日誌

学校からのお知らせ

2学期終業式を行いました

 12月24日(水)、2学期の終業式を行いました。インフルエンザの感染拡大を防ぐため、今回もオンラインでの実施となりました。前回の全校集会以降、たくさんの表彰状が届いていたため、はじめに表彰を行いました。終業式では、学年と生徒会の代表による2学期の反省が発表されました。1年生代表の徳重 佑さん、2年生代表の久保愛栞さん、3年生代表の比江島暖日さんが、2学期に行われた行事や部活動を振り返って成果や課題を述べてくれました。生徒会代表の鴇 健人さんからは、振り返りに加えて3学期に向けて、生徒会の2つの目標も発表されました。1つ目は3年生が受験に集中し、庄内中で良かったと感じながら卒業を迎えてもらうこと、2つ目は生徒会の活動を充実させ全校生徒が学校生活を楽しく送ることができるようにすることです。

 校長先生のお話では、2学期に見られた生徒の成長を述べられ評価していただきました。その後、冬休みを過ごす上での4つのポイントが示されました。
 ①「時間」…メディアに時間を奪われないようにしよう。
 ②「お金」…正しい扱いを考える機会にしよう。
 ③「役割」…家庭で自分が力になれるところを考えて行動しよう。
 ④「気をつけること」…年末年始は世の中が違う流れになります。事故と安全に気をつけよう。

 インフルエンザが流行する中での終業式は、全員がそろうことは叶いませんでした。全員が健康な状態で今年を締めくくり、元気に新しい年を迎えてほしいと思います。

面接指導&門松づくり&県アンサンブルコンテスト

 12月19日(金)、今年も庄内地区まちづくり協議会のご協力を受け、高校入試に向けての面接指導が始まりました。これまでは先生方による指導を行ってきましたが、いよいよ実践練習です。お忙しい中3名が来校いただき、時間いっぱい模擬面接を行ってくださいました。地域の子どもは地域で育てるという趣旨にご賛同いただき、毎年ご協力いただいています。次回は年明けとなりますが、3月初旬まで定期的に来校してくださいます。

 

 12月20日(土)、毎年恒例となったPTA門松づくりを行いました。昔ながらの風景を生徒たちに見せようとPTAで受け継いできました。今年はPTA三役と家庭教育学級の保護者を合わせた8名と親子で参加した生徒とボランティアで協力してくれた生徒を合わせた7名で制作しました。

 まずは竹の切り出し。竹切りから協力してくださった親子、PTA会長と教頭で7時半に集合して竹切りを行いました。今年は自宅用ミニ門松づくりのワークショップも計画したため、例年より少し多めに切り出しました。適当な長さに切り分けて学校に持ち帰り、9時から全員で制作開始。講師の教頭から、竹を斜めに切る際のポイントや組んでいく手順を聞きながら、2時間半で高さ180cmの立派な門松が完成しました。参加者全員で記念撮影をし、引き続き自宅用ミニ門松づくりに移りました。

 参加者は、思い思いのサイズや形の植木鉢を購入して持参していただきました。鉢の大きさや深さ、仕上がりのイメージを相談しながら竹を選び、先に仕上げた学校の門松づくりのポイントや手順を思い返しながら1時間半で作業終了。その場で完成させた方もいらっしゃいましたが、途中まで制作し、自宅で仕上げる方もいらっしゃいました。出来上がった門松の写真を送っていただきましたが、個性あふれる素晴らしい門松ばかりでした。沢山おしゃべりしながらにぎやかで楽しいひとときを過ごすことができました。 

 

 同じく12月20日(土)、宮崎県アンサンブルコンテストが都城市総合文化ホールで行われ、本校からは打楽器五重奏と木管四重奏の2団体が出場しました。審査の結果、打楽器五重奏は金賞を受賞しました。木管四重奏は金賞と九州アンサンブルコンテストへの推薦状を受賞しました。九州アンサンブルコンテストは来年の2月に沖縄県で開催されます。九州大会でも素晴らしい演奏を披露してきてほしいと思います。

税に関する作文表彰/国スポ・障スポダンス教室/参観日で研究授業

 12月2日(火)、都城税務署が来校され、税に関する作文の表彰が行われました。本校からは5名の生徒が入選し、税務署長様より一人ずつ表彰状が授与されました。3年生は、公民の授業で税のしくみを学び、税金がどんなところに使われているのかなどを調べ学習の一つとして学習しています。授業での学びが作文の内容に活かされ、自分事として表現されていたのではないでしょうか。5名の皆さん、受賞おめでとうございます。

 

 12月3日(水)、2、3校時を使って1年生を対象に国スポ・障スポダンス教室を実施しました。まず、宮崎国スポ・障スポ局から国スポ・障スポのお話があり、宮崎県女子体育協会「んまつーポス」のみなさんが紹介されました。ここからワークショップが開始。ワークショップの前半は、ウォーミングアップとアイスブレーキングを兼ねたランニング、イメージソングの振付の中で共通となる部分をみんなで練習、障スポ競技の一つであるボッチャについてタブレットで調べて書き出したりしました。後半は、グループに分かれて分担したパートのダンスを考え、庄内中バージョンのダンスを全員で作り上げました。ダンスの様子は撮影され、一本の動画に編集されました。参加した全員の表情を見ていると終始笑顔でノリノリのダンス。とっても楽しいワークショップとなりました。

 

 12月4日(木)、学校参観日と学校保健委員会を開催しました。平日にもかかわらずたくさんの保護者に来校いただきました。参観授業の一つ、3年生の英語は研究授業を兼ねていました。授業はオールイングリッシュで展開し、ガンディーについて書かれた教科書の読み物教材を読んで、理解した内容をもとにガンディーの生い立ちや指導者として尊敬されている理由をスライドを用いてみんなに発表するといった内容でした。もちろん生徒もオールイングリッシュ。帯活動を済ませ、班ごとにリハーサルを行った後に全ての班が発表しました。発表の様子を見ている生徒はその評価を行い、フォームで先生に報告していました。先生方とたくさんの保護者に見守られながらものびのびとした活動をする生徒たち。タブレットの操作もすっかり慣れてきました。

 参観授業の後に行われた学校保健委員会では、都城医療センターの中間麻美様に来校いただき、『子どもに伝える「生」と「性」~思春期の「性」と「生」』という演台で生徒、保護者、先生方を前にご講演いただきました。

 コンパスの針でチョンと開けた穴ほどしかない受精卵が成長して赤ちゃんは産まれる。実際の大きさをイメージしやすくして講演が始まりました。思春期における性教育の基本を伝え、出産までの過程や無事に産まれてくることは奇跡であることなど分かりやすくお話しいただきました。生徒の感想には、「家に帰ったら産んでくれてありがとうと伝えたい」「性については恥ずかしいことだと思っていたが大切なことだと思った」などの感想が書かれていました。保護者尾感想には、「家に帰ったら我が子を抱きしめてあげたい」「性については、どう話せば良いのか分からなかったので、お話が聞けて良かった」と感想が寄せられていました。中間先生、ご講演ありがとうございました。

職場体験学習・地域巡見・島津発祥まつり

 11月13日(木)・14日(金)の2日間で、2年生が職場体験学習を行いました。庄内地区を中心にご協力いただいた31社の事業所に生徒を受け入れていただきました。単に働く体験をするだけでなく、事前に準備した質問に答えていただいたりして、勤労の尊さや意義を学び、望ましい勤労観や職業観を身に付けることを主な目的としています。緊張した面持ちで始まった体験1日目の感想には、「大変だった」「疲れた」などの感想が聞かれました。2日目にはずいぶん慣れてきたようで、多くの生徒が「楽しかった」「とてもためになった」などの感想を口にしていました。希望した職種を体験できた生徒ばかりではなかったのですが、体験学習終了後、部活動のために登校したほとんどの生徒は笑顔を見せて感想を話してくれました。

 

 

 11月14日(金)、1年生が毎年恒例の地域巡見を行いました。4班に分かれて、平田かくれ念仏洞跡、乙房神社の田の神様、宮島中央権現、諏訪神社、山久院跡、三島通庸遺徳の碑、安永城跡、願心寺を巡りました。ガイドを引き受けてくださったのは、都城島津邸、関之尾むかえびとの会、庄内地区まちづくり協議会の皆さんでした。天気にも恵まれ、最後に訪れた願心寺では、本堂前で記念撮影も行いました。

 また、11月16日(日)には、南海トラフ地震を想定して庄内地区防災訓練が行われ、33名の1年生が参加しました。派遣された6つの公民館では、避難行動要支援者の安否確認訓練に取り組みました。大地震を想定していることから、公民館から一人暮らしの高齢者宅を実際に徒歩で訪問して安否を確認し、帰りは危険が潜んでいそうな場所を見つけ、大人と一緒に対策を考えたりしたようです。参加した生徒の生活の記録には、「一人暮らしの高齢者がこんなにたくさんいるとは思わなかった」など、訓練を通して考えたことや気づいたことがびっしりと書かれていました。

 

 

 11月23日(日)、島津発祥まつりが行われ、明道館パレードに本校生徒が参加させていただきました。女子15名は諏訪神社の巫女衣装で、男子6名は帯刀して都城六烈士として都城島津邸から神柱宮までを1時間かけて歩きました。沿道に集まった観衆に手を振ったり、ポーズをとったりしながらパレードが進み、到着後は全員で集合写真、お殿様との記念写真まで撮らせていただきました。送迎まで含めてお世話いただいた都城島津邸の皆様、商工会、島津発祥まつり実行委員会の皆様の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 生徒たちは、これまで単なる観客でした。今回は、まつりのメインとなるパレードの一員として参加しました。多くの皆さんの力が集まって、このまつりが成立していることを学んだはずです。何年後かに、企画する側になってくれるとうれしいです。

吹奏楽部定期演奏会

 響音 ~ One heart   One dream ~

 11月15日(土)、吹奏楽部の定期演奏会が本校体育館を会場に行われました。

 この一年で、九州吹奏楽コンクール2年連続出場、宮崎県吹奏楽コンクール7年連続金賞、アンサンブルコンテスト2年連続金賞、ウインターカップ金賞(審査員特別賞)といった成果を残してきた吹奏楽部。地域での依頼演奏も多数行ってきました。演奏を中心で牽引してきた3年生にとって、最後の舞台となるのがこの定期演奏会です。会場となった体育館は、部員、保護者後援会、卒業生やその保護者によって可愛らしく、趣向を凝らした飾り付けが施されていました。続々と会場を訪れるお客様。開始時刻には超満員。予定した椅子は埋め尽くされ、急きょ角椅子まで用意されました。

 オープニングアクトは木管四重奏の演奏。心地よい響きが会場の雰囲気を整えてくれました。第一部はクラシック・ステージ。昨年の卒業生とのコラボ演奏からスタートし、九州吹奏楽コンクールで披露した課題曲・自由曲まで6曲が披露されました。休息をはさんで第二部はポップス・ステージ。きらびやかな衣装で登場した1年生ダンスチームと保護者後援会も総動員でマツケンサンバⅡからスタートしました。ゲストシンガー優羽さんのステージをはさんで、昭和歌謡メドレーでは、部員がボーカルにも挑戦しました。第二部の最後は、主役となる3年生を担当する学級担任、副担任の先生方が楽器やボーカルで参加し、会場は大いに盛り上がりました。

 

 第三部は3年生旅立ちのステージ。はじめに、3年生が一人ずつ選んだ曲をソロ演奏で披露しました。そのあと、3年生によるアンサンブル。部員全員による最後の合奏では、サクソフォンの響きがとても心地よかったです。プログラムの最後は、楽器を置いて全員での合唱でした。アンコール曲まで演奏し、盛りだくさんの定期演奏会は無事終了しました。

 

 閉会後は、部員全員が入口でお見送りをしてくれましたが、涙を流しながら見送る1年生の姿が印象的でした。しっかりリードしてくれた3年生との別れを惜しんでいたのでしょう。来年の定期演奏会でも、きっと素晴らしい演奏が披露されることでしょう。