学校の日常

新規日誌

全国パーキンソン病友の会と宮崎大学医学部学生による授業

 12月12日(木)に、全国パーキンソン病友の会と宮崎大学医学部学生による授業が行われました。全国パーキンソン病友の会から8名、宮崎大学医学部から8名の方々がお見えになり、6年生を対象に授業を行いました。「パーキンソン病とはどのような病気なのか」「どのようなことが原因でなるのか」「どのような症状が表れるのか」「どのような治療がなされるのか」など、医学部の学生から詳しい説明がありました。
 また、全国パーキンソン病友の会の方から、生活上で困ったこと等の体験談を話していただきました。「病気の特性から迷惑をかけたくないけれど、かけてしまう。けれども、命ある限り頑張って生きていきたい。」等の内容を話され、子どもたちは真剣な表情で話に聞き入っていました。
 その後、みんなでできることを考える場面がありました。大学生も各班に入り、子どもたちと一緒に話し合いました。その中で、「レジで一緒に会計をする」「止まっていたら一緒に歩く」「困っていたら大丈夫ですかと声をかける」等の思いやりのある温かな意見がたくさん出されました。
 今回の学習を通して子どもたちは、病気など様々な立場で懸命に生活をしておられる方々に目を向け、思いやりのある温かで優しい社会にしていこうという思いをもってくれたことと思います。この子どもたちが、思いやりがある温かでやさしい都農町の未来を切り拓いてくれることでしょう。
 今回の授業を提供してくださった方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

中庭を活用した学習

 12月3日(火)に、中庭を活用した学習が行われました。
 今回は、音楽の学習でした。本校の中庭は、四季を感じることができるように植栽されています。冬は水仙、春は芝桜とチューリップとツツジ、夏はひまわりと蓮の花、秋はモミジとコスモスといった感じです。今年は、暑い日が続き、全国的にも紅葉を見られることが少ないという情報が流れています。本校のモミジも同様で、完全には紅葉はしていませんが、これを補うように4年生の子どもたちが歌を披露してくれました。「モミジ」と「とんび」の2曲です。朝のすがすがしい空気の中で披露してくれた歌声は、とても透き通っていて、きれいでした。きれいな歌声につられて、窓から顔を出す子どもたちも見られました。
 これからも、四季を感じることができるこの中庭で、様々な学習が展開されるのが楽しみです。

令和6年度第2回学校運営協議会

 12月2日(月)の15時から16時にかけて、第2回学校運営協議会を行いました。
 坂田都農町長や中西教育長を始め13名の方々にお越しいただき、3つの視点について熟議していただきました。3つの視点は、「地域の文化・伝承」「中庭再生」「防災~学校と地域の連携~」についてです。協議会の中で、「地域の伝統については、指導者の思いを記録に残した方がよい」「中庭は、どのような計画で環境整備を行うか示した方がよい」「防災については、登下校時に地震が起きたときに、『学校に行く』『学校から引き返す』等の統一した指導があるとよい。地域の方がそれを知っていれば、地域でも指示ができる。
親子で乗り組む必要がある」等の意見が出されました。本校の学校運営協議会は、活発な熟議がなされ、とても充実しています。出された意見を今後の学校運営の参考にしていきたいと考えております。

職員による読み聞かせ

 11月25日(月)の朝の時間に、職員による読み聞かせが行われました。この日のために本校職員は、思い思いの本を選び、読み聞かせを行いました。自分の学級担任ではない職員による読み聞かせに、子どもたちは興味津々に聞き入っていました。それぞれの職員の思いやメッセージが込められた読み聞かせを聞きながら、子どもたちは真剣な表情をしたり、笑顔を見せたりしていました。今週で11月も終わりを迎えます。寒さも増してきました。今回の読み聞かせが元気の素となり、明るく楽しい日々を過ごしてほしいと思います。

つの学

 6年生は、総合的な学習の時間に「つの学」に取り組んでいます。この「つの学」は、都農中学校の総合的な学習の中で行われている「つの未来学」の前段階の取り組みで、都農町の未来を担う人材育成を目指した「キャリア教育」の一環です。講師として指導してくださっているのが、株式会社イツノマの皆様です。
 11月19日(火)は、これまで学んできたゼロカーボン等の環境を考えた学習を行いました。イツノマ様が行う学習方法がユニークで、今回はブロックを用いた形で学習が進んでいきました。その中で大切にされていることが「互いの作品を認め合うこと」です。作成した全ての作品が大事にされました。作品のテーマが「タワーを作ること」や「都農町をよりよくするアイデア」「二酸化炭素を減らす方法」等でした。子どもたちは、目の前のブロックでテーマに沿った作品を作り上げていました。作り上げた作品について説明をし合い、理解を深めました。後半は、同じ視点で作り上げられた作品を組み合わせて、更に創造的な作品に仕上げていました。
 まさに、都農町の未来を考えた学習でした。子どもたちが考えた作品が将来現実となり、それを支える人となって都農町で活躍してくれる未来が来ることを願っております。