日誌

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先生もバージョンアップしないと・・・

 時計を見ると、午後3時55分。

 1年生の先生が足早にタブレット端末を持って第1音楽室に向かっていました。今日は、本校の指導教諭が主催する自主研修会(※会の名称は蛇足クラブZ)の日です。今回の自主研修会の内容が気になったので、一緒についていくと、タブレット端末に入っている「Figjam(フィグジャム)」というソフトを使って、何ができるかを部分的にやってみるというものでした。自主研修会なので、先生方はあまり参加していないだろうと思っていたら、何と、ほとんどの先生が参加しているではないですか。正直びっくりしました。

 今、本校では、子どもが主役の授業づくり(わさびの授業)に学校を挙げて取り組んでいます。そのような授業をサポートする上で有効だったこれまで使っていたソフトが、しばらくすると使えなくなります。そこで、指導教諭がそれに代わるソフト「Figjam(フィグジャム)」の研修会を開いたわけです。講師は、本校の情報教育担当でした。

 当然、授業で使う前に、先生が自ら体験し、このソフトで何ができるのか、どのような授業場面で使うと有効なのかを学んでおく必要があります。今回の自主研修会のねらいは、ここにあったわけです。多くの先生方が自分のスキルをバージョンアップしていかないといけないという思いや使命感から、進んで今回の自主研修会に参加したのだと思います。研修中、職員同士で分からないことを教え合う場面が観られ、とても嬉しく、ありがたく思いました。

 

丁寧な指導に頭が下がります

 いつものように、校内を回っていると、誰もいない2年生の教室の黒板に目が留まりました。このような黒板です。子どもたちの活動の流れが書いてありました。

  低学年の子どもは、先生がいろいろな指示(※子どもたちがすること)を言葉で伝えても、なかなか理解できないことが多いです。そのような子どもたちの発達の段階を踏まえて先生は、すべての子どもが次に何をすればよいか分かるように指示を黒板に書いていたものと思われます。このように順番を示しながら、書いてあればきっと子どもたちは先生の指示通りに行動したことが容易に想像できます。誰も取り残さない子どもたちの立場に立った丁寧な指導だと思います。

 それから、どの教科かは分かりませんが、テストをしたんですね。黄色のチョークで気を付けることを3つ書いています。ここに、テストで自分の力を発揮してほしい、そして、少しでもよい点をとって喜んでほしいという、先生の思いや優しさが込められていると思います。

 さて、子どもたちは先生の思いを受け止めてテストで自分の力を発揮することができたのでしょうか。テストの結果が気になりますね。

今日の昼休みはどうかなぁ

 子どもたちが学校で楽しみにしている時間といって、あなたは何を思い浮かべますか。算数の授業、それとも体育の授業、給食の時間でしょうか。中には、給食の時間を楽しみにしている子どももいるとは思いますが、ほとんどの子どもは、友だちと自由に遊べる「昼休みの時間」だと思います。これは間違いないでしょう。

 本校では、熱中症対策として、休み時間に子どもたちに水分補給をするように指導していますが、それに加えて暑さ指数(WBGT)に基づいて、外遊びを制限しています。暑さ指数とは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。下の「今日の暑さ指数」を児童玄関に掲示して、朝の情報に基づいて危険度を示すカードを入れ替えることにより、子どもたちが楽しみにしている昼休み時間に外で遊べるかどうかを伝えるようにしています。また、低学年と今日の暑さ指数を確認できなかった子どもたちのために、生徒指導主事が給食時間の放送で、子どもたちに昼休み時間に外で遊べるかどうかを伝えるようにしています。

 最近、梅雨明けしたような暑さが続いていて、12時のところに危険や厳重警戒のカードが入ることが多くなりました。安全面を考慮し、子どもたちが外で遊べない状況です。夏休みまであとわずかになったので、少しでも子どもたちが運動場で思いっきり遊べる日が増えることを願っています。

 早いもので夏休みまで学校に登校してくる日は、今日を含めて残り8日となりました。  

HERO(ヒーロー)になってほしい!

 HERO(ヒーロー)とは、英雄のことです。また、劇や小説などの男の主人公を指します。神話や物語などに出てくるヒーローの多くは、ふつうの人を超える力や技術等をもち、救世主として登場します。ヒーローは、昔も今も憧れる存在であることは変わらないと思います。

 6年のある教室の後ろに、赤色でHEROの文字が・・・。こんな感じで掲示されていました。

 何の頭文字だろうと、よくよく観てみると、次のように説明が書いてありました。

 Hは「elp(ヘルプ):友だちを助ける勇気、助けてほしい時に助けてもらう勇気」

 Eは「mpathy(共感):友だちの気持ちが想像できる人になる」

 Rは「espect(尊敬):友だちの考えや友だちがやりたいことを大切にする」

 Oは「pen-mind(広い心):広い心でみんなを受け止める」

 この学級の子どもたちが、この4つのことを意識しながら生活し、学級内にヒーローが増えれば、温かい人間関係ができて居心地のよいすばらしい学級になっていくことは間違いないと思います。できれば、この学級の子どもたちが5年生以下の子どもたちの憧れの存在になって、学校全体によい影響を与えてくれることを願っています。

願い事が叶いますように・・・

 7月7日は七夕でした。七夕とは、織姫と彦星が天の川を渡って、年に一度だけ出会える7月7日の夜のことです。短冊に願い事を書いて、笹竹に飾り付けます。七夕の願い事に決まりはありませんが、いざとなると何をお願いすればいいか悩む人も多いかもしれませんね。私も願い事があり過ぎて、一つ選ぶのにかなり悩みそうです。

 8日の朝、校内を回っていると、1年生の廊下に「七夕飾り」を発見。昔はよく七夕の時期になると、校内の至る所に「七夕飾り」が飾られていました。しかし、最近は授業時間の確保等の理由により、七夕飾りを作る学級が減ったような気がします。そのような中、1年生の廊下に七夕飾りが飾られていたので、嬉しく思いました。それぞれの笹竹につるされた短冊に目をやると、いろいろな願い事が書いてありました。例えば、「家族が病気にならないように」「字が上手になりますように」「ピアノが上手になりますように」などの願いです。1年生なりに考え抜いて選んだ願い事なんでしょうね。

 私は信じていれば、きっと願いは叶うと思っています。もちろん、それなりに願いが叶うように努力しなければいけないことも条件ですが・・・。七夕飾りの短冊を読みながら、子どもたち一人一人の願い事を知ることができ、幸せな気持ちになりました。