菓子野っ子ダイアリー

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6月24日(火) 深まる理解!6年生が挑む、情報と情報を「つなぐ」国語の授業

 6年生の国語では、説明文「情報と情報をつなげて伝えるとき」の学習が進められました。この単元では、「集めた情報を図示し、関係付けて整理する」という、これからの情報化社会で生きていく上で非常に重要な資質・能力の育成を目指しています。具体的には、集めた情報と情報の関係性をモデル化した図を基に、報告書を作成する際に、定義や具体的な例を書き加えたり、複数のまとまりの共通点を書き出したりすることで、情報同士を関連付けて整理する力を養います。

 今日の授業では、調べた情報をより分かりやすく伝えるための「情報の整理の仕方」に焦点が当てられました。黒板には、情報の関係性を整理するための3つの方法が示されていました。

   

 具体化(Aとその説明): 例えば、「野球」という情報に対して、「9人で行うチームスポーツ」「バットとボールを使う」「ホームランがあるスポーツ」といった具体的な説明を加えることで、より深く理解することができます。

 定義づけ(Aとその具体例): 「いちご」であれば、「赤くておいしいフルーツ」「ケーキに使われている」といった具体例を挙げることで、その情報が何を指すのか明確になります。

 一般化(複数のものの共通点A): 「梅干し」「りんご」「いちご」といった個別の情報から、「赤」という共通点を見つけ出すように、複数の情報から共通する要素を導き出すことで、より大きな視点で情報を捉えることができます。

  

 先生が大型モニターに教科書の文章を提示し、これらの整理方法を実際に適用しながら、文章を分かりやすく「整理」していく様子を、子どもたちは真剣な眼差しで見つめていました。「この情報を分かりやすく伝えるには、どんな言葉を選んで、どうやってつなげたらいいんだろう?」・・・。ある児童は、じっとモニターを見つめながら、鉛筆を片手にノートに図を書き込み、情報を整理していました。また別の児童は、友人と考えを共有したり、先生に質問したりしながら、自分が集めた情報をどのように「つなぎ」、読み手に伝わる文章にするかを一生懸命に考えていました。その表情からは、情報と情報を結びつけることの奥深さと、それを自分の言葉で表現しようとする熱意がひしひしと伝わってきました。

  

 情報を整理し、論理的に伝える力は、これからの学習はもちろん、社会に出てからも大いに役立つ力です。今日の学びを通して、6年生がさらに次の学習「構成を考えて、提案する文章を書こう」において『伝える力』を磨いていくことが期待されます。

6月23日(月) 「ひっ算名人への道」2年生、新しい計算に挑戦!

 2年生が算数の授業で「いろいろなたしざんの筆算をしよう」というめあてのもと学習に取り組んでいました。これまでに、(2位数)+(2位数)で繰り上がりのない筆算や、一の位に繰り上がりがある筆算を学んできた2年生ですが、この日はさらにレベルアップした筆算に挑戦しました。今日のめあてにもあるように、(2位数)+(何十)の場合や、計算結果の一の位が空位になる場合(例:57 + 13 = 70)の筆算もできるようにすることです。

   

 子どもたちはまず、学習問題の先生の説明に真剣に耳を傾けていると、繰り上がって一の位が「0」になるケースでは、「あれ?」と首をかしげる子が出てきました。クラスみんなでどうしたらいいのか説明を考えることになりました。自分の考えを説明すると、「なるほど!」と納得の表情を浮かべている様子が見られました。

  

 その後は、学んだばかりの筆算のやり方を実践する時間です。写真にあるように、練習問題に取り組み始めると、教室は一転して集中モードに。ある子は、鉛筆を走らせる音だけが響く中、問題と向き合い、黙々と計算を進めていました。また別の子は、計算の途中で少し考えているようでしたが、すぐに「できた!」と小さな声でつぶやき、次の問題へ。中には、ノートいっぱいに丁寧に数字を書き込み、一つ一つの位を意識しながら筆算を進める姿も見られました。

  

 みんな、新しい知識を吸収しようと、真剣な眼差しで問題に取り組んでいました。難しい問題にも臆することなく、試行錯誤しながら答えを導き出す子どもたちの姿からは、「もっとできるようになりたい」という強い意欲が伝わってきました。今日の学習を通して、2年生は筆算の力がぐんと伸びたことでしょう。

6月20日(金) 「一つの花」に込められた親の愛と子の成長〜4年生 国語の深い学び〜

 6月18日、4年生の国語では、物語文「一つの花」の読み深めを行いました。この物語は、戦争という困難な時代の中、家族の愛情が「一つの花」を通して描かれる心温まる作品です。これまで子どもたちは、「ゆみ子はなぜ『一つだけちょうだい』というのだろう。」、「お母さんはなぜ『一つだけ』と言ってくれるのだろうか。」という問いに向き合い、それぞれの登場人物の心情や状況を読み解いてきました。

 そして今日の学習の焦点は、「お父さんは、お父さんはなぜ一つだけの花をゆみ子にわたしたのだろう。」という、物語の核心に迫る問いでした。子どもたちは、この学習問題に対する自身の考えをしっかりともち、グループでの話し合いに臨みました。

  

 各グループでは、お父さんの行動に込められた様々な思いについて、物語の描写やこれまでの学習で得た知識を根拠に活発な意見交換が行われました。飢えと貧困の中での精一杯の愛情表現、あるいは希望を繋ぐための行動など、子どもたちからは多様な考え方が生まれました。

  

 グループでまとめた意見は、全体での発表と議論へと繋がりました。子どもたちは、自分の考えを堂々と発表し、友達の意見に真剣に耳を傾け、時には質問を投げかけ、議論を深めていきました。

  

 この学習を通して、子供たちは「一つの花」という物語がもつ深い意味を多角的に捉えることができました。登場人物の心情を深く理解し、戦争という時代の悲劇と、その中でも失われない人間の尊厳や愛情について、多くのことを学ぶことができたようです。これからも国語の学習を通して、読解力だけでなく、多角的に物事を考える力、そして自分の考えを表現する力を育んでいきたいと思います。

6月19日(木) 6年生:歯みがき指導でむし歯ゼロを目指そう!

 先日、全学年を対象とした歯科検診がありました。その後、本校の学校歯科医である「いちご歯科」の先生が、歯の健康について教えてくださいました。NHKの番組「ヴィランの言い分」を見せていただきながら、むし歯ができる仕組みをとても分かりやすく説明してくださり、特に6年生は自分の口の中に興味津々の様子でした。

  

 動画のおさらいも兼ねて、先生から「1グラムの歯垢(プラーク)にどれくらいのばい菌がいるでしょう?」というクイズが出されました。答えはなんと1000億以上! その多さに子どもたちは改めてびっくりしていました。先生のお話に夢中になった子どもたちは、早く歯みがきをしたくてたまらない様子で、真剣に話を聞いていました。

  

 ブラッシング指導では、写真にあるように、歯科衛生士さんと一緒に大きな歯の模型を使って、歯ブラシの正しい当て方や磨く順番などを丁寧に教えてくださいました。歯科医の先生の心に響く指導のおかげで、手鏡を見ながら自分の歯を大切に磨いている子どもたちの姿がとても印象的でした。今回の歯みがき指導で学んだことを生かして、これからも毎日ていねいに歯を磨き、むし歯ゼロを目指しましょう!

  

6月18日(水) 2年国語「スイミー」~海の世界を想像しよう!~

 2年生がレオ=レオーニ作の物語「スイミー」を深く読み込みました。特に、スイミーが海の生き物たちと出会い、元気を取り戻していく場面に焦点を当てて学習を進めました。子どもたちは、教科書に出てくる「~のような」という表現を手がかりに、豊かな想像力を広げていました。例えば、「にじ色のゼリーのようなくらげ」という表現からは、「どんな触り心地だろう?」「どんな味がするのかな?」と、目を輝かせながら思い思いに語り合っていました。「水中ブルドーザーみたいないせえび」という表現では、「いせえびってどんな形をしているんだろう?」「貝がらもおしちゃうのかな?」など、具体的なイメージを膨らませていました。

  

 スイミーが大きな魚から逃げて、一人ぼっちで寂しい気持ちになりながらも、新しい出会いを通して少しずつ元気を取り戻していく様子を自分の言葉で表現しました。表現したことをペアで紹介して考えの交流をします。友達の考えを聞くことで物語の世界が、子どもたちの中でぐっと広がり、まるで自分もその場にいるかのように感じています。

  

 【たくさんの言葉に出会って、もっと表現豊かに!】また、登場人物の行動に注目しやすい「スイミー」という教材のよいところを生かして、人物の行動や出来事を読み取ったり、読んで感じたことをみんなで話し合ったりする中で、身近なことを表す言葉を増やし、語彙を豊かにすることにも取り組んでいます。「およぐ」「かくれる」「見つける」「あつまる」など、スイミーの様々な行動を通して、たくさんのことばに触れることで、子どもたちは自分の気持ちや考えをより豊かに表現できるようになっていきます。

  

【物語の紹介と感想の交流】学習の最後には、これまでに学んできたことを生かし、「心に残った場面」や「登場人物の様子」などをまとめたものをもとにお話を紹介し、感想を交流する活動を行います。子どもたちがそれぞれどのような「スイミー」の世界を思い描き、友達に伝えてくれるのか、今からとても楽しみです!