菓子野っ子ダイアリー

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12月17日(水) 【交通安全】2学期の登校班会を行いました ~安全な登下校は自分たちの手で~

寒さが一段と厳しくなってきた12月15日の朝、全校児童による「登校班会」が行われました。 4月の班会では、まだ大きなランドセルを背負って緊張していた1年生も、今ではすっかりたくましくなりました。今日は、長かった2学期の集団登校を振り返り、明日からの安全意識をさらに高めるための大切な時間となりました。

◆「ヒヤリ」としたことはない? 班ごとの真剣な振り返り
まずは、登校班ごとに分かれての反省会です。 4月当初は班長さんが一方的に教える場面が多かったのですが、今日の話し合いでは、下級生も積極的に発言する姿が見られました。高学年の子どもたちが中心となり、ふりかえりシートを見ながら丁寧に確認していきます。

  

「集合時間は守れているかな?」、「歩くスピード、1年生に合わせられていた?」、「あそこの交差点、車が急に来ることがあったよね」そんな声が聞こえてきそうです。特に素晴らしかったのは、「自分たちの班の課題」を自分たちで見つけようとする姿勢です。「挨拶の声が少し小さくなってきたかも」という反省が出ると、「じゃあ、明日から班長がもっと大きな声で先に言うね!」といった前向きな解決策も飛び出していました。

◆先生と確認! 危険箇所の再チェック
班ごとの話し合いが終わったところから、地区担当の先生も交えての確認が行われました。子どもたちだけの目線だけでなく、大人の目線からもアドバイスを行いました。 「冬になると、朝は太陽が低くてドライバーからみんなが見えにくいことがあるんだよ。」先生の問いかけに、「あ、そういえば!」とハッとした表情を見せる子どもたち。慣れが出てくるこの時期だからこそ、改めて気を引き締める良い機会となりました。

  

◆明日の朝、笑顔で学校に来るために
最後に、全体会として今現在の登校班の課題と、これから気をつけるべきポイントを確認しました。特にこれからの季節は、寒さから「ポケットに手を入れたまま歩く」、「フードを深く被って周りが見えにくくなる」といった危険が増えます。全体の話を聞く子どもたちの背筋はピンと伸び、その眼差しからは「明日からも無事故で登校するぞ」という強い意志が感じられました。

  

2学期も残りわずか。 保護者の皆様、地域の皆様、毎日の温かい見守り、本当にありがとうございます。 学校でも繰り返し指導を行いますが、ぜひご家庭でも「今日の登校班会、どうだった?」と話題にしていただき、安全についてお話しするきっかけにしていただければ幸いです。明日も元気に、安全に登校してくるみんなを待っています!

12月16日(火) 【避難訓練・番外編】「うわぁ、かっこいい!」真っ赤な消防車とレスキュー道具に大興奮

 昨日の記事でお伝えした避難訓練の後、子どもたちが待ちに待っていたもう一つの「授業」がありました。 それは、校庭に来てくれた消防車の見学です!さっきまでの真剣な表情とは打って変わり、子どもたちは目を輝かせて「働く車」の周りに集まりました。

【「ボタンがいっぱい!」消防車の秘密に迫る】
 間近で見る消防車の迫力に、みんな興味津々です。 普段は見ることができないポンプ室の計器や、きれいに巻かれたホースの棚が開かれると、「おお~!」という歓声が上がりました。

  

 「このメーター、何に使うの?」、「ここから水が出るんだって!すごいね。」、「ホースってこんなにたくさん積んであるんだ…重くないのかな?」、「プールの水も使うんだって。」

 消防署の方が一つ一つの質問に丁寧に答えてくださり、子どもたちはメモを取るのも忘れて聞き入っていました。

  

【「ロボットみたい!」レスキュー道具の重さを体験】
 さらに、今回は特別な道具も見せていただきました。 交通事故などでドアが開かなくなった時に使う、鉄を切ったり広げたりする「救助工作機材(カッターやスプレッダー)」です。

   

「うわ、でっかいハサミみたい!」 「これ、持ってみる?」と言われて、代表の子が挑戦してみましたが…。

「……お、重い!!」 「これを片手で持って走るの!? 消防士さんってすごいなぁ」

強くて頼もしい消防士さんの姿に、憧れを抱いた子も多かったようです。

  

【小さな応援団に見守られて】
 実はこの日、小学生の訓練が始まる少し前に、お隣の保育園の子どもたちが運動場へ遊びに来ていました。保育園のみんなは、小学生より一足お先に消防車を見学。「あかいくるま、おおきいね!」と大喜びの様子でした。 そして、その後の避難訓練では、お兄さん・お姉さんたちが真剣に避難する様子を、端の方からじっと見守ってくれていました。

 小さな子どもたちにとっても、小学生の「本気」の姿は、かっこいいお手本に見えたかもしれません。 こうして異年齢の子どもたちが、同じ場所で「安全」について触れ合えるのも、地域に開かれた学校ならではの光景です。

 見て、触れて、直接話を聞くことで、教科書だけでは分からない「地域の安全を守る仕事」のすごさを肌で感じた時間でした。 ご協力いただいた消防署の皆様、本当にありがとうございました!

12月15日(月) 命を守る「本気」の備え ~ブラインド方式での火災避難訓練と消火体験~

 12月5日(金)、全校児童による火災避難訓練を実施しました。 今回は、地域の消防署の方々と、学校の消防設備を点検していただいている防災会社の方々にご協力をいただき、例年以上に実践的な訓練となりました。

 空気が乾燥し、火災が起きやすくなるこの季節。 「もしも」の時に自分の命、みんなの命を守るために、子どもたちも先生たちも真剣な表情で取り組みました。

【「火元はどこ?」緊張感あふれるブラインド訓練】
 今回の訓練の大きな特徴は、「ブラインド訓練」です。 これは、あらかじめ出火場所を知らせずに行う訓練のこと。「家庭科室から出火」などのシナリオを当日まで隠し、突然の非常ベルからスタートしました。

 さらに、消防署の方のご協力で、無害な煙(発煙筒)を焚いて、実際の火災現場のような視界の悪さも再現しました。

 「火事はどこだ!?」、「煙が見えるぞ、あっちじゃないか?」

 先生たちも連携して火元を探しますが、煙が流れる中、正確な場所を特定して全校放送を入れるまでの難しさを改めて痛感しました。実際にやってみることで、「火災発生時の情報の伝達」がいかに難しいか、そして大切かという貴重な課題を見つけることができました。少し時間はかかりましたが、子どもたちは先生の指示をよく聞き、ハンカチで口を覆って、素早く運動場へ避難することができました。

   

【「ピン・ポン・パン!」そして「後ずさり」?消火器の使い方を体験】

 避難が完了した後は、防災会社の方のご指導の下、水消火器を使った消火訓練を行いました。 まずは合言葉の確認です。

 ピン: 安全栓(ピン)を抜く ポン: ホースを外して火に向ける パン: レバーを強く握る(パン!)
 そして今回は、さらに一歩進んだプロの技も教えていただきました。 それは、「ホースの先を左右に動かすこと」と「後ずさりながら逃げること」です。

  

 「わっ、火がついた!」、「火の根っこを狙って…」、「そうそう、ホースを左右に振って!」、「消えても油断しちゃダメなんだって。後ろを見ないで、後ずさりして戻るんだよ。」

防災会社の方からアドバイスを受けながら、「自分の身を守りながら、確実に火を消す」という動作を、体験を通じて学ぶことができました。見守る周りの子どもたちも、代表の友達がホースを左右に振る様子に合わせて体を動かしたり、「がんばれ!」と心の中で応援したりと、全員で消火の疑似体験をしているようでした。

 訓練の最後には、消防署の方から講評をいただき、代表の6年生が御礼の言葉を述べました。「今日は私たちのためにありがとうございました。火事を見つけたら大きな声で知らせて、今日習ったように避難します。」堂々とした挨拶に、消防署の方も頷いておられました。今回の訓練で浮き彫りになった「火元特定の難しさ」などの気付きは、すぐに学校の安全計画に反映させ、より安全な学校づくりに役立てていきます。

  

【保護者の皆様へ】 ご家庭でも、冬場の火の取り扱いには十分ご注意ください。 今日の訓練の様子をお子さんに聞いていただき、「家のここが火事になったらどう逃げる?」など、ご家庭での防災会議のきっかけにしていただければ幸いです。

12月12日(金) 「へぇ~!」がいっぱい ~食材のひみつを探る3年生の研究員たち~

 3年生の教室では、国語「食べ物のひみつを教えます」の学習が進んでいます。 この単元では、大豆や米、麦など、元の食材がどのように加工され、別の食品に姿を変えるのかを調べ、友だちに説明する文章を書きます。

 今日は、図書室の本や教科書を使って情報を集め、構成を練る時間でした。子どもたちはまるで「食の探偵」のように、食材のひみつを次々と発見していました。図書資料とタブレットの「二刀流」で探究中! 教室を回ってみると、それぞれの興味に合わせて様々な食材を調べていました。

  

【食材の「変身」をレポート!】 それぞれの興味に合わせて、様々な食材について調べています。

 ◆小麦がパンに!  どうやってふくらむのかな?」と、本で読み取った情報を基に、友だちと話し合いながらタブレットにまとめていました。
 ◆牛乳がクリームに! 図書の本で「変身」の様子を発見。「見て見て、クリームになるんだって!」と、新しい発見を友だちと共有していました。
 ◆お米がおもちに! お米がもちになる工程について書かれた本を、じっくりと読み込んでいました。
 ◆トウモロコシのひみつ 説明に必要な写真を、本からタブレットのカメラで撮影して取り込むなど、工夫して資料を集めていました。
 ◆大豆が豆乳に! ある子は、大豆から豆乳ができるまでを一人で黙々と調べていました。自分が知りたいことをとことん突き止める姿は、立派な研究員です。

  
【「一人で深める」学びの姿】 特に印象的だったのは、自分のペースでじっくりと探究する姿です。周りの友達と相談しながら進めるのも楽しい学習ですが、3年生にして「自分が知りたいことを、自分の力で突き止めたい」と、集中して課題に向き合う姿勢に大きな成長を感じました。

  

【本とタブレット、個と集団。自分に合ったスタイルで!】

 教室を見渡すと、素晴らしい光景が広がっていました。 詳しい情報を得るために図書室の本(アナログ)をじっくり読み込む子、まとめるためにタブレット(デジタル)を駆使する子。道具を巧みに使い分ける姿はさすが現代っ子です。

 また、友だちと活発に意見を交わすグループの横で、一人静かに集中して探究する子の姿もありました。「みんなで」も「ひとりで」も、それぞれの学び方が尊重され、共存している空間がとても素敵でした。

 これからどんな「食べ物のひみつ事典」が出来上がるのか、完成が楽しみです。

12月11日(木) 個性あふれる物語が誕生!~小さな作家たちの冒険物語~

 今日の2年生の教室は、静かな熱気に包まれていました。国語「お話のさくしゃになろう」の学習です。 子どもたちは、教科書にある「はじめ」と「おわり」をつなぐ、物語の「中の部分(できごと)」を考える活動に取り組んでいます。

 教科書には、ヒントとなる4つの場面絵(ねずみたちが舟に乗る様子や、ふくろうに出会う様子、おかしを拾う様子など)が描かれていますが、どんなねずみが登場し、どんな冒険をするのかは、すべて「小さな作家さん」たちの自由な想像力に任されています。机をのぞいてみると、驚くほどユニークな物語が生まれていました。二人の「作家さん」の作品を少しだけ紹介します。

  

【作品紹介①:森での冒険と優しい鳥さん】 こちらの作家さんは、「くもちゃん」と「えがおちゃん」という2匹のねずみを登場させました。

くもちゃん:舟に乗るのが好きじゃない
えがおちゃん:おしゃれが好き おなかがすいた二人は、「きのみ」を探しに舟に乗ります。森の中をずっと歩いて疲れてしまった時、親切な鳥さんが現れて、「きのみがある場所へ連れて行ってあげるよ」と助けてくれる、心温まるストーリーを展開していました。挿絵の表情もとても豊かです。

  
【作品紹介②:川での出会いと手作りボート】 こちらの作家さんの主人公は、「ねずちゃん」と「ねずたろう」です。

ねずちゃん:運動が好き
ねずたろう:勉強が得意 おなかがすいた二人は、なんと葉っぱで舟を作り、川へ「どんぐり」を探しに出かけます。そこで出会ったのは「メダカのお姉ちゃん」。勉強が得意なねずたろうと、運動好きなねずちゃんが、川でどんな活躍をするのか続きが気になります。

  
 真剣な眼差しで物語を紡ぐ子どもたち 他の子どもたちも、それぞれの世界に入り込んでいました。 じっと考え込んでストーリーを練る子、思いついたアイデアを勢いよく書き留める子、登場人物の挿絵にこだわって色を塗る子……。どの子も「作者」の顔をしています。

 「次はどんなことが起きるかな?」、「ここで誰か助けてくれる人が出てきたら面白いかも!」

 教室のあちこちから、想像のつぼみが開く音が聞こえてきそうです。 書き上げた物語を読み合う時間が、今からとても楽しみです。

12月10日(水) ICTで計測、ホワイトボードで分析!~科学者のような眼差しの5年生~

本日は、5年生の理科「ふりこのきまり」の授業風景をお届けします。 これまでの実験で、「ふれはば」や「おもりの重さ」を変えても、1往復する時間は変わらないことを突き止めてきた5年生 。

   
今日の課題は、「ふりこの長さを変えると、1往復する時間は変わるのだろうか?」です。

実験も回数を重ね、子どもたちは準備から計測まで、ずいぶん手慣れた様子で進めています。 実験道具の扱いもさることながら、計測には1人1台端末(タブレット)の時計機能をストップウォッチとして活用。現代の理科室の風景です 。

   
教室のあちらこちらから、生き生きとしたやり取りが聞こえてきます。

「3、2、1、スタート!」、「ストップ!……あ、さっきより時間がかかってる」、「15cmの時は速かったけど、35cmにしたらゆっくりになったね」

真剣な眼差しでふりこを見つめ、0.01秒単位の数値を読み取る姿は、まるで小さな科学者のようです。

   

実験の後は、得られたデータを班ごとに分析します。「結果から言うと……」、「長さが長くなると、時間は増えるってことだね。」

ホワイトボードには、計測した数値とともに、「ふりこの長さを変えたら、1往復する時間は長くなる」という結論が、自分たちの言葉でしっかりとまとめられていました 。

   
班ごとの話し合いで深まった考えを、次はクラス全体でどう共有し、深めていくのか。「ふりこのきまり」を完全に解き明かすまでの、これからの「全体での話し合い」もとても楽しみです。

12月9日(火) 【読み聞かせ】ビックリ!どきどき?じーん……~心と想像力が広がる朝のひととき~

 先日の朝の活動は、子どもたちが大好きな「読み聞かせボランティア」の皆さんによる絵本の時間でした。 今日の選書は、ページをめくるたびに歓声が上がったり、じっくりと考え込んだりと、子どもたちの心を豊かに揺さぶる素敵な本ばかりでした。

◆ 教室からはみ出しそう!?驚きの「実物大」 『実物大!世界のどうぶつ絵本』 が登場すると、子どもたちは前のめりに! 「うわっ、でっかい!」「ホッキョクグマの手、僕の顔より大きいよ!」 本自体も大きいのですが、そこには収まりきらない実物大のパンダの顔やダイオウイカの目。迫力満点の絵に、子どもたちの目は釘付けでした。

  

◆ お菓子が変身?笑顔になあれ 『おかおになあれ!』 では、教室中が笑顔に包まれました。 サクサクのクッキーや、とろけるチョコレートが……なんとユニークな「顔」に変身!「あ、笑ってる!」「おいしそうだけど面白い顔!」と、想像力が刺激される楽しい一冊でした。

  

◆ 「心」ってどこにあるんだろう? 『心ってどこにある』 は、少し立ち止まって自分自身を見つめる時間になりました。 「好きな人の前だとほっぺが赤くなるから、ほっぺかな?」「ドキドキするから胸かな?」 犬の心はしっぽにあるかもしれない……そんな問いかけに、自分の胸に手を当てたり、友達と顔を見合わせたりしながら、「心」のありかを静かに考える子どもたちの姿が印象的でした。

  

◆ 出会いが生む奇跡と多様性 そして、高学年の教室では名作『からすたろう』が読まれました。 誰からも理解されなかった少年と、その隠れた才能を見出した「いそべ先生」の物語。 「どんな大人に出会うかで、子ども時代は変わる」・・・物語を通して、「教育とは何か」「多様性とは何か」という深いテーマに触れました。この世に生まれたすべての人が等しく輝く権利をもっていること、そして個性を認めることの大切さを、子どもたちは静かに、しかし強く受け止めていたようです。

  
 朝の短い時間ですが、驚き、笑い、そして深い学びがつまった「心の栄養」たっぷりの時間となりました。 ボランティアの皆様、今日も素敵な本との出会いをありがとうございました。

12月8日(月) 【5・6年生】世界を見つめ、足元から行動を!~プレゼンコンテスト校内審査~

 12月3日(火)、5・6年生の教室にて「令和7年度 都城市小・中学生プレゼンコンテスト」に向けた校内審査会が行われました。このコンテストは、子どもたちが身近な社会問題に関心を持ち、自分たちの考えを伝えることで情報活用能力を高めることを目的としています 。

 【初めての挑戦 5年生】 5年生にとっては初めてのプレゼン発表。開始前は緊張でドキドキしている様子が伝わってきましたが、いざ始まると堂々とした発表を見せてくれました。 5年生からは2つの班がエントリーしました。

 ◆「農家の高齢化問題について考える」:自分たちのお米作り体験を通し、農業の担い手不足という社会問題に切り込みました。

 ◆「地球温暖化による異常気象の影響について」:台風など、身近に感じる気象の変化から環境問題について考察しました。

  

【想いを形に 6年生】 6年生は3つの班に分かれ、全員が発表を行いました。

 ◆「菓子野町の人口を増やしたい」:地域の未来を考え、人口減少という課題に対するアイデアを発表しました。
 ◆「修学旅行の思い出」・「心に残った修学旅行」:平和学習や歴史探訪など、実際に現地で学んだことや感動をスライドにまとめました。

  

◇タブレットで相互評価 発表を聞いた後は、ただ拍手をするだけではありません。1人1台の端末(Chromebook)を使い、Googleフォームを通して「声の大きさ」「スライドの見やすさ」「内容の説得力」などを文章で入力し、互いに評価し合いました 。真剣な眼差しで友達の発表への感想を打ち込む姿は、さすが高学年でした。

 ◇審査結果発表 先生方による厳正な審査の結果、今年度の学校代表は…… 5年生の「農家の高齢化問題について考える」チーム に決定しました。

  

 選定の決め手は、募集要項にある~「Think Globally, Act Locally(世界規模で思考し、足元から行動せよ)」~という視点 です。自分たちの実体験(お米作り)から出発し、それを社会全体の課題(高齢化・食料問題)へとつなげた構成が高く評価されました。 
 代表に選ばれたチームは、これから動画とスライドをさらにブラッシュアップし、都城市への提出に向けて準備を進めます。惜しくも代表にならなかったチームも、地域の課題や自分たちの思い出を「相手に伝わるように表現する」という素晴らしい経験ができました。この学びを、これからの学習にも生かしていってほしいと思います。

12月5日(金) 親子で頭をひねって挑戦!~5年国語「カンジー博士の暗号解読」~

 先日の参観日、5年生の教室では、まるで謎解きイベントのような国語の授業が行われていました。

【単元名は「カンジー博士の暗号解読」】 黒板に書かれた△や◯、□といった記号の暗号文を読み解き、隠された漢字を当てる学習です。

  

「レベル1」は自分の力で!

まずは、黒板に張り出された「レベル1」の問題からスタートです。

最初は「?」という表情で考え込んでいた子どもたちでしたが、一人がひらめくと、教室のあちこちから納得の声が上がります。

「わかった!これ、読み方は一緒なんだ!」

「読み方は同じ『ジ』でも、△は『時』で、こっちは『自』だ!」

子どもたちは、「記号には読み方が同じで、形(意味)が違う漢字が入る」というルールに気づき、次々と正解の漢字を当てはめていきました。

【難問「レベル2」は親子で協力!】

 続いて出題された2問目は、ぐっと難易度がアップ。「うーん……」と鉛筆が止まる子が増えてきました。すると、後ろで見守っていたお父さん、お母さんたちの出番です。

   

   

「ねえ、これ『放課後』じゃない?」、「あ、そうか! じゃあ読み方は『ホウ』だ!」

「でも、こっちの△に入る『ホウ』は何だろう?」、「北西の……角だから……?」

 あちこちの机で、親子で顔を寄せ合い、相談する姿が見られました。保護者の方も「けっこう難しいね」「あ、この漢字じゃない?」と、子どもたちと一緒に本気モードに。

  

 正解にたどり着いた時の「あ~、すっきりした!」という笑顔は、大人も子どもも一緒でした。

漢字の面白さと奥深さを、親子で楽しく味わった1時間となりました。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました!

12月4日(木) 【1年音楽】「いいおと みつけたよ!」~お家の人の前でドキドキの演奏会~

 11月28日(金)の参観日、1年生は音楽室で「きにいった おとを みつけて、うたと いっしょに ならしましょう」の学習を行いました。

 教室に入ると、いろいろな楽器がずらり。 トライアングル、すず、カスタネット、タンバリン、ウッドブロック……。 子どもたちは、たくさんの楽器の中から「これだ!」と思うお気に入りの一つを選びます。

 今日のめあては、ただ鳴らすだけではありません。 「この楽器は、どんな叩き方をするといい音がするかな?」と考えながら、歌に合わせてリズムを打ちます。緊張気味の顔が見られます。「次はぼくの番だ……」

  

 お父さんやお母さんが後ろで見守る中、一人ずつ順番に発表を行いました。 いつもより少し緊張した面持ちでしたが、自分の番が来ると表情は真剣そのもの。

自分の番が近づくと……

(チリリン チリリン♪) 「お星様が光っているみたいでしょ?」

写真の児童は、トライアングルという楽器を選んで演奏しました。角の部分を素早く往復すると鳴る音を楽しみながら、リズムに乗って堂々と発表することができました。

  

他のお友だちも、 (シャン、シャン♪) と涼しげなすずの音や、(カン、カン!) と元気なウッドブロックの音など、 それぞれの楽器の「いい音」を見つけて響かせました。

 みんなの前で、しかもお家の人が見ている前での発表はとても緊張したと思いますが、演奏を終えた子どもたちは 「あ~、ドキドキした! でも楽しかった!」 と、ほっとしたような満面の笑顔を見せてくれました。音を楽しむと書いて「音楽」。 一人ひとりが主役になれた、素敵なミニ演奏会となりました。