2022年6月の記事一覧
6月28日 ひえつき節伝承学習
本校恒例のひえつき節伝承学習。今年も保存会の皆様をお招きし、歌や踊りの練習を行いました。
限られた時間で実施しているため、練習にどうしても時間を割いてしまうのですが、「そもそも」という部分も大切にしていきたいところです。
全国的に知名度の高いひえつき節ですが、半世紀以上前、治県50周年記念事業で披露されることをきっかけに、現在のひえつき節が誕生したそうです。それまでは、歌詞も踊りも日常生活に密着した素朴なもので、だれやみの際などに、囲炉裏を囲んで楽しんでいたそうです。まさに地域で育まれた民俗芸能、こうしたいきさつ、意味、想いなどを学んでいくことも、愛着をもたせる上で大切なことだと考えています。
保存会長さんから、地元で育まれ、親しまれてきたひえつき節のお話をうかがいます。
そして、歌のご披露。味わい深く、心地よい歌声に小学生も聞き入ってしまいます。
踊りは、杵を鳴らす男踊りとひえつきの作業を現した女踊りがあります。
まずは、保存会の方と6年生による模範演舞です。
グループに分かれての練習。本物を見て真似て、みんなどんどん上達していきます。
「杵は軽く持って、ゆったり大きく踊りましょう。」
固く小さくなりがちですが、意味が分かったり、愛着が湧いたりしてくると、表現に工夫が出てきます。
女性の方は、当然、椎葉出身でない方が多いわけですが、長年暮らし続けていると、生活に馴染むと同時に、愛着をもって民俗文化に浸っていかれるそうです。
山々が連なり、こだまが響く椎葉の地では、歌いたくなる気持ちが自然にわいてきます。
みんな歌が上手で、伸びやかに表現します。
ひえつき節に包まれる空間。
椎葉ならではの心地よさです。
6年生代表によるお礼の言葉。
「ますますひえつき節を好きになって、大切に守っていきます。」と述べました。
会長さんには、6年生のふるさと学習でゲストティーチャーも務めていただきました。
そもそもの部分をたくさんうかがうことができ、興味関心をますます高めていくことができました。
「たんぽぽの会」による読み聞かせ
たんぽぽの会は、現在6名が在籍しておられ、本校をはじめ、交流拠点施設カテリエ等で読み聞かせ活動を行っていらっしゃいます。
日中はお仕事をされていらっしゃるので、本校で、朝や昼休みに読み聞かせをしてくださる時は、職場を抜けて、駆けつけてくださっています。
「楽しいから」とおっしゃってくださっていますが、本当に深く感謝する次第です。
今日は、読み聞かせが大好きな1年生も初参加して、温かい空間が図書室に広がりました。
昼休みですから、初めは本好きな高学年が集まってきます。
給食の片付けや歯磨きを終えて、低学年の子ども達も集まってきましたよ。お兄ちゃん、お姉ちゃん達はさりげなく前の席を譲ってくれています。
くつをきちんと並べています。後ろの高学年は、見えないから正座をしていますね。
本の世界にどっぷり入り込んでいる子ども達。こんな目を見ると、また読んであげたくなっちゃいますよね。
絵本の中に入って、間近で見ている感じなんでしょうね。
想像力(大きな翼)を培って、いろんな世界を飛び回れるようになるといいね。
6月15日 低学年プール開き
今日、明日と、梅雨の合間の晴天に恵まれそうです。
1年生にとっては、初めて入る小学校の大きなプールに、興奮冷めやらぬ様子。一方の先輩、2年生は冷静な眼差しでプールを眺めながら(冷たいだろうな…)と心の中でつぶやいているように見えます。
さあ、これで全員、プール開きを済ませました。これから本格的に水泳学習が始まります。少しずつ暑い夏が近付いてきます。
(守らなくちゃいけないことが多いなあ。いのちのきけんにつながらないように、しっかり聞いて、しっかり守らなくちゃ。)
(事故に遭わないように、あいさつをしましょう。「よろしくお願いします。」)
(もしもしかめよ、かめさんよ…♪ 歌いながら、シャワーを浴びるんだよ。家のお風呂でもやろうかな。)
(男子、よく元気に歌ってられるわね。これ、ぜったいやばいやつじゃない。)
(バディって、言われたら「オー!」って叫んで、相手と見つめ合うだって。小学校って、いろいろなことやるのね。まあ、楽しそうだから元気にやっとくか!)
(冷たいプールはね、そーっと、そーっと入らないと、体がビックリしちゃうんだよ。)
(ワニさん歩きは、水面から目を出して獲物をねらいながら歩きます。へへっ、たのしっ。)
(これが、カニさん歩きだぞ!カニカニ…、横歩きじょうずでしょ!)
(最後はジャンケン列車。「最初はグー、ジャンケン…」ぶくぶくぶく「ポン!」)
(うわぁ、くすぐったい。首元をつかまれると、力が抜けちゃうよ。)
(長い列車が出来ました。みんな、しっかりつかまって!プール一周旅行に出発よ!)
(試練の夏が始まったわ。)
6月9日 学習風景
今日も良い天気です。2校時、教室を見て回りました。
子ども達、元気に楽しく学習していました。
まずは、1年生教室へ。
数の合成のお勉強です。
見るだけでなく、しっかり声に出して、体に染みこませます。
仲間と声を合わせると、自信のない子もつられて言うことができます。
似た形を見つけ出したのですね。
自分のまわりに、たくさんの生き物(植物)がいることに気づけたのですね。
昨日、「めっちゃ、楽し!」とつぶやきながら、パレットを片手に絵の具で色塗りをしていた1年生。色使いの工夫ができていますね。筆を使ってはみ出さないように塗るのも上手です。
1年生の当番掲示。自分の顔を描いていて、かわいいですね。自分が当番をすることが嬉しくて、(そこまでやらなくても…)と思うくらい、働きます。
数ヶ月で、りっぱにノートを取ることもできるようになりました。
5年生は外国語科の学習。
カルタ取りゲームをしています。
小さい頃から英語に親しんでいると、やはり発音とか全然違いますね。
子ども達の世代は、大人になったとき、英語などの外国語への抵抗感が少なくなっているといいですね。
4年生、音楽の授業です。
「待ってましたー、校長先生!」と歓迎するやいなや、自信たっぷりにリコーダーの演奏を披露してくれました。
指がなめらかに動くだけでなく、音の美しさに感動しました。息の出し方まで考えて演奏できるなんて、成長したなあ。
6月8日 学習風景
学校の楽しさの一つに、「いろんな学習があること」が挙げられます。
そして、仲間といっしょにやれるから楽しさも倍増します。
まずは、5年生の家庭科調理実習。今日はゆで野菜のサラダに挑戦しました。
続いては、中学年のプール開きです。1年ぶりの水泳だけど、体が覚えているかなぁ。
租税教室(6年生)
村税務住民課の職員の方にお越しいただきました。
身近な消費税の話題から始まり、「税がなくなったらどうなる?」をテーマにしたアニメーションの視聴や1億円(レプリカ)の入ったアタッシュケースを持ち上げてみるなど、子ども達の興味関心を引き出しながら、盛り沢山の内容で教室を行っていただきました。
6年生は、社会科の学習と関連させながら、税金の意義、納税の大切さなどをしっかり理解できたようです。
6月6日 5・6年生のプール開き!
気温23度、時折涼しげな風が吹く中、今年の水泳学習が始まりました。本校プールは沢からの山水を利用しているので、水温が低くなりがちなのですが、ここ数日、その山水が止まってしまっていたため、子ども達曰く「おっ、ぬりぃ!」。元気にプール開きを行うことができました。
滝行を終えた修行僧ではありません。