菓子野っ子ダイアリー

2026年2月の記事一覧

2月4日(水) 言葉を吟味して「情景」を届ける~5年生国語『言葉でスケッチ』の挑戦~

5年生の国語の教室。子どもたちがじっと大型モニターを見つめています。映し出されているのは、広大な砂漠に佇むラクダと、背後にそびえ立つピラミッド。今日は、この風景を絵ではなく『「言葉」でスケッチ』する学習です。

1 砂漠の風景を言葉で描く
この単元のゴールは、ただ見たままを記録するのではなく、読み手にその場の「情景」が浮かぶように書くこと。子どもたちはまず、ノートを「見て分かること」と「想像したこと」に書き分けていきます。 「ラクダの背中にはカラフルな布がかかっているね」 「ピラミッドは砂の色と同じに見える」 といった客観的な事実に加え、「ラクダは、ピラミッドの後ろにいる誰かを待っているのかもしれない」 といった、自分だけの想像を膨らませていきました。

  

2 短い言葉に想いを込める「言葉の吟味」
今回の学習で特に大切にしているのが、「言葉を吟味する」ことです。ダラダラと長く書くのではなく、あえて短い言葉で表現することで、対象の姿を際立たせます。

「『暑い』だけじゃなくて、砂の熱さが伝わる言葉はないかな?」、「ラクダの顔、なんだか笑っているみたい。優しい感じを出したいな」

そんなつぶやきが聞こえてきそうなほど、子どもたちは真剣に鉛筆を動かしています。比喩や擬声語・擬態語を使いながら、自分にしか見えていない砂漠の世界を言葉に落とし込んでいきました。

  

【児童のノートから:きらりと光る表現】
子どもたちのノートには、感性豊かな言葉が並んでいます。

「水もほとんどないエジプトの砂ばくで、ラクダは長い間水を飲んでいないはず。それでも立ち向かう勇気をもらいたい。」
「大きなピラミッドが神様のようにも見える。」
「砂漠のあたたかい風が、寂しいラクダをつつみます。」
ただの「風景」が、子どもたちの言葉を通すことで、体温や風を感じる「物語」へと変わっていく瞬間です。

  

3 学びを深める「相互参照」のひととき
書き上げた後は、お互いのノートを見合う活動へ。教室を歩き回り、友達がどんな言葉を選んだのかを「スケッチ」しに行きます。

「あ、その例え方、かっこいい。」

「『神様みたい』って表現、僕には思いつかなかったな。」

自分の机に座っているだけでは気づかなかった新しい視点。友達の表現に触れることで、「次はもっとこんな言葉を使ってみたい」という意欲がさらに高まったようです。

  

4 まとめ:言葉の力で世界を広げる
「言葉でスケッチ」の活動を通して、子どもたちは対象を深く観察し、相手に伝えるために最もふさわしい言葉を選ぶ力を養いました。

言葉を大切に選ぶことは、相手の心を動かす第一歩です。今回の授業で見せた「情景を伝える力」は、これからの生活の中でも、きっと豊かな人間関係を築く力になっていくことでしょう。

2月3日(火) 「大好き!」を伝えよう~3年生国語「民話の世界」をICTで広げる発表会~

3年生の教室から、何やら楽しそうな声と温かな拍手が聞こえてきました。のぞいてみると、国語「民話を読もう」の学習のまとめとして、一人一人がお気に入りの一冊を紹介する発表会が行われていました。日本の「三枚のおふだ」や「三ねん峠」だけでなく、世界中に古くから伝わる「民話」。子供たちは、その不思議な魅力や面白いポイントを自分なりの言葉で一生懸命に伝えていました。

  
【大型モニターと絵本を使い分け!自分流のプレゼンテーション】
今回の発表会で印象的だったのは、「デジタルの便利さ」と「アナログの温かさ」を上手に使い分けていたことです。子供たちは、タブレットで作成した紹介文を教室の大きなモニターに映し出します。「私が紹介するのは『ヘンゼルとグレーテル』です。ドイツの民話です」 と、あらすじをしっかりとした足取りで説明。さらに素晴らしいのが、手元にある本をみんなに掲げて見せる姿です。

「見てください!このお菓子の家のページがすごくおいしそうなんです。」、「島だと思っていたら、実は大きなクジラだったんですよ!」
モニターで要点を伝え、実際の絵本で「お気に入りの絵」を見せる。まるで小さな書評家のような、堂々としたプレゼンテーションでした。

  

【友達のいいところ発見!デジタル付箋で届ける「あたたかい言葉」】
発表を聞く側の子どもたちも、真剣そのものです。友達の発表が終わると、すぐに自分のタブレットを操作し始めました。活用しているのは、「デジタル付箋」の機能です。

「あらすじが短くまとまっていて、分かりやすかったよ。」
「クジラが島を持ち上げるところ、僕も面白いと思った。」
「話し方がはっきりしていて、すごかったね。」
といった感想が、次々と画面上に並んでいきます。 これまでは紙のカードに書いていた感想も、ICTを使えば全員分をリアルタイムで共有できます。友達から届くたくさんの「いいね!」に、発表した子も思わず照れくさそうな、でも誇らしげな笑顔を浮かべていました。

  
【拍手と笑顔が溢れる、学びのコミュニティ】
発表の最後には、クラス全員からの温かい拍手が送られます。

「次はあの子が紹介していた本を読んでみたいな」

そんな声も聞こえてくる、とても素敵な時間となりました。タブレットを文房具のように使いこなしながらも、根底にあるのは「物語を楽しむ心」。ICTを活用することで、子供たちの「伝えたい!」という意欲がさらに引き出されているのを感じました。次はどんな本との出会いが待っているのか、これからの読書タイムも楽しみですね!

  

2月2日(月) 体育館が宇宙に!! ~移動式プラネタリウムで体験した「本物」の星空~

1月26日(月)、本校の体育館に驚きの光景が広がりました。高崎町にある「たちばな天文台」より、なんと県内初導入となる「移動式プラネタリウム」がやってきたのです!

現在、たちばな天文台はリニューアル工事のため休館中ですが、その期間を活用した出前講座として、4〜6年生を対象に素晴らしい天体学習の場を提供してくださいました。
【体育館に突如現れた巨大な「黒いドーム」】
体育館に入った子どもたちが目にしたのは、見たこともない大きな黒いドーム。 「えっ、これ何!?」「中に入れるの?」と、みんな興味津々です。天文台の職員の方が手際よく設営してくださったこのドームこそが、今回の学びの舞台。一歩足を踏み入れると、そこには外の明るさを忘れさせる特別な空間が広がっていました。

「すごい、大きなテントみたい!」、「これから何が始まるんだろう?」と、ドームを前にして期待が高まります。

  

【理科の学びが「感動」に変わる!北極星の魔法】
ドーム内では、冬や夏の代表的な星座、そして季節ごとの天体について、美しく鮮明な映像とともに解説していただきました。特に盛り上がったのは、「2時間の星の動き」を早送りで映し出した場面です。 北の空の星々が、ある一つの星を中心にして、ゆっくりと円を描くように動いていく様子が映し出されると……

「わあぁっ!回ってる!」、「あ!あの中心にある星、動いてないよ!」

子どもたちの歓声が沸き起こる中、職員の方が優しく教えてくださいました。 「それが、みんなが勉強した『北極星』だよ」

教科書で学んだ知識が、目の前のダイナミックな動きとつながった瞬間。

「だから北極星は目印になるんだ!」と、子どもたちの表情が一気に納得と驚きに包まれました。

最新の機材を操作しながら、宇宙の不思議を分かりやすく語ってくださる天文台の先生。みんな身を乗り出して聞き入っています。

  

【4年生12名だけの贅沢な「満天の星空」】
4年生は12名という少人数を活かし、床に仰向けになって観察するスタイルに挑戦しました。視界いっぱいに広がる星空を見上げていると、まるで自分が宇宙空間に浮いているような不思議な感覚に。「今夜の星空はこうなっているんだよ」という解説を聞きながら、静かに、そして贅沢に宇宙のロマンを体感することができました。

「まるで外で寝転んでいるみたい…」 12人の宇宙旅行は、とても静かで豊かな時間になりました。(残念ながら、暗い中でしたので、その時の画像はありません・・・)
  
【まとめ:今夜は親子で夜空を見上げてみませんか?】
今回、貴重な機材とともに素晴らしい体験を届けてくださった「たちばな天文台」の皆様、本当にありがとうございました。子どもたちはドームから出てきた後も、「北極星、今日おうちでも探してみようかな」「宇宙って広いんだね」と、興奮冷めやらぬ様子で話していました。

保護者の皆様、今夜もし空が晴れていたら、ぜひお子さんと一緒に夜空を見上げてみてください。今日学校で見た「北極星」や「冬の大三角」を、子どもたちが誇らしげに教えてくれるかもしれません。