学校からのお知らせ
3月2日 本年度最後の参観日
道ばたにつくしが出てきました。校庭には、菜の花や梅の花も咲いています。先週の雨のおかげで、なば木には春子(はるこ)がたくさん出てきました。
早いもので、あっという間に3月になりました。寒さにじっと耐えていた生き物たちと同様、子ども達も一段と活気づき、はつらつと過ごしています。
今日は、今年最後の参観日。学級を回ってみると、子ども達の発表をメインにした学習が多く展開されていました。1年間の成長を披露することで、支えてくださったお家の方に感謝の気持ちを伝えたいという思いが担任や子ども達にあったようです。
明日はお別れ集会や遠足(カテリエへ)があります。6年生はあと14日登校したら卒業の日を迎えます。自分の挑戦や成長をしっかり振り返らせ、希望をもって次へのステップが大きく踏み出せるように導いていきたいと思います。
3月1日 ホタルプロジェクト(4年生)
「上椎葉にホタルが舞う風景を取り戻したい」という思いで、長年、ホタルプロジェクトに携わられている地域の方のお声かけで、本日、4年生がその活動に加わらせていただきました。
椎葉厳島神社「化粧の水」を利用して作られた池が、ビオトープです。4年生は、まず、その池の清掃から始めます。といっても、落ち葉で覆い尽くされていた池は、すでに葉はすべて取り除かれていて、きれいな水が湛えられています。申し訳ないですけど、子ども達はおいしいとこ取りです。
次は、きれいな池に、えさとなるカワニナの放流。2㎝強の大きさで、幼虫1匹につき40個用意されたそうなので、結構な数です。
そして、いよいよ主役であるゲンジボタルの幼虫の放流。今回は200匹、プロジェクトの顧問の門川高校○○先生に持ってきていただきました。成虫からは想像できないほど、大きくてとげとげした姿に、子ども達は思わず「気持ち悪ーい」と言っていましたが、先生の話から生態などを知るにつれ、「なんだか可愛く見えてきました!」と変容していきました。
ホタルは約1ヶ月半、この池で暮らした後、「上陸」し、約2ヶ月土の中でじっとして成虫になっていくそうです。
終盤、子ども達は先生を質問攻めにするほど意欲が高まり、ホタルが舞う光景を思い思いに想像していたようです。
自然の豊かな椎葉村ですが、ホタルを見る光景は当たり前ではなくなってきています。子ども達が、自慢にしている自然をもっと自分事として捉え、より深く関わっていけるといいなと思ったところでした。
2月18日 椎葉村生涯学習フェスティバル
椎葉村体育館で開かれた今年度の生涯学習フェスティバル。本校からは、「人権作品コンクール表彰」と、「『子どもの声を聞く会』における意見発表」、「文化協会発表会」に、児童が参加しました。
人権作品コンクールは、硬筆・毛筆・標語・自由の部に応募があり、この日は、最優秀賞・優秀賞の受賞者への表彰が行われました。今年もすてきな作品が集まっており、今後はカテリエで展示されるそうです。
子どもの声を聞く会では、各小・中学校の代表児童生徒、計7名による意見発表がありました。本校代表は6年男児が「伝統を引き継ぐ」のテーマで堂々と発表しました。300名程度の観衆の前で自分の意見を述べるという経験はそうそうできることではありません。内容も態度も大変立派でした!
文化協会発表会では、児童6名が、「古郷太鼓 扇一座」のメンバーとして、勇壮なばちさばきを披露しました。好きだからこそ続けられ、そして、技能も向上するのでしょうが、子ども達の可能性や輝きに大きな感動を与えてもらいました。
上記のほかにも、地区子ども会の発表、民謡、三味線演奏など、椎葉村の芸能を一挙に視聴することができるイベントでした。身近なお知り合いの方でも、ご趣味で輝いておられる一面を拝見することができました。
私も、何か挑戦してみようかな!
2月16日 宮大附属小6年生とのきずな交流
リモート環境の整備に伴って始まった「宮大附属小6年生と椎葉村内小学校5・6年生の『きずな交流』」、今年で3年目になります。
3つのグループ(ブレイクアウトルーム)を設定し、それぞれのグループの中で、それぞれの学校がふるさと自慢の発表を行いました。
それぞれ、総合的な学習の時間を使い、発表に向けて周到な準備・学習を積み上げてきましたので、どの学校も充実した内容で、伸び伸びとした発表ができました。
個人的に興味をもっていた場面は、練習なし、原稿なしで臨まなければならない質問や感想を交流する時間。素の子ども達の姿が露わになります。とっさの対応力が求められます。私たちは、こういう場面で自分の意見をしっかり伝えられる、ふだんの学習で培った力を活用できるという子ども達を育てていかなければならないんだと改めて感じたところでした。
では、一部様子をご覧ください。
2月10日 入学説明会を行いました。
来年度、本校に入学予定の子ども達と保護者の皆様を対象に、入学説明会を開催しました。
まずは、体験入学として、1時間、1年生と一緒に学習をしました。1年生のお気に入りの場所を案内してもらったり、お店屋さんごっこをしたりしました。
年長さんにも進んで活動してもらいたいという思いから行ったお店屋さんごっこでは、商品を手作りで準備したり、「こんにちは」「ありがとうございました」等のあいさつが言えるようにエスコートしたりと、1年生は大活躍でした。自分たちで育てたアサガオから取った種もプレゼントしていましたが、1年生はお兄さん、お姉さんとしてこの日をずっと待ち望んでいたので、張りきっていたのですね。
保護者の皆様に各担当職員から入学準備の説明をしている間、今度は6年生の出番です。年長さんを集めて、読み聞かせをしてあげたり、すごろくゲームを一緒に楽しんだりして、楽しい時間を演出してくれました。
帰り際、年長さん達はみんな満足げに「あー楽しかった!(また来たい‼)」と微笑んでいましたが、子育てベテランのおばあちゃんは、それを受け止めつつ「良かったねぇ。4月からは毎日やからね。毎日、ここに来ないかんとよぉ~。」と軽い突っ込みを入れられていました。酸いも甘いも知る人生の経験者たる人のお言葉でした。
学校は楽しい所であるように努力しますので、4月から元気に登校してきてくださいね。待ってますよ~‼
学習発表会を楽しみました 楽しんでいただきました
1月29日日曜日、今年度の学習発表会を開催しました。本校は、小規模校ならではの「全校一斉開催」です。プログラムは、各学年の発表、全校発表や6年生の親子発表から成ります。中・大規模校の、各クラスまたは各学年単位での開催と比べて、とてもアットホームで、児童一人ひとりの活躍が光る発表会となります。
児童もその点を自覚しているためか、観客を楽しませようとする精神に溢れており、緊張どころか発表や演技を伸び伸びと楽しんでいます。素敵でしょ。
地域の皆さんも、毎年楽しみにしてくださっており、会場の体育館は大盛況(総勢300名程度)となりました。
『自分たちの楽しみは、自分たちで作る』これが、自給自足や風習・文化の継承に努めてきた椎葉村の人々の心に宿る魂(ソウル)なのです。
リモートで給食感謝集会を実施しました。
今朝の集会活動は、年に一度の給食感謝集会。健康委員会の児童が集会のプランニングから準備、当日の運営まで、頑張ってくれました。
内容は、好きな献立ベスト3の発表や献立作成・食材手配等をしてくださっている栄養教諭へのインタビュー、給食に携わってくださる方々への感謝状贈呈など、盛り沢山でした。
毎日の給食を楽しみにして学校に来ている子供たちの胃袋を満たしてくれるとともに、午後の学習のためのエネルギーチャージ、育ち盛りの子供たちの成長を補う栄養バランスの整った食事の摂取等、給食は本当に本当にありがたいものです。それらを提供するために、たくさんの方々が担ってくださっていること、ご苦労いただいていることを知り、感謝することはとても大切な勉強です。
リモートのため、参加している児童の様子は撮れませんでしたが、運営を頑張っている健康委員会の児童の様子をご覧ください。
1月25日 10年に一度の寒波襲来
昨年末のクリスマス寒波程度だろうと思っていましたが、気温も積雪も想像以上に厳しい寒波でした。屋外に出ると、耳や足先など体の末端がビリビリしびれ、屋内でも吐く息が白くなります。
今朝は、スクールバスが運休になったため、多くの子供たちが保護者の車で送迎してもらって登校してきました。先生達は早出をして、子供の導線に塩化カルシウムをまいたり、ロープを張ったりしてくれました。幸い、雪が積もってくれたおかげで、歩行はしやすく、子供たちも「雪遊びができる!」と大はしゃぎです。
日中はマイナス気温という予報でしたが、まぶしい日差しが降り注ぎ、白銀の世界を照らしています。美しい!
登校を見合わせていた子供たちも、学校に続々とやってきたようです。
南国宮崎でも、ここ山深い椎葉の里は、ご覧のとおりの風景となります。(車を30分走らせたお隣の五ヶ瀬町には、日本最南端のスキー場があるのですよ。)
火の用心
今年も、役場総務課及び上椎葉消防団本部の皆様のご協力を賜り、本日、避難訓練を行いました。
子ども達にできるだけ臨場感をもたせようと、煙を炊いたり、防火シャッターや扉を閉めたりなどの準備を入念に行っていただきました。そして、日頃、消防団(お父さん)の皆様のご活躍やご苦労を身近に見ているからか、子ども達はふざけるどころか、消防団さながらに迅速かつ規律正しい態度で訓練に参加していました。お仕事を抜けられて、子ども達の教育のためにここまで真剣に取り組んでいただく協力者の皆様に、本当に感謝いたします。そして、敬服いたします。私も、つくづく火の元に気をつけよう、火事は絶対起こしてはならないと、防災意識を高めることができました。
3学期始業の日
明けましておめでとうございます。
本日1月6日、椎葉小学校の2023年の幕開けです。
体調不良等で全員揃わなかったのが少し寂しいですが、登校してきた子ども達はみんな元気そうで、学校が一気に活気づきました。
運動場では、恒例の椎葉村消防出初め式が開催されました。こちらもコロナのため無観客開催とはなりましたが、消防団の皆様の凜々しくかつ機敏なお姿はますますご健在です。
今年も、「地域とともにある学校」椎葉小学校は、子ども達の生き生きとした姿、成長する姿をたくさん発揮できるよう頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。