ブログ(高等部)

学校のできごと(高等部)

高等部 1学期 行事

始業式
 4月8日(火)新たな年度が始まりました。新2年生13名、新3年生13名全員進級、それぞれ『先生進級したよ。』という自信に満ちた様子。一方、進級してどんなことを学ぶのかという戸惑いもうかがえました。新しいクラスとクラスメートの発表があり、始業集会を迎えました。始業集会では、校長先生より、「高等部、特に3年生には、就労に向けての心構えを持って学校生活に臨みましょう。」といったお話がありました。
 その後担任、副担任の先生の発表がありました。音楽室へ移り高等部集会の場で、学級の場所の発表があり、新しいクラスへと移動。荷物の整理を済ませ、26年度がスタートしました。

入学式
 4月11日(金)今年も新しい友達が入学してきました。15名の卒業生を送り出し、少しさびしかった高等部に、5名の新入生を迎えました。式の前日準備では、式典会場の体育館の清掃や、椅子並べ等の会場づくりを行ったり、新入生の入る教室を飾って歓迎ムードを高めました。高等部は、31名となり数の上では減ってしまいましたが、少数精鋭です。みんなで力を出し合ってこの学校の最高学部生として、学校生活を楽しみつつ小学部・中学部の下級生が、学校は楽しいと思えるようにリードしていってほしいと願います。
 これから高等部での対面式や各種オリエンテーションもあります。いよいよ我が校の最高学部としての自覚を持ち、それぞれの力を遺憾なく発揮していってほしいと願います。
 
作業学習
 自立を目指す小・中・高一貫教育のもと、高等部では一人一人の自立に向けた作業学習に力を入れています。4月18日(金)本年度の作業学習を行うにあたり、心構えや目標などについて、作業学習のオリエンテーションが行われました。
 今年は、作業学習日が、火曜、金曜の二日間となり、種目も木工・窯業・クリーニング・手工芸・農業・ビルクリーニングの6種目に減らし、内容を濃くすることにより、就労に向けた取り組みを目指します。生徒は一人2種類の作業種目に取り組みます。そして、社会参加・自立に向けて、職業生活及び家庭生活に必要な、基礎的・基本的な知識・技能・勤労の意欲や相互協力の態度を養っていきます。
 
結団式
  4月15日(月)に、5月26日(土)開催の体育祭に向けて、小・中・高生全員が体育館に集合し結団式が行われました。全校生徒を前に、各団の顧問になられた先生より呼名を受け2グループに分かれました。
その中で高等部3年生から団長・高等部2年生から副団長を選出しました。それから各学年から応募の多かった応援リーダーを選出しました。今年は団長、副団長、リーダーが赤、白の団の色をかけ綱引きで勝負。勝ったチームが好みの色を獲得しました。そして、各団がそれぞれの目標に向かって動き出しました。
 
高等部 遠足
 4月25日(金)今年も高等部では、春の歓迎遠足として、旧振徳商業高校隣の公園まで往復約11キロの健脚遠足を行いました。
 それぞれが体力に応じて、それぞれのペースで歩きました。途中東郷公民館にて、トイレ等を含む小休憩を取り、英気を取り戻して現場まで歩きました。
 現地では、諸注意の後、遊具や、大縄跳び、キャッチボール、バトミントン等で楽しみました。そして、お楽しみの昼食。生徒の中には、自立を目指して、弁当を自分で作ったり、きれいによそおったりしたものも見られ、みんなとてもおいしそうに弁当を食べていました。普段にない運動量の後なので、食べっぷりはすばらしいものでした。買い物学習で買ったおやつを、分け合っているといった、小さな学校ならではのほほえましい光景があちこちで見られました。その後全員で体育祭でのラジオ体操練習をしました。最後に、お世話になった公園のゴミ拾いをして、学校への帰路につきました。全員がしっかり歩きとおし、これから始まるいろいろな行事も、やり通して行くであろうと思われました。
 
 体育祭
 さる5月24日(土)に、第36回体育祭が本校のグラウンドで行われました。4月の結団式から、小学部・中学部・高等部・訪問教育学級が、体育や生単の授業を通して練習してきたことの発表のステージでした。前週の予行を踏まえ、何が足りなかったのかを確認し、1週間でそれぞれが作戦を練り直し修正してきました。お互いが全力を出し合い、それぞれの競技にぶつかっていったと思います。前日準備では、南国特有の強い日差しの中で準備をし、本番を迎えました。本番当日快晴。この青空の下生徒たちは、4月より練習してきたことを保護者、来賓の前で発表してくれました。一人一人がいつも以上の力を発揮し、日焼けした顔を尚焼かんとする太陽の下お互いに負けじと躍動し、素晴らしい大会にしてくれました。
 競技であるが故勝敗はあります。しかしながら、お互いがお互いを認め称え合い、練習では見せなかった姿がそこにありました。またひとつの大きな行事をとおして、成長の一端をのぞかせてくれた生徒達に感謝です。
 
産業現場実習
 6月9日(月)から6月20日(金)までの10日間高等部は現場実習を行いました。○ 働くことの大切さや厳しさを知り、将来の社会生活や職業生活に必要な知識・技能・態度を身につける。○ 働くことを通してその仕事における自分の役割や責任を知り、就労への意欲を高める。という2つの目標を掲げ、取り組みました。
 高等部1年生は、基本的な作業態度等を身につけるため、校内にて実習を行いました。2,3年生は、就労をめざし10ヶ所の事業所と4ヶ所の作業所に分かれ、それぞれの現場でいろんな知識や技能を高めて行ったようです。ほとんどの生徒が自分でお弁当を作り、参加しました。事業所によっては、朝7時前に入り、めまぐるしく動く商品の発送作業を行い、時には、欧州までの品物もあり、物流の一翼を担ったものでした。 10日間を終え、それぞれの考えや目の輝きが変わり、何らかの力をつけてきたように思われます。事後学習で実習を振り返り、各クラスでお世話になった施設にお礼状を書きました。内容も昨年と違った思いが伺えました。
 各々の反省、先生方の視点、実習先からの評価を得まして、これからの取り組み等を構築し、次回もっとよい評価を得るよう、就労に向けての確固たる自信が持てるように、みんなで取り組んで行きたいと思います。
 
校外学習
 各学期に各学年で校外学習を組みます。1学期は、予定した週に台風の来襲があり、翌週に急遽変更しての学習となりました。、1年生は、16日(水)に身近な地域の学習として調べ学習を行った油津地区(堀川運河を中心として)を探索し、調べたことを検証しました。2年生は、14日(月)に2学期の修学旅行に備え、公共の場でのマナーを学ぶため、空港での利用の仕方、場所を移しホテルでの利用の仕方、食事の摂り方等の学習を行いました。3年生は、17日(木)に、卒業後を見据え、『障害者就業・生活支援センター』を訪ね、利用の方法等を教えていただきました。予め質問していた答えを伺うことによって理解を深め、より易く利用、活用を促す学習をしてまいりました。
 1・3年の昼食は、自分で注文し、食べて支払いまで行う。という学習をしました。2学年は、大皿で出された料理を、分量と人数を考えながら自分の分を取り、みんなと楽しく会食するということを目標として行いました。それぞれが、次を見据えての学習を修めてきました。