菓子野っ子ダイアリー

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2月17日(火) おいしさに感動! ~2年生が大切に育てたブロッコリーで「野菜パーティ」を開催しました~

秋から毎日、「大きくなあれ」と声をかけながらお世話をしてきた2年生。ついにその努力が実を結ぶ日がやってきました。昨日の朝、校庭の畑で立派に育ったブロッコリーを収穫し、自分たちで調理して食べる「野菜パーティ」を行いました。その熱気あふれる様子をお伝えします。
【畑には「緑の宝石」がずらり!】
寒い冬を乗り越え、2年生の畑には、驚くほど立派なブロッコリーが育ちました。

「わあ、私の顔より大きいかも。」、「つぶつぶがぎっしり詰まってるね!」

朝の収穫では、自分たちの背丈ほどもある大きな葉をかき分け、力強く育ったブロッコリーを手に、子どもたちは大興奮。自分たちで苗から育てた野菜の重みを感じ、どの子も誇らしげな表情を浮かべていました。

  
【協力してクッキング!「おいしくなあれ」の魔法】
収穫のあとは、いよいよ家庭科室での調理です。今回のメニューは、「ブロッコリーと卵の特製サンドイッチ」。

◆丁寧に進める準備作業
まずはゆで卵の殻むきからスタート。 「つるんとむけたよ。」、「あ、ちょっと白身がくっついちゃった…難しい。」と、指先に全神経を集中させて取り組みました。

  

包丁を使ってブロッコリーを細かく刻む作業では、周りの友達も「猫の手だよ。」、「ゆっくりね。」と声をかけ合い、安全に気をつけて進めることができました。

  

◆調理は、役割分担で切って、混ぜて、おいしさアップ!
ボウルの中に、刻んだブロッコリー、細かくしたゆで卵、そしてハムを入れて混ぜ合わせます。「緑と黄色で、とってもきれい。」、「お花の畑みたいだね。」大きな木べらを交代で持ち、みんなで協力して「おいしくなあれ。」と願いを込めて混ぜ合わせました。

   

  
◆自分たちで育てた味は「世界一!」
仕上げに、バターロールにたっぷりと具材をはさめば完成です!大きな口を開けて頬張る子どもたちの顔には、自然と笑みがこぼれます。

  

「ブロッコリーが甘い!」、「自分で育てたから、いつもよりずっとおいしいよ。」

中には野菜が少し苦手な子もいましたが、「自分たちが育てたブロッコリーだから」とパクパク食べる頼もしい姿が見られました。

実は取材をしていた私もお裾分けをいただいたのですが、バターロールの優しい甘さと、ブロッコリーのみずみずしさ、そして卵のコクが絶妙にマッチしていて、本当においしかったです。

  
【活動を通して学んだ「育てる喜び」】
今回の生活科の活動には、単に野菜を食べるだけでなく、以下のような大切なねらいがありました。

 ◇栽培活動を通して、命のつながりや収穫の喜びを知る。
 ◇「上手に世話ができた自分」に気付き、自信につなげる。
 ◇植物に親しみをもち、大切にしようとする心を育む。
空っぽになったお皿を前にした子どもたちの満足げな表情を見て、この数ヶ月の頑張りが大きな心の成長につながったことを確信しました。

ご家庭でもぜひ、今日のお話を聞いてみてください。そして、一生懸命育てた子どもたちの頑張りをたくさん褒めてあげてくださいね!

2月16日(月) 【6年生 外国語】ゲームで熱狂!?~デジタルで繋ぐ「中学校への夢」と「5W1H」~

卒業まであとわずかとなった6年生。 先日、外国語の授業におじゃますると、そこにはデジタルツールを自在に操り、中学校への期待を英語で語り合う、頼もしい最高学年の姿がありました。

【GIMKIT(ギムキット)で白熱!クイズで鍛える5W1H】
授業の前半は、デジタル学習プラットフォーム「GIMKIT」を活用した疑問詞(5W1H)の復習です。 ホワイトボードに掲示された "What / Who / When / Why / Where / How" の意味を、ゲームを通して定着させていきます。

画面上では、自分のキャラクターが動く「鬼ごっこ」のような世界が広がっています。「逃げなきゃ!でもエネルギーが……!」 そんな時、画面に「Whyの意味は?」といった四択クイズが出現。

「えーっと、Whyは『なぜ』だよね。よし、正解!エネルギー回復!」、「危ない、捕まるかと思った!クイズに答えるのが一番の近道だ!」
子どもたちは、ゲームを有利に進めたい一心で、必死に英語の意味を思い出します。「遊び」が「学び」に直結する、まさに夢中になれる時間でした。

  
【英語で広がる未来。中学校でやりたい部活動は?】
続いての活動は、より実践的なコミュニケーションです。「中学校に行ったら、どんな部活動に入りたい?」 というテーマで、自分の得意なことや将来の夢を英語で伝え合います。

ホワイトボードには、自分の状況に合わせて選べる多様なフレーズが用意されていました。

 ◆ I want to join the… (~部に入りたい)
 ◆ I’m good at… (~が得意です)
 ◆ I want to be a/an… (~になりたい)
「What club do you want to join?」

「I want to join the basketball club. Because I'm good at playing basketball!」

「Oh, nice! I want to be a baker in the future.」
身振り手振りを交えながら、友達と顔を見合わせて笑い合う姿が印象的でした。単なる単語の暗記ではなく、「自分の思いを伝えるための道具」として英語を使っている姿に、確かな成長を感じます。

  
【学習の足跡をデジタルで。Googleフォームによる振り返り】
授業の締めくくりには、一人ひとりが端末を開き、Googleフォームで「今日の学び」を振り返ります。画面には「将来の夢が言えたからうれしかった。」という素直な喜びの言葉が綴られていました。

自分の目標に対して何ができるようになったのか、何が課題なのか。 その場でパッと入力し、教師とも共有できるこのスタイルは、子どもたちの自己肯定感を高め、次の学習への意欲へとつながっています。

  
【中学校へのステップアップ】
ゲームで楽しく基礎を固め、自分の夢を言葉にし、最後は静かに自分を振り返る。 6年生の外国語の授業は、中学校という新しいステージに向けた、とても前向きなパワーにあふれていました。

デジタルを当たり前のツールとして使いこなしながら、自分の未来を英語でデザインしていく子どもたち。 これからも、その「伝えたい!」という気持ちを大切に育んでいきたいと思います。

  

2月13日(金) 10歳の節目に「ありがとう」を ~4年生、二分の一成人式に向けて準備中!~

2月20日(金)は、本年度最後の学校参観日です。 4年生の教室をのぞいてみると、いつになく真剣な表情の子どもたち。指先を軽やかに動かし、タブレットで何かを作成しています。

実はこれ、参観日に行われる「二分の一成人式」のプレゼン資料なんです。10歳という大きな節目に、これまでの自分を振り返り、支えてくれた方々へ感謝を伝える大切な準備の様子をお届けします。

◆Googleスライドで綴る「ぼく・わたしの10年間」
今回、子どもたちはGoogleスライドを使って発表資料を作成しています。 画面には、2015年に生まれたばかりの自分の写真や、幼い頃の懐かしい思い出が並びます。

「私の将来の夢は、優しい看護師さんになること。」、「小さな時の写真、少しはずかしいな。」
そんな声が聞こえてきそうなほど、スライドの一枚一枚に個性が光ります。「自分はどんな風に育ってきたのか」、「これからどんな大人になりたいのか」。ICT機器を使いこなしながら、自分自身とじっくり向き合う貴重な時間となっているようです。

  
◆こっそり覗き見?お家の方への「感謝のメッセージ」
作成中の画面を少しだけ覗かせてもらうと、そこには胸が熱くなるような言葉が並んでいました。

「ママへ:いつも美味しいご飯を作ってくれてありがとう。お出かけに連れて行ってくれるママが大好きだよ。」
「ぱぱへ:釣りのときに褒めてくれるのが嬉しいよ。お仕事頑張ってね、体にも気をつけてね。」
普段は照れくさくてなかなか口に出せない「ありがとう」や「大好き」の気持ち。子どもたちはタイピングに心を込めて、一生懸命に言葉を選んでいました。また、家族(姉妹)の紹介や感謝の言葉等も見られました。参観日当日は、ぜひハンカチをご用意してお越しくださいね。

   

  
◆本番さながら!大型モニターで最終リハーサル
準備が早く終わった児童は、教室の大型モニターを使ってリハーサルを開始! 担任の先生と一緒に、スライドをめくるタイミングや声の大きさをチェックしています。

一人あたりの持ち時間は3~4分。 「ここはもっとゆっくり話したほうが伝わるかな?」、「この写真をもっと大きくしよう!」と、より良い発表にしようと工夫を凝らす姿に、この一年間での大きな成長を感じました。

  
◆2月20日(金)は、子どもたちの「成長」をぜひご覧ください
10年前はあんなに小さかった赤ちゃんが、今では自分の考えをスライドにまとめ、堂々と夢を語れるようになりました。2月20日の参観日は、子どもたちが一生懸命に作った「感謝のカタチ」を、ぜひ会場で温かく見守っていただければと思います。4年生のみなさん、本番もその調子で頑張ってくださいね。

2月12日(木) 心ときめく「本との出会い」!移動図書館くれよん号がやってきた!

月に一度、かしのっ子たちがカレンダーに印をつけて待っている特別な日。それは、カラフルな車体に夢を乗せた移動図書館「くれよん号」の来校日です!今月も、たくさんの本と一緒に、子どもたちの笑顔が溢れる素敵な時間となりました。

【バスの中はまるで宝箱!お気に入りの一冊を探して】
「わあ、今日はどんな本があるかな?」、「見て!これ、ずっと読みたかったシリーズだ!」

バスの扉が開くと、そこには壁一面に並んだ本、本、本!子どもたちは目を輝かせながら、ぎっしりと並んだ背表紙を指でなぞります。

  

【ずらりと並んだ本棚にワクワク】
車内は、まさに動く図書室。狭いスペースながらも、かしのっ子たちは慣れた手つきで次々と本を手に取っていきます。「今日は8冊まで借りるんだ!」と、抱えきれないほどの本を大事そうに胸に抱える子の姿も。

「この本、絵がとってもきれいだよ。」、「ぼくはこっちの図鑑にする。」
そんな会話が、バスのあちこちから聞こえてきました。

  

【外の「あおいケース」も見逃せない!】
バスの外にも、本日返却されたばかりの人気の本が詰まった「あおいケース」が並びます。しゃがみ込んで真剣に選ぶ姿は、まるで宝探しをしているかのよう。外の空気を感じながら選ぶ本も、また格別です。

  
【気分は司書さん?ICTも活用して賢く選書】
今時のかしのっ子は、本を探すのもスマートです。PCでお目当ての本を検索&予約
「読みたい本が棚にないなぁ…」そんな時は、設置されたパソコンの出番です。 画面を真剣に見つめ、マウスを操作して本の貸出状況をチェック。「あ、今は貸出中だ。じゃあ予約しよう。」と、自分で判断して予約カードを書き進める姿が見られました。ICTを使いこなし、自分の読みたい本を主体的に探す姿に、大きな成長を感じます。

  

【丁寧なやり取りで深まる読書の楽しみ】
選んだ本を持って受付へ。「お願いします!」と元気にあいさつし、スタッフの方とやり取りをする時間も、子どもたちにとっては大切なコミュニケーションの場。丁寧に本を扱ってもらう様子を見て、子どもたちも本をより一層大切にしようという気持ちが芽生えているようです。
【まとめ:今日の一冊が、新しい扉を開く】
今日、かしのっ子たちが選んだ本は、冒険の物語でしょうか?それとも新しい知識が詰まった図鑑でしょうか?自分で選んだお気に入りの本を開くとき、子どもたちの心の中には新しい世界が広がります。ご家庭でもぜひ、「今日はどんな本を借りたの?」と声をかけてみてください。子どもたちが語る「本の話」から、意外な興味や関心が見つかるかもしれません。

次回のくれよん号の来校も、今から楽しみですね。

  

2月10日(火) 6年生へ「ありがとう」を届けたい!~3年生、お別れ遠足の出し物準備に熱中~

体育館方面から、何やら楽しそうな笑い声と元気な歌声が響いてきます。 のぞいてみると、3年生が2月27日(金)の「お別れ遠足」に向けて、出し物の練習に励んでいました!最上級生として学校を引っ張ってくれた6年生に、最高に楽しんでもらいたい。そんな3年生の熱い準備の様子をレポートします。

  

【「ひまん」が「ピーマン」に!?爆笑の丸点棒ゲーム】
3年生が企画したのは、テレビ番組でもおなじみの「丸点棒(まるてんぼー)ゲーム」です。 これは、提示された言葉に「○(半濁音)」、「点(濁音)」、「棒(伸ばし棒)」を付け足して、正しい言葉を当てるというもの。

「さあ、これは何かな?」 3年生が掲げたカードには「ひまん」の文字。

「はい!はい!わかった!」(6年生役の子ども)

「答えは……ピーマン!」

丸(゜)と棒(ー)を上手に組み合わせて正解を見つけ出すと、体育館は出番以外の子どもたちの大きな拍手に包まれました。 続いて出されたのは「たいこん」のカード。

「答えは、だいこん!!」

みんなで声を合わせて正解を叫ぶ姿は、練習とは思えないほどの盛り上がりです。本番、6年生がどんな表情で答えてくれるか、今から楽しみで仕方ない様子でした。

  

【「自分たちの力で」進める、たのもしい姿】
練習が終わると、3年生の真のすごさが見えてきました。先生に言われる前に、自分たちで次々と動き出したのです。

台詞の練習: 「もっと大きな声の方が届くかな?」と話し合う姿。
音楽のチェック: タイミングを合わせて、何度も音源を確認。
カードの作成・片付け: 使う道具を丁寧に作り、使った後はサッと協力して片付ける。
誰かのために一生懸命になることで、子どもたちの「自主性」がぐんぐん育っているのを感じ、とても頼もしく思えました。

   

  

【クイズの最後には、心のこもったメッセージ】
楽しいクイズの最後、3年生が掲げたのはクイズの答えではありませんでした。

「そつぎょう おめでとう!」

これまで優しくしてくれた6年生への、真っすぐな感謝のメッセージです。 出し物を通じて「楽しませたい」という気持ちと、「ありがとう」という感謝の心。その両方を届けるために、3年生は当日まで練習を続けます。
 お別れ遠足まであと少し。3年生の生き生きとした表情を見ていると、きっと心温まる素敵な会になるに違いないと確信しました。 保護者の皆様、地域の方々、ぜひ当日のお子さんの話を楽しみに待っていてくださいね!

2月9日(月) みんなにぴったり同じ数ずつ!~1年生算数「おなじかずずつ」の学習~

2月に入り、本日1年生の教室では算数の新しい学習「おなじかずずつ」が始まりました。 今回のテーマは、お友達にクッキーやあめを分ける場面をイメージした、割り算の基礎につながる大切な一歩です。教室をのぞくと、「どうやったらみんな同じになるかな?」と一生懸命に考える子どもたちの熱気でいっぱいでした。

【数図ブロックを使って考えよう:12個のクッキー、どう分ける?】
まずは「12個のクッキーを3人のお友達に同じ数ずつ分ける」という問題に挑戦です。 子どもたちは机の上に数図ブロックを並べ、一人分ずつ丁寧に動かしながら答えを探します。

「1こずつ順番にあげると…あ、まだ余ってるよ。」

「2こずつだとどうかな?…あ、もう少し配れそう。」

「わかった!4こずつなら、ぴったり3人分だ!」そんな楽しそうな声が聞こえてきそうです。

  

次は、4人のお友達におなじかずずつ分けるにはどうするのか考えました。黒板の前では、代表の児童が大きなブロックを使って自分の考えを発表してくれました。 「まず1こずつ配って、次にまた1こずつ配って…」と、操作しながら説明する姿はとても頼もしく、クラスの仲間も「なるほど!」と納得の表情で聞き入っていました。

  
【次のステップ:「2個ずつ分けると、何人分?」】
学習の後半では、少し違うパターンの問題にも挑戦しました。 「あめが8個あります。一人に2個ずつ分けると、何人に分けられますか?」という問題です。今度は、あめを「2個ずつの束」にして囲んでいきます。 「2個、4個、6個、8個…」と数えながら、「あ、4人に配れるね!」と、配れる人数を導き出すことができました。

  
【大型モニターで「みんなの考え」をシェア!】
授業の中では、ICT機器(大型モニターと書画カメラ)も大活躍です。 一人の児童が教科書に書き込んだ考えをカメラで写すと、瞬時に大きな画面に映し出されます。

「2個ずつ囲む」という方法が画面に大きく映ると、「僕も同じだよ!」、「私はこう囲んだよ!」と、考えを共有するのが一段とスムーズになります。視覚的にパッと確認できることで、どの子も自信をもって学習に取り組めていました。

 
【まとめ:算数は生活の中に隠れているよ】
「同じ数ずつ分ける」という考え方は、おやつを分けたり、掃除の担当を決めたりと、日々の生活の中でもよく使う知恵です。1年生の皆さんが、ブロックを使って一つひとつ「ぴったり」を見つけた時の嬉しそうな顔がとても印象的でした。これからも、身の回りにある「算数」を楽しみながら見つけていってほしいと思います。

ご家庭でも、「このお菓子、3人で同じ数ずつ分けるにはどうしたらいいかな?」と、ぜひお子様に「算数クイズ」を出してみてくださいね。

2月6日(金) 【5年理科】もっと溶かすにはどうすればいい?~「もののとけ方」の秘密に迫る探究授業~

5年生の理科では現在、「もののとけ方」の学習に取り組んでいます。 「水に溶ける」という身近な現象の裏側にある決まりを見つけるために、子どもたちが熱心に議論を交わした授業の様子をお伝えします。
【実験動画から見つけた「溶ける量」の不思議】
まずは前時の振り返りからスタート。50mlの水に「食塩」と「ミョウバン」がそれぞれどのくらい溶けるのか、実験動画で再確認しました。黒板には、前回の結果が示されています。

「食塩は7杯、ミョウバンは3杯……あんなに違うんだった。」、「決まった量の水に溶けるものには、限りがあるんだね。」
指をさしながら確認する先生の言葉に、子どもたちは深く頷きます。しかし、ここからが本番です。「もっと溶かしてみたい!」という純粋な好奇心が、次の問いを生み出しました。

  
【一人ひとりが「予想」を立てる~タブレットとワークシートの活用~】
「さらにたくさんの量を溶かすためには、どうすればいいだろう?」 この問いに対し、子どもたちは自分なりの作戦を立て始めました。ここで活躍するのが一人一台のタブレット(ICT端末)です。 スプレッドシート形式の「思考シート」を使い、「変える条件」と「変えない条件」を整理していきます。

理科の実験で大切なのは、調べたい条件を一つに絞る「条件制御」の考え方です。 「水の量を増やすなら、温度は変えちゃダメだよね。」、「ビンの大きさは関係あるかな?」と、論理的に考えを組み立てる姿が見られました。

  

【班の意見をぶつけ合う!「条件」を絞り込む話し合い】

個人の考えがまとまったら、次はグループでの話し合いです。

「やっぱりお湯にしたほうが溶けるんじゃない?」

「でも、水の量を2倍にしたら、溶ける量も2倍になると思うな。」

「よし、私たちの班は『水の量』を増やす作戦でいこう!」

タブレットで集まったクラス全員の意見を参考にしつつ、班の最終回答を大きなシートに書き込んでいきます。仲間の意見を聞き、自分の考えをブラッシュアップさせる姿は、まさに「協働的な学び」そのものでした。
  

【クラス全体で共有、そして次の実験へ!】
授業の終盤、各班がまとめた計画を発表しました。

「水の量を増やす」「水の温度を上げる(お湯にする)。」など、いくつかの有力な作戦が出揃いました。 クラス全体で議論した結果、次の時間はまず「水の量を増やすと、溶ける量はどう変わるか。」を確かめる実験に決まりました。

  

【まとめ:自ら問いを立て、解決する理科の学び】
今回の授業では、単に知識を覚えるのではなく、「どうすれば解決できるか。」を自分たちで設計するプロセスを大切にしました。ICTを使って思考を可視化し、対話を通して納得解を導き出す。こうした経験の積み重ねが、子どもたちの科学的な思考力を育んでいきます。

次回の実験で、子どもたちはどんな発見をするのでしょうか。 「予想は合っているかな?」「意外な結果になるかも?」 目を輝かせて理科室を後にする5年生たちの姿が印象的な、実りある研究授業となりました。

  

2月5日(木) 「ダメ。ゼッタイ。」のその先へ~6年生が警察署の方と学んだ「自分を守る」ための選択肢~

1月29日(木)、本校の6年教室にて、警察署から2名の講師をお招きし、6年生を対象とした「薬物乱用防止教室」を開催しました。

「薬物」と聞くと、どこか遠い世界の出来事のように感じるかもしれません。しかし、授業が進むにつれ、子どもたちはそれが「自分たちの日常や未来に直結する大切な問題」であることを肌で感じていったようです。

  
【「薬物乱用」の本当の意味とは?】
授業は、15分ほどの動画視聴から始まりました。画面に映し出される「覚醒剤で死亡」「危険ドラッグによる事故」という衝撃的なニュース映像に、教室内にはピンと張り詰めた空気が流れます。

ここで子どもたちが驚いたのは、「薬物乱用」の定義です。

「違法な薬物を使うことだけが乱用ではありません。たとえ風邪薬であっても、決まったルール(量や回数)を守らずに使うことは、すべて『乱用』になるのです。」
講師の方の言葉に、「えっ、お家にある薬も、適当に飲んじゃダメなんだ…」と、自分たちの生活に引き寄せて考える表情でわかりました。

  
【友だちの夢とつながった「オーバードーズ」の学び】
今回の授業で特に印象的だったのは、近年社会問題となっている「オーバードーズ(市販薬の過剰摂取)」についてのお話です。

実は、先日行われた「子どもの声を聞く会」で、6年生の代表児童が「薬剤師になりたい」という素晴らしい夢を発表してくれました。その中にも、この「オーバードーズ」という言葉が出てきました。

「不安や悩みを抱えて、薬をたくさん飲んでしまう人がいる。」
「そんな友だちの心に寄り添い、助けられる薬剤師になりたい。」
クラスメートの力強い言葉が記憶に新しい6年生にとって、警察の方の説明はより深く胸に響いたようです。単なる「知識」としてではなく、「大切な友だちを守るために必要なこと」として、どの子も真剣な眼差しで画面を見つめていました。

  
【「強い意志があればやめられる」…は〇か✕か?】
授業の後半は、復習クイズで盛り上がりました。

「薬物は、強い意志があれば自分の力でやめることができる。〇か✕か?」

子どもたちは元気よく、両手で大きな「✕」を作ります!正解はもちろん「✕」。 一度でも手を出してしまうと、脳の仕組みそのものが作り変えられてしまい、自分ではコントロールできなくなる「依存症」の怖さを学びました。

  
【誘われたらどうする?「断る勇気」と「逃げる勇気」】
最後には、もし悪い誘いを受けてしまった時の具体的な切り抜け方を教わりました。

「はっきり『いらない!』と言う。」
「『用事を思い出した』と言ってその場を離れる。」
「話題を変える、質問攻めにする。」
「断るのが難しい時は、逃げてもいいんだよ。」というアドバイスに、子どもたちは安心した表情を見せていました。自分を守るための選択肢は、一つではないのです。

  
【おわりに:ご家庭でもぜひ話題に】
今回の教室を通じて、6年生は「正しい知識」が自分や周りの人を守る武器になることを学びました。

薬物乱用は、決して一人では解決できない恐ろしい問題です。だからこそ、日頃から何でも相談できる親子関係、友人関係が一番の抑止力になります。ぜひ、学校でどんなことを学んだのか、ご家庭でも話題にしてみてください。

2月4日(水) 言葉を吟味して「情景」を届ける~5年生国語『言葉でスケッチ』の挑戦~

5年生の国語の教室。子どもたちがじっと大型モニターを見つめています。映し出されているのは、広大な砂漠に佇むラクダと、背後にそびえ立つピラミッド。今日は、この風景を絵ではなく『「言葉」でスケッチ』する学習です。

1 砂漠の風景を言葉で描く
この単元のゴールは、ただ見たままを記録するのではなく、読み手にその場の「情景」が浮かぶように書くこと。子どもたちはまず、ノートを「見て分かること」と「想像したこと」に書き分けていきます。 「ラクダの背中にはカラフルな布がかかっているね」 「ピラミッドは砂の色と同じに見える」 といった客観的な事実に加え、「ラクダは、ピラミッドの後ろにいる誰かを待っているのかもしれない」 といった、自分だけの想像を膨らませていきました。

  

2 短い言葉に想いを込める「言葉の吟味」
今回の学習で特に大切にしているのが、「言葉を吟味する」ことです。ダラダラと長く書くのではなく、あえて短い言葉で表現することで、対象の姿を際立たせます。

「『暑い』だけじゃなくて、砂の熱さが伝わる言葉はないかな?」、「ラクダの顔、なんだか笑っているみたい。優しい感じを出したいな」

そんなつぶやきが聞こえてきそうなほど、子どもたちは真剣に鉛筆を動かしています。比喩や擬声語・擬態語を使いながら、自分にしか見えていない砂漠の世界を言葉に落とし込んでいきました。

  

【児童のノートから:きらりと光る表現】
子どもたちのノートには、感性豊かな言葉が並んでいます。

「水もほとんどないエジプトの砂ばくで、ラクダは長い間水を飲んでいないはず。それでも立ち向かう勇気をもらいたい。」
「大きなピラミッドが神様のようにも見える。」
「砂漠のあたたかい風が、寂しいラクダをつつみます。」
ただの「風景」が、子どもたちの言葉を通すことで、体温や風を感じる「物語」へと変わっていく瞬間です。

  

3 学びを深める「相互参照」のひととき
書き上げた後は、お互いのノートを見合う活動へ。教室を歩き回り、友達がどんな言葉を選んだのかを「スケッチ」しに行きます。

「あ、その例え方、かっこいい。」

「『神様みたい』って表現、僕には思いつかなかったな。」

自分の机に座っているだけでは気づかなかった新しい視点。友達の表現に触れることで、「次はもっとこんな言葉を使ってみたい」という意欲がさらに高まったようです。

  

4 まとめ:言葉の力で世界を広げる
「言葉でスケッチ」の活動を通して、子どもたちは対象を深く観察し、相手に伝えるために最もふさわしい言葉を選ぶ力を養いました。

言葉を大切に選ぶことは、相手の心を動かす第一歩です。今回の授業で見せた「情景を伝える力」は、これからの生活の中でも、きっと豊かな人間関係を築く力になっていくことでしょう。

2月3日(火) 「大好き!」を伝えよう~3年生国語「民話の世界」をICTで広げる発表会~

3年生の教室から、何やら楽しそうな声と温かな拍手が聞こえてきました。のぞいてみると、国語「民話を読もう」の学習のまとめとして、一人一人がお気に入りの一冊を紹介する発表会が行われていました。日本の「三枚のおふだ」や「三ねん峠」だけでなく、世界中に古くから伝わる「民話」。子供たちは、その不思議な魅力や面白いポイントを自分なりの言葉で一生懸命に伝えていました。

  
【大型モニターと絵本を使い分け!自分流のプレゼンテーション】
今回の発表会で印象的だったのは、「デジタルの便利さ」と「アナログの温かさ」を上手に使い分けていたことです。子供たちは、タブレットで作成した紹介文を教室の大きなモニターに映し出します。「私が紹介するのは『ヘンゼルとグレーテル』です。ドイツの民話です」 と、あらすじをしっかりとした足取りで説明。さらに素晴らしいのが、手元にある本をみんなに掲げて見せる姿です。

「見てください!このお菓子の家のページがすごくおいしそうなんです。」、「島だと思っていたら、実は大きなクジラだったんですよ!」
モニターで要点を伝え、実際の絵本で「お気に入りの絵」を見せる。まるで小さな書評家のような、堂々としたプレゼンテーションでした。

  

【友達のいいところ発見!デジタル付箋で届ける「あたたかい言葉」】
発表を聞く側の子どもたちも、真剣そのものです。友達の発表が終わると、すぐに自分のタブレットを操作し始めました。活用しているのは、「デジタル付箋」の機能です。

「あらすじが短くまとまっていて、分かりやすかったよ。」
「クジラが島を持ち上げるところ、僕も面白いと思った。」
「話し方がはっきりしていて、すごかったね。」
といった感想が、次々と画面上に並んでいきます。 これまでは紙のカードに書いていた感想も、ICTを使えば全員分をリアルタイムで共有できます。友達から届くたくさんの「いいね!」に、発表した子も思わず照れくさそうな、でも誇らしげな笑顔を浮かべていました。

  
【拍手と笑顔が溢れる、学びのコミュニティ】
発表の最後には、クラス全員からの温かい拍手が送られます。

「次はあの子が紹介していた本を読んでみたいな」

そんな声も聞こえてくる、とても素敵な時間となりました。タブレットを文房具のように使いこなしながらも、根底にあるのは「物語を楽しむ心」。ICTを活用することで、子供たちの「伝えたい!」という意欲がさらに引き出されているのを感じました。次はどんな本との出会いが待っているのか、これからの読書タイムも楽しみですね!