日誌

2019年11月の記事一覧

福祉体験①

2,3校時 1~4年生「福祉体験」

4名の講師に来ていただきました。
講師:視覚障がいの方、ガイドヘルパー、指導員、社会福祉協議会職員

【ねらい】
・視覚障がいの方のお話を聞き、ふれあい活動を通して福祉に関心をもち、
さらに知りたいという気持ちをもつことができる。
・アイマスク体験や視覚障がいの方々のゲームを実際にすることで、
障がいのある方と共に暮らしていく上での課題を見つけることができる。


2校時は、自己紹介やいろいろなお話・・・
 
日常生活のお話から・・・
目の見えない方が、どのように工夫されているのかなどを
教えてくださいました。
 
〇買い物
・・・お金は形の特徴や大きさの違いでわかる。

〇洗濯物
・・・4つの洗濯ネットを用意して、1つめは長さの違う物を入れる、
 2つめは手触りの違う物を入れる、3つめは厚さの違う物を入れる、
 というように、手で触って違う物を組み合わせて入れると
 取り出す時にわかりやすい。

など、日常生活の中での工夫していることなどを
具体的に教えてくださいました。


次は、【児童からの質問】・・・
 
〇料理はどうしているのですか?
「包丁の位置を確かめて、けがをしないように注意をしています。」

〇生活で困ることは何ですか?
「台風や地震の時に、避難警報がなった時、いつ避難すれば良いのか、
 また、台風の時は雨風で音が聞こえにくくなります。」

〇音声読み上げソフトはどうやって使うのですか?
「辞書のソフト、ニュースのソフト、動画のソフトなど
 使いたい目的を選んで使えるようになっています。」

〇助けてもらってうれしかったことは何ですか?
「信号機が赤なのか青なのかわからなかくて不安だった時に、
 『渡りましょうか』と声をかけてもらいました。
 安心して渡ることができて、とてもうれしかったです。」

〇怖かったことは何ですか?
「大きな音がして、その原因がわからない時不安になります。」

〇白杖を使っていても、困ったことは何ですか?
「覚えているつもりの道でも、白杖を使って歩いていても
 小さな段差では、つまずいたり、足首がガクンとなったりすることがあります。」


【ガイドヘルパーさんに質問】・・・
 
〇この仕事を始めたのははぜですか?
「家族に目の不自由な人がいたことからです。」

〇心がけていることは何ですか?
「目の不自由な方を見守ることです。ケガや事故のないように気をつけています。」

〇大変なことは何ですか?
「大変なことがないように、目の不自由な方としっかりと話をしています。」



次は、【点字の本】について・・・

みんなが読むこのような本1冊の場合、

 
目の不自由な方は、このような点字の本が4冊になります。


宮崎市の点字図書館にあるので、借りて読むそうです。


そした実際に、点字の本を読んでくださいました。 
  
でこぼこした点字を、『指のはら』でなぞりながら
読んでくださいました。
 
子どもたちも、興味津々です。
「上の方にあるのは、ページ数だよ!」
実際に触らせてもらって、指で感じていました。

「本を読んで、いろんな知識や情報を得ることは
 とても大切なことですよ。」


 ~『福祉体験②』へ続く~