日誌

写真日記

石碑に思いを馳せる

本校は明治7年に創立され、147年の歴史があります。その間、西南戦争や枕崎台風、太平洋戦争等も乗り越え、現在に至っています。宮崎県が誕生したのは、明治16年なので、本校は宮崎県よりも長い歴史をもっています。

 

 現在の宮崎県の県庁所在地は、宮崎市です。本校が誕生する3年前の明治4年に廃藩置県があり、旧日向国は大淀川を境に美々津県と都城県の2県に分かれたそうです。その美々津県の県庁所在地として、この美々津に県庁所在地が置かれたそうです。

 

 おそらく、その頃に作られたのであろうと思われる石碑が、体育館前にあります。「剛毅(ごうき)」と書かれた石碑です。つよい子、たくましい子に育てたいという願いが込められて、作られたのではないかと思われます。食べ物も十分でない頃もあり、手作業の仕事も多く、体力が大きな資本だった時代もあったのではないでしょうか。そんな昔の美々津小学校は、今とはかなり違った雰囲気の学校だったことでしょう。

 
 今現在のタブレットを活用して授業をしている様子を、当時の子どもたちが見たら、きっとびっくりするだろうなぁと思います。学び方はこれから先も少しずつ変わっていくのでしょうが、美々津小学校という学び舎で、みんなと共に笑ったり泣いたり励まし合ったりしながら学ぶことはこれからも永遠に続いていくことと思います。そんな素敵な学びの場を提供し続ける学校でありたいと考えています。

【石碑】

学校運営協議会

 先日、第3回美々津中校区学校運営協議会(コミュニティスクール)が開催されました。
 本会は、美々津中校区である美々津小、寺迫小、美々津中の3校により、12名の協議会委員で構成され、設置しているものです。
 先日の美々津中校区の各学校でのオープンスクール(自由参観週間)では、学校運営協議会委員の皆様にもたくさんのご出席をいただき、ありがとうございました。
 今回は、美々津中校区の各学校における学校評価、今後の取組について説明を行いました。
 協議の中では、各学校の様子をはじめ今後の取組について情報交換を行うなど、協議会委員の皆様から様々な貴重なご意見やご感想等をいただきました。美々津中校区の各学校の取組にご理解やご協力をいただいていますことに、心より感謝申し上げます。
 最後の第4回は、年が明けて2月に計画しています。今後も、各学校と地域住民が各校の教育目標を共有し、地域の声を聞きながら各校が地域と力を合わせて学校運営に取り組み、組織的・継続的な連携を図り、よりよい学校づくりを目指していきます。

【話合いの様子】
 




 

福祉学習

 先日、写真日記で紹介いたしましたが、6年生は福祉学習に取り組んでいます。
 今回も社会福祉協議会の方々のサポートを受けながら、3つのグループがそれぞれの担当地区に分かれて取材に出掛けました。
 
別府地区担当の「別府ふくし隊」は、地域の高齢者と子どもたちがふれあえる「別府交流会」を1月に開催するために、実施時期や内容などについて、地域の方々と話合いを行いました。
 また、駅通り地区担当の「駅通りもりあげ隊」は、万が一の時の避難ルートについて経路図を作り、地域の方に回覧してもらえるよう相談をしました。
 新町・立縫地区担当の「美々津を幸せにし隊」は、美々津のことをいろいろと知ってもらうためのチラシづくりに取り組んでいます。
 各グループ、いろいろと工夫した活動に取り組むことが出来ています。社会福祉協議会の皆さん、いつもありがとうございます。

【福祉学習の様子】
 

 


避難訓練

 

 火災に備えての避難訓練を行いました。
 今回は、家庭科室より火災が発生したことを想定して訓練を行いました。
 日向市消防署等の方より、火災の発生原因をはじめ、その怖さや日頃の火災への備えの大切さなどについてご指導いただきました。
 また、実際に水消火器を使用して消火訓練や、消防車からの放水体験等を通して、消防への関心も高めることができました。
 いつでも先生方の指示や放送をしっかり聞いて落ち着いて行動し、1秒でも速く安全な場所に避難できるようにすることが大切です。今回の訓練では、全校児童が避難を完了できるまでに2分7秒でした。
 冬の季節は空気も乾燥し、火災が発生しやすい時季です。ご家庭でも、日常生活における火災への備えや対応等について話し合ってください。
 訓練終了後には、消防車の見学や説明もしていただきました。普段間近で見ることができない消防車に子どもたちは大喜びでした。様々な装備を施している消防車に興味津々で様々な質問をしていたようです。
 日向市消防署はじめ、関係者の皆様、ご指導ありがとうございました。

 


 

【避難訓練の様子】
 

 

 

男の子が書いたのは・・・

毎年12月になると、地区集会が行われます。
 12月の地区集会では、登校班で集まって、地区でお世話になっている安全監視員の方々に年賀状を書きます。

 

写真の子どもたちは兄妹です。2人は、どんな言葉にしようか話し合ったり、イラスト表を見ながら、どんな絵にするかを考えたりしていました。

 

多くの子どもたちが、「あけまして、おめでとうございます。いつも温かく見守ってくださって、ありがとうございます」というお礼の言葉を書いている中、6年生のある男の子は、こんな言葉を書いていました。「あけまして、おめでとうございます。みんなが楽しいと思える美々津小をつくっていきたいです」

 

この年賀状を受け取る安全監視員の方は、低学年にお子さんがいらっしゃるので、自分のお子さんのことを想像して、きっと喜んでくれるのではないかなぁと思いました。

 

時代と共に、年賀状はずいぶん簡単に質の高い物ができるようになりました。しかし、やっぱり子どもたちの手書きの年賀状は、それらに負けず劣らず、なかなか味わい深いものがあります。

 地区集会では、子どもたちが安全監視員の方々に日頃の感謝の気持ちを新たにするよい機会にもなっていると思います。来年も、みんなが安全で安心して過ごせる一年であることを願っています。

【年賀状書きの様子】