菓子野っ子ダイアリー

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1月30日(金) 【5年生 収穫祭】感謝の気持ちを込めて ~地域の方々と味わう「手作りおにぎりと豚汁」感謝の会~

1月23日、5年生が年間を通して総合的な学習の時間で取り組んできた「米作り体験」の集大成として、収穫祭(感謝の会)を開催しました。これまで田植えから収穫まで、多大なるご支援をいただいたJA青年部の皆様、そして地域のボランティア「そよ風グループ」の皆様をお招きし、自分たちで育てたお米を味わいながら、感謝の思いを伝えました。

  
【おいしさの秘訣は「そよ風グループ」直伝!豚汁&おにぎり作り】
まず、自分たちで食べる会食作りからスタート。メニューは、収穫したてのお米を使った「おにぎり」と、具だくさんの「豚汁」です。各グループには「そよ風グループ」の皆様が先生として加わってくださいました。

【「包丁はこう持つんだよ」地域の名人に教わる調理のコツ】
家庭科室には、出汁のいい香りと子どもたちの元気な声が響きます。

「大根はイチョウ切りにするんだよね?」、「そうそう、指先を丸めて『猫の手』にするのを忘れないでね。」
写真からも伝わる通り、地域の方の丁寧な手ほどきを受け、子どもたちは真剣な表情で包丁を握っていました。普段はお家の方に任せきりの子も、この日は「自分たちの力で!」と意気込み、里芋やごぼう、人参など、たくさんの根菜を協力して切り進めました。

    

  

【自分たちで育てたお米の輝きに感動】
炊きあがったお米の蓋を開けると、真っ白な湯気とともに、つやつやと輝くお米が顔を出しました。 「わあ、光ってる!」「いい匂い!」 一粒一粒に苦労が詰まったお米を、優しく丁寧に握っておにぎりに仕上げていきました。

【笑顔あふれる会食タイム「自分たちで作った味は格別!」】
いよいよ、待ちに待った会食です。 自分たちで作った豚汁とおにぎりを囲み、地域の方々とテーブルを囲みます。

「おにぎり、甘みがあっておいしい。」、「自分たちで切った野菜、味が染みてるね。」
地域の大人の方々と会話を楽しみながら食べる食事は、格別の味だったようです。講師として参加された皆様からも、「立派な発表だったよ」、「一緒に料理ができて楽しかった。」と温かい言葉をいただき、子どもたちの顔には達成感があふれていました。

  
【学びを共有。お米の未来を考える班別発表会】
会食の前には、総合的な学習の時間に調べてきた「米作り」についての発表会を行いました。全6つの班が、それぞれの視点でプレゼンテーションを展開します。

◆お米の歴史や種類について ◆米作りに必要な道具の進化 ◆農業が抱える「高齢化による人手不足」や「所得の確保」といった課題
単に「楽しかった」で終わるのではなく、「これからの日本の農業をどう守っていくか」という持続可能な社会にするにはという鋭い視点での発表に、参加されたJA青年部や地域の皆様も、深く頷きながら耳を傾けてくださいました。

   

  

【まとめ:食卓の向こう側にある「支え」に気づいた一日】
今回の収穫祭を通して、子どもたちは「食べる喜び」だけでなく、その裏側にある「育てる苦労」や「地域の方々の温かい支え」を肌で感じることができました。お椀一杯の豚汁、一つのおにぎり。その向こう側にあるたくさんの「ありがとう」に気付けたことは、子どもたちにとって大きな成長の糧となったはずです。

ご協力いただいたJA青年部の皆様、風の会の皆様、本当にありがとうございました!

  

1月29日(木) 想像力の翼を広げて!4年生国語「言葉から連想を広げて」〜感性あふれる言葉の詩〜

睦月(1月)の冷え込みを吹き飛ばすような、温かく活気に満ちた4年生の教室。 今、国語の授業では「言葉から連想を広げて」という学習に取り組んでいます。

一つの言葉から、どれだけ自由に、そして深くイメージを広げられるか。黒板いっぱいに並んだ子どもたちの作品は、まさに「小さな詩人」たちのアイデアの宝庫でした。

1「消しゴムが豆腐に!?」驚きと発見の連想ゲーム
黒板に掲示された作品を見てみると、大人には思いもつかないようなユニークな表現が並んでいます。

「タマネギ」 ➡ まっ赤な目
「消しゴム」 ➡ 豆腐がけずれる
「ジャガイモ」 ➡ よごれているふくをぬぐ
「ブロッコリー」 ➡ 頭の上の森
「たしかに消しゴムのカスって豆腐みたい。」、「ジャガイモの皮を脱がせるって面白いね。」 そんな楽しそうな声が聞こえてきそうです。単なる「似ているもの探し」ではなく、形や色、感触から新しい世界を見つけ出す。子どもたちの観察眼と想像力の鋭さに驚かされます。

  
2黄色いネームカードに込めた「いいね!」の気持ち
今回の授業で大切にしていたのは、「互いの良さを認め合うこと」。

子どもたちは黒板の前に集まり、「これはすごい!」「この言い方、好きだな」と感じた友達の作品に、自分の黄色いネームカードを置いていきました。

「〇〇さんの連想、自分じゃ思いつかなかったな……。」、「この言葉の選び方、かっこいい!」

カードを置く手にも、友達へのリスペクトがこもっています。自分の作品にカードが置かれると、少し照れくさそうに、でも誇らしげにする表情が印象的でした。

  
3「なぜ良いのか」を言葉にする力
「面白かった」で終わらせないのが、4年生の成長です。 授業の後半では、選んだ作品に対して「なぜ素晴らしいと思ったのか」という理由を、自分の言葉でしっかりとノートにまとめました。

「えんぴつの線を『道』にたとえたのがすごい。消しゴムでその道を消すというつながりがおもしろい。」
「りんごの皮をむいて、うさぎが出てきたという発想がすごい。」
「皮をむいたら白くなっているから『たしかに』と思った。」
このように、「自分の考え」と「それを支える理由」を明確にすること。これこそが、本単元で育てたい「思考操作」の力です。言葉の組み合わせや順序を工夫することで、相手に伝わる表現がより豊かになっていく。ノートの丁寧な文字からは、一人ひとりが一生懸命に考えを深めた跡が伝わってきます。

   

  
【まとめ:言葉一つで、世界はもっと広くなる】
「言葉から連想を広げて」の学習を通して、子どもたちは言葉が持つ無限の可能性に触れました。一つの言葉をじっくり見つめ、理由を持って表現する。この経験は、これからの作文や日常のコミュニケーションにおいて、「自分らしい表現」を生み出す大きな力になるはずです。

これからも、子どもたちの自由な発想を大切に育んでいきたいと思います。ご家庭でもぜひ、「これって何に見える?」と、言葉の連想ゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。

1月28日(水) 【6年生】都城のルーツを探る! ~歴史資料館で見つけた「菓子野」と「命」のバトン~

こんにちは。菓子野小学校です。 先日、6年生が都城市歴史資料館へ見学に行ってきました。今年は市町村合併により新しい都城市が誕生して20周年という記念すべき年です。自分たちが住む街がどのように歩んできたのか、五感を使って学んだ1日の様子をレポートします。
【街の成り立ちを知る。都城市「20歳の誕生日」に寄せて】
資料館に到着すると、まずは都城市がどのような歴史を経て今の姿になったのか、詳しくお話を聞きました。

  

「この建物、お城みたいでかっこいい!」、「都城市って、たくさんの町が合わさってできたんだね。」
20年前の合併の話を聞き、子どもたちは自分たちが生まれる前の街の姿に興味津々。案内してくださる方への挨拶も、最高学年らしく大変立派でした。

  
【菓子野の誇り!古墳と土器がつなぐ古代のロマン】
次に、都城各地に点在する古墳や出土した土器について学習しました。ここで子どもたちの目が一段と輝いたのは、やはり地元・菓子野の話題が出たときです。昨年10月、菓子野校区から出土した古墳時代の人骨の復元お披露目会が行われたことは記憶に新しいですね。【令和7年10月24日(金) 掲載】

「これ、この前ニュースになってたやつだ!」、「私たちの学校の近くに、大昔の人も住んでいたんだね。」
展示されている土器や模型を食い入るように見つめながら、自分たちの足元に眠る壮大な歴史のロマンを感じていました。

  

【令和7年10月24日(金) 掲載 古墳時代の顔模型完成】

  
【「本物」に触れて学ぶ、平和への願いと庶民の暮らし】
後半は、明治時代以降の歩みと、太平洋戦争中の暮らしについてお話を伺いました。教科書で見る文字情報だけでなく、実際に使われていた資料を目の当たりにすることで、学びが深まります。特に印象的だったのは、手回し式のサイレンや千人針、そして爆弾の破片を実際に手に取る体験です。

   

「この旗(千人針)、一針ずつ心を込めて縫ったんだよね…。」、「サイレン、回すとすごく重い!音が響いてびっくりした。」
  

空襲を知らせるサイレンの重みや、戦地に赴く人の無事を祈った千人針の感触。子どもたちは言葉を失うほど真剣な表情で、当時の人々の想いを受け止めていました。

  
【まとめ:過去を知り、未来をつくる一歩に】
今回の見学を通して、子どもたちは「都城」という大きな枠組みだけでなく、自分たちが住む「菓子野」がいかに歴史ある場所であるかを再確認しました。

「歴史を学ぶことは、今を大切に生きること」

資料館の皆様、貴重な体験をありがとうございました。この学びをこれからの社会科の学習や、自分たちの生き方に活かしていきたいと思います。
【保護者の皆様へ】 ぜひ、お子様が持ち帰ったしおりや、今日の発見についてご家庭でも話題にしてみてください。「菓子野の古墳の話」から、思わぬ歴史トークが広がるかもしれません。また、都城歴史資料館をご家族で訪れてみるのもいいですよ。

  

1月27日(火) 未来を創る力強い言葉 ~第9回庄内地区「子どもの声を聞く会」開催報告~

1月22日(木)、庄内地区の児童・生徒が自身の思いや将来の夢を語る「子どもの声を聞く会」が開催されました。 会場は、発表者の熱気と、それを見守る観客の温かな拍手に包まれ、冬の寒さを忘れるほどの感動的なひとときとなりました。

【会場の様子:真剣な表情で登壇する子どもたち]

「すごいな。」、「ぼくもあんな風に話してみたい。」
会場や配信を見ている家庭からは、子どもたちの弾んだ声が聞こえてくるようでした。「菓子野小の代表の人、背筋がピンと伸びていてかっこいいよ。」、「薬剤師さんの夢、すごく具体的でびっくりした。あんなに勉強をがんばるなんてすごいね。」、「ぼくたちも、あんなふうに堂々と発表できるようになりたいな。」そんな子どもたちの憧れの眼差しを集めた、素晴らしい発表の数々をご紹介します。

  

【庄内地区の仲間たちが語る「今、伝えたいこと」】
地区内各校の代表のみなさんが、それぞれの視点で「より良い未来」について発表してくれました。

◆庄内小学校:命の光を守る「愛玩動物看護師」
野良猫の命を救いたいという思いから、具体的な進学ルートや国家資格についてまで調べ上げた発表でした。剣道や副団長の経験を自信に変える姿が印象的でした。

◆ 乙房小学校:コミュニケーションの真髄
代表児童は、過去に意見を否定された経験から「聞くこと」の大切さを語りました。最後まで聞いてもらえる安心感が自信につながるという、心の通い合いを重視した素晴らしい視点でした。

◆庄内中学校:ワクワクする庄内の未来設計(5名グループ)

万博での交流体験を元に、中学生が「小さな先生」として小学生と交流する提案をしてくれました。庄内地区全体をつなぐワクワクするような未来図を描いてくれました。

  

  
◆菓子野小学校:命と心に寄り添う「薬剤師」への高い志
本校、菓子野小学校の代表として登壇した6年生のAさんは、「薬剤師になるためにできること」というテーマで、誠実さと決意に満ちた発表をしてくれました。

Aさんがこの夢を抱いたきっかけは、ご家族が薬によって回復する姿を目の当たりにしたこと、そして自分自身の風邪が薬局で処方された薬で治った経験でした。「正確に薬を出す姿がすごい」という素直な感動が、彼女の原動力です。発表の中で、Aさんは夢を実現するための「2つの決意」を力強く語りました。

①「今」の学びを大切にする: 薬の分量計算や体内での働きを理解するために、特に理科と算数の授業に集中して取り組むこと。見直しを徹底し、分からないことは粘り強く質問するという具体的な学習姿勢に、会場からも感心の声が上がっていました。
②社会の課題に向き合う: 単に薬を渡すだけでなく、現代社会の問題である「オーバードーズ(薬物過多摂取)」にも目を向けていました。「患者さんの心に寄り添い、安心を届けられる存在になりたい」という高い志は、まさに医療人を志す者の姿そのものでした。
また、「中学生になったら、悩んでいる友達の話を優しく聞いてあげたい」という身近な目標も語られ、その優しさが将来多くの患者さんを救う力になることを予感させる、素晴らしい内容でした。

  
【講評:過去・現在・未来をつなぐ「一本の線」】
最後に、本校校長による講評を、要約してお伝えします。

「今日、4校の発表を聴いて共通して感じたのは、一人一人の心にある力強い『物語』です。 向き合ってきた『過去の経験や困難』。 それを糧にした『現在の努力』。 そして、誰かのために役立てたいという『未来への志』。

この『過去・現在・未来』が一本の線でつながったとき、子どもたちの中に揺るぎない自尊感情(自分を大切にする心)が育まれるのだと確信しました。 菓子野小のAさんをはじめ、庄内の宝である子どもたちの志を、私たちはこれからも全力で応援していきます。」
  
【おわりに:未来へ一歩、踏み出す勇気】
発表した代表のみなさん、本当にお疲れ様でした。皆さんの「声」は、間違いなく会場にいた全員の心に届き、明日への活力となりました。2月7日(土)には、今回発表してくれた庄内中学校のグループが、「都城市小・中学校プレゼンコンテスト」にも参加します。今回学んだ「伝える楽しさ」と「聞いてもらえる喜び」を胸に、さらに大きく羽ばたいてくれることを期待しています。

【保護者・地域の皆様へ】

子どもたちが語った夢を、ぜひご家庭や地域でも話題にしてみてください。大人が「聞く」ことで、子どもたちの自信はさらに深まっていきます。これからも、菓子野小学校、そして庄内地区全体で、子どもたちの成長を見守っていきましょう。

【お知らせ】 令和7年度 子どもの声を聞く会 見逃し配信はこちらから。(1:04:20からご覧ください。)

1月26日(月)  限界はあるの? ~5年生理科「もののとけかた」で深まる科学の目~

理科室を訪れると、5年生が真剣な表情で実験に取り組んでいました。今回の学習のテーマは「もののとけかた」。「水にとける量には、限りがあるのだろうか?」という、シンプルながらも奥深い疑問を解き明かす学習です。

【「生活の経験」が最高の予想に!】
授業の冒頭、まずは自分の経験をもとに予想を立てました。板書には、子どもたちから出された鋭い気付きが並びます。

「コーンスープの底に、とけ残りがたまっていたことがあるよ!」、「ココアも、お湯が少ないと残っちゃうよね。」
「だから、きっと限界はあるはず!」と、生活の中の「不思議」と理科の学習がつながった瞬間でした。一人ひとりがワークシートに予想を書いた後は、グループで意見交換。「入れすぎると透明にならなくなるから、やっぱり限りはあるんじゃない?」と、根拠をもって話し合う姿が印象的でした。

  
【実験の肝は「条件を揃えること」】
科学的な探究に欠かせないのが「条件制御」の考え方です。今回は「食塩」と「ミョウバン」の溶け方の違いを調べるため、以下の条件を整理しました。

 ◆変える条件: とかすものの種類(食塩・ミョウバン)
 ◆変えない条件: 水の量(50ml)、水の温度
ワークシートを突き合わせながら、「ここを揃えないと正確に比べられないね」と確認し合う子どもたち。デジタル教科書で「水溶液」の定義(透明であること)や「重さ」のきまりについても再確認し、いよいよ実験スタートです!

  
【「あと1杯いけるかな?」慎重に進める実験タイム】
実験では、メスシリンダーを使って正確に50mlの水を測り取ります。

「もっと目を近づけて、メモリを真横から見て!」

「あと数滴……よし、ぴったり!」

そんな声が飛び交う中、食塩やミョウバンをスプーンですり切り1杯ずつ、丁寧に入れていきます。

「1杯目はすぐ消えた!」、「2杯目、まだいけるね。」、「あれ、だんだん溶けにくくなってきたぞ……」

自分たちの手で混ぜ、刻々と変化する液体の様子をじっと見つめる子どもたちの目は、まさに小さな科学者そのものでした。

  
【学びのまとめ:体験が「知識」に変わる】
実験の結果、予想通り「とける量には限りがある」ことが分かりました。しかし、食塩とミョウバンでは溶ける量に違いがあることも発見し、驚きの声が上がっていました。

デジタル教科書に映し出された「水溶液の重さ = 水の重さ + とかすものの重さ」という式を見ながら、目には見えなくなった「とけたもの」の存在を改めて実感したようです。

今回の実験で「限界がある」ことを突き止めた5年生。次は「もっと溶かすためにはどうすればいいんだろう?」という新しい疑問が湧いてきたようです。

「温度を変えたら?」、「水の量を増やしたら?」

子どもたちの探究心は、これからもどんどん溶け広がり、深まっていくことでしょう。次の理科学習の時間は、校内職員研修の一環で理科における研究授業が行われます。子どもたちの学習が楽しみになってきました。