活動報告
延岡市立旭中学校1年生 「延岡を知る 連続8回よのなか教室」
旭中学校1年生(86人)では、「延岡を知る」を基本テーマに、連続8回の「よのなか教室」を企画。5月にオリエンテーションを行い、6月3日から9月21日までの間、8人の講師から様々な話を聞く。
旭中学校では、「地域学習」に3年間を通して取組んでいる。
1年生では、 「地域とつながろう」 延岡の魅力を知り、将来を考える
2年生では、 「他地域とつながろう」 他地域に触れて、将来を考える
3年生では、 「将来とつながろう」 10年後の世の中と私を考える
今回の1年生の取組は2、3年生での探究学習につながる知識を得ることも目標の一つとしている
講話1 「新聞・広報の作り方について」 黒木友貴さん (宮崎日日新聞社 読者局読者室)
講話2 「国際交流と延岡」 ブブリス・カリナさん(延岡市 総務部 国際交流員)
講話3 「福祉と延岡」 川野里奈さん (延岡市 健康福祉部 生活福祉課)
講話4 「観光と延岡」 荒木 俊輔 (一般社団法人 延岡観光協会事務局)
講話5 「町づくりと延岡」 田中樹雄さん (延岡市 企画部 企画課)
講話6 「食文化と延岡」 長友 俊さん (延岡市 商工観光文化部観光戦略課)
講話7 「第一次産業と延岡」 佐藤 亮さん (延岡市 農林水産部 農業畜産課)
講話8 「環境問題と延岡」 箕田絢菜さん (延岡市 市民環境部 生活環境課)
6月3日(金)には、宮崎日日新聞社 読者局の黒木友貴さんが「新聞・広報の作り方について」講話。8回の講話を聞いた後、生徒たちは新聞をつくって10月21日に発表する予定になっている。
(トータルコーディネーター 水永)
「町づくりと延岡」 7月15日に、市役所企画課の田中さんの話を聞く生徒たち
延岡市立旭中学校3年生 「課題探究学習」(PBL)がスタート
旭中では、3年生(66人)で、「課題探究学習」(PBL)に取組んで、今年で4年目(途中1回はコロナ禍で中止し今回が3回目)の実施になります。
回を重ねる毎に、先生方も研究が深まり、ワークシートの開発や、タブレット(グーグルクラスルーム)を活用した情報共有や、社会人メンターとの連携も新しい視点が加わってきています。
テーマは、「10年後の世の中と私 SDGsを通して考える」です。
メンターへ生徒たちから活発な質問が・・・
1年生、2年生での取組をふまえて、今年度3年生では、「農水産業」「観光」「商工業」「食」「医療福祉」の5テーマ毎に、メンターに提示いただいたミッションについて「10年後の世の中と私」を想像し想定しながら課題探究学習に取組みます。5つのテーマ毎に、3グループ(4~5人/1GR)が同じテーマに、多様な考え方とアプローチで取組みます。
5月20日にスタートし、10月28日まで、19回(毎回2時限)探究学習に挑戦します。
市役所や企業に務める社会人メンター5名の方々には、テーマ(ミッション)を提示していただき、合計で5回、学校に出向いて生徒たちに指導助言をしていただきます。
学習の結果は、10月21日に発表会を行う予定です。
探究学習に備えて4名の講師から次のような講話をいただき、生徒たちは考えを深めていきます。
5月27日(金) 「探究とはどういう学びだろう」
水永正憲さん (延岡市キャリア教育支援センター長)
6月 3日(金) 「10年後の世の中を考える」
柴田一仁さん (延岡市 企画部 企画課)
6月24日(金) 「旭化成におけるサスティナビリティ(持続可能)事業の紹介
(SDGsとは何か、企業の最前線からの報告)」
松井隆亮さん(旭化成株式会社 延岡総務部地域活性化推進グループ
9月 5日(月) 「宮崎銀行が取組むSDGs宣言」 (仮題)
冨満正哉さん (宮崎銀行 祇園町支店長)
(トータルコーディネーター 水永)
延岡高校 MS科1年生 令和4年度「課題探究学習」がスタート
延岡高校にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)が導入され、今年が3年目になります。令和4年度の取組がスタートしました。
MS科1年生(81人)では、「SDGsフィールドワーク」として、4月28日から10月24日まで、半年間で16回の授業(毎回2時限)が計画されています。
企業や大学で研究開発に携わっている社会人5名の方々に、毎月1回(合計5回)学校に出向いていただき、メンターとして指導助言をお願いしています。
1年生では、探究テーマをメンターに提示していただき、探究学習の基本を学ぶことにしています。
今回提示されたテーマは次の通りでした。
- 魅力的な花火をつくろう
- ミネラルウオーターの硬度測定
- 植物から芳香成分を抽出してみよう
- モーターのしくみを理解し作ってみよう
- 手洗いとアルコール消毒の有効性について
これらの探究学習に先立ち、普通科1年生も含めて245人に、3名の方々による講話が行われました。
4月25日(月) 「探究するということ」
水永正憲さん (延岡市キャリア教育支援センター長)
5月 9日(月) 「探究研究の実践における統計(データサイエンス)」
西脇亜也さん (宮崎大学フィールド科学研究センター教授)
5月16日(月) 「研究の実践」
道川功実子さん (旭化成メディカルMT株式会社バイオプロセス技術開発部)
(トータルコーディネーター 水永)
データサイエンスについて語る西脇教授 自分の「研究」の実践を語る道川さん
本庄高等学校で探究学習についての全体像を話しました
2022年5月11日(水)、本庄高等学校の1年生を対象に「探究は楽しいのか?」をタイトルに、探究学習に必要な考え方や全体像を宮崎県キャリア教育コーディネーター宮崎市エリア担当の稲田が話をしました。
キャリア教育担当の先生より、探究学習における「問いの立て方」について話をしてほしいと連絡があり実施しました。この授業以降に、総合的な学習の時間で探究学習がスタートするため、事前に探究に対する姿勢を身につけるために実施しました。
問いを出すために、「聴く」をどうしたらいいかについて話をしました。今後も、本庄高等学校の探求学習を支援していきます。
(記載:稲田)
日南市立 鵜戸小中学校で 「よのなか教室」
鵜戸小中学校は、令和4年度に、県教委が推進されている「キャリア教育推進モデル地域」に指定され、「持続可能なキャリア教育を推進する地域と学校との協働のあり方を研究」することになっています。
これまでも、鵜戸小中学校では特色のあるキャリア教育に取組んできておられますが、今回子供たちには、あらためて本格的にキャリア教育に取組むことを伝え、子供たちに「自分の夢について考えさせ、将来の自分の生き方を見つめるきっかけ」をつくろうとされています。
その導入として、今回「キャリア教育講話」が企画され、水永が講師を務めました。
4月27日(水)に、小学3~6年生(16人)と、中学1~3年生(8人)とに別々に講話しました。
小学生たちには、「夢をもとう」 というテーマで、
中学生たちには、「君たちはどう生きるか 君たちの未来は可能性に満ちている」 というテーマで私の思いを伝えました。
(トータルコーディネーター 水永)
小学生と中学生に別々に講話
延岡高校 SSH 1年生への講話
延岡高校では探究学習として、普通科1年生では「プレ課題研究」に、メディカル・サイエンス科1年生では「SDGsフィールドワーク」に、これから1年間をかけて取組む予定です。
その導入授業として、4月25日(月)に、1年生全員(245人)を対象に、「探究するということ」と題して水永が講義しました。
・これからの時代に求められる人財とは、「新しいことに挑戦できる人」であること
・新しいことに挑戦できるには、「答えのない問題に答えを見出す力」が必要であること
・「探究学習」は、その力を身に付ける貴重な練習になること
・旭化成の「変革と成長への挑戦」の歴史を紹介し、変化の本質は何かと問いつづけることの大事さとその方法について語りました
最後に、「大学では何を学ぶのか 高校生の君たちへ」 という私からの1枚の手紙を配って、読んでもらうことにしました。
(トータルコーディネーター 水永)
一度はコロナ禍で分散登校となり延期となりましたが、この日は対面で体育館で実施することができました
佐土原高校 進路講演会
佐土原高校では、3月14日(月)に、1,2年生(470人)を対象に「進路講演会」が行われました。
当初は1月に計画されていましたがコロナ禍で一旦は中止となりました。
その後先生方の工夫とご尽力により、当日は対面で体育館にて開催することができました。
トータルコーディネーターの水永が、「君たちはどう生きるか 君たちの未来は可能性に満ちている」と題して講話しました。
最後に、「自分にとって幸せとは何だろう」と考えてほしいと、生徒たち全員に私からの1枚の手紙を配りました。
質疑応答でも活発な質問や意見が出されました。
「やりたいと思う仕事を、反対されたらどうすべきか?」
「小さい頃と今で幸せはどう変わったのか?」
「自分のために仕事をすると考えていたが、人のためになることをするのが仕事だと気付いた」
・・・ 私も答えに窮したりしましたが、本音でのやりとりになりとても充実したひと時になりました。
(トータルコーディネーター 水永)
五ヶ瀬中等教育学校 「よのなか教室」
3月11日(金)に、五ヶ瀬中等教育学校 前期課程2年生(中2)(39人)を対象に、水永が講話を行いました。この講話は、この日午前中に開催された「令和3年度グローバルフォレストピア調査研究発表会」につづけて企画されたものです。
「探究とはどういう学びだろう」というテーマで講話しました。
社会に出て仕事をする時に求められる力の一つである「答えのない問題に答えを見出す力」をどうやって身に付ければいいのか。旭化成の「変革と成長への挑戦」の事例を紹介しながら話しました。
探究をするにあたって、仮説を立て、もう一度見直し、再度仮説を立て直し・・・というサイクルをまわすことが大事なこと。探究とは、決してアイデア列挙だけになってはいけないこと ・・・などを強調しました。
(トータルコーディネーター 水永)
コロナ感染防止のため生徒たちは教室で、私は別室からオンラインでの講話になりました
延岡市立 旭中学校1年生 「第一次産業(漁業)を知る」
旭中学校 1年生 (3クラス、83人)では、3月8日(金)に、地域の第一次産業を知るために、北浦町の漁業の現場を訪問しました。コロナ禍での職場訪問には大きな課題もありましたが、先生方の熱意や周到な準備と、迎えていただく北浦漁協の方々の熱心なご協力のおかげで実現することができました。
漁は、夜行われます。漁を終えた漁船は、早朝に港に戻ってきます。魚の水揚げの様子を見るためには早朝に港へ行く必要があります。
この日、朝早く7時過ぎに学校をバス2台に乗って出発。港では既に帰港した船でにぎわっていましたが、魚の水揚げはほぼ終わっていました。
生徒たちは、残りの水揚げを見学した後、魚捌き場や加工場などを視察訪問したり、広大な港周辺を漁協の方に案内していただいて見て回りました。
昼は、近くの公園で昼食をとり、午後はメヒカリを漁獲してきた漁船の帰港を待って、大漁に湧く水揚げの活況の様子を視察することができました。
この視察訪問は、延岡市役所水産課をはじめ関係部局の方々と、北浦漁協の方々のご理解とご協力により実施することができました。皆様のご尽力に感謝を申し上げたいと思います。
(トータルコーディネーター 水永)
日之影町立 宮水小学校 5,6年生 「よのなか教室」
宮水小学校 5,6年生(22人)を対象に、3月7日(月)に「よのなか教室」が行われました。
「よのなか先生」は、延岡市キャリア教育支援センターのコーディネーター水永正憲と酒井康行でした。
水永は、働くということについて、「夢って何だろう」という問いから話し始めました。
「海の魚はどうして塩辛い海の水の中にいるのに、どうして塩辛くないのだろう」という疑問から「イオン交換膜」という技術が生まれ、そこから、塩を作ったり、海水から真水を作る技術が生まれたり、何度も使えるリサイクル電池ができたりする夢のような技術ができたという話を紹介しました。
そして、世の中には実にいろいろな仕事をしている大人がたくさんいることを紹介しました。
酒井は、元小学校の校長先生だったことから、自分が学校の先生になったきっかけや、高校では野球を一生懸命していたという話を紹介しました。また、たくさんの失敗をしてきたことも紹介して、子供たちに失敗を恐れないでいいんだよ、と励ましの言葉をかけました。
子ども達からの「仕事をして1番よかったことは何ですか?」という質問に対して、二人とも「いろんな人と出会うことができた」こと、そして小学校での出会いやこれからの人生においての出会いを大切にしていってほしいと話しました。
(トータルコーディネーター 水永)
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