日誌

2024年5月の記事一覧

最上級生としての自覚、そして最上級生になる準備

 5月になって、これからは1学期の中盤戦です。将棋で言うなら、勝敗を左右する様々な仕掛けを施す大事な局面となります。子どもたちに、日々向き合いながら根気強く指導していったことが、1学期末の子どもの姿となって必ず現れてくると思います。

 校内を回っていると、6年生の学年掲示板に「6年生当たり前10か条」が掲示されていました。6年生が最上級生として取り組むことが書かれていました。先生から言われたのではなく、子どもたちが話し合って決めたものだと思います。6年生がこの当たり前10か条を意識しながら学校生活を送ってくれれば、きっと他の学年のよい見本になってくれると思います。すばらしい上長飯小になっていくことは間違いないでしょう。

 2階の5年生の学年掲示板にも、6年生に刺激を受けたのか、当初から計画されていたのかは分かりませんが、「5年生として~自分たちができることを精一杯~」が掲示されていました。まだ5月なのに、5年生は6年生になる準備期間に入ったことを意識して、学年として取り組むことが書いてありました。ただただ感心するばかりです。

 どちらもトイレの前にある学年掲示板なので、日々、目にする機会があります。書かれている内容を確認して、意識を高くもって学校生活を送ってほしいと思います。有言実行、あるのみです。

心を整える「自分の靴のかかとと、トイレのスリッパ」

 学校全体が落ち着いているかどうかを判断する一つの材料として、上長飯小では「靴箱の靴のかかとがきちんと揃っていること」、「トイレのスリッパが次の人が使いやすいように並んでいること」を挙げています。

 登校してきた子どもが、自分の靴のかかとを揃えられるということは、心が落ち着いた状態で登校していると考えて良いと思います。また、トイレのスリッパがいつもきれいに並んでいるということは、子どもたちが次にスリッパを使う人のことを考える余裕が心にあるととらえてよいと考えます。

 4月当初に比べると、靴箱の靴のかかとがきちんと揃えられるようになってきていて、トイレのスリッパもずいぶん並んでいる場所が増えてきました。それでも、5月に入って校内すべてのスリッパが並んでいると確認できた日は、まだ3日です。大規模校が故に、常時、トイレのスリッパが並んでいる状態を保つのは難しいと思いますが、本年度はこの2つにチャレンジしていきたいと思っています。

 きっとこの取組をとおして心を整えていくことが、落ち着いた学校づくりにつながっていくと信じています。

5月の全校朝会

 ゴールデンウイークが終わって、学校全体が再び落ち着いてきました。5月10日(金)の朝の時間を使って、5月の全校朝会を実施しました。本校は体育館に全員が集まると時間がかかってしまうので、全校朝会は原則、グーグル・クラスルームを使ってリモート形式で行うことにしました。

 全校朝会の中で、校長先生が3つの話をされました。一つ目は次にトイレを使う人のことを考えて、トイレのスリッパをきちんと並べてほしいということです。校長先生は、どこのトイレに行っても、いつもトイレのスリッパが並んでいる学校にしたいとのことでした。

 二つ目は、挨拶の話でした。校長先生は、登校してくる人に「今日も頑張って登校してくれて、ありがとう」という気持ちを込めて、挨拶をしているそうです。校長先生は、なぜ挨拶をしないといけないのか理由を挙げながら、上小の子どもには自分から挨拶をする習慣を身に付けてほしいと言われました。

 三つ目は、将来の夢(仕事)をもって小学校生活を送ってほしいということでした。校長先生が小学生の時、「へび博士」になりたかったようですが、小学生の時に学校から出された宿題をきちんとしていたので、その時と夢は変わったけれど、今、あこがれていた先生になれていてよかったと言われていました。この話から校長先生は勉強をしっかりしていれば、将来なりたい夢(仕事)が変わっても大丈夫だということを伝えたかったのだと思います。

 明日以降、子どもたちには、校長先生の3つの話を頭の片隅に入れて学校生活を送ってほしいものです。