学校の様子

2024年3月の記事一覧

卒業間近の6年生からの贈り物

3月21日(木)卒業を間近に控えた6年生が感謝の気持ちで奉仕作業をしてくれました。

みんなで協力して、パソコン室と図工室の清掃活動をしれました。黙々と働く子どもたち!小林市で目指す「自立、貢献、感謝」の心が確実に育った姿でした!

 給食時間は6年担任が、6年生児童全員分のありがとうのメッセージを読みました。じ~んとくる内容ばかりで、みんな感動していました!いよいよ、お別れの時が近づいてきたんだと、在校生も卒業生も感じ、ちょっぴり悲しくなりました。

 6年生のみなさん!すてきな贈り物、最後の贈り物、本当にありがとう!

0

県人権教育推進校として

 3月19日(火)、2年生がSOSの出し方教育を行いました。「こまったらどうする?」というテーマで、学びを進めました。まずはじめに、友だちと喧嘩した時、きょうだいのことで悩んだとき、親に怒られて家に帰りたくない時、誰に相談するかについて考えました。多くの子どもが、親や先生、友だち、家族などの考えをもっていましたが、中には誰にも相談しないという考えをもつ子どもも見られました。そこで、困ったときどうすれば気持ちがすっきりするかについてみんなで意見を出し合いました。子どもたちからは、楽しいことや好きなことをして忘れる、いっぱい食べる、大きな声で歌う、運動するなど、ポジティブな意見がたくさん出されました。最後に、好きなことをしても気持ちが軽くならない時はどうすればいい?の問いを投げかけ、文部科学省発行の「小学生のみなさんへ~不安や悩みがあったら話してみよう~」の紙を配付し、不安や悩みがあるときは、一人で抱え込まないで誰かに相談すること、相談する相手がいないときは、相談窓口に連絡するなどを伝えました。授業前に「悩みがあっても誰にも相談しない!」という考えをもっていた子どもたちにとって、今日の授業は、不安や悩みは誰にでもあって、相談することは恥ずかしいことではなく、気持ちがすっきりすることに気付くことができたようです。

0

小林市読書感想文コンクール市長賞作文発表

3月18日に続き、小林市読書感想文コンクールにおいて最優秀賞の市長賞を受賞した4年生児童に、お昼の放送時に、作文を読んでもらいました。

【受賞作文】

小公女セーラを読んで

 

私がこの本を読もうと思ったきっかけは、このシリーズの本が好きできっと面白いと思ったからです。この本は、読む人にゆめや希望を与えてくれる本だと感じました。

 この物語では、セーラという女の子が女学院に入ったばかりの時、突然父親が亡くなってしまいます。そして、まずしくなったけど、父親の友達に引き取られて幸せになるというお話です。

 私は、この物語を読んで、心に残ったことが二つあります。

 一つ目は、女学院の校長先生にひどいあつかいをされても心が負けなかったことです。父親が亡くなったとたん、せまい部屋にうつされ、食事をぬきにされました。食事をもらえないなんて、私には考えられません。それなのにセーラは、王女になるゆめをあきらめないで仕事をがんばりました。それほどセーラは、王女になりたいと思う気持ちが強いのかなあと思いました。

 もし私の大切な家族が亡くなったら、悲しすぎて、何もやる気が出なくなると思います。ゆめがあってもあきらめてしまうかもしれません。

 二つ目は、セーラがとてもやさしい心の持ち主だということです。セーラは、おなかが空いてふらふらしているのに、街でぐったりしている女の子に、ほぼ全てのパンをあげたのです。セーラは、どうしてそんなことをしたのだろうと思いました。私だったら、自分もおなかが空いているんだから、自分で全部食べてしまうと思います。自分のことを後まわしにして、こまっている人を助けようとするセーラは、すごいと思います。セーラは、生まれた時からずっと王女の心をもっていたのかもしれません。

 私には、ピアニストになるゆめがあります。5才のころからピアノを習い始めて、今もがんばっています。これまで、何回練習してもひけなくて、そのくやしさから泣くこともありました。そんな時は、ゆめをあきらめたくなります。でも、セーラは、どんなにつらくてもどんなに苦しくても希望をすてませんでした。私もセーラのようにつらいことがあっても、それをのりこえ強くなっていきたいです。そして、いつの日か本物のピアニストになって、聴く人の心を和ませたり、元気づけたりしたいです。

 

【校長講評】

 どんな困難にも負けず、自分のできることを精いっぱいがんばったセーラの生き方にふれ、将来ピアニストになりたいという思いが強くなったことがこの作文からわかります。高い壁にぶつかり、くじけそうになったとき、勇気を奮い立たせてくれるのがセーラなのでしょう。よい本に出会えてよかったですね。セーラはこの後、父親の友人の登場によってダイヤモンドプリンセスになります。自分を信じて前に前に進んでいれば、きっと幸せになれると思います。これからも、何があっても前向きにがんばっていってくださいね!いつかピアニストになって大舞台で演奏するのを楽しみに待っています!

0

小林市立図書館読書感想文入賞作品の紹介

 小林市では、子どもの読書習慣を図り、心豊かで夢のある未来をつくれるよう、小林市読書まつりにあわせてコンクール表彰式を行っています。11月19日(日)のHPでもお伝えしたとおりですが、本校から児童2名が最高賞である市長賞に輝きました。市長賞は応募者の中から各学年1人が選ばれます。六つの学年中、2人の市長賞が本校から選出されたことは大変名誉なことです。日頃の学習の成果だと思います。今日はその入賞作品から5年生児童にお昼の放送時に、作文を読んでもらいました。

 市長からもすばらしい作品なので、全体の場でぜひ紹介してほしいとのお言葉をいただいていました。

【入賞作品】

題名 ラスト・チェリー・ブロッサムを読んで

 私がこの本を読んで一番初めに思ったことがあります。それは、今の私はとても幸せだということです。なぜかというと、身近なところで大きな争いごとがないこと、そして、仲良くしてくれる友達がいるからです。

 この物語は、戦争、そして原子爆弾によって家族の心が引き裂かれ、大親友とも死に別れてしまう女の子の物語です。広島に一発の原子爆弾が落ちたことで、すべてを失ったユリコに起こった出来事が、もし、私自身に起きたらと思うと、とてもこわくてたえられないものでした。

 わたしには、つらいことやなやみがあったとき、何でも話せる友達がいます。それは、この話に出てくるユリコも同じでした。つらい中でも毎日を楽しく過ごせるマチコという友達がいました。家や学校で悲しいことがあったときも、マチコと一緒にいるときはいつも笑顔のユリコでした。そして、その顔が私の頭にたくさんうかんできました。

 昭和二十年八月のことでした。物語を読み進めていく中で、私の頭で思い浮かべていたユリコとマチコの笑顔は、すべて消えてしまいました。ユリコはとても悲しかったと思います。心も目の前も真っ暗になっていたと思います。私はユリコの気持ちを考えると、とても寒い冬が続いているようで、早くあたたかい春が来ないかなという気持ちでいっぱいになりました。

 そして、原子爆弾が広島に落とされました。マチコも亡くなりました。お父さんもお母さんも亡くなりました。たとえ血はつながっていなかったとしても、身近な家族、そして、大親友をいっしゅんでうばわれるということは、私にはとてもたえられません。

 今世界中のいろいろなところで戦争が起きています。私は、正直心が悲しくなります。泣いている小さな子どもやお年寄りがたくさんいると思います。ニュースでしか見たことがないけれど、なぜみんな仲良くできないのだろうと考えるようになりました。

 いつの日か、みんなが笑顔で過ごせる日がくれば、私は嬉しいです。そのためにも、国どうしが仲良くすることが大切だと考えさせられました。そんな世の中になるように、まずは一人一人がお互いを思いやって、仲良くしていくことが大切だと思います。

 真っ暗な冬から、この本にもあった桜の咲くあたたかい春がやってきてほしいです。

 

【校長講評】

 原子爆弾によって悲しい最期をとげた登場人物の悲しみや辛さを感じ取り、戦争の悲惨さと命の尊さを改めて気づかされたことが作文から分かります。私たちの身の回りでは起きていなくても、世の中ではいろいろなところで今もなお、毎日起きている戦争を、やめさせたい!失なわれる生命をくいとめたい!と強く思う意思も感じ取られました。単にあらすじを追うのではなく、心を動かされたことから考えた自分の意見を素直に表現していて、大変すばらしい作品です。さすが、市長賞授賞作品です!

0

卒業式全体練習

 3月18日(月)、卒業式全体練習がありました。卒業式に向けて、ラスト4日となりました。最高の舞台になるように、会の流れに沿って、3~6年生が体育館に集まり、歌や呼びかけの練習をしました。すごく、卒業生、在校生ともに態度が良く、1つ1つの行動に気持ちがこもってきました。参加者全員で行う練習はこれが最後です。きっと、本番、それぞれに有終の美が飾れるでしょう!

0