菓子野っ子ダイアリー

2025年6月の記事一覧

6月16日(月) 電気の不思議に夢中!4年生 プロペラ実験で大発見

理科室では、4年生が「電気のはたらき」の学習に夢中です。この日は、乾電池とモーターを使ったプロペラ実験を通して、電気の奥深さを探究しました。前回の実験では、乾電池1個とモーターでプロペラの風が吹く向きが変わることから、「電気には流れる向きがあること」に子どもたちは気付きました。そして今回、子どもたちの知的好奇心はさらに刺激されることに。 今日の実験のテーマは、「乾電池の数を増やすと、プロペラの回る速さはどう変わるのか?」。実験を始める前に、まずは回路図に使う記号をしっかり学習しました。

   

 いよいよ実験スタート!乾電池1個で回っていたプロペラが、乾電池2個につなぎ変えると、なんと勢いよく回り出したのです!「おー!」「すごい速い!」と、子どもたちからは歓声が上がり、その生き生きとした表情は、まさに理科の楽しさを全身で感じている証拠でした。実験の様子は、タブレットを使って映像記録にも残しました。真剣な眼差しでプロペラを見つめる子、友だちと顔を見合わせて驚きを分かち合う子、それぞれの発見や感動が、映像の中に鮮やかに記録されています。

  

 その後も、記録した映像を振り返り、もう一度実験を撮影し直す子どもたちの様子も見られました。このように子どもたちの探究心は止まりません。乾電池の「並列つなぎ」と「直列つなぎ」の実験にも挑戦し、電気のつながり方によって、そのはたらきが変わることに気付いていきました。

  

 今回の「電気のはたらき」の学習は、乾電池につないだ物の様子や電流の大きさ、向きに着目し、それらを関係付けて調べる活動を通して、電気への理解を深めることを目的としています。また、これまでの学習や生活経験を基に、根拠のある予想や仮説を立て、主体的に問題解決に取り組む力を育む、貴重な時間となりました。子どもたちの「なぜ?」や「もっと知りたい!」という気持ちを大切に、これからも様々な理科の学習を進めていきます。 

  

 

 

6月13日(金) 1年生音楽「リズムにのって♪」~音と心で楽しむ音楽の時間~

 1年生の音楽室からは、いつも元気で楽しそうな音が聞こえてきます。 この日の授業は「はくにのってリズムをうとう」。みんなが大好きな歌「かたつむり」を使って、リズムに親しむ活動をしました。

 まずは、かたつむりに優しく呼びかけるような気持ちで、みんなで合唱。その後、「かたつむり」の3つのフレーズに合わせて、カスタネットやタンバリンでリズムを打ちます。「この歌詞には、どんなリズムが合うかな?」 「この音、いいね!」

  

 写真のように、グループの友達と顔を見合わせ、楽しそうに相談しながら、歌詞の雰囲気や気持ちにぴったりのリズムを工夫していました。タンバリンやカスタネットの軽やかな音が、子どもたちの歌声と重なり、教室は温かいハーモニーに包まれていました。

  

 授業の後半には、前回の復習として鍵盤ハーモニカの練習も行いました。拍を感じながら、一本一本の指に気持ちを込めて演奏する姿は、とても真剣そのもの。音楽に合わせて体を動かしたり、楽器の音色に耳を澄ませたり、友達と心を合わせたり。 1年生は、音やリズムの面白さを体いっぱいで感じながら、主体的に音楽活動を楽しむ姿を見せてくれています。

  

6月12日(木) 一枚の絵からタイムスリップ! ~6年生、大昔のくらしを探る~

  6年生の社会科で、いよいよ日本の歴史を学ぶ学習が始まりました。今回の授業のねらいは、歴史を学ぶ意味を考えながら、世の中が「むら」から「くに」へと変化したことを理解することです。学習の導入では、モニターに映し出された一枚の絵を手がかりに、大昔の人々のくらしを探りました。子どもたちは現代の生活と比べながら、 「着ているものは毛皮かな。」「これは一枚の布に首が出せるようにしただけの服かな。」(衣) 「木の実をとったり、狩りをしたりして食べていたんだ。」(食) 「穴を掘ったところに住んで、水辺で生活していたんだ。」(住) と、たくさんの発見をしていました。 

  

 さらに、使っていた道具(もり、おの、土器なと)や、人々の間にあまり貧富の差がなかった社会の様子など、鋭い視点で次々と気付きを見つけ出します。モニターの絵を指さしながら友達に説明したり、隣の席の子と「これは何だろう?」と相談したり、自信をもって「はい。」と手を挙げたり。子どもたち一人ひとりが主体的に考え、意欲的に学ぶ姿がたくさん見られました。

  

 一枚の絵から、これほど多くの情報を読み解き、大昔の人々の生活を自分たちの言葉でまとめ、発表する6年生。これからの歴史の学習で、どのように「むら」が「くに」へと発展していくのか、子どもたちの探究はますます深まっていきそうです。

  

6月11日(水) お子様の安全のために~急な天候悪化に伴う集団下校へのご理解・ご協力に感謝します~

菓子野小保護者の皆様

 10日(火)午後、下校時間帯に天候が急変し、激しい雷雨となりました。お子様方の安全確保のため、急遽、集団下校の対応をとらせていただきました。保護者の皆様の迅速なご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。また、5時間目の学習が終了し1~3年生が下校した直後から、急に空が暗くなり、雷鳴がとどろき雨が降り始めました。下校途中であった児童の皆さんには、大変不安な思いをさせてしまいましたこと、心苦しく思っております。申し訳ありませんでした。校内にいた上学年の児童については、6時間目のクラブ活動が終了した後、先日実施したばかりの風水害の避難訓練を思い出し、落ち着いて行動することができました。そして、激しい雷雨が落ち着くまでの間、体育館ではそれぞれが持ってきた本で読書をしたり、今日の宿題に取り組んだりしながら、大変静かに待つことができました。いざという時の上級生の冷静な姿に、教職員一同、大変感心しました。今回の対応をしっかりと振り返り、今後は安全な下校ができるように活かしていきたいと思います。

  

6月10日(火) 5年生社会科『沖縄新聞』づくりに挑戦! ~タブレットで探る暖かい地域の暮らし~

 5年生の教室が、まるで新聞社の編集室のような熱気に包まれています。席に座ってキーボードを打つ子、友達と画面をのぞき込みながら相談する子、そして自分の考えを伝えるために立ち上がって話し合う子…。一人ひとりの手元にはタブレット端末があり、社会科の「暖かい地域のくらし」の学習のまとめとして、オリジナルの「沖縄新聞」の作成が活発に進められています。 

  

 今回の学習は、「気候や地形の特色と、人々のくらしや産業にはどのような関係があるのだろう。」という大きな問いからスタートしました。この問いの答えを探すべく、子どもたちは自分だけの「沖縄新聞」作りに取り掛かります。タブレットを巧みに使いこなし、沖縄の美しい海の写真や、おいしそうな料理の画像を検索しながら、記事の内容を考えます。その表情は真剣そのもの。まるで本物の新聞記者になったかのように、どうすれば沖縄の魅力がより多くの人に伝わるか、一生懸命に言葉を選び、レイアウトを工夫しています。 

  

新聞のテーマは、「沖縄の人気観光地ベスト10」「絶対食べたい!沖縄の料理ベスト5」家族旅行の思い出を綴った体験記 など、実に多彩です。もちろん、ただ楽しいだけではありません。「台風に備える家のつくり」や「暑さを乗り切る暮らしの知恵」といった、教科書で学んだ沖縄の気候と人々の暮らしの工夫との関わりを、調べた情報と結びつけて記事に落とし込んでいました。

 作業に詰まった時や、新しいアイデアが欲しい時、子どもたちは自然に席を立ち、友達のもとへ向かいます。「この写真、どうやって入れるの?」「その見出し、面白いね!」そんな会話が教室のあちらこちらから聞こえてくる光景は、温かい学び合いの空間そのものです。わからないことは教え合い、互いのよいところを認め合う。この「他者参照(学び合い)」を通して、一人ひとりの考えがより豊かに、そして深まっていきます。