学校の様子
150周年「輝く銘板」と「最後の贈り物」
150周年では、様々なイベントを行い、大きな話題となりました。
その、全てのイベントに終止符を打つ時が来ました。
150周年、スーパーボランティア集団「塗魂ペインターズ」が
無償でリニューアルしてくださった、校門。
白く光り輝いており、明道っ子の「誇り」となっております。
その校門に、企画委員会の方々の
お名前を刻んだ銘板が打ち込まれました。
150周年を成功に導いてくださった、
11名のスペシャルボランティア集団。
これで、塗魂ペインターズのお名前と企画委員のお名前は、
およそ、今後、およそ、100年は、ここに残り続けることになります。
企画委員会の皆さん、本当に、お世話になりました。
この「銀色に光り輝く」銘板は、子供達の間でも大きな話題となりました。
これ、すごくかったいいよね。
何?何?
これ、お名前が書いてあるよ。
すごく高そうな、看板よね。
校長先生、すごくかっこいい看板が貼ってありますよ。
かっこいいなあ。
校長先生、この名前の方々はどなたですか?
「この方々はね、明道小の「恩人」なのです。」
恩人ですか・・・。
すごいなあ!
みんな。みんな。
銀色に渋く光る、かっこいい看板に見惚れて、
登校していきました。
ところが・・・。
「その事件」は、
「突然の悲鳴」で、
校長に、知らされました。
校長先生、
た、た、たまごが、
無くなってる!!!
え???
明道っ子が、興味を持って、見つめていた。
校名看板の「謎のたまご」・・・・。
消えていました・・・。
あらら・・・。その代わりに、校名の文字が光り輝いていました。
ビフォー。
たまごさんが、くっついた、校門の校名看板。
校名文字は、汚れて、くすんでいました。
そして・・・。
アフター。
なんてことでしょう!
校名が「光り輝く金文字」になっていました。
みんなが、気になっていた、卵さんは??・・・・。
優しき、明道っ子の皆さん、安心してください。
この「みんなが愛したたまごさん」は。
「塗魂ペインターズ」さんの最後のボランティア活動により。
金の校名塗り直しが行われ。
校門の前にある、「聖跡の麓に咲く、梅の木の枝」に。
大切に、優しく、移されたのです。
みんな、みんなの、優しい心。
とても、ありがたいことです。
塗魂ペインターズの皆様。
最後の、明道っ子のための、
素敵な贈り物
ありがとうございました。m(._.)m
by 校長
洒落た 歯の妖精「様」
保健室先生。
別名。「歯の妖精【様】」
設営も妖精「様」級です。
ある日。
女子二人。
「これ、何かしら・・・。」
MDGS?
「聞いたような言葉だわ。」
あら?
裏に言葉があるよ。
ほれ。
まあ。
ふりがながあるから、読めますよ。
M:毎日食べよう朝ごはん!
D:どんな時も早寝早起き。
G:がんばろう 手洗い うがい 換気
S:水分補給も忘れずに!さすがです!
なるほど。
だから。
M
D
G
S
あら。
でも、先生がいつも言ってるのと、何か違うよね。
確か・・・。
先生は、SDGSと、言っていたわ・・・。
でも。明道小は。
MDGs???
あら。ここにちゃんと、書いてあるわ。
その名も。
めいどうジーズ!
٩( ᐛ )و
歯の妖精「様」
すごいです!
めいどうジーズ!
私たち、ちゃんと、守りますね。
持続可能な、めいどうっ子めざして・・・。
妖精「様」に拍手です。
あ。でも、先生、実は、「保健室先生」だから・・・。
じゃ、保健室先生、さようなら!
・・・明道小って、本当に、色々、面白いよね。
先生たち、色々、工夫してくれるよね・・・。
・・・二人は、感想を言い合いながら、お勉強に向かいました。
保健室先生。素敵な設営をありがとうございます。
たくさんの明道っ子が、喜んでますよ。
はははは・・・。
子供たちが、喜んでくれて、何よりです。
例えば。
健康観察を持ってきた子供達を迎える、キャラ。
・・・。
はははは・・・。
ハハハハ・・・。
歯歯歯歯・・・・。
(^^;;
洒落た 歯の妖精「様」。
という、話でした・・・。
by 校長
参観日 校長が感動したこと
熱い、暑い一日でした。
なのに、とっても多くの方の参観をいただきありがとうございました。
教室はエアコンが効いていたのですが、参観者が多く、廊下で参観された皆様、暑かったですね。
申し訳ございませんでした。
学校保健委員会も、予想を超える多くの方に参観いただきました。
スクールカウンセラーの先生のお話。
とても大事なお話でした。
「悩みがあったら、近くの信頼できる大人に話しなさい。」
子どもたちも大きくうなずきながら聞いていました。
ストレス解消の呼吸法の学びあり。
ストレス解消のマッサージ法の学びがあり。
カウンセラー先生の熱い思いを56年生、保護者の皆様。
受け止められたことと思います。
皆様、30度を超える体育館での御視聴、ありがとうございました。
5・6年生、「暑かったでしょうに」。
集中してお話を聞く態度、素晴らしかったです。
さて。
3校時は、1・2・3年生は懇談会でした。
ここで、驚くことがおきました。
それは。懇談により、担任不在の学級で起きました。
3年生の自習。まじめにやってるかな?
3年生。校長が入室しても、だれも振り返りません。
もくもくと、静かに、集中して、「自習」していました。
2年生、さすがに、少し騒いでるかな?
いえ、いえ。
校長が入室しても、だれも振り返らず、自習に集中していました。
まあ、なんてことでしょう。2年生、立派です。
さて。1年生。さすがに、監督の先生がついていましたが・・・。
なんてことでしょう!
1年生が、担任先生がおられないのに。
黙々と、自習に集中していました。
ということで。
参観日。校長が一番感動したこと。
1、2、3年生の、まじめな自習態度。
・・・という、お話でした。(^o^)
by 校長
木の長きを求むる者は必ず其の根本を固くす
応用は、基本がしっかりしておればこそ、育つもの。
基本無きところに、応用無し。
学習のきまり、約束事、基本的な動きの練習。
明道小では、この「基本」部分を大切に。
子供さんを育てています。
挙手の手は「天を貫くが如く、まっすぐに上げること」
お靴は、いついかなる時も、きれいに並べておくこと。
ご本をたくさん読むこと。
子どもがいない学級が、子どもの質を語ること。
2年生。けのびという基本を何度も何度も練習すること。
徐々に距離を伸ばしていくこと。
友達におへそを向けて、発表を聞くこと。
お友達の発表にうなずくこと。
お友達の発表は最後までしっかり聞くこと。
黒板を正確にていねいに視写すること。
1年生、こんなに上手になりました。
先生もたくさんほめてくれます。
がんばってますよ。明道っ子
ていねいなノートがとれています。
基本をきちんと守れるようになると。
自然と、応用の学習が育ち始めるのです。
基本が全ての始まりで有り、ゴールでもあるのです。
古の偉人はいいことを表現しました。
木の長きを求むる者は必ず其の根本を固くす。
水泳指導中の1年生の教室。着替えの乱れは一片もありません。
なるほど・・・。
by 校長
ある板書と「わさび」授業の深遠なる関係
子どもの主体的な学びを実現するために「わさび」の授業を実現すること。
都城市教委が都城市内の小中学生に求める授業スタイルです。
6年生。
いつもながらの、子どもさんの主体的な学びが展開されています。
算数。
速さと道のりと距離の関係。
とても難しい問題です。
6年生、協働的な学びで、課題に立ち向かいます。
自力で解決する時間。
解決の方向性が見えてきた子供達。
立ち上がり、動き始めます。
解決ができた子どもさん同士、解法をぶつけ合います。
学習ペアによる協働的な学びが稼働していきます。
さて。
この後、子どもが主体となる授業が展開されていきます。
指名を受けた女子、解法を説明します。
1分で1/4km進みますから、関係図はこうなりますよね。
「はい!」
脇役に徹する担任が、ここで、初めて口を挟みます。
「ここまで、いいですか?皆さん」
「はい!」
多くの子どもさんが、手をあげ、意思表示をします。
一人の学びが、全員で、協働的に進められている瞬間です。
指名女子、多くの子どもさんの賛同を得て。
自信をもって、先に説明を続けます。
求めるのは、10kmにかかる時間ですよね。
それを( )分とします。
担任、遠くから、見つめます。
そこで、担任、一言。
「ここまで、皆さん。いいですか?」
「はい!」
このように、協働的な学びは、スモールステップで、微細な変化を見つめながら、進められます。
子どもたちのノートを校長が確認すると。
同様のことが。
しかし、それぞれに、個性をもって。
まとめられています。
個別最適に学びが進んでいっています。
微妙に違う、ノートのまとめ。
しかし、多くの者が同様であるのは、10わる1/4という式にたどり着いているということ。
指名女子、説明を続けます。
上段。1/4を1/4で割ると、1になるのですから。
10kmも1/4で割ると・・・。
ここで、スパッと、担任が、女子の説明を止めます。
「そこまで」
「はい、隣の人に、今の説明を、リピートしてみて。」
全員が、隣を向き、女子の説明をリピートします。
協働的な学びが、個別最適な学びへと昇華する瞬間。
全員が、関係図の説明をリピートします。
思考が深まり、定着へと導かれるのです。
この時、一人一人が、主体的な学びに参加しているのです。
それは、熱心に、確実に、リピートされていきます。
記憶にきちんと残る、科学的な学習法が成立する瞬間でもあります。
指名女子。
ここで、発表を打ち切られます。
「ありがとう。次バッターに説明を続けてもらいます。」
指名女子は、納得して、次バッターに打席を譲ります。
さあ、誰が指名か。緊張が走ります。
指名を受けた、次バッター。
リピートを繰り返しているので、安定して、バッターボックスに立ちます。
関係図から。
1/4を1/4で割ると、1ですから。
その関係から、10わる1/4を計算します。
10を分数にして、10/1。
全員が、集中して、協働的な学びに、主体的に参加しています。
皆が、息を呑む、瞬間。
指名女子が続けます。
10/1かける4/1で、40。
答えは、40分となります。
ヒロイン、誕生の瞬間。
「そうです。」「同じです。」
皆の慰労の言葉が飛び交います。
このようにして、本日の協働的な学びは、めでたくゴールを迎えました。
校長は、ここで、終わるかと、思っていたのです。
が。
担任、初めて、前に立ちました。
皆さん、よく学習できました。
ところで、一人、違うことを書いていた人がいたのです。
皆さん、わる1/4としましたよね。
ある男の子は、逆方向に矢印を書いて。
かける1/4としていたのです。
つまり、式は( )かける1/4ですから。
( )は、10わる1/4で、10かける4。
答え、40分が求められますよね。
「はい」
実は、ある男の子、みんなと真逆の関係図を作っていたのです。
担任は、この「微細な変化」に気づいていたのです。
校長は、男の子に、声をかけました。
「認めてもらって、よかったね。」
男の子は、嬉しそうに、うなずきました。
そこで、ちょうど、チャイムがなりました。
終わります。
「ありがとうございました。」
令和の日本型教育が求める。
主体的、対話的で、深い学び。
それを、協働的な学び・個別最適な学びを通して実現する。
言葉で言うと、とてもカッコよくって、簡単に聞こえますが。
実は、
一枚の板書の写真にも、
かくも雄大で、深遠な物語が、
隠されているのです。
都城市は、求めています。
子どもが主体となる、授業を実現してほしい。
そのためには。
わ:指導者が「脇役」に徹すること。
さ:指導者が、先を読んだ授業を実現すること。
び:指導者が、子供の「微細な変化」に気づく授業を展開すること。
6年生の算数の授業を見ると、いつも、「もっとみていたいな」。
そんな気分にさせられますし。
子供達も「もっと授業を続けたい」と。
発言するのです。
by 校長