活動報告
NIE(教育に新聞を)全国大会・宮崎大会とキャリア教育
8月4、5日に宮崎市でNIE(Newspaper In Education)全国大会・宮崎大会が開催されました。 パネルディスカッション「NIEで伸びる力、伸ばす力」で、水永がコーディネーターを務めさせていただきました。NIEとキャリア教育とはとても関係が深く、今後新しいコラボレーションが生まれて欲しいと願っています。
新学習指導要領にうたわれている「社会に開かれた教育課程」の推進に先生方は一生懸命取り組んでおられますが、先生方の負担感には大きなものがあります。ここに新聞を活用することで、社会の現実や身近な地域の人々との接点が容易に教材化できる可能性があります。
黒木淳一郎 宮崎県教育長が、開会式のご挨拶でこう述べられています。
「新聞はキャリア教育と非常に親和性が高いのだなと思います。自分の役割、社会における役割を考える。新聞はその問いに満ちています。今大会は、ポストコロナの新しいキャリア教育を推進していく上でも大きな成果をもたらすものと期待しています。」
(トータルコーディネーター 水永)
NIE全国大会・宮崎大会でのパネルディスカッションの様子
西都市内6中学校の学びを共有する「さいと学」アワードが開催されました
西都市内6中学校(妻中学校、三財中学校、穂北中学校、都於郡中学校、三納中学校、銀鏡中学校)の3年生が継続してきた探究的な学びを共有する「さいと学アワード」が、初めて開催されました。
学校規模に合わせ学内選考から選ばれたグループが発表。
さらにそこからトーナメント形式で選ばれた選抜グループだけが決勝へと進み、個性豊かな探究テーマ、プロセス、表現が並びました。
審査は学校外部の社会人だけでなく、妻高校の生徒も参加。堂々とした先輩の背中を見せてくれました。
最優秀賞は、三財中学校9年生の防災をテーマに探究したグループに送られました。様々な観点から素晴らしかったと声があがり、特に中学生だからこその視点で捉えたところに賞賛が集まりました。
地域の特色を活かした探究的学びを継続していた銀鏡中学校が、開催数日前に発生した災害による道路事情により、開催会場に向かうことができずやむなく参加できなかったそうです。次年度も続くさいと学アワードでは、全校揃っての開催ができるよう祈る気持ちです。また、すべての生徒たちが楽しみながら、自分の興味関心に向き合う心も一緒に育んでいってくれることを願います。
(文責:福島)
妻高校の探究活動にメンターとして参加をしました
今日はコーディネーターの羽田野、福島、長友が県立妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました。
「妻みらい学」とは、妻高校独自の課題解決型学習で、2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて地域の課題を設定し、解決策を実行に移すまでの取り組みです。
各グループには、地域の大人がメンターとして一人ずつ配置され、高校生の活動を支援しています。
この日は中間報告会も行われ、各グループが設定しているテーマや背景、取り組もうと思っている解決策についてプレゼン。メンターから質疑応答やコメントを行った後、グループに分かれて夏休みの活動計画などを検討しました。
文責:羽田野
延岡高校 普通科・MS科 3年生 「課題研究 ポスターセッション」を開催
7月19日(火)、延岡高校普通科・MS科3年生(240人)が、普通科 43班、MS科 22班に分かれて、3年間の成果を発表した。
延岡高校にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)が導入され、今年が3年目になります。
3年生は、1・2年生を通して挑戦してきた成果を、ポスターにして発表しました。
5月~6月に、7回の授業で、「アブストラクトの作成、ポスター作成、発表練習」を行い、当日は、すべて「英語」で発表。
SSH運営指導員と、普通科2年に就いているアドバイザーも審査員として参加しました。
(トータルコーディネーター 水永)
「課題研究ポスターセッション」の開始式 鋭い質問にも正面から答える生徒たち
延岡市立 旭中学校2年生 「よのなか教室」 (職業人講話)
7月15日(金)、旭中学校2年生(80人)に「よのなか教室」として、5人の職業人による講話が行われました。2年生では、7月から2学期の間に、「職業調べ」に取組む予定で、それに先立ち身近な大人に学ぶ機会を設けたいというねらいで企画されました。
生徒たちは5人×16班に分かれ、ジクソー方式で5人の講師の話をそれぞれで聞き、その後
「どんな想いで働いているのか? 身近な人から学ぼう」 というテーマで共有していきました。
講師は次の5名の方々でした。
「教育・公務員」 酒井康行さん (延岡市キャリア教育支援センター)(元小学校校長)
「医療」 黒木ひろ子さん (歯科衛生士)(口腔隊(口と体の健康づくり)で活動)
「農畜産業」 吉玉勇作さん (株式会社吉玉畜産(延岡よっとん)(代表取締役)
「起業家・経営者」 日高耕太郎さん (日高勝三郎商店)(森林環境事業・椎茸茶木炭製造販売)
「地域活性化・人づくり事業」 薮崎富子さん (延岡市経営政策課、延岡こども未来創造機構)
コーディネーターの水永の方で講師の選定と依頼を担当しました。
(トータルコーディネーター 水永)
林業とSDGsについて語る日高さん ご自身の教師経験や失敗談を語る酒井さん
宮崎大学附属中学校1年生 「探究学習」で講話
7月4日(月)に、宮崎大学附属中学校1年生(160人)に、「探究学習」をさらに深める目的で、水永正憲が講話を実施しました。
テーマは、「探究するということ」
1)これから求められる人財とは「新しいことに挑戦できる人」
2)旭化成の変革と成長への挑戦
3)変化の本質は何か? と問う
4)「探究」とは何か、 何故いま求められているのか
講話の後、グループワークを行うことになり、次のテーマで議論・意見交換してもらいました。
「AIが人間を超える(シンギュラリティ)と思いますか」
ワークに先立ち、シンギュラリティについての概要説明と、賛成者(ビル・ゲイツ、イーロン・マスク、孫正義)、否定論者(ジェリー・カプラン、マルクス・ガブリエル、新井紀子)の意見を紹介しました。(また、事前に資料も配布して準備もしてもらいました)
*宮大附中の1年生は「仕事を体感する」ことをコンセプトに探究的委員会活動の実践に取組んできています。探究的な見方・考え方を取り入れつつ委員会活動をすることで、仕事観の広がりや深まりが期待されています。PDCAサイクルに則り、委員会活動を循環させる中、各委員会は「問題発見」「課題解決に向けた取組」を少しずつ体感しているところだそうです。
*夏休みを前に、実際の社会で働くとはどういうことか、問題発見や課題解決の実際にについて、外部の講師からご教授いただくことで、自分たちの探究委員会活動を振り返ること、また夏休み明けの活動の見通しなどを得るきっかけにしたいと考えて、企画されました。
(トータルコーディネーター 水永)
講義後には、グループワークも実施された
佐土原高等学校で地元事業者からの課題解決学習を実施しました
2022年6月23日(木)、佐土原高等学校にて地元事業者(パン屋のリビエール)をお招きして課題解決学習を3年生を対象に実施しました。キャリア教育担当の先生より、「生徒たちが今後面接等で自分の意見を言えるように、地元事業者が悩んでいることに対してアイディアを出す等の経験をさせたい」という依頼から実施になりました。
当日は、事業者の現状や抱えている課題を赤裸々に語ってもらった後に生徒たちがディスカッションしながら自分達のアイディアを創っていきました。アイディアを聞いた事業者からは、「考えてもみなかったアイディアで驚いた」など生徒たちの発想を喜んでいました。
今後も、気軽に相談いただけるように活動していきます。
(記載:稲田)
延岡市立 恒富中学校2年生 「よのなか教室」で講話
6月23日(木)、恒富中学校2年生(81人)に、「よのなか教室」で、水永正憲が講話をしました。
この授業のねらいは、次の通りでした。
1)子どもたちが将来を考えるきっかけにするため
2)子どもたちがなぜ学ぶのかを学ぶため
3)子どもたちが自立できる力を身につけるため
テーマは、 「君たちはどう生きるか 君たちの未来は可能性に満ちている」 でした。
(トータルコーディネーター 水永)
夕刊デイリー新聞から (抜粋)
広瀬中学校でキャリア教育の授業を実施しました
2022年6月22日(水)、広瀬中学校でキャリア教育の授業を3年生を対象に実施しました。キャリア教育担当の先生から、「これからのキャリア選択について」「受験勉強について」を生徒に話してほしいと言う依頼から実施することになりました。
宮崎市エリア担当コーディネーターの稲田自身の人生グラフをもとに、キャリア選択する際の考え方やアドバイス、A.IやWeb3.0などのこれからの社会状況をもとに生徒自身のキャリアを考える時間を設けました。また、これから受験ということもあり受験勉強のアドバイスなども実施しました。
残り少ない中学時代を大切に過ごしてほしいと思った時間でした。
(記載:稲田)
西都市小中学校 教職員 「キャリア教育研修会」に参加
6月22日(水)、西都市小中学校教職員(60人)を対象に、キャリア教育研修会として「クロストーク」が開催され、講師の一人として参加しました。
テーマは、「地域との協働による人財育成のあり方」でした。
講師は、田﨑友教さん(高千穂町役場)と、天野朋美さん(椎葉村に移住後、合同会社UIキャストを設立)のお二人でした。
次のような内容でクロストークが行われました。
「地域において学校とどのような協働を行ってきたか」 (田﨑、天野)
「高千穂高校魅力化推進の取組」 (田﨑)
「移住の理由と地域住民としての活動」 (天野)
「小括コメント」 (水永)
「これらの活動を通してどんな手応え(成果)や課題を感じているか」 (田﨑、天野)
「地域との協働の意義や効果をふまえて 総括コメント」 (水永)
(トータルコーディネーター 水永)
研修会の案内チラシ
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宮崎県宮崎市阿波岐原町前浜 4276 番地 729
(宮崎県教育研修センター みやざき学びサポートプラザ内)
電話番号:0985-24-3156
FAX番号:0985-24-3578
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