都城市立 志和池小学校
2024年10月の記事一覧
運動会成功!その2
今年の運動会はこれまでの運動会とは少し違って特別なことがあります。
平成11年以来、25年ぶりに300名以上の児童による運動会となりました。
そして、もう何十年も使ってきたであろう優勝旗が傷みがひどく、これまでの歴史と伝統を物語る貴重なものとして大切に保管しておきたいと考え、今回、優勝旗を新調しました。
運動会当日は、10時半頃から天気予報にはないのに、急に小雨が降り出しました。ちょうど、5・6年生の伝統芸能の棒踊りの最中に雨脚が強まりました。
しかし、子どもたちは雨に動じることなく、精一杯演技していました。この姿には感動しました。
6年生に感想を聞いてみました。
・寒かったけどやりきれてよかった。
・練習では失敗してたけど、本番では雨の中でもきれいにできたと思う。
・雨でいやだなと思っていたけど、全力を出せた。
・雨で中止になるかと思ってがっかりしたけど、できたのでよかった。
・雨で、棒が滑りそうだったけど上手にできた。
・5年生が上手になっていたので驚いた。ぼくより上手でした。
保護者のみなさんがすぐ目の前で見ていたことについては、
「やる気が出てきた」という感想が多かったです。
団長の二人の感想です。
赤:西山結菜さん
・最初の頃はあまり声が出てなかったけど(応援のこと)、本番では、みんなが声を出して応援できて、心残りがなくてよかったです。
白:丸水愛湖さん
・みんなで協力して、新しい優勝旗をもらえて、すっごくうれしかったです。みんなでいっぱい声出したから、負けてないと思いました。
子どもたちは、今回の運動会で、かなり達成感を味わったようです。
運動会成功!その1
ずっと雨が続く毎日でしたが、昨日(10月27日)、奇跡的に運動会を実施することができました。10時半頃、小雨が降りましたが、無事に全日程を終えることができました。
今年はこれまでの運動会と少しだけ違いました。
保護者のみなさんに、子ども達にできるだけ近い場所から観覧・撮影してもらいたいとの思いから、団技やダンス等は、運動場のトラックの中にまで入って見てもらうことにしました。初の試みです。うまくいくかどうか心配でしたが、成功しました。
トラックはホームストレート部分の本部及び来賓テント前に、フィールドは左右それぞれに位置を決めて入ってもらいました。
中に入った方は皆、座って見てくださっています。そして、スムーズな移動をしてくださいました。
保護者の皆様、御協力ありがとうございます。
子ども達も、かなり近い位置で見られることでモチベーションが上がったはず。
今日は休みだったので感想は聞けていませんが、改めて紹介することにします。
徒競走のゴール付近の様子です。
前の方は座って見てくださっています。
子どもの出番が終わったら場所を譲ってもいるようでした。
このマナーのよさにはいつも驚かされるし、ありがたいなと思っています。
今年の運動会は、前日が雨のため準備ができなかったため、結果的に「ロープを張らない運動会」になりました。
それでも、こんなにスムーズな運営ができたのも保護者の皆様の御協力のおかげです。改めて感謝いたします。
説明し合うのは難しいなあ
4年生の算数をのぞいてみました。
子どもたちが自分の考えを説明し合っていました。
全体で発表(説明)したことについて、近くの子ども同士で確認し合い、話し合っています。
タブレットPCの画面に一人一人の考えが映っているので、それに基づいて確認しているようです。中には説明の動画を撮って貼り付けている子もいました。
授業の後に子どもたちに感想を聞いてみました。
・一人で考えているときは、(言葉が)出てくるけど、みんなの前に出ると緊張でうまくできなかったです。
(「確かに難しい」と他の子も反応)
・お隣さんに説明するときは上手くいくんですよ。でも、全体となると…。
・タブレットに打ち込んだときは自身があるけど、全体で説明するときは心配になります。
・Padletに打ち込んで公開しようとすると心配で公開ボタンが押せないんです。
・説明した動画をアップするときはみんなに見せるから緊張します。
みんなとても上手に話し合っていたし、説明できてたように思うのですが、意外に難しさを感じているようです。
でも、その難しさを感じていることに魅力があります。
「こうなりたい」「こうできたらいいな」という目標イメージがあるからです。
それでも、こんな感想もありました。
・説明してみんながわかったときはうれしいしたのしい。みんなの反応があってうれしい。
今、高まっている途中です。
ボラ一粒から都城への思い…
6年生の理科では地層の学習があります。
しかし、実際には、近くに地層が見える場所がある学校はとても少ないです。
そんな中、志和池小の6年生は科長神社の近くに地層を観察に行きました。科長神社と言えば、「からくり花火」で有名な近くの神社です。
地層の土を種類別に学校に持って帰って、土を洗って顕微鏡で観察しました。
子どもたちは、ボラ土の多いことに気付きました。
そして、ボラを顕微鏡で見ると、キラキラ光っていることに驚いていました。ガラス質でできているのです。
ボラ土は火山灰からできたものですから、都城盆地特有です。
2万5千年前、都城盆地は湖だったと言われています。その頃、鹿児島錦江湾奥のカルデラの大爆発によって、火山灰(シラス)に南九州一帯が埋め尽くされ、都城の湖も埋まってしまったことで、都城盆地が誕生したと言われています。
そんなことまで、思いを巡らせられるといいな…。これからか…。
子どもたちに聞いてみました。
・実際に見たものを持ち帰って調べられたのでわかりやすかったです。
・地面の下に何があるのか実際に確認できました。
・地面の下は黒い土しかないと思っていたけど、火山灰があることがわかりました。
・ボラが地面の下に広がっていることに驚きました。
ボラ一粒から、子どもたちが都城への関心が高まるといいな。
説明し話し合い学ぶ力
5年生の教室をのぞいてみると、算数で
という学習をしていました。
それぞれに教え合っています。
タブレットPCの中にはFigJamにそれぞれの考え方を書いているので、それを参考にしながら考え話し合っています。
全体の発表では、自分ができるところまで説明しています。
そして、足りない部分を補足し合ったり質問し合ったりしています。
全体の発表の後は、今の説明がわかったかどうか、どういう説明だったかを、また隣同士で確認し合っています。
再度、確認のために一人が前に出て説明をしましたが、その後にも自然発生的に隣同士で話合いが始まりました。
このように、5年生では、子どもたちの力で子どもたちの言葉で、問題解決に向けて、説明し合う場面が増えてきています。
ここで大きな力を発揮するのが、タブレットPCの活用です。FigJamというアプリを使っていますが、子どもたちは、考え方を書くだけではなく、自分のノートや説明動画も貼り付けています。中には、板書を撮影して貼り付けている子もいます。
友だちの考えを短時間で参照したり、過去の学習の様子を振り返ったりすることで、わかりやすくなるようです。
子どもの感想です。
・まだ全体の前に出て説明するのは苦手ですが、グループや近くの友だちとだと、上手になってきた気がします。
・FigJamを使うと友だちの考えを使いながら説明できるので楽しいです。
子どもたちが自分自身の考えを説明し合いながら、論理的に考える力が伸びるといいなと思います。
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