日誌

訪問教育部

夏のお楽しみ会

 7月9日(火)に実施した「夏のお楽しみ会」の様子を紹介します。
 午前中は集中療育室で、午後は療育訓練室で行いました。
 お楽しみ会の内容は「すいか割り」、「ピン倒し」、「メダル釣り」、「ガタガタ道」、「癒やしの空間」と、目や耳だけでなく、全身で賑やかさや夏らしさを感じられるように工夫したコーナーが設けられました。
 ふだんあまり触れることのない、丸い大きなすいかの重さや冷たさを感じたり、暗い部屋でブラックライトに照らされる星に囲まれたり、プロジェクターで映し出された水族館のような空間に癒やされたりしました。訪問教育学級の児童生徒だけでなく、病棟の患者さんもたくさん体験しに来てくれて、楽しい時間となりました。

   

   

  

「清潔で健康なからだ」~性教育の授業から~

 梅雨のまっただ中の6月19日(水)に病院の療育訓練室で合同学習を行いました。

「じめじめしたこの時期に、清潔で健康なからだを維持するためにはどうすればいいでしょう?」の問掛けに、元気良く手が挙がり、「手を洗う。」、「髭・・」、「爪。」などいくつかの発言がありました。さすが、3年生です!


  
 

 訪問教育学級では、高等部の生徒を中心に、性教育の合同学習を1年に3回実施しています。

主な年間目標は、以下のとおりです。

◇ 人間として、自他共に大切な存在であることや他者と関わる上でのマナーを知り、性   別や年齢の別なく仲良くしようという態度を育てる。

◇ 合同学習を楽しみながら、病棟での日々の生活が楽しくなるような手段を知り、日常 生活に生かしていくことができる。

◇ 自己肯定感を高め、卒業後も豊かな生活を送ることができる。

        
      
       

 今回は、「清潔で健康なからだ」を主題にし、一人一人手洗いや爪研ぎ、顔拭きを行ったり、身体を内側と外側から温めるために、足湯や温かい飲み物を体験したりしました。清潔にすることが大切だという学び以外に、友達と一緒に足湯を楽しんだり、温かい飲み物を味わったりするなど、他者と関わることの楽しさも十分に実感することができた貴重な時間になりました。




頑張った体育祭


 
 
 5月18日土曜日は体育祭の予定でしたが、あいにくの大雨で延期になりました。
 訪問教育学級の児童生徒は、延期日には全員が参加できないため、病院内でミニ体育祭を実施しました。病院の方々の協力をいただきながら、開、閉会式、徒競走、団技の種目に全員参加し、各自の役割を果たしたり競技を楽しんだりしました。病室や学習室の学習では経験できない雰囲気や歓声に普段と違う表情を見られたことが印象的でした。
 5月22日に実施された本校の体育祭にはリーダー2名が代表で参加し、青空の下、風を感じながらの徒競走や応援を楽しみました。

入学式が行われました

 桜も満開となり、時折ひらひらと花びらが舞い散る、春爛漫の4月10日に、本校体育館にて入学式が執り行われました。前夜の春の嵐が嘘のように、穏やかな天気に恵まれた入学式となりました。

 今年度の訪問教育学級の新入生は3名で、みんな緊張しながらも、元気に出席することができました。また、4月から、清武せいりゅう支援学校から1名の転入生を迎え、今年度の訪問教育学級の児童生徒は20名となりました。毎日の学習を頑張り、充実した1年間にしてほしいと思います。
 また、19日には歓迎集会が行われます。5月には体育祭に向けて合同学習も計画されており、みんなで活動できる機会が多くあります。親睦を深め、笑顔いっぱいの日々になりそうです! 
 
      

卒業式・修了式が行われました

  日に日に暖かくなり、桜のつぼみが膨らむ季節になりました。今年度の卒業生は三名です。3月13日には、病院で「卒業を祝う会」が開かれました。3年間の思い出ムービーを観たり、担任や保護者、そして病院の師長さんなどスタッフからお祝いの言葉をいただいたり、心温まる時間を過ごしました。そして、15日は卒業式でした。三名ともこの日に向けて体調を整え、ピカピカの正装で臨みました。学校中から「おめでとう!」の言葉が飛び交い、とてもうれしそうでした。4月からの新しい生活が充実したものになりますように。

 


 20日には、平成30年度修了式が行われました。校長先生から一人一人修了証書をいただきました。緊張した面持ちながら、みんな達成感でいっぱいのとてもよい表情をしていました。4月からは一つ上の学年になります。これからも健康で、楽しく学習に取り組めることを祈っています。
 






節分・身体を温めよう

 二月といえば「節分」ですね。節分は豆まきをして鬼を払い無病息災を願うものとして知られていますが、訪問教育学級の児童生徒も豆まきをしたり、鬼退治ゲームを行ったりして節分に関する学習に取り組みました。大豆や落花生など、いろいろな豆を触りながら、豆の感触を確かめていました。ゲームでは自分の番で頑張るのはもちろん、友達の番になると視線を動かして友達の様子やゲームの行方を見ていました。  


 
 また、寒い冬から暖かい春へ「季節を分ける」という意味がある節分ですが、まだまだ寒い日が続いています。集中療育室では手湯・足湯をしたり、友達とエアマットの上で動いたりして身体を温めています。寒さに負けない身体作りで冬を乗り越えていきたいと思います。

性教育

 年間3回計画している合同性教育のうち、最後の学習「家族に乾杯」の主題で行いました。自分と家族、自分と病院スタッフなど、毎日の生活を送るに当たり、なくてはならない存在である人々との関係を振り返り、改めて感謝の気持ちを表そうという内容でした。
 自分の名前の由来を知ったり、病院スタッフがどのような気持ちで児童生徒の皆さんに関わっているのかを知った上で、感謝状を作成しました。家族も、毎日一緒に過ごす病院スタッフもかけがえのない存在であることをしみじみと感じられる時間になりました。

2学期の終了です。




 12月もたくさんの行事がありました。性教育に今年度最後の合同音楽、そして20日には、2学期終業式が行われました。一人の欠席者も無く、みんな元気に参加できたことを嬉しく思います。担任の先生から一人一人に通知表が配られ、今学期頑張ったことへの称賛がありました。新学期も頑張りましょう!!
 

日南陽祭ミニ発表会


 10月27日の日南陽祭に参加する予定でしたが、訪問教育学級の児童生徒は都合で参加できませんでした。その代わりに、1か月後の11月28日、愛泉会日南病院の療育訓練室にて発表会を行いました。練習した成果をたくさんの児童生徒や保護者の前で発表することができました。発表後には、小中学部による歌やダンスの発表や、写真撮影があるなど、交流を深めることもできました


楽しかった秋祭りとハロウインパレード

 病院秋祭りが今年も盛大に開かれました。学校生の出し物は、保護者の協力を得て、日南陽祭で発表する内容を一部披露しました。各病棟の出し物や外部からのステージ発表など見所たっぷりでした。




 病院でハロウインパレードをしました。授業の中では、ハロウインがどんな祭りなのかを絵本で見たり、ハロウインの仮装を自由にした後、病院の中をパレードして歩きました。リハ室、地域連携室、警備室などに立ち寄りました。スタッフに貰った飴やお菓子を大事にかごの中へ入れて、教室まで持ち帰りました。ちょっとだけ味見をしたり、匂いをかいだりしました。みんなとても満足そうな表情をしていました。