活動報告
宮崎西高校付属中学校とヨルダンを結んで立志式に向けたオンライン講演会開催
1月28日(金)14:00(ヨルダン時間午前7時)から、宮崎西高校付属中学校において、宮崎市出身で国連難民高等弁務官ヨルダン事務所(UNHCR Jordan)に勤務する進藤弘騎さんによるオンライン講座が開催されました。
ヨルダンと結んでのオンライン講座は中学校3校目です。
付属中学校2年生2クラス約80名の生徒が各教室で参加しました。
学校で、2月に開催予定の2年生立志式に向けた一連の行事の一貫として、「難民・貧困課題を通して社会貢献を考える~共感力と生きる目的~」をテーマにしての開催でした。
後半の質疑応答では、多くの質問が投げかけられました。
「国際貢献での進藤さんのコンセプトは?」の質問に対しては「最前線で支援して行くこと。
自分のこれまでの外務省勤務⇒現在のUNHCR職員として、さらに2月以降の国際赤十字委員会職員へのキャリアパスを通して、自分の目標が達成されつつあること」を語られました。
最後に生徒へのメッセージとして、「~君たちはどう生きるか!~働くことの意義。正しい目的を持って貪欲であれ。やらない言い訳をつくらない。働くこと自体が社会貢献になる。」等の言葉が送られ終了しました。
生徒の感想文から「今後も様々な活動を通して、普段接することのない多くの人々と触れ合う経験を積むことで“共感する心”を養っていきたい」という声も聞かれました。
グローバル社会の中、海外を拠点に難民・貧困問題に立ち向かっている進藤氏の生き様を通して、自分自身の生き方や進路について、深く考えるきっかけになったと思います。
( 文責:西立野)
第10回キャリア教育推進連携表彰「優秀賞」を受賞
延岡商工会議所および延岡市が、文科省と経産省が主催する「キャリア教育推進連携表彰」で「優秀賞」を受賞し、その授賞式とシンポジウムが、1月25日(火)にオンラインで行われました。
授賞式に先立ち、延岡市では記者説明会を実施しました。
受賞者である、延岡商工会議所の吉玉会頭、延岡市の読谷山市長から、受賞の言葉とご挨拶をいただきました。詳細については、夕刊デイリー新聞(1月29日付)と、宮崎日日新聞(2月1日付)に掲載されています。
今年度は、「キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等 文部科学大臣表彰」を県内では下記の4団体が受賞しています。
・綾町立 綾中学校
・高鍋町立 高鍋西中学校
・小林市キャリア教育支援センター
・都農町教育委員会
細野中学校とヨルダンを結んでのオンライン講座
1月13日(木)14:15~(ヨルダン時間午前7時15~)から、細野中学校において、宮崎市出身で国連難民高等弁務官ヨルダン事務所(UNHCR Jordan)に勤務する進藤弘騎さんによるオンライン講座が開催されました。
「より良き未来を考える特別講演会~貧困課題と難民課題~」というテーマで、キャリア教育の一貫として、全校生徒約130名が各クラスで参加しました。
「世界の貧困や難民等の問題を具体的に聞くことによって、持続可能な社会の実現について考える(SDGs・自律・貢献)機会とする」ことを目的としての開催でした。
前半45分が講演、途中10分間の休憩をはさみ、後半45分で質疑応答の時間で開催されましたが、各学年、各教室からの質問が矢継ぎ早に出て、今回も予定時間をややオーバーする程でした。生徒からの「国際貢献等で自分達に出来る事は何か?」の質問に対して、進藤さんからは「先ずは、足元(地元)にある地域課題等に興味関心を持つことから始める事やハガキ回収に取り組んでいる学校の紹介」がありました。
(文責:西立野)
延岡市「地域コーディネーター」の方々との交流が始まりました
12月21日(火)に、延岡市の「地域コーディネーター会議」に、オブザーバー参加させていただきました。広報用展示パネル作成に関しての情報交換や、実践事例集の作成についての意見交換などが行われました。
その後に行われた自由意見交換は、とても充実していて、刺激的でした。
コーディネーターの方々の、子供たちへの温かい視線や、熱い思いが伝わってきて感動しました。
延岡市には、地域コーディネーターが、12名おられます。
学習支援ボランティア「はげまし隊」の支援や、様々な地域学校協働活動に取組んでおられます。
これから、キャリア教育支援センターのコーディネーターとも、連携・協働していければ活動がさらに充実するのではないかと思いました。
これからのコラボレーションを探っていきたいと考えています。
延岡市立旭中学校2年生「職場訪問」
旭中学校 2年生(65人)では、コロナ禍で職場体験が難しくなったため、替りの体験学習として12月10日(金)午前中の4時間をつかって「職場訪問」(バスで)を実施しました。
昨年は中止せざるを得なかった体験学習を、形を変えてでも何とか経験させてやりたいという先生方の強い思いから実現したものです。
学びを深めるため、「働く人々を観察し、インタビューして次を探る」というテーマを設定しました。
・どんな様子で働いているか(働く姿)
・働く人はどんなことに気を配っていたか、どんな工夫をしていたか
訪問先は次の企業でした。
Aグループ 旭化成株式会社 延岡支社 展示センター
ミツワハガネ株式会社
富士チタン工業株式会社
Bグループ 株式会社中園工業所
センコービジネスサポート株式会社
旭化成株式会社 延岡支社 展示センター
移動するバスの車内では、延岡市工業振興課の職員の方が、延岡市の工業政策について話をしていただきました。
訪問先企業の選定や依頼などを、コーディネーターの水永がお手伝いさせていただきました。
高鍋西中学校とヨルダンを結んで 「SDGs×平和」学習セミナー開催
12月10日(金)13:30(ヨルダン時間午前6時30)から、高鍋西中学校において、宮崎市出身で国連難民高等弁務官ヨルダン事務所(UNHCR Jordan)に勤務する進藤弘騎さんによるオンライン講座が開催されました。
ヨルダンと結んでのオンライン講座は中学校初開催です。
高鍋西中学校2年生2クラス73名の生徒が、各教室で「進藤さんから難民などの世界状況を聞き、自分の生き方を考えよう」というテーマで、後半の質疑応答も含めて1時間40分にわたり、予定時間を10分程度オーバーする程の生徒からの質問等も多くありました。
この日に先立つ8日(水)には、各クラスで事前課題の動画(アフガニスタンの難民少女を扱った動画)を視聴し、感想をまとめたり質問等を事前に考えたりする時間も設定されました。
これまで総合的な学習の一貫で、1年時には「SDGs×環境」を、2年時には、「SDGs×平和」をテーマに学習を深めてきており、そのまとめとしてオンライン講座でした。
現在、学校で実施している「はがき集め」や「募金活動」等も含めて、さらに自分達に出来ることは何か、また、将来の自分の生き方を改めて考えさせる良い機会になったと思います。
(文責:西立野)
日南市立飫肥中学校1~3年生「生きかたよのなか教室」
11月26日(金)午後に、1~3年全学年(186名)を対象に「よのなか教室」が行われました。
各学年で同じ学びをしても、それぞれの成長段階で違う気付きがある。上の学年になって同じ体験をしても新しい発見があり、「学びは変化する」。
だから1~3年の間で、同じテーマで何度も学びを積み重ねていって、3年経った時に、生徒一人一人が何らかの「つながり」を生み出せるようにしてやりたい、というのが先生方の願いでした。
3年生には、昨年2年生の時に、職場体験の前に、「働く意味を考える」講話を行いました。
その後、立志式では、「太郎の手紙」の発表を聞いて、「様々な働く大人の姿」を紹介しました。
2年生は、今年職場体験に備えて、昨年の2年生と同じく「働く意味を考える」講話を行いました。
そして、今回ですので、3年生には3回目、2年生には2回目の出会いになります。
教務主任の湯川先生と、事前に何度も打合せを行いました。そして、今回は私の実の体験を語ることになったのです。このような話をするのは私にとって初めてのことでした。
私自身の42年間の会社生活をふりかえってみますと、「失敗」や「挫折」のくりかえしでした。
それを正直に語ってみようと思いました。「失敗を恐れないでほしい」というメッセージをおくりたいと思ったのです。
生徒たちの感想文の中に次のようなことが書かれていました。
「失敗を通して得るものがあるということが心に
残りました。これから私は失敗を恐れず何事にも挑戦していきたいです。」
「一番印象に残ったことは、嫌なことは嫌と思ってするのではなく、自分の経験と思ってすること。
という言葉でした。」
(文責:水永)
宮崎工業高校2年生「保護者向け就職啓発セミナー」
11月17日(水)午後に、宮崎工業高校2年生の保護者を対象にセミナーが行われました。
これは、宮崎市(商業労政課)が毎年行っているもので、「生徒たちの未来の『働く』を考える」ためのセミナーです。保護者のみなさんに、就職活動状況の変化や、宮崎で働く魅力を知ってもらうために企画されています。48名の保護者の方々が参加されました。
この日は、最初に戸敷市長から趣旨説明があった後、二つのセッションが行われました。
1.講話1 「育むということ 未来を担う人財育成」
水永正憲(宮崎県キャリア教育支援センター)
2.講話2 「宮崎で働くということ」
岩崎千恵子さん(株式会社 デンサン)
西原麗華さん(同上 *宮崎工業高校卒OB)
3.質疑応答
双方向参加型によって、高校生保護者の就活の悩みを少しでも解決できればと、事務局では今回から新しい工夫がなされました。
セミナーの前に「就活に関するアンケート」(オンライン回答)をお願いし、当日は質疑応答や講師からのアドバイスを行っていただき、セミナーの後でアンケート結果や意見などを還元して、セミナーに参加できなかった保護者にも提供されました。
「今日は、自分のことも含めて見直していかなければいけないことなど、教えさせられる機会になりました。家庭でもたくさん会話をしていきたいです。とても勉強になりました。」
といった声など、たくさんいただきました。
(文責:水永)
「都城市キャリア教育フォーラム」が開催されました
都城市教育委員会の主催により、11月15日(月)に開催されました。
当初計画では、8月に対面で実施予定でしたが、コロナ感染防止のため、会場(都城市ウェルネス交流プラザ ムジカホール)にて関係者のみ無観客で収録を行い、その後オンデマンドで各学校に配信されます。
・教育長挨拶(10分)
・講話 「育むということ 子供たちの未来は可能性に満ちている」(50分)
水永正憲 (県キャリア教育支援センター)
・シンポジウム(パネルディスカッション)(90分)
「キャリア教育の展望 新たな体験活動への取組」
束元健司さん (株式会社サニー・シーリング)
丸田耕正さん (株式会社都城北諸地区清掃公社)
栗原貴史さん (農業生産法人有限会社新福青果)
坂元敏広さん (社会福祉法人 スマイリング・パーク)
柿木裕一さん (都城市立妻ケ丘中学校長)
シンポジウムでは、次のようなテーマで活発な意見交換が行われました。
・それぞれの企業紹介と、キャリア教育活動の紹介
・職場体験を今後どのように深化させていけばいいか
・小学校の社会見学等、中学校では職場体験以外の豊かな体験活動の中で、企業・地域と学校とが、もっと多く協働してどのような取組が考えられるか。
都城西高校とヨルダンを結んで SDGsセミナー パートⅢ
10月22日(金)15:00~(ヨルダン時間午前9時)から、都城西高校において、宮崎市出身で国連難民高等弁務官ヨルダン事務所(UNHCR Jordan)に勤務する進藤弘騎さんによるSDGsセミナーが開催されました。高校での開催は3校目です。
「国連を舞台に社会貢献を考える ~難民危機に立ち向かう国際社会~ 」というテーマで、1年生フロンティア科42名と3年生希望者13名の生徒が参加しました。
これまでの2校の場合と同様、事前課題の4本のYouTube動画を事前視聴しての講話でした。
参加した生徒は、進藤さんの外務省職員としてアフガニスタンなど4か国での勤務経験やヨルダン事務所での仕事内容、国際貢献の意義等について熱心に聞き入っていました。
「海外での活動で日本とのギャップを感じた時、どう対応したか?」の生徒の質問に、「日本で当たり前と思っていることが、国によっては全く違う。違って当たり前と思うことも大事」という回答でした。
参加した生徒からは、「国際貢献は相手の立場にたって考える事が大切だと思った」、「やらない言い訳をつくらず、自分から行動できる人になりたい」等の感想も聞かれ、講話終了後も、国際貢献に興味関心を持つ3年生から多くの質問等が投げかけられて終了しました。
難民や貧困問題、児童婚の問題や国際貢献の在り方等、改めて考えさせる機会になったと思います。
(文責:西立野)
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