今日の給食の献立

今日の給食

〈麦ごはん 牛乳 回鍋肉 ワンタンスープ〉

 今日の給食一口メモは、回鍋肉についてのお話です。「回鍋肉」は、中華料理の一つで、漢字で書くと、回るという漢字に、鍋、肉と書きます。一度調理した料理をもう一度鍋に戻して調理するという意味です。肉を一度下ゆでしておいてから鍋に入れることからこう呼ばれるようになったそうです。中国の四川というところから広まっていって、日本でもよく作られています。簡単に調理するために、肉を下ゆでせず、炒める作り方が多くなってきているようです。今日の給食でも、炒める方法で作っています。砂糖、しょうゆ、オイスターソースで味付けしています。

今日の給食

〈ハヤシライス 牛乳 れんこんサラダ〉

 今日の給食一口メモは、給食ではよく使われる「しょうゆ」についてのお話です。しょうゆは、魚や肉の生臭みをとる作用や殺菌効果などがあり和食にはかかせない調味料でもあります。「しょうゆ」という言葉が生まれたのは室町時代といわれていますが、広く使われるようになったのは、第一次世界大戦後です。しょうゆは、中国から伝わりましたが、日本の気候や風土の中で、色、味、香りが調和した調味料となり、今や100か国以上で販売されているようです。今日の給食では、れんこんサラダにしょうゆを使用しています。

今日の給食

〈麦ごはん 揚げ魚のたこ焼きソース煮 ごま和え かきたま汁〉

 今日は、「しいら」という宮崎県産の魚を油で揚げ、ソースでからめてかつお節と青のりをまぶした料理です。青のりには、カリウムやカルシウム、鉄分などのミネラルが含まれています。カリウムは血圧を下げる作用、カルシウムは骨や歯を作り、鉄分は血液を作る働きがあります。青のりは、風味をよくするだけでなく、栄養補給にも優れた食品です。

新年度スタート

今日から新年度がスタートしました。昨年度に引き続き、前を向いて木食での給食時間となります。いつかまた、みんなで机をくっつけて楽しく食べる時が来ることを願ってコロナウイルス感染対策ををしっかり行っていきましょう。今日は、キムチを使っています。キムチには、乳酸菌が含まれており体に良い働きをする腸内の善玉菌を増やしてくれます。腸の善玉菌が増えることで、腸の環境改善へと繋がります。沢山のごまを使って豚キムチ担々麺にしてみました。沢山食べて欲しいです。

今日の給食

〈チャーハン 牛乳 ナムル わかめスープ ヨーグルト〉

 今年度最後の給食です。この一年はどんな年でしたか?給食の時間は「黙食」といわれて、黙って前を向いて食べました。本来ならみんなで向かい合って楽しく食べたいものですが、我慢しました。給食以外でも自分や友達の健康を守るためにいろいろな我慢や努力をしてきました。でも、悪いことだけでなく、黙って食べることで、よく味わって食べることができたり、食べるのがはやくなったり、新しい発見もあったかもしれません。我慢することの大切さも知ってのではないかと思います。まだこれからもしばらく続くと思いますが、自分の体を大切にして、自分で自分の健康のことを考えて行動できる人になってほしいです。来年度の給食も楽しみにしていてください。

今日の給食

〈麦ごはん 牛乳 魚のしょうがみそかけ・ごま酢キャベツ のっぺい汁〉

 今日の「魚のしょうがみそかけ」の魚はシイラです。さて、今日はしょうがについてのお話です。しょうが独特の辛味と香りは、ジンゲロールやショウガオールによるものです。これらの成分は、食材の生臭みを消す消臭作用や抗菌・殺菌作用があります。また、血液の流れを良くして、体を温める効果もあります。そのため、今の寒さがまだ残る時期にはぴったりの食材です。今日はしょうがをきざんで、みそやみりん、酒の調味料と一緒に入れてつくったみそだれを、揚げたシイラにかけています。しょうがの風味がして、おいしい一品でした。

今日の給食

〈赤飯 牛乳 唐揚げ・レモン和え すまし汁 お祝いデザート〉

 今日は中学3年生にとって、最後の給食でした。春は卒業や入学、進級など、多くの人が節目を迎える季節です。そのようなお祝いの時に欠かせない食べ物は「赤飯」です。赤飯は、もち米に小豆の煮汁で赤い色をつけて蒸して作ります。昔から、赤い色には邪気を取り除く力があるとされていて、お米自体が赤い「赤米」を神様にお供えする習慣があったことから、赤飯が作られるようになったと言われています。今日は高千穂町産のお米ともち米、干し椎茸を町から提供していただきました。卒業を迎える3年生、もうすぐ進級を迎える1,2年生をお祝いする献立です。

今日の給食

〈減量わかめごはん 牛乳 神楽うどん 大根とツナのサラダ〉

 高千穂町では、毎年11月中旬から2月にかけて各々の集落で氏神様を里の神楽宿にお招きし、夜を徹して33番の神楽を神とともに舞い踊り、農作物を収穫できた感謝と次の年の豊穣を祈願します。神楽うどんは、高千穂の夜神楽のときに各家庭や神楽宿で出されるもので、高千穂町の郷土料理のひとつです。給食でみなさんに郷土料理を食べてもらうことで、高千穂の郷土料理が、いつまでも受け継がれていくことを願っています。2月にリクエスト献立のアンケートをとった際、神楽うどんと書いた人も多かったので今回メニューに入れました。

今日の給食

〈麦ごはん 牛乳 にらたまチャンプル 豚汁〉

 みなさんお馴染みの「ゴーヤチャンプル」ですが、今日はにらを使って「にらたまチャンプル」としました。にらは、βカロテンやビタミンC、ビタミンEなどを含んでおり、昔から病に効く野菜として食べられてきました。にらに含まれている刺激のある香りの成分である硫化アリルは、ビタミンB1と結合するとその吸収を助け、疲労回復効果を継続させる働きがあります。また、肉の臭みを消すといった作用もあるそうです。今日は、ビタミンB1を多く含むロースハムも使用してにらたまチャンプルとしました。沢山食べて溜まった疲れがとれると良いですね。

今日の給食

〈麦ごはん 牛乳 じゃがいものそぼろ煮 春雨サラダ〉

 今日は麦ごはんのお話です。昔、戦争をしていた頃、軍隊を強くしようとして兵士たちに白ご飯をお腹いっぱい食べさせていました。しかし戦う前に病気で亡くなる人がたくさんいたそうです。亡くなった原因は「脚気」という病気でした。脚気という病気は、ビタミンB1が足りなくなる病気です。脚気になると筋肉の力が弱くなり、心臓がはれるなどして、ひどいときは亡くなってしまいます。この病気からみんなを救ったのが、海軍のお医者さんで宮崎県出身の高木兼寛さんです。脚気になるのは栄養のバランスに偏りがあるからだとし、兵士たちにビタミンB1の多い麦をご飯に混ぜて食べさせました。するとみるみるうちによくなり、脚気で亡くなる人はいなくなりました。大切な働きをするビタミンB1たっぷりの麦ごはんです。今日も残さず食べてくれると嬉しいです。