学校の様子

野尻小学校の日々の様子です

小林市読書感想文コンクール市長賞作文発表

3月18日に続き、小林市読書感想文コンクールにおいて最優秀賞の市長賞を受賞した4年生児童に、お昼の放送時に、作文を読んでもらいました。

【受賞作文】

小公女セーラを読んで

 

私がこの本を読もうと思ったきっかけは、このシリーズの本が好きできっと面白いと思ったからです。この本は、読む人にゆめや希望を与えてくれる本だと感じました。

 この物語では、セーラという女の子が女学院に入ったばかりの時、突然父親が亡くなってしまいます。そして、まずしくなったけど、父親の友達に引き取られて幸せになるというお話です。

 私は、この物語を読んで、心に残ったことが二つあります。

 一つ目は、女学院の校長先生にひどいあつかいをされても心が負けなかったことです。父親が亡くなったとたん、せまい部屋にうつされ、食事をぬきにされました。食事をもらえないなんて、私には考えられません。それなのにセーラは、王女になるゆめをあきらめないで仕事をがんばりました。それほどセーラは、王女になりたいと思う気持ちが強いのかなあと思いました。

 もし私の大切な家族が亡くなったら、悲しすぎて、何もやる気が出なくなると思います。ゆめがあってもあきらめてしまうかもしれません。

 二つ目は、セーラがとてもやさしい心の持ち主だということです。セーラは、おなかが空いてふらふらしているのに、街でぐったりしている女の子に、ほぼ全てのパンをあげたのです。セーラは、どうしてそんなことをしたのだろうと思いました。私だったら、自分もおなかが空いているんだから、自分で全部食べてしまうと思います。自分のことを後まわしにして、こまっている人を助けようとするセーラは、すごいと思います。セーラは、生まれた時からずっと王女の心をもっていたのかもしれません。

 私には、ピアニストになるゆめがあります。5才のころからピアノを習い始めて、今もがんばっています。これまで、何回練習してもひけなくて、そのくやしさから泣くこともありました。そんな時は、ゆめをあきらめたくなります。でも、セーラは、どんなにつらくてもどんなに苦しくても希望をすてませんでした。私もセーラのようにつらいことがあっても、それをのりこえ強くなっていきたいです。そして、いつの日か本物のピアニストになって、聴く人の心を和ませたり、元気づけたりしたいです。

 

【校長講評】

 どんな困難にも負けず、自分のできることを精いっぱいがんばったセーラの生き方にふれ、将来ピアニストになりたいという思いが強くなったことがこの作文からわかります。高い壁にぶつかり、くじけそうになったとき、勇気を奮い立たせてくれるのがセーラなのでしょう。よい本に出会えてよかったですね。セーラはこの後、父親の友人の登場によってダイヤモンドプリンセスになります。自分を信じて前に前に進んでいれば、きっと幸せになれると思います。これからも、何があっても前向きにがんばっていってくださいね!いつかピアニストになって大舞台で演奏するのを楽しみに待っています!

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小林市立図書館読書感想文入賞作品の紹介

 小林市では、子どもの読書習慣を図り、心豊かで夢のある未来をつくれるよう、小林市読書まつりにあわせてコンクール表彰式を行っています。11月19日(日)のHPでもお伝えしたとおりですが、本校から児童2名が最高賞である市長賞に輝きました。市長賞は応募者の中から各学年1人が選ばれます。六つの学年中、2人の市長賞が本校から選出されたことは大変名誉なことです。日頃の学習の成果だと思います。今日はその入賞作品から5年生児童にお昼の放送時に、作文を読んでもらいました。

 市長からもすばらしい作品なので、全体の場でぜひ紹介してほしいとのお言葉をいただいていました。

【入賞作品】

題名 ラスト・チェリー・ブロッサムを読んで

 私がこの本を読んで一番初めに思ったことがあります。それは、今の私はとても幸せだということです。なぜかというと、身近なところで大きな争いごとがないこと、そして、仲良くしてくれる友達がいるからです。

 この物語は、戦争、そして原子爆弾によって家族の心が引き裂かれ、大親友とも死に別れてしまう女の子の物語です。広島に一発の原子爆弾が落ちたことで、すべてを失ったユリコに起こった出来事が、もし、私自身に起きたらと思うと、とてもこわくてたえられないものでした。

 わたしには、つらいことやなやみがあったとき、何でも話せる友達がいます。それは、この話に出てくるユリコも同じでした。つらい中でも毎日を楽しく過ごせるマチコという友達がいました。家や学校で悲しいことがあったときも、マチコと一緒にいるときはいつも笑顔のユリコでした。そして、その顔が私の頭にたくさんうかんできました。

 昭和二十年八月のことでした。物語を読み進めていく中で、私の頭で思い浮かべていたユリコとマチコの笑顔は、すべて消えてしまいました。ユリコはとても悲しかったと思います。心も目の前も真っ暗になっていたと思います。私はユリコの気持ちを考えると、とても寒い冬が続いているようで、早くあたたかい春が来ないかなという気持ちでいっぱいになりました。

 そして、原子爆弾が広島に落とされました。マチコも亡くなりました。お父さんもお母さんも亡くなりました。たとえ血はつながっていなかったとしても、身近な家族、そして、大親友をいっしゅんでうばわれるということは、私にはとてもたえられません。

 今世界中のいろいろなところで戦争が起きています。私は、正直心が悲しくなります。泣いている小さな子どもやお年寄りがたくさんいると思います。ニュースでしか見たことがないけれど、なぜみんな仲良くできないのだろうと考えるようになりました。

 いつの日か、みんなが笑顔で過ごせる日がくれば、私は嬉しいです。そのためにも、国どうしが仲良くすることが大切だと考えさせられました。そんな世の中になるように、まずは一人一人がお互いを思いやって、仲良くしていくことが大切だと思います。

 真っ暗な冬から、この本にもあった桜の咲くあたたかい春がやってきてほしいです。

 

【校長講評】

 原子爆弾によって悲しい最期をとげた登場人物の悲しみや辛さを感じ取り、戦争の悲惨さと命の尊さを改めて気づかされたことが作文から分かります。私たちの身の回りでは起きていなくても、世の中ではいろいろなところで今もなお、毎日起きている戦争を、やめさせたい!失なわれる生命をくいとめたい!と強く思う意思も感じ取られました。単にあらすじを追うのではなく、心を動かされたことから考えた自分の意見を素直に表現していて、大変すばらしい作品です。さすが、市長賞授賞作品です!

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卒業式全体練習

 3月18日(月)、卒業式全体練習がありました。卒業式に向けて、ラスト4日となりました。最高の舞台になるように、会の流れに沿って、3~6年生が体育館に集まり、歌や呼びかけの練習をしました。すごく、卒業生、在校生ともに態度が良く、1つ1つの行動に気持ちがこもってきました。参加者全員で行う練習はこれが最後です。きっと、本番、それぞれに有終の美が飾れるでしょう!

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卒業おめでとう!

6年生の学校生活も、残り5日となりました。野尻小学校では、卒業を祈念して、在校生からのお祝いのメッセージを6年生がよく通る階段に掲示しています。

6年生は、全校在校児童が書いたメッセージを読み、胸がじ~んときているようでした。卒業が目の前にきていることを実感し、いよいよ、旅立ちなんだなあという気持ちになったようです!

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学びの確認(計算コンテスト)

 宮崎県の学校では1月から3月期を「学びの確認」として位置づけ、1年間の学習の総復習をして、当該学年で身に付けるべき学習内容を確実に理解できるようにすることとし、各校で特色ある学力向上の取組をしています。本校で本日、パワーアップタイムの時間に、計算コンテストを全学年で実施しました。各学年ごとに、レベル1からレベル5までテストをつくり、レベル1が全問正解クリアーしたら、レベル2、そして、3、4、5と、どんどん発展問題に取り組み、全問正解クリアー(全クリ)を目指します。どの学年の児童も大変意欲的に取り組み、時間内にすべてクリアーしようと必死に問題に挑む姿が見られました。今日だけで、計算力がぐ~んと伸びた感じがします。

1年生が計算問題に挑んでいる様子です。みんな、真剣ですね!

2年生の様子です。問題を解いた後、先生にチェックしてもらい、合格したら次に進めるとあって、みんな先を急いでいました!

3年生の様子です。カリカリ、鉛筆の音が聞こえてきそうでしょう?

4年生の様子です。姿勢よく、集中して問題に取り組んでいますね!

5年生の様子です。全力で挑んでいる様子が伝わってきますね!

 6年生の様子です。行列のできる計算相談所になっています!レベル問題全部クリアー目指して、みんなで競争しています!

 こういう感じに、本校では授業以外の時間にも、学力向上をめざして、特設の時間(パワーアップタイム)をつかっています。漢字コンテスト、計算コンテストの取組は基礎・基本の定着につながります。県内、どの学校においても、このような学力向上に向けた特色ある取組を実施し、個別指導を充実させて、習熟・定着を図っています。

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学校の様子

3月15日(金)の学校の様子を紹介します。

1年生は生活科の学習をしていました。お楽しみ会の飾りつけの準備や景品を折り紙でつくっていました。みんなで力を合わせて活動していました。

2年生は、この1年でできるようになったことをランキング形式でまとめたものを発表する練習をしていました。ペアの友達に聞いてもらいアドバイスをもらっていました。

3年生はタブレットをつかって学習していました。何の学習と思います?これが図工の学習なんです。まず、自分を撮影して、そして、別の背景をカメラで撮って、その画像に自分を貼り付け、「〇〇の中のわたし」というタイトルの作品をつくるんだそうです。遠近法をうまくつかいながら、それぞれに作品を仕上げていました。将来、この中から映像クリエーターがうまれるかもしれません。

4年生は社会科の学習で、口蹄疫について学んでいました。家畜に広がる伝染病で大きな被害を受けたことをしり、驚いていました。しっかりと出来事をノートにまとめていました。

5年生は社会科のテストを受けていました。「自然災害から人々を守る」という単元のテストでしたが、これまで調べたことを思い出しながら、資料をもとに答えていました。

6年生はタブレットとにらめっこ!?でもこちらは図工科の学習ではありません。卒業後、今使っているタブレットは新3年生に引き継がれることから、データを削除していました。

のじりっこは今日もどの学年もがんばっていましたよ!

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花壇コンクール結果発表!

 3月14日(木)のお昼の放送で、環境美化委員会主催の花壇コンクールの結果発表がありました。1位は6年生、2位は2年生、3位は5年生でした。どの学年も、草抜き、水やり、花摘みなどの世話を主体的に取り組み、どの学年が1位になってもよいほど美しい花壇になっていました。花壇コンクールの取組は、植物愛護の精神や仲間との協力性、生命尊重の精神など、たくさんの心の育成につながります。野尻小にはこのような生きた学び、すばらしい取組がたくさんあります。全校で取り組んでいる一人一鉢の花も色づき始めました。卒業式に飾る日も、もう、間近です!

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県人権教育推進校として

 本校は本年度、県から人権教育推進校に指定され、心の教育や命の教育を進めるために、全学級でピア・サポートに関する授業やSOSの出し方教育を実施することにしています。3月14日(木)、3学年学級でSOSの出し方教育を行いましたので、その模様を紹介します。授業では「不安や悩みがある時にどうするとよいか考えよう」の学習のめあてのもと、大きく3つのことについて考えていきました。1つめは「困ったなあ、心配だなあ、などの気持ちになる時はどんなときか?」2つめは「困ったなあ、心配だなあ、などの気持ちを小さくするにはどうすればよいか?」3つめは「友だちが辛そうにしてるときに、どのように接すればよいか?」でした。児童が不安な気持ちになる時とは友だちと喧嘩したり、嫌なことをされたり言われたり、家族関係がうまくいかなかったり、、、などの意見が出されました。また、悩みがある時は、誰かに相談したり、気分転換をしたりするという意見がたくさん出されました。友だちが辛そうにしてるときには悩みを聞く、やさしく声をかける、いっしょに遊んで忘れさせるなど、(いっしょに~をする)という寄り添い、励ます意見がたくさん出されました。まとめでは、困っている友人がいたら、優しい言葉や行動をとること、子どもだけで解決できない時は信頼できる大人に相談することを押さえました。最後に、誰にも相談できないときは相談機関(ダイヤル等)を利用することを伝えました。今日の授業をしっかり心に入れて忘れず、苦しい時は誰かにSOSを出してほしいと思います。とてもよい学習になりました。

 今日の学習では挙手する児童が大変多く、たくさんの意見が出され、SOSの出し方教育に対する関心の高さがうかがえました。授業の冒頭の悩み事アンケート調査の提示では、日本の子どもの2人に1人が何らかの悩みを抱えている現状を伝え、その悩みをそのままにせず、誰かに伝えることや、周りの人が傍観者にならず、支え励ますことがよりよい仲間づくりにつながることが理解できたようでした。これから先、のじりっこはますます仲が良くなることでしょう!

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県人権教育推進校として

 3月13日(水)に6年生はSOSの出し方教育の授業をしました。「ポジティブとネガティブの気持ちをはかろう」というめあてで、大きく3つのことについて考えました。1つめは一生懸命勉強したのによい結果が出ず、落ち込むAさんの日記をもとに、Aさんの心の中をみんなで探りました。2つめは自分が経験したネガティブな気持ちを思い出しました。3つめは反対に、これまで自分が経験したポジティブな気持ちについて思い出しました。3つの問い、それぞれにグループディスカッションを取り入れ、友だちと自分の意見とを比較しながら考えを深めていきました。まとめでは、ネガティブな気持ちはネガティブな行動につながり、負のスパイラルに陥る。辛いことがあってもくじけず、物事をポジティブに受け止め考え、明るく前向きに生きていくことが、よりよい明日につながる、と締めくくりました。卒業まで、あと7日というこの時期に、今回の学習を経験したことはとても大きかったと思います。多感な子どもたち、これから楽しいことばかりが続くわけでなく、時に苦しみ思い悩むことがあるでしょう。でも、きっと、今日の学びが役に立つと思います。

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学校の様子

3月13日(水)の学校の様子を紹介します。

1年生は体育科の学習で、キックベースボールをしていました。守備側は、相手がけったボールをとって指定の場所に集まり、キッカーが1塁ベースにつく前に、「アウト~!」とみんなで叫ぶと得点を阻止するのだそうです。盛り上がっていました!

2年生は算数科の学習で、日記から大事なことを読み取って問題を解く学習をしていました。数字や単位に着目し、文章から算数的な言葉を見付けることができていました。

3年生は国語科「私の学校自慢」という学習で、グループごとに学校自慢を見付け、写真と文でまとめようとしていました。あ~でもない、こ~でもない、と話合いが白熱していました。

4年生は国語科の物語文の学習をしていました。場面の様子をつかむために、言葉や文に着目していました。みんな真剣に学習に取り組んでいました。

5年生は社会科のたしかめの問題に取り組み、終わったら先生に〇をつけてもらっていました。

6年生は社会科の学習で、日本は発展途上国でどのような役割を果たしているかについて映像資料をみながら考えていました。

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