日誌

学校通信

「説明会を考えてみた」(9)

 

 一方、大変失礼を承知の上で申しあげたいのが、「普通科高校の難しさ」である。

どうしても、与えられた「人・もの・金」の中で学校の独自性を打ち出すには、公立の普通科高校には、どうも限界があるのではないかと、私は感じている。

 どの普通科高校も「こんな学習の質や提供するサービスがあります」ではなく、入学して勉強・部活「がんばれ!がんばれ!」的な精神論が学校説明の中心となりやすく、最後の締めは「医学部○○人、国立大学○○人合格」という結果を学校の魅力「宣伝材料」として、説明することになりやすいのではないか?(偏った見方かもしれない)

 

 ここ10年ほど私立高校は、「提供する教育の質やサービス」を武器に、攻勢に出ている。
 その反面、県内公立普通科高校が苦戦しているように見えるのは、私だけだろうか…

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「説明会を考えてみた」(8)


理由 その3「伝えたい魅力(材用)が乏しい」である。

別の表現を使えば、「他の学校と違う特徴が余りない(差が無い)」こと
 と言ってもよい。
これは、校種に関係なく農業・工業・商業・普通科高校ど 
 の学校も言えることだが、普通科
高校に比べると、専門高校では、例えば
「野菜を栽培する、自動車やモーターをつくる、
何が売れるかマーケティング
 する、食事の介助を学ぶ…」とか、それでも中学生や保護者に
分かり易い
 学習内容を紹介できるので、それなりに「伝えたい魅力(材用)はある」、
「たと
え話は、しやすい。」と言える。

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「説明会を考えてみた」(7)

   中学校説明会で、学校の魅力を紹介しない、又はできない理由にはいくつかある。

  ○理由 その1:高校側の準備不足

   これまで、高校説明会で見かけた一番多い例は「自分の学校がよく分かっていない」
  担当者
が説明しているケースである。

   各学校とも多忙の中で、担当者を決める。担当になった先生は時間の無い中「とにかく準備」して、説明会に行く。自分自身よく分かっていない事を他人に、しかも中学生やその保護者に説明できる訳が無いのだが、この準備不足が多い。
  特に公立高校にこの傾向が強い。
(担当が若手教員・中堅主任・管理職に関係はない)


  ○理由 その2:中学側の課題 設定時間の不足と会の設定に工夫が足りない

   通常中学校が設定する高校説明会で、各校に与えられる説明時間は15分~20分程度である。中学校も厳しい時間設定だと分かっているようだが、さすがにこの短い時間では学校の魅力を伝えることは、できない。中学側も公立、私立と多くの高校から説明会をお願いされて困っているのが分かる。

   私は、何度か中学校担当者に要望したことがあるのだが、以下の工夫が望まれる。

  現在行われている、各高校の宣伝を目的とする説明会の前に中2、又は中3の1学期までに高校の「校種の違いを知る(キャリア教育として)」学習の場を設定して欲しいのだ。…つづく

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「説明会を考えてみた」(6)

  それでは、まず「高校説明会で中学生に何を語ればよいか…」、について、まとめたいそれは、当たり前ではあるが「学校の魅力」である。具体的には前回まで例として挙げてきた事になる。「条件整備された魅力」がある学校は、当然話をしやすい。
 ところが、これまで参加した中学校説明会で、その学校の魅力、言い換えれば他校よりも整備された条件(違い)を紹介しない、又はできない高校担当者がたくさんいるのである。
 具体的な項目は挙げないが、どの高校担当者も同じ事柄を挙げて説明しているのが実態なのだ…○○大学何人合格、○○就職者がいます。…合格率100%、校訓は…、○○部優勝…
まるで判で押したように、どの高校も同ような事を説明している…。のだ、
 これでは、聞いている中学生が可哀想だ。
 どうして、こんな事になってしまったのだろうか?
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「説明会」を考えてみた(5)

 この2校は、前々回取り上げた中学生・保護者が高校に期待すること、言い換えれば「学校に対する地域のイメージを変える条件整備」の整備に挑戦し、ある一定の成果を挙げたケースと言える。具体的には

 小林工業では、②部活動 ③進路実現 ⑤進路に応じた選択科目を選べる 

 日南振徳では、⑦学習の質や提供するサービス である。

  私は、普通科高校での勤務経験がないので進学校(普通科高校)の実態を語ることはできないが、今ある戦力「人・もの・金」のまま条件整備に取り組むなら、進学を主な目的とする普通科高校よりも農業・工業・商業・家庭・福祉など専門教育を主とする専門高の方が「学校に対する地域のイメージを変える条件整備」をし易いのではないかと常々感じている…。

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