

そして、満面の笑顔でした。

 

不思議なことは。

 

この全てのストーリーは、

明道館学制三章の看板の真横で起きました。

校長は、学制三章を見ながら、考えてみました。

228年前の教えが、子どもたちを育て。

ツバメさんの、小さな雛の命を救ったとしたら・・・。

そして、ツバメさんが、6年生に、お礼を伝えたとしたら・・・。

 

ツバメさんの奇跡・・・というお話でした。

 

by 校長

みんなが大好きな「ピッ!」

1年生。

図書館大好き!

「ピッ」が大好き!

ゴールデンウィーク用の本を返却。

新しい本を借ります。

本の表紙をアルコールで拭きます。

ていねいに拭き上げます。

みんな、慣れてきましたね。

順番に、ていねいに作業します。

本は、ブックバックに入れて、本を大切にします。

図書室には「失礼します」と、ていねいにあいさつして入ります。

図書室は、ワクワクする本がいっぱいです。

みんな、どれにしようか、とても悩みます。

貸し出し本を選んだら、貸し出しカウンターに並びます。

先生に「ピッ」してもらうのです。

詳しく作業を見てみましょう。

ご本のコードと、貸し出しカードのコードを表にして待ちます。

「よろしくお願いします。」と、ちゃんと挨拶します。

先生が、「ピッ」してくれたら、貸し出し操作終了。

ていねいに「ありがとうございます」とお礼を言います。

貸し出し作業。

今では、こんなに、とっても簡単です。

・・・昔は、

貸し出しカードに、

本の題名を書いて、

借りる日を書いて、

返却日を書いて、

それなりに、

結構、大変な作業だったような・・・。

後は、畳コーナーで、借りた本を読みながら、お友達の作業が終わるのを待ちます。

 

今年から、

貸し出し冊数の掲示が始まりました。

4月27日の貸出冊数。

5月8日の貸し出し冊数。

すでに、

一人あたり、3.5冊、借りて

います。

 

明道っ子は、読書が大好きです!(^o^)

 

みんなが大好きな「ピッ!」というお話でした。

 

by 校長