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菓子野っ子ダイアリー
12月26日(金) 笑顔で締めくくる2学期~4・5年生の「手作りクリスマス会」に潜入!~
早いもので、2学期もいよいよ最終日(12月24日)。 校舎を歩いていると、3年生が真剣な表情で冬休みの計画を立てていました。その離れた棟の教室からは、何やら楽しそうな笑い声が…。
実は同じ2時間目、4年生と5年生の教室では、自分たちで企画した「お楽しみ会(クリスマス会)」が開催されていました。
【4年生】工夫がいっぱい!「クリスマスバスケット」と英語クイズ
4年生の教室に入ると、黒板にはクリスマス一色に彩られた可愛らしい式次第が! プログラムの一つ目は、フルーツバスケットをアレンジした「クリスマスバスケット」です。
「トナカイさん、動いて!」、「次はサンタクロースの番だよ!」
子どもたちの手元には、自分たちで描いたトナカイやサンタ、もみの木のイラストカードが。「次はどのグループかな?」と、ドキドキしながらカードを握りしめる姿がとても印象的でした。
その後は、女の子による読み聞かせタイム。 ただ物語を読むだけでなく、「『そり』は英語で何て言うかな?」とクイズを出す場面も。 「スレー(sleigh)!」と元気よく発音を真似する様子に、日頃の外国語活動の成果がキラリと光っていました。
【5年生】演出はプロ顔負け? ITを駆使した「いす取りゲーム」
5年生の教室では、白熱の「いす取りゲーム」が行われていました。驚いたのは、その演出方法です。
今の時代の子どもたちは、ICT機器を使いこなす名プロデューサー。大型モニターにはインターネットで見つけた華やかなクリスマス映像が流れ、雰囲気たっぷりの音楽が教室を包みます。
「音楽がいつ止まるかドキドキするね。」、「止まった!!」
大型モニターと自分たちのアイデアを組み合わせることで、いつもの「いす取りゲーム」がさらに特別なイベントへと進化していました。
【子どもたちの「自主性」が輝いた最高の時間】
今回のクリスマス会で何より素晴らしかったのは、子どもたちが主体となって準備を進めたことです。黒板に描かれた丁寧なイラストや式次第からは、「みんなで2学期を楽しく締めくくろう。」という熱い思いが伝わってきました。自分たちで考え、工夫し、実行する。そんな菓子野小の子どもたちの成長を強く感じるひとときでした。
【2学期の感謝を込めて】
本年も、菓子野小学校のホームページを通して子どもたちの活動を見守ってくださり、誠にありがとうございました。
保護者の皆様、地域の皆様の温かいご支援のおかげで、子どもたちは2学期もたくさんの学びと笑顔を得ることができました。
来年も、子どもたちの輝く姿をたくさんお届けしてまいります。 皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
12月25日(木) 「冬休み、何する?」3年生がGoogleスプレッドシートで自分だけの「冬休み計画表」を作成!
2学期の終業式が無事に終わった2校時。教室をのぞいてみると、3年生の子どもたちが何やら真剣な表情でタブレットに向かっていました。明日から待ちに待った冬休み。今回は、Googleスプレッドシートを活用して作成した「冬休みの計画表」の様子をレポートします。
【12月中に宿題を終わらせる!?頼もしい目標がずらり】
3年生の教室では、カチカチとキーボードを叩く心地よい音が響いています。画面をのぞいてみると、そこにはカラフルに色分けされた自分専用の計画表が。
まずは「冬休みの大きな目標」の入力です。
「よし、目標は『12月中に宿題を全部終わらせる』にするぞ!」、「私は『早寝早起きを頑張る』。あと、いとこと遊ぶのも楽しみ!」
そんな声が聞こえてきそうなほど、子どもたちの入力する文字にはやる気がみなぎっています。中には、おじいちゃんの家で行われる「おもちつき」など、冬ならではの家族行事を楽しみに打ち込んでいる子もいました。
1枚目の画像の目標には、「早寝早起きをしっかりと休みでも頑張る。いとこと遊ぶ。」 自分の生活をしっかり見つめた素敵な目標ですね。
【自分で決める「4つの取組」と「一行日記」】
今回の計画表の特徴は、ただ予定を書くだけでなく、自分で決めた4つの学習項目(計算スキル、宿題プリント、読書、キュビナ等)を毎日チェックできるようになっている点です。
計算スキル: 苦手を克服するチャンス!
宿題プリント: 計画的に進めて余裕を作ります。
読書: 冬の夜長に、じっくり本の世界へ。
キュビナ(Qubena): タブレットを使って効率よく復習!
さらに、その日の出来事を振り返る「一行日記」の欄もあり、毎日を大切に過ごそうとする工夫が凝らされています。「28日はおじいちゃんちでおもちつき!」 予定を入れると、休みがもっと楽しみになりますね。
【ICTと「手書き」を使い分けるハイブリッド学習】
驚いたのは、子どもたちのタイピングスキルの高さです。ローマ字入力もスムーズで、表の枠に合わせてテキパキと入力していく姿は、まさに現代の小学生!
一方で、手元の紙のプリントで考えを整理してからタブレットに入力するなど、「アナログ(手書き)」と「デジタル(ICT)」を上手に使い分けている姿も印象的でした。画面とプリント、両方を見比べながら真剣にペンを走らせる姿も見られました。
【充実した冬休みになりますように!】
自分で計画を立てることは、自分の生活をコントロールする「主体性」を育む大切なステップです。「いつ、何を、どれくらいやるか」を自分で決めた3年生のみんななら、きっと充実した14日間を過ごせるはず。3学期の始業式、一回り大きく成長したみんなに会えるのを楽しみにしています!
保護者の皆様へ お子様が持ち帰るタブレットの中に、この「計画表」が入っています。ぜひ、ご家庭でも「どんな計画を立てたの?」と話題にしてみてくださいね。
12月24日(水) 2学期終業式 ~「心のプレゼント」と確かな成長を振り返って~
12月24日(水)、長かった2学期の締めくくりとなる終業式を行いました。持久走練習や修学旅行、宿泊学習、日々の授業など、子どもたちが「本気」で取り組んだ多くの場面が思い出される1日となりました。
【 ◆代表児童による作文発表:努力と感謝で築いた2学期】
終業式では、5年生の代表2名が2学期の歩みを堂々と発表してくれました。
代表児童Aさん:具体的な目標と委員会への情熱 算数の面積や約数の学習、国語の物語文の読み取りなど、学習面で着実に力をつけたことを振り返りました。また、図書委員として「全校のみんなに喜んでもらいたい」という思いで紹介文を作成するなど、高学年としての責任感と他者への貢献意欲を示しました。
代表児童Bさん:体験を通じた心の成長と未来への展望 宿泊学習での班の協力や、地域の方との稲刈り体験など、多彩な活動を振り返りました。特にボランティア活動で花を植えた際、周囲から「ありがとう」と感謝されたことが大きな喜びとなり、その自信を糧に来年の6年生に向けてさらに成長したいという力強い決意を語ってくれました。
【◆校長先生のお話:「心のプレゼント」で自分をもっと好きになろう】
校長先生からは、2学期の振り返りとともに、「自分のことが好きだと思える『かしのっ子』になってほしい」というメッセージが伝えられました。
特に、12月に行った「心のプレゼント週間(ぽかぽかスタンプラリー)」では、学校中にたくさんの「優しさ」があふれました。校長先生が紹介された、素敵なエピソードを2つお伝えします。
「学校のために」という自発的な行動 4年生のある児童たちは、毎朝7時30分からコツコツと落ち葉を掃き、学校をきれいにしてくれました。誰かに言われたからではなく、「自分たちの力で学校を良くしたい」という真っ直ぐな心が、多くの人を清々しい気持ちにさせてくれました。
「ちょっとした優しさ」の言葉かけ 3年生のある児童は、鉛筆を忘れて困っている友達に気づき、「かそうか?」と自分から優しく声をかけました。その一言が、不安だった友達の心をどれほど温かく包み込んだことでしょう。
「人に優しくすると、自分の心も温かくなる」という魔法を、子供たちは日々の生活の中で実践しています。
【◆ 2学期の活躍を讃えて:表彰式】
式の最後には、スポーツや文化面、日々の活動で輝かしい成果を収めた児童の表彰を行いました。賞状を受け取る誇らしげな表情からは、これまで積み重ねてきた努力への自信が溢れていました。
明日から冬休みが始まります。ご家庭でも、子供たちが「お手伝い」や「元気な挨拶」という心のプレゼントを届けてくれることを願っています。3学期、さらに成長した皆さんに会えるのを心待ちにしています。
12月23日(火) 【4年生 外国語活動】「伝えたい」気持ちを育む~ICTとALTで広がる「学校」の世界~
こんにちは。今回は4年生の外国語活動の授業にお邪魔しました。 現在4年生では、「お気に入りの場所を紹介しよう(This is my favorite place.)」という学習に取り組んでいます。その学習の様子をお届けします。
【ALTの先生と一緒に!英語で言ってみよう「学校の教室」】
授業の前半は、学校の中にあるたくさんの「教室」の名前を英語で知るところからスタートです。ホワイトボードに映し出されたのは、「computer room(コンピュータ室)」や「music room(音楽室)」といったおなじみの場所。子どもたちは、ALTの先生のネイティブな発音をよく聴き、その後に続いて元気よくリピートしていました。
「校長室って principal’s office って言うんだ。ちょっと長いけど言えたよ。」、「Gym(体育館)は短いね。」
理科室、保健室、図工室……。普段過ごしている学校のはずなのに、英語で言ってみるだけで、なんだか少し新しい場所に感じられるから不思議です。
【クイズで大盛り上がり!Kahoot!(カフート)でリスニング】
授業の後半は、子どもたちが大好きな1人1台端末(Chromebook)の出番です。 学習アプリ「Kahoot!(カフート)」を使って、聞き取りクイズに挑戦しました。
端末からは英語の音声が流れます。「playground」という声が聞こえると、画面に表示された「運動場」、「プール」、「図書室」などの選択肢から、これだっ!と思うものをタップ!
「あっ、今の聞こえた。playground は運動場だよね。」、「よし、正解!次の問題は何かな?」(※子どもたちの心の声が聞こえるような学習の様子でした。)
イヤホンを耳に当てて真剣に音を聴き取る子、正解して思わず小さなガッツポーズをする子。教室中が心地よい緊張感とワクワクした熱気に包まれていました。
【楽しみながら、主体的に学ぶ】
これまでの「教科書を見るだけ」の学習とは違い、クイズ形式でテンポよく進むICTを活用した授業では、子どもたちの集中力が途切れません。間違えてしまっても「次は当てるぞ!」とすぐに切り替えられるのも、ゲーム感覚で学べる良さの一つです。こうして楽しみながら単語を繰り返すことで、自然と英語の音が耳に馴染んでいきます。
【次は「自分のお気に入りの場所」を伝えます!】
今日の授業で、学校にあるたくさんの教室の言い方をマスターした4年生。 次回の授業からは、これらを組み合わせて「自分のお気に入りの場所」を友達に紹介する活動に入ります。
「僕は理科室が好きだな。」、「私は図工室!」子どもたちがどんな理由を添えて、英語でお気に入りの場所を伝えてくれるのか、今からとても楽しみです。
12月22日(月) 本はともだち!1年生が「むかしばなし」の世界へ ~自分の経験とつなげて読む楽しさ~
1年生の教室を覗くと、子どもたちが一冊一冊の絵本とじっくり向き合っていました。現在、国語の授業では「むかしばなしをよもう」という単元を学習しています。外国の昔話に親しみ、そこで感じたことを友達と共有しながら、読書の幅を広げていく学習です。
【「おかゆのおなべ」から始まった、心の冒険】
この学習のスタートは、みんなで読んだ『おかゆのおなべ』でした。「おもしろい言葉があったよ。」、「ここがびっくりした。」と、まずは心に残った場面を出し合いました。先生が大切にしているのは、「本の中のお話」と「自分自身の経験」をリンクさせることです。
「不思議なおなべ、いいなあ。私もお腹が空いた時にあったらいいな。」、「あ、これ、お母さんがお料理してる時の匂いを思い出したよ。」
そんな風に、お話と自分の体験を結びつけることで、物語はもっと身近で楽しいものに変わります。先生が一人ひとりの発見を「それは素敵な気づきだね」と価値付けていくことで、子どもたちは「本を読むのって、なんだか心地いいな」と感じ始めているようです。
【世界に一つだけ!個性が光る「感想カード」作り】
これまでの授業では、いよいよ自分たちが選んだ外国の昔話を読み、感想をカードにまとめる活動を行いました。教室には、『ながぐつをはいたねこ』、『しまひきおに』、『ライオンとネズミ』など、魅力的な本がずらり。子どもたちは集中してページをめくり、お気に入りの場面を見つけていました。
子どもたちの生き生きとした「声」が聞こえてきそうです。
◆「このねこ、頭がいいんだよ。飼い主さんをお金持ちにするなんてすごいなぁ。」(『ながぐつをはいたねこ』を選んだ児童)
◆「おにと村の人が一緒に頑張っているところが一番好き。ぼくも運動会でみんなと頑張ったのを思い出したよ。」(『しまひきおに』を選んだ児童)
作成したカードには、力強い鉛筆の文字と、色鮮やかなイラストが並びます。文章だけで表現するのではなく、絵を添えることで、その子がどこに一番心を動かされたのかが、パッと見て伝わってきます。
【次のステップは「思いの分かち合い」】 今回作成した感想カードをもとに、次は友達同士で感想を伝え合う「交流会」が行われる予定です。
「自分はこう思ったけれど、友達はそんな風に感じたんだ。」、「その本、面白そう。今度借りてみようかな。」
そんな風に、感じ方の違いを認め合ったり、新しい本との出会いを楽しんだりする姿が見られることでしょう。
【「本はともだち」】 この学習を通して、子どもたちの心の中に、たくさんの素敵な物語が宝物として積み重なっていくことを願っています。ご家庭でもぜひ、「今日はどんな昔話を読んだの?」と声をかけてみてください。子どもたちの想像力豊かなお話が聞けるかもしれません。
12月19日(金) 【3年生】春を呼ぶ「一人一鉢活動」スタート!~心を込めてパンジーを植えました~
寒さの中にも、少しずつ春の足音が聞こえてくる季節となりました。 本校では、卒業式や入学式という大切な節目を華やかに彩るため、そして「命を大切にする心」を育む教育の一環として、全校で「一人一鉢活動」に取り組んでいます。こn回は、元気いっぱいの3年生がパンジーの苗植えに挑戦した様子をお届けします。
【卒業式・入学式へ向けて。感謝と歓迎の花を】 この活動で育てた花は、お世話になった6年生を送り出す卒業式や、新しい1年生を迎える入学式の会場に飾られます。「ありがとう」の感謝の気持ちと、「ようこそ」の歓迎の気持ち。子どもたちは、それぞれの思いを小さな苗に託し、春に満開の花を咲かせることを目指して大切に育てていきます。植物を育てる過程で、命の尊さや、手をかけることの喜びを肌で感じてくれることを期待しています。
元気にきれいに育つかな?こだわりの「パンジー植え」に挑戦!
色とりどりのパンジーの苗を前に、「わぁ、きれい!」「私は黄色にする!」と目を輝かせる3年生。担当の先生から、苗が元気に育つための「プロの手順」をしっかり教わりました。
【秘密は「スペシャル用土」と「トントン」のひと手間】 ①まずは、水はけを良くするために鉢底に籾殻(もみがら)をひとすくい。②次に、栄養満点に成分調整された「スペシャル用土」を半分ほど入れます。③そっとポットから取り出したパンジーの苗を、優しく配置します。④苗の周りに隙間なく用土を入れたら、ここがポイント! 植木鉢を地面で「トントン」と軽く叩き、土を落ち着かせます。
「スペシャルな土だから、すごく大きくなるかも!」、「トントンすると、苗がぐらぐらしなくなったよ!」、「根っこが伸びやすいように、ふかふかのベッドにしてあげなきゃね」
子どもたちは、小さな苗が心地よく過ごせるように、一つひとつの工程を丁寧に行っていました。土に触れる手つきはとても優しく、すでに「小さなお母さん・お父さん」の顔つきです。
【学級園にも広がる「やさしさ」の輪】 一人一鉢の作業が終わった後は、残った苗をみんなで学級園に植えました。殺風景だった冬の花壇が、あっという間に華やかに変身!最後にジョウロで水をあげながら、「冷たくないかな?」、「たくさんお水を飲んでね」と声をかける姿に、子どもたちの心の成長を感じました。
【春に満開の笑顔が咲くのを楽しみに】 これから毎日、子どもたちは自分だけの鉢に水やりをし、成長を見守っていきます。 時には花がしおれてしまったり、虫がついたりすることもあるかもしれません。そんな経験もまた、命と向き合う大切な学びの機会です。
春の式典で、子どもたちが育てた色とりどりのパンジーが、会場いっぱいに咲き誇るのが今から楽しみです。ご家庭でも、ぜひお子様の活動の様子を聞いてみてくださいね。
12月18日(木) なわとびの「お宝」発見!~1年生がジャンピングボードに夢中です~
冬の寒さが本格的になってきましたが、体育館の中は子どもたちの熱気でいっぱいです。 先日、体育館倉庫の掃除をしていたところ、以前使われていた「ジャンピングボード」が発見されました!
「これ、なあに?」、「ジャンプするところだよ!」
新しく登場したこの補助板に、1年生の子どもたちは興味津々。早速、体育の「なわとび学習」で活用することにしました。
【「魔法の板」で大ジャンプ!空飛ぶ1年生】 ジャンピングボードは、板のしなりを利用して高く飛び上がることができる、いわば「なわとびの特訓ボード」です。
「わあ!いつもより高く跳べる!」、「体がふわって浮くよ、先生見てて!」
ボードに飛び乗った子どもたちからは、驚きと歓喜の声が上がりました。地面で跳ぶのとは違う、独特の浮遊感にみんな夢中です。普段は「なわが足に引っかかっちゃう……」と少し苦手意識をもっていた子も、ボードの助けを借りることで、リズムよく「トントンッ」と跳べるようになり、パッと表情を輝かせていました。
【まえ跳び、後ろ跳び、そして憧れの「二重跳び」へ!】 最初は「まえ跳び」や「後ろ跳び」を練習していた子どもたちですが、ボードの感覚に慣れてくると、どんどん難しい技に挑戦し始めました。
◆腕をクロスさせて跳ぶ「交差跳び」、◆「シュシュッ!」と素早く回す「二重跳び」なかには、ボードの跳ね返りを上手く使って、1年生とは思えないような鋭いスイングで二重跳びに成功する子の姿も!
「やったぁ!はじめて二重跳びができた!」、「次はもっと速く回してみようかな?」
友達が成功するのを見て、「自分もやりたい!」と列に並ぶ子どもたちの目は、キラキラと輝いていました。自分の限界に少しずつ挑戦し、「できた!」という自信が積み重なっていく、素敵な時間となりました。
【冬の寒さを吹き飛ばすジャンプ!】 ジャンピングボードという強力な味方を得て、1年生のなわとび学習はさらに盛り上がっています。「できない」が「できる」に変わる瞬間。その喜びが、子どもたちの「もっとやりたい!」という意欲に繋がっています。これからも、楽しみながら体力づくりに励む子どもたちを、温かく見守っていきたいと思います。
12月17日(水) 【交通安全】2学期の登校班会を行いました ~安全な登下校は自分たちの手で~
寒さが一段と厳しくなってきた12月15日の朝、全校児童による「登校班会」が行われました。 4月の班会では、まだ大きなランドセルを背負って緊張していた1年生も、今ではすっかりたくましくなりました。今日は、長かった2学期の集団登校を振り返り、明日からの安全意識をさらに高めるための大切な時間となりました。
◆「ヒヤリ」としたことはない? 班ごとの真剣な振り返り
まずは、登校班ごとに分かれての反省会です。 4月当初は班長さんが一方的に教える場面が多かったのですが、今日の話し合いでは、下級生も積極的に発言する姿が見られました。高学年の子どもたちが中心となり、ふりかえりシートを見ながら丁寧に確認していきます。
「集合時間は守れているかな?」、「歩くスピード、1年生に合わせられていた?」、「あそこの交差点、車が急に来ることがあったよね」そんな声が聞こえてきそうです。特に素晴らしかったのは、「自分たちの班の課題」を自分たちで見つけようとする姿勢です。「挨拶の声が少し小さくなってきたかも」という反省が出ると、「じゃあ、明日から班長がもっと大きな声で先に言うね!」といった前向きな解決策も飛び出していました。
◆先生と確認! 危険箇所の再チェック
班ごとの話し合いが終わったところから、地区担当の先生も交えての確認が行われました。子どもたちだけの目線だけでなく、大人の目線からもアドバイスを行いました。 「冬になると、朝は太陽が低くてドライバーからみんなが見えにくいことがあるんだよ。」先生の問いかけに、「あ、そういえば!」とハッとした表情を見せる子どもたち。慣れが出てくるこの時期だからこそ、改めて気を引き締める良い機会となりました。
◆明日の朝、笑顔で学校に来るために
最後に、全体会として今現在の登校班の課題と、これから気をつけるべきポイントを確認しました。特にこれからの季節は、寒さから「ポケットに手を入れたまま歩く」、「フードを深く被って周りが見えにくくなる」といった危険が増えます。全体の話を聞く子どもたちの背筋はピンと伸び、その眼差しからは「明日からも無事故で登校するぞ」という強い意志が感じられました。
2学期も残りわずか。 保護者の皆様、地域の皆様、毎日の温かい見守り、本当にありがとうございます。 学校でも繰り返し指導を行いますが、ぜひご家庭でも「今日の登校班会、どうだった?」と話題にしていただき、安全についてお話しするきっかけにしていただければ幸いです。明日も元気に、安全に登校してくるみんなを待っています!
12月16日(火) 【避難訓練・番外編】「うわぁ、かっこいい!」真っ赤な消防車とレスキュー道具に大興奮
昨日の記事でお伝えした避難訓練の後、子どもたちが待ちに待っていたもう一つの「授業」がありました。 それは、校庭に来てくれた消防車の見学です!さっきまでの真剣な表情とは打って変わり、子どもたちは目を輝かせて「働く車」の周りに集まりました。
【「ボタンがいっぱい!」消防車の秘密に迫る】
間近で見る消防車の迫力に、みんな興味津々です。 普段は見ることができないポンプ室の計器や、きれいに巻かれたホースの棚が開かれると、「おお~!」という歓声が上がりました。
「このメーター、何に使うの?」、「ここから水が出るんだって!すごいね。」、「ホースってこんなにたくさん積んであるんだ…重くないのかな?」、「プールの水も使うんだって。」
消防署の方が一つ一つの質問に丁寧に答えてくださり、子どもたちはメモを取るのも忘れて聞き入っていました。
【「ロボットみたい!」レスキュー道具の重さを体験】
さらに、今回は特別な道具も見せていただきました。 交通事故などでドアが開かなくなった時に使う、鉄を切ったり広げたりする「救助工作機材(カッターやスプレッダー)」です。
「うわ、でっかいハサミみたい!」 「これ、持ってみる?」と言われて、代表の子が挑戦してみましたが…。
「……お、重い!!」 「これを片手で持って走るの!? 消防士さんってすごいなぁ」
強くて頼もしい消防士さんの姿に、憧れを抱いた子も多かったようです。
【小さな応援団に見守られて】
実はこの日、小学生の訓練が始まる少し前に、お隣の保育園の子どもたちが運動場へ遊びに来ていました。保育園のみんなは、小学生より一足お先に消防車を見学。「あかいくるま、おおきいね!」と大喜びの様子でした。 そして、その後の避難訓練では、お兄さん・お姉さんたちが真剣に避難する様子を、端の方からじっと見守ってくれていました。
小さな子どもたちにとっても、小学生の「本気」の姿は、かっこいいお手本に見えたかもしれません。 こうして異年齢の子どもたちが、同じ場所で「安全」について触れ合えるのも、地域に開かれた学校ならではの光景です。
見て、触れて、直接話を聞くことで、教科書だけでは分からない「地域の安全を守る仕事」のすごさを肌で感じた時間でした。 ご協力いただいた消防署の皆様、本当にありがとうございました!
12月15日(月) 命を守る「本気」の備え ~ブラインド方式での火災避難訓練と消火体験~
12月5日(金)、全校児童による火災避難訓練を実施しました。 今回は、地域の消防署の方々と、学校の消防設備を点検していただいている防災会社の方々にご協力をいただき、例年以上に実践的な訓練となりました。
空気が乾燥し、火災が起きやすくなるこの季節。 「もしも」の時に自分の命、みんなの命を守るために、子どもたちも先生たちも真剣な表情で取り組みました。
【「火元はどこ?」緊張感あふれるブラインド訓練】
今回の訓練の大きな特徴は、「ブラインド訓練」です。 これは、あらかじめ出火場所を知らせずに行う訓練のこと。「家庭科室から出火」などのシナリオを当日まで隠し、突然の非常ベルからスタートしました。
さらに、消防署の方のご協力で、無害な煙(発煙筒)を焚いて、実際の火災現場のような視界の悪さも再現しました。
「火事はどこだ!?」、「煙が見えるぞ、あっちじゃないか?」
先生たちも連携して火元を探しますが、煙が流れる中、正確な場所を特定して全校放送を入れるまでの難しさを改めて痛感しました。実際にやってみることで、「火災発生時の情報の伝達」がいかに難しいか、そして大切かという貴重な課題を見つけることができました。少し時間はかかりましたが、子どもたちは先生の指示をよく聞き、ハンカチで口を覆って、素早く運動場へ避難することができました。
【「ピン・ポン・パン!」そして「後ずさり」?消火器の使い方を体験】
避難が完了した後は、防災会社の方のご指導の下、水消火器を使った消火訓練を行いました。 まずは合言葉の確認です。
ピン: 安全栓(ピン)を抜く ポン: ホースを外して火に向ける パン: レバーを強く握る(パン!)
そして今回は、さらに一歩進んだプロの技も教えていただきました。 それは、「ホースの先を左右に動かすこと」と「後ずさりながら逃げること」です。
「わっ、火がついた!」、「火の根っこを狙って…」、「そうそう、ホースを左右に振って!」、「消えても油断しちゃダメなんだって。後ろを見ないで、後ずさりして戻るんだよ。」
防災会社の方からアドバイスを受けながら、「自分の身を守りながら、確実に火を消す」という動作を、体験を通じて学ぶことができました。見守る周りの子どもたちも、代表の友達がホースを左右に振る様子に合わせて体を動かしたり、「がんばれ!」と心の中で応援したりと、全員で消火の疑似体験をしているようでした。
訓練の最後には、消防署の方から講評をいただき、代表の6年生が御礼の言葉を述べました。「今日は私たちのためにありがとうございました。火事を見つけたら大きな声で知らせて、今日習ったように避難します。」堂々とした挨拶に、消防署の方も頷いておられました。今回の訓練で浮き彫りになった「火元特定の難しさ」などの気付きは、すぐに学校の安全計画に反映させ、より安全な学校づくりに役立てていきます。
【保護者の皆様へ】 ご家庭でも、冬場の火の取り扱いには十分ご注意ください。 今日の訓練の様子をお子さんに聞いていただき、「家のここが火事になったらどう逃げる?」など、ご家庭での防災会議のきっかけにしていただければ幸いです。
12月12日(金) 「へぇ~!」がいっぱい ~食材のひみつを探る3年生の研究員たち~
3年生の教室では、国語「食べ物のひみつを教えます」の学習が進んでいます。 この単元では、大豆や米、麦など、元の食材がどのように加工され、別の食品に姿を変えるのかを調べ、友だちに説明する文章を書きます。
今日は、図書室の本や教科書を使って情報を集め、構成を練る時間でした。子どもたちはまるで「食の探偵」のように、食材のひみつを次々と発見していました。図書資料とタブレットの「二刀流」で探究中! 教室を回ってみると、それぞれの興味に合わせて様々な食材を調べていました。
【食材の「変身」をレポート!】 それぞれの興味に合わせて、様々な食材について調べています。
◆小麦がパンに! どうやってふくらむのかな?」と、本で読み取った情報を基に、友だちと話し合いながらタブレットにまとめていました。
◆牛乳がクリームに! 図書の本で「変身」の様子を発見。「見て見て、クリームになるんだって!」と、新しい発見を友だちと共有していました。
◆お米がおもちに! お米がもちになる工程について書かれた本を、じっくりと読み込んでいました。
◆トウモロコシのひみつ 説明に必要な写真を、本からタブレットのカメラで撮影して取り込むなど、工夫して資料を集めていました。
◆大豆が豆乳に! ある子は、大豆から豆乳ができるまでを一人で黙々と調べていました。自分が知りたいことをとことん突き止める姿は、立派な研究員です。
【「一人で深める」学びの姿】 特に印象的だったのは、自分のペースでじっくりと探究する姿です。周りの友達と相談しながら進めるのも楽しい学習ですが、3年生にして「自分が知りたいことを、自分の力で突き止めたい」と、集中して課題に向き合う姿勢に大きな成長を感じました。
【本とタブレット、個と集団。自分に合ったスタイルで!】
教室を見渡すと、素晴らしい光景が広がっていました。 詳しい情報を得るために図書室の本(アナログ)をじっくり読み込む子、まとめるためにタブレット(デジタル)を駆使する子。道具を巧みに使い分ける姿はさすが現代っ子です。
また、友だちと活発に意見を交わすグループの横で、一人静かに集中して探究する子の姿もありました。「みんなで」も「ひとりで」も、それぞれの学び方が尊重され、共存している空間がとても素敵でした。
これからどんな「食べ物のひみつ事典」が出来上がるのか、完成が楽しみです。
12月11日(木) 個性あふれる物語が誕生!~小さな作家たちの冒険物語~
今日の2年生の教室は、静かな熱気に包まれていました。国語「お話のさくしゃになろう」の学習です。 子どもたちは、教科書にある「はじめ」と「おわり」をつなぐ、物語の「中の部分(できごと)」を考える活動に取り組んでいます。
教科書には、ヒントとなる4つの場面絵(ねずみたちが舟に乗る様子や、ふくろうに出会う様子、おかしを拾う様子など)が描かれていますが、どんなねずみが登場し、どんな冒険をするのかは、すべて「小さな作家さん」たちの自由な想像力に任されています。机をのぞいてみると、驚くほどユニークな物語が生まれていました。二人の「作家さん」の作品を少しだけ紹介します。
【作品紹介①:森での冒険と優しい鳥さん】 こちらの作家さんは、「くもちゃん」と「えがおちゃん」という2匹のねずみを登場させました。
くもちゃん:舟に乗るのが好きじゃない
えがおちゃん:おしゃれが好き おなかがすいた二人は、「きのみ」を探しに舟に乗ります。森の中をずっと歩いて疲れてしまった時、親切な鳥さんが現れて、「きのみがある場所へ連れて行ってあげるよ」と助けてくれる、心温まるストーリーを展開していました。挿絵の表情もとても豊かです。
【作品紹介②:川での出会いと手作りボート】 こちらの作家さんの主人公は、「ねずちゃん」と「ねずたろう」です。
ねずちゃん:運動が好き
ねずたろう:勉強が得意 おなかがすいた二人は、なんと葉っぱで舟を作り、川へ「どんぐり」を探しに出かけます。そこで出会ったのは「メダカのお姉ちゃん」。勉強が得意なねずたろうと、運動好きなねずちゃんが、川でどんな活躍をするのか続きが気になります。
真剣な眼差しで物語を紡ぐ子どもたち 他の子どもたちも、それぞれの世界に入り込んでいました。 じっと考え込んでストーリーを練る子、思いついたアイデアを勢いよく書き留める子、登場人物の挿絵にこだわって色を塗る子……。どの子も「作者」の顔をしています。
「次はどんなことが起きるかな?」、「ここで誰か助けてくれる人が出てきたら面白いかも!」
教室のあちこちから、想像のつぼみが開く音が聞こえてきそうです。 書き上げた物語を読み合う時間が、今からとても楽しみです。
12月10日(水) ICTで計測、ホワイトボードで分析!~科学者のような眼差しの5年生~
本日は、5年生の理科「ふりこのきまり」の授業風景をお届けします。 これまでの実験で、「ふれはば」や「おもりの重さ」を変えても、1往復する時間は変わらないことを突き止めてきた5年生 。
今日の課題は、「ふりこの長さを変えると、1往復する時間は変わるのだろうか?」です。
実験も回数を重ね、子どもたちは準備から計測まで、ずいぶん手慣れた様子で進めています。 実験道具の扱いもさることながら、計測には1人1台端末(タブレット)の時計機能をストップウォッチとして活用。現代の理科室の風景です 。
教室のあちらこちらから、生き生きとしたやり取りが聞こえてきます。
「3、2、1、スタート!」、「ストップ!……あ、さっきより時間がかかってる」、「15cmの時は速かったけど、35cmにしたらゆっくりになったね」
真剣な眼差しでふりこを見つめ、0.01秒単位の数値を読み取る姿は、まるで小さな科学者のようです。
実験の後は、得られたデータを班ごとに分析します。「結果から言うと……」、「長さが長くなると、時間は増えるってことだね。」
ホワイトボードには、計測した数値とともに、「ふりこの長さを変えたら、1往復する時間は長くなる」という結論が、自分たちの言葉でしっかりとまとめられていました 。
班ごとの話し合いで深まった考えを、次はクラス全体でどう共有し、深めていくのか。「ふりこのきまり」を完全に解き明かすまでの、これからの「全体での話し合い」もとても楽しみです。
12月9日(火) 【読み聞かせ】ビックリ!どきどき?じーん……~心と想像力が広がる朝のひととき~
先日の朝の活動は、子どもたちが大好きな「読み聞かせボランティア」の皆さんによる絵本の時間でした。 今日の選書は、ページをめくるたびに歓声が上がったり、じっくりと考え込んだりと、子どもたちの心を豊かに揺さぶる素敵な本ばかりでした。
◆ 教室からはみ出しそう!?驚きの「実物大」 『実物大!世界のどうぶつ絵本』 が登場すると、子どもたちは前のめりに! 「うわっ、でっかい!」「ホッキョクグマの手、僕の顔より大きいよ!」 本自体も大きいのですが、そこには収まりきらない実物大のパンダの顔やダイオウイカの目。迫力満点の絵に、子どもたちの目は釘付けでした。
◆ お菓子が変身?笑顔になあれ 『おかおになあれ!』 では、教室中が笑顔に包まれました。 サクサクのクッキーや、とろけるチョコレートが……なんとユニークな「顔」に変身!「あ、笑ってる!」「おいしそうだけど面白い顔!」と、想像力が刺激される楽しい一冊でした。
◆ 「心」ってどこにあるんだろう? 『心ってどこにある』 は、少し立ち止まって自分自身を見つめる時間になりました。 「好きな人の前だとほっぺが赤くなるから、ほっぺかな?」「ドキドキするから胸かな?」 犬の心はしっぽにあるかもしれない……そんな問いかけに、自分の胸に手を当てたり、友達と顔を見合わせたりしながら、「心」のありかを静かに考える子どもたちの姿が印象的でした。
◆ 出会いが生む奇跡と多様性 そして、高学年の教室では名作『からすたろう』が読まれました。 誰からも理解されなかった少年と、その隠れた才能を見出した「いそべ先生」の物語。 「どんな大人に出会うかで、子ども時代は変わる」・・・物語を通して、「教育とは何か」「多様性とは何か」という深いテーマに触れました。この世に生まれたすべての人が等しく輝く権利をもっていること、そして個性を認めることの大切さを、子どもたちは静かに、しかし強く受け止めていたようです。
朝の短い時間ですが、驚き、笑い、そして深い学びがつまった「心の栄養」たっぷりの時間となりました。 ボランティアの皆様、今日も素敵な本との出会いをありがとうございました。
12月8日(月) 【5・6年生】世界を見つめ、足元から行動を!~プレゼンコンテスト校内審査~
12月3日(火)、5・6年生の教室にて「令和7年度 都城市小・中学生プレゼンコンテスト」に向けた校内審査会が行われました。このコンテストは、子どもたちが身近な社会問題に関心を持ち、自分たちの考えを伝えることで情報活用能力を高めることを目的としています 。
【初めての挑戦 5年生】 5年生にとっては初めてのプレゼン発表。開始前は緊張でドキドキしている様子が伝わってきましたが、いざ始まると堂々とした発表を見せてくれました。 5年生からは2つの班がエントリーしました。
◆「農家の高齢化問題について考える」:自分たちのお米作り体験を通し、農業の担い手不足という社会問題に切り込みました。
◆「地球温暖化による異常気象の影響について」:台風など、身近に感じる気象の変化から環境問題について考察しました。
【想いを形に 6年生】 6年生は3つの班に分かれ、全員が発表を行いました。
◆「菓子野町の人口を増やしたい」:地域の未来を考え、人口減少という課題に対するアイデアを発表しました。
◆「修学旅行の思い出」・「心に残った修学旅行」:平和学習や歴史探訪など、実際に現地で学んだことや感動をスライドにまとめました。
◇タブレットで相互評価 発表を聞いた後は、ただ拍手をするだけではありません。1人1台の端末(Chromebook)を使い、Googleフォームを通して「声の大きさ」「スライドの見やすさ」「内容の説得力」などを文章で入力し、互いに評価し合いました 。真剣な眼差しで友達の発表への感想を打ち込む姿は、さすが高学年でした。
◇審査結果発表 先生方による厳正な審査の結果、今年度の学校代表は…… 5年生の「農家の高齢化問題について考える」チーム に決定しました。
選定の決め手は、募集要項にある~「Think Globally, Act Locally(世界規模で思考し、足元から行動せよ)」~という視点 です。自分たちの実体験(お米作り)から出発し、それを社会全体の課題(高齢化・食料問題)へとつなげた構成が高く評価されました。
代表に選ばれたチームは、これから動画とスライドをさらにブラッシュアップし、都城市への提出に向けて準備を進めます。惜しくも代表にならなかったチームも、地域の課題や自分たちの思い出を「相手に伝わるように表現する」という素晴らしい経験ができました。この学びを、これからの学習にも生かしていってほしいと思います。
12月5日(金) 親子で頭をひねって挑戦!~5年国語「カンジー博士の暗号解読」~
先日の参観日、5年生の教室では、まるで謎解きイベントのような国語の授業が行われていました。
【単元名は「カンジー博士の暗号解読」】 黒板に書かれた△や◯、□といった記号の暗号文を読み解き、隠された漢字を当てる学習です。
「レベル1」は自分の力で!
まずは、黒板に張り出された「レベル1」の問題からスタートです。
最初は「?」という表情で考え込んでいた子どもたちでしたが、一人がひらめくと、教室のあちこちから納得の声が上がります。
「わかった!これ、読み方は一緒なんだ!」
「読み方は同じ『ジ』でも、△は『時』で、こっちは『自』だ!」
子どもたちは、「記号には読み方が同じで、形(意味)が違う漢字が入る」というルールに気づき、次々と正解の漢字を当てはめていきました。
【難問「レベル2」は親子で協力!】
続いて出題された2問目は、ぐっと難易度がアップ。「うーん……」と鉛筆が止まる子が増えてきました。すると、後ろで見守っていたお父さん、お母さんたちの出番です。
「ねえ、これ『放課後』じゃない?」、「あ、そうか! じゃあ読み方は『ホウ』だ!」
「でも、こっちの△に入る『ホウ』は何だろう?」、「北西の……角だから……?」
あちこちの机で、親子で顔を寄せ合い、相談する姿が見られました。保護者の方も「けっこう難しいね」「あ、この漢字じゃない?」と、子どもたちと一緒に本気モードに。
正解にたどり着いた時の「あ~、すっきりした!」という笑顔は、大人も子どもも一緒でした。
漢字の面白さと奥深さを、親子で楽しく味わった1時間となりました。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました!
12月4日(木) 【1年音楽】「いいおと みつけたよ!」~お家の人の前でドキドキの演奏会~
11月28日(金)の参観日、1年生は音楽室で「きにいった おとを みつけて、うたと いっしょに ならしましょう」の学習を行いました。
教室に入ると、いろいろな楽器がずらり。 トライアングル、すず、カスタネット、タンバリン、ウッドブロック……。 子どもたちは、たくさんの楽器の中から「これだ!」と思うお気に入りの一つを選びます。
今日のめあては、ただ鳴らすだけではありません。 「この楽器は、どんな叩き方をするといい音がするかな?」と考えながら、歌に合わせてリズムを打ちます。緊張気味の顔が見られます。「次はぼくの番だ……」
お父さんやお母さんが後ろで見守る中、一人ずつ順番に発表を行いました。 いつもより少し緊張した面持ちでしたが、自分の番が来ると表情は真剣そのもの。
自分の番が近づくと……
(チリリン チリリン♪) 「お星様が光っているみたいでしょ?」
写真の児童は、トライアングルという楽器を選んで演奏しました。角の部分を素早く往復すると鳴る音を楽しみながら、リズムに乗って堂々と発表することができました。
他のお友だちも、 (シャン、シャン♪) と涼しげなすずの音や、(カン、カン!) と元気なウッドブロックの音など、 それぞれの楽器の「いい音」を見つけて響かせました。
みんなの前で、しかもお家の人が見ている前での発表はとても緊張したと思いますが、演奏を終えた子どもたちは 「あ~、ドキドキした! でも楽しかった!」 と、ほっとしたような満面の笑顔を見せてくれました。音を楽しむと書いて「音楽」。 一人ひとりが主役になれた、素敵なミニ演奏会となりました。
12月3日(水) 【4年理科】決定的瞬間を逃すな!~「ものの温度と体積」実験でタブレットが大活躍~
理科室から4年生の歓声と共に「撮れた?」、「もう一回見せて!」という興奮した声が聞こえてきます。 理科「ものの温度と体積」の学習におじゃましました。今日のテーマは「温度によって空気の体積(かさ)は変わるのか?」です。 ガラス管をつけたフラスコにゼリーを詰め、お湯で温めたり氷水で冷やしたりして、その動きを観察します。
「よし、録画スタート!」 「お湯に入れて温めるよ……あ! 動いた!」
今回の実験では、変化の一瞬を逃さないよう、タブレットを使って動画で記録を行いました。 肉眼では見逃してしまいそうな微妙な変化も、タブレットならバッチリ捉えることができます。
しかし、実験は予想外の展開に……。 お湯につけて急激に温めた班では、カメラを構えたその目の前で・・・
「うわっ! 飛んだ!」、「すごい勢いで飛び出してきた!(笑)」
空気が膨らむ勢いが良すぎて、ゼリーがロケットのようにガラス管から飛び出し、撮影していた児童のひざ元へ! 「今の撮れてた?」、「再生してみよう!」 すぐに動画を見返すと、ゼリーが急上昇して飛び出す決定的瞬間が映っており、班のみんなで大盛り上がりです。
逆に、氷水で急いで冷やした班では…… 「あれ? ゼリーが消えた?」 「フラスコの中に落ちちゃった~!」
今度は空気が縮む力で、ゼリーがフラスコの中に吸い込まれてしまいました。 これもすぐにタブレットでリプレイ確認。「うわ、一気に下がってるね!」と、空気が縮むスピードの速さを改めて映像で確かめていました。
実験結果がうまくいった時も、失敗してしまった時も、映像があることで「なぜそうなったのか?」をすぐに振り返ることができます。 楽しみながらも、「温めると空気は膨らんでゼリーが上がり、冷やすと縮んで下がる」という事実を、ICT機器を活用してしっかりと定着させていました。
空気の次は「水」、そして「金属」と実験は続いていきます。 次回の実験でも、子どもたちの鋭い観察眼とタブレットの記録力が、新たな発見を捉えてくれることでしょう。
12月2日(火) 【3・4年】「動物との約束」ってなに?~ いのちの授業で考えた「自分ができること」~
11月28日(金)の参観日、3・4年生は総合的な学習の時間として、みやざき動物愛護センターの方を講師にお招きし、「いのちの授業」を行いました 。
今回のテーマは「動物との約束 自分ができること」です 。 前回の秋の遠足で愛護センターを訪問した学びを生かし、今回は「動物へのかかわり方」や「共生」について、さらに深く考えました 。
「見て!この犬、すごく笑ってる!」 「ほんとだ、嬉しそう!」
講師の先生がスクリーンに映し出したのは、満面の笑みを浮かべた犬の写真。 「人間と同じように、動物にも『心』があるんだよ」という先生の言葉に、子どもたちは大きくうなずきながら聞き入っていました 。
後半のワークシートに取り組む時間では、「動物との約束 自分ができること」について考えました 。 黒板に示された「かわいがる」、「のこさない」、「ごみのしまつ」などのキーワードを参考にしながら、自分ならどんな行動ができるか、鉛筆を走らせます 。
「(ペットは)さいごまでかわいがる」、「(家畜には)感謝して、のこさず食べる」、「(野生動物は)遠くから見守る」
子どもたちは、それぞれの動物に対して人間ができることを真剣に考え、ワークシートに記入していました 。
授業の中では、私たちの身近にいる動物を「ペット」、「家畜」、「野生動物」の3つのグループに分けて考えました 。 黒板にそれぞれの動物のカードを貼りながら、人間との正しい付き合い方や「約束」を確認していきます 。
ペットとは…? 「最後まで責任をもって飼うこと(終生飼養)」
家畜とは…? 「命をいただくことに感謝すること(いただきます・ごちそうさま)」
野生動物とは…? 「自然のままに見守ること(自然の保護)」
授業の最後には、講師の先生から「動物を飼うことには責任が伴う」という大切なお話を聞き、人と動物が共に生きる「共生」について学びを深めました 。「自分ができること」を見つけ、これからの生活につなげていこうとする子どもたちの姿がとても頼もしかったです 。ご家庭でもぜひ、今日考えた「動物との約束」について話題にしてみてください。
12月1日(月) テクノロジーで地域を救え!5年生が富士通のプロとキャリア教育授業でアイデア発表!
5年生は『一般社団法人 プロフェッショナルをすべての学校に』によるキャリア教育の一環として、企業のプロフェッショナルである富士通の皆さんと遠隔授業「プロ学」に参加しました。
この授業は、「さまざまなプロフェッショナルから学ぶことができる社会の実現」という理念のもとで行われ、特に今回は、生活を支えるテクノロジーを学びながら、問題解決能力や職業観を養うことを目的としています。
【富士通からのミッション:地域の困りごとを解決せよ!】
5年生に課せられた課題は、「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」。
子どもたちは、①見える化(データを視覚的に)、②自動化(単純作業を自動化へ)、③つながる化(ネットでつながる) の3つのテックカード(テクノロジーの機能)を活用し、地域の課題を発見し、解決策を考える取り組みに挑戦しました。
6つの班に分かれた子どもたちは、話し合いを重ねてアイデアを練り上げ、いよいよ富士通のプロフェッショナルの方々に向けて発表です。
【活気あふれるアイデア発表会!】
緊張しつつも、練習した通りに自分たちのアイデアをプロに提案する子どもたち。画像を見ると、紙にまとめたオリジナルのアイデアシートや、タブレットPCを使って熱心に発表している様子がわかります。
5年生の未来のエンジニアたちによる発表の一例
「地下水の水質をよくする!」
◆地下水に溶け出した有害物質を、「自動化」や「つながる化」で監視・除去するアイデアを発表。
◆富士通さんからは、具体的な仕組みについての質問があり、まるで商品開発の会議のような白熱したやり取りが交わされました。
「通学路のポイ捨てをなくそう!」
◆「見える化」や「つながる化」を使い、ポイ捨ての多い場所をみんなに知らせたり、きれいな場所にすることで歩きやすい通学路を目指すアイデア。
◆発表後、プロの方から「すごい!イラストで問題と解決がすごく分かりやすいね」と称賛の声が上がり、子どもたちは誇らしげな表情を見せました。
「食べる物を育てやすく、安全にする!」
◆ドローンやロボットを活用して農作業を「自動化」し、少ない人数で効率よく、安全に食べ物を作れるようにするアイデア。
◆プロの方々からの質問や、さらに良い解決策に向けたアドバイスに、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
【働く意味に触れる質問コーナー】
発表を終えた子どもたちは、質問コーナーで富士通の皆さんとの交流を深めました。特に質問が集中したのはロボット開発についてです。
「どんなロボットを開発しているのですか?」という質問に対し、富士通の方からは、「近年は、形のあるロボットよりも、AIの開発が進んでいるため、形のないソフトウェア型のロボットの開発が多いんですよ」という、最先端の話が飛び出しました。
そして、「どんな時にやりがいを感じますか?」という問いには、
「私たちが作った技術や商品で、使う人が喜んでくれることが何より嬉しいです。」
と、働くことの喜びと意味について熱く語っていただきました。この一言は、子どもたちの心に深く響いたようです。
今回の授業を通して、5年生はテクノロジーが地域社会を支えていること、そして社会をより良くするために働くことの意義を肌で感じることができました。富士通のプロフェッショナルの方々、貴重な機会をありがとうございました。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
30   | 1 2 | 2 3 | 3 3 | 4 2 | 5 3 | 6   |
7   | 8 3 | 9 3 | 10 3 | 11 3 | 12 3 | 13   |
14   | 15 2 | 16 2 | 17 2 | 18 2 | 19 2 | 20   |
21   | 22 1 | 23 1 | 24 2 | 25 1 | 26 1 | 27 1 |
28 1 | 29 1 | 30 1 | 31 1 | 1 1 | 2 1 | 3 1 |
菓子野小保護者の皆様へ
11月28日(金) 学校参観日があります
2校時 参観授業(1~3年)、学級懇談(4~6年)
3校時 参観授業(4~6年)、学級懇談(1~3年)
★3・4年生の参観授業は、「宮崎県動物愛護センター」の先生による「いのちの授業」が行われます。ぜひご参観ください。(動物愛護センター見学は、10月27日の記事に掲載しています。)
★2校時開始時刻 9:25~
★車は、運動場芝生の上に駐車をお願いします。
宮崎県都城市菓子野町9555番地
0986-37-0527
FAX
0986-37-0591
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