日誌

2023年9月の記事一覧

自然科学探究~2年生、火山について学ぶ

9月20日(水)5・6時間目に、2年生は総合的な学習の時間の自然科学探究で出前授業を受けました。今回のテーマは「火山について」です。講師としておいでくださったのは、宮崎大学教育学部・山北聡先生です。日本は火山がとても多く、それにより恵みを受けることもあるのですが、被害を受けることも往々にしてあります。授業では、最初に地図に火山の位置をかき込み、どれだけ多くの火山があるのか認識することから始まりました。日本や世界の火山の種類や、カルデラ、火砕流……。耳にするけれど詳しくは知らない言葉が次々と出てきます。意識して話を聞くと、日本という土地についてよく知ることができます。「死都日本」という本の紹介もあり、自分たちの暮らす日本の火山のことや地質のことに興味・関心をもつことができました。最後に生徒を代表して増田陽さんがお礼の言葉を述べました。お忙しい中、授業をしてくださった山北先生、派遣くださいました宮崎大学に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

キャリア探究~1年生福祉教育体験活動②「高齢者擬似体験」

9月20日(水)5・6時間目1年生「福祉体験教育活動」の2回目となる「高齢者擬似体験」に臨みました。今回講師としておいでいただいたのは、都城医療センター附属看護学校の5名の先生方です。前回の福祉講話で、「だんのらしをあわせに」という言葉を学びましたが、今回の体験では、まさに高齢者の日常生活を擬似体験できる貴重な機会となりました。「高齢者の特徴を知る。」「高齢者との生活をイメージできる」という目標の下、四つのグループに分かれて、順番に体に装具をつけ、手袋をつけ、重りをつけ、ゴーグルをかけ、さまざまな日常の活動を行っていきます。「見えない。」「上手く動かせない。」「歩けない。」「起き上がれない。」など、あちらこちらから声が聞こえます。高齢者の特徴を身をもって理解できたのではないでしょうか。また、相手に思いやりの心をもちさりげない気遣いをしていくことがとても大切であることも学ぶことができました。高齢者との関わりで配慮したいこととして、①落ち着いた穏やかな雰囲気づくり ②相手のペースに合わせる ③言葉や文章を選ぶ ④相手の自尊心を傷つけない といったことを教えていただきました。これからの福祉教育体験活動や日常の生活で活かしていけることばかりでした。また、生徒たちは準備や片付けをみんなで協力して積極的に行っていました。最後に生徒を代表して川﨑隆生さんがお礼の言葉を述べました。お忙しい中、多くの準備をしていただき講師を務めていただいた都城医療センター附属看護学校の先生方、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

支援訪問授業が始まっています

9月から、本校では県教育委員会の先生方が授業を見に来られ、授業づくりについて話し合って更によりよくしようという、「支援訪問授業」が始まっています。9月13日(水)3年生国語の授業、そして9月20日(水)には1年生数学の授業が行われました。1年生「一次不等式」の授業では、「クラス代表を選挙で選ぶとき」という身近な場面を設定し、一次不等式を活用して解決に導くことができることを個人やグループで主体的・積極的に考えたり話し合ったりしながら学んでいました。今後、10月~12月にかけて、他の教科の支援訪問授業が行われます。先生方も一生懸命勉強しています。

 

キャリア探究~キャリアチャレンジデイ2023 On-line Meets

9月15日(金)5・6時間目2年生では「キャリアチャレンジデイ2023 On-line Meets」の授業が行われました。これに向けて、8月下旬から計画的に事前学習を行ってきて迎えた当日。昨年度・一昨年度もこの授業に参加させていただいたのですが、今年度がこれまでと異なっているのは、7月に職場体験学習を経験した上でのOn-line Meetsであるという点です。職場体験では地元の企業・職場での学習で、地域に密着した様々な経験をさせていただきました。今回は、地元では経験できない大企業の講師の方から講話をいただいて、こちらからも質問できるというすばらしい機会となりました。野村ホールディングス株式会社のお話では、お金を循環させることで人々の生活を豊かで実りあるものにしたいという思いのもと、仕事に邁進されていることがよく分かりました。阪急阪神ホールディングス株式会社のお話では、お客様に安心や夢・感動をお届けするという理念が多角的経営のなかに息づいているということがお話の随所から窺えました。住友ファーマ株式会社のお話では、人々の健康で豊かな生活のため世界に医療用医薬品を届ける、ということに誇りをもって挑戦されていることが伝わってきました。大手化学会社のお話では、石油をもとに作られる多岐にわたる製品を世界に届け貢献しているというお話に感銘を受けました。生徒たちは、どの会場でも堂々と質問し、受け答えをしていました。中には追加で質問をする生徒もいて、積極的な姿勢にはすばらしいものがありました。また、奈良県と栃木県の中学校も同時に参加していて、全国を結んでこうして授業ができ、まさに「今、ここ」だからこそできる貴重な経験となりました。

こうした授業を経験できるのも、コーディネイトしていただいた株式会社キャリアリンクの方々企業の講師の方々、教室を使わせていただいた本校定時制等、多くの協力があってのことです。本当にありがとうございました。生徒たちはこの日の経験を活かし、事後授業、そして、10月に実施予定の企業講話につなげ、更に学習を深めていくことと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

学力推移調査が行われました

9月12日(火)~14日(木)に本年度の学力推移調査2年生・3年生のふた学年で行われました。これは、全国の中高一貫校で希望する学校が参加する学力調査の一つで、国語・数学・英語の3教科で行われます。本校では自分自身の学力状況を把握し、学習に活かしていくために継続的に参加しています。やや難易度が高いとあって、生徒たちは45分のテスト時間をめいっぱい使って、一生懸命取り組んでいました。今後、1月に1年生~3年生の3学年で調査を受ける予定です。なお、1月の3年生の調査は、1教科60分での実施となります。

キャリア探究~キャリアチャレンジデイに向けて④

2年生が都泉祭準備期間から並行して続けてきた「キャリアチャレンジデイ2023 On-lineMeets」の準備も、いよいよ最終段階です。9月13日(水)・14日(木)と2日続けて質問事項のまとめと、事前確認を行いました。生徒たちは講師として参加くださる四つの企業の授業(阪急阪神ホールディングス・野村ホールディングス・住友ファーマ・大手化学関係)に4班に分かれて参加し、5時間目に一つの企業、6時間目にもう一つの企業のお話を聞くことになります。ですから、ひと教室に10名程度で二つの企業のお話を聞けるという贅沢な授業となります。さらに奈良県と栃木県の中学校からも参加しますので、オンラインで全国が繫がる大規模な授業です。最終確認では、質問事項や質問の仕方、位置取りなど、細かく確認をしていました。9月15日(金)5・6時間目に行われる授業が楽しみです。

  

キャリア探究~1年生福祉教育体験活動①「福祉講話・車椅子体験」

9月13日(水)6・7時間目、1年生ではこの日から「福祉教育体験活動」がスタートしました。本校では、1年生と3年生で福祉学習に取り組みます。特に、1年生ではこの日を皮切りに8回に渡って福祉について学んでいきます。13日は、「福祉講話・車椅子体験」で、都城市社会福祉協議会川﨑様・橋本様ウエルライフ日高様・南崎様に講師としておいでいただき、20名ずつのふたつのグループに分かれて、学習しました。「福祉講話」では、「『ふくし』ってなんだろう」という基本的な考え方から入り、福祉にはいろいろな分野があること、身のまわりにはいろいろな人がいること、すべての人が毎日安心して幸せな気持ちで過ごせるようにすること、といったことを順序立てて分かりやすく学んでいきました。特に高齢になると起こる変化については、体だけではなく心の面も配慮していく必要があることは、これからの福祉の学習に役立つ学びとなりました。「車椅子体験」では、車椅子の使い方や使う際に注意することの説明を受けた後、二人組になって双方が乗り手と押し手となり、車椅子の準備、乗り降り、段差や坂の上り方下り方などを実体験しました。校内でルートを決めて体験していきましたが、想像していたより大変だった、段差に苦労したといった声が聞かれました。ちょうど、この日の道徳の時間にも「福祉」をテーマとした学習をしていた1年生たちは、お話や体験を通して、より福祉学習への意識が高まったことと思います。

この日、講師の案内を黒木菫さん・長倉史拓さんが、授業終わりのお礼の言葉を池田愛佳さん・平峯楓士さんが行いました。講師を務めてくださった皆様に、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャリア探究~キャリアチャレンジデイに向けて③

2年生は来たる「キャリアチャレンジデイ On-line Meets」(9月15日実施予定)に向けて、9月8日(金)6時間目3回目の事前学習に取り組みました。前回までの学びを踏まえ、「企業の方への質問を考えよう」というのが今回の学習の中心となりました。授業をしてくださる四つの企業について調べを深め、質問内容をまず個人で考え、その後班で話し合いました。多くの質問はできませんので、「どのような質問であれば深くお話を伺えるか」ということを念頭に置いて考えていきます。当日は、奈良県と栃木県の中学校もオンラインで参加しますので、質問が重ならないように工夫する必要もあります。あと一週間でOn-line Meets本番です。しっかりと取り組んでいきましょう。

      

 

 

都泉祭2023~「泉ヶ謳歌(いずみがおか)」~3日目・体育の部

朝から見上げる空。雲は多いですが、青空が覗いていました。9月6日(水)、2日遅れにはなりましたが、「都泉祭・体育の部」が晴れやかに市営陸上競技場で実施されました。開会式の選手宣誓では、赤白青三つの団の団長が団旗を背に、最高の体育の部にしよう、と決意の言葉を述べました。競技の最初を飾るのは、中学生によるアトラクションです。3年生ダンス委員を中心に、一生懸命練習に取り組んできました。「おとわっか」「VERY NICE」「アイドル」の曲に合わせて中学生全員の力を合わせて競技のスタートを華やかに盛り上げました。続いての中学生の登場は、中学生全員によるリレーです。各団2チーム、学年を取り払って作戦を立ててバトンを繋いでいきます。一人50メートルを激走する中学生たち。高校生の先輩方の応援を受け、頑張りました。見事、赤団が1位でゴールしました。午前中三つ目の出場は、中学生団技「台風の目」です。横に渡した棒を4人で運び、途中のコーンを回って持ち帰り、待機している生徒たちの下をくぐらせてバトンタッチ。途中バランスを崩してやりなおしをしたり、待機生徒のジャンプのタイミングが合わなかったりと、いろんな出来事が起こりますが、みんなで力を合わせて乗り越え、三つの団とも無事ゴールできました。最後に逆転して青団が勝利を得ました。高校生の先輩方の応援が力になりました。そして、お昼。数年ぶりに保護者にも来ていただいての都泉祭ですので、陸上球技場の周辺では家族でお弁当を囲んでくつろぐ姿も多く見られました。午後の最初は、長く練習を重ねてきた各団によるアトラクションが行われました。中高生全員が出場しますので、見応え十分。白・赤・青の順番に実施されました。各団、曲に合わせて隊形を変えながらフィールドを上手く使って多人数ならではの演技を披露します。どの団も、すばらしい出来上がりでした。会場中から大きな拍手が贈られました。中学生最後の出場は団対抗リレーです。赤団・隅夏波さん大渡健慈さん青山桜咲さん新増淳さん井阪菜々子さん重留啓秀さん、白団・後藤稟子さん弓削海翔さん柳田桜子さん山崎真侍さん山元紗羽さん冨吉創太さん、青団・萬壽瑛那さん重留悠吾さん佐澤和奏さん中原唯正さん小河夕莉さん山口大輝さんが代表として出場。団対抗リレーは、中学生がスタートですのでいっそう力が入ります。中高全員が見守る中、大きな声援を受け、力走しました。閉会式。優勝、応援の部優勝、共に赤団と結果は決まりましたが、いちばんすばらしいことは、この日までの過程を含めて全員が頑張り抜いたことではないでしょうか。夏休み明け、そして毎日の猛暑、熱中症・感染症対策……。困難はあっても、工夫と知恵と努力で、みんなで頑張りました。都泉祭3日間は無事終了しました。全員に大きな拍手を送りたいと思います。そして、都泉祭開けの日々も、この期間で得た己が成長を、ぜひ活かしてほしいと思います。この3日間、ご観覧くださいました保護者の皆様、ご家庭で応援くださいました保護者の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  

  

 

日常の風景~中休みの1日

落ち着かない台風のため日々天気予報は変わり、周囲の状況を鑑みて順延になった都泉祭体育の部。そのため、都泉祭の間に1日の中休みの日が生まれました。9月5日(火)は、午前中3時間の授業、そして午後は主に団活動の練習が行われました。午前中は2時間目は中学校合同体育で、アトラクションの総仕上げ等を行いました。3時間目は、当初都泉祭後に予定していた学級活動での後期役員に向けての話し合いの時間がもたれました。本校は、学級役員・係活動は前後期制で、10月からは後期役員の活動期間となります。また、清泉会執行部も、3年生から2年生へと中心を移し、3年生のサポートの下、2年生が主に活動を推進していくことになります。いろいろな意味で、変化と成長の時期、ということです。

     

 

午後の団活動の練習は、団ごとの練習の総仕上げでした。雨で十分な練習ができなかった日もあったので、各団にとってありがたい時間だったのではないでしょうか。

明日、9月6日(水)は、都泉祭の最後を飾る体育の部です。もてる力を精一杯出しましょう!