菓子野っ子ダイアリー

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6月3日(火) ポイントばっちり!4年生、わり算の筆算で計算力アップ!!

 今日のホームページでは、4年生の算数の時間にお邪魔しました。学習単元「1けたでわるわり算の筆算」もいよいよ終盤を迎え、子どもたちはこれまでの学びを確実に身に付けるための練習問題に集中的に取り組んでいました。この日の課題は、(3位数)÷(1位数) の筆算の中でも、商が3けたになる場合(例えば 756÷4 のように百の位に商が立つ筆算)と、商が2けたになる場合(例えば 534÷6 のように百の位に商が立たず、十の位から商が立つ筆算)を見極め、正確に計算することです。

  

 教室の黒板には、練習問題や筆算のポイントが書かれており(写真参照)、子どもたちはそれらを手がかりにしながら、黙々と問題に向かっていました。ノートに丁寧に筆算の過程を書き、見直しをする姿からは、これまでの学習で「あまりの数はわる数より小さくする」といった大切なポイントや計算の手順をしっかりと理解している様子が伝わってきます。だからこそ、難しい問題にも意欲的に挑戦し、解けた時の「わかった!」「できた!」という表情がたくさん見られました。その真剣な眼差しと集中力は、添付の写真からもよく分かります。

  

  

 この単元の最後には、なんと日本のわり算の筆算の仕方だけでなく、他国のわり算の筆算の仕方についても触れ、それぞれの方法を比べる学習が待っているそうです。繰り返し練習することで計算スキルを高め、さらに広い世界へと興味を広げていく4年生。これからの学びも楽しみです。

6月2日(月) 「え~っ!」教室騒然! 3年生国語『こまを楽しむ』で発見がいっぱい

 今日のホームページでは、3年生の国語の授業の様子をお伝えします。学習単元は『こまを楽しむ』です。この単元は、3年生にとって初めて本格的に説明的な文章に触れる大切な導入となります。授業の冒頭、子どもたちは「こまにはどんな種類があるのかな?」という興味を胸に、タブレット端末を手に取りました。様々なこまが回る動画を見ながら、「こんなこまもあるんだ。」「回してみたい!」と、目を輝かせながら熱心に調べていました。こまの多様な動きや形に、子どもたちの知的好奇心はぐんぐん高まります。

  

  

中でも、ある児童が見つけた『逆立ちごま』の動画を大型モニターに映して紹介した時には、教室中が一体となりました。最初は普通に回っていたこまが、勢いよく回転しながら突然くるりと逆立ちし、そのまま回り続ける様子に、子どもたちからは「え~っ!」「すごい!」「どうして?」「なんで逆さまに回れるの!?」と驚きの声が口々に上がり、まさに教室は騒然! 不思議なこまの動きに、みんな釘付けでした。この「驚き」こそが、学びへの大きな一歩となります。

  

 学習の後半では、単にこまの面白さに触れるだけでなく、国語の学習としての視点も取り入れました。2年生までに学習した説明的な文章(例えば「たんぽぽのちえ」など)を思い出し、「どんな内容だったか」「どんな説明の仕方が使われていたか(ちえとわけ、順序を示してなど)」を振り返りました。この振り返りを通して、子どもたちは「説明的な文章とは何か」「どのように情報を伝えているのか」といった既習事項を再確認し、今年度から本格的に始まる説明文の学習に向けて、「これから読む文章には、どんな説明の工夫がされているのかな?」と見通しをもつことができました。驚きと発見に満ちた導入を経て、子どもたちは主体的に説明的な文章を読み解こうとする意欲を高めています。『こまを楽しむ』で、子どもたちがどのような「説明のしかた」を見つけ、文章の面白さを味わっていくのか、今後の学習がとても楽しみです。

5月30日(金) 【1・2年生活科】ドキドキワクワク! 1年生の学校探検隊、2年生と行く秘密の校長室

 キラキラした瞳でいっぱいの1年生が、ちょっぴりお兄さん・お姉さんになった2年生に手を引かれ、わくわくドキドキの学校探検に出発しました!「こっちだよ!」「ここはね…」と優しく案内する2年生の姿は、とても頼もしいですね。職員室、理科室、音楽室…。初めて入る教室に、1年生は興味津々です。「うわあ、広いね!」「これは何に使うんだろう?」と、あちこちから元気な声が聞こえてきます。

中でも、特に子どもたちの目が輝いたのは、校長室を訪れたときのこと。壁一面に飾られた歴代の校長先生方の写真を見つけると、「わあ、写真がいっぱい!」「みんな校長先生なの?」と驚きの声があがりました。優しい笑顔の校長先生の写真、少し厳しそうな表情の校長先生の写真…一枚一枚を食い入るように見つめ、服装にも注目した子もいたようです。 

  

 そして、部屋の隅にある大きな金庫を見つけると、子どもたちの好奇心は最高潮に。「先生、これなあに?」「もしかして、宝物が入っているの?」「お金がいっぱい?!」と、目を丸くしながら次から次へと質問が飛び出します。「中にはね、学校の大切な書類やみんなの記録が入っているんだよ」と先生が説明すると、「へえー!」と感心した様子でした。もしかしたら、子どもたちの頭の中では、金庫の中にキラキラ輝く宝物が詰まっている想像が広がっていたのかもしれません。校長室でのひとときは、子どもたちにとって忘れられない思い出になったことでしょう。

  

 今回の学校探検を通して、1年生は学校のいろいろな場所を知ることができただけでなく、たくさんの「なぜ?」「なに?」を見つける探求心を育んだことと思います。そして、優しくリードしてくれた2年生の姿は、1年生にとって憧れの存在になったのではないでしょうか。これからも、たくさんの発見と学びを通して、子どもたちが健やかに成長していく姿を見守っていきたいと思います。 

本 5月29日(木) 【読み聞かせボランティア】心おどる物語の世界へ 今年度もよろしくお願いします‼

 28日(木)今年度最初の読み聞かせボランティア活動が行われました。朝の貴重な時間に、子どもたちのために素敵な絵本の世界を届けてくださるボランティアの皆様、本当にありがとうございます。子どもたちは、この時間をいつも心待ちにしています。各学年部で読んでくださいました様子を絵本とともに紹介します。

【低学年】『キャベツがたべたいのです』

 キャベツの味が忘れられないチョウチョたち。「あー、キャベツがたべたい!」その切実な願いを聞いた八百屋のおじさんは、特製キャベツジュースを作ってくれますが、チョウチョたちはなんだか不満そう…。物語の展開に、子どもたちは「どうなるの?」「チョウチョさん、かわいそう!」と、すっかりお話に入り込んでいました。優しい語り口に、みんな真剣な眼差しでした。

  

【中学年】『じいちゃんバナナ ばあちゃんバナナ』

 ある日、バナナくんが自分の皮ですべって転んじゃった。「もう、だれが皮をぬぎっぱなしにしたの!」すると、「はーい!」と元気よく現れたのは、なんと皮を脱いだおじいちゃんバナナ! しかもチョコバナナに変身しているではありませんか。 奇想天外でユーモラスな展開に、教室は笑い声に包まれました。「えー。そんなことあるの?」「おもしろい!」と、子どもたちの目が輝いていました。

  

【高学年】『ちがうねん』 (都城弁バージョン『じゃねどぉ』)

 高学年では、『ちがうねん』という絵本を、ボランティアの方が都城弁にアレンジして読んでくださいました。題名も『じゃねどぉ』となり、普段聞き慣れている言葉でも、絵本として聞くとまた違った面白さがあったようです。おじいちゃんやおばあちゃんが話す言葉だと分かりつつも、文章としての意味を捉えようと一生懸命耳を傾け、ちょっぴり不思議そうな、でもどこか嬉しそうな表情を見せていたのが印象的でした。方言の温かみと、言葉の奥深さに触れる貴重な体験となりました。

 ボランティアの皆様の巧みな語りによって、子どもたちはあっという間に物語の世界へと引き込まれていきました。ページがめくられるたびに、ワクワクしたり、ドキドキしたり、くすっと笑ったり…。そんな豊かな時間を過ごすことができました。今年度も、子どもたちの心にたくさんの栄養を届けてくださる読み聞かせボランティアの皆様の活動に、心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

   

5月28日(水) 【6年生家庭科】炒めて挑戦 家族に作る「朝食のおかず」大作戦!

 先日、6年生が家庭科の調理実習で「いためる調理でおかずを作ろう」という学習に取り組みました。今回の授業では、その学びを活かし、「家族においしい朝食のおかずを作ってあげたい」という子どもたちの素敵な思いを実現するための計画を立てました。めあて『家族がおいしく食べられる朝食のおかずを、計画を立てて作ることができる』

  

 この目標に向け、子どもたちはまず、「いためる調理」の基本を学び、実習と振り返りを繰り返しながら腕を磨きました。その上で、「どんなおかずなら家族が喜んでくれるだろう?」「栄養バランスも考えたいな」と、一人ひとりが真剣に考え、調理計画を練り上げました。計画づくりが終わると友だちと見せ合い説明する姿、友だちのよいところを取り入れる姿、タブレットで料理の細かな手順や材料を確かめる姿などが見られ、これまでの学習で経験のあるスクランブルエッグや野菜炒めはもちろん、中には味噌汁やサラダ、サンドイッチと組み合わせた栄養満点の献立を考え直す児童もおり、週末に家庭で実践するのを楽しみにしている様子が伝わってきました。

  

 今回の学習を通して、子どもたちは調理の技能だけでなく、計画性や段取り、そして何よりも「誰かのために作る喜び」を学んでいます。ご家庭でも、ぜひお子さんの挑戦を温かく見守り、完成したお料理を一緒に楽しんでいただければ幸いです。週末の食卓が、子どもたちの愛情たっぷりのおかずで一層豊かになることを楽しみにしています!