菓子野っ子ダイアリー

2025年10月の記事一覧

10月31日(金) 郷土の誇りを胸に!~庄内ふるさと祭りに向けて俵踊り保存会と事前練習~

【俵踊り保存会の方々との特別練習】10月30日(木)、庄内ふるさと祭りの出演を控え、3・4年生は、『今屋俵踊り保存会』の皆様を学校にお招きし、事前特別練習を行いました。本番さながらの生演奏で踊ることができた貴重な機会に、子どもたちの士気も最高潮に高まりました。

  

【躍動する俵と熱気あふれる体育館!】 体育館に響き渡る三味線と太鼓の音色に合わせて、子どもたちは元気いっぱいに俵踊りを披露しました。「そ~れっ!」という威勢の良いかけ声とともに、俵をダイナミックに持ち上げたり、力強く回したり。練習を重ねた息の合った動きで、お互いに俵を投げ合うシーンでは、真剣な表情の中に楽しさが溢れていました。保存会の方々の力強い演奏に後押しされ、一人ひとりがこれまでで最高のパフォーマンスを見せてくれました。子どもたちの踊る円のそばには、たくさんの俵が積み上げられ、子どもたちは郷土芸能の歴史と重みを感じながら、一歩一歩、その技を磨きました。 

  

【いただいた温かい言葉が最高の励みに】 練習の最後には、保存会の方々から、頑張った子どもたち一人ひとりへ温かいメッセージをいただきました。

 「みなさんが5月の運動会で踊ったときよりも、今日はずっと上手になっていました。」

 「こんなに一生懸命な皆さんと一緒に練習や本番の踊りが踊れるのが、とてもうれしいです。」
この温かい言葉一つひとつが、子どもたちの大きな自信とやる気につながりました。伝統を継承する保存会の皆様との交流は、技術の向上だけでなく、地域への愛着と誇りを育む素晴らしい時間となりました。庄内ふるさと祭りでの3・4年生の堂々とした俵踊りを楽しみにしています。

  

10月30日(木) 5年生 お米販売準備:収穫の喜びを伝えるために!

6月に自分たちで田植えを行い、大切に育てたお米の脱穀体験を行いました。昔ながらの道具や、現代の機械の進化に触れながら、お米を収穫するまでの大変さと、米作りの歴史を学ぶことができました。そして、いよいよ子どもたちが心を込めて育て、脱穀したお米を販売する日がやってきます。 

  

【11月2日(日)庄内ふるさと祭りでお米を販売します!】 この販売体験は、手間ひまかけて育てたお米を、自分たちの手で販売するという、子どもたちにとって大きな収穫の喜びとなることでしょう。販売会に向けて、本日10月30日(木)に準備を行いました。 この日は、JA青年部の皆さんやそよ風グループの方々が、精米してくださったお米と、3kgずつ袋詰めするための袋、計量器を準備してくださいました。 まずはじめに、袋に自分たちが準備した宣伝用のシールを貼りました。「このシールをお客さんが見やすいように、お米が見える丸い窓の上に貼ろうね。」

  

【衛生に気を付けて、いざ袋詰め】 準備の場所は家庭科室です。子どもたちはエプロン、帽子、マスクを着用して、衛生に最大限気を付けながら作業に取り組みました。「あれ、1Lマスにすり切りいっぱい3回入れたら、3kgになるる。」「袋の底をトントンって整えてから入れると、こぼれにくいよ。」「こぼれないように袋を大きく開けるから、そ~っと入れて。」各グループで大人が見守る中、子どもたちは真剣な表情で、お米を丁寧に計量し、袋に詰めていきます。最初はおそるおそる作業していた子たちも、すぐにコツをつかみ、手際よく作業を進める姿が見られました。

 「袋の口をかっこよく結ぶのってどうするんですか?」「こうやって、袋を折り曲げ、紐をしっかり引っ張って、結び目を下にもっていくと綺麗に仕上がるよ。」JA青年部の方やそよ風グループの方に教わりながら、きれいにラッピングするための紐結びにも挑戦しました。

  

【たくさんの人の協力で完成!】 子どもたちの頑張り、そしてJA青年部の皆さんやそよ風グループの方々の温かいご協力のおかげで、すべてのお米を袋詰めすることができました。ずらりと並んだ、愛情たっぷりのお米の袋は圧巻です。当日は、育てた喜びと、感謝の気持ちをお客さんにしっかりと伝えられるように、販売も頑張ってほしいと思います。庄内ふるさと祭りへぜひ足をお運びください。

  

↓↓↓★庄内ふるさと祭りの詳細は、『庄内まちづくり協議会ホームページ』へ★↓↓↓

 https://www.bonchi.jp/shonai/

10月29日(水) 太陽の光を重ねたらどうなる? ~3年生の理科実験レポート~

 

今日の3年生の理科室をのぞくと、「光のせいしつ」の学習の続きをしていました。教室の黒板には、今日の学習問題が書かれていました。【はね返した日光を重ねると、明るさや温度はどうなるだろうか。】
太陽の光を鏡などで反射させて集めたり、重ねたりすると、その明るさや温かさはどうなるのか?子どもたちは、実験を通して、光の強さを変えたときにどんな変化が起こるのかを調べることが今日の学習のねらいです。

  

【実験前のわくわく予想タイム】 実験の前に、みんなで予想を立てました。「光を重ねたら、明るくなると思う。」「でも、温度はそんなに変わらないんじゃないかな?」「いや、逆にたくさん集まるから、すごく熱くなるかも。」予想は様々。一人ひとりが「どうなるんだろう?」と真剣に考えている様子が伝わってきました。

  

【 いざ、実験開始!外で確かめよう】 太陽の光を扱うので、今日は中庭に出て実験スタート。班ごとに鏡や黒い紙などを持って、太陽の光を重ねたときの変化を調べました。実験では、鏡で反射させた日光を壁に当てたり、黒い紙の上に当てたりして、光の当たり方による違いを観察しました。班ごとに実験していると「見て見て!鏡を2枚使って壁に当てたら、すっごく明るくなったよ。」「本当にだ。1枚のときと比べると、まぶしさが全然違うね。」「温度計で測ってみたら、重ねた方が少しだけ温度が上がったよ。」「重ねると、明るさも温かさも、やっぱり強くなるんだ!」鏡で反射させた光を集める子、その光が当たる場所を熱心に観察する子、友達と話し合いながら角度を調整する子など、みんな主体的に実験に取り組んでいました。

  

【実験大成功!「なるほど」が止まらない】
実験を通して、みんなから「なるほど」「そうだったのか」という声がたくさん上がりました。

 ◇鏡で光を重ねてみると、本当に明るさがパワーアップする。

 ◇黒い紙を触ってみると、光を重ねたところは、やっぱりほんのりあったかい。

 ◇光を集めることで、明るさも温かさも上がることが、自分たちの目で確かめられました。

 ◇今回の実験で、太陽の光ってすごいパワーを持っているんだなと思いました。

授業後には、身の回りの光にも、たくさんの「なぜ?」や「どうなってるんだろう?」という思いがあふれている子どもたちが見られました。

10月28日(火)~地域の伝統を受け継ぐ3・4年生 俵踊り練習に熱が入る!~

11月2日(日)に開催される『庄内ふるさと祭り』に向け、本日3・4年生が体育館で俵踊りの練習を行いました 。

【4か月のブランクを感じさせない堂々とした舞い】 5月の運動会で発表したこの俵踊り。約4か月のブランクがあったにもかかわらず、子どもたちはそのブランクを全く感じさせない堂々とした踊りを披露しました。練習中、楽しそうな子どもたちの会話が体育館に響きました。「今のところ、もっと手前に俵を引いて」と、お互いの動きを確認し合う声。「いいね。みんなのかけ声が大ききなって、踊りにも自信が出てきた」と、躍動感を楽しんでいる様子。「本番でも思い切って踊りを見せてやろうね!」と、地域の伝統の踊りをしっかりと受け継いでいるかしのっ子の誇らしさを感じさせました。子どもたちが地域の伝統芸能に向き合い、真剣に、そして楽しそうに踊る姿は、見る人に感動を与えます。

  

  

  

【保存会の方々との最終練習】 今週30日(木)は、『今屋俵踊り保存会』の皆様に学校までおいでいただき、生演奏をしていただきながらの最後の練習を行います。本番前に、素晴らしい環境で発表練習をさせていただけることに心より感謝申し上げます。

【ふるさと祭りでの発表と「かしのっ子米」の販売】 地域の皆様、11月2日(日)は、ぜひ『庄内ふるさと祭り』においでください。3・4年生の俵踊りの発表は、庄内小学校で行われます。
さらに、5年生が今年JA青年部と地域の方の協力で育てた『かしのっ子米』の販売もあるそうです。お楽しみにしてください!
 詳しい内容につきましては、庄内地区まちづくり協議会のリンクからご覧ください。→https://www.bonchi.jp/kirari/cgi-bin/snews.cgi#700

10月27日(月) 鼓動を聞き、命を考える~3・4年生 動物愛護センターでの「いのちの授業」と見学~

10月24日(金)に、3・4年生が動物愛護センターへ見学に行きました。子どもたちは、自分と動物の命の尊さについて真剣に考え、多くを学びました。 

  

【心音を聞く体験を含む「命の授業」】 授業では、動物の置かれている現実を知り、命の大切さを実感する活動を行いました。

命のつながり:野生動物、家畜、ペットなど、さまざまな動物と人とのつながり(自然の共有、食と衣、共生) について話し合いました。

  

心音を聞く体験: 「聴診器で自分の心臓の音を聞いてみよう」という先生の声に、子どもたちはドキドキ。 耳に聴診器を当て、心臓の音を聞いた瞬間、驚きの声が上がりました。 「わあ。ドクン、ドクンって、すごい音が聞こえる!」 「これが『生きている』ってことなんだね。」自分の心音を聞くことで、誰もが「いのちの営み」を実感しました。また、「人間も動物」という視点から、動物たちも同じように心臓が動いている大切な命であること、そして「いじめは他人の命を削っている」という命を尊重する行動の重要性を学びました。
動物たちの現状:センター職員の方から、捕獲・引取りから返還・譲渡に至るまでの現状を学びました 。(捕獲引取り数)と(返還譲渡数)の差から、「残されたいのち」 、すなわち殺処分や病気で亡くなる命があるという厳しい現実についても考えました。預けられた動物が帰ってくることが減っている現状も学びました。「人間も動物」という視点から、自他の命を大切にすること、そして「いじめは他人の命を削っている」という命を尊重する行動の重要性について話し合いました。

  

【モデル犬との触れ合いと保護室の見学】 授業の後、保護された動物たちが生活する現場を見学しました。

保護室の様子:保護された犬や猫は、個室(ケージ)で飼育されており、その様子は「カプセルホテルのよう」で約50匹が保護されている現状を知りました。

  

モデル犬「モカちゃん」との交流 : 「モカちゃん、本当に優しいね。みんなが触っても吠えたり怒ったりしないよ。」、「モデル犬ってすごい。私たちも優しく、大事に触ろう。」モカちゃんは、人間がどのように接しても穏やかな姿を見せてくれ、動物と心を通わせる喜びを教えてくれました。
譲渡活動:保護された動物が新しい家族と出会うための譲渡会が毎週行われていることを知りました。

  

 3・4年生は、動物愛護センターのスタッフの方々に対し、真剣に命のことを考え、受け答え をすることで、命への真摯な思いを伝えました。今回の見学は、子どもたちが「お互いが幸せに生きるため、共生について考えていくこと」 につながる大切な一歩となりました。

10月24日(金) 古墳時代へタイムスリップ ~菓子野の王さまはこんな顔だった!?~

 10月23日(木)、都城市教育委員会文化財課の方々を招き、「古墳時代へタイムスリップ!」と題した学習会が開催されました 。この学習会では、菓子野校区内で発掘された人骨をもとに復顔された模型が子どもたちに初公開されました 。

   

【遺跡の発見と古代の暮らしに興味津々!】 学習会は、まず古墳時代や菓子野地区の古墳についての説明から始まりました。古墳は、今から約1,500年前(6世紀頃)に造られた大きなお墓です 。菓子野小学校から南西に約200mの地点で、平成23年(2011年)11月、畑を耕していた大型トラクターが地下式横穴墓の天井を壊し、地面が陥没したことで古墳が発見されたそうです 。 子どもたちは、古墳時代に関するクイズにも挑戦しました。

「今日紹介する地下式横穴墓、どうやって見つかったのかな?」

 ①大型トラクターで畑を耕していたら、地面に穴があいて見つかった!
 ②大雨が降り、土がぬれたことで地面に穴があいて見つかった!
 ③散歩していた人が、地面に穴があいているのをたまたま発見した!

  
この問いに正解すると、多くの子どもたちがガッツポーズをして大喜び!知らなかったことがたくさん知れたという声や、古墳や古墳時代に興味がわいたという感想も聞かれ 、終始興味津々でお話に聞き入っていました 。

  

【いよいよ「菓子野の王さま」とご対面!】 そして、いよいよ復顔模型のお披露目です。青い布が取り払われ、目の前に現れた「菓子野の王さま(古墳人)」の顔に、体育館は大きな歓声と笑顔に包まれました 。「うわぁ!」「本当に昔の人の顔だ!」「どんな人だったんだろう?」子どもたちは目を輝かせ、驚きと感動の声を上げました。目の前で見る復顔模型は、まるで古墳時代からタイムスリップしてきたかのようなリアルさです 。この模型は、地下式横穴墓から出土した、状態の良い人骨をもとに、3Dデータ作成などの工程を経て復元されました 。


 復顔模型を監修した専門家からは、縄文人との類似性が高い壮年の男性であること、当時の男性の髪型である「上げ美豆良(あげみずら)」で復顔されていることなどが説明されました 。さらに、歯の中には、癒合歯(ゆごうし)が発見されて、栄養状態がよくなかったことがわかるとも説明されました。子どもたちからは、「たった1つの骨で顔を復元できて、さらに性別や年齢まで分かるのがすごいなと思った」「とてもいい顔で、こんな人だったんだと思った」といった感想が寄せられ 、古墳時代の人々の姿をリアルに思い浮かべることができたようです 。

  

  

  
 この復顔模型は、10月25日(土)から11月24日(月・祝)まで都城歴史資料館でも展示されます 。子どもたちにとって、地域の歴史を身近に感じる貴重な体験となりました。

10月22日(水) 読み聞かせボランティア活動~絵本が広げる子どもの世界~

10月22日(水)に、ボランティアの皆様による読み聞かせ活動が行われました。学年に合わせた楽しいお話に、子どもたちは目を輝かせ、想像力を膨らませていました。 【低学年:「ニニロのおとしもの」と「こけこっこー」】 低学年では、『ニニロのおとしもの』と『こけこっこー』の2冊の絵本を読んでいただきました。

『ニニロのおとしもの』トカゲのニニロが大事なしっぽを落としてしまい、懸命に探すという大変だけどユーモラスな物語に、子どもたちはすっかり引き込まれていました。ボランティアさんの語りかけに、子どもたちは顔をぐっと前に乗り出し、目を丸くしてお話の展開を追っています。特に、お話を読み進めるボランティアさんの表情や絵本の絵を、真剣なまなざしで見つめる子どもたちの様子からは、ニニロのしっぽ探しに心からハラハラしていることが伝わってきます。中には、思わず口を開けて驚きや興味を示す子もおり、生き生きとした表情で物語を楽しんでいました。

  

『こけこっこー』続く『こけこっこー』は、自分の個性を大切にすることに気づかせてくれるお話です。読み進めるうちに、子どもたちは期せずして全員で「こけこっこー」と大合唱。にわとりよりも美しい声の鳥や立派な鳥がいる中で、にわとりが特別な存在のように扱われることに、ほかの鳥たちが抱く「うらやましい」という気持ちを軸に物語が展開します。 出版社からも、「どの子供にもその子ならではの長所や短所があり、それが個性。このお話を通して、子どもたちには「ぼくがぼくであることすべてが個性で、たいせつなんだ」と気づいてほしい」というメッセージが込められています。子どもたちは、全身で喜びを表し、声を出すことを心から楽しんでいました。皆で声を合わせる一体感と、絵本のメッセージが重なり、それぞれの個性を認め合う温かい気持ちが教室いっぱいに広がったようです。

  
【中学年:「きつね森の山男」】 中学年では、馬場のぼるさんの『きつね森の山男』が読まれました。気は優しくて力持ち、大根作りが上手な山男が、寒がりの殿様とキツネ軍の戦いに巻き込まれ、最後は得意のふろ吹き大根が思わぬハッピーエンドに導くという、二転三転する楽しい物語です。広めのワークスペースでゆったりと座った子どもたちは、腕を組み、真剣な表情で読み聞かせに聴き入っていました。お話が予想外の方向に進むたびに、登場人物たちの心境や戦いの行方を想像し、集中して物語の世界に入り込む姿が見られました。ふろ吹き大根が平和をもたらすというユニークな結末は、子どもたちの驚きと笑いを誘い、物語の楽しさに改めて気づかされた時間となったようです。ボランティアの皆様、子どもたちに豊かな想像力と心温まるメッセージを届けてくださり、ありがとうございました。

  

10月21日(火) 実りの秋を実感!昔ながらの道具と最新の機械で脱穀体験〜5年生が地域の方と協力し、収穫の喜びを味わいました〜

10月20日(月)、5年生が地域ボランティアの「そよ風グループ」とJA青年部の協力のもと、田植えから育ててきた稲の脱穀を体験しました。2週間ほどの掛け干しでしたが、雨が多くなかなか乾燥が進まず、この日は貴重な晴れ間を狙っての活動となりました。はじめの会では、JA青年部の方が「足踏み脱穀機」の使い方を丁寧に説明しながら、模範を見せてくださいました。子どもたちは、脱穀機のリズミカルな音と、勢いよく籾が外れていく様子に興味津々です。

  

【足踏み脱穀機に挑戦!】 いよいよ子どもたちの番です。一人ひとりが稲の束を脱穀機に入れ、足踏みペダルを踏み込みます。「うわっ、引っ張られる!」「稲の束が吸い込まれていくみたいだ!」 「結構力がいるんだね!昔の人は大変だったんだなぁ」稲の束がローラーに引き込まれそうになるのを必死にこらえながらも、真剣な表情で脱穀を行いました。

   

【風の力で選別!「唐箕(とうみ)」体験】 脱穀した後には、稲藁のくずや、中身のない籾殻(もみがら)が混ざってしまいます。そこで登場したのが、風の力を使って軽いゴミと重い籾を選別する伝統的な道具「唐箕(とうみ)」です。「これで風を起こすの?すごい仕組み。」 「わらとか軽いゴミだけが遠くに飛んでいく。昔の人って頭が良いんだね!」風をうまく利用した先人の知恵に、子どもたちは感心しきりでした。

   

【最新機械のスピードに驚愕】 最後に、残った稲の束を最新の脱穀機で処理する様子を見学しました。「えーっ!あっという間に終わっちゃった。」 「さっきの足踏み脱穀機でやった量の何倍だろう。速さが全然違うね。」手作業で一つひとつ行う足踏み脱穀機と、機械の圧倒的なスピードの違いに、子どもたちは驚きの声を上げました。今回の体験を通して、お米を収穫するまでの大変さと、道具や機械の進化の歴史を学ぶことができました。

  

 いよいよ11月2日(日)には、庄内ふるさと祭りでお米の販売会があります。自分たちが手間をかけて育て、脱穀したお米を販売する体験は、子どもたちにとって大きな収穫の喜びとなることでしょう。

  

10月20日(月) 庄内地区戦没者慰霊祭への参加報告と平和への誓い

先日、10月18日(土)、庄内地区公民館にて執り行われました庄内地区戦没者慰霊祭に参列いたしました 。戦没者の皆様に哀悼の誠を捧げ、平和への誓いを新たにする厳粛な式典でした。 

【厳粛な式典と子どもたちの想い】 式典では、戦没者の方々へ感謝と哀悼の意を捧げました。特に、未来を担う子どもたちの姿が印象的でした。庄内小学校、菓子野小学校、乙房小学校の代表児童が、平和への願いを込めて作成した千羽鶴を献納しました 。庄内中学校の生徒会代表2名が、戦没者への追悼と平和への強い思いを込めた「平和へのメッセージ」を発表しました 。メッセージでは、曽祖母様の戦争体験談や、修学旅行で訪れた知覧特攻平和会館での特攻隊員の遺書から感じた衝撃と、命を懸けた方々の想いを継ぐことの重要性が語られました 。また、都城にもあった特攻基地(西飛行場、東飛行場)に言及し、私たちが住む都城と戦争との深いつながりを認識し、学校などで戦争について調べ、知ることの必要性を訴えました 。終戦80年を迎えるにあたり、「当たり前にあると思っていた日々」が多くの犠牲の上にあることを再認識し、都城が15回以上の空襲を受け、特に昭和20年8月6日の「都城大空襲」で甚大な被害があったことに触れ、その歴史を語り継ぐ決意が示されました 。会場では、遺族会の方々が涙を拭いながら、子どもたちの純粋で力強いメッセージに静かに耳を傾けている姿が見られ、戦没者のご遺族の皆様の胸に深く響いたことと拝察いたします。

  

【戦没者への哀悼と平和への継続的な決意】 式典を通じて、過去の悲惨な歴史と、現在の平和の尊さを改めて痛感しました。庄内地区においても、これまでの戦争で566名が戦死されています 。この日、戦没者名簿に合祀されている全ての犠牲者の皆様に、心より哀悼の意を表します 。私たち教育に携わる者、そして地域全体が、この歴史の教訓と平和への願いを胸に、日常に感謝し、思いやりの心を忘れずに過ごすことが、平和を守り続ける第一歩だと強く心に刻みました。学校としても、これからも戦争の悲惨さと平和の尊さを伝え、持続的な平和の実現に向けて取り組んでまいります。

  

10月17日(金) 【修学旅行2日目(最終回)】「鶏飯」に大満足!コアラとキリンに大興奮!〜笑顔あふれる平川動物公園〜

 修学旅行2日目の午後、子どもたちは最後の見学地である「平川動物公園」に向かう前に、楽しみにしていた昼食をいただきました。 

【鹿児島を味わう「鶏飯」に舌鼓】 本日の昼食は、鹿児島の郷土料理「鶏飯(けいはん)」です。ご飯の上に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸などの具材を乗せ、熱々の鶏ガラスープをたっぷりかけていただくお茶漬けのような料理です。「お茶碗に具を少し乗せて、スープをたっぷりかけるんだよ。」 「このスープ、すごくいい匂い。サラサラ食べられる。」 子どもたちは、お互いにお茶をついであげたり、具材の乗せ方を教え合ったりと、鹿児島の味を楽しくおいしく堪能しました。友人との会話も弾み、旅の思い出を語り合いながら、最高のひとときを過ごしました。

  

【サバンナを背景に記念撮影】 お腹がいっぱいになった後は、最後の見学地「平川動物公園」へ。まず、アフリカのサバンナを思わせる雄大な景色を背景に、全員で集合写真をパシャリ!太陽の下、子どもたちの顔は達成感と期待に満ちあふれていました。 

  

【コアラとのラッキーな出会い!】 園内では、生活班ごとにたくさんの動物を見学。「わあ、キリンだ。首が長い。」「あのシマウマ、模様がきれい。」と、生き生きとした動物の姿に歓声を上げていました。そして、平川動物公園で特に有名なのがコアラです。コアラ館では、ガラス越しにコアラをじっくり観察。「見て。コアラが動かない。ずっと寝てるのかな?ぬいぐるみみたい。」、「可愛いけど、やっぱり動いているところを見たいね。」その瞬間、運良く一頭のコアラがむっくりと起き上がり、ユーカリの葉を食べ始めました。「わー、食べた。ラッキー!」、「すごい、もぐもぐしてる!写真撮らなきゃ。」子どもたちは、コアラの食事風景という貴重な瞬間に大興奮。記念撮影も、満足そうな笑顔でピースサインが決まりました。動物たちとの出会いの後は、遊具エリアで最後の楽しいひとときを過ごしました。サブバッグを抱えながらも、全力で遊具に乗ったり、友だちとの楽しい様子を写真に収めたり。この笑顔こそが、2日間の修学旅行が成功した証です。

  

【最後の楽しい時間、そして帰校式】 そして、いよいよ帰校。学校に到着すると、代表児童が2日間を振り返って、心に残った学びや感謝の気持ちを発表してくれました。校舎前には、たくさんの保護者の方々が迎えに来てくださっており、温かい拍手の中、家族的な雰囲気で帰校式を終えることができました。知覧での平和学習、そして平川動物公園での楽しい思い出。2日間で深まった友情と、たくさんの学びを胸に、子どもたちは一回り成長して帰路につきました。

  

10月16日(木) 平和への誓い~知覧特攻平和会館での修学旅行2日目~

10月10日(金)、ホテルから望む桜島と朝日、素晴らしい一日を感じさせるようでした。修学旅行2日目は、鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪れ、平和について深く考える貴重な一日となりました。 

  

【厳しい現実を伝える展示】 会館の外には、特攻作戦に使用された戦闘機が展示されており、子どもたちはその巨大さと、これが「片道燃料」のみを積み、二度と帰らぬ出撃に使用された事実を前に、驚きと戸惑いを覚えた様子でした。また、特攻隊員の像「とこしえに」は、出撃する兵士の姿と、彼を見送る母の姿を表しています。国を思い、父母を思いながら散っていった若者たちの悲痛な思いが込められており、子どもたちも足を止めて見つめていました。

  

【半地下の「三角兵舎」で感じる当時の空気】 次に、特攻隊員たちが最後の数日間を過ごしたとされる「三角兵舎」 へ。空襲を避けるために半地下式で建てられた粗末な木造の兵舎。薄暗く、静まり返ったその場所に入ると、出撃を前に家族への遺書や手紙を書いていたという兵士たちの、胸が張り裂けそうな心情が伝わってくるようでした。

   

【語り部さんの講話と展示資料の見学】 いよいよ会館の中へ。語り部の方から、特攻隊員たちが本当に片道だけの燃料を積んで飛び立ったという事実や、残された家族への手紙について、丁寧に説明を受けました。特に家族の無事を願いながら、書き残した若い兵士たちの手紙が紹介されると、子どもたちは涙をこらえ、その過酷な運命に強い衝撃を受けていたようです。「もし自分だったら…」「お母さんはどんな気持ちだっただろう」と、様々な思いが去来したことでしょう。

 説明を受けた後、子どもたちは展示資料の見学に移りました。館内に設置された端末を使って、説明中に触れられた兵士の情報を熱心に調べ、展示スペースへ。遺書や写真、遺品などの展示ケースの前では、隊員たちの生きた証を一つ一つ真剣な眼差しで見つめ、当時の状況を深く理解しようと努めていました。この知覧での学びは、ただの歴史学習ではなく、戦争の悲惨さと、平和の尊さを肌で感じる、子どもたちにとってかけがえのない時間となりました。「戦争を二度と繰り返してはいけない」という平和への強い思いを胸に刻んだ一日となったことでしょう。

  

  

 

10月15日(水) 自分の体と健康を考える〜4年生 身体計測と「姿勢」に関する保健指導〜

 本日、4年生は身体計測を実施しました。計測の前には、養護教諭の先生から「自分の体と姿勢の大切さ」について、たいへん分かりやすいお話がありました。 

  

【姿勢が体に与える影響を視覚的に理解】 先生はまず、内臓のイラストが描かれた特製のTシャツを着用して登場しました。このTシャツを使い、背中を丸める猫背の姿勢になると、内臓が圧迫されてしまい、お腹が痛くなったり、消化が悪くなったり、集中力が続かなくなったりといった不調につながることを、視覚的に説明してくださいました。

 子どもたちは、Tシャツのイラストで内臓の位置を確認し、「えー!お腹が潰れちゃうの!?」「だから姿勢が悪いと気持ち悪くなるんだ」と驚き、真剣な表情で話に聞き入っていました。

   

【手作り「背骨モデル」で良い姿勢を意識】 さらに、先生は発泡スチロール、黄色のスポンジ、ワイヤー(針金)で作られた手作りの「背骨の模型」を使って、より具体的に姿勢の指導をされました。

「立腰(りつよう)」(腰を立てる正しい姿勢)をした場合、背骨はゆるやかなS字カーブを描いて安定していること。猫背を続けた場合、背骨が強く曲がり、体に負担がかかってしまうこと。このモデルのおかげで、子どもたちは「良い姿勢=立腰」が、いかに体に負担をかけない大切なことかを理解できました。実際に、座りながら自分で腰を立てる練習をしたり、「背筋がピンと伸びた感じがする!」と、体の変化を口々に伝える様子が見られました。 

  

【「目」の健康と姿勢の深い関係】 また、姿勢は「目」の健康にも大きく関わっているというお話もありました。本を読むときや、勉強をするときに猫背になると、顔が机に近くなり、目を悪くする原因になること、「30cm離す」ことが大切であることを学びました。

 今回の事前指導を通じて、子どもたちは「自分の体は自分で守る」という意識を強くもったようです。計測後の子どもたちからは、「これからは姿勢を意識して勉強する。」、「猫背で内臓を潰さないように気を付ける。」といった前向きな声がたくさん聞かれました。健康を保つ土台となる「姿勢」について、深く考えた貴重なひとときとなりました。

  

10月14日(火) 【修学旅行1日目】桜島から鹿児島市内へ!イルカの実験に大興奮、雨にも負けない自主研修!

 秋晴れの空のもと、いよいよ待ちに待った修学旅行1日目がスタートしました。 

【桜島を背に、いざ鹿児島市内へ】 まずは桜島の展望所から、雄大な景色を堪能しました。ゴツゴツとした溶岩の岩肌は迫力満点です。その後、カーフェリーに乗船し、鹿児島市内へと移動しました。デッキから見る海と、徐々に近づいてくる鹿児島市内の街並みに、みんな大喜び!潮風を感じながらの船旅は格別でした。「街があんなに近い。」「海から見る景色は全然違うね。」と歓声が上がっていました。

  

【イルカのひみつに迫る!鹿児島水族館での驚き体験】 鹿児島水族館に到着後、早速イルカのショーを見学しました。高くジャンプするイルカたちの姿に、会場は大盛り上がり。特に盛り上がったのは、イルカの「目」に関する実験コーナーです。イルカが目で対象物を確認できるかを調べるために、黄色いポンチョを着た本校の児童が実験に選ばれました。トレーナーさんが目隠しをずらしポンチョ姿の児童を見せると、学習した通りイルカが見事に尾びれを水面に打ち付けてサインを送ってくれました。実験成功の瞬間に、会場からは大きな拍手と歓声が。「うわー、やった。イルカって本当にポンチョの色が分かってるんだ!」 「すごい!これでイルカはちゃんと目で見てるって証明されたんだね。」 「選ばれた友だちは、緊張しただろうけど大成功だね。」 子どもたちは、科学的な発見の瞬間に立ち会い、驚きと感動を分かち合っていました。

  

【雨中の自主研修も、絆を深めて】 午後は照国神社付近での班別自主研修です。あいにく雨が降ってしまいましたが、班の友達同士で傘をさし、互いの歩みを気遣いながらの活動となりました。県立博物館、黎明館、メルヘン館、美術館など、事前に立てた計画に基づき、各班で協力して見学を行いました。雨の中でしたが、班行動を通じて友達との絆がより深まったようです。

  

【偉人に学ぶ!維新ふるさと館で歴史を体感】 自主研修の後は、集合場所の維新ふるさと館へ。地図や案内の看板を見ながら、道をたずねるなどして、みんな無事に徒歩で到着しました。館内では、明治維新の時代に活躍した薩摩の偉人たちについて、映像や展示を通じてたっぷりと学ぶことができました。等身大の偉人西郷隆盛像、その上着も着用するなど、まるでタイムスリップしたような臨場感で、歴史を肌で感じることができました。

   

【楽しい1日を締めくくる夕食】 ホテルに戻り、皆で囲む夕食は格別です。1日の思い出を語り合いながら、美味しい食事に笑顔がこぼれます。盛りだくさんだった修学旅行1日目。学びあり、感動あり、そして友達との協力ありの充実した1日となりました。明日の活動も楽しみです。

  

10月10日(金) 期待に胸膨らむ修学旅行、いざ出発!そして感動の桜島!

 10月9日(木)   子どもたちは待ちに待った修学旅行へ出発しました。早朝にもかかわらず、学校には元気いっぱいの声が響き渡り、活気に満ちていました。出発式では、旅行を支えてくださる方々への感謝の気持ちをしっかりと伝え、期待に胸を膨らませた挨拶が交わされました。

【出発式:感謝を胸に、いざ旅立ち!】 代表児童の挨拶では、添乗員さん、バスガイドさん、運転手さんへ向けて「この修学旅行のために、準備してくださってありがとうございます。最高の思い出になるよう、ルールを守って楽しみます!」と、感謝の意が述べられました。また、「楽しみなこと」の発表では、

「夜のホテルでの友達との語らいが楽しみ!」
「美味しい鹿児島グルメをたくさん食べたい!」
「歴史的な明治の偉人や場所を自分の目で見られるのがワクワクする!」
など、子どもたちの期待が熱く聞こえてきました。

 そして、見送りに来てくださった保護者の皆様へは、「行ってきます。2日間、元気に楽しく過ごしてきます。」と、感謝と決意を込めた立派な挨拶ができ、温かい拍手に見送られてバスに乗り込みました。

  

 【1日目:雄大な桜島と感動の出会い】 バスは順調に進み、いよいよ鹿児島県へ!海を渡って見えてきたのは、雄大な桜島です。少し雲の傘がかかり、頂上が見えづらい時間もありましたが、子どもたちからは「わあ、大きい。」「けむりが出てるかな。」と歓声が上がりました。

 特に有村溶岩展望所では、目の前に広がる景色に、みんな大興奮。 「これ、全部溶岩なんだよね。すごい!」 「本当に目の前だ。迫力が全然違う。」 と、地球の息吹を感じているようでした。

 また、形がライオンに似ている「ライオン岩」も見学でき、「ほんとにライオンみたい。たてがみがある。」と、自然が作り出したアートに目を輝かせていました。少し雲がかかっていても、子どもたちの熱気と好奇心は晴天そのもの。この後も、まだまだ楽しみな活動が続きます。最高の2日間になること間違いなし!明日以降の報告もどうぞお楽しみに。

  

10月9日(木) 3年生 算数:巻き尺で身の回りの長さを測ろう! 〜量感を育む体験学習〜

 前回算数の学習では、日常生活の中で巻き尺がどんな時に便利か考えました。そして今日は、実際に巻き尺を使って、学校にある様々なものの長さを測る体験学習を行いました。 目的は、ただ長さを測るだけでなく、その長さがどれくらいなのかを感覚的に理解する、つまり量感を身に付けることです。子どもたちは、「これを測りたい!」「あれも測ってみたい!」と目を輝かせ、運動場へ飛び出しました。

  

【測ってみよう!学校の長いもの】 班に分かれて、自分たちが興味を持った場所の長さを真剣に計測しました。「せんだんの木の幹の周囲」、「ネットの長さ」、「サッカーゴールの横幅」、「ろく木の横幅や高さ」、「タイヤ遊具の列の長さ」、「 うんていの長さ」など、巻き尺をピンと張ったり、曲がっているものを曲線に合わせて測ったりと、協力しながら正確に測る工夫をしていました。 

  

【驚きと発見!長さに気づく瞬間】 たくさんのものを測る中で、特に子どもたちが驚き、「長さの量感」を強く感じたのは、クライミングロープの斜面の長さと、タイヤ遊具の全体の長さでした。クライミングロープの斜面や、タイヤを並べた遊具の全長を測り終わった時、巻き尺に示された数字を見て、こんな声が上がりました。

  

 「え、うそ!このタイヤの遊具、27メートル50センチもあるの。」 「そんなに長いの!あの端からこの端まで、歩くとそんなに遠く感じないのに、測ったらすごい長さだ。」そして、クライミングロープ(斜面)を測ったときも… 「僕たちがいつも登ってるこの斜面、3メートル25センチもあるんだって!」 「ええっ、そんなにあるの。一歩一歩登っている時は短い気がしてたけど、3メートルって…僕の身長よりも高いぞ。」 「巻き尺でピーンと伸ばして見ると、本当に長〜く感じるね。僕たち、こんなに長い距離を毎日登って遊んでいたんだ。」 自分たちが普段何気なく利用している遊具の実際の長さを知ることで、「3メートル」「27メートル」といった数字が、単なる記号ではなく、「実際にどれくらいの距離・大きさなのか」というリアルな感覚として心に刻まれました。

 この体験を通して、子どもたちはメートル(m)やセンチメートル(cm)といった単位が、生活の中でどのように使われているかを実感し、算数の学びを深めることができました。遊びを通して量感を養う、素晴らしい学びの時間となりましたね。

  

 

10月8日(水) 黄金の稲穂がずらり ~5年生、地域の皆さんと伝統の「掛け干し」で稲刈り完了~

 【地域の皆さんと協力して「掛け干し」まで】

 稲を刈り取った後は、次なる大切な作業、束ねて結ぶ作業、そして「掛け干し」です。刈り取った稲は、JA青年部の皆さんと一緒に太い束にし、紐でしっかりと結びます。

 「あれ?この結び方、難しいな...」、「大丈夫。こうやってキュッと締めるんだよ。」地域の方々に優しく教えてもらいながら、みんなで協力して一つ一つ丁寧に稲束を作り上げました。そして、その稲束を「はざかけ」と呼ばれる棒に掛けていきます。これは、お米をじっくりと天日で乾燥させるための昔ながらの方法です。

   

 

   

【脱穀、精米、そして販売へ】 

 自分たちの手で植え、育てた稲をすべて刈り終え、田んぼのそばにずらりと並んだ掛け干しを眺める子どもたちの顔は、達成感に満ちていました。

 2週間ほどこのまま天日干しをした後、10月20日(月)には脱穀をする予定です。その後、精米を経て、最終目標は11月2日(日)の庄内ふるさと祭りです。このお祭りでは、子どもたちが収穫したお米を3kgずつ袋詰めにして、販売する予定です。

 今回の貴重な体験を支えてくださったJA青年部の皆様、そよ風グループの皆様、そして温かいご指導をいただいた保護者の皆様に心より感謝申し上げます。自分たちが作ったお米を販売するまで、5年生の総合的な学習の時間「米作り体験」は続きます。ふるさと祭りでのお米の販売、今から楽しみですね。

  

10月7日(火) たわわに実った稲を収穫 ~5年生が地域の皆さんと稲刈り体験~

【6月からのお米作り、ついに収穫の時】 

 6月25日の田植えから約4か月。5年生が大切に育ててきた稲が、黄金色に輝く穂をたわわに実らせ、ついに稲刈りの日を迎えました。6月の田植え体験では、庄内地区のJA青年部の皆様、そよ風グループの皆様のご協力のもと、田んぼの泥の感触に歓声を上げながら一生懸命苗を植えましたね。「こんなに小さな苗が、本当に大きくなるのかな?」
と少し不安そうだった子もいましたが、今日、目の前に広がる立派な稲穂を見て、その成長に目を輝かせました。

  

【初めての鎌にドキドキ!収穫の喜びをかみしめる】 

 まずは、JA青年部の方から鎌の正しい使い方や、稲を刈るときの注意点についてご指導いただきました。子どもたちは、初めて手にする鎌に少し緊張した様子でしたが、すぐに真剣な表情に変わります。「稲の根本をしっかり持って、一気に刈るんだよ。」というアドバイスを受け、いざ田んぼへ。 

  

【「ザクッ!」響く歓声と収穫の喜び 】

 足場の悪い田んぼでも、子どもたちは大活躍!一束ずつ丁寧に鎌で刈り取っていきます。「見て!この穂、お米がパンパンに詰まってる!」、「みてみて、僕の稲穂、こんなに重いよ。」、「やったー、上手く刈れたよ。ザクッ!って音が気持ちいいね。」刈り取った稲を誇らしげに見せ合う姿や、地域の皆さんと協力しながら作業を進める姿は、まさに立派な農家さんのようでした。さらに、収穫の喜びを分かち合う声があちこちから聞こえてきました。

  

  

10月6日(月) 第26回庄内地区スポ・レク大会開催!~ 秋晴れの空の下、フットパスで庄内を満喫~

 

10月5日(日)、「第26回庄内地区スポ・レク大会」が大変気持ちの良い秋晴れのもと開催されました。今年の大会は、庄内地区の豊かな自然と歴史を感じられる「フットパス」がメインイベント。地域の皆さまと一緒に、気持ちのよい汗をかきながら庄内地区を散策しました。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「フットパス」とは、森や田園地帯、古い街並みなど、地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩く道のことです。 

  

【庄内の魅力を再発見!フットパス安永城跡コース】 開会式では、「今区」「東区」「町区」など、区ごとの旗を掲げた皆さんが庄内市民広場に集まり、元気よく出発の準備を整えました。当日は、約5.3kmの「庄内フットパス 安永城跡コース」を歩きました。参加者の皆さんは、黄金色に実った稲穂が広がる田園地帯の農道を進み、美しい高千穂峰を遠くに眺めながら、清々しい秋風を感じていました。

また、道中には歴史を感じさせる石垣や、趣のある石造りのアーチの下をくぐるなど、地域の歴史や文化に触れる場面も多く、普段見慣れた庄内の風景の中に新たな魅力を発見することができました。参加された皆さんは、道中和気あいあいと会話を楽しみ、健康的に交流を深めることができました。ゴール地点では、参加賞を受け取り、皆さんの笑顔が広がっていました。スポーツとレクリエーションを通じて、地域の健康増進と交流を図る素晴らしい大会となりました。ご参加・ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

  

庄内地区まちづくり協議会「お知らせ・ニュース」(こちらから→プロモオションビデオ)

星 10月3日(金) 【集団宿泊学習】3校の友情が咲き誇る~協同と友愛の夕食タイム~

 昨日の出発式に引き続いて、集団宿泊学習(1日目夕食)の様子をご報告します。夕食時間に食堂を訪れると、3校の子どもたちが活動班ごとに集まり、賑やかで温かい雰囲気の中で食事の準備を進めていました。 

  

【「協同」の気持ちがあふれる配膳・片付け】 配膳のカウンターでは、たくさんの「協同」の気持ちがあふれる場面が見られました。「お味噌汁、熱いから気をつけてね。」「このおかず、どうやって取るの?」「このお皿、僕が運ぶよ」といった声が飛び交い、列に並んでいる友だちの食器を取ってあげたり、おかずの取り方をアドバイスしたり。お互いを気遣い、助け合う姿は、3校がすっかり一つになっていることを物語っていました。

  

 食事が終わると、班ごとにテキパキと協力して片付けを開始。食器をまとめて運ぶ人、テーブルを丁寧に拭く人など、自然と役割分担ができています。そして、調理員さんたちに「ごちそうさまでした。とっても美味しかったです!」と、丁寧にお礼を伝える姿も見られ、周囲への感謝の気持ちも育まれているのを感じました。

【会話が弾む!笑顔あふれる「友愛」のひととき】 テーブルに着くと、食事をしながら仲良くおしゃべりする「友愛」のシーンがあちこちで見られました。「追跡ハイキング、すごく楽しかったよね。」、「うんうん。特にあのゲーム、めっちゃ盛り上がったね。」、「見て、この唐揚げ美味しいよ。」、「本当だ。」といった生き生きとした会話が弾み、笑顔が絶えません。初めて会ったとは思えないほど親密な様子で、この宿泊学習を通してできた新しい友情が、みんなの顔を輝かせています。 

  

【いよいよ夜のメインイベントへ】 外が夕暮れになり、あたりが暗くなってきた頃、子どもたちは次の活動のために外に集まり始めました。耳を澄ませて聞いてみると、「ねぇ、キャンプファイヤーの出し物、なにするの?」「秘密だよ。絶対面白いから楽しみにしててね。」、「わぁ、早く始まらないかな!」と、この後のキャンプファイヤーへの期待に胸を膨らませる会話が聞こえてきました。新しい仲間と作り上げる、忘れられない夜の思い出が、この後すぐにやってくることでしょう。お子さんが帰校したときにご家庭でのご報告もどうぞお楽しみに。今回の夕食を通して、子どもたちの自立心、協調性、そして新しい友情が大きく育っていることを実感しました。

バス 10月3日(金) 最高の思い出を作るぞ!5年生が集団宿泊学習へ出発!

 10月2日(木)の朝、5年生が待ちに待った集団宿泊学習へ出発しました。御池青少年自然の家での1泊2日の活動に向け、体育館前で晴れやかな出発式が行われました。 

【3校の絆を深める2日間!】 出発式では、校長先生から5年生への温かいはなむけのあいさつがありました。校長先生は、先日行われた事前交流会で、3校の児童がすぐに打ち解け、「すでに新しい絆が生まれている」ことに感動したと話されました。この宿泊学習の大きなねらいである「自律的な態度の育成」と「助け合いの心」を育むため、みんなで大切にする4つのキーワードが贈られました。それは、「規律・協同・友愛・奉仕」です。特に、「みんなで時間やルールを守る規律ある行動」と、「カレー作りやキャンプファイヤーで力を合わせる協同の精神」を意識して活動してほしいとエールが送られました。

   

【代表児童のわくわくが爆発!】 校長先生のお話の後、代表児童があいさつを行いました。代表児童は、この日をどれだけ楽しみにしていたかを、はつらつとした声で発表してくれました。「待ちに待った宿泊学習が、いよいよ始まります!特にカレー作りとキャンプファイヤーが楽しみです!事前交流会で会った3校の友達と、追跡ハイキングなどの活動を通して、もっともっと仲良くなりたいです!」期待でいっぱいの表情が、その言葉からあふれていました。「最高の思い出を作ってくるぞ!」という強い意気込みが、聞いている私たちにも伝わってきました。

  

【3年生からの温かいエール】 出発の際、5年生を乗せたバスが校舎前を離れると、運動場で待ち構えていた3年生の姿がありました。3年生は、バスが見えなくなるまで「いってらっしゃーい。」と大きな声で手を振り、バスを追いかけていく温かい姿を見せてくれました。この心優しいエールは、5年生にとって最高の励みになったことでしょう。先輩・後輩の温かい気持ちに見送られ、5年生は元気いっぱいに御池青少年自然の家へと向かいました。3校の仲間と協力し合い、実りある2日間を過ごして、ひと回り大きく成長して帰ってくるのを楽しみに待ちましょう!