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菓子野っ子ダイアリー
12月8日(月) 【5・6年生】世界を見つめ、足元から行動を!~プレゼンコンテスト校内審査~
12月3日(火)、5・6年生の教室にて「令和7年度 都城市小・中学生プレゼンコンテスト」に向けた校内審査会が行われました。このコンテストは、子どもたちが身近な社会問題に関心を持ち、自分たちの考えを伝えることで情報活用能力を高めることを目的としています 。
【初めての挑戦 5年生】 5年生にとっては初めてのプレゼン発表。開始前は緊張でドキドキしている様子が伝わってきましたが、いざ始まると堂々とした発表を見せてくれました。 5年生からは2つの班がエントリーしました。
◆「農家の高齢化問題について考える」:自分たちのお米作り体験を通し、農業の担い手不足という社会問題に切り込みました。
◆「地球温暖化による異常気象の影響について」:台風など、身近に感じる気象の変化から環境問題について考察しました。
【想いを形に 6年生】 6年生は3つの班に分かれ、全員が発表を行いました。
◆「菓子野町の人口を増やしたい」:地域の未来を考え、人口減少という課題に対するアイデアを発表しました。
◆「修学旅行の思い出」・「心に残った修学旅行」:平和学習や歴史探訪など、実際に現地で学んだことや感動をスライドにまとめました。
◇タブレットで相互評価 発表を聞いた後は、ただ拍手をするだけではありません。1人1台の端末(Chromebook)を使い、Googleフォームを通して「声の大きさ」「スライドの見やすさ」「内容の説得力」などを文章で入力し、互いに評価し合いました 。真剣な眼差しで友達の発表への感想を打ち込む姿は、さすが高学年でした。
◇審査結果発表 先生方による厳正な審査の結果、今年度の学校代表は…… 5年生の「農家の高齢化問題について考える」チーム に決定しました。
選定の決め手は、募集要項にある~「Think Globally, Act Locally(世界規模で思考し、足元から行動せよ)」~という視点 です。自分たちの実体験(お米作り)から出発し、それを社会全体の課題(高齢化・食料問題)へとつなげた構成が高く評価されました。
代表に選ばれたチームは、これから動画とスライドをさらにブラッシュアップし、都城市への提出に向けて準備を進めます。惜しくも代表にならなかったチームも、地域の課題や自分たちの思い出を「相手に伝わるように表現する」という素晴らしい経験ができました。この学びを、これからの学習にも生かしていってほしいと思います。
12月5日(金) 親子で頭をひねって挑戦!~5年国語「カンジー博士の暗号解読」~
先日の参観日、5年生の教室では、まるで謎解きイベントのような国語の授業が行われていました。
【単元名は「カンジー博士の暗号解読」】 黒板に書かれた△や◯、□といった記号の暗号文を読み解き、隠された漢字を当てる学習です。
「レベル1」は自分の力で!
まずは、黒板に張り出された「レベル1」の問題からスタートです。
最初は「?」という表情で考え込んでいた子どもたちでしたが、一人がひらめくと、教室のあちこちから納得の声が上がります。
「わかった!これ、読み方は一緒なんだ!」
「読み方は同じ『ジ』でも、△は『時』で、こっちは『自』だ!」
子どもたちは、「記号には読み方が同じで、形(意味)が違う漢字が入る」というルールに気づき、次々と正解の漢字を当てはめていきました。
【難問「レベル2」は親子で協力!】
続いて出題された2問目は、ぐっと難易度がアップ。「うーん……」と鉛筆が止まる子が増えてきました。すると、後ろで見守っていたお父さん、お母さんたちの出番です。
「ねえ、これ『放課後』じゃない?」、「あ、そうか! じゃあ読み方は『ホウ』だ!」
「でも、こっちの△に入る『ホウ』は何だろう?」、「北西の……角だから……?」
あちこちの机で、親子で顔を寄せ合い、相談する姿が見られました。保護者の方も「けっこう難しいね」「あ、この漢字じゃない?」と、子どもたちと一緒に本気モードに。
正解にたどり着いた時の「あ~、すっきりした!」という笑顔は、大人も子どもも一緒でした。
漢字の面白さと奥深さを、親子で楽しく味わった1時間となりました。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました!
12月4日(木) 【1年音楽】「いいおと みつけたよ!」~お家の人の前でドキドキの演奏会~
11月28日(金)の参観日、1年生は音楽室で「きにいった おとを みつけて、うたと いっしょに ならしましょう」の学習を行いました。
教室に入ると、いろいろな楽器がずらり。 トライアングル、すず、カスタネット、タンバリン、ウッドブロック……。 子どもたちは、たくさんの楽器の中から「これだ!」と思うお気に入りの一つを選びます。
今日のめあては、ただ鳴らすだけではありません。 「この楽器は、どんな叩き方をするといい音がするかな?」と考えながら、歌に合わせてリズムを打ちます。緊張気味の顔が見られます。「次はぼくの番だ……」
お父さんやお母さんが後ろで見守る中、一人ずつ順番に発表を行いました。 いつもより少し緊張した面持ちでしたが、自分の番が来ると表情は真剣そのもの。
自分の番が近づくと……
(チリリン チリリン♪) 「お星様が光っているみたいでしょ?」
写真の児童は、トライアングルという楽器を選んで演奏しました。角の部分を素早く往復すると鳴る音を楽しみながら、リズムに乗って堂々と発表することができました。
他のお友だちも、 (シャン、シャン♪) と涼しげなすずの音や、(カン、カン!) と元気なウッドブロックの音など、 それぞれの楽器の「いい音」を見つけて響かせました。
みんなの前で、しかもお家の人が見ている前での発表はとても緊張したと思いますが、演奏を終えた子どもたちは 「あ~、ドキドキした! でも楽しかった!」 と、ほっとしたような満面の笑顔を見せてくれました。音を楽しむと書いて「音楽」。 一人ひとりが主役になれた、素敵なミニ演奏会となりました。
12月3日(水) 【4年理科】決定的瞬間を逃すな!~「ものの温度と体積」実験でタブレットが大活躍~
理科室から4年生の歓声と共に「撮れた?」、「もう一回見せて!」という興奮した声が聞こえてきます。 理科「ものの温度と体積」の学習におじゃましました。今日のテーマは「温度によって空気の体積(かさ)は変わるのか?」です。 ガラス管をつけたフラスコにゼリーを詰め、お湯で温めたり氷水で冷やしたりして、その動きを観察します。
「よし、録画スタート!」 「お湯に入れて温めるよ……あ! 動いた!」
今回の実験では、変化の一瞬を逃さないよう、タブレットを使って動画で記録を行いました。 肉眼では見逃してしまいそうな微妙な変化も、タブレットならバッチリ捉えることができます。
しかし、実験は予想外の展開に……。 お湯につけて急激に温めた班では、カメラを構えたその目の前で・・・
「うわっ! 飛んだ!」、「すごい勢いで飛び出してきた!(笑)」
空気が膨らむ勢いが良すぎて、ゼリーがロケットのようにガラス管から飛び出し、撮影していた児童のひざ元へ! 「今の撮れてた?」、「再生してみよう!」 すぐに動画を見返すと、ゼリーが急上昇して飛び出す決定的瞬間が映っており、班のみんなで大盛り上がりです。
逆に、氷水で急いで冷やした班では…… 「あれ? ゼリーが消えた?」 「フラスコの中に落ちちゃった~!」
今度は空気が縮む力で、ゼリーがフラスコの中に吸い込まれてしまいました。 これもすぐにタブレットでリプレイ確認。「うわ、一気に下がってるね!」と、空気が縮むスピードの速さを改めて映像で確かめていました。
実験結果がうまくいった時も、失敗してしまった時も、映像があることで「なぜそうなったのか?」をすぐに振り返ることができます。 楽しみながらも、「温めると空気は膨らんでゼリーが上がり、冷やすと縮んで下がる」という事実を、ICT機器を活用してしっかりと定着させていました。
空気の次は「水」、そして「金属」と実験は続いていきます。 次回の実験でも、子どもたちの鋭い観察眼とタブレットの記録力が、新たな発見を捉えてくれることでしょう。
12月2日(火) 【3・4年】「動物との約束」ってなに?~ いのちの授業で考えた「自分ができること」~
11月28日(金)の参観日、3・4年生は総合的な学習の時間として、みやざき動物愛護センターの方を講師にお招きし、「いのちの授業」を行いました 。
今回のテーマは「動物との約束 自分ができること」です 。 前回の秋の遠足で愛護センターを訪問した学びを生かし、今回は「動物へのかかわり方」や「共生」について、さらに深く考えました 。
「見て!この犬、すごく笑ってる!」 「ほんとだ、嬉しそう!」
講師の先生がスクリーンに映し出したのは、満面の笑みを浮かべた犬の写真。 「人間と同じように、動物にも『心』があるんだよ」という先生の言葉に、子どもたちは大きくうなずきながら聞き入っていました 。
後半のワークシートに取り組む時間では、「動物との約束 自分ができること」について考えました 。 黒板に示された「かわいがる」、「のこさない」、「ごみのしまつ」などのキーワードを参考にしながら、自分ならどんな行動ができるか、鉛筆を走らせます 。
「(ペットは)さいごまでかわいがる」、「(家畜には)感謝して、のこさず食べる」、「(野生動物は)遠くから見守る」
子どもたちは、それぞれの動物に対して人間ができることを真剣に考え、ワークシートに記入していました 。
授業の中では、私たちの身近にいる動物を「ペット」、「家畜」、「野生動物」の3つのグループに分けて考えました 。 黒板にそれぞれの動物のカードを貼りながら、人間との正しい付き合い方や「約束」を確認していきます 。
ペットとは…? 「最後まで責任をもって飼うこと(終生飼養)」
家畜とは…? 「命をいただくことに感謝すること(いただきます・ごちそうさま)」
野生動物とは…? 「自然のままに見守ること(自然の保護)」
授業の最後には、講師の先生から「動物を飼うことには責任が伴う」という大切なお話を聞き、人と動物が共に生きる「共生」について学びを深めました 。「自分ができること」を見つけ、これからの生活につなげていこうとする子どもたちの姿がとても頼もしかったです 。ご家庭でもぜひ、今日考えた「動物との約束」について話題にしてみてください。
12月1日(月) テクノロジーで地域を救え!5年生が富士通のプロとキャリア教育授業でアイデア発表!
5年生は『一般社団法人 プロフェッショナルをすべての学校に』によるキャリア教育の一環として、企業のプロフェッショナルである富士通の皆さんと遠隔授業「プロ学」に参加しました。
この授業は、「さまざまなプロフェッショナルから学ぶことができる社会の実現」という理念のもとで行われ、特に今回は、生活を支えるテクノロジーを学びながら、問題解決能力や職業観を養うことを目的としています。
【富士通からのミッション:地域の困りごとを解決せよ!】
5年生に課せられた課題は、「テクノロジーを使って地域の困りごとを解決しよう」。
子どもたちは、①見える化(データを視覚的に)、②自動化(単純作業を自動化へ)、③つながる化(ネットでつながる) の3つのテックカード(テクノロジーの機能)を活用し、地域の課題を発見し、解決策を考える取り組みに挑戦しました。
6つの班に分かれた子どもたちは、話し合いを重ねてアイデアを練り上げ、いよいよ富士通のプロフェッショナルの方々に向けて発表です。
【活気あふれるアイデア発表会!】
緊張しつつも、練習した通りに自分たちのアイデアをプロに提案する子どもたち。画像を見ると、紙にまとめたオリジナルのアイデアシートや、タブレットPCを使って熱心に発表している様子がわかります。
5年生の未来のエンジニアたちによる発表の一例
「地下水の水質をよくする!」
◆地下水に溶け出した有害物質を、「自動化」や「つながる化」で監視・除去するアイデアを発表。
◆富士通さんからは、具体的な仕組みについての質問があり、まるで商品開発の会議のような白熱したやり取りが交わされました。
「通学路のポイ捨てをなくそう!」
◆「見える化」や「つながる化」を使い、ポイ捨ての多い場所をみんなに知らせたり、きれいな場所にすることで歩きやすい通学路を目指すアイデア。
◆発表後、プロの方から「すごい!イラストで問題と解決がすごく分かりやすいね」と称賛の声が上がり、子どもたちは誇らしげな表情を見せました。
「食べる物を育てやすく、安全にする!」
◆ドローンやロボットを活用して農作業を「自動化」し、少ない人数で効率よく、安全に食べ物を作れるようにするアイデア。
◆プロの方々からの質問や、さらに良い解決策に向けたアドバイスに、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
【働く意味に触れる質問コーナー】
発表を終えた子どもたちは、質問コーナーで富士通の皆さんとの交流を深めました。特に質問が集中したのはロボット開発についてです。
「どんなロボットを開発しているのですか?」という質問に対し、富士通の方からは、「近年は、形のあるロボットよりも、AIの開発が進んでいるため、形のないソフトウェア型のロボットの開発が多いんですよ」という、最先端の話が飛び出しました。
そして、「どんな時にやりがいを感じますか?」という問いには、
「私たちが作った技術や商品で、使う人が喜んでくれることが何より嬉しいです。」
と、働くことの喜びと意味について熱く語っていただきました。この一言は、子どもたちの心に深く響いたようです。
今回の授業を通して、5年生はテクノロジーが地域社会を支えていること、そして社会をより良くするために働くことの意義を肌で感じることができました。富士通のプロフェッショナルの方々、貴重な機会をありがとうございました。
11月28日(金) 2年生「おもちゃまつり」に1年生を招待②
昨日に引き続き、「おもちゃまつり」の記事をお届けします。
2年生が生活科の学習で準備を進めてきた「おもちゃまつり」を開催しました。1年生を招待し、自分たちが作った「うごくおもちゃ」で一緒に遊び、交流を深めました。「どうしたら1年生に喜んでもらえるかな?」と考えながら、2年生は3つの楽しいコーナーを企画しました。今日は、3つ目のコーナーを紹介します。
【③空高く「ぴょんカップ」】
◆どんなおもちゃ? 紙コップに好きな絵を描き、片方のコップの口に輪ゴムをかけて、もう一つのコップでゴムごと蓋をします。手を離すと、下のコップがバネの力で勢いよく飛び上がります。
◆楽しかったね! まずは、コップに可愛い絵やかっこいいマークをデザイン。写真のように、2年生が1年生の描いた絵を見て「わあ、上手にできたね。」と笑顔で声をかけています。そして、いよいよジャンプの瞬間!1年生が紙コップを手に持ち、「せーの‼」と手を離すと、「わっ、飛んだ!」とびっくり。高く飛ぶと、みんなで笑い合っていました。
【交流を通して成長】
今回の「おもちゃまつり」は、2年生にとって単におもちゃを作るだけでなく、「相手に教える難しさ」や「一緒に遊ぶ楽しさ」を学ぶ貴重な機会となりました。1年生に寄り添って、丁寧に作り方を教える優しいお兄さん、お姉さんの姿は、とても頼もしかったです。これからも、こうした交流を通して、思いやりの心を育んでいってほしいと思います。1年生のみんな、また一緒に遊ぼうね!
11月27日(木) 2年生の「おもちゃまつり」に1年生を招待①
11月25日(火)に、2年生が生活科の学習で準備を進めてきた「おもちゃまつり」を開催しました。1年生を招待し、自分たちが作った「うごくおもちゃ」で一緒に遊び、交流を深めました。「どうしたら1年生に喜んでもらえるかな?」と考えながら、2年生は3つの楽しいコーナーを企画しました。
【3つの楽しいコーナーを紹介】
2年生が作ったおもちゃは、身近な材料を使った工夫いっぱいのものばかり!
【①磁石で進む「めいろ」】
◆どんなおもちゃ? 紙に描いた迷路の裏から、磁石をつけた割り箸でクリップ付きのキャラクターを動かしてゴールを目指すおもちゃです。
◆楽しかったね! 1年生に優しく迷路の書き方を教えたり、キャラクターの作り方を手伝ったりする2年生の姿が見られました。「ねこのキャラクターの裏にクリップを貼るんだよ。」、「そーっと、裏から磁石で動かしてみて。」と声をかけると、1年生も真剣な表情で挑戦。無事にゴールできた時には、「やったー!」と歓声が上がっていました。
【②飛び出す「パッチンジャンプ」】
◆どんなおもちゃ? 牛乳パックの折り目を利用して切り込みを入れ、輪ゴムをかけることで、床に置くとゴムの力で「パッチン!」と勢いよく飛び上がるカードです。
◆楽しかったね! 2年生が「こうやってゴムをかけるとね、ほら。」と実演すると、1年生から「おー!」という驚きの声が。みんなで一緒にゴムの付け方を確かめながら、完成したカードを床に置いて、勢いよく飛び上がる様子に大喜びでした。「もう一回やってみよう!」と夢中になって遊ぶ姿が印象的でした。
さて、2年生が用意したおもちゃは、まだまだあります!
残りの「ぴょんカップ」と、交流を通して成長した子どもたちの様子は、また明日ご紹介します。お楽しみに!
11月26日(水) 職人技に挑戦!~6年生「ものづくり体験教室」でオリジナルのネームプレートづくり~
【広告美術のプロが教えるカッティング技術】11月20日(木)、5年生の印鑑づくりと同時進行で、6年生は宮崎県職業能力開発協会主催の「ものづくり体験」事業で「ネームプレートづくり(広告美術)」に挑戦しました。この体験は、ものづくりの楽しさや大切さを肌で感じ、理解を深めることを目的に行われます。当日は、広告美術の分野で活躍されている「ものづくりマイスター」の講師3名が来校し、私たちを指導してくださいました。
【緊張の一瞬!カッターナイフで文字を切り出す】
体験はまず、講師の先生方からネームプレートづくりの手順と、カッターナイフの安全な使い方についての説明から始まりました。ネームプレートは、3色のカッティングシートを組み合わせて作る本格的なもの。特に文字や背景の模様を切り出す作業は、集中力と正確さが求められます。
◆線の通りに慎重に
◇子どもたちは、自分の名前などの下絵が描かれたカッティングシートをカッターマットの上に置き、慎重にカッターナイフを動かし始めます。
◇「わあ、まっすぐ切るのが難しい。」、「曲線がガタガタになっちゃう!」
◇普段、あまり使わない道具と細かい作業に苦戦しながらも、ものづくりマイスターの先生方が一人ひとりの席を回り、持ち方や力の入れ方を優しく指導してくださいました。
◆集中力が生み出す美しい文字
◇だんだんとカッターの扱いに慣れてくると、切り出すスピードも上がり、集中して作業を進める様子が見られました。
◇切り抜いたシートを台紙に貼り付ける作業も、シワやズレができないように、ヘラを使って丁寧に空気を抜きながら行います。
【ついに完成! 世界に一つだけのネームプレート】
そして、色とりどりのシートを重ね、背景の模様も工夫した世界に一つだけのオリジナルネームプレートが完成しました。自分のアイデアと技術で形にしたプレートを手に、子どもたちは大満足の笑顔を見せていました。
今回の体験で、6年生はカッターナイフを使った繊細な作業を通して、集中力と正確な技術を学びました。また、私たちの周りにある看板や表示が、このような職人さんの手によって丁寧に作られていることを知り、ものづくりへの興味と感謝の気持ちをもつことができました。ものづくりマイスターの皆様、本当にありがとうございました。
11月25日(火) 篆刻(てんこく)に挑戦✨ ~5年生「ものづくり体験教室」で印鑑づくりに夢中~
【伝統の技と歴史を学ぶ「ものづくり体験」】
11月20日(木)、5年生が宮崎県職業能力開発協会主催の「ものづくり体験」事業に参加し、日本の伝統技術である「印鑑づくり(印章彫刻)」に挑戦しました。
この体験は、ものづくりの大切さや楽しさを伝えることで、子どもたちにものづくりへの理解を深めてもらうことを目的に実施されています。当日は、ものづくりのプロである「ものづくりマイスター」の講師3名が学校にお越しくださり、丁寧に指導してくださいました。
【印鑑の歴史はメソポタミア文明から】
体験の始まりは、印鑑(印章)の深い歴史についての説明からでした。講師の先生からは、印鑑のルーツが紀元前4000年頃のメソポタミア文明にまでさかのぼり、シルクロードを経て中国から日本へと伝わってきたという壮大な話がありました。子どもたちは、普段何気なく目にしている印鑑が、そんなにも古い歴史と文化の流れを持っていることに驚きながら、熱心に聞き入っていました。
「えっ、6000年も前から使われてたの!?」、「日本にもシルクロードを通って伝わったんだ。」
歴史と文化が詰まった印鑑について学んだ後、いよいよ石を使った本格的な印鑑づくりに挑戦です!
【真剣勝負!石を彫る集中力】
子どもたちの前に置かれたのは、印材となる石と、細い彫刻刀、そして印材を固定するための道具です。まずは、自分の名前を篆刻するための隷書の辞書を使って調べます。普段書いている文字と異なり、びっくりしている子どもたちもいました。次に、調べた名前の文字を紙に写し取り、印材に反転させて下書きします。この時点で左右逆になるため、子どもたちは頭を悩ませていました。そして、いよいよ彫刻の作業に入ります。
◆集中力が試される一瞬
◇慣れない篆刻刀で石に刃を入れる作業は、まさに真剣勝負。
◇「力加減が難しい!」、「もう少し深くほった方がいいよ。」、「きんちょうする~。」
◇細かい作業に集中し、真剣な眼差しで石に向き合う姿が見られました。先生のアドバイスを受けながら、一刀一刀丁寧に彫り進めます。
◆作品に個性が光る
◇篆刻刀の入れ方や、字体のデザインによって、一つとして同じものがない、自分だけのオリジナルの印鑑が完成していきます。
【最後の仕上げと感動の捺印】
彫り終えたら、朱肉をつけて紙に押す「捺印」の工程です。初めて紙に自分の作品を押す瞬間は、期待と少しの緊張が入り混じります。講師の先生が、朱肉を丁寧に付けて紙の上にくっきりと自分の彫った文字が浮かび上がると、「やったー!」、「きれいにできた!」と歓声が上がりました。なかには、捺印をしてもらう前に講師の先生に仕上げの確認をしていただく場面も見られました。
今回の体験を通して、5年生は伝統的なものづくりの技術を学ぶとともに、一つひとつの作品に込められた職人の技と集中力、そして何よりも「ものをつくる楽しさ」を実感することができました。ものづくりマイスターの皆様、貴重な体験をありがとうございました。
11月21日(金) 鬼が増えていく!~第2弾「鬼ごっこ」で持久走練習~
今朝も、持久走練習に楽しみながら取り組むための工夫として、前回に引き続き「鬼ごっこ」を行いました。今回の第2弾は、捕まると鬼が増えていくというルール。体育委員さんが中心となって考案した、ドキドキ感とスリル満点のバージョンです。スタートの合図で、まずは数人の「鬼」から逃げる子どもたち。広大な校庭を目一杯使い、鬼の目をかいくぐって走ります。追いかける鬼も、逃げる子も、みんな真剣な表情です!
時間が経つにつれ、次々と捕まる仲間たち。鬼の数はみるみるうちに増えていき、フィールドは鬼だらけに!子どもたちは、迫りくる鬼の集団から身をかわし、必死に走り続けます。
「うわー、こっちにも鬼がいるぞ!」「はさみうちだ~」
逃走ルートを瞬時に判断したり、仲間と連携したり、みんな生き生きとした表情で体を動かしていました。これはまさに、「楽しく持久力を高める」ための最高のトレーニング!集中力と判断力も養われます。
次々と増える鬼の猛攻をかわし、最後までフィールドを走り続けた子どもたちは、たったの5人でした!息を切らしながらも、達成感に満ちた彼らの笑顔は、今日の頑張りを物語っていました。仲間からの温かい拍手が、その努力を称えました。
11月20日(木) 1年生が大変身!~夢と工夫がいっぱい「つくって へんしん!」ファッションショー~
1年生の図画工作の時間は、「つくって へんしん」というテーマで、子どもたちが夢を形にする楽しい学習に取り組みました。画用紙やスズランテープ、モールなどの材料を使い、自分がなりたいものや、空想の生き物に変身するための衣装やアイテムを制作。「このツノはギザギザにしよう。」「足に大きな布をつけたいな。」と、切ったり、貼ったり、つなぎ合わせたりしながら、思い思いに工夫を凝らしていました。そして、ついに待ちに待った「ファッションショー」の開催です。自作の衣装を身にまとい、一人ずつ前に出て大きな声で発表します。
「わたしは、かっこいいアイドルです。みんなを笑顔にします。」と自信たっぷりにポーズを決める子。
「ぼくは、強いヒーローだ。悪者をやっつけるぞー。」と剣を掲げて雄叫びを上げる子。
「私は魔法使い。このステッキで、なんでも変身できます。」と微笑む子。
ファッションショーでは、次の発表者がタブレットで撮影し、記録に残している姿が見られました。友達の発表を聞きながら、「それ、かっこいいね。」「どうやって作ったの?」と、自然と会話も弾みます。教室は、工夫と笑顔があふれる、創造的な空間となりました。図工を通して、自己表現の楽しさと、ものづくりの喜びを感じることができた1年生。みんなが最高の笑顔で変身を楽しみました。
11月19日(水) 3年図工「ふわふわ空気つんでかさねて」~大空に舞う、夢いっぱいの造形遊び!~
3年生の図工では、「ふわふわ空気つんでかさねて」というテーマで、ビニール袋を使った造形遊びに取り組みました。
【空気を抱きしめて、やわらかさを楽しむ】
子どもたちが用意したのは、思い思いの絵を描いた大きなビニール袋。 色とりどりのサインペンで、ケーキや楽器、キャラクター、そして大きな鯉のぼりなど、個性豊かな作品が完成しました。袋の口を広げて空気を入れ、ぎゅっと閉じると…
「わあ、やわらかい!マシュマロみたい。」、「抱きしめたら気持ちいいね。」
と、子どもたちは、パンパンに膨らんだビニール袋を優しく抱きしめ、その「ふわふわ」とした独特のやわらかさを全身で味わっていました。
【仲間と協力して、夢を大空へ】
さあ、次はグラウンドに出て、空気いっぱいの袋を「つんでかさねて」造形にチャレンジです。
「もっと高く積み上げて、大きな雲のタワーを作りたい。」
「それなら、勢いよく投げて、風で飛ばしてみよう!」
仲間と協力して袋を投げ上げると、描いた絵が透けた巨大な風船が、ふわりと大空へと舞い上がります。
「すごい飛んでる。」、「楽しいね。」
青空に浮かぶ白いビニール袋は、子どもたちの豊かな発想と、友達と協力し合う楽しさそのもの。この造形遊びを通して、3年生は素材の面白さを感じながら、友達とアイデアを出し合うことの楽しさを再発見することができました。
11月17日(月) 5・6年合同体育 バスケ学習~ みんなで話し合いながら進める楽しいゲーム~
5年生と6年生が合同でバスケットボールの学習に取り組みました。
【作戦会議でゲームプランを共有】 まず、チームに分かれて作戦会議を行いました。前回の学習で上手くいった「攻めの作戦」や「守りの作戦」を振り返り、「今回はどんな作戦でゲームを進めるか」を真剣に話し合います。話し合いには先生も加わり、活発な意見交換が行われていました。
【自分たちでルールを守り、自分たちでゲームを運営】 作戦会議と準備運動が終わると、いよいよゲーム開始です。
試合をしないチームは、審判としての役割を担います。審判が手に持っているカードには、「どのような理由で笛が鳴ったのか」が書かれており、ゲームに参加していないチームも真剣にルールを学びながら、公平な試合運営を心がけています。
「今のプレイはどっちのボール?」、「ファウルかな?」といった難しい判断に困ったときには、審判チーム同士で集まって協議をし、みんなが納得できるような進行を目指していました。
【6年生の優しさあふれる「かけ声」】 この日の学習では、特に6年生の優しい行動が光っていました。5年生にパスが渡ったり、シュートを決めたりした時には、「ナイスパス!」、「いいね、攻めてるよ。」、「どんどん打っていこう。」 といった温かい「かけ声」をかけ、5年生のプレーを後押ししていました。
自分たちで話し合い、自分たちでゲームを進め、そして仲間への優しさも忘れない。5・6年生が協力して作り上げた、笑顔があふれる楽しいバスケットボールの学習となりました。
11月14日(金) 「絶対つかまえろ!」「やばい、スキップだ!」~ 鬼ごっこで持久走練習がさらに進化!~
先日もお伝えした通り、子どもたちは「寒さに負けない強い身体づくり」と「自分のペースで走りぬく力」を目標に、持久走練習に励んでいます。寒さが増す中でも、白息を弾ませながら校庭を力走する姿は、本当に素晴らしいものです。そして本日、その持久力アップの練習に、子どもたちが大好きな遊びの要素を取り入れた特別メニュー「全校鬼ごっこ」が登場しました。全員で準備運動をして始まります。
【白い帽子が鬼の印!必死の追いかけっこ】
今日の持久走練習は、白い帽子が「鬼」、赤い帽子が「逃げる側」というシンプルなルールです。しかし、その熱気は本物。校庭のあちこちから、子どもたちの真剣な声が響きます。
「よーし、あそこ狙うぞ。」「絶対つかまえろー。」(鬼の白い帽子の子)
「うわっ、鬼が来た。もっと逃げろ~。」(逃げる赤い帽子の子)
タッチされた子は帽子を入れ替えてすぐさま再開。ただ走るだけでなく、「捕まらないぞ!」という緊張感と楽しさが加わることで、持久力を高めるための長い距離を、ゲーム感覚で走りきることができました。
【スキップ逃走!?変化するルールに大盛り上がり】
さらに、練習は後半に入ると一気に難易度アップ。4~6年生には「スキップで逃げる」という特別ルールが追加。各学級で選ばれた第2弾の「鬼」が2倍に増員!子どもたちは、思わぬ変化球に大盛り上がり。
「見て、スキップでめっちゃ速い!」
「やばい、鬼が増えたから協力して逃げよう!」
「疲れてきたけど、捕まるわけにはいかない!」
最後まで逃げ切った子どもたちには、みんなからの大きな拍手が送られました。楽しみながら夢中で走り続けることで、知らず知らずのうちに、長い距離を走り切る粘り強い持久力が養われています。子どもたちの活き活きとした表情と、走り終えた後の達成感が、今日の練習の充実度を物語っていました。
全校一丸となって、冬の寒さに負けない元気な体をつくっていきましょう!
11月12日(水) シェフ直伝!味覚のフシギを大発見‼~4年生「五味の授業」~
4年生を対象に、福元洋食店の福元シェフを講師にお招きし、食の奥深さを学ぶ『味覚の授業』が行われました。黒いコックコート姿のシェフは、黒板に「五味」と書き出し、味を感じる仕組みについて熱心に説明してくださいました。
【舌の上で体験 「甘・塩・酸・苦・うま」の五味】 授業では、実際に調味料をテイスティングしながら、味の基本である『五味(ごみ)』の確認をしました。小さなカップに分けられた砂糖、塩、お酢などを、子どもたちはスプーンで真剣に口に含みます。「甘い!」「すっぱーい!」と、舌の上で広がる味の感覚を、友だちと確認し合いました。 そして、5つ目の味の正体は『うま味』。細く切られた昆布を味わい、「これまでの味と全然違う!」「深い味だ。」と、日本独自の特別な味に感動の声を上げました。
【鼻をつまむと味は消える?!】 「味はどこから感じる?」という問いに「舌!」と答えた子どもたちを待ち受けていたのは、驚きの実験でした。鼻をつまんで甘いお菓子を口にすると...「あれ?」「甘さが全然しない。」と、教室中が驚きと笑いに包まれました。 この体験から、味覚は舌(味蕾)だけでなく、「香り」が決定的な役割を果たしているということを学びました。さらに、美味しいという感覚は、舌だけでなく、記憶や脳ともつながっているという奥深い話に、子どもたちは目を輝かせました。
【今だけの特別な感覚を大切に】 福元シェフからは、「子どもたちの舌には、大人よりも味蕾(みらい)がたくさんある」という貴重なお話がありました。この時期にしか感じられない敏感な味覚を大切にし、多様な食に触れることの重要性を学びました。
授業の最後には、全員で記念撮影。子どもたちはシェフからいただいた特別な帽子をかぶり、今日の学びを最高の笑顔で締めくくりました。 福元シェフ、子どもたちが食に対して新たな興味を持つ、貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。
11月11日(火) 負けるな寒さに。朝の持久走練習、みんなで目標に向かって力走中!
秋の深まりを感じる今日この頃、10月28日(火)に始まった持久走練習が、ついに中日を迎えました。今朝は一段と冷え込み、子どもたちの白い息が、澄んだ青空の下で力強く弾けていました。そんな寒さも吹き飛ばすかのように、校庭には元気いっぱいに走る子どもたちの姿があふれています。
【目標は「寒さに負けない身体」と「自分のペース」】 この持久走練習期間を通して、子どもたちは2つの大きな目標に取り組んでいます。「①寒さに負けない強い身体をつくること」、「②自分の目標を決め、自分のペースで走りぬくこと」練習は、1~3年生が内側のレーン、4~6年生が外側のレーンを使用し、学年ごとに自分の速さを維持しながら走ることに挑戦しています。苦しいときも、自分との戦いに挑みながら、一歩一歩、確実に前へと進むそのひたむきな姿は、見ている私たち大人にも感動を与えてくれます。
【全校で一丸!がんばりが目に見える「持久走がんばりカード」】 さらに、全校で一丸となって練習に取り組むための工夫があります。それが、「持久走がんばりカード」です。子どもたちは、一生懸命に走った後、走った運動場の周回数に応じてカードに色をぬっていきます。色が増えていくたびに、自分の努力が目に見える形で積み重なっていき、大きな達成感と次の練習への意欲につながっています。
持久走練習も残りわずかとなりました。子どもたちは、友だちと励まし合い、時には教員も一緒に走りながら、自分の限界に挑戦し続けています。朝の冷たい空気の中で、目を輝かせながら走り抜ける子どもたち。この練習で培った「頑張りぬく力」と「目標を達成する喜び」が、今後の学校生活における大きな自信となることでしょう。
みんな、ファイト! 最後まで走り抜けよう!
11月10日(月) 楽しいクイズに大熱戦!集会委員会主催「秋の児童集会」開催
11月7日(金)、集会委員会の企画・運営による「児童集会活動」が体育館で行われました。全校児童が一つになって楽しめる、笑いと熱気に満ちた最高の1時間となりました。
【1集会委員会クイズに挑戦!ドキドキの◯×ゲーム】 集会のスタートは、集会委員会が考えたユニークなクイズに答える「◯×ゲーム」 集会委員のメンバーが、マイクを持って堂々と問題を出題しました。
集会委員:「次のうち、正しいのはどっちでしょう? 『フルーツのにおいのする魚がいる』。〇か×か!」
「えーっ、いるの!?」「まさか!」とざわつく子どもたち。5年生:「〇かな?パイナップルみたいなにおいの魚、聞いたことあるよ!」、「僕は×だと思う。魚は魚のにおいでしょ!」難しい問題に悩みながら、〇か×のエリアへ一斉に移動します。ユニークなクイズのおかげで、一気に体育館が盛り上がりました。
【2全校が一つに、長〜いジャンケン列車】 次に全校児童が楽しんだのは「ジャンケン列車」です。最初はお互いにジャンケンをして負けた人が勝った人の後ろにつながり、どんどん長い列車を作っていきます。「わーい。また勝った!どんどん長くなるよ!」ジャンケンが進み、体育館には長蛇の列車がいくつも誕生しました。そして、いよいよ最後の2チームでの対決!最終戦は、なんと6年生が先頭の列車が勝利しました。「やったー!最後のジャンケン、緊張したー。」全校児童が一つにつながり、体育館全体が一つの大きな、長~い列車になりました。
【3白熱のドッジボール大会】 そして最後は、4つのチームに分かれての「ドッジボール大会」。コートの真ん中や外野で、ボールを巧みに投げたり、受けたり、逃げたり。チームメイトと声を掛け合い、勝利を目指して白熱した試合が繰り広げられました。「こっちに投げて。ナイスキャッチ!」、「大丈夫だよ。外野からなげるからね。」どのゲームでも、集会委員会の分かりやすい説明と、子どもたちによるルールを守って楽しく行うマナーのよさが見られました。全校で心から楽しめた、大満足の1時間でした。
11月7日(金) 最高の舞台で躍動!~6年生都城市陸上教室レポート~
11月4日(火)、都城市内の6年生が一堂に会し、今年初めてとなる「都城市陸上教室」が、2027年宮崎国スポのメイン会場となる山之口陸上競技場(KUROKIRI STADIUM)で開催されました。
【国際基準のスタジアムに大興奮!】 KUROKIRI STADIUMは、日本陸上競技連盟の第一種公認を受け、国際大会も開催可能な全天候型ウレタン舗装のトラックと天然芝のフィールドを備えた最新鋭のスタジアムです。こんな素晴らしい舞台で走る経験は、子どもたちにとって忘れられない最高の思い出になったことでしょう。
【一生懸命に、ゴールを目指して!】午前中は陸上競技が行われ、特選種目の100m走や400mリレー、そして一般走80mに参加しました。トラックを駆け抜ける子どもたちの姿は、まさに真剣そのもの。バトンをしっかり握り、前を向いて懸命に走る姿からは、目標に向かってひたむきに頑張る6年生のエネルギーが伝わってきました。また、リレーでは、仲間と心を一つにしてバトンをつなぐ姿も見られ、チームワークの大切さも学べたようです。
【仲間と過ごす特別な時間】競技の合間や休憩時間には、観客席やトラックサイドで、友だちとリラックスした笑顔を見せる6年生たち。特別な場所で一緒に過ごす時間は、きっと友情を深める貴重な機会になったことでしょう。
【午後は国スポPRダンスで一体感!】午後は、宮崎国スポPR動画撮影のためのダンスが行われ、スタンドを埋め尽くしていた1600人の6年生が一体となって緑一面のフィールドで踊りました。走ること、踊ること、そして仲間と楽しむこと。未来のメイン会場で、たくさんの思い出を作った一日となりました。
11月5日(水) 未来へつなぐふるさとの舞!~庄内ふるさと祭りで輝いた子どもたち~
11月2日(日)に開催された『庄内ふるさと祭り』は、子どもたちの情熱と誇りに満ちたステージとなりました。オープニングを飾ったのは、庄内中学校吹奏楽部の皆さんによる躍動感あふれる演奏です。日頃の練習の成果が響き渡り、会場に集まった庄内地区の皆さんは、思わず聴き入ったり、手拍子をしたりと、大いに盛り上がりました。一人ひとりの真剣な表情からは、音楽にかける熱い想いが伝わってきました。庄内中のみなさん、感動的な演奏をありがとうございました。
次に披露されたのは、菓子野小校区の千草地区に伝わる伝統芸能『千草奴踊り』です。華やかで可愛らしい着物に身を包んだ子どもたちは、この日のために2週間に1回の公民館での練習を積み重ねてきました。地元の方々による生演奏のもと、凛とした表情で、上体を起こしたまま手足を使い踊る奴踊りの特徴をしっかりと表現し、伝統の舞を披露してくれました。
さらに、力強いかけ声とともに登場したのは、子どもたちによる『今屋俵踊り』です。運動会でも披露したこの踊りを、今回は『今屋俵踊り保存会』の皆さんと一緒に、息を合わせて踊りました。俵を担ぎ、持ち上げ、会場に向けて勢いよく放つダイナミックな動きは、豊作を願う人々の喜びを表しているかのようです。保存会の方々が加わることで、踊りは一層華やかで迫力あるものとなり、地域の伝統をしっかりと受け継ぐ子どもたちの姿がまぶしく輝いていました。
最後に、会場の外、体育館前の芝生では、都城市の指定無形民俗文化財である『熊襲踊り』が披露されました。鬼のような面をつけ、わらの衣装をまとい、竹編みの大きな輪(バラ)を操りながら、野性的かつユーモラスに舞う姿は圧巻です。鐘の響きに合わせ、大地を踏みしめて踊るその姿に、観客も引き込まれていました。
今年も、子どもたちの活躍によって、庄内地区に伝わる豊かな伝統芸能が生き生きと披露された一日となりました。未来へ、郷土の宝を大切に受け継いでいく子どもたちに、大きな拍手を送ります。
11月4日(火) 地面の下の「縞模様」の秘密を探れ!〜6年生、タブレットを手に大地に迫る〜
【授業の始まりは、「しま模様はどうできた?」】 6年生の理科は「大地のつくりと変化」の学習が始まりました。授業の冒頭、先生から提示されたのは、道路沿いの崖の切り通しの写真。そこには、まるでミルフィーユのように重なった地面の下の縞模様(地層)がはっきりと写っています。「この地面の下のしま模様は、いったいどのようにしてできたのだろうか?」この大きな謎が、今日の学習問題です。
【班で予想!自然の力を考える】 すぐに各班で熱い話し合いがスタート。子どもたちは、この縞模様ができた原因をめぐって、活発に意見を交わします。「ねえ、これ、水の力が関係してるよ。流れてきた砂とかが積もったんじゃない?」、「この前の修学旅行で桜島を見たように、火山の噴火で灰が積もったのかも。」話し合いの結果、黒板には、地層の「でき方」についての3つの有力な予想がまとめられました。
予想される原因
1班:火山の噴火によって積み重なった。
2班:風や水の力で石などがぶつかり合い、しま模様になった。
3班:台風や水の力で、石や砂、土が交互に積み重なった。
こうして、大地の縞模様のことを「地層」と習い、それをつくったのは「自然の力」だという共通の認識のもと、それぞれの班が「より妥当な考え方」を追求する学習へと進んでいきました。
【タブレットを活用!自分の考えを深める時間】 友達の様々な予想を聞いた後は、いよいよタブレットの出番です。子どもたちは、教科書やインターネットで集めた情報、そしてこれまでの友達の発表を参考にしながら、「地面の下のしま模様(地層)はなぜできているのか」について、自分の考えを整理し、スライドにまとめていきます。
「やっぱり、水の流れで、粒の大きさが違うものが順番に積もったのかな?」
「『地層の様子』の画像を調べてみたら、大きく曲がっているところもある。これはどういうことだろう...」
「自然の力って本当にすごい!」
ただ調べるだけでなく、「どうやってできたのか?」、「何でできているのか?」を多面的に考え、自分の言葉で説明できるようにまとめる活動を通して、子どもたちは知識や技能だけでなく、主体的に問題を解決しようとする態度を育んでいました。
この「大地のつくりと変化」の学習では、単に地層の知識を覚えるだけでなく、「土地のつくりやでき方にしっかりと着目し、観察・実験などの技能を身に付けること。」、「様々な情報や考え方を比較し、より妥当な考え方をつくりだす力を育むこと。」を大切にしています。
子どもたちは、この学習を通して、私たちの足元にある「大地」に刻まれた壮大な歴史を読み解く力を着実に身に付けています。次回の記事では、子どもたちが実験で地層のでき方を検証する様子などをご紹介する予定です。お楽しみに。
10月31日(金) 郷土の誇りを胸に!~庄内ふるさと祭りに向けて俵踊り保存会と事前練習~
【俵踊り保存会の方々との特別練習】10月30日(木)、庄内ふるさと祭りの出演を控え、3・4年生は、『今屋俵踊り保存会』の皆様を学校にお招きし、事前特別練習を行いました。本番さながらの生演奏で踊ることができた貴重な機会に、子どもたちの士気も最高潮に高まりました。
【躍動する俵と熱気あふれる体育館!】 体育館に響き渡る三味線と太鼓の音色に合わせて、子どもたちは元気いっぱいに俵踊りを披露しました。「そ~れっ!」という威勢の良いかけ声とともに、俵をダイナミックに持ち上げたり、力強く回したり。練習を重ねた息の合った動きで、お互いに俵を投げ合うシーンでは、真剣な表情の中に楽しさが溢れていました。保存会の方々の力強い演奏に後押しされ、一人ひとりがこれまでで最高のパフォーマンスを見せてくれました。子どもたちの踊る円のそばには、たくさんの俵が積み上げられ、子どもたちは郷土芸能の歴史と重みを感じながら、一歩一歩、その技を磨きました。
【いただいた温かい言葉が最高の励みに】 練習の最後には、保存会の方々から、頑張った子どもたち一人ひとりへ温かいメッセージをいただきました。
「みなさんが5月の運動会で踊ったときよりも、今日はずっと上手になっていました。」
「こんなに一生懸命な皆さんと一緒に練習や本番の踊りが踊れるのが、とてもうれしいです。」
この温かい言葉一つひとつが、子どもたちの大きな自信とやる気につながりました。伝統を継承する保存会の皆様との交流は、技術の向上だけでなく、地域への愛着と誇りを育む素晴らしい時間となりました。庄内ふるさと祭りでの3・4年生の堂々とした俵踊りを楽しみにしています。
10月30日(木) 5年生 お米販売準備:収穫の喜びを伝えるために!
6月に自分たちで田植えを行い、大切に育てたお米の脱穀体験を行いました。昔ながらの道具や、現代の機械の進化に触れながら、お米を収穫するまでの大変さと、米作りの歴史を学ぶことができました。そして、いよいよ子どもたちが心を込めて育て、脱穀したお米を販売する日がやってきます。
【11月2日(日)庄内ふるさと祭りでお米を販売します!】 この販売体験は、手間ひまかけて育てたお米を、自分たちの手で販売するという、子どもたちにとって大きな収穫の喜びとなることでしょう。販売会に向けて、本日10月30日(木)に準備を行いました。 この日は、JA青年部の皆さんやそよ風グループの方々が、精米してくださったお米と、3kgずつ袋詰めするための袋、計量器を準備してくださいました。 まずはじめに、袋に自分たちが準備した宣伝用のシールを貼りました。「このシールをお客さんが見やすいように、お米が見える丸い窓の上に貼ろうね。」
【衛生に気を付けて、いざ袋詰め】 準備の場所は家庭科室です。子どもたちはエプロン、帽子、マスクを着用して、衛生に最大限気を付けながら作業に取り組みました。「あれ、1Lマスにすり切りいっぱい3回入れたら、3kgになるる。」「袋の底をトントンって整えてから入れると、こぼれにくいよ。」「こぼれないように袋を大きく開けるから、そ~っと入れて。」各グループで大人が見守る中、子どもたちは真剣な表情で、お米を丁寧に計量し、袋に詰めていきます。最初はおそるおそる作業していた子たちも、すぐにコツをつかみ、手際よく作業を進める姿が見られました。
「袋の口をかっこよく結ぶのってどうするんですか?」「こうやって、袋を折り曲げ、紐をしっかり引っ張って、結び目を下にもっていくと綺麗に仕上がるよ。」JA青年部の方やそよ風グループの方に教わりながら、きれいにラッピングするための紐結びにも挑戦しました。
【たくさんの人の協力で完成!】 子どもたちの頑張り、そしてJA青年部の皆さんやそよ風グループの方々の温かいご協力のおかげで、すべてのお米を袋詰めすることができました。ずらりと並んだ、愛情たっぷりのお米の袋は圧巻です。当日は、育てた喜びと、感謝の気持ちをお客さんにしっかりと伝えられるように、販売も頑張ってほしいと思います。庄内ふるさと祭りへぜひ足をお運びください。
↓↓↓★庄内ふるさと祭りの詳細は、『庄内まちづくり協議会ホームページ』へ★↓↓↓
10月29日(水) 太陽の光を重ねたらどうなる? ~3年生の理科実験レポート~
今日の3年生の理科室をのぞくと、「光のせいしつ」の学習の続きをしていました。教室の黒板には、今日の学習問題が書かれていました。【はね返した日光を重ねると、明るさや温度はどうなるだろうか。】
太陽の光を鏡などで反射させて集めたり、重ねたりすると、その明るさや温かさはどうなるのか?子どもたちは、実験を通して、光の強さを変えたときにどんな変化が起こるのかを調べることが今日の学習のねらいです。
【実験前のわくわく予想タイム】 実験の前に、みんなで予想を立てました。「光を重ねたら、明るくなると思う。」「でも、温度はそんなに変わらないんじゃないかな?」「いや、逆にたくさん集まるから、すごく熱くなるかも。」予想は様々。一人ひとりが「どうなるんだろう?」と真剣に考えている様子が伝わってきました。
【 いざ、実験開始!外で確かめよう】 太陽の光を扱うので、今日は中庭に出て実験スタート。班ごとに鏡や黒い紙などを持って、太陽の光を重ねたときの変化を調べました。実験では、鏡で反射させた日光を壁に当てたり、黒い紙の上に当てたりして、光の当たり方による違いを観察しました。班ごとに実験していると「見て見て!鏡を2枚使って壁に当てたら、すっごく明るくなったよ。」「本当にだ。1枚のときと比べると、まぶしさが全然違うね。」「温度計で測ってみたら、重ねた方が少しだけ温度が上がったよ。」「重ねると、明るさも温かさも、やっぱり強くなるんだ!」鏡で反射させた光を集める子、その光が当たる場所を熱心に観察する子、友達と話し合いながら角度を調整する子など、みんな主体的に実験に取り組んでいました。
【実験大成功!「なるほど」が止まらない】
実験を通して、みんなから「なるほど」「そうだったのか」という声がたくさん上がりました。
◇鏡で光を重ねてみると、本当に明るさがパワーアップする。
◇黒い紙を触ってみると、光を重ねたところは、やっぱりほんのりあったかい。
◇光を集めることで、明るさも温かさも上がることが、自分たちの目で確かめられました。
◇今回の実験で、太陽の光ってすごいパワーを持っているんだなと思いました。
授業後には、身の回りの光にも、たくさんの「なぜ?」や「どうなってるんだろう?」という思いがあふれている子どもたちが見られました。
10月28日(火)~地域の伝統を受け継ぐ3・4年生 俵踊り練習に熱が入る!~
11月2日(日)に開催される『庄内ふるさと祭り』に向け、本日3・4年生が体育館で俵踊りの練習を行いました 。
【4か月のブランクを感じさせない堂々とした舞い】 5月の運動会で発表したこの俵踊り。約4か月のブランクがあったにもかかわらず、子どもたちはそのブランクを全く感じさせない堂々とした踊りを披露しました。練習中、楽しそうな子どもたちの会話が体育館に響きました。「今のところ、もっと手前に俵を引いて」と、お互いの動きを確認し合う声。「いいね。みんなのかけ声が大ききなって、踊りにも自信が出てきた」と、躍動感を楽しんでいる様子。「本番でも思い切って踊りを見せてやろうね!」と、地域の伝統の踊りをしっかりと受け継いでいるかしのっ子の誇らしさを感じさせました。子どもたちが地域の伝統芸能に向き合い、真剣に、そして楽しそうに踊る姿は、見る人に感動を与えます。
【保存会の方々との最終練習】 今週30日(木)は、『今屋俵踊り保存会』の皆様に学校までおいでいただき、生演奏をしていただきながらの最後の練習を行います。本番前に、素晴らしい環境で発表練習をさせていただけることに心より感謝申し上げます。
【ふるさと祭りでの発表と「かしのっ子米」の販売】 地域の皆様、11月2日(日)は、ぜひ『庄内ふるさと祭り』においでください。3・4年生の俵踊りの発表は、庄内小学校で行われます。
さらに、5年生が今年JA青年部と地域の方の協力で育てた『かしのっ子米』の販売もあるそうです。お楽しみにしてください!
詳しい内容につきましては、庄内地区まちづくり協議会のリンクからご覧ください。→https://www.bonchi.jp/kirari/cgi-bin/snews.cgi#700
10月27日(月) 鼓動を聞き、命を考える~3・4年生 動物愛護センターでの「いのちの授業」と見学~
10月24日(金)に、3・4年生が動物愛護センターへ見学に行きました。子どもたちは、自分と動物の命の尊さについて真剣に考え、多くを学びました。
【心音を聞く体験を含む「命の授業」】 授業では、動物の置かれている現実を知り、命の大切さを実感する活動を行いました。
命のつながり:野生動物、家畜、ペットなど、さまざまな動物と人とのつながり(自然の共有、食と衣、共生) について話し合いました。
心音を聞く体験: 「聴診器で自分の心臓の音を聞いてみよう」という先生の声に、子どもたちはドキドキ。 耳に聴診器を当て、心臓の音を聞いた瞬間、驚きの声が上がりました。 「わあ。ドクン、ドクンって、すごい音が聞こえる!」 「これが『生きている』ってことなんだね。」自分の心音を聞くことで、誰もが「いのちの営み」を実感しました。また、「人間も動物」という視点から、動物たちも同じように心臓が動いている大切な命であること、そして「いじめは他人の命を削っている」という命を尊重する行動の重要性を学びました。
動物たちの現状:センター職員の方から、捕獲・引取りから返還・譲渡に至るまでの現状を学びました 。(捕獲引取り数)と(返還譲渡数)の差から、「残されたいのち」 、すなわち殺処分や病気で亡くなる命があるという厳しい現実についても考えました。預けられた動物が帰ってくることが減っている現状も学びました。「人間も動物」という視点から、自他の命を大切にすること、そして「いじめは他人の命を削っている」という命を尊重する行動の重要性について話し合いました。
【モデル犬との触れ合いと保護室の見学】 授業の後、保護された動物たちが生活する現場を見学しました。
保護室の様子:保護された犬や猫は、個室(ケージ)で飼育されており、その様子は「カプセルホテルのよう」で約50匹が保護されている現状を知りました。
モデル犬「モカちゃん」との交流 : 「モカちゃん、本当に優しいね。みんなが触っても吠えたり怒ったりしないよ。」、「モデル犬ってすごい。私たちも優しく、大事に触ろう。」モカちゃんは、人間がどのように接しても穏やかな姿を見せてくれ、動物と心を通わせる喜びを教えてくれました。
譲渡活動:保護された動物が新しい家族と出会うための譲渡会が毎週行われていることを知りました。
3・4年生は、動物愛護センターのスタッフの方々に対し、真剣に命のことを考え、受け答え をすることで、命への真摯な思いを伝えました。今回の見学は、子どもたちが「お互いが幸せに生きるため、共生について考えていくこと」 につながる大切な一歩となりました。
10月24日(金) 古墳時代へタイムスリップ ~菓子野の王さまはこんな顔だった!?~
10月23日(木)、都城市教育委員会文化財課の方々を招き、「古墳時代へタイムスリップ!」と題した学習会が開催されました 。この学習会では、菓子野校区内で発掘された人骨をもとに復顔された模型が子どもたちに初公開されました 。
【遺跡の発見と古代の暮らしに興味津々!】 学習会は、まず古墳時代や菓子野地区の古墳についての説明から始まりました。古墳は、今から約1,500年前(6世紀頃)に造られた大きなお墓です 。菓子野小学校から南西に約200mの地点で、平成23年(2011年)11月、畑を耕していた大型トラクターが地下式横穴墓の天井を壊し、地面が陥没したことで古墳が発見されたそうです 。 子どもたちは、古墳時代に関するクイズにも挑戦しました。
「今日紹介する地下式横穴墓、どうやって見つかったのかな?」
①大型トラクターで畑を耕していたら、地面に穴があいて見つかった!
②大雨が降り、土がぬれたことで地面に穴があいて見つかった!
③散歩していた人が、地面に穴があいているのをたまたま発見した!
この問いに正解すると、多くの子どもたちがガッツポーズをして大喜び!知らなかったことがたくさん知れたという声や、古墳や古墳時代に興味がわいたという感想も聞かれ 、終始興味津々でお話に聞き入っていました 。
【いよいよ「菓子野の王さま」とご対面!】 そして、いよいよ復顔模型のお披露目です。青い布が取り払われ、目の前に現れた「菓子野の王さま(古墳人)」の顔に、体育館は大きな歓声と笑顔に包まれました 。「うわぁ!」「本当に昔の人の顔だ!」「どんな人だったんだろう?」子どもたちは目を輝かせ、驚きと感動の声を上げました。目の前で見る復顔模型は、まるで古墳時代からタイムスリップしてきたかのようなリアルさです 。この模型は、地下式横穴墓から出土した、状態の良い人骨をもとに、3Dデータ作成などの工程を経て復元されました 。
復顔模型を監修した専門家からは、縄文人との類似性が高い壮年の男性であること、当時の男性の髪型である「上げ美豆良(あげみずら)」で復顔されていることなどが説明されました 。さらに、歯の中には、癒合歯(ゆごうし)が発見されて、栄養状態がよくなかったことがわかるとも説明されました。子どもたちからは、「たった1つの骨で顔を復元できて、さらに性別や年齢まで分かるのがすごいなと思った」「とてもいい顔で、こんな人だったんだと思った」といった感想が寄せられ 、古墳時代の人々の姿をリアルに思い浮かべることができたようです 。
この復顔模型は、10月25日(土)から11月24日(月・祝)まで都城歴史資料館でも展示されます 。子どもたちにとって、地域の歴史を身近に感じる貴重な体験となりました。
10月22日(水) 読み聞かせボランティア活動~絵本が広げる子どもの世界~
10月22日(水)に、ボランティアの皆様による読み聞かせ活動が行われました。学年に合わせた楽しいお話に、子どもたちは目を輝かせ、想像力を膨らませていました。 【低学年:「ニニロのおとしもの」と「こけこっこー」】 低学年では、『ニニロのおとしもの』と『こけこっこー』の2冊の絵本を読んでいただきました。
『ニニロのおとしもの』トカゲのニニロが大事なしっぽを落としてしまい、懸命に探すという大変だけどユーモラスな物語に、子どもたちはすっかり引き込まれていました。ボランティアさんの語りかけに、子どもたちは顔をぐっと前に乗り出し、目を丸くしてお話の展開を追っています。特に、お話を読み進めるボランティアさんの表情や絵本の絵を、真剣なまなざしで見つめる子どもたちの様子からは、ニニロのしっぽ探しに心からハラハラしていることが伝わってきます。中には、思わず口を開けて驚きや興味を示す子もおり、生き生きとした表情で物語を楽しんでいました。
『こけこっこー』続く『こけこっこー』は、自分の個性を大切にすることに気づかせてくれるお話です。読み進めるうちに、子どもたちは期せずして全員で「こけこっこー」と大合唱。にわとりよりも美しい声の鳥や立派な鳥がいる中で、にわとりが特別な存在のように扱われることに、ほかの鳥たちが抱く「うらやましい」という気持ちを軸に物語が展開します。 出版社からも、「どの子供にもその子ならではの長所や短所があり、それが個性。このお話を通して、子どもたちには「ぼくがぼくであることすべてが個性で、たいせつなんだ」と気づいてほしい」というメッセージが込められています。子どもたちは、全身で喜びを表し、声を出すことを心から楽しんでいました。皆で声を合わせる一体感と、絵本のメッセージが重なり、それぞれの個性を認め合う温かい気持ちが教室いっぱいに広がったようです。
【中学年:「きつね森の山男」】 中学年では、馬場のぼるさんの『きつね森の山男』が読まれました。気は優しくて力持ち、大根作りが上手な山男が、寒がりの殿様とキツネ軍の戦いに巻き込まれ、最後は得意のふろ吹き大根が思わぬハッピーエンドに導くという、二転三転する楽しい物語です。広めのワークスペースでゆったりと座った子どもたちは、腕を組み、真剣な表情で読み聞かせに聴き入っていました。お話が予想外の方向に進むたびに、登場人物たちの心境や戦いの行方を想像し、集中して物語の世界に入り込む姿が見られました。ふろ吹き大根が平和をもたらすというユニークな結末は、子どもたちの驚きと笑いを誘い、物語の楽しさに改めて気づかされた時間となったようです。ボランティアの皆様、子どもたちに豊かな想像力と心温まるメッセージを届けてくださり、ありがとうございました。
10月21日(火) 実りの秋を実感!昔ながらの道具と最新の機械で脱穀体験〜5年生が地域の方と協力し、収穫の喜びを味わいました〜
10月20日(月)、5年生が地域ボランティアの「そよ風グループ」とJA青年部の協力のもと、田植えから育ててきた稲の脱穀を体験しました。2週間ほどの掛け干しでしたが、雨が多くなかなか乾燥が進まず、この日は貴重な晴れ間を狙っての活動となりました。はじめの会では、JA青年部の方が「足踏み脱穀機」の使い方を丁寧に説明しながら、模範を見せてくださいました。子どもたちは、脱穀機のリズミカルな音と、勢いよく籾が外れていく様子に興味津々です。
【足踏み脱穀機に挑戦!】 いよいよ子どもたちの番です。一人ひとりが稲の束を脱穀機に入れ、足踏みペダルを踏み込みます。「うわっ、引っ張られる!」「稲の束が吸い込まれていくみたいだ!」 「結構力がいるんだね!昔の人は大変だったんだなぁ」稲の束がローラーに引き込まれそうになるのを必死にこらえながらも、真剣な表情で脱穀を行いました。
【風の力で選別!「唐箕(とうみ)」体験】 脱穀した後には、稲藁のくずや、中身のない籾殻(もみがら)が混ざってしまいます。そこで登場したのが、風の力を使って軽いゴミと重い籾を選別する伝統的な道具「唐箕(とうみ)」です。「これで風を起こすの?すごい仕組み。」 「わらとか軽いゴミだけが遠くに飛んでいく。昔の人って頭が良いんだね!」風をうまく利用した先人の知恵に、子どもたちは感心しきりでした。
【最新機械のスピードに驚愕】 最後に、残った稲の束を最新の脱穀機で処理する様子を見学しました。「えーっ!あっという間に終わっちゃった。」 「さっきの足踏み脱穀機でやった量の何倍だろう。速さが全然違うね。」手作業で一つひとつ行う足踏み脱穀機と、機械の圧倒的なスピードの違いに、子どもたちは驚きの声を上げました。今回の体験を通して、お米を収穫するまでの大変さと、道具や機械の進化の歴史を学ぶことができました。
いよいよ11月2日(日)には、庄内ふるさと祭りでお米の販売会があります。自分たちが手間をかけて育て、脱穀したお米を販売する体験は、子どもたちにとって大きな収穫の喜びとなることでしょう。
10月20日(月) 庄内地区戦没者慰霊祭への参加報告と平和への誓い
先日、10月18日(土)、庄内地区公民館にて執り行われました庄内地区戦没者慰霊祭に参列いたしました 。戦没者の皆様に哀悼の誠を捧げ、平和への誓いを新たにする厳粛な式典でした。
【厳粛な式典と子どもたちの想い】 式典では、戦没者の方々へ感謝と哀悼の意を捧げました。特に、未来を担う子どもたちの姿が印象的でした。庄内小学校、菓子野小学校、乙房小学校の代表児童が、平和への願いを込めて作成した千羽鶴を献納しました 。庄内中学校の生徒会代表2名が、戦没者への追悼と平和への強い思いを込めた「平和へのメッセージ」を発表しました 。メッセージでは、曽祖母様の戦争体験談や、修学旅行で訪れた知覧特攻平和会館での特攻隊員の遺書から感じた衝撃と、命を懸けた方々の想いを継ぐことの重要性が語られました 。また、都城にもあった特攻基地(西飛行場、東飛行場)に言及し、私たちが住む都城と戦争との深いつながりを認識し、学校などで戦争について調べ、知ることの必要性を訴えました 。終戦80年を迎えるにあたり、「当たり前にあると思っていた日々」が多くの犠牲の上にあることを再認識し、都城が15回以上の空襲を受け、特に昭和20年8月6日の「都城大空襲」で甚大な被害があったことに触れ、その歴史を語り継ぐ決意が示されました 。会場では、遺族会の方々が涙を拭いながら、子どもたちの純粋で力強いメッセージに静かに耳を傾けている姿が見られ、戦没者のご遺族の皆様の胸に深く響いたことと拝察いたします。
【戦没者への哀悼と平和への継続的な決意】 式典を通じて、過去の悲惨な歴史と、現在の平和の尊さを改めて痛感しました。庄内地区においても、これまでの戦争で566名が戦死されています 。この日、戦没者名簿に合祀されている全ての犠牲者の皆様に、心より哀悼の意を表します 。私たち教育に携わる者、そして地域全体が、この歴史の教訓と平和への願いを胸に、日常に感謝し、思いやりの心を忘れずに過ごすことが、平和を守り続ける第一歩だと強く心に刻みました。学校としても、これからも戦争の悲惨さと平和の尊さを伝え、持続的な平和の実現に向けて取り組んでまいります。
10月17日(金) 【修学旅行2日目(最終回)】「鶏飯」に大満足!コアラとキリンに大興奮!〜笑顔あふれる平川動物公園〜
修学旅行2日目の午後、子どもたちは最後の見学地である「平川動物公園」に向かう前に、楽しみにしていた昼食をいただきました。
【鹿児島を味わう「鶏飯」に舌鼓】 本日の昼食は、鹿児島の郷土料理「鶏飯(けいはん)」です。ご飯の上に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸などの具材を乗せ、熱々の鶏ガラスープをたっぷりかけていただくお茶漬けのような料理です。「お茶碗に具を少し乗せて、スープをたっぷりかけるんだよ。」 「このスープ、すごくいい匂い。サラサラ食べられる。」 子どもたちは、お互いにお茶をついであげたり、具材の乗せ方を教え合ったりと、鹿児島の味を楽しくおいしく堪能しました。友人との会話も弾み、旅の思い出を語り合いながら、最高のひとときを過ごしました。
【サバンナを背景に記念撮影】 お腹がいっぱいになった後は、最後の見学地「平川動物公園」へ。まず、アフリカのサバンナを思わせる雄大な景色を背景に、全員で集合写真をパシャリ!太陽の下、子どもたちの顔は達成感と期待に満ちあふれていました。
【コアラとのラッキーな出会い!】 園内では、生活班ごとにたくさんの動物を見学。「わあ、キリンだ。首が長い。」「あのシマウマ、模様がきれい。」と、生き生きとした動物の姿に歓声を上げていました。そして、平川動物公園で特に有名なのがコアラです。コアラ館では、ガラス越しにコアラをじっくり観察。「見て。コアラが動かない。ずっと寝てるのかな?ぬいぐるみみたい。」、「可愛いけど、やっぱり動いているところを見たいね。」その瞬間、運良く一頭のコアラがむっくりと起き上がり、ユーカリの葉を食べ始めました。「わー、食べた。ラッキー!」、「すごい、もぐもぐしてる!写真撮らなきゃ。」子どもたちは、コアラの食事風景という貴重な瞬間に大興奮。記念撮影も、満足そうな笑顔でピースサインが決まりました。動物たちとの出会いの後は、遊具エリアで最後の楽しいひとときを過ごしました。サブバッグを抱えながらも、全力で遊具に乗ったり、友だちとの楽しい様子を写真に収めたり。この笑顔こそが、2日間の修学旅行が成功した証です。
【最後の楽しい時間、そして帰校式】 そして、いよいよ帰校。学校に到着すると、代表児童が2日間を振り返って、心に残った学びや感謝の気持ちを発表してくれました。校舎前には、たくさんの保護者の方々が迎えに来てくださっており、温かい拍手の中、家族的な雰囲気で帰校式を終えることができました。知覧での平和学習、そして平川動物公園での楽しい思い出。2日間で深まった友情と、たくさんの学びを胸に、子どもたちは一回り成長して帰路につきました。
10月16日(木) 平和への誓い~知覧特攻平和会館での修学旅行2日目~
10月10日(金)、ホテルから望む桜島と朝日、素晴らしい一日を感じさせるようでした。修学旅行2日目は、鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪れ、平和について深く考える貴重な一日となりました。
【厳しい現実を伝える展示】 会館の外には、特攻作戦に使用された戦闘機が展示されており、子どもたちはその巨大さと、これが「片道燃料」のみを積み、二度と帰らぬ出撃に使用された事実を前に、驚きと戸惑いを覚えた様子でした。また、特攻隊員の像「とこしえに」は、出撃する兵士の姿と、彼を見送る母の姿を表しています。国を思い、父母を思いながら散っていった若者たちの悲痛な思いが込められており、子どもたちも足を止めて見つめていました。
【半地下の「三角兵舎」で感じる当時の空気】 次に、特攻隊員たちが最後の数日間を過ごしたとされる「三角兵舎」 へ。空襲を避けるために半地下式で建てられた粗末な木造の兵舎。薄暗く、静まり返ったその場所に入ると、出撃を前に家族への遺書や手紙を書いていたという兵士たちの、胸が張り裂けそうな心情が伝わってくるようでした。
【語り部さんの講話と展示資料の見学】 いよいよ会館の中へ。語り部の方から、特攻隊員たちが本当に片道だけの燃料を積んで飛び立ったという事実や、残された家族への手紙について、丁寧に説明を受けました。特に家族の無事を願いながら、書き残した若い兵士たちの手紙が紹介されると、子どもたちは涙をこらえ、その過酷な運命に強い衝撃を受けていたようです。「もし自分だったら…」「お母さんはどんな気持ちだっただろう」と、様々な思いが去来したことでしょう。
説明を受けた後、子どもたちは展示資料の見学に移りました。館内に設置された端末を使って、説明中に触れられた兵士の情報を熱心に調べ、展示スペースへ。遺書や写真、遺品などの展示ケースの前では、隊員たちの生きた証を一つ一つ真剣な眼差しで見つめ、当時の状況を深く理解しようと努めていました。この知覧での学びは、ただの歴史学習ではなく、戦争の悲惨さと、平和の尊さを肌で感じる、子どもたちにとってかけがえのない時間となりました。「戦争を二度と繰り返してはいけない」という平和への強い思いを胸に刻んだ一日となったことでしょう。
10月15日(水) 自分の体と健康を考える〜4年生 身体計測と「姿勢」に関する保健指導〜
本日、4年生は身体計測を実施しました。計測の前には、養護教諭の先生から「自分の体と姿勢の大切さ」について、たいへん分かりやすいお話がありました。
【姿勢が体に与える影響を視覚的に理解】 先生はまず、内臓のイラストが描かれた特製のTシャツを着用して登場しました。このTシャツを使い、背中を丸める猫背の姿勢になると、内臓が圧迫されてしまい、お腹が痛くなったり、消化が悪くなったり、集中力が続かなくなったりといった不調につながることを、視覚的に説明してくださいました。
子どもたちは、Tシャツのイラストで内臓の位置を確認し、「えー!お腹が潰れちゃうの!?」「だから姿勢が悪いと気持ち悪くなるんだ」と驚き、真剣な表情で話に聞き入っていました。
【手作り「背骨モデル」で良い姿勢を意識】 さらに、先生は発泡スチロール、黄色のスポンジ、ワイヤー(針金)で作られた手作りの「背骨の模型」を使って、より具体的に姿勢の指導をされました。
「立腰(りつよう)」(腰を立てる正しい姿勢)をした場合、背骨はゆるやかなS字カーブを描いて安定していること。猫背を続けた場合、背骨が強く曲がり、体に負担がかかってしまうこと。このモデルのおかげで、子どもたちは「良い姿勢=立腰」が、いかに体に負担をかけない大切なことかを理解できました。実際に、座りながら自分で腰を立てる練習をしたり、「背筋がピンと伸びた感じがする!」と、体の変化を口々に伝える様子が見られました。
【「目」の健康と姿勢の深い関係】 また、姿勢は「目」の健康にも大きく関わっているというお話もありました。本を読むときや、勉強をするときに猫背になると、顔が机に近くなり、目を悪くする原因になること、「30cm離す」ことが大切であることを学びました。
今回の事前指導を通じて、子どもたちは「自分の体は自分で守る」という意識を強くもったようです。計測後の子どもたちからは、「これからは姿勢を意識して勉強する。」、「猫背で内臓を潰さないように気を付ける。」といった前向きな声がたくさん聞かれました。健康を保つ土台となる「姿勢」について、深く考えた貴重なひとときとなりました。
10月14日(火) 【修学旅行1日目】桜島から鹿児島市内へ!イルカの実験に大興奮、雨にも負けない自主研修!
秋晴れの空のもと、いよいよ待ちに待った修学旅行1日目がスタートしました。
【桜島を背に、いざ鹿児島市内へ】 まずは桜島の展望所から、雄大な景色を堪能しました。ゴツゴツとした溶岩の岩肌は迫力満点です。その後、カーフェリーに乗船し、鹿児島市内へと移動しました。デッキから見る海と、徐々に近づいてくる鹿児島市内の街並みに、みんな大喜び!潮風を感じながらの船旅は格別でした。「街があんなに近い。」「海から見る景色は全然違うね。」と歓声が上がっていました。
【イルカのひみつに迫る!鹿児島水族館での驚き体験】 鹿児島水族館に到着後、早速イルカのショーを見学しました。高くジャンプするイルカたちの姿に、会場は大盛り上がり。特に盛り上がったのは、イルカの「目」に関する実験コーナーです。イルカが目で対象物を確認できるかを調べるために、黄色いポンチョを着た本校の児童が実験に選ばれました。トレーナーさんが目隠しをずらしポンチョ姿の児童を見せると、学習した通りイルカが見事に尾びれを水面に打ち付けてサインを送ってくれました。実験成功の瞬間に、会場からは大きな拍手と歓声が。「うわー、やった。イルカって本当にポンチョの色が分かってるんだ!」 「すごい!これでイルカはちゃんと目で見てるって証明されたんだね。」 「選ばれた友だちは、緊張しただろうけど大成功だね。」 子どもたちは、科学的な発見の瞬間に立ち会い、驚きと感動を分かち合っていました。
【雨中の自主研修も、絆を深めて】 午後は照国神社付近での班別自主研修です。あいにく雨が降ってしまいましたが、班の友達同士で傘をさし、互いの歩みを気遣いながらの活動となりました。県立博物館、黎明館、メルヘン館、美術館など、事前に立てた計画に基づき、各班で協力して見学を行いました。雨の中でしたが、班行動を通じて友達との絆がより深まったようです。
【偉人に学ぶ!維新ふるさと館で歴史を体感】 自主研修の後は、集合場所の維新ふるさと館へ。地図や案内の看板を見ながら、道をたずねるなどして、みんな無事に徒歩で到着しました。館内では、明治維新の時代に活躍した薩摩の偉人たちについて、映像や展示を通じてたっぷりと学ぶことができました。等身大の偉人西郷隆盛像、その上着も着用するなど、まるでタイムスリップしたような臨場感で、歴史を肌で感じることができました。
【楽しい1日を締めくくる夕食】 ホテルに戻り、皆で囲む夕食は格別です。1日の思い出を語り合いながら、美味しい食事に笑顔がこぼれます。盛りだくさんだった修学旅行1日目。学びあり、感動あり、そして友達との協力ありの充実した1日となりました。明日の活動も楽しみです。
10月10日(金) 期待に胸膨らむ修学旅行、いざ出発!そして感動の桜島!
10月9日(木) 子どもたちは待ちに待った修学旅行へ出発しました。早朝にもかかわらず、学校には元気いっぱいの声が響き渡り、活気に満ちていました。出発式では、旅行を支えてくださる方々への感謝の気持ちをしっかりと伝え、期待に胸を膨らませた挨拶が交わされました。
【出発式:感謝を胸に、いざ旅立ち!】 代表児童の挨拶では、添乗員さん、バスガイドさん、運転手さんへ向けて「この修学旅行のために、準備してくださってありがとうございます。最高の思い出になるよう、ルールを守って楽しみます!」と、感謝の意が述べられました。また、「楽しみなこと」の発表では、
「夜のホテルでの友達との語らいが楽しみ!」
「美味しい鹿児島グルメをたくさん食べたい!」
「歴史的な明治の偉人や場所を自分の目で見られるのがワクワクする!」
など、子どもたちの期待が熱く聞こえてきました。
そして、見送りに来てくださった保護者の皆様へは、「行ってきます。2日間、元気に楽しく過ごしてきます。」と、感謝と決意を込めた立派な挨拶ができ、温かい拍手に見送られてバスに乗り込みました。
【1日目:雄大な桜島と感動の出会い】 バスは順調に進み、いよいよ鹿児島県へ!海を渡って見えてきたのは、雄大な桜島です。少し雲の傘がかかり、頂上が見えづらい時間もありましたが、子どもたちからは「わあ、大きい。」「けむりが出てるかな。」と歓声が上がりました。
特に有村溶岩展望所では、目の前に広がる景色に、みんな大興奮。 「これ、全部溶岩なんだよね。すごい!」 「本当に目の前だ。迫力が全然違う。」 と、地球の息吹を感じているようでした。
また、形がライオンに似ている「ライオン岩」も見学でき、「ほんとにライオンみたい。たてがみがある。」と、自然が作り出したアートに目を輝かせていました。少し雲がかかっていても、子どもたちの熱気と好奇心は晴天そのもの。この後も、まだまだ楽しみな活動が続きます。最高の2日間になること間違いなし!明日以降の報告もどうぞお楽しみに。
10月9日(木) 3年生 算数:巻き尺で身の回りの長さを測ろう! 〜量感を育む体験学習〜
前回算数の学習では、日常生活の中で巻き尺がどんな時に便利か考えました。そして今日は、実際に巻き尺を使って、学校にある様々なものの長さを測る体験学習を行いました。 目的は、ただ長さを測るだけでなく、その長さがどれくらいなのかを感覚的に理解する、つまり量感を身に付けることです。子どもたちは、「これを測りたい!」「あれも測ってみたい!」と目を輝かせ、運動場へ飛び出しました。
【測ってみよう!学校の長いもの】 班に分かれて、自分たちが興味を持った場所の長さを真剣に計測しました。「せんだんの木の幹の周囲」、「ネットの長さ」、「サッカーゴールの横幅」、「ろく木の横幅や高さ」、「タイヤ遊具の列の長さ」、「 うんていの長さ」など、巻き尺をピンと張ったり、曲がっているものを曲線に合わせて測ったりと、協力しながら正確に測る工夫をしていました。
【驚きと発見!長さに気づく瞬間】 たくさんのものを測る中で、特に子どもたちが驚き、「長さの量感」を強く感じたのは、クライミングロープの斜面の長さと、タイヤ遊具の全体の長さでした。クライミングロープの斜面や、タイヤを並べた遊具の全長を測り終わった時、巻き尺に示された数字を見て、こんな声が上がりました。
「え、うそ!このタイヤの遊具、27メートル50センチもあるの。」 「そんなに長いの!あの端からこの端まで、歩くとそんなに遠く感じないのに、測ったらすごい長さだ。」そして、クライミングロープ(斜面)を測ったときも… 「僕たちがいつも登ってるこの斜面、3メートル25センチもあるんだって!」 「ええっ、そんなにあるの。一歩一歩登っている時は短い気がしてたけど、3メートルって…僕の身長よりも高いぞ。」 「巻き尺でピーンと伸ばして見ると、本当に長〜く感じるね。僕たち、こんなに長い距離を毎日登って遊んでいたんだ。」 自分たちが普段何気なく利用している遊具の実際の長さを知ることで、「3メートル」「27メートル」といった数字が、単なる記号ではなく、「実際にどれくらいの距離・大きさなのか」というリアルな感覚として心に刻まれました。
この体験を通して、子どもたちはメートル(m)やセンチメートル(cm)といった単位が、生活の中でどのように使われているかを実感し、算数の学びを深めることができました。遊びを通して量感を養う、素晴らしい学びの時間となりましたね。
10月8日(水) 黄金の稲穂がずらり ~5年生、地域の皆さんと伝統の「掛け干し」で稲刈り完了~
【地域の皆さんと協力して「掛け干し」まで】
稲を刈り取った後は、次なる大切な作業、束ねて結ぶ作業、そして「掛け干し」です。刈り取った稲は、JA青年部の皆さんと一緒に太い束にし、紐でしっかりと結びます。
「あれ?この結び方、難しいな...」、「大丈夫。こうやってキュッと締めるんだよ。」地域の方々に優しく教えてもらいながら、みんなで協力して一つ一つ丁寧に稲束を作り上げました。そして、その稲束を「はざかけ」と呼ばれる棒に掛けていきます。これは、お米をじっくりと天日で乾燥させるための昔ながらの方法です。
【脱穀、精米、そして販売へ】
自分たちの手で植え、育てた稲をすべて刈り終え、田んぼのそばにずらりと並んだ掛け干しを眺める子どもたちの顔は、達成感に満ちていました。
2週間ほどこのまま天日干しをした後、10月20日(月)には脱穀をする予定です。その後、精米を経て、最終目標は11月2日(日)の庄内ふるさと祭りです。このお祭りでは、子どもたちが収穫したお米を3kgずつ袋詰めにして、販売する予定です。
今回の貴重な体験を支えてくださったJA青年部の皆様、そよ風グループの皆様、そして温かいご指導をいただいた保護者の皆様に心より感謝申し上げます。自分たちが作ったお米を販売するまで、5年生の総合的な学習の時間「米作り体験」は続きます。ふるさと祭りでのお米の販売、今から楽しみですね。
10月7日(火) たわわに実った稲を収穫 ~5年生が地域の皆さんと稲刈り体験~
【6月からのお米作り、ついに収穫の時】
6月25日の田植えから約4か月。5年生が大切に育ててきた稲が、黄金色に輝く穂をたわわに実らせ、ついに稲刈りの日を迎えました。6月の田植え体験では、庄内地区のJA青年部の皆様、そよ風グループの皆様のご協力のもと、田んぼの泥の感触に歓声を上げながら一生懸命苗を植えましたね。「こんなに小さな苗が、本当に大きくなるのかな?」
と少し不安そうだった子もいましたが、今日、目の前に広がる立派な稲穂を見て、その成長に目を輝かせました。
【初めての鎌にドキドキ!収穫の喜びをかみしめる】
まずは、JA青年部の方から鎌の正しい使い方や、稲を刈るときの注意点についてご指導いただきました。子どもたちは、初めて手にする鎌に少し緊張した様子でしたが、すぐに真剣な表情に変わります。「稲の根本をしっかり持って、一気に刈るんだよ。」というアドバイスを受け、いざ田んぼへ。
【「ザクッ!」響く歓声と収穫の喜び 】
足場の悪い田んぼでも、子どもたちは大活躍!一束ずつ丁寧に鎌で刈り取っていきます。「見て!この穂、お米がパンパンに詰まってる!」、「みてみて、僕の稲穂、こんなに重いよ。」、「やったー、上手く刈れたよ。ザクッ!って音が気持ちいいね。」刈り取った稲を誇らしげに見せ合う姿や、地域の皆さんと協力しながら作業を進める姿は、まさに立派な農家さんのようでした。さらに、収穫の喜びを分かち合う声があちこちから聞こえてきました。
10月6日(月) 第26回庄内地区スポ・レク大会開催!~ 秋晴れの空の下、フットパスで庄内を満喫~
10月5日(日)、「第26回庄内地区スポ・レク大会」が大変気持ちの良い秋晴れのもと開催されました。今年の大会は、庄内地区の豊かな自然と歴史を感じられる「フットパス」がメインイベント。地域の皆さまと一緒に、気持ちのよい汗をかきながら庄内地区を散策しました。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「フットパス」とは、森や田園地帯、古い街並みなど、地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩く道のことです。
【庄内の魅力を再発見!フットパス安永城跡コース】 開会式では、「今区」「東区」「町区」など、区ごとの旗を掲げた皆さんが庄内市民広場に集まり、元気よく出発の準備を整えました。当日は、約5.3kmの「庄内フットパス 安永城跡コース」を歩きました。参加者の皆さんは、黄金色に実った稲穂が広がる田園地帯の農道を進み、美しい高千穂峰を遠くに眺めながら、清々しい秋風を感じていました。
また、道中には歴史を感じさせる石垣や、趣のある石造りのアーチの下をくぐるなど、地域の歴史や文化に触れる場面も多く、普段見慣れた庄内の風景の中に新たな魅力を発見することができました。参加された皆さんは、道中和気あいあいと会話を楽しみ、健康的に交流を深めることができました。ゴール地点では、参加賞を受け取り、皆さんの笑顔が広がっていました。スポーツとレクリエーションを通じて、地域の健康増進と交流を図る素晴らしい大会となりました。ご参加・ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
庄内地区まちづくり協議会「お知らせ・ニュース」(こちらから→プロモオションビデオ)
10月3日(金) 【集団宿泊学習】3校の友情が咲き誇る~協同と友愛の夕食タイム~
昨日の出発式に引き続いて、集団宿泊学習(1日目夕食)の様子をご報告します。夕食時間に食堂を訪れると、3校の子どもたちが活動班ごとに集まり、賑やかで温かい雰囲気の中で食事の準備を進めていました。
【「協同」の気持ちがあふれる配膳・片付け】 配膳のカウンターでは、たくさんの「協同」の気持ちがあふれる場面が見られました。「お味噌汁、熱いから気をつけてね。」「このおかず、どうやって取るの?」「このお皿、僕が運ぶよ」といった声が飛び交い、列に並んでいる友だちの食器を取ってあげたり、おかずの取り方をアドバイスしたり。お互いを気遣い、助け合う姿は、3校がすっかり一つになっていることを物語っていました。
食事が終わると、班ごとにテキパキと協力して片付けを開始。食器をまとめて運ぶ人、テーブルを丁寧に拭く人など、自然と役割分担ができています。そして、調理員さんたちに「ごちそうさまでした。とっても美味しかったです!」と、丁寧にお礼を伝える姿も見られ、周囲への感謝の気持ちも育まれているのを感じました。
【会話が弾む!笑顔あふれる「友愛」のひととき】 テーブルに着くと、食事をしながら仲良くおしゃべりする「友愛」のシーンがあちこちで見られました。「追跡ハイキング、すごく楽しかったよね。」、「うんうん。特にあのゲーム、めっちゃ盛り上がったね。」、「見て、この唐揚げ美味しいよ。」、「本当だ。」といった生き生きとした会話が弾み、笑顔が絶えません。初めて会ったとは思えないほど親密な様子で、この宿泊学習を通してできた新しい友情が、みんなの顔を輝かせています。
【いよいよ夜のメインイベントへ】 外が夕暮れになり、あたりが暗くなってきた頃、子どもたちは次の活動のために外に集まり始めました。耳を澄ませて聞いてみると、「ねぇ、キャンプファイヤーの出し物、なにするの?」「秘密だよ。絶対面白いから楽しみにしててね。」、「わぁ、早く始まらないかな!」と、この後のキャンプファイヤーへの期待に胸を膨らませる会話が聞こえてきました。新しい仲間と作り上げる、忘れられない夜の思い出が、この後すぐにやってくることでしょう。お子さんが帰校したときにご家庭でのご報告もどうぞお楽しみに。今回の夕食を通して、子どもたちの自立心、協調性、そして新しい友情が大きく育っていることを実感しました。
10月3日(金) 最高の思い出を作るぞ!5年生が集団宿泊学習へ出発!
10月2日(木)の朝、5年生が待ちに待った集団宿泊学習へ出発しました。御池青少年自然の家での1泊2日の活動に向け、体育館前で晴れやかな出発式が行われました。
【3校の絆を深める2日間!】 出発式では、校長先生から5年生への温かいはなむけのあいさつがありました。校長先生は、先日行われた事前交流会で、3校の児童がすぐに打ち解け、「すでに新しい絆が生まれている」ことに感動したと話されました。この宿泊学習の大きなねらいである「自律的な態度の育成」と「助け合いの心」を育むため、みんなで大切にする4つのキーワードが贈られました。それは、「規律・協同・友愛・奉仕」です。特に、「みんなで時間やルールを守る規律ある行動」と、「カレー作りやキャンプファイヤーで力を合わせる協同の精神」を意識して活動してほしいとエールが送られました。
【代表児童のわくわくが爆発!】 校長先生のお話の後、代表児童があいさつを行いました。代表児童は、この日をどれだけ楽しみにしていたかを、はつらつとした声で発表してくれました。「待ちに待った宿泊学習が、いよいよ始まります!特にカレー作りとキャンプファイヤーが楽しみです!事前交流会で会った3校の友達と、追跡ハイキングなどの活動を通して、もっともっと仲良くなりたいです!」期待でいっぱいの表情が、その言葉からあふれていました。「最高の思い出を作ってくるぞ!」という強い意気込みが、聞いている私たちにも伝わってきました。
【3年生からの温かいエール】 出発の際、5年生を乗せたバスが校舎前を離れると、運動場で待ち構えていた3年生の姿がありました。3年生は、バスが見えなくなるまで「いってらっしゃーい。」と大きな声で手を振り、バスを追いかけていく温かい姿を見せてくれました。この心優しいエールは、5年生にとって最高の励みになったことでしょう。先輩・後輩の温かい気持ちに見送られ、5年生は元気いっぱいに御池青少年自然の家へと向かいました。3校の仲間と協力し合い、実りある2日間を過ごして、ひと回り大きく成長して帰ってくるのを楽しみに待ちましょう!
10月2日(木) 【学校の宝物】校歌に込められた願いを知るオンライン全校朝会
10月の全校朝会は、Google Meetを使ったオンライン形式で行われました。教室と校長室を繋ぎ、全校児童が画面越しに顔を合わせました。
【校歌こそが「学校の宝物」】 今回の朝会で、校長先生は「学校の宝物」というお話をしてくださいました。「みなさんにとって学校の宝物は何でしょう?」という問いかけから始まり、校長先生は、ご自身がこれまでに勤めたすべての学校の校歌が好きになったというエピソードを紹介されました。そして、卒業生であるお父さんやお母さん、地域の方が今でも校歌を大切にしている姿に触れながら、校歌こそが「その学校にしかない大切な宝物」だと話されました。
【菓子野小学校の歴史をたどって】 菓子野小学校は、明治11年(1878年)に三原叢吾先生が創設されました。三原先生の墓地は、校区内にあります。毎年4年生が庄内地区まちづくり協議会の方々の協力のもと、お墓参りをしています。かつて庄内小学校の分校となった時期もありましたが、昭和26年に庄内町立として、昭和40年に都城市立として再び歩みを進めてきました。校長先生は、当時の空撮写真などを見せながら、長い歴史を重ねてきた学校への愛情を伝えました。
【校歌に込められた3つの願い】校長先生のお話の中心は、校歌の歌詞に込められた作詞者 田中為雄さん(元分校長)の熱い思いです。歌詞には、菓子野の美しい自然をモチーフに、子どもたちへの大きな期待が込められています。
1番:霧島山(きりしまやま)を主題に「強く正しく天まで伸びるよう」に育ってほしい。
2番:菓子野の原(かしのはら)を主題に「清く優しくよい子に」育ってほしい。
3番:関之尾滝(せきのおのたき)を主題に関之尾滝が硬い岩を壊すように、「毎日努力を続けるたくましい子」に育ってほしい。校長先生は「校歌には、卒業生みんなの『学校を愛する思い』も込められています。この校歌をいつまでも大切に、心を込めて歌っていきましょう」と締めくくりました。
【サイエンスコンクール表彰】 朝会の最後には、サイエンスコンクールに出品し、優秀な成績を収めた児童の表彰が行われました。校長先生から直接、賞状が手渡され、全校児童の拍手で努力が称えられました。日頃の探求の成果が実を結び、大きな喜びとなりました。
10月1日(水) 失敗に「かんぱい!」しよう!〜2年生が考えた「失敗は宝物」〜
みんなは「失敗」って聞くと、どんな気持ちになるかな? ちょっぴり恥ずかしかったり、悔しかったり、悲しかったりするよね。今、2年生の教室では、みんなで~宮川ひろさん作『しっぱいにかんぱい!』~を読んでいます。運動会のリレーで大失敗をして落ち込んでいるお姉ちゃんを、家族や親戚が自分の失敗談で励ます、心温まる物語です。
【ワークシートで考える「失敗」】 この本を読み進める中で、2年生のみんなは、物語の中で一番心に残った失敗と、自分のこれまでの失敗談をワークシートに書き出しました。画像にあるワークシートを見てみると、本の中の登場人物の失敗が、みんなの心にしっかりと響いていることがわかります。
【心に残った失敗(本の中の失敗)】 ある子は、親戚の「まなみさん」が自転車の鍵をポケットに入れていたのに、スーパーに着いたらなくなってしまった話を選びました。鍵がなくなったのに、お母さんが「だからやめなさい。」って言っていたのが、ちょっとおかしいけど、親近感が湧いたのかもしれませんね。また別の子は、親戚の「おばあさん」さんがケーキをなくしてしまった話を選び、「ケーキ屋さんに行って、ケーキがもどってきたのがほっとした。」と、失敗の後の温かい展開に注目しています。
【自分の失敗と向き合ってみる】 次に、みんなは自分自身の失敗を振り返りました。「ダンスでまだ習ってないのに、ふりをして失敗した」という発表会での失敗や、「ピアノの発表会でまちがえてしまった」という悔しい失敗など、みんな真剣な表情で過去の経験を文字にしています。
【失敗が「宝物」に変わる瞬間】 物語の登場人物たちと同じように、自分の失敗を振り返った2年生の子どもたち。本を読む前は、失敗した時に「くやしいな」「次はがんばろう」と、失敗をマイナスに捉えがちでした。しかし、おじいちゃんや親戚たちが自分の失敗を笑い飛ばし「かんぱい!」とする姿を知ったことで、子どもたちの考えが大きく変わりました!ワークシートの最後の欄には、こんな前向きな言葉が並んでいます。
「しっぱいしてもいいからがんばろうかな。こんどはしっぱいをちょとでもなくそうかな。しっぱいはいいことだからがんばろう」、「しっぱいしてもつぎのときにしないように、つぎがんばればいい。しっぱいはせいこうのもとだから、つぎはがんばるぞ」
自分の失敗を本の中の「失敗談」と重ね合わせ、「失敗は誰にでもある」「失敗は成長のための大切な一歩」というメッセージを、子どもたち一人ひとりがしっかりと受け止めたようです。
みんな、失敗に「かんぱい!」とエールを送りながら、前向きな読書感想文を完成させることができました。これからも、たくさんの失敗を恐れず、大きく成長していってほしいですね!
9月30日(火) 心温まる朝の読み聞かせ 親子でつむぐ物語の時間 〜読み聞かせボランティア活動〜
子どもたちがいつも心待ちにしている、2週間に一度の特別な時間。それは、地域の方々が温かい物語を届けてくださる読み聞かせボランティア活動の日です。この日は、低学年、中学年、高学年の3つの教室に分かれて、それぞれの学年に合わせた物語が読み聞かせられました。
【親子で挑戦!特別な読み聞かせ】 特に中学年の教室では、いつもとは一味違った、心温まる特別な読み聞かせがありました。なんと、今回ボランティアとしてご協力くださったのは、この教室に通う児童のお母さんと、その親子ペアです。2人が選んでくれたのは、長谷川義史さんの楽しい絵本『たこやきのたこさぶろう』。ボランティアのお母さんが、たこさぶろうの気持ちになって語りかける優しい声と、時にユーモラスな登場人物の声を使い分ける表現力豊かな読み方に、子どもたちはすぐに引き込まれました。そして、娘さんもお母さんの隣に立ち、絵本をしっかり持って、時にページの絵を指さしながら、息の合った様子でサポートします。親子で読み聞かせをするという貴重な体験に、娘さんの表情も真剣そのもので、お母さんを支えようとする姿が印象的でした。
【笑顔あふれる物語の空間】 慣れ親しんだお母さんの声と、娘さんの協力のもとで聞く物語は、いつも以上に子どもたちの心に響いたようです。ユーモラスな物語に、教室からは笑い声が上がり、皆、身を乗り出して絵本の世界に集中していました。まるで絵本の中からたこさぶろうが飛び出してくるかのような、温かい空気に包まれた時間となりました。
読み聞かせは、子どもたちの想像力を育み、本への興味を深める大切な活動です。今回のように、ご家庭の温かい協力のもと、親子で物語を届けていただくという経験は、子どもたちにとって忘れられない素敵な思い出となったことでしょう。ボランティアの皆様、いつも心温まる時間を本当にありがとうございます!
9月29日(月) 期待高まる!3校合同宿泊学習の事前交流会で仲間づくり
【宿泊学習に向けて新たな出会い】 2年後は庄内中学校進学を控えた3つの小学校(庄内小・乙房小・菓子野小)の5年生が、1泊2日の集団宿泊学習に向けた事前交流会を開催しました。宿泊先は御池青少年自然の家です。この宿泊学習のねらいは、「自然の恩恵に触れさせ、自然に親しむ心、畏敬の念を育てる」「自主的な活動により自律的な態度を養う」「友だちを思いやる心や助け合う心を育てる」などです。活動を通して、『規律・協同・友愛・奉仕』という4つのキーワードを学びます。交流会では、本番を前に学校の垣根を越えて交流を深め、仲間意識を高め、宿泊学習への期待を膨らませることが目的です。最初は緊張していた子どもたちですが、4つの活動を通じて、生き生きとした表情で交流を深めていきました。
【4つの活動:笑顔で深まる友情の輪】 交流会では、宿泊学習本番に向けて、仲間づくりと役割確認のための大切な4つの活動を行いました。
1. 先生方の紹介とご挨拶
まずは、宿泊学習を支えてくださる先生方からご挨拶がありました。子どもたちは真剣な表情で話を聞き、先生方との顔合わせを通じて、本番に向けた心構えを整えました。
2. 活動班・生活班ごとの自己紹介
いよいよグループ活動です。宿泊学習で寝食を共にする活動班や生活班に分かれ、自己紹介を行いました。初めは少し照れた様子も見られましたが、「〇〇小学校です」「一緒に楽しもうね!」といった明るい会話が交わされ、お互いのことを知る第一歩を踏み出しました。
3. 各係の確認と話し合い
宿泊学習を自主的に運営するために重要な各係の役割を確認し合いました。真剣な表情で資料を確認し、「ここはどうする?」「協力して準備しよう!」と、具体的な役割分担や活動内容について話し合う姿からは、協同の意識と責任感が芽生えていることが感じられました。
4. じゃけん列車で仲良くなろう!
緊張が解けたところで、全体でのレクリエーション「じゃんけん列車」の始まりです。「やったー、つながった!」「すごい長い列車になったね!」と、体育館のフロアいっぱいに大きな列車の輪ができあがりました。勝敗に関わらず、ハイタッチや笑顔で喜びを分かち合う様子は、まさに「友愛」の心を育む時間となりました。写真にあるように、子どもたちの自然な笑顔があふれる時間となりました。
4つの活動を終え、子どもたちの間には笑顔と活発な会話があふれていました。「宿泊学習がもっと楽しみになった!」「新しい友達と一緒なら頑張れそう!」といった声が聞かれ、本番への期待が大きく高まったことが伺えます。今回の事前交流会は、子どもたちが規律を守り、協同し、友愛の心をもって奉仕の精神で活動する宿泊学習の成功に向けた、素晴らしいスタートとなりました。
9月26日(金) 大成功!都城市電子図書館で「僕だけの本」見つけた! 2・3年生の読書がスタート
2年生と3年生の教室が、喜びと興奮に包まれました!この日行われたのは、『都城市電子図書館(Miyakonojo City Digital Library)』を利用して、自分で本を借りる学習です。子どもたちはタブレットを片手に、デジタルな読書の世界へ飛び込みました!
【ログイン!開いた画面に「わぁー!」と歓声が】
まずは、トップページからアカウントを作成し、ドキドキしながらログインに挑戦です。「パスワード、合ってるかな…」と、キーボードを慎重に叩く子どもたち。うまくログインできない子もいましたが、担任の先生やICT支援員の先生が丁寧にサポート。そして、ついにログインが完了し、カラフルな本の表紙がずらりと並んだ「みんなで読める本」の画面が表示されると……「わー!すごーい!本がこんなにあるよ!」 「まるで、魔法の本棚みたいだね!」と、教室のあちこちから歓声が上がりました。その表情は、これから始まる新しい読書体験への期待でいっぱいです。
【「あった!大好きな本!」お目当ての図鑑に大はしゃぎ】
画面の中の電子書籍の中から、子どもたちはお目当ての本を探します。特に盛り上がったのは、自分の好きな生き物や乗り物を見つける瞬間でした!ある男の子が、画面を指差して目を輝かせました。「見て!これ!大好きな昆虫の図鑑だ!カブトムシとクワガタがいっぱい!」すると、近くの席の女の子も興奮気味に。「あ!パンダの図鑑がある!私、パンダが一番好きなんだ!」
また、友達が借りようとしている本を見つけて、「この本、面白いよ!」と教えてあげる交流も見られました。「この本の続き、電子図書館で読めるよ!一緒に借りようよ!」
タブレットを見せ合いながら、楽しそうに話す姿は、まさに「本」を通じたコミュニケーションそのものです。
【集中モード突入!借りたらすぐに読める喜び】
いよいよ本を借りる時間です。借りたい本を選び、「借りる」ボタンを押してマイライブラリーに追加。あっという間に本を借りることができました!
本を借りた子どもたちは、待ってましたとばかりに画面を開き、すぐに読書に没頭し始めました。指でスワイプしてページをめくり、静かに物語を追うその姿は、真剣そのもの。「あっという間に借りられた!これで、いつでも読めるんだね!」 「この続き、早く読みたい!」
デジタルでありながらも、紙の本を読むときと同じ、いや、それ以上のワクワク感と集中力が教室にあふれていました。
この週末が始まり、子どもたちは借りた本と一緒に自宅へ向かいます。この電子図書館で借りた「僕だけの本」を、お家でじっくりと読んだり、家族に自慢したりする時間になることでしょう。
都城市電子図書館という新しいツールが、子どもたちの読書への「好き」という気持ちをさらに大きく広げてくれることを期待しています!
9月24日(水) 読み聞かせの魔法!〜毎月恒例の図書委員の豊かな表現力〜
毎月恒例の図書委員会による読み聞かせが、今月も開催されました。今回読み聞かせを担当してくれたのは、6年生の図書委員さんです。この日のために、声のトーンや読むスピードを変える練習を家でも一生懸命に重ねてきたそうです。物語のタイトルは、みんなが大好きな公園の遊具をテーマにした、鈴木のりたけさんの『ぶららんこ』。
お話が始まると、子どもたちの目は真剣そのもの。読み手の図書委員さんは、ブランコに乗っているかのように、本を左右に揺らしながらお話を読み進めます。絵本の中のぶらんこが空に飛び出し、雲になったり、海になったりする場面では、「わあ!すごい!」「私も乗ってみたい!」といった声が自然と聞こえてきます。身を乗り出して絵本を見つめたり、驚きや楽しさでいっぱいの表情を浮かべたりする姿は、読み聞かせの楽しさを物語っていました。
読み手である6年生の図書委員さんは、抑揚をつけながら上手に物語を読み進め、聞いているみんなを『ぶららんこ』の世界へと引き込んでくれました。読み聞かせが終わった後、参加した子どもたちは「面白かった!」「もっと聞きたかった!」と感想を伝えていました。
読み手の練習の成果と、聞き手の子どもたちの素直な反応がひとつになった、とても温かい時間となりました。来月の読み聞かせも楽しみですね。
9月22日(月) プール納会〜水遊びの達人!水慣れから挑戦へ〜
1・2年生のこれまでの水泳学習で、たくさんのことができるようになりました。 まずは、水の中をカニやアヒル、ワニになって歩く練習。 次は、だるまや大の字になって浮く練習です。
【プールに大の字が咲いた!】 学習の前半では、プールサイドをしっかりつかんで体を浮かせます。 「ふわーっと体が浮いてきた!」「なんか、気持ちいい!」 慣れてくると、ゆっくり手を離してみる子も。 すると、ぷかぷかと水面に体を預け、まるで水の上に大きな「大の字」が咲いたようです。 「先生!手、離せたよ!」 「すごい!大の字になってる!」 友達同士で拍手や声援を送り合い、成功を喜び合っていました。
【宝探しに大冒険・リングの中をくぐって冒険だ!】 後半の学習では、プールサイドに置かれたリングに向かって体を伸ばし、くぐり抜ける練習です。 「おーい!僕、一番にリングの中を通るよ!」 「私も!私も!」 子どもたちは目を輝かせながら、楽しそうに次々とリングの中をくぐっていきます。 そして、この日のハイライトは、プールに沈んだ「お宝」を探すゲーム。 1年生と2年生に分かれてチーム対抗戦です。 「あっちにあった!」「こっちにもあるよ!」 みんな夢中になってお宝を拾い集め、結果は1勝1敗の引き分け! 大盛り上がりのゲームとなりました。
【プールさん、ありがとう!】 最後に、この夏の間、たくさん楽しませてくれたプールに「ありがとう」のお礼を言って、記念写真を撮りました。 子どもたちの笑顔と成長が、プールの水面にキラキラと輝いていました。 また来年も、元気にプールで遊べますように!
9月19日(金) 命の尊さを考える学校保健委員会 〜親子の対話のきっかけに〜
9月17日(水)、人権教育推進校として学校保健委員会を開催しました。今回は、都城医療センターの助産師さんを講師としてお招きし、「性と生」についての講話をしていただきました。
講話の中で、助産師さんは性教育を「生きる術を伝えること」と表現されました。「自分の体は自分だけのもの」であり、誰にも触らせない、そして、いざという時には「いやだ」と伝えてよいこと。また、「みんな違ってみんないい」ということを子どもたちに伝えていく大切さを話してくださいました。
講話の途中には、別の助産師さんが赤ちゃんの人形を持って、参加者の保護者の方々の席を回ってくださいました。まるで本物の赤ちゃんを抱いているかのように、優しい眼差しで微笑んだり、驚きの表情を見せたりと、生き生きとした保護者の方々の表情がとても印象的でした。
今回の講話は、子供たちの成長を支える上で、性教育が単なる体の変化を教えるだけでなく、自分自身を大切にし、相手を思いやる心を育むための重要な機会であることを改めて学ぶ時間となりました。参加された保護者の皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
9月18日(木) 「やっほー!」の歌声が響く~1年生、やまびこごっこで音楽を楽しもう~
今日の音楽の授業では、1年生が元気いっぱいの歌声を響かせていました。まずは、鍵盤ハーモニカを使って「ひのまる」の演奏です。「ドドソソララソ〜」と、軽快なメロディを弾き進めていく子どもたち。「先生、ラの指ってどうやるの?」と質問しながら、指使いを工夫する姿も見られました。鍵盤ハーモニカから流れる音に合わせて、みんなの歌声も自然と大きくなっていきます。
次に歌ったのは「やまびこごっこ」という曲です。この曲は、やまびこのように言葉を2回ずつ繰り返すのが面白いところ。「やっほー」と呼びかけるように歌うと、「やっほー」と返す元気な歌声が教室中に響き渡ります。「本物のやまびこより元気かも!」「もっと大きな声で言ってみよう!」と、CDに合わせて楽しそうに歌う子どもたち。まるで本当の山にいるかのように、生き生きとした歌声が学校中にあふれていました。
最後は、みんなが大好きな「じゃんけん列車」の活動で授業を終えました。音楽に合わせてじゃんけんをしながら、どんどん列車が長くなっていきます。楽しみながら音を学ぶ1年生。今日の授業を通して、音楽の楽しさがまた一つ増えたようです。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
30   | 1 2 | 2 3 | 3 3 | 4 2 | 5 3 | 6   |
7   | 8 3 | 9 3 | 10 3 | 11 3 | 12 3 | 13   |
14   | 15 2 | 16 2 | 17 2 | 18 2 | 19 2 | 20   |
21   | 22 1 | 23 1 | 24 2 | 25 1 | 26 1 | 27 1 |
28 1 | 29 1 | 30 1 | 31 1 | 1 1 | 2 1 | 3 1 |
菓子野小保護者の皆様へ
11月28日(金) 学校参観日があります
2校時 参観授業(1~3年)、学級懇談(4~6年)
3校時 参観授業(4~6年)、学級懇談(1~3年)
★3・4年生の参観授業は、「宮崎県動物愛護センター」の先生による「いのちの授業」が行われます。ぜひご参観ください。(動物愛護センター見学は、10月27日の記事に掲載しています。)
★2校時開始時刻 9:25~
★車は、運動場芝生の上に駐車をお願いします。
宮崎県都城市菓子野町9555番地
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FAX
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