日誌

学校の様子

学制三章ストーン現る

気温3度。

まだまだ寒い朝。

子ども達も凍えての登校です。

校長先生!

はい?

珍しいものが・・・。

何ですか?

石です。

きれいな石ですね。

そうだ!ここに置きましょう。

私たちの大切な守り神。

学制三章の碑。

学制三章を守る守り神にしましょう・・・。

なるほど・・・。

では、みんなで、「何か良いことが起きますように!」

お祈りしましょう。

そして。

守り神ストーンは、静かに登校を見守りました。

ねーねー。君たち。

おはようございます。

学制三章に何か、変わったことが起きたの。

気づかない?

・・・気づかない子ども達。

ほら。

学制三章ストーンだよ。守り神だよ。

へー。

みんなで、お祈りしよう。

世界が平和になりますように・・・。

そんな、心優しい子ども達を。

咲き始めた梅の木は。

穏やかに見守っていました。

 

さて。昼休み。

みんな、暖かくなった運動場で、楽しく遊んでいました。

すると・・・。

ある女の子が。

校長先生!

はい?

あのね、校長先生、とってもめずらしい石を見つけたんです。

何かの破片のような・・・。

あのね、この学校って、昔、昔、島津の殿様の家が建っていたところなの。

だからね。市役所の方が、今度、運動場に、めずらしい物が埋まっていないか、調べるんだって。

ひょっとしたら、それも、珍しいものかも・・・・。

その女の子は、その石を大切に、ティッシュ入れに入れて持ち帰ることにしました。

 

子ども達にとって、珍しい石って、大人の宝石くらい、大切なものなのです。

 

学制三章ストーン。

いつまで、あそこに「居続けられる」か・・・。

観察してみましょう。

 

by 校長

「飛梅伝説」と「ワメ伝説」と「ワカメ伝説」

今年も、この木に、春が宿りそうです。

校長先生、お花が咲きそうです。

そうだね。蕾が膨らみましたね。

この話題を振るのも、もう、3回目となりました。

みんな、今年も、この梅に、春が来そうだよ。

本当ですね。校長先生。

綺麗に咲きそうですね。

 

そんな子ども達に、毎年、話して聞かせる、「飛梅伝説

 

学問の神様と言われる、菅原道真公は、小さい頃から、白梅を可愛がっていました。

ある日、菅原道真公は、京都から福岡の太宰府に左遷されることになりました。

その時、大好きな白梅に、次の歌を贈りました。

「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
(冬が過ぎ、東風が吹いたら、その風に託して梅の香りを大宰府まで送り届けておくれ、梅の花よ。私がいないからと言って、春を忘れないでおくれよ。)

梅の木に別れを告げて、太宰府に着いた菅原道真公が次の日の朝、庭に見たものは、別れを告げた「白梅」だったのです。白梅は、大好きな菅原道真公を追って、一晩で、太宰府に飛んできたのでした。

それ以来、この白梅は、「飛梅」と名付けられ、太宰府天満宮で最も早く花をつける梅の木として、大切に守り継がれています。

 

いつも、子供達は、この話を聞いて、不思議そうに言います。

「その飛梅、見てみたいです。」

飛梅が祀られている太宰府天満宮は、とても有名な神社だから、将来、ぜひ行ったらいいよ

飛梅、今の時期に行くと、とっても綺麗に咲き誇ってますよ。

さて。

3年間、校長とこの梅の木を見守ってきた、明道っ子。

いつもの枝に注目。

校長先生、ぼくは、この枝が好きです。

校長先生もだよ。3年間。いつもこの枝が可愛くて、綺麗だったね。

校長先生、この木は、梅ではなく、「ワメ」とみんな呼んでますが、本当ですか?

そうですね。

みんな、ワメと呼んでますね。

太宰府の白梅が「飛梅」と呼ばれているように。

明道小の梅の木は「ワメ」と呼ばれて、いいのではないでしょうか。

明道っ子。

なるほど・・・。明道の「ワメ伝説」ですね。

 

校長先生、梅の木のお話を、ここで何度もしましたね。

そうですね。

あなたも、3年間で、すっかり、身長が伸びましたね。

校長先生。

やっぱり、この小枝が、一番綺麗ですね。

やっぱり、君も、そうですか。

みんな、この枝ぶりが気に入っているようですよ。

校長先生。

この「ワメ」ですが。

違う解釈があることに、今、気づきました。

ほー、違う解釈?

はい。校長先生、見てください。

」が入ったら、この木は。

」ですよ。

だって、校長先生、ワメにこの寄生しているこの植物。

まるで、ワカメみたいなんですよ。

ほほー、どこが?

ほら。葉の裏は、こんななんですよ。

本当だ。

葉の裏には、ワカメのような、ブツブツが、綺麗に並んでいました。

 

明道っ子達が、見つける、

子どもでなければ、見つけられない。

「子どもならでは」の、数々の明道伝説。

 

明道の「ワメ伝説

そして、今、生まれた、「ワカメ伝説

雲一つない青空に。

梅の蕾がタワワに揺れていました。

 

・・・もうすぐ、明道にも、春がやってきます。

 

東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な 忘れそ

 

さて・・・。

梅の話となると、校長の頭に浮かぶのは、やはり、この名曲です。

【飛梅】by さだまさし ※ YouTube 動画です。(さだまさしofficial HP)

https://youtu.be/LollS--xywQ?si=3LsimZEWOXIgSO4b

 実は、太宰府は、別名「縁切寺」とも噂されています。その「縁切寺」伝説を飛梅に絡めて、さだまさしさんは、「別れの悲しい心」を見事に歌詞に昇華させています。当時、お若いさだまさしさんが、こんな名詞を書かれたことは、すごいことだと思います

あなたがもしも遠くへ行ってしまったら、私も一夜で飛んでいくと言った。忘れたのかい?飛梅。

東風(ひがしかぜ)吹けば、東風(こち)吹かば、君は、どこかで思い起こしてくれるだろうか。太宰府は春。いずれにしても春。

(lyrics by  masasi sada)

 

by 校長

縁は奇なもの粋なもの「6654mの奇跡」

ある新聞記事に私は心囚われて(とらわれて)しまいました。

それは、ある都城市在住の登山家の記事でした。

その記事を読み、私は、直接お話をして、いろんなことを聞きたくなったのです。

「なぜ、登山に挑まれるのですか?」

「登頂した時の気持ちはどうなのですか?」

「命の危険を感じることはあったのですか?」

「御家族はどう思われておられるのですか?」

探検家・登山家に、過去聞きたかった質問が、次々に浮かんできます。

 

しかも、その方は、すぐ近くに住んでおられるのです。

 

・・・私は、ある信念をもっています。

願いは、強く念じれば、いつか、叶う

 

その新聞記事を校長通信にして。

校長室に貼っていました。

ある日。

ある先生が、その記事をじっと見つめていました。

 ???

 

校長は、「不思議なご縁」というものも信じています。

人と人とは、不思議な引力に引き付けられて。

出会うべき人と人は、いつしか、出会っていく。

 

過去、何人もの方が、私の人生を変えるほどの出会いを、私としてくださいました。

例えば

大野勇太さん。

小林市の中町の路上ライブでお声掛けをして、それ以来の深いご縁で結ばれています。

例えば

地域学校協働活動推進委員森清造さん。

ある方のひょんな紹介で出会い、深いご縁で結ばれています。

例えば招き猫の「ゆきちゃん」

ある方の御紹介で出会い、それ以来、とても深いご縁で結ばれています。

人と人とは、不思議なご縁と言う引力によって、結び付けられていくのです。

信じて、願い続ければ・・・。

出会いを、大切にすれば・・・。

 

その先生は、校長に、信じられない言葉を発しました。

校長先生。

コ、ノ、カ、タ、シ、ン、ユ、ウ、ノ、オ、ジ、サ、ン、デ、ス。

な、なんとおっしゃいましたか?

こ、の、か、た、し、ん、ゆ、う、の、お、じ、さ、ん、で、す。

 なんと?

「この方、親友のおじさんです。」

 

・・・驚きました。( ;∀;)

 

願いは強く願えば叶う。

人と人は不思議なご縁で結ばれている。

 

いろんな言葉が、ぐるぐる回りました。

 

話しをつないでいただけますか?

 

・・・(中略)・・・

 

ということで。

お会いしたかった、憧れの、登山家

ご来校です。

その方は、私の失礼な質問にも次々に答えてくださいました。

「なぜ、ネパールの山に登ろうと思ったのですか?」

「無酸素で登るとどんなことが起きるのですか?」

「御家族はどんな思いで見守っておいでですか?」

お話しを聞いて、決意しました。

この方のすばらしい経験を、思いを、明道っ子に伝えたい。

 

いかがでしょう?

明道小の子ども達に、そのすばらしい経験を話していただけませんか?

・・・私でよければ。

 

人と人とは、不思議なご縁で結ばれる時があります。

そこには、奇妙な引力が発生するのです。

 

その方と。玄関にて。

ご縁をつないだ方、食育先生と玄関にて。

宮崎県「」のメラ・ピーク登頂記念講演になります。

【東多佳道 様 】

都城市在住。

2023年11月。ネパールの3大ピーク(山頂)である、メラピークにガイド・ポーターと三人で、74才にて、無酸素登頂。この登頂は、天候の都合により、余裕のない中、急激にアタックをせざるを得なかったという、極めて困難な登頂であった。マイナス20度、6654mの登頂に、成功。極めて困難な状況を乗り越えてこられた、人生の成功者である。

 

明道小学校151周年記念イベント

「東多佳道、メラ・ピーク無酸素登頂成功記念 大講演会

令和6年2月28日(水) 全児童対象 in 明道小

 

ご本人から提供いただいた、貴重な画像です。(禁 無断転載)

6654mのメラ・ピークの山頂にて。

無酸素で。

縁とは奇なもの粋なもの。('◇')ゞ

 

by 校長

能登に届け 明道の真心!

能登半島地震が発生し、運営委員会(子供の企画委員会)が主体となり進めてきた、能登半島地震募金。

持ちきれない重さの寄付金が集まりました。

これこそが。

個人だけが幸せであってはいけない。

社会の方、皆が幸せであってほしい、と願う心。

日本発の協調的ウェルビーイングの心です。

明道小の子ども達は、保護者の皆さんは、能登半島の皆様の早い平安を心より祈っております。

一か月以上も電気も、水道も来ない生活。

避難所でお風呂も困窮する生活を想像するに、

「信じられない」「耐えられない」という言葉が、子ども達から聞こえてきます。

募金は、運営委員から、事務室のマドンナ先生に渡されました。

マドンナ先生も、募金の「重さ」に、驚いておられました。

そして。

募金は、マドンナ先生によって、宮日義援金口座に納付されました。

ここに、金額をお知らせしておきます。

2月7日付の宮日「能登半島地震義援金」コーナーにも報道されております。

 

能登半島に届け!明道の真心!

 

能登半島の皆様。どうぞ、負けないで!

どうか、すばらしいふるさと、能登の再建を、心より、応援しております。

・・・いつか、朝市に、行くけんね!(校長)

 

運営委員の皆さん。

毎日の集金、集計、お疲れさまでした。

これにて、募金キャラバン活動。

終了です。

・・・ありがとう。明道っ子。( ;∀;)

 

by 校長

みやだいず物語1「みやだいず大好き!」

※2月3日、都城市小中学生プレゼンコンテストで明道小代表児童は、最優秀賞を受賞しました。最優秀賞までの道のりは平たんではなく、「みやだいず」をめぐり様々な出会い、ドラマがありました。その貴重なドラマを校長は、「みやだいず物語」と題して、ここに、残すことにします。では、「みやだいず物語」どうぞ、お楽しみください。

【みやだいず物語】「みやだいず大好き!」

みやだいず」というのは、都城に古くから伝わる、貴重な在来種の大豆です。

 

(写真はケンコー食品工業HPより)

 

商標登録がされており、関係者らは、「肉と焼酎」と「みやだいず」というロゴが生まれるのを期待して待っている、第3の都城の固有の特産食品です。

さて。

「みやだいず」という名前が世に広く知らしめられたのは、この広報に始まります。

みやだいずの歴史的経緯と今後の展開を知りたい方は、ぜひ、ご覧ください。

【2018年12月号 広報都城】

https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/uploaded/attachment/3483.pdf

この広報に、次の一節があります。

「11月、市内の小中学校などの給食で、みやだいずが食材として提供されました。身近な畑で育った安心・安全なみやだいず。私たちもそれを食する地産地消の考え方を子ども達に伝えていきたいです。都城でみやだいずを生産し、加工販売する一連の中で、農商工連携で地域を活気づかせ、一大産地化することがです。」

(写真はケンコー食品工業HPより)

なるほど、みやだいず。このように、多くの方の夢を抱えて、今、旅立ちを迎えているのですね。

さて。

輸入大豆より、

栄養価が高く、

安心・安全・安定の「みやだいず」

(写真はケンコー食品工業HPより)

今では、月に一回以上、都城市小中学校の給食の食材として、使われています。

※ 2月5日のエスニカンの食材。

特に、校長が大好きな、アメリカの郷土料理「ポークビーンズ」では、大量のみやだいずが子ども達の健康を守ります。

※みやだいずを使ったポークビーンズは、G7農相会議記念食として、特別に提供された実績をもちます。

※ 2月7日メニューは、ポークビーンズ!!(^^)!

ですから。

実は、この、

「みやだいず」は、すでに、給食を通して、

「すでに数万人の小中高校生」の体に入り、

都城市民の健康を支えているのです。

 

さて。

2023年8月2日。

明道小では、ある特別な企画が開催されようとしていました。

何事ですか?

なんとも仰々しい・・・。

こんな、仰々しいことをするのは・・・。やはり。

食育先生!('◇')ゞ

ん・・・?

調理教室かな???

のようですね。

しかも、調理教室のテーマは!

「みや大豆のみそづくり」と「みやだいずの味噌汁」づくり。

さて。

そこから、さらに、時を2か月、遡ります。

 

6月某日。

そこに、現れたのは、みやだいず普及推進者の、

ケンコー食品工業株式会社 社長 吉田努 様。

その怪しげなお隣さんは、調理師服に身を包んだ、食育先生!

手に持たれているものは、ケンコー食品工業さんが開発された、

!(^^)!みやだいずみそ作りキット!(^^)!

 

実は。

栄養教諭の皆さんが、食材として活用している、「みやだいず」の手作りみそ作りに興味をもたれ、吉田社長にお願いして、「栄養教諭、学校栄養職員」による、「手作りみやだいず味噌づくり」研修に挑んだのです!

まずは、吉田社長から、「改めて、みやだいずの歴史、経緯、すばらしさ」等のレクを受けました。

みな、改めて、みやだいずの偉大さに感銘を受けました。( ;∀;)

さて、手作り味噌づくり、開始!

食育先生も、本気で、おいしい味噌づくりに挑みました。

・・・(中略)・・・。

そして。

食育先生初の「みやだいず」手作り味噌の種が完成しました。

・・・しかし、手作り味噌は、これで完成ではありません

ここから、お味噌は、徐々に発酵し、おいしいお味噌に変身していくのです。

・・・(中略)・・・。

この後、手作りお味噌は、食育先生のご自宅で、長い時間、発酵を待つことになります。

 

ところで。

食育先生の娘たちは、お味噌がおうちに来た時から、「早く食べたいよ」「早く食べたいよ」騒いでおりました。

その度に、食育先生は、

おいしいものは、じっくり待つのよ。

時間がたてばたつほど、

自然がお味噌を愛して、おいしいお味噌ができあがるのよ。

愛情が一杯になると、お味噌は、とてもおいしくなるのよと、

騒ぐ子ども達を、優しく、諭しました。

娘たちは、毎日、お味噌の変化を見つめて、まだか、まだかと待ちました。

・・・(中略)・・・・。

そして。

その時は、ついに、やってきました。

お味噌、完成!

 

7月某日。

専門家の食育先生の手による、

世界に一杯しかない、

愛に満ちた「味噌汁」の完成です。!(^^)!

さあ。

娘たち、お食べなさい。

娘1。一口、お味噌汁をすすり、一言。

うーん。自然の愛情を感じる・・・。

おいしい!

娘2。一口、お味噌汁をすすり、一言。

うーん。

みやだいずだいずき!

 

そして、時間軸は、再度、8月2日に巻き戻される・・・。

(みやだいず物語2へ続く)

 

by 校長