活動報告
高鍋高校 普通科CIクラス 1年生向け、人生100年時代のキャリアデザイン講話・ワークショップが実施されました
ーもし107歳まで生きるとしたら、何歳まで働きますか?同じ仕事をしていますか?
人生100年時代を受け入れ、キャリア形成をどのようにしていくかを考えるきっかけになればと「&ライフデザイン 自分の人生を生きよう」と題しての講話の後、対話で大人とこどもがつながるキャリア教育プログラム「ひなた場」の人生グラフワークシートを活用した無形資産の可視化ワークを、宮崎県立高鍋高等学校 普通科CIクラス 1年生43名と行いました。
一週間前に、幼少期から現在を振り返って人生グラフを書いていた生徒の皆さん。タブレットを使用しオンラインでのアンケートを実施したところ、半数以上の生徒が「楽勝!色々書けた」「割と書けたと思う」と感想を持っていました。初めて書く時は特に難しさを感じることも多いですが、しっかり書いていました。中学校でひなた場を経験した生徒もいたようです。
次に、人生100年時代に必要なキャリアデザインの視点の1つとして、無形資産(生産性資産、活力資産、変身資産)の概要を解説したのち、それぞれの人生グラフから3つの資産を掘り起こすワークを実施しました。「習い事は資産になる?」「友達と喧嘩した経験は?」「部活を変えたことは?」など質問もあり、自分の中に資産を見つけたトレジャーハンターがたくさんいました。
先生からのご感想・ご意見
進路研究・進路選択をしていく中で、はじめに生徒自身がこれまでを振り返り無形資産を中心に自分の強みを考える貴重な時間となった。
また、これまでを振り返る中で生徒同士でアウトプットすることで自分の一面をさらに広げる活動になったのではないかと思う。
この経験を通じて自分の人生設計をより明確化し、その中で高校3年間のビジョンを描ける生徒になって欲しいと思います。
ご感想ありがとうございます。
高鍋高校 普通科CIクラスでは、児湯地域を中心に、様々な進路実現を果たした方々との対話が秋に計画されているそうです。今回、生徒自身がすでに持っている無形資産を掘り起こし、自分の強みや良さを見つけるための材料を少しでも多く集めることで、次につながるお手伝いができていれば幸いです。
延岡市立 旭中学校3年生「課題学習」がスタート
令和5年度も、旭中学校3年生(3クラス、82人)では、「総合」の時間で「課題学習(PBL)」に取組むことになりました。令和元年度にはじめて取組まれて、コロナ禍で1年は休止しましたが、その後先生方の懸命のご尽力により継続され、今年で4回目になります。 (講話講師とメンターの人選依頼を支援させていただきました。)
今年のテーマは、今までと同じく「10年後の世の中と私 ―SDGsを通して考える」です。
5月19日(金) 「オリエンテーション」
5月26日(金) 「10年後の世の中を考える」 講話とGW
講師 戸高広道さん (延岡市 企画部企画課企画調整係)
内容 「第2期延岡市人口ビジョン」 「第2期延岡新時代創生総合戦略」
GW 「人口が減ったら、どういう問題が起きるだろうか」
発表と講師からコメントとアドバイス
戸高さんの話を聞く生徒たち 人口減少の課題を語り合う
6月 2日(金) 「 探究とはどういう学びだろう 」
講師 水永正憲(延岡市キャリア教育支援センター長)
内容 「探究するということ、答えのない問題に答えを見出す力」
5月31日(水) メンター・先生方の顔合わせ、質疑等打合
担当の先生とメンターとの打合せは盛り上がっていった
(トータルコーディネーター 水永)
西都市立三財中学校9年生へさいと学オリエンテーションを実施しました
8月初旬に総合的な学習の時間(西都市では、さいと学と呼んでいます)の学びを、
学校を超えて共有し合う「さいと学アワード」を昨年より開催している西都市立中学校。
今回は、三財中学校9年生へさいと学オリエンテーションとして
講話とワークショップを実施しました。
まず最初に、総合の時間担当のT先生より
さいと学をとおして身につけてほしい力について解説いただきました。
7年生の時から彼・彼女たちの成長を見守ってきたT先生ならではの視点。
まるで背中を押してくれるような、応援メッセージのようでした。
次に「さいと学」の探究的な学びについてと問いを持つことを
ライフデザインの観点から少しお話しさせていただき
興味関心のあるテーマを見つけるための事前ワークを実施しました。
「問い」と聞くと構えてしまいがちですが、
本来私たちは小さい頃から、これってなんだろう?なんで?・・・など
自然に「?」が浮かぶ時期があったはずです。
大きくなるにつれて、いつしか「?」を閉じてしまったのかもしれません。
興味関心のあるテーマを活用して、
ワクワクしながら疑問に思うことから再スタートできれば
数ある「?」の中に探究したくなる問いを見つけやすくなるのではと思います。
8月のアワードに向けてだけでなく、9年生のさいと学は始まったばかり。
活動がより一層深まり、生徒たち一人一人が没頭したくなる仕掛けの
サポートができるよう、引き続き伴走してまいります。
川南町立国光原中学校1、2年生向けよのなか教室を開催しました
川南町立国光原中学校で1年生2年生約87名向け、キャリア教育講話が開催され
(1)これからの社会の流れとそこで必要な力
(2)総合的な学習の時間を学ぶ意義
についてお話しさせていただきました。
日常の中に自分の生き方について考えるきっかけはたくさんあること
失敗も捉え方と向き合い方次第で、深い学びとすることができること
などをお話しさせていただきました。
最後に、Pixer社でも使われる応用インプロのまちがえチャレンジワークを実施。
「失敗」はなるべくしたくない、と事前に話していた生徒たちのイメージが変わり
みんなで失敗を賞賛する空気を作ることができました。
VUCAの時代と言われてはや数年が経ちました。
企業のトップや人事の方々の採用に関する情報を伺っていると
間違わないことよりも柔軟性を持って小さく失敗し、周囲と協働しながら
軌道修正する力を持つ人材が求められていることを感じます。
失敗から学習する経験や、他者とスキルを生かし合うチームビルドの経験を通して
多様な人と成果を出していくということはどういうことなのか
少しでも体験できる機会が提供できていたら嬉しいです。
都城高専4年生 校内研修で 講話
4月21日、都城高専4年生(160人)に「激変する時代にこれから求められる人財 君たちの未来は可能性に満ちている」と題して講話をしました。
1.変革に挑戦しつづけるということ
旭化成の100年の歴史の中でイノベーションがどうやって起こされたのか
2.激変する時代とどう向き合うか
変化の本質は何か? をどう考え実践していけばいいか
3.未知への挑戦が開く 「君たちの未来」
AIで新しく生まれる仕事・・・わくわくする未来 、若者の感性こそが時代をひらく
自分にとって「幸せ」とは何だろう? と考えてみてほしい
講話の後にたくさんの質問を送っていただきました。
・「自分はできれば地元宮崎で過ごしたいと思っているのですが、人生で一度は首都圏や海外に出 て働くべきだと思いますか」
・「一番感動したことは何ですか」
・「自分は将来の方針がまだ定まっていません。様々なジャンルに興味を惹かれる反面、その意欲を絞れず目標を決めかねています。水永さんは自分の将来像をいつ頃に決定しましたか。また、その過程で悩んだことを教えてください」
・・・・・
とても考えさせられる質問ばかりでした。
何日かかけて考えて、自分のこれまでを振り返りながら、メッセージを込めて書いて届けました。
(トータルコーディネーター 水永)
高鍋高校1年生普通科・生活文化科の地域探究発表会が開催されました
高鍋高校1年生普通科・生活文化科の生徒による地域探究の発表が行われ
エリアコーディネーターの福島も講評に携わらせていただきました。
地域探究は、自分の生活する地域の現状を知り、発見した特性や課題の
20年後をイメージし、考えることで、課題解決能力や探究的な学習の
プロセスを身に付ける機会とするために実施されています。
東児湯5町(都農町、木城町、川南町、高鍋町、新富町)の地域講座を受け、
地域巡検の研修から、生徒たちは地域の課題や取り組みをまとめ
その現状から20年後をイメージし、「未来新聞」を作成、発表しました。
「盛り上がる」をテーマにまとめたグループ、
2030年ではSDGsの目標は達成していないのではないか?という仮説から
探究を進めたグループ、また東児湯5町の合併という未来を予測したグループなど
とてもユニークで面白い発表が並びました。
講評では、1年学年主任の甲斐先生が、
来年2年生になったときの探究を見通したお話をしてくださいましたので
エリアコーディネーター福島は、各グループのよかった点と、
学校の外から見た探究の意味、そして2年生での探究を深めるヒントを
フィードバックさせていただきました。
今はまだ起こっていないことを予測し、イメージを展開することに
チャレンジした1年生のみなさんの来年がまた楽しみです。
<文責:福島>
高城高校で1年生2年生合同探究発表が行われました
都城市にある高城高校にて、1年生~2年生の普通科・生活文化科合同での
探究発表会が行われました。
今年度は少し異なるそうですが、例年3-4割が就職希望。
進学希望の生徒においても、
専門学校など就職を見越した進路選択の生徒が多いそうで
探究テーマはずばり「業界研究」。
ペット業界、保育・幼稚園業界など様々な業界の中での仕事や課題を調べ、
課題に対するアイディアを提案する発表でした。
各クラスからの選抜グループが発表し、データの活用や業界周辺情報などまで
調べられているグループもありました。
1年生は、次年度も探究活動があります。
講評としては、良かった点、もっとよくできる点、そして
学校の外から見た探究の意義について触れさせていただきました。
検索をすれば、知りたい答えにすぐにアクセスでき、
ChatGPTを使えば小説さえかけてしまう世の中。
だからこそ、実践した経験から「自分だからこそ」語れる経験やストーリーを
もって、楽しみながら自信をつけていってくれることを願っています。
そんなあなたとだから一緒に手を組みたい、仕事をしたい、
と言われるキャリア形成にもきっとつながっていくことと思います。
<文責:福島>
銀鏡中学校で1〜3年生合同年間振り返りを実施しました
年間通して関わってきたまとめとして、
西都市の銀鏡中学校で年間の振り返りを実施しました。
キャリアパスポートのメッセージと各学年で
身につけたい力を定義している同中学校。
自己理解力・・・自分のよさに気づく力
人間関係形成・社会形成能力・・・思いを受け止める力
人間関係形成・社会形成能力・・・思いを伝える力
課題対応能力・キャリア・プランニング能力・・・チャレンジする力
として、さらに各学年で目標を設定しています。
5限目に、2月24日と2月28日で実施したよのなか先生や、
これまで接した社会人との学びの振り返りをした後、
年間振り返りとして、この「各学年で身につけたい力」について
自己採点し、対話をしながら深掘りをしていきました。
「何のために働くんだろう?」
「何があったら、自分は続けられるんだろう?」
「見通し力をつけたいけど、どうしたらいいんだろう」
といった問いが上がってきたので、
先生へのインタビューワークやもうすぐ卒業する3年生への
インタビューワークを取り入れ進めました。
同中学校には、昨秋の終わりから立志式に向けての準備で関わらせていただき
その後も3年生に学年が上がってから探究的な学びの支援や
また新しい2年生にも立志式で、1年生には仕事の話を聞くよのなか先生で
全学年へ関わらせていただきました。
成長を続ける生徒の皆さんと寄り添う先生方の支援ができるよう
これからも大人の一人として、
またキャリア教育コーディネーターとしてチャレンジしてまいります。
<文責:福島>
銀鏡中学校でさいと学実施。「ない仕事はつくる」について考える機会となりました。
西都銀上学園銀鏡中学校でさいと学(5限目、6限目)が実施され、
5限目はお隣である新富町地域おこし協力隊の岩本脩成さんが
仕事について話してくださいました。
宮崎出身の岩本さん。
幼少期に病気で長期入院した経験から、医療分野や健康に興味があり
宮崎市内の高校を卒業したのち、東京農工大学の修士課程に進み
化学メーカーで研究職に就きました。
ターニングポイントは、酵素の豊富な「青パパイア」に出会った時。
その驚く効能に魅せられ、起業を決意し、宮崎にUターン。
今では「パパイア王子」としてメディアにも露出していますが
はじめは営業も販売も、農業も未経験な状態からパパイアを育て始め、
現在は他の農家さんともタッグを組みながら
商品開発やより多くの人に知ってもらえる動きを取り、チャレンジを続けています。
実は宮崎県内で一番パパイアを生産しているのが西都市だそうで
生徒たちは、給食で食べたり、おうちに持ち帰ったこともあるそうです。
農業や食品に興味のある生徒たち以外も、
パパイア王子のチャレンジを続ける姿勢に注目していました。
6限目は、「優秀な人材を地域に戻す」をミッションに起業家・事業家への支援を行う
稲田祐太朗さんにお話しいただきました。
稲田さんは、延岡出身。現在は起業家・事業化支援を行なっていますが
ファーストキャリアは医療職である臨床検査技師。
そんな稲田さんのターニングポイントは、臨床検査技師として
若い方のご遺体と向き合ったときに自分の人生について考え直したことと
とある女性経営者からいただいた言葉だったそう。
起業家・事業家と社会的背景の関係についてもお話しいただき
抽象と具体を行ったり来たりしながら解説いただいたことで
生徒たちは「仕事」というものの理解を別角度から
捉えることができたのではないかと思います。
「僕たち中学生が今できることってなんですか?」という質問に対して
「地域課題を解決するって難しい。でも、今自分のいる場所の課題って
学校でも見つけられると思うんですよね。いつか地域課題を解決できる
人になっていくためにも、今いる場所でできることを探そう」
と返してくださいました。
まさに今年度3年生が取り組んだ地域探究活動とも通じるところがありました。
起業した人と、その起業家を支援する仕事をする人。
今回はそのお二人からお話を伺い、既存の仕事だけでなく、
ないものは作る、その人をサポートする立場もあることを
知っていただけたのではないかと思います。
岩本さん、稲田さん、貴重なお話をありがとうございました。
<文責:福島>
銀鏡中学校でさいと学実施。二川さんに「編集の仕事」について教えていただきました。
西都銀上学園銀鏡中学校でさいと学が実施され、
お隣である新富町地域おこし協力隊の二川智南美さんにお越しいただき
編集の仕事についてお話しいただきました。
二川さんは、群馬県の出身。大学卒業後、東京で雑誌やムック本などの
編集経験を経て、新富町地域おこし協力隊として着任され
現在は自治体広報誌をはじめ、広報観点で様々な町の仕事に携わっています。
この日は、実際に手がけられた特集本等をお持ち込みいただき
編集と一言で言っても、その時々の納期や人数などによっては
ライターやカメラマンも同時にこなすことがあるというお話や
「編集というのは、仕事の名前でもあるけれども
みんなも学んだことを自分の視点で切り取ってノートに書いたり
しているから、みんなも編集者なんだよ」というお話もありました。
手がけられた本を見て「この本見たことある!」「面白い!」
と言った声も聞こえていました。
これまでに、福祉関係の仕事について伺う機会のあった1年生の生徒たち。
今回、1年生から3年生までの参加できる生徒皆さんでお話を聞くことができ
資格が必要なお仕事と、資格よりも経験や興味関心を深掘りすることで
仕事のスキルが向上する仕事について触れることができました。
その後、コーディネーター福島によるワークショップを実施。
真っ白なA4用紙を2枚準備し、
1枚目に「知っている仕事で、いいなと思う仕事」をリストアップ。
1年生〜3年生の全員でリストアップした仕事を共有し
他の生徒があげた仕事でいいなと思ったものは、自分のリストにも追記。
次に、その中で特にいいと思う仕事を5つ選び、
その仕事のどんなところに魅力を感じているのかを記入してもらいました。
その後全体俯瞰し、自分が魅力を思っている要素に共通点がないか観察。
その共通点や、魅力と感じる要素から、逆に仕事を調べてみることを提案して
この時間は終わりました。
次週2/28は、さらに職業観が豊かになるような時間に一緒にできればと思います。
<文責:福島>
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