日誌

学校からのお知らせ

感動の第78回卒業式

 3月16日(日)、令和6年度第78回卒業証書授与式を挙行しました。14日(金)に式場準備を行い、今朝は2年生が来賓と保護者の受付を担当してくれました。在校生入場までの待ち時間には、3年生が保護者に向けて制作した「思い出動画」が上映されました。

 吹奏楽部の演奏で、在校生による「大切なもの」の合唱をBGMに卒業生73名が入場し、厳かな雰囲気の中で卒業式が始まりました。一人一人に卒業証書が手渡された後の学校長式辞では、「これから歩む人生は自分にとって都合のよいことばかりではない。粘り強くしなやかに乗り越えるために自分を鍛えてほしい」と激励の言葉が贈られました。PTA会長からの祝辞もとてもよいお話でした。都城市教育委員会からの卒業記念品が授与され、在校生代表送辞では大野鈴菜さんしっとりと、卒業生代表答辞では外山瑠菜さんが涙ながらに読み上げてくれました。多くの生徒の目からは涙があふれていました。

 卒業式の歌では3年生の「大地讃頌」が披露され素晴らしい歌声が体育館に響き渡りました。2曲目の「ふるさと」は、全校生徒とピアノ、吹奏楽部の演奏も加わって歌い上げられ、最後は声高らかに校歌が斉唱されました。

 多くの方々に祝福されながら巣立っていった3年生。庄内中で学んだことを誇りとし、自信をもって前に進んでほしいと思います。

 

 

研究授業&送別行事

 3月6日(木)、英語科の研究授業が行われました。1年生の授業で「~があります」という構文を扱う授業でした。3つのヒントから国名を当てる国当てクイズや英語による指示を聞きながら絵を完成していくお絵かきチャレンジなど、生徒が意欲的に取り組める英語活動が取り入れられていました。be動詞や前置詞のおさらいをしながら学習が進み、授業のまとめで取り組んだQubenaの問題では、どんどん正解していく生徒の姿が見られました。

 

 3年生も県立高校一般入試を終え卒業式まで残り一週間。3月7日(金)に3年生との送別行事が生徒会主催で行われました。昨年度までは遠足として7kmを移動しての送別行事でしたが、今年度は、校内で送別行事を中心にした計画でした。午前中は学年レクリエーションで、3年生はグラウンドをいっぱいに使って綱引きや鬼ごっこで声を上げながら楽しんでいました。

 1年生は、近くにある庄内市民広場まで徒歩で移動してレクリエーションを楽しみました。先生方の注意をよく聞いて、笑顔の中にも整然と移動する姿には一年間の成長が感じられました。

 2年生は体育館で活動しました。はじめに体育の授業でも行っているウォーミングアップのしっぽ取りで体を温め、ドッチビーやバレーボールで汗を流しました。

 午前中の最後に、午後に活動する縦割りの班編制でアイスブレーキングを行い、全員がグラウンドに出て昼食タイム。送別行事に合わせて手作り弁当の日を設定している庄内中は、家庭科の時間に考えたメニュープランを元に各自が手作り弁当を持ってきます。グループを作って、自分で作った弁当を見せ合いながら楽しそうに食べていました。

 午後は、縦割り班で3年生との最後のコミュニケーションタイム。この日ばかりは校内放送も生徒会に使用許可。ノリノリの音楽が流れる中、生徒会が準備したブースを回りながら謎解きレクリエーション等を時間いっぱい楽しみました。雲一つない快晴で、気温も雰囲気も温かな一日でした。

3年生が1・2年生に授業 ~ 進路発表

 3月5日(水)、宮崎県立高校一般入試の2日目となるこの日、すでに進路を決定した3年生から1・2年生に向けて進路発表が行われました。この授業は、庄内中学校で毎年行っている行事です。キャリア教育の一つで、3年生がどのように進路を決定し、進路実現に向けて一年間をどう過ごしてきたのかを後輩たちに向けて発表します。発表する3年生は、一般入試に必死で取り組んでいる仲間のことも思い浮かべながら真剣な態度で発表していました。一方の1・2年生は、部活動や委員会活動、学校行事等でお世話になってきた先輩の話とあって、真剣なまなざしと態度でメモも取りながらしっかりと聞いていました。質問コーナーでは、やはり1年生よりも2年生の方が積極的に手を挙げていました。なかなか質問が出ない学級では、先生方が代わりに質問をすることで、進路決定に向けての新しい視点を与えたり、先輩たちが実践してきた工夫を引き出したりしながら授業の学びを深めていました。

 明日からの3年生は、卒業式に向けての取組が始まります。巣立っていく立場から三年間の学びを後輩たちに伝え、成長した姿を背中で示して受け継いでいく庄内中学校。今年も確かに伝統が受け継がれていきそうです。

家庭教育学級&コミュニティースクール文科大臣賞授賞式

 2月26日(水)、今年度最後となる家庭教育学級研修会を行いました。今回は、庄内食改善推進委員の花原惠子さん他3名のみなさんを講師に「都城の田舎料理」の調理実習を行いました。品目は「がね」「洋風がね」「かねんしゅい」「いりこの卵とじ」「サツマイモごはんのおにぎり」でした。調理器具や食器の加熱殺菌から始まり、味付けを参加者で確認しながら手際よく調理が進みました。参加者の一番の注目は「かねん粉の練り上げ方」で、動画で記録して配付したりもしました。

 花原さんは、「食べることは単にお腹を満たすだけではなく、貴重なコミュニケーションタイムである」とおっしゃいました。子どものお弁当のおかずに手作りのものを入れてやると、親子で互いを確認し合うことができるのです。できあがった5品を試食しましたが、素朴な味があたたかさを感じさせ、花原さんがおっしゃることの意味がよく分かりました。花原さんをはじめ食改善委員のみなさん、ありがとうございました。

 試食の後は、令和6年度の閉級式を行い、無事に一年間の活動が終了しました。メンバーのみなさん、一年間ありがとうございました。

 

 庄内地区コミュニティ・スクールは、令和6年度「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」に係る文部科学大臣表彰を拝受することになりました。2月28日(金)に表彰式と記念フォーラムが行われ、オンラインで参加しました。この日は、地域学校協働活動の一つである「3年生の面接指導」の最終日で、面接指導終了後に感謝集会も行われました。お世話になった3名のみなさんに書かれたお礼状が、代表からお礼のことばと共に手渡され、大きな拍手が送られました。12月中旬から毎週のように来校していただきご指導いただきました。本当にありがとうございました。

新入生説明会・立志式・プレゼンコンテスト

 2月4日(火)、来年度入学予定の児童と保護者が来校し、新入生説明会を開催しました。校長先生のお話の後、生徒会が企画した学校紹介やプレゼンの発表を行いました。続いて、学校生活の流れ、学校のルール、事務手続きについて説明がありました。会の最後は制服や物品の採寸や予約注文でしたが、親子の笑顔が印象的でした。4月9日の入学式が待ち遠しいです。

 

 2月7日(金)、学校参観日に合わせて2年生が立志式を行いました。受付では、立志式のしおりとこれまでの感謝が込められた保護者宛ての手紙が置かれていました。2年生全員が立志にあたってのことばを選び、色紙を制作しました。そのことばを選んだ理由と共にそれぞれの決意をステージ上で発表しました。保護者席では、ビデオカメラやスマートフォンで我が子の発表を撮影する姿があちこちで見られました。猛烈寒波の影響で、急遽ストーブを設置した式典会場の体育館でしたが、保護者代表からのはなむけのことばで温かな雰囲気に包まれていました。

 第二部の記念講演は、「人生楽しんだもん勝ち!」を演題に、みやこんじょ大使で講演家の相良照代さんの講演でした。元気いっぱいで登場したシズエ・キャサリンに圧倒されるかと思いきや、ノリノリでついていく庄内中2年生の雰囲気に、ご本人の体験談を交えて時間いっぱいお話しいただきました。ゲームコーナーでは、お手本披露のためにステージに上がった生徒も先生もコスプレで本気ジャンケン!これで盛り上がった会場には、生徒も保護者も一緒になって「ジャンケン・ポン!」と大きな声が沸き上がりました。本気や笑顔が大きな力を発揮することを体験させていただきました。楽しむことの素晴らしさを教えていただいた相良照代様、ありがとうございました。

 

 2月8日(土)、一次審査を通過して2年連続で本選出場を果たした都城市小・中学生プレゼンコンテストが高崎保健福祉センターで開催されました。小学生の部5校の発表が終わり、休憩をはさんでいよいよ中学生の部。発表者の5人は、進行の紹介で「プレゼン強豪校」と紹介され緊張感がさらに増したようですが、修学旅行を通して学んだ「防災」をテーマに庄内地区の課題点や改善点をあげながら堂々と発表しました。

 審査の結果は「優秀賞」。2年連続の最優秀賞には届きませんでしたが、すばらしい結果でした。この発表を迎えるまでに、庄内地区まちづくり協議会や昨年度の最優秀賞受賞メンバーに観てもらったり、庄内地区子どもの声を聞く会や新入生説明会で発表の機会を得たりして昼休み返上でがんばってきました。発表の企画から発表まで3ヶ月に及ぶ期間で身に付けた力を今後の学校生活でも活かしてくれることでしょう。プレゼンコンテストは、庄内中学校の新たな伝統になりつつあります。来年の2年生も受け継いでほしいものです。