菓子野っ子ダイアリー

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6月18日(水) 2年国語「スイミー」~海の世界を想像しよう!~

 2年生がレオ=レオーニ作の物語「スイミー」を深く読み込みました。特に、スイミーが海の生き物たちと出会い、元気を取り戻していく場面に焦点を当てて学習を進めました。子どもたちは、教科書に出てくる「~のような」という表現を手がかりに、豊かな想像力を広げていました。例えば、「にじ色のゼリーのようなくらげ」という表現からは、「どんな触り心地だろう?」「どんな味がするのかな?」と、目を輝かせながら思い思いに語り合っていました。「水中ブルドーザーみたいないせえび」という表現では、「いせえびってどんな形をしているんだろう?」「貝がらもおしちゃうのかな?」など、具体的なイメージを膨らませていました。

  

 スイミーが大きな魚から逃げて、一人ぼっちで寂しい気持ちになりながらも、新しい出会いを通して少しずつ元気を取り戻していく様子を自分の言葉で表現しました。表現したことをペアで紹介して考えの交流をします。友達の考えを聞くことで物語の世界が、子どもたちの中でぐっと広がり、まるで自分もその場にいるかのように感じています。

  

 【たくさんの言葉に出会って、もっと表現豊かに!】また、登場人物の行動に注目しやすい「スイミー」という教材のよいところを生かして、人物の行動や出来事を読み取ったり、読んで感じたことをみんなで話し合ったりする中で、身近なことを表す言葉を増やし、語彙を豊かにすることにも取り組んでいます。「およぐ」「かくれる」「見つける」「あつまる」など、スイミーの様々な行動を通して、たくさんのことばに触れることで、子どもたちは自分の気持ちや考えをより豊かに表現できるようになっていきます。

  

【物語の紹介と感想の交流】学習の最後には、これまでに学んできたことを生かし、「心に残った場面」や「登場人物の様子」などをまとめたものをもとにお話を紹介し、感想を交流する活動を行います。子どもたちがそれぞれどのような「スイミー」の世界を思い描き、友達に伝えてくれるのか、今からとても楽しみです!