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学校からのお知らせ

雨の日曜参観

今朝は、朝から結構などしゃ降りでした。玄関に通じる舗装道路を歩くにも水が溜まっていないところを探し探し歩かないといけないぐらい。

今日は本校は日曜参観です。こんな日にこんなに雨が降らなくてもと、うらめしく空を見上げるもやむ気配どころか益々雨は強まるばかり。そんな中でも子供たちは元気に登校して来ました。足元を見るとほとんどの子が雨靴でした。よく分かってらっしゃる! 私も雨靴を常備しておこうと気付かせてくれた今日の雨でした。

さて、本来であれば4月の日曜参観ということで、授業参観・学級懇談・PTA総会の予定でしたが、コロナ禍ということもあり保護者の方の学校滞在時間を短くするためにPTA総会は書面審議となりました。

下の写真は、3・4年生の授業参観の様子です。もちろん、参観日でも複式指導であることは変わりません。変わるのは、保護者の方が参観されているということ。

ん? さらに変わっていることに気付きました。何だかお分かりになりますか?

そう、保護者の方にも椅子が用意されていることです。これも、児童数が少ないからこそのサービスですね。感染症対策として保護者の方も話をすることなく、お子さんの横で静かに授業を参観されていました。ぱっと見、授業参観というよりもお子さんと一緒に授業を受けている感じに見えます。それにしても、担任の先生はやりにくいというか、緊張するだろうなあと思いながら見ていましたが、そこは本校の若い先生方、堂々と授業を進めていました。

保護者の皆様、本日はお足もとの悪い中、授業参観にお越しいただきありがとうございました。子ども達も雨の中、よく登校して頑張りました。明日は振替休業日です。ゆっくり休んでくださいね。

世界へ

6年生の外国語科の授業の様子です。

2人先生がいますね。1人は担任の先生、もう1人は。。。

 

 

そう、新しいALTの先生です。

体も大きく、一見少し怖そうですが、日本滞在も長く実は日本語ぺらぺらで、とても気さくな先生です。得意料理は豚汁だとか(笑) 外国の文化と日本の文化の違い等も含めて、楽しいお話もいっぱいしてもらえそうですね。

ただし、授業中はALTの先生は基本的に英語しか話されません。なぜなら外国語科の目標は「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を育成すること(略)」だからです。つまり、外国語によるコミュニケーションを通して外国の言語や文化に対する理解を深めていくことが目標なので、日本語ぺらぺらでも日本語はあえて話されないのです。

今日が初めての出会い、授業でしたが、それでも子ども達の順応性は早いですね。次の休み時間には、もう気軽に声掛けをしていました。小さい頃から英語に親しんでいる子ども達は、大人になる頃には、気後れすることなく外国の方とコミュニケーションをとることができるようになっているかもしれませんね。

 

そう言えば、牧水先生も57日間の朝鮮旅行を経験されているとか。

ALTの先生とのコミュニケーションを楽しむことで、ぜひまだ見ぬ世界への夢や興味・関心を高めていってほしいと思います。

あくがれ

 日向市駅西口にある駅前交流広場の愛称が「あくがれ広場」に決まったとか。子ども達や市民があこがれる楽しい交流の場になりそうな素敵なネーミングですね。ちなみに今日の短歌は、奇しくもこれでした。

 

 けふもまた こころの鐘を打ちならし

  打ちならしつつ あくがれて行く

 

 これもまた牧水先生の有名な歌ですね。「旅の歌人」とも言われた牧水先生が早稲田大学4年生の夏休みに中国地方を旅した時の歌だとか。

 

 さて、話は現実に戻りますが、本校は昨日、今日と個人面談を行っています。そのため子ども達は13時過ぎには「さようなら(集団下校)」をしました。本来なら家庭訪問の予定でしたが、新型コロナウイルスの感染状況が高止まりにあることから、学校でパーティション等の感染症対策を行った上での個人面談に変更しました。コロナ禍以前に比べると担任と保護者が顔を合わせて話す機会が極端に少なくなっています。ですから、この時期に学級担任と保護者が面談をすることは、子どもについての共通理解を図ったり、信頼関係を築いたりする上で、とても重要なことだと思いますので、個人面談という形でそのような機会をもてたことはとても良かったと思います。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。

 

 話は少しさかのぼりますが、入学式前だったか、体育館近くの古い木造トイレから動物の鳴き声がし始めました。どうも壁のすき間に子猫が迷い込んだらしく「ミャーミャー」と声がします。しばらくは様子を見ていたのですが、悲しそうな鳴き声がいつまでも続くので、教育委員会の許可も得た上でトイレの内側の壁を一部とっぱらって救出作戦に乗り出しました。が、子猫は奥に奥に入り込んでどうしようもありません。結局その日はあきらめて帰ったのですが、鳴き声は次の日も続いていました。少し弱々しい感じになりながら。もう、こうなったら子猫がいると思われるトイレの表側の壁をとっぱらって救出することを決意。教務主任の先生が壁の一部を外すとすき間に入り込んでいた子猫が私の手のひらの上にポトリ! やったあ!2日がかりの救出作戦、成功!!

 

  し、しかし、、、こ、これは、、、こ、子猫ではない!

  なんだ、この生物は??

 

 調べてみると、子猫もどきの鳴き声の正体は、なんと「あなぐま」でした。

 その後、あなぐまさんには裏の山に帰ってもらいました。とっぱらった壁も日向市教育委員会の方が次の日には修繕に来てくださいました。ありがとうございました。

 

 あなぐまの子をこの手に保護するなんて、こんな体験もある意味、貴重ですよね。

人生を旅ととらえるなら、この貴重な経験も牧水先生の「あくがれ」のお導きかしら!???

 

 

 

大きな古時計

 

  地(つち)踏めど 草鞋(わらじ) 聲(こえ)なし 山ざくら

               咲きなむとする 山の静けさ

 

 今日の短歌はこれでした。山ざくらのつぼみもふくらんで、これから咲こうとする山に牧水先生の草鞋の音だけが響き渡る、今から90年以上も前のことなのに、時を越えて静かな山を一人歩き続ける牧水先生の姿が目に浮かぶようです。

 

 さて、1枚目の写真は朝のボランティアの様子です。学年問わず早く来た子ども達が校庭をきれいにしてくれています。ボランティアの最後には集めたゴミを誰が一輪車で持って行くか、本気のジャンケン勝負が待ち受けています。もちろん先生も例外ではありません。みんな結構、楽しみながらボランティアに取り組んでくれています。学年問わず楽しみながらボランティアに取り組む、これも本校の良い校風ですね。

 

 今日は、6年生は全国学力学習状況調査が行われました。本校の6年生も真剣に取り組んでいました。いつも取り組んでいる問題よりもレベルの高い問題もあるので、時間との闘いでもあります。時間と言えば、本校の玄関を入ってすぐに大きな柱時計があります。時計の横の文字を見ると、どうやら平成元年度の卒業記念品のようです。もう33年間も坪谷小学校の子ども達の時間に寄り添って来たんだなあと思うと、これまた感慨深いものがあります。今も30分ごとに「ボーンボーンボーン」と時を刻んでくれています。本当は1時間毎に刻んでくれるといいのだけれどとも思ったのですが、これまでの33年間を思うと、やはりこのままにしておこうと思ったことでした。

 

花と読書

  「まちかど花フェァ2022」の表彰式に参加してきました。学校部門で「奨励賞(第3位)」をいただいてきました。ありがたいことです。おかげで校長室からもいつもきれいに咲いた花々を見ることができます。ありがたいことです。その花に寄ってきたミツバチもよく校長室を訪ねて来ます。ありがた。。。。

 きれいな花が咲くように、子ども達は日頃のお世話に加え、月に1回、朝活動の「フラワータイム」の時間に学級園の草取りや花の苗植えなどを頑張っています。

 

 さて、今日はもう一つ。

 4月23日の「子ども読書の日(シェークスピアの命日に由来しているとか)」にちなんで、日向市教育委員会の主催により、今日は本校に日向市立図書館の方が来てくださいました。普段から本に造詣の深い図書館の方に「おはなし会(読み聞かせ)」を行っていただき、子ども達も楽しそうにお話を聞いていました。その後は市立図書館の本の貸し出しも行ってくださいました。たくさんの本を持って来てくださったので、子ども達も選びがいがあり、時間をかけて選んでいました。市立図書館の皆様、ありがとうございました。

 

 花と読書、どちらも牧水先生が愛したものです。そして、本校の教育目標である「進んで学び 豊かな心をもち たくましく生きる 児童の育成」に関係の深い活動です。ぜひ、これからも花を大切に育てる心、読書への興味関心を高めて、心地を耕していってほしいと思います。