菓子野っ子ダイアリー

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3月17日(火) 【伝統のバトンをつなぐ】2年生へ贈る「俵踊り」~伝達練習が始まりました!~

本校が誇る伝統芸能、「俵踊り」。 昨年5月から地区の保存会の方々に熱心にご指導いただき、運動会でも見事な演舞を披露してくれた3・4年生。今、その「伝統のバトン」を次の世代へ引き継ぐ活動が、体育館で熱く、そして和やかに行われています。

来年度、新3年生として俵踊りに挑戦する2年生へ、先輩たちが手取り足取り教える「伝達練習」の様子をお伝えします。

  
【お兄さん、お姉さんは頼れる「師匠」!】
体育館に集まった子どもたちの手には、ずっしりと重みのある藁(わら)の俵。 3・4年生は、2年生にとって一番身近で頼もしい「師匠」です。

◆「こう持つとかっこいいよ!」俵の持ち方・回し方のコツ
練習は、まず俵の持ち方から始まります。 「俵はね、こうやってしっかり肩にのせるんだよ。」、「手首をこう返すと、きれいに回るよ。」と、写真からは3・4年生の優しいアドバイスが聞こえてきそうです。

 3・4年生は教えることで自分たちの動きを再確認し、2年生は「あんな風になりたい!」という憧れをもって練習に取り組んでいます。
  
◆心を通わせ、リズムを合わせて
最初は緊張気味だった2年生も、お兄さん・お姉さんの真似をしながら少しずつ形になってきました。

◆先輩をお手本に、一生懸命ついていく2年生
小グループでの練習では、すぐ隣で踊る先輩の背中をじっと見つめ、一挙手一投足を逃さないよう真剣な眼差しで取り組む姿が見られました。

練習が中盤に差し掛かると、3・4年生の列の間に2年生が入り、みんなで一緒に踊ります。 「トントン、とはねるリズムだよ。」、「次はこっち。」 先輩たちに囲まれて踊ることで、2年生も自然とリズムに乗ることができ、体育館全体が一体感に包まれました。

  
【運動会での披露を目指して、上達のスピードに驚き!】
今日は全5回の練習のうち、3回目。 最初は俵の重さにふらついていた2年生も、今ではしっかりと腰を落とし、力強く踊れるようになってきました。その上達ぶりには、見守る先生たちも驚くほどです。

あと2回の練習を経て、4月からは新3・4年生としてさらに磨きをかけていきます。5月末の運動会で、地域の方々や保護者の皆様の前で堂々と踊る姿を想像すると、今からワクワクが止まりませんね。

  

【地域と共に歩む子どもたちを応援してください】
地域の宝である「俵踊り」を、子どもたちが自分たちの手でつないでいく姿は、本当に尊いものです。教える側の成長と、教わる側の意欲。この心の交流こそが、伝統を守る一番の力になるのだと感じました。

来年度の運動会、新しいメンバーで披露する「俵踊り」をどうぞ楽しみにしていてください!

【保護者の皆様へ】 お家でも「今日はどんなことを教わったの?」と、ぜひ話題にしてみてください。子どもたちの「頑張った!」という自信を、温かく励ましていただければ幸いです。

3月16日(月) 【卒業式予行】6年間の「証」を胸に~感謝と決意が響き合った感動のひととき~

暖かな春の陽光が校庭を照らし、桜のつぼみもほころび始めた3月13日(金)。本番の卒業証書授与式を25日に控え、本日、体育館にて卒業式予行練習が行われました。

一歩一歩、踏みしめる足音に6年間の成長を感じる、素晴らしい予行練習の様子をお伝えします。

【凛とした「姿」で見せる卒業証書授与】
式次第に則って進められた予行練習。その冒頭、最も緊張感に包まれたのは「卒業証書授与」です。

担任の先生から名前を呼ばれ、一人ひとりが「はい!」と力強く返事をする声が体育館に響き渡ります。校長先生の前に立ち、真っ直ぐに前を見つめるその眼差しは、最高学年としての自信に満ち溢れていました。

「最近急に身長が伸び、頼もしく見えるね。」、「練習の成果だね。指先まで意識が通っていて、本当にかっこいい。」 そんな下級生たちや先生方の心の声が聞こえてきそうな、凛とした立ち居振る舞いでした。

  

【心をつなぐ「別れのことば」と重なり合う歌声】
式の後半に行われた「別れのことば」では、在校生と卒業生が互いに向き合い、感謝の気持ちを伝え合いました。

在校生からは、お世話になった6年生へ向けて感謝の言葉と共に、合唱曲『明日へつなぐもの』が贈られました。それに応えるように、6年生からは小学校生活の思い出と、支えてくれた方々への感謝を込めて『旅立ちの日に』の歌声が響きました。

「6年生の歌声、堂々としていて…。ぼくたちもあんな風になりたいな。」、「みんな、ありがとう。菓子野小の伝統は、しっかり引き継いだよ!」 言葉と歌が重なり合い、会場全体が温かな絆で包まれた瞬間でした。

   

  
【校長先生が贈る「自分の中のひかり」】
予行練習の最後、校長先生からはこれまでの練習の取り組みに対する称賛の言葉がありました。

校長先生が6年生に贈り続けてきた3つの言葉。

【証(あかし)】:6年間の頑張りの証
【背中(せなか)】:下級生が憧れる背中
【姿(すがた)】:見る人の心を打つ真剣な姿
これらがしっかりと形になっている今の6年生は、一人ひとりが自分だけの「ひかり」を放っています。予行練習で見せたその素晴らしい姿は、当日さらに輝きを増すことでしょう。

  

【いよいよ3月25日(水)、最高の門出へ】
厳粛な中にも、感謝と喜びが溢れた予行練習となりました。 今日の練習を経て、子どもたちの心はさらに一つにまとまったように感じます。

保護者の皆様、地域の皆様。 3月25日は、子どもたちの6年間の集大成となる、最高に輝く姿をぜひ見守ってください。職員一同、子どもたちが自信を持って羽ばたいていけるよう、残り少ない日々を大切に支援してまいります。

  

3月13日(金) 読み解く力を「ぐんぐん」伸ばす!~水曜朝の読解力集中タイム(3・4年生編)~

本校では今年度、「表現する力の向上を目指した読む・書く・対話する学習活動の充実」を研究主題に掲げ、全校を挙げて授業改善に取り組んでいます。

その具体的な共通実践の一つが、毎週水曜日、1校時の「ぐんぐんタイム」です。この時間は、子どもたちが文章を正確に読み解く「読解力」をじっくりと養うための、学校全体が静かな熱気に包まれる特別な時間です。

今回は、集中してプリントに向き合っていた3年生と4年生の教室の様子を紹介します。

【3年生:「ありの行列」に隠されたヒントを探せ!】
3年生が挑戦していたのは、国語の説明文『ありの行列』の読解です。

まずは一人でじっくりと文章を読み、問いに答えていきます。その後は、学級担任による丁寧な解説タイム。「どこに答えが書いてあったかな?」という先生の問いかけに、子どもたちは真剣な表情でモニターとプリントを見比べます。

  

◆視覚的な指導で「解き方」を学ぶ
大きなモニターには、子どもたちが手元で見ているものと同じプリントが映し出されています。先生がサイドライン(線)を引きながら、「ここに『なぜなら』って書いてあるね。だから答えはこの部分だね!」と解説することで、子どもたちは「なるほど、こうやって探せばいいんだ!」と、読み解くコツを視覚的に理解していきます。

「あ、先生が線を引いたところ、私もチェックしてた。正解だ、うれしい。」、「そっか、文章のつながりを見れば答えが見つかるんだ。」【子どもたちの心の声】 
  
【4年生:「うなぎのなぞ」に挑む、深い集中力】
4年生の教室に一歩入ると、そこには驚くほどの静寂がありました。取り組んでいたのは説明文『うなぎのなぞをおって』です。

3年生よりも文章量が増え、内容も専門的な科学読み物になりますが、4年生の子どもたちはひるむことなく、粘り強く文字を追っています。

  

◆根拠を明確にする「書く力」
4年生の素晴らしいところは、単に答えを書くだけでなく、「なぜそう言えるのか。」という根拠を文章の中から探し出す姿勢です。プリントには、自分なりに引いた線やメモがびっしり。

先生が机の間を回ると、「ここはこういう意味かな?」と個別に質問する姿も見られました。一つひとつのナゾを解き明かすたびに、子どもたちの「読む力」が確実に「ぐんぐん」と伸びているのを感じます。

  
【継続が「確かな力」をつくる】
「ぐんぐんタイム」を始めてから、子どもたちの中に「まずは文章を丁寧に読んでみよう」という粘り強さが芽生えてきました。

読解力は、国語だけでなく算数の文章題や、将来、膨大な情報の中から必要なものを選び出す力にも繋がる、一生の宝物です。

本校ではこれからも「読む・書く・対話する」活動を軸に、子どもたちが自分の考えを自信をもって表現できるよう、全職員でサポートを続けてまいります。

3月12日(木) 「いつもありがとう!」感謝の集いを開催しました ~地域と子どもたちが笑顔でつながる温かな時間~

11日(水)、本校の教育活動を支えてくださっている「読み聞かせボランティア」と「登下校見守り隊」の皆様をお招きし、「感謝の集い」を開催しました。

子どもたちの安全を守り、心を豊かにしてくださる皆様へ、全校児童の「ありがとう」を届ける大切なひとときとなりました。

  
【ボランティアの皆様からいただいた「宝物」の言葉】
集いの初めに、ボランティアの皆様お一人おひとりからお言葉をいただきました。

マイクを手に、優しく語りかけてくださる皆様。その穏やかな表情からは、日頃から子どもたちをいかに温かく見守ってくださっているかが伝わってきます。皆様が「子どもたちと接することがうれしい」と感じてくださっていることが分かり、会場全体がとても温かい空気に包まれました。

  
【5・6年生代表による感謝の手紙 ~響き渡る「ありがとう」の想い~】
次に、児童を代表して5年生と6年生から感謝の手紙を披露しました。

★6年 Sさん「6年間の安全を忘れません」
登下校を見守ってくださる皆様へ、感謝の気持ちを伝えました。

 ◆暑い日も雨の日も、笑顔で「おはよう」と声をかけてくださったおかげで、安心して登校できたこと 。

 ◆皆様の見守りがあったからこそ、6年間一度も大きな事故にあうことなく、楽しい学校生活を送れたこと 。

 ◆卒業しても、教えていただいた交通ルールや地域の温かさを忘れずに過ごしたいという決意 。

   
★5年 Yさん「心に栄養をくれる物語」
読み聞かせボランティアの皆様へ、素敵な表現で感謝を伝えました。

 ◆読み聞かせの時間は、普段食べている食事と同じように、「心の栄養」になる大切な時間であること 。

 ◆おだやかな読み方に引き込まれ、物語の世界に連れていってもらえるような気がしたこと 。

 ◆母を想う子牛の姿など、心に残るお話に出会えたことへの感謝 。

   

【大切に育てたパンジーを添えて ~感謝を形に~】
最後は、子どもたちからのプレゼントです。昨年12月に一つひとつ丁寧に苗を植え、毎日欠かさず水やりをして育ててきたパンジーの花鉢を贈りました。

「いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします!」

一人ずつ言葉を添えて手渡す子どもたちの手と、受け取る皆様の笑顔。花以上に明るい笑顔が体育館いっぱいに広がりました。

   

   

  
【朝の風景に溶け込む「感謝の心」】
この日の朝、運動場で草取りをしていた子どもたち(低学年の児童)から、こんな会話が聞こえてきました。

「ねえ、今日の『感謝の集い』、すっごく楽しみなんだ!」

「いつも朝の登校の時に立っているおじちゃんと会えるから。」
日頃からボランティア活動(草取りや水やり)に励む子どもたちにとって、この集いは特別なものだったようです。地域の方とのつながりを肌で感じ、心から感謝を楽しみにしている姿に、私たち教職員も胸が熱くなりました。

【地域に支えられ、共に歩む学校として】
今回の「感謝の集い」を通じて、本校が地域の皆様にどれほど深く支えられているかを再確認することができました。

ボランティアの皆様、いつも本当にありがとうございます。皆様の温かな眼差しに見守られ、子どもたちは明日も元気に登校します。今後とも、本校の子どもたちをどうぞよろしくお願いいたします。

【保護者の皆様へ】

子どもたちが一生懸命に花を育て、手紙を書く姿には、確かな成長が感じられました。ぜひご家庭でも、感謝の集いの様子について話題にしてみてください。

次回の見守り活動や読み聞かせで、地域の皆様に会ったときは、ぜひご家庭からも「ありがとうございます」の一言を添えていただければ幸いです。

  

3月11日(水) ~静かな祈りに包まれて~

雲ひとつない、おだやかな青空。 校庭の掲揚台には、いつもより少し低い位置で風にゆれる三つの旗がありました。

東日本大震災から、年月が流れました。 校庭の遊具で元気に遊ぶ子どもたちの多くは、あの日を直接は知りません。 それでも、空を見上げるかしのっ子の瞳には、何かを感じ取る優しさが宿っています。

【「どうして、旗がまんなかなの?」】
休み時間、掲揚台を見上げていた低学年の子が、不思議そうにつぶやきました。

「それはね、悲しいことがあった人たちのことを思って、みんなでお祈りしているんだよ」 

「ふうん……。じゃあ、ぼくも『元気でいてね』ってお祈りするね」

そんな素直な会話が聞こえてきそうな、温かくて、どこか切ない春の昼下がり。

教頭先生より給食時間には全校児童に向けて東日本大震災と命を大切にする放送が行われました。全校児童で東日本大震災を振り返ったこの時間は、校舎全体が静寂に包まれ、一人ひとりが「命」について深く向き合うひとときとなりました。
【日常という、かけがえのない宝物】
私たちは、当たり前のように明日が来ることを信じています。 しかし、あの日を境に、その「当たり前」を失った方々がたくさんいらっしゃいます。

半旗を見つめ、静かに手を合わせること。 それは、亡くなった方々への追悼であるとともに、「今、隣にいる友達や家族を大切にする」という誓いでもあります。

今日という日が、子どもたちにとって、命の尊さと日々の幸せを再確認する大切な一日となりますように。 ご家庭でも今夜、少しだけ「命の話」をしてみてはいかがでしょうか。