部活動

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逆算

 2月は基本の再構築がテーマということで、心技体のうち、すべての基本である“心”に関しては今まで通り、そして“技”の基本であるレシーブ、トス、スパイク、ブロック、サーブの形をもう一度徹底して意識させるとともに、“体”の基本である体力、特に体幹を中心とした筋力アップを徹底しています。

そんな中、学年末テストも終わり、今日から練習が再開します。当然この期間でやるべきこと、この期間でしかやれないことがあるので、トレーニングメニューなども渡してあります。ここでトレーニングをすることができていなかった選手は、おそらく夏には勝負できません。しかし8名全員がしっかりとこの期間を過ごせたかというと、まあそんなことはないだろうと思います。

中学生はまだまだ未熟なので、自ら先を見据えて行動できる生徒はなかなかいません。そこで必要となるのが、周りにいる大人の声かけです。大人の役割とは、子どもたちに先をどれだけ具体的に想像させることができるかだと思います。我々はいろんな経験を積んでいる分、今こうしなければこういう結果になる、今こうすればこういう結果になるということが想像できます。それは、ほとんどが自分の失敗経験からなのですが、それをどれだけ説得力を高めて伝えることができるかがポイントになります。


 私は、すべては逆算することが大切だと思っています。このチームのメンバーでできる最終的な形をイメージし、逆算して練習メニューや戦術を決めていっています。こうなるためにはこれが必要で、これを得るためにはこれをしなければならないということを理解して、今この瞬間に全力で取り組まなければなりません。サッカー日本代表の本田圭佑選手は、「本気でトップを目指している人間として、ただ意味もなく行動することはない。目指すところがあって、そこからすべて逆算して行動している。逆にいえば、目指すところにふさわしくない行動はしたくないというのが、自分の哲学。」と言っています。

しかし、いくらこちらが逆算して様々なことを考えていても、実際に試合や練習をするのは選手なので、結局個人の意識に頼ることになります。それぞれがこちらの計算を上回るほどの準備をしてくれれば、そのときは本当に素晴らしいチームになるはずです。がしかし、それにはまだまだほど遠い現状です。

 というわけで、夏への準備として基本をもう一度見直しているのですが、今週末は鹿児島県に遠征に行きます。2月は練習試合はしない予定だったのですが、宇都中のS先生から練習試合のお誘いを頂き、呼ばれれば断らない主義なので快く参加させて頂くことにしました。来週もろうきん杯には参加せず、2月の集大成としてじっくり基本の確認をするので、今やっている基本の形を、試合形式の中でどれだけ意識することができるか。実りのある週末になるように、テーマをもって練習試合に臨んでくれることを期待しています。

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夏の準備開始

 JA杯も終わり、2月に入りました。この時期は学年末テストや入試前後ということもあって、あまり外に出ず、勝負の夏を見据えてじっくりチームの骨格を創り上げる時期にしています。そのため、練習も基本的な内容と筋力アップを目的としたメニューにしています。
 チーム結成当初の夏にひたすら基本の形を作っていたのですが、5か月もするとその形が崩れてきています。その理由としては、練習最初の一番大切な基本練習が雑になってきていることと、様々な試合を経験する中で、形にこだわらず、目の前の一本をとりあえず上げる、決めると言った場面が多くあったことが原因にあると考えています。その結果、一応レシーブは上がっている、スパイクは決まっているものの、形が崩れており、今は良くても、高さやパワーがついてくる夏には決して通用しない状態になってしまいます。その形をもう一度作り上げるために、この2月は基本の形とその形をするために必要な筋力を徹底して鍛えなければなりません。
 そのために、今までは自主練の中で行っていた筋力トレーニングを、部活動の時間内で行うようにしました。筋トレは正しいフォームで行わなければ効果はありません。実際トレーニングをさせたところ、まったくできていない選手がほとんどでした。ボールを扱う技術ももちろん大事ですが、こういった自分の体を扱う技術も同じくらい大切です。 また、このトレーニングにはけが防止の意味も含まれています。
 この時期になると、これまでの疲労の蓄積や寒さのために、ベストコンディションを保てない選手が出てきます。ボールを使った練習がメインになると、どうしても無理をしてしまいます。そこで、ボールを使った練習をなるべくシンプルに短くすることで集中力を高めるとともに、余った時間でじっくりとそれぞれに合わせたトレーニングをするようにしました。
 これらのトレーニング内容について、専門ではない私はとても苦労していたのですが、とにかく筋力トレーニングや体幹トレーニング、そしてストレッチについて調べました。時間や道具の制約、バレーボールに適しているかどうかなど、考え始めたら切りがありませんでした。そして、何冊もの本やインターネットで調べた情報を元に、できるだけ効率よくバレーボールに必要な筋力を鍛えるためのメニューを組んだつもりです。
 しかし、実際にトレーニングをするのは選手たちです。基本練習もトレーニングも、ただやるだけではほとんど効果がなく、逆にマイナスになることすらあります。いかに意識してトレーニングや基本練習に取り組むことができるか。それは、勝負の夏に自分たちがどんなバレーをしているのかというこ
とです。夏に悔いを残さず全力を出し切ることができるように、いまから先を見据えてしっかりと取り組み、地区大会までにしっかりとした体と基本的な技術を身につけつことができるように、それぞれが意識してトレーニングに励んでほしいと思います。

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大きな2点差

 4日間にわたって行われた第33回JA共済杯UMK中学校バレーボール大会は、男子優勝が福島中学校、女子優勝が尚学館中学校で幕を閉じました。結果は以下の通りです。


 準決勝(第3位)

 榎原中 1(25-15、16-25、23-25)2 福島中


 福島中とはこれまで公式戦で4回対戦しており、サマーリーグでは1-2、地区中体連では2-1、霧島盆地大会では1-2、ウインターリーグでは0-2と1勝3敗と負け越していました。地区のライバルとして今回何としても勝ちたいところでした。前日の日向学院中戦の後、しっかりとミーティングをし、万全の作戦を立てて試合に臨みました。


 1セット目はその作戦通りに試合が展開し、ほとんど両エースに仕事をさせずにセットを奪うことができました。しかし、2セット目は逆に相手のサーブに押され、両エースに点を取られ、逆にセットを奪われました。

 勝負の3セット目。やることは特に変わらず、お互い五分五分の中、あとはいかに気持ちを集中できるか、我慢をすることができるかという状況でした。試合は、終始福島中にリードされる展開のなか、なんとか我慢し、粘って繋いで、苦しい場面でも練習通りの早い攻撃をしかけていった結果、23-23でようやく追いつきました。ここからは気持ちで踏ん張るしかないという状況でしたが、いつものように追いつくことに力を使い果たした榎原中は、最後のスパイクも、まだ余力が残っていた福島中が意地でワンタッチを取り、滑り込んでそれをつなぎ、エースがチャンスで返さずに打ち込んだボールがコート中央に落ちて敗れました。

 結果として勝負に敗れはしましたが、内容としては練習でやってきたことをしっかりと出し、自分たちのバレーを最後まで貫き通せたのではないでしょうか。もちろん、ミスも多くありましたが、それも練習の時からそういう部分があったので、いまもてる力をほぼ出しきった上で、福島中の力が上だったということです。


 その後、福島中は絶対的チャンピオンだった佐土原中にもストレートで競り勝ち、見事優勝しました。榎原中との試合でもそうでしたが、小学生の時に全国大会3位という経験をしているので、厳しい場面や苦しい場面、勝負所でしっかりといつもどおりにプレーすることができる部分の差が大きいように感じました。

 
今回、2点差に泣いて、そして勝った福島中は優勝しましたが、結果的にこのたった2点差が大きな2点差となりました。しかし、この2点差は決して届かない差ではなかったと思います。現に、与えた点の中にはお見合いや確認ミス、スパイクミスなどの単純なミスが多くありました。もちろん物事にミスはつきものです。しかし、今後の伸びしろがあまりない榎原中は、普通のチームなら仕方ないと思えるような細かいミスをなくしていくことこそがチーム力をアップさせるために最も必要なことなのです。これらのことは、バレーの時間ももちろんですが、むしろバレー以外の普段の生活の中でこそ鍛えることができるはずです。

 これで福島中との差がまた広がってしまいましたが、勝負は夏です。しかし夏といっても、県チャンピオンの福島中は同地区であるので、地区大会までに追いつかなければなりません。つまり、あとわずか4ヶ月しかありません。この限られた時間をそれぞれがどのような意識で毎日を過ごすかが大切です。この2点差が永遠に縮まらない2点差なのか、それともすぐに縮まる2点差なのか。それは今後の8人の心構え次第だと思います。

 
今回、後援会や職員はもとより、地域の方々や卒業生、またJOC選抜選手や他の指導者の方々など、たくさんの方に応援していただき、終わった後も温かい声をかけていただきました。たくさんの人に支えられてバレーができているということへの感謝を忘れずに、これからも心のこもったバレーで皆様に応援していただけるようなチームを目指して、また一から頑張りましょう。
http://mvajhs.main.jp/afaffafafsafa/aaseeya/

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九州大会出場決定!

 先週、第33回JA共済杯UMK中学校バレーボール大会でベスト16に残った榎原中は、土曜日にベスト8(鹿宮対県大会出場権)とベスト4(九州大会出場権)をかけて3回戦、準々決勝を戦いました。結果は以下の通りです。

 3回戦(ベスト8:鹿宮対県大会出場権)

 榎原中 2(25-10、25-16)0 永久津中

 準々決勝(ベスト4:九州大会出場権)

 榎原中 2(23-25、25-22、25-20)1 日向学院中


 3回戦は、朝の設定練習がほとんどできず、それから第4試合までの間に借りていた体育館での練習でなんとか身体を動かして臨みました。1セット目は先週同様エースを使わずに勝利したのですが、次戦の日向学院中戦ではエースの力が必須なので、スタートからフルメンバーで臨みました。しかし、それまでのシンプルなバレーとは異なり、レシーブフォーメーションやコンビが変わることでリズムが悪くなり、最後まで気の抜けない展開となってしまいました。結局19-16から6連続得点でなんとか押し切って準々決勝進出を決めました。

 
そして迎えた次の準々決勝日向学院中戦は、勝てば九州大会出場が決まるというとても大きなプレッシャーのかかる試合で、とてもとても苦しい試合でした。日向学院中とはこれまで練習試合で5セットしていますが、フルメンバーが相手の時は2セットとも25-23でした。能力の高い選手がそろっており、サーブで崩せないとかなり苦しくなることを予想していました。
 1セット目はのせると怖い日向学院中相手に、榎原中は何もできずに23-25で落としました。スコアとしては接戦ですが、最大13-21まで離されてしまい、相手の得点と相手のミスでしか点が動かない状況でした。この第1セットは榎原中の得点は11点で、のこりの12点は相手のミスでの得点でした。

 あとが無くなった2セット目も、終盤までは1セット目と同じ試合展開でした。ただただ相手のミスが出るのを我慢し、後半に望みをつなげていきました。中盤までリードされていましたが、16-19の相手のミスからなんとか21-21で追いつき、最後は榎原中一番の弱点であるブロックで連続得点をし、なんとか最終セットに望みをつなげげました。しかしこのセットも、内容としては負けゲームで、榎原中の得点は11点しかなく、相手のミスで14点もらっている状況でした。

 第3セットは、第2セットの中盤から狙いを絞って攻めていった結果、ようやく榎原中らしくサーブで攻めてコンビで決める展開になりました。しかし、13-9でコートチェンジをしたのですが、17-16に詰め寄られるなど、まったく気の抜けない展開でした。このセットはお互いミスの少ない展開で、かなり白熱した試合となりましたが、最後はサーブで押し切ってからくも勝利することができました。このセットでは榎原中の得点が17点と、ようやく自分たちの流れでバレーをすることができました。

 この試合は、終始失敗を恐れずどんどん攻めてくる日向学院中に対して、それをひたすら耐えて相手のミスが出るまで我慢するという試合展開でした。苦しい展開でもあきらめない、ある意味榎原中の良さが出た試合だったかもしれません。
 見ている人達からしたら見応えのある試合だったとは思いますが、当の監督はそれはもう息をする暇もないくらい、我慢・我慢の苦しい試合でした。しかし、選手たちは最後までしっかりとプレーしてくれたと思います。これでとりあえず九州大会の出場権を得ることができ、最低目標を達成することができました。
 選手にそれほど恵まれていない榎原中は、今後このような試合が多くなってきます。九州大会ではすべての試合で、この日向学院中戦のような状況になることが予想されますので、この試合に勝つことができたのは大きな収穫です。
 負けゲームでも粘り強く我慢して、仲間を信じて自分を信じて最後まで集中することができれば、きっと流れは変わり、勝ちゲームにもっていけるということ経験を生かして、これからの試合も臨んでほしいと思います。

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第33回JA共催杯UMK中学校バレーボール大会開幕

 先週土曜日から、ついにJA杯が始まりました。土曜日の午前中は開会式でしたが、今年から全チーム参加可ということで、男子45チーム・女子91チームの計136チームが参加しており、とても壮大な開会式でした。
 
昼食を終えたあと、午後からはY先生にお願いして、大淀中で最終調整を行いました。チームとしてうまく機能していない部分が多々ありましたが、その修正をじっくりとすることができました。最後にゲームを3セットやりましたが、エースの膝の状態が悪い中、いろんな場面を想定して練習することができました。本当にありがとうございました。

 
そんな状態の中での榎原中の初戦は、まさかの第6試合!?ということで、調整をいろいろと考えました。結局雪が降りしきる中、9時から1時間半程度身体を動かした後、軽く昼食を取り、会場である生目の杜に向かいました。
 
現地に着いて対戦相手を確認すると、広瀬中でした。新チームになってからは初めての顔合わせでしたが、広瀬中は私の母校であり、前顧問のN先生の時には練習試合を何度も一緒にさせて頂きました。
 
試合としては、前日にエース無しで試合をする決断をしていました。やろうと思えばできる状態ではあるのですが、無理をさせて悪化させるわけにはいきませんでした。また、他の7人がエースに頼らずに試合をすることで、チーム力をさらに高める狙いもありました。実際正月合宿からこれまで様々なパターンを想定して練習してきたので、自信をもって試合に臨みました。結果は以下の通りです。

 
2回戦
 榎原中 2(25-18、25-10)0 広瀬中

 
やはり公式戦となると勝手が違うようで、1セット目はそんなに大きなミスはないものの、少しずつ感覚がずれてしまい、中盤までは競り合う展開になりました。序盤に相手のサーブ順ミスやローテーションミスで何度も試合が止まるなどが重なったのもありますが、いずれにせよ集中力が足りていなかったのだと思います。その象徴として、17-15までにサーブミスが4本もありました。やはりサーブミスが重なると、自分たちのバレーを展開するのは難しいということを改めて感じました。
 
2セット目はしっかりとサーブで攻め、ただレフト攻撃で点を取っていた第1セットとは違って、移動攻撃やクイック、そしてバックアタックなどを織り交ぜながら点を取るなど、相手のブロックを交わして早い攻撃で決めるという展開が増えました。また、ピンチサーバーとして出場した⑧のサーブから5連続得点したり、最後にエースの⑤が少し出場して大会の雰囲気を感じることができたなどの収穫もあり、それぞれの役割をしっかりと果たすことができたセットでした。

 これで、3回戦で永久津中と、準々決勝で妻ヶ丘中と日向学院中の勝者と対戦します。敵は相手チームではなく、自分たちです。とにかく1戦1戦、1セット1セット、1点1点、1本1本集中することが大切です。
 
この勝負の土曜日に、まずは3回戦に勝利して鹿宮対県大会の出場権を取り、次に準々決勝に勝利して九州大会の出場権を取るために、今週の生活および練習に集中してほしいと思います。

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JA杯で目指すバレー

 明日から始まるJA共催杯を前に、秋の中体連県大会で3位だった榎原中には、有力校としてUMKからのアンケートが来ました。そのアンケートに書いた内容を紹介します。

 榎原中男子バレーボール部のモットー
 
 「バレーボールを通して人間力を高める」ことを目的に、それぞれが自分の長所を生かすことができる全員バレーを目指している。全校生徒が22名と少なく、部活動以外の時間でもたくさんの時間を一緒に過ごしているからこそできる、“心”のつながったプレーを1つでも多く出すことができるように、日々の生活から何事にも全力で取り組むようにしている。


 榎原中男子バレーボール部の特徴

 ⑤、①、④の3人のスパイカーが、どんな状況からも一斉に攻撃していくシンクロ(同時多発)攻撃を目指している。そのために、③と⑩を中心とした粘り強いレシーブから⑦のクイックや時間差、バックアタックをからめた多彩なトス回しで相手を翻弄していきたい。また⑧と⑨も、苦しい場面でサーブや声などでチームに流れをもってきてくれることを期待している。8名全員の気持ちをシンクロ(同調)させ、どんな状況でも最後まで全力を尽くし、観ている人が応援してくれるようなプレーができるようにしていきたい。

 
 榎原中男子バレーボール部選手紹介(監督記入)

 ①ゲームキャプテンとして、すべての面でチームの中心となってくれることを期待している。
 ③レシーブの中心として、チームの守りを支えるプレーと声を期待している。
 ④攻撃の中心として、1年生らしく思い切ったプレーで攻めていく姿勢を期待している。
 ⑤エースとして、力強いスパイクとブロックでチームに勇気を与えるプレーを期待している。
 ⑦セッターとしてチームのコミュニケーションの中心となり、チームの良さを出すトス回しを期待している。
 ⑧厳しい場面でサーブで攻めてくれることを期待している。
 ⑨苦しい場面で声を出して盛り上げてくれることを期待している。
 ⑩レシーバーとして、決して手を抜かず、最後まであきらめないプレーを期待している。


 榎原中男子バレーボール部選手抱負

 ①ゲームキャプテンとしての仕事をしっかりとし、心を繋いで笑顔を絶やさずにプレーをします。
 ③副キャプテンとして、声をチームで一番出して盛り上げ、レシーブの中心として守りの指示を積極的に出します。
 ④スパイクでは、ブロックを利用して点を取っていき、得意のサーブではコースを狙って1点でも多く取ります。
 ⑤エースとして、高さを生かしたブロックとクイックで活躍し、常に声かけをしてチームの雰囲気を作ります。
 ⑦スパイカーが打ちやすいトスを上げて、強気なトス回しで攻めるバレーをします。
 ⑧レシーブは必ず繋いで、得意のサーブで攻めます。
 ⑨自分の武器である声を生かしてチームを盛り上げ、サーブやレシーブでも次に繋がるようにプレーします。
 ⑩フェイントボールを絶対に落とさず、笑顔を保ってプレーします。

 以上のようなことを心に刻んで、現時点でできる精一杯の榎原バレーを身体全体を使って表現してくれることを期待しています。
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集中力とは?

 前回、自分のもっている力を最大限に引き出すためには、“強い気持ち”が重要であり、その“強い気持ち”とは何かというと、どんな状況でも“集中することができる力”だと述べました。しかし、“強い気持ち”や“集中力”といっても、抽象的で形がなく曖昧なものなので、なかなかうまく伝えることができません。

 そんな中、東大生に聞いた天才とは何かという記事の中で、その東大生は
「人並み外れた記憶力」と答えていました。その理由として、本当は“集中力の高さ”が一番大事ですが、 “集中力”を比べる術はありません。そこで“記憶力”は集中の度合いが左右するから、“記憶力”が高ければ“集中力”が高いということを表していますというようなことが書いてありました。
 なるほど
、勉強が苦手な生徒でも、好きな歌手の歌詞や、ポケモンのキャラクターなどは簡単に記憶することができます。つまり、興味があることには自然と“集中”して“記憶”するのでしょう。勉強やスポーツもこのように覚えてくれたらと感じる人は多いのではないでしょうか。勉強でも、ただ一夜漬けでテストの点を取るために覚えたことはすぐに忘れてしまいますが、内容に興味をもったり必死で考えて取り組んだりしたことはいつまでも記憶に残ります。“記憶”するためには“集中力”が必要で、その“集中力”を高めるには、その物事に対する興味・関心・意欲が必要だということだと思います。


 また、いろいろと調べていると、集中力を高めるコツとして5つのSというものがありました。それは、

 Simple(シンプルな)
 Small(小さな目標を)
 Single(1つだけ)
 Short(短い時間)
 Smile(楽しみながら)

 このように、なるべくハードルを下げ、集中できる環境を創り出すことが集中力を高めるためには必要であるということです。指導者としてはこのような環境を意識して練習を組み立てたり、試合の中で指示を出したりしなければなりません。

 こういったことを調べていくうちに、今回春高バレーで優勝した下北沢成徳高校の小川先生が以前講演でおっしゃっていたことの意味がよりわかってきました。(小川先生の講演についてはhttp://cms.miyazaki-c.ed.jp/4225/htdocs/index.php?key=jokt89tii-133#_133参照)

 自分の力を最大限に発揮するためには、身体的なコンディションはもちろんですが、“集中力”が大切です。そしてその“集中力”を高めるためには、興味・関心・意欲をもって自分がやっていることに取り組むことが重要です。また、自分が集中しているかどうかということは、自分がこれまでにやってきたことをしっかりと“記憶”しているかどうかにつながっていきます。それを定着させるために、記憶したことを整理したりまとめたりする時間も必要になってきます。

 つまり、“気を強くもつ”ということは、今自分がおかれている状況に“集中する”ことで、“集中する”ということは、これまでの経験や現在の状況について、自分が“記憶”しているものの中からベストな行動を選択し、それを実行することだと思います。

 “気を強くもつ”⇔“集中する”⇔“記憶する”

 
 このような観点から自分の指導を振り返って見ると、選手が自分たちで考える時間を多くとる、目標を明確にしたり練習を楽しませたりするための練習メニューを工夫する、積極的な休養をとる、ミーティングやバレーノートでの振り返りを工夫するなど、まだまだ改善の余地があります。

 “気を強くもつ”ため、“集中力”を高めるため、“記憶力”を高めるために大切なことは、理論的には以上のようなことだと分かりましたが、結局一番は、バレーボールが好きであるという“心”や仲間を思いやる
“心”だと私は今改めて感じています。その気持ちを育てるためにはどのような指導をすればよいのか。私も原点に戻ってもう一度自分の指導を振り返り、選手たちとともに人間力を高めていきたいと思います。
 ※ 赤字は引用

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強い気持ちとは?

榎原中の大きな改善点の一つに、“強い気持ち”をもてないということがあります。これは特に連続失点の場面や、緊張している場面などに顕著に表れます。普段と違う状況や厳しい状況に舞い上がってしまい気持ちが不安定になった結果、集中力がなくなってしまいます。もちろんそんな場面を想定した練習はしていますが、こうなってしまうと、それぞれがバラバラにプレーしはじめ、結局ただただ流れに身を任せるしかなくなってしまいます。
 では、この“強い気持ち”というのは、いったいどのような気持ちのことでしょうか。一言で言えばどんな状況であろうと“集中力”を保つことだと思います。では、“集中力”とは何なのでしょうか。どうすれば集中することができるのでしょうか。あるホームページに以下のようなことが書いてありましたので引用させていただきます。(以下赤字はhttp://www.chs.nihon-u.ac.jp/pe_dpt/mizuochi/sposin-e/kojin/mune/hb1.htmlより引用)

 集中とは人の脳の中では、各所の感覚が適切な仕事を行い強調することにより能率を上げたり力を発揮したりしている。1つの感覚が仕事をしている時、他の感覚はその感覚の邪魔にならないようにあえて仕事をしていない。たとえば、勉強しているときに一番使うのは視覚であり、集中していると周りの雑音や臭いは気にならなくなる。こういった感覚の協調関係を集中という」とのことです。

 そして、その
集中をうまく使う能力を集中力といい、その具体的な働きとして、以下の3つの能力を上げています。

① 注意を集中する能力
 
これは注意の範囲を狭くし、一転に注意を集める能力で、例えば弓道など的が一つに限られている場面で必要とされている。
② 注意を払う能力
  これは①とは逆で注意の範囲を分散する能力で、サッカーの中田が試合中にキョロキョロしているのは周囲全体を把握するためであり、多くの情報を取り入れようとするときに必要とされる能力である。

③ 関係ないものによって気を散らされることを避ける能力
 
イアンソープは、スタートの合図が鳴った後、ゴールの壁にタッチするまでの記憶がほとんどにならしい。これは、レース以外の邪魔な情報を一切除去し、集中を極限まで高めたことによって起こることである。つまり集中力を余計な情報へ向けることを避ける能力である。

 さらに、集中の種類について以下のように書いてありました。

 集中には、大きく分けて内的集中と外的集中があります。
 内的集中…集中の対象が自分の心の内面に向けられる集中。心の中に心の目で見える対象物が必要になる。この対象物がなければ、集中力を向けるべき的がないようなものなので、心の目はさまざまな雑念的な事柄を拾い上げてしまう。前途のようにこれでは集中力は高まらない。

 外的集中…視覚を通した外の世界に向けられる集中。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を通して外の世界に向けられる集中のことである。スポーツの場合は、特に視覚が必要だ。

 
さらにこの外的集中は以下の2つに分けられます。

 外的集中は一点集中(コンセントレーション)と分散集中(フォーカス)に分けられます。一点集中は、球技などでボールに対して一点に集中を傾けることで、これが欠如するとボールに目がついていかなかったり、見失ってしまったりします。分散集中は、相手や味方などの動きや配置などの、周囲の状況に対する集中をさし、どちらかというと広い範囲での集中であり、これが欠如してしまうと周囲の正確な情報をキャッチできないため、判断ミスが生じてしまいます。このように、多くのスポーツは一点集中と分散集中の両方が必要であり、しかも細かく組み合わされているため、二つの切り替えをスピーディに行うことも重要です。


 ここまで書いてあることを読んだのですが、だからどうやって集中させればよいのか、集中力をつけるためにはどうすればよいのか、そもそもどうやって集中しているかどうかを見分けることができるのかいうことについては、いまいち分かりませんでした。
 
 気を強くもつためには集中力を高めることが必要なので、もう少し集中について考えてみたいと思います。

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這い上がる

 JA杯を1週間後に控えて、先週末の土曜日は山之口で練習試合、日曜日は久しぶりに榎原で練習をしました。山之口には、鹿児島県から来ていただいた川内北中と加治木中に加え、高原中と三松中の5校での練習試合でした。川内北中のN先生には、宮崎正月合宿をはじめ、私はもとより、宮崎県の男子バレーボール界全体が大変お世話になっています。また、加治木中のK先生にも、鹿児島の大会や合宿などに行くたびにとてもよくしていただいています。今回、わざわざ宮崎県まで来ていただき、鹿児島県のしっかりと鍛えられたチームを見て、改めてたくさんのことを勉強させていただきました。

 試合のほうは、8勝1敗で、加治木中に2勝1敗でした。先週は、前回の練習試合での情けなさを教訓に、テーマを声とレシーブの形に絞って、スパイク練習はせずに修正してきました。まだまだその場しのぎのプレーをする場面が多くありましたが、成果が少しは出た一日になったと思います。

加治木中は前チームの時からとてもレシーブがよく、しっかりつないでコンビを使ってくるチームです。榎原中もつなぎは良い方なのですが、逆にこのようなチームとの試合になると、粘り負けしてミスをして負けてしまうケースが多いです。実際、佐土原中や福島中に負ける原因も、両チームとも強力なエースがいるということはありますが、それ以上にレシーブで粘られて集中力が切れてきて、最後は形が悪くなりミスで終わるといった感じです。

実際に加治木中に敗れたセットは、スコアは22-25だったのですが、そのうち、サーブミスが3本、スパイクのネットやアウトが6本、サーブキャッチミス(相手のサービスエース)が4本の計13点が相手コートに返らず、自分たちから相手に楽に与えた点数でした。もちろんこの数字に表れていないミスもたくさんありますが、少なくとも25点中の半分以上が完全に自分たちが与えた点数で、相手は12点しか取らなくて良いわけですから、おのずと結果も厳しいものになります。

 そのような内容をふまえて、日曜日は、さらに形を徹底することとコミュニケーションをとること、そして練習試合で気になった技術的な修正を行いました。しかし、練習をしていてもいまいち“気”を感じません。おそらく本人たちとしては“気”を入れて練習している“つもり”なのですが、それが“行動を伴っていない”のです。副顧問のK先生もおっしゃってくれましたが、周りから見てそのような気持ちを感じなければ、それは思っていないのと同じだということです。追い込んでそこから吹っ切れて自分を変えてほしいのですが、一朝一夕ではそこまでなかなかいきません。もちろんこれはすべて私の指導力不足につきるのですが、粘り強く指導していくしかありません。

 

今、体育館には部員全員で作った“心”という文字が飾られています。これは私の指示ではなく自分たちで作ったものです。このようなことは初めてだったので、特に触れてはいないものの、彼らの大きな成長を感じているところです。

8人+2人の“心”をしっかりそろえて、榎原中の武器は“心”ですと自信をもって言えるようなチームになるよう、精進しましょう。

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どん底

 正月合宿を終えて、ほっとしたのもつかの間、今週は土曜日が山之口町で、日曜日は日南市で練習試合を行いました。

 山之口には高原中・西小林中・宮崎西中・姫城中との練習試合でした。結果は高原中に2敗、姫城中に1敗し、7勝3敗でした。私が正月合宿以降体調を崩して休んでいたので、久しぶりにチームを見ましたが、練習でやるはずだった正月合宿で気になった部分を少し修正してゲームに臨み、ゲーム中に細かい修正をしていきました。たくさんの修正点があったのですが、そのほとんどがサボりとコミュニケーション不足によるものなので、自分たちの意識を高めれば防げるということを伝えて、私は県選抜の解団式の準備で山之口を離れました。その後、午前中はその修正点に対して集中力が続き結果も内容もよかったようですが、午後からは集中力が落ちてしまい、結果も内容も散々なものだったようです。


 日曜日は高原中・佐土原中・本郷中・福島中との練習試合でした。例年であればこの時期には県大会に出場したチームを中心に参加する鶴田病院杯があるのですが、今年は体育館の改修工事等の影響で中止になったので、早い段階で練習試合を組んでいました。来ていただいたチームは、どのチームも県のトップを狙っているチームで、
JA共済杯に向けて、このレベルでどのくらい自分たちが目指すバレーができるのかということを試す絶好の機会でした。が…。

結果は本郷中に2勝で、あとの3チームには6セット全て勝てず、内容もふるいませんでした。榎原中以外のチームはそれぞれテーマに沿った迫力のある試合を展開していました。中でも本郷中は、最後のセットで佐土原中からセットを奪うなど試合を通してどんどん成長していました。一方の榎原中は、勝つときはサーブで、負けるときもサーブでという、ほとんど得るものの無い一日となりました。


 その原因は何なのかというと、技術的には基本的なプレーがいいかげんであること、精神面ではチームとしてまとまっていないということにあります。

基本的なプレーについては、日々の練習の中ですべて形を意識して行っていますが、年末年始、そしてここ数日と全く練習を見ることができませんでした。その結果、まだ基本的な形が身に付いていない選手が多い榎原中は、それぞれの形でバレーをするようになっていました。そのようないいかげんなプレーでは安定したゲーム展開ができるはずもなく、一つのミスからどんどん崩れていったという状況です。

また、チームとしてまとまっていない部分については、まず大前提である8人全員がそろっていません。そして、コート内でほとんど意味のある声が出ていません。結果、お見合いやコンビミス、狙いが徹底できない、人任せなプレーなど、まるでチーム結成当初のようなバタバタしたゲームをずっと続けていました。


 こういう状況では、もう何を言っても無駄なので、とりあえず一日を怪我無く過ごすことと、早く終わって練習がしたいという思いの中一日が終わりました。このような状況で練習試合をしてしまったことについて、せっかく来ていただいたチームには大変申し訳なく思っています。


 JA
共催杯まで、あと2週間という時期ですが、チーム状況は最悪と言わざるをえません。しかし、どんな逆境であっても、ブレずに目標に向かって努力を続けるしかありません。目標である、JA共催杯で優勝して九州大会に出場するために、もう一度、心を強くもって、初心に戻ってこの代の榎原バレーを追い求めましょう。

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第29回宮崎正月合宿

 皆様、あけましておめでとうございます。
 本年も榎原中学校男子バレーボール部をよろしくお願い致します。

 2016年が始まって4日が立ちましたが、今年も榎原中男子バレー部の年明けは、3・4日に行われた宮崎正月合宿で始まりました。今年は私が宮崎県の実行委員長ということで、チームというよりは全体に気を配りながらの2日間となりました。
 今年の正月合宿には、福岡県から3校、熊本県から4校、鹿児島県から1校、そして宮崎県から16校の計24校に集まって頂きました。いろいろとご迷惑をおかけすることもありましたが、皆様のご協力と臨機応変な対応のおかげで無事終えることができました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。2日間本当にありがとうございました。

 さて、榎原中はこの合宿で23セット試合をさせていただき、17勝6敗でした。久しぶりに身体を動かした結果、足が痛い、足がつるなどという身体的な問題の他、トスが合わない、お見合いをする、チャンスボールが入らないという精神的(コミュニケーション)の問題など、まあ普通のチームによくありがちな内容で、最後の3セットくらいにやっと県のトップを狙うチームの内容になってきたという感じです。

 6敗の打ち分けは、本庄・久峰中に3敗、佐土原中に1敗、菊鹿中に1敗、桜木中に1敗でした。特に本庄・久峰中には県大会に続いて非常に苦戦しています。3人のスパイカーと2人のレシーバーという榎原中と同じようなメンバー構成なので、正面でぶつかってそれぞれ力負けをしたという感じです。メンバーやフォーメーションを変えて試合をしたということが大きいとは思いますが、どんな状況でもコートに立っている6人がベストのメンバーなので、一切いいわけにはなりません。
 また、佐土原中・菊鹿中は、九州でもベスト4に入る力があるチームですが、まったくバレーをさせてもらえませんでした。このレベルのチームに対しては、今のレベルのバレーをしているようでは絶対に勝てません。どちらのチームもすべての能力が高いので、何点かは運良く点を取ることができても、力で点を奪い取ることはできません。現に菊鹿中戦では、13-13から9連続失点を喫し、結局15-25で敗れました。県大会の佐土原中戦でもそうでしたが、勝負所で相手がギアを入れたとたんに、すべての面で相手に劣っている榎原中は受け身に回ってしまい、結果実力通りのスコアに落ち着いてしまいます。
 このようなチームと勝負をするためには、もっと高いレベルを意識してバレーボールと向き合わなければなりません。この2日間では、県大会でベスト4を狙うようなバレーをしていました。だいたい目標というのはその一歩手前で終わってしまうことがほとんどなので、バレーの内容としては県ベスト8レベルでした。つまり、意識がそこまでしか高まっておらず、現状で満足しているということです。

 現状に満足したら成長は止まってしまいます。2015年の締めくくりに、JOC男子準決勝のビデオを見せました。中学校レベルでの最高峰のバレーを見せたその意味をもう一度よく考えて、自分たちが何を武器に全国を目指すのか、その覚悟をもってこれからの練習に取り組んで下さい。
 また、年末年始とたくさんの保護者の方々に協力をしていただきました。私たちはたくさんの方々の支えのおかげで、素晴らしい経験をすることができています。感謝の気持ちを忘れずに、そしてその気持ちををコート上で表現するための準備をしっかりとしていきましょう。

 全ては学び。
 全ては準備。
 全てに感謝。

 この言葉を心に刻んで、2016年榎原中学校男子バレーボール部は頑張ります!
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2015年の締めくくり

 今年は桜島爆発大会に参加することができなかったので、12月23・26・27日と、今年の締めに練習試合を組みました。

 23日は、榎原地区体育館に3チーム来て頂きました。先日のウインターリーグin都城2015での危機的なチーム状況について、JOCに向かう前にかなりのゲキを飛ばした結果か、福島中に2勝2敗、第一鹿屋中に4勝、妻ヶ丘中に4勝という結果でした。月曜日は休みで、前日はほぼ説教で終わっていたので、最近チームの状態が良くない理由が身体や技術の問題ではなく、心の問題であったということを証明する結果となりました。身体や技術を使うのは心なので、もっと自分たちで気持ちを高めて試合に臨めるようにしてほしいものです。

 26日は姫城中にお願いして練習試合を行いました。セッターがいない中、延岡南中に2敗、西小林中に1勝1敗、姫城中に3勝、三松中に2勝という結果でした。セッターがいない中で、第2セッターであるレシーバー2人が上げるトスをしっかりと打ち込むという、セッターがいるとなかなかできない経験をすることができました。いつもより雰囲気も良かったということで、いつもとは全く違うバレーをする中で、しっかりと集中し、楽しむことができたということだと思います。

 27日は本郷中に来て頂いて11セット行い、11戦全勝でした。この日は前日に続いてセッターと、この日熱発したエースがいなくて6人ギリギリというさらに苦しい状況でしたが、6人がしっかりと力を合わせて最後まで戦い抜くことができたようです。

 このように、最後の練習試合は、フルメンバー、セッター無し、セッターとエース無しという一日ごとにメンバーやフォーメーションが変わる大変厳しい状況の中で、大崩れをすることなく3日間を乗り切ることができました。これはとてもうれしいことで、スタメンの6人だけで無く、8名全員が榎原中男子バレー部なので、だれが出てもゲームを作れたということは8人がしっかりと榎原中バレー部の一員であるということに誇りをもって日々の練習に取り組んできたということの成果だと思います。また、顧問がほとんど不在の中、副顧問のK先生が、選手たちとともに成長してきたことの証だと思います。いろいろと苦しい状況や、悔しい思いもありましたが、選手・スタッフ含めて10名が大きく成長することができたこの4ヶ月でした。

 今日(29日)は練習納めで、ここまでのチームの良かったところと改善するべきところを振り返り、そして目的や目標の再確認をしました。その後、このチームの2015年の戦績は、167勝55敗だったので、8人で55キロを走り、最後に保護者の方にぜんざいやおにぎりなどを振る舞って頂いて2015年を締めくくりました。本当に後援会の方々には感謝しています。ありがとうございました。

 あと3日後には2016年になります。JA杯やアシックスカップ、夏の中体連などたくさんの大会がある中で、しっかりと自分たちの力が出せるように、これまでの自分をもう一度振り返り、新たな気持ちで2016年もバレーに打ち込んでいきましょう!
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ウインターリーグin都城2015

 JOCも終わったので、これまで更新できなかった分を少しずつ更新していきます。

 12月20・21日は都城で行われた、ウインターリーグin都城2015に参加させて頂きました。熊本県や鹿児島県のチームも含めて16校が集まった大会です。結果は以下の通りです。

 予選リーグ…3戦全勝(予選1位)
 榎原中 2(25-9,25-15)0 妻ヶ丘中
 榎原中 2(25-27,25-12,15-9)1 宮崎西中
 榎原中 2(25-12,25-14)0 合志中(熊本県)

 1位リーグ…1勝2敗(第3位)
 榎原中 0(26-28,22-25)2 福島中
 榎原中 1(19-25,25-15,13-15)2 三股・妻ヶ丘中
 榎原中 2(25-9,25-23)0 姫城中

 予選の第1試合のみ時間があったのでベンチに座りましたが、全く声が出ておらず、ひどい状態でした。実際、前回ホームページを更新した後、8名全員の心がなかなか通じておらず、練習の雰囲気がいまいちというか全くだめでした。
 そんな中での大会で、出だしの試合でこのような内容だったので、少し気合いを入れ、初めて対戦する合志中のポイントをキャプテンに伝えて県選抜チームの練習に向かいました。

 結局その後、宮崎西中にセットを奪われ、翌日も福島中とはそれなりのゲームをしたものの、三股・妻ヶ丘中にも敗戦し、姫城中とも1セット目は大差でとったものの、2セット目はかろうじて勝つという状態でした。

 練習の雰囲気がそのまま結果に出たという感じで、榎原中の弱い部分をすべて象徴している大会だったと思います。思えば昨年も、あまりに自覚のないエースをキャプテンとしこの大会に参加しました。そして緊張したまま力を出せずに2位パートとなり、その後踏ん張って初めて宮崎西中に勝ったものの、その後の妻ヶ丘中学校には敗れるなど、似たような状況でした。

 去年はここから巻き返し、JA共催杯ではベストの試合をすることができました。今年もこのウインターリーグin都城2015がチームを変える大きなきっかけとなってくれることを期待しています。
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気力を振り絞る

先週末は、木曜日から土曜日まで修学旅行で、日曜日は青島青少年自然の家で、県選抜チームの壮行試合の横でお手伝い及び練習試合を行いました。榎原中は1・2年生が合同で修学旅行に行くので、部員すべてが5日ぶりのバレーであり、部活動がない中で、バレーに対する意識がどのくらいあるかを確かめるいい機会になりました。

 試合のほうは、高原中に3勝、宮崎西中に3勝と、ゼビオカップの初日以来2度目の全勝で一日を終えることができました。苦しい状況の中でしたが、怪我人も無く、最後までしっかりと試合をすることができたことはとても大きな経験になったことだと思います。

 私は県選抜チームのスタッフとして参加していたので、内容はほとんど見ていないのですが、スコアブックを見てみると、高原中との試合では、常に先行される展開から、何とか追いついて追い越すという3セットでした。特に最終セットは31-29でからくも勝利したのですが、身体が思うように動かない中、気力で勝負することができたのだと思います。


 普通のチームであれば、点差を広げられたら、ある程度あきらめたり、集中力が切れたりするのですが、榎原中はそういう部分はあまりなく、最後まで一生懸命にプレーします。この部分はチームのとても良い部分です。しかし、このような展開では、追いつくことに力を使い果たしてしまい、最後に引き離されてしまう可能性が高くなります。

逆に改善すべき点は、エンジンがかかるのが遅い点です。朝一番の試合や試合の前半は、相手に合わせたバレーをしてしまい、スタートにつまずくことがよくあります。また点差を広げたりすると、本人たちには自覚はありませんが、少し集中力が落ちます。そして追いつかれそうになってあわててギアを入れるのですが、エンジンのかかりが遅く、逆転されることも多くあります。

 ここぞ!というときにギアを上げるためには、チームとしての武器が必要です。俺が決める、僕が上げる、自分が止めるなど、苦しい時にチームのために自分が何をすることができるのか、何を求められているのか。8人が一体となってチームのためにベストを尽くせるような練習をしていくことが大切です。

 今日、題名の“気力”という言葉を検索していたら、次のような言葉がありました。

 “努力は素質を上回り、気力は実力を越える”


 榎原中は努力はしていますので、それぞれの素質を上回っていると思います。あとは、気力を高めることで、実力以上の力を発揮して、目的や目標を達成してくれることを期待しています。

 今週は都城地区で行われるウインターリーグに参加させていただきます。このような大会に参加できるのも、大会を運営してくださる都城地区の先生方や協力してくださる保護者の皆様のおかげです。感謝の気持ちを忘れずに、日々の練習に精いっぱい取り組みましょう。

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ローマは一日にしてならず

先週土曜日は福島中学校と2校での練習試合でした。霧島盆地大会で敗れて以来で、新フォーメーションになって初めての試合でしたが、いろいろと課題が残る内容だったようです。
 半日で7セット試合をして4勝3敗で、勝つときは大差がつくのですが、負けた3セットは20点以降の競り合いでした。良かった点としては、セットごとにフォーメーションを入れ替えても大きく崩れることがありませんでした。また、2セット目を大差で取った後の3セット目の出だしをしっかり押さえることができました。

改善すべき点は、特に朝一の試合で24-18からの8連続失点での逆転負けというまたしても佐土原中戦と同じ状態になったことと、そして4勝2敗で迎えた最後のセットで、いつものように相手に押されて自分たちの気持ちを強くもてずに敗れたところです。公式戦で出る悪い部分は、決してその時だけではなく、頻繁に練習試合の中で起きていることです。言い換えれば、練習試合の中のこのような場面において、どれだけ高い意識をもって乗り越えていこうとするかが勝負のポイントなのです。

日曜日は日向学院中にうかがって、正月合宿の指導を兼ねた練習試合でした。最初の講習会の中で、大淀中のY先生に、“榎原中はあいさつ等がしっかりしている”と褒めて頂きました。これは大会で結果を残すことよりもうれしいことです。本当にありがとうございました。私からするとまだまだな部分がありますが、榎原中の伝統をこれからもしっかりと引き継いでいってほしいものです。
 練習試合のほうは、佐土原中に4敗、日向学院中に3勝、高原中に1勝、宮崎西中に1勝、大淀中に1勝の6勝4敗でした。朝の1セット目から3連続で佐土原中と試合をさせて頂きましたが、佐土原中学校の選手たちはとてもバレーを知っており、自分たちのチームの特徴や武器を全員がしっかりと理解しているので、安定した試合運びをすることができます。序盤差を広げた展開もあったのですが、まったくあわてることなく、いつの間にか逆転されて突き放されるという感じです。
 このようなチームに勝つためには、とにかく相手のリズムで試合をしないことが大切です。常に声を出して盛り上がり、サーブやコンビで強く攻めていき、ブロックやレシーブでひたすら粘ることで、相手のミスを誘うことができるはずです。このようなプレーを3セット、時間にして90分近く続けなければ勝機は見出せません。

この90分というのは、だいたい普段の練習時間となります。つまり日ごろの練習でいかに集中してプレーしているかが問われています。そういう点では、佐土原中を試合をするときには、いつも自分たちの練習への取り組みがいかに甘いかを知ることができます。

 榎原中は明日から修学旅行で、日曜日には青島青少年自然の家で、県選抜チームの壮行会のお手伝いをしながらの練習となります。宮崎県の代表である選手たちや高校生のプレーを間近に見ることで、また一回り成長してくれることを期待しています。

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知覚動考

 先週末は土曜日が山之口体育館に高原中・延岡南中・本郷中・三股中・妻ヶ丘中に来て頂いての練習試合でした。はじめに宮崎正月合宿に向けて、O先生とM先生に礼法指導と審判指導をして頂きました。本当にありがとうございました。

 この日は、サーブキャッチフォーメーションやレシーブポジションなどの変更をテスト休み明けの木曜日に伝え、“破”期に取り組もうとしている初めての新フォーメーションで臨みました。また、サーブの打ち方を変更したり、これまでスパイクを打たなかった2人にスパイクを打たせたり、スパイカー3人のポジションをセットごとに入れかえたり、ほとんど試合に出ることのなかった2人にチャンスを与えたりと大幅な変更をしました。テスト明けということで、あまり準備をすることはできませんでしたが、それも含めて彼らの対応能力や試合に対する意識などを試すことができる絶好の機会となりました。
 結果としては、高原中に1敗、延岡南中に1勝、本郷中に1勝1敗、三股・妻ヶ丘中に2勝、妻ヶ丘中に2勝1敗の6勝3敗でした。相変わらず甘い試合運びをしていたようですが、たくさんの課題を見つけることができ、とてもいい経験になったのではないでしょうか。

 日曜日は鹿児島県の宇都中学校での練習試合でした。13セットもさせて頂き、宇都中に5勝、第一鹿屋中に3勝1敗、大姶良中に4勝の12勝1敗でした。前日の課題を意識しながらの一日になったとは思いますが、前日よりは内容も上がってきており、ある程度形も見えてきたような感じです。しかし、またしても最後の第一鹿屋中とのゲームでセットを落とすなど、ここ一番の集中力や勝利に対する執着心に欠ける部分は相変わらずだったようです。

 この週末の結果をもとに、月曜日にミーティングを行ったのですが、話を聞く限りでは自分たちの課題が何であるかをある程度分かっているようでした。しかし、一つ一つのゲームについていろいろと確認したところ、ほとんど内容を覚えていませんでした。例えば、第一鹿屋中とのあるセットでは、11-4とリードしたにもかかわらず、11-12に追いつかれる場面がありました。この状況は県大会の久峰中との1セット目で、12-4から追いつかれ、相手の勢いを止められず、2セットともデュースの末なんとか競り勝ったという場面と同じような状況なのですが、選手の中にこの状況を思い出すものは誰もいませんでした。
 スタッフ側からすると、県大会での久峰中とのこの場面や、本庄・八代中との1セット目を大差でとった後の2セット目、佐土原中の最後の8連続失点などはとても苦い記憶です。この苦い記憶を振り払うために、日々の練習や練習試合を行っているのですが、当の本人たちはあまり記憶に残っていないようです。
 このスタッフと選手の意識の違い、温度の差が、チームのバレーを不安定なものにしている原因の一つだと思います。しかし、基本的にはプレーをするのは選手なので、私たちがいくら熱く意識の低さを訴えたところで根本的な解決にはなりません。
 目的を一番に意識しながらも、自分たちの立てた目標を達成するためにはどのくらいの努力が必要なのか、何を具体的に取り組めばよいのか。バレーノートにも、今日の練習を通して“気付いた”こと、“考えた”こと、“実行した”ことを書く項目がありますが、まだまだ内容が充実していません。

 宮崎県中体連専門委員長の黒木和夫先生のブログに「知覚動考(ともかくうごごう)」ということについて書いてありました。人間が成長する順番は、知る、覚える、動く、考える、らしいです。まさにその通りだと思います。
 自分が何を知り、何を覚え、どのように動き、そして何を考えたか。すべての経験は次に生かしてこそなので、今日の練習からしっかりと意識して取り組んでくれることを期待しています。
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“守”期のまとめ

 霧島盆地大会が終了し、本格的に“破”期に入っていますが、ここで“守”期を振り返って見ます。

 私は宮崎県バレーの3つの県大会を基準に、指導期間を大きく“守・破・離”の3つ(守・破・離についてはhttp://cms.miyazaki-c.ed.jp/4225/htdocs/index.php?key=jot4wxwyp-133#_133を参照)に分けています。先日の県秋季中体連までが“守”期だったのですが、この時期の目的は“お互いに信頼される人間になる”ことで、学校生活から礼法、そしてバレーの技術的なことまですべてにおいてチームの約束事を“守”ることを徹底しています。
 その中でも特に徹底できていないのはまずは学校生活です。少しずつ良くはなってきていますが、忘れ物をしたり、やり直しがあったり、朝の奉仕作業をさぼったりと徹底できていません。
 また、バレーの技術的な形についても、まだまだ“守”れていません。レシーブやブロックの形やトスの高さ、スパイクの入り方やサーブのフォームなど、形を意識せず結果オーライになっている部分がたくさんあります。私が指導するのでは無く、自分たちでもっと形をそろえることを強烈に意識して、全員で練習の中でお互いにチェックし合うような状態にならなければなりません。
 この2点については、今後も徹底して“守”らせていくことが必要なので、じっくり指導していきたいと思います。

 次に結果に関してのまとめです。“守”期の目標は“秋の県中体連で優勝する”ことでした。その中で4つの大会に出場し、都城地区サマーリーグ準優勝、ゼビオカップ準優勝、南那珂地区中体連優勝、そして目標であった秋の
県中体連では第3位という結果でした。佐土原中への挑戦権はなんとか得ましたが、そこまでで終わってしまい、当然目標は達成できませんでした。
 また、戦績は117セット消化し、86勝31敗でした。この31敗のうちわけは、福島中98敗、佐土原中1勝6敗、高原中33敗、三股・妻ヶ丘中22敗、三松中32敗、姫城中52敗、、宇都中5勝2敗、、第一鹿屋中11敗、本庄・八代中21敗、妻ヶ丘中81敗、本郷中102敗です。
 2年前にJA共催杯で準優勝した時は、同じ時期に96勝29敗でした。また、昨年JA共催杯でベスト8に入った時には101勝36敗でした。条件が違うので一概には言えませんが、今年が勝率73.5%、昨年が73.7%、一昨年が76.8%なので、現時点の成績的にはベスト4に入るか入らないかくらいの力が妥当だと思います。
 このような現状の中、“破”期の目標は“JA共催杯で優勝する”ことなので、かなり高い壁となります。県チャンピオンの佐土原中や同地区のライバルで県2位の福島中、そしてこの両校と遜色ない力をもつ高原中とのせめぎ合いに勝たなければなりません。そのことがどういうことなのか、選手にはしっかり自覚して生活してほしいと思います。

 今週は土曜日に福島中と、日曜日に佐土原中と高原中と練習試合をさせて頂きます。結果どうこうよりも、戦う姿勢を前面に押し出してくれることを期待しています。
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“破”期到来

 霧島盆地新人大会も終わり、今週からチーム作りの第2期に突入しました。第2期は“守・破・離”のうち“破”の時期となります。今までしっかりと“守”ってきたチームの約束事を元に、それまでの自分やチームの殻を“破”り、さらなる成長を求める期間になります。

 そのため、チームのポジションも一度すべてリセットし、練習メニューも基本練習を除いては、今まで役割を固定していた選手や特定の選手のみしていた練習をできる限り全員でできるように工夫しています。ねらいは、日々の練習の中でお互いを意識しながら競争心をもって取り組むためです。

 昨年は結成当初部員が5名のみで競争とはかけ離れた練習でしたが、今年は8名います。先日のミーティングで各ポジションに必要な能力や、個人で足りない部分を伝えていますので、あとは本人たちがどこまで競争心や向上心をもって本気で取り組めるかだと思います。

 そして、“守”期の目的は「信頼関係を強固にするための5箇条」を身につけることでしたが、この“破”期の目的は、以下の「成功者の共通する6つの習慣」を身につけることです。


1.物事を肯定的に考える習慣をもつ。

1.努力することを惜しまない。

1.明確な目的意識をもつ。

1.自分を信じ、他人の否定的な言葉に惑わされない。

1.失敗を恐れない。

1.常に想像する。


 これらのことを踏まえてここ数日練習をしていますが、少しずつチームが変わってきている感じがします。特に①は目つきが変わりました。これまでもすべてのことに一生懸命取り組んでいた①ですが、この2週間くらいは“戦う目”になってきています。部活だけでなく授業など何事にも“本気”で取り組むことで、すべてのことを前向きにとらえることができています。


 榎原中は明日から期末テスト前部活動停止期間に入りますが、本日県選抜チームの保護者から頂いた中学生プレーヤーのための食育のプリントを渡します。九州大会優勝、そして全国ベスト8という素晴らしい結果を残した三股中は、日々の部活はもちろんのこと、自主練や食事、トレーニングなど、それに見合うだけの努力を保護者も一丸となって行っていました。
 この
3連休も含め6日間も部活がない期間に、どれだけバレーボールのことを考え、行動することができるか。まさに8人の“本気度”が問われています。この①の雰囲気がチーム全体に広がり、本気で戦うチームになってくれることを期待しています。

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霧島盆地中学校新人 バレーボール大会

 先週土曜日に行われた霧島盆地中学校新人バレーボール大会で、榎原中は第3位という結果でした。私は県選抜チーム帯同で、練習を終えて会場に着いたときにはすでに決勝戦が始まっているところでした。

 予選リーグ(2勝)
 榎原中 2(25-9、25-14)0 小林中 
 榎原中 2(25-23、25-16)0 三股・妻ヶ丘中
 準々決勝
 榎原中 2(25-15,25-11)0 永久津中
 準決勝(第3位)
 榎原中 1(20-25、25-15、5-15)2 福島中

 予選の三股中戦では、第1セットは非常に苦しんだようです。確かに全国ベスト8に入った前チームの左と右のエースが高いトスをしっかりと打ち込んでくるので、打ち合いになると簡単には勝てない相手です。しかしそのことよりも、前回の練習試合で負けていることによる精神的な部分が大きいようで、三股中のM監督も“うちとやるときはなんか表情に余裕が無かったですよ。”とおっしゃっていました。また、永久津中の監督からは“油断をしていたら必ず負ける。”と言われたそうです。そのような雰囲気がチームにあったという証拠だと思います。

 そんな精神面で不安定な榎原中は、一番気持ちを強く出さなければいけない準決勝での福島中戦でもろさを出し、あっけなく敗れました。スコアブックを見てみると、勝負のポイントは2つありました。
 1つ目は第1セットの相手のサーブミスから16-18となり、これから一気に追いつき追い越すという一番の勝負どころで起こったお見合いミスです。この1本を決めていればおそらくこの試合は勝っていたと思います。一番してはいけないミスが一番大事な場面で出てしまったということです。
 2つ目は第3セットの出だしです。結局そのミスから第1セットは落としましたが、第2セットを大差で取り返し、気持ちを切り換えて臨んでくる相手の出だしさえ押さえれば一気にという状況で、いきなりの0-6スタートでした。そのうち5本は相手コートに返ること無く、自分たちのミスで与えたものです。その中でサーブキャッチミスが3本あったのですが、そのうち2本は、なんとサーブキャッチをするはずのない選手のサーブキャッチミスでした。練習でしていないことが本番できるはずもなく、チームワークがまったく機能しない状況だったことがうかがえます。

 結局、そのまま福島中が優勝したのですが、県大会でも準優勝、そして直接対決でも敗れたということで、単純に福島中のほうが力が上だということを思い知らされたことだと思います。技術面も精神面も結果もすべて上回っている相手に追いつき、そして追い越すためには、結局練習するしかありません。練習の質を高め、練習以外の時間でどれだけバレーボールに費やす時間を作ることができるか。そんな話をして練習に臨ませているのですが、現在のところいまいちピリッとしません。

 ただ悔しい、勝ちたいという思いだけでは成長はしません。今まで通り頑張るのではなく、これから具体的にどう変えていくか、行動していくかが大切です。
 変わるなら今!もう一度原点に戻って、ひとつひとつ地道に取り組んでいきましょう。

H27霧島盆地中学校新人 バレーボール大会.pdf
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人間力アップへ一丸

 “人間力アップへ一丸”という題で11月7日付けの宮崎日日新聞に榎原中男子バレー部が紹介されました。県大会前に取材に来て頂いたのですが、短いインタビューの中で的確に本校バレー部を紹介して下さいました。また11月10日付けの宮日新聞にもバレー部のことを書いたコラムを載せて頂きました。本当にありがとうございました。

 榎原中男子バレー部、記事に書いてある通り、大会でもある程度の結果を残していますし、練習も一生懸命に取り組むなど、普通の目線から見れば悪いチームではないと思います。しかし、これまでの活動に満足しているかというとまったくそうではありません。もちろん今がゴールではないですし、現状よりさらに上を目指すことは当然のことだからです。大事なのはそのチームの現状にあった目標を達成するべく取り組むことです。満足したらそこで成長は止まってしまいます。
 今の選手たちは1年生からずっと指導している分、人間的にも技術的にもある程度しっかりしています。しかし、そうであればさらに上を目指すことが大切です。そして上に行けば行くほど、たった少しレベルアップさせるために、人間的にも技術的にも膨大な努力や信念が必要となるのです。

 現在、とくに2年生がこの壁に苦しんでいる状況です。以前5月15日に“守・破・離”ということについて書きました。秋の中体連が終わった今、チームは“守”から“破”にさしかかる大事な時期です。求められるということは期待されているということ、求められるということは信頼されているということ。厳しい指導の中で、自分の課題と真摯に向き合い、前向きに練習に取り組むことが自分の殻を“破”る一番の近道です。

 今週は土曜日に都城市で行われる霧島盆地大会に参加させて頂きます。秋の県大会で表現できなかった先週の成果を出す最後の機会になります。あと3日本気で準備をして、本番に臨んでほしいと思います。


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第39回県秋季体育大会

 10月31日から県大会が行われました。榎原中は南那珂地区1位として参加しました。結果は以下の通りです。

 1回戦
 榎原中 2(26-24,27-25)0 久峰中(宮崎地区3位)
 準々決勝
 榎原中 2(25-14,23-25,25-18)1 本庄・八代中(宮崎地区5位)
 準決勝
 榎原中 0(12-25,22-25)2 佐土原中(宮崎地区1位)

 というわけで、3位という結果でした。ふつう県で3位といえば素晴らしい結果で、喜びや達成感もあるはずです。しかし今回に限ってはそのような気持ちは全くなく、ただただ自分たちの準備の甘さを痛感しているところです。

 久峰中戦では1セット目に11-2でスタートしたにもかかわらず、デュースに持ち込まれ、その流れを最後まで変えることができませんでした。また、本庄・八代中戦でも、1セット目は25-14で取ったのですが、2セット目は競り負け、3セット目も12-16という状況からのからくも逆転勝ちという内容でした。
 このままではまずいと、翌日は朝練の中で何点か技術的な修正をして準決勝に臨んだのですが、1セット目はサーブでくずされ一方的にやられました。2セット目は気持ちを切り換え、11-6、17-11、22-17という流れの中から最後は8連続失点でゲームセットという結果でした。

 この県大会を通して感じたことは、とにかく練習通りの結果が出るということです。県大会でも、点差を広げてからの接戦や逆転負けがほとんどのセットでありました。このようなゲームは、練習試合等でこれまで何度も経験しています。また、この状況はある一定のローテーションだけで起きているのではないので、技術的な問題は少ないと思われます。やはり苦しいときや楽なときに、自分たちで意識してチームを鼓舞することができないことが一番の課題です。

 県大会は結局佐土原中が優勝しましたが、その佐土原中と決勝戦を戦ったのは、同じく南那珂地区代表の福島中でした。福島中は決勝戦もフルセットまで持ち込むなど素晴らしいゲームをしていました。
 これまで何度も言っていますが、南那珂地区はこのままだと、県3位の榎原中と県2位の福島中のどちらか1校しか夏の県大会には出場することができません。福島中が同地区の代表として準優勝したことを讃えると同時に、これ以上無い危機感をもって、これからの練習に取り組んでほしいと思います。
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より高く飛ぶ為にはより低く

 いよいよ県大会を明日に控え、今週の男子バレー部は、来週の文化祭の準備と平行して、月曜日には地区駅伝大会に参加し、水曜日には新聞社の取材の対応など、なかなか慌ただしい一週間となっています。榎原中学校は明日は試合がなく日曜日からですので、明日は県選抜チームをお休みさせていただいて、最後の調整をしようと思います。
 
 さて、先週末の練習試合の内容ですが、土曜日は選手たちの甘く弱い部分が随所に出てしまい、ほとんど収穫のない一日になったようです。結果のほうも、高原中に2敗、佐土原中に1敗、本郷中に1勝1敗、久峰中に2勝、西小林中に2勝の5勝4敗でした。特に最後の本郷中との試合では、保護者曰く、「機械が壊れる寸前のような感じ」だったそうです。最後に保護者の話を聞く中で、何名かの選手は涙を流していたそうですが、終わってから後悔するのでは無く、その気持ちを今その最中になんとかしようと表現し、もっともがくことが必要なのではないでしょうか。
 日曜日は、本人たち曰く、少しは持ち直して、庄内中に2勝、高原中に1勝1敗、姫城中に1勝、三松中に1勝、福島中に2敗の5勝3敗でした。怪我人を抱えながら、テーマを持ちながらの17セットの中で、トライしようとしていることが少しはできたことが収穫ですが、それよりも気持ちがプレーに大きな影響を与えることを実感することができた2日間だったと思います。O先生、2日間本当にお世話になりました。
 その後、ミーティングを行い、チームができていることと課題をしっかりと見つめ直し、その課題に向けての取組を今しているところです。たった4日間で修正できるとは思えませんが、1回でも多く今やっていることが試合の中で出せればいいと思います。

 秋の県大会に向けてのチームの目標はもちろん「優勝」ですが、目的は、人間力を高めるために「お互いに信頼される人間になる」ということです。自分のやるべきことをきちんと果たし、周囲のことを考えて行動することができれば自ずと道は開けるはずです。
 より高く飛ぶためにはより低く沈むことが大切だとよく言われます。先週末どん底まで沈んだ分、これまで練習してきたことを信じ、自信をもって、榎原中としてのプライドを胸に県大会で高く飛んでくれることを期待しています。
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県大会組み合わせ決定

 月曜日に県大会の組み合わせが決まり、榎原中学校は宮崎地区3位の久峰中学校と対戦することになりました。久峰中学校とは対戦したことはありませんが、この時期は相手に合わせるのではなく、どれだけ自分たちが練習してきたことが出せるかがポイントとなります。つまり、今まで通り日々の生活をしっかりと過ごし、基本的な練習を丁寧にすることが一番大切なことです


 そんな話をして迎えた昨日の練習では、いつも以上に気合いが入っていたように感じました。特にレシーブの要である③はとてもいい表情で厳しいボールに食らいついていました。
 ③はとても心優しい反面、少し自分に甘く、自分のもっている力を過小評価している部分があります。夏のチームではリベロとして県内外の強豪相手に多くの経験を積んできていますので、当然新チームではレシーブの要、雰囲気の要として大きな期待をしているわけです。
 しかし、良くも悪くもあまり目立たず、いまいち物足りませんでした。しかし、県大会という大舞台を目の前にして、ようやく意識が高まってきたようです。

 このように、苦しい・厳しい練習を楽しむことができるようになると、人から与えられる練習ではなく、自分から求める練習となり、技術面でも精神面でも大幅に伸びることが期待されます。8人全員で彼に負けないくらいの気持ちと表情で練習を作り上げることができれば、とてもいい状態で県大会に臨めるはずです。


 今週末は高原中のO先生にお願いして、2日間とも山之口町体育館での練習試合に参加します。私が県選抜チームの鹿児島合宿のためチームにつけない中で、どれだけチームの約束事を徹底し、気を抜かずに集中できるか、苦しい・厳しい場面を楽しめるか。そのためにあと3日間の練習でしっかりと準備をしたいと思います。
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非同期(asynchronous)

 先週末は県内の多くの中学校が文化発表会のため県選抜チームの練習がなく、約2ヶ月ぶりに週末にチームの練習や練習試合を見ることができました。

 土曜日の練習では、平日行っているメニューをどのような意識で行うのか、何がポイントなのか、これができるようになると個人としてチームとしてどのようにプレーの幅が広がるのかなどについて話をしながらじっくりと行いました。この単調な基本練習を地道に行うことが一番大切で、そして一番難しいことなので、一つ一つ丁寧に取り組んでほしいと思います。
 また、秋の県大会までに目指すバレーとJA杯までに目指すバレー、夏の県大会までに目指すバレーを具体的に提示し、秋の県大会に向けて必要なスパイクのテンポをシンクロさせる練習に多くの時間を費やしました。最近まったくスパイクが打ち込めておらず、レシーブの上手なチームと対戦するとディグから切り替えされています。セッターを中心に、しっかりとしたサーブ・ブロック・レシーブからスパイカーが100%の力で打ち込む場面を多く作ることで、チームとしての一体感や盛り上がりを高め、少しでも攻めのバレーを展開するという気持ちを高めてくれることを期待しています。

 そのことを意識しての日曜日の本郷中との練習試合でしたが・・・。

 とりあえず最初の1セット目は、普段どのようにいつも練習試合に臨んでいるのかを観察しながら何も言わずに見ていました。その結果、25-19というスコアで、昨日意識したはずのシンクロ攻撃はたったの1回のみ!という内容でした。自分たちのバレーをしようとしている本郷中に対して、榎原中はただ勝っただけというまったく次につながらないゲームをしていました。
 シンクロ攻撃の要はやはりセッターである⑦です。しかしチームの求めるトスと⑦の感覚がまったくシンクロしません。セット間の練習でも弱気なままだったので、2セット目は4月以降初めてセッターを外して、それまでセッターをしたことがない選手と控えのレシーバーを入れてゲームをしました。当然オープンバレーしかできず、さらにトスも安定しないので出だしに大きく点差を離されたのですが、最終的には25-21でした。つまり、正セッターを中心としたシンクロバレーと今日初めてセッターをした選手のオープンバレーとでは、たったの2点の差しかなかったわけです。この状況を目の当たりにして、⑦はいったい何を思ったのでしょうか。この半年間⑦は何を練習してきたのでしょうか。⑦に榎原中のセッターとしてのプライドはないのでしょうか。
 以上のような話をして3・4セットに臨ませ、今度はできていないところを逐一指導しながらゲームを進めたところ、たくさんのシンクロ攻撃をしかけ、25-14、25-11で勝つことができました。できないことは問題ではなく、しないことが問題なのです。自分たちが目指すシンクロバレーの難しさをこれまでいかに甘く考えていたかが大きく現れた午前中でした。

 これでさすがに意識して取り組むだろうと思い、再度自分たちにすべてを任せた結果、昼休みを挟んだ午後のはじめは24-26でセットを落としました。内容も散々で、1-7からスタートし9-18となり、そこから帳尻あわせのように24-24で追いついて、最後はミスで終わるといったおきまりの感じです。当然シンクロ攻撃は全くできていません。
 その後少しは盛り返したものの、最後もピリッとしない内容で全10セットを終えました。結局この日は9勝1敗でしたが、内容が良かったセットはすべて細かい指導を受けていたセットでした。ぱっと見、8名ともとても一生懸命にやっているように見えます。しかし細かいところで構えをサボったり、声が出ていなかったり、サインミスをしたり、ポジションがずれていたりとまったくチームの約束事を徹底できていません。この少しずつのほころびが、連続失点と失セットにつながっているわけです。

 以上のような感じで、この週末は、平日の練習で意識させていたはずのことが、週末の練習や練習試合ではまったく意識できていない、意識していないことを再確認することができました。非常に残念で情けなく、またしても自分の指導力のなさを痛感させられました。
 下北沢成徳高校の小川先生の本に、叱ってばかりいると叱られないとできない選手になってしまうということが書いてありましたが、叱らないとやれない・やらないので、結局叱られることでしかギアを上げられない心の弱さを感じた一日となりました。

 
 本日には県大会の組み合わせも決まります。現在のこの非同期(asynchronous)な状態の榎原中としては、どこと対戦しても勝てる保証はまったくありません。とにかく最後のボールが落ちるまで、練習でやってきていることを、自分に甘えずにどこまで徹底できるか、チームのためにどこまで徹底できるか。8+2名の気持ちを少しでも同期(synchronous)させて、残り12日、気持ちを入れかえて練習に励んでほしいと思います。

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自発性を引き出す

 榎原中の目標は“県大会で優勝し、九州大会に行く。”であり、目的は“選手の人間力を高める。”です。目標も現有戦力を考えるとかなり厳しいものですが、目的を達成するのはそれよりはるかに難しいです。中学1・2年生はまだまだ人間的に未熟で、当然大小様々な問題が起きます。しかし、その一つ一つがこれからの自分の人生をより良くするきっかけとなるはずです。選手達の意識もですが、それ以上に自分の指導者としての力量をもっと伸ばしていかなければならないと強く感じています。

 そんな中、現在行われているラグビーワールドカップで、優勝候補の南アフリカを破り、3勝1敗ながら惜しくもベスト8入りを逃したものの、日本中に勇気と感動を与えてくれたエディジャパン。そのラグビー元日本代表の平尾誠二さんが語る「自発性を引き出す指導者の心得」が非常に興味深かったので紹介します。若手育成やチームの組織改革に臨み、常勝軍団をつくり上げた平尾さんの考えを知る中で、選手・指導者ともに今後に生かせて行ければと思い引用させて頂きます。


 

 強いチームというのは、指示された通りに動くだけではなく、各々がイマジネーションというのを膨らませて、それぞれの状況に応じて何をすればいいかを考え出すチームです。 これからは特にそういうことが求められてくると僕も思います。


 ルールづくりも大事ですが、本当は1人ひとりのモラールが少し上がればチームはものすごくよくなるんです。決め事をたくさんつくるチームは、本当はあまりレベルの高いチームではないんですね。規律は自分の中でしっかり持ち始めた時にモラールの高い高度なチームができるんです。


 そのための教育、僕らはそれをコーチングといいますが、グラウンドの内外でいかに行えるか。それが、チームの活力を創る上で非常に重要なポイントなんです。

 

 僕はチームワークを高めるために、よく逆説的に「自分のためにやれ」と言うんです。 結局それが一番チームのためになりますから。ラグビーにはタックルがありますがこれは非常に危険も伴いますから、誰もあまり行きたくはないんです。ところが、「ここで俺がやらねば負ける」といった使命感がそこにある時に、行きたくない気持ちを上回ってそのプレーが出てくるわけです。


 僕はこれまで何千人というプレーヤーを見てきましたが、タックルを行きたくないやつに、いくら無理やり行かせても絶対に向上しない。それより、「おまえがここでタックルすれば、こういうふうに状況が変わる」と説明してやったほうがよっぽどいいですよ。


 最近僕はみんなに「公私混同は大いにしなさい」とも言っています。これは、一般的な意味での公私混同ではなく、公のことを自分のことのように真剣に考えるという意味です。
個人がチームのことを自分のことのように考えていなければ、チームはよくならない。 これからのチーム論としてはそういうことが大事になってくると思うんです。ラグビーでも、いいチームは1軍の選手から控えの人間まで非常に意識が高いです。試合に出ていない人間までが「俺はチームに何ができるか」ということをいつも一所懸命考えている。その原点は何かというと、やはり自発性にあるんですね。これをいかに高めるかということが重要です。これは自分の中から持ち上がってくる力ですから、命令形では高められない。 これをうまく引き出すことが、これからチームの指導者には必要になってきます。


  また、そういう組織がどんどん出てこない限り、新しい社会は生まれないと僕は思います。


引用先:

「組織の活力をどう生むか」 

平尾誠二(神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー)&中田宏(横浜市長)

『致知』2005年6月号特集「活力を創る」より

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練習は嘘をつかない

 「練習は嘘をつかない」
 この言葉は、本校の校長が南那珂地区中学校秋季体育大会の開会式におっしゃった言葉です。結果はそのときだけのものではなく、日々の地道な練習の成果であり、これまでの練習を自信に精一杯プレーすることで、それが結果として表れるものだという意味が込められています。

 先週末は、土曜日が練習、日曜日は榎原に宇都中・妻ヶ丘中・三股中・福島中を招いての練習試合でした。

 前回、練習に対する意識が休みをはさんで非常に低くなっているということをお伝えしましたが、結局金曜日になっても状態は上がらないまま週末となり、私は県選抜チームに向かうこととなりました。

 その予感は的中し、日曜日の練習試合では、三股中に2勝2敗、宇都中に2勝1敗、妻ヶ丘中に3勝1敗という結果で、県チャンピオンを目指している榎原中はこの日4敗しました。エースの⑤のコンディションが上がってこず、キャプテンの①に至っては午後から体調不良で離脱してしまったということも含めて、チームの雰囲気が全く高まってきていません。
 試合内容も、連続失点と連続得点のオンパレードで、宇都中の2セット目などは、8-18から23-20になり、最終的には25-27で敗れています。また三股中との4セット目は、19-6から最後は25-20など、とにかく安定感がありません。この安定感のなさは、“心”の安定感のなさだと言っても過言ではありません。

 それでも現段階で榎原中がある程度のバレーができているのは、夏の大会のレギュラーが5人も残っているわけですから当たり前です。このままでは、この前のゼビオカップ準優勝がこのチームのピークで、あとは周囲の力が上がるにつれて落ちていくだけになります。
 選手達のバレーノートを見ても、ただ次から気を抜かずに頑張りたいというだけで、危機感が感じられるような内容ではありませんでした。いくらこちらが危機感をあおっても、当の本人達がそのことを本気で感じることができなければ、試合が始まる前に勝負は決まっています。

 もちろん、このような状況は私の指導力のなさが引き起こしていることです。県選抜チームと自チームの両立は非常に困難で、H監督のこれまでのご苦労を肌で感じているところです。夏とメンバーが替わっていない分、これまでより早い段階で、自分たちで考えたりする場面を増やしていますが、平日の練習で意識させていることが、練習試合や大会でのプレーと結びつけることができていないような感じがします。しかし、無い物ねだりをしてもしょうがないので、やはり平日の練習を大切にしながら、粘り強く指導していくしかありません。

 今週末は久しぶりに自チームについて2日間みっちりと練習を見ることができます。自分たちの目的や目標をもう一度見つめ直して、このテスト期間をしっかりと過ごし、実のある週末を過ごしてほしいと思います。
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県大会に向けて

 運動会も無事終わり、ほっとしたのもつかの間、文化祭に向けてまた忙しい日々が続いています。そんな中、他地区の中体連地区大会が終わり、各地区代表が出そろいました。

 どのチームも予選を勝ち抜いて県大会に進んでくるので、どことやっても厳しい戦いになるとは思いますが、やはり優勝候補筆頭は佐土原中です。ゼビオカップでも優勝し宮崎地区予選でも圧勝と、現在のところ県内に佐土原中と試合になるチームすらほとんどない状態です。
 秋の県大会はフリー抽選なので、優勝をする力が無ければ初戦敗退もありえます。昨年の榎原中はベスト8くらいの力はありましたが、絶対的チャンピオンの三股中と初戦であたり敗れました。ということは、今回も佐土原中に勝てるだけの力をあと3週間でつけなくては、優勝はもとより初戦突破ですらも危ういということになります。

 現在の佐土原中と榎原中との力の差は、ゼビオカップでは相手のミスに助けられて1セットは取ることができましたが、20点を取るのが精一杯だと思います。それだけ佐土原中の現時点での完成度は高く、穴もほとんど見当たりません。
 榎原中としては、挑戦者の気持ちで常に攻める雰囲気を高めながら粘り強くプレーし、終盤までリードまたは競っている状況の中で相手のミスを誘っていくような展開で勝利をつかみ取りたいところです。そのためには、2番手集団にはしっかりと勝ち、その他のチームには余力をもって勝てる位の安定したチーム力が必要です。そして安定した力のあるチームは“心・技・体”が高いレベルになければなりません。佐土原中はこの中で“技”が非常に高いレベルにあります。一方榎原中は、“技”や“体”では勝負できませんので、“心”で勝負をすることが必要となるわけです。

 このような話と、チームとしての課題、個人としての課題を月曜日のミーティングで確認したのですが、火・水と練習への取組がいまいちピリッとしません。課題等のやり直し等で遅れてきたり、忘れ物をしたり、1つ1つの基本練習で形を本気で意識して取り組んでいなかったりと、とても県チャンピオンを目指すチームとは思えない状況です。

 現在榎原中は、サマーリーグ準優勝、ゼビオカップ準優勝、地区中体連優勝とある程度の結果が出ています。しかし、内容が伴っているかというと、そうではありません。この状況は非常に危険で、勝っているからオッケーという結果オーライの雰囲気ができてしまうと、大事なところで最悪の結果が待っています。危機感や向上心をもって練習に取り組み、ピリピリとした雰囲気の中でも、しっかりと自分たちで話し合い、盛り上がり、励まし合うようなところまでもっていくことができれば、おのずと道は開けてくると思います。

 県選抜のH監督も、最初の練習で“最後は基本、最後は人間性”とおっしゃっていました。基本を大事に、人間力を高めることを意識して日々生活してほしいと思います。
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つかの間の休息

 中体連も無事終わり、これから県大会に向けて更なるレベルアップを図りたいところですが、指導者の出張や今週末に行われる小中合同運動会等のため、今週は部活動をすることができません。

正月休みですら4日間ほどなので、1週間も部活動がないということは、これから先はもうないと思います。しかしこの1週間が今後のこのチームの未来を決めると考えています。

 この期間に私が選手達に求めることは、1つ目が運動会に全力を尽くすこと、2つ目が怪我の回復や疲労を取り除くこと、そして3つ目は、これが最も大切ですが、この期間にしっかりと自分を見つめ直して、学校生活をきちんと過ごせるようになるということです。

 先日の中体連では、日頃の生活の甘さが大会に大きな悪影響を与えました。以前書いたように、やるべきことをやらずしてやりたいことはできません。日常生活をしっかりと過ごした上でのプラスアルファで部活動に取り組むことが大切です。現状では、基本的なことができていない選手が出すマイナスエネルギーが大きすぎて、他の頑張っている選手のプラスエネルギーをすべて台無しにしています


月曜日からの部活動に心も体もリフレッシュして県大会に向けて心置きなく突っ走ることができるように、日々をしっかりと過ごしてほしいと思います。


 榎原中の2学期の合い言葉は、本校の校長が始業式に述べた“でも がんばる”です。“苦しい でも がんばる”、“辛い でも がんばる”、“遊びたい でも がんばる”、“うまくいかない でも がんばる”など、自分の弱さとしっかり向き合って、それを乗り越えることができるように、この言葉を日々意識して取り組みましょう。

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第10回南那珂地区中学校秋季体育大会

昨日、南那珂地区は他地区に先駆けて中体連地区大会が行われました。結果は以下の通りです。

 榎原中 2(25-16,22-25,25-19)1 福島中

 榎原中 2(25-17,25-5)0 吾田中

 榎原中 2(25-9,25-6)0 北郷小・福島中


 というわけで、なんとか優勝することができました。ハードなシルバーウィークの疲れもとれておらず、大会前日も私が県選抜チーム帯同のため練習につけないという状況の中で、最低限の結果は残すことができたと思います。


 南那珂地区は秋の県大会には2校出場で榎原中と2位の福島中が出場しますが、今のままだと、夏の県大会には1校しか出場することができません。福島中は、レシーブの上手な2年生と、全国3位の
1年生がうまく混ざり合ってきています。1年生の双子の両エースに至っては、現時点でも県トップクラスの力をもっています。セッターもとても上手で、これからどんどん伸びていくことが予想されます。もしかしたら、両校が県大会の決勝で対戦し、夏の県大会にはそのうちの1校しか出場できないという状況になっているかもしれません。

その福島中との一戦では、1セット目はサーブで攻めて終始優位に試合を展開することができました。にもかかわらず、2セット目はもう後がない相手の気迫に押されてしまい、5-3から8連続失点で5-11となりました。その間はとにかく弱気で、お見合いやジャッジミス、たまに上がってもスパイクミスなど、質の低い個人プレーのオンパレードでした。早くもタイムを使いきり、自分たちでなんとか雰囲気を作るように伝えました。その後、今度はこちらの7連続得点から14-14で追いつきましたが、そこから4本のスパイクミスが重なり、挙句の果てには、最後の1点を④が必死につないだ打ちこめるハイセットをチャンスボールで返し、相手エースに切り替えされて敗れました3枚しかいないスパイカーがセッターとの呼吸を合わせてしっかりとスパイクを打ちこまないと、レベルの高いチームにはすべてレシーブされてしまい、最終的にはこちらのミスでそのラリーを取られてしまいます。残ったのは疲労と弱気だけで、そんなプレーを続けてしまえば、集中力が切れるのも時間の問題だというわけです。
 そんなわけで、大事な大会中ではありましたが、レシーバーやセッターが、点を取ってもらうために一生懸命つないだボールに対して、自分がミスを恐れて逃げてしまうという行為が一体どれだけのマイナスエネルギーを発するのかということを伝えました。すると第3セットの最初のプレーで、その④に少し難しいハイセットが上がってきました。直前に強く叱咤激励を受けた④は、逃げずにしっかりと打ち込みました。そのスパイク自体は決まりませんでしたが、切り替えしのスパイクを①がブロックして大事な1点目を素晴らしい形で取ることができました。試合自体は中盤まで気の抜けない展開でしたが、このワンプレーでこのセットは自分たちのバレーができるだろうと確信しました。結局終盤で抜け出したのですが、20点以降に5本もミスをするなど、集中力の欠如は相変わらずでした。このような結果オーライの試合をしているようでは、厳しいトーナメントは決して勝ちあがることはできません


 そしてこのような試合展開になってしまった原因が、日常生活にあったということを忘れてはいけません。大会直前にも関わらず、朝の奉仕活動に遅れて行ったり、教室でさぼっていたり、さらには大会当日の朝練に遅刻したりと、特に1年生はまったく緊張感がない状態で大会に臨んでしまいました。1年生が1年生のままの気持ちでいる限り、このチームは強くはなれないと思います。そして、それをしっかりと育てるのが、2年生の役割です。優しいだけでは何も変わりません。人に厳しくできるくらい自分に厳しくできるように、日々の生活をしっかりと過ごすことが大切です。


 最後に、当日の応援はとても勇気をもらいました。チームがこのような状態でも優勝することができたのは、大きな声援が後押ししてくれたからだと思います。本部席でも、協会の方々に“榎原の応援は反則やが!”と言われるほど、他校の応援団を圧倒しており、改めて地域の力を感じました。この声援に恥じないようなプレーをすることは選手たちの義務でもあり責任でもあります。一生懸命やるのは当たり前です。その中で、さらなるプラスアルファを求めて日々成長してほしいと思います。

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第6回ゼビオカップ

南那珂地区中体連まであと4日となりましたが、チームはこのシルバーウィーク中、大会に遠征にとなかなかハードな連休を過ごしました。

 21・22日は小林市で行われた第6回ゼビオカップに参加させていただきました。榎原中としては3年ぶりの参加ですが、県内外の強豪チームが32校集まったとても大きな大会です。榎原から小林市までは2時間半程度かかり、移動との戦いでもありました。結果は以下の通りです。

 予選(3勝で1位リーグへ)

 榎原中 2(25-5,25-9)0 木花中

 榎原中 2(25-14、25-10)0 阿蘇中(熊本県)

 榎原中 2(25-20,25-11)0 帖佐中(鹿児島県)


 1位リーグ
A(3勝で優勝決定戦へ)

 榎原中 2(25-22,25-12)0 木脇中

 榎原中 2(14-25,26-24,15-11)1 三松中

 榎原中 2(25-17,22-25,15-14)1 姫城中

 

 優勝決定戦(準優勝)

 榎原中 1(17-25,25-17,9-15)2 佐土原中

 この大会については、県選抜チーム帯同のため、私はベンチには入らずに、副顧問のK先生にお任せしていましたが、2日目に少し時間をいただいて三松中戦を観戦し、終了後に決勝戦を見ることができました。
 初日に再び⑤が手を痛めたということだったので、かなり厳しい戦いが予想されましたが、K先生を中心に、三松中や姫城中とのフルセットの戦いを気持ちを切らさずに勝ちきって、決勝戦まで進むことができたことは大きな収穫だと思います。
 しかし、裏を返せば、勝てる力があったのにもかかわらずフルセットにまで持ち込まれたということも言えます。決勝戦では、現在圧倒的に県ナンバーワンと言われている佐土原中相手にフルセットまで持ち込んだことを考えると、その前の2試合をストレートで勝つことができていたら、体力的にも精神力的にももう少し余裕が残っていて、3セット目ももっと接戦に持ち込むことができていたのではないかと思います。

 結局この日は11セット消化し、榎原に帰り着いたのは9時半過ぎだったそうですが、次の日は鹿児島県志布志市にある有明体育館で、鹿児島県のたくさんのチームと試合をしました。今回集まっているチームはすべてが強豪というわけではなかったのですが、とても一生懸命に指導者の指示に従って粘り強く頑張っている姿が印象的でした。
 そんな中、榎原中はシルバーウィーク、そして地区中体連に向けた一番大事な最後の試合を落としてしまいました。⑤を使っていないことや疲れなど、言い訳をすればたくさんあります。しかしその甘さや弱さが試合中の連続失点やフルセットに持ち込まれる結果につながっているのです。正確なレシーブからのシンクロ攻撃をするためには、どんな状況であれ基本や約束事を地道にやっていくしかありません

 この最後の失セットが、もしかしたらゼビオカップ準優勝という結果に満足しつつあるチームの緊張感を再度高めてくれて、日曜日の地区中体連で無事優勝旗を持ち帰ることができるきっかけとなることを期待しています。

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バレーは数学?

 現在日本ではワールドカップバレーが開催されています。先週で女子バレーが終了し、今は男子バレーが格上のチームを相手に頑張っています。そんな中、あるコラムを見つけてので紹介をします。

 このコラムは元全日本代表の山本隆弘さんのインタビューをまとめたものです。その中で山本さんは、“男子バレーは数学の発想で楽しむべし”と言っています。

 ディフェンスについては以下のようにおっしゃっています。
 
 近年の男子バレーは数学の発想です。相手の攻撃を分析する際、このローテーションでは誰が攻撃することが多いのか。その数字を確率で示し、その確率に基づいてブロッカーが跳ぶ位置や締めるコース、レシーバーの配置を考えています。

 中学生もレベルは全く違いますが、自分のチームや相手のチームのことをよく理解し、何を徹底して、何を捨てるかということが大切になります。すべてのボールをレシーブできるわけではないので、特にこの“捨てる”ということがポイントです。そして、

 相手の
スパイクレシーブれしーぶするために、まずはコースに「移動する」のではなく、レシーブコースを前もって予想してそのコースに「いる」ことが大切


だとおっしゃっています。この“予想すること”が“捨てる”ためには絶対に必要となります。


 また、攻撃については以下のようにおっしゃっています。
 
 攻撃については、どのチームも前衛3枚+バックアタックの4カ所から展開することをベースとしています。もちろんブロッカーが少なければそれだけ打つコースや幅も広がるので、セッターはトスを4カ所に分散させたい。理想は全部のポジションから均等に、割合で示すならば25パーセントずつの比重で攻撃を展開することです。

 まさに、榎原中男子バレー部が目指している理想のバレーについて、ピンポイントでおっしゃっています。スパイカーが3人しかいない今年のチームでは、3人が30パーセント、そしてセッターの2アタックなどが10パーセントぐらいの比重で、少しでも相手のマークを外しながら攻撃を展開していくことが理想です。それでもたった3人ではマークにつかれる場面が多くあると思います。そこで、スパイクについても次のようにおっしゃっています。

 
日本に限らず、今の男子バレー界では攻撃の際に意識するのは、コートの(縦幅、横幅)9メートルではなく、対峙(たいじ)する相手ブロッカーの手や指です。ただ得意なコースに打つ、ブロックを抜く、とガムシャラに打つだけではなくスパイカーはブロックに当てて外に出す打ち方を考えていますし、ブロッカーは当てられてもどう弾かれないかということを第一に考えています。
 
 今週はほとんどの中学校が体育祭のため、榎原で久しぶりにじっくりと練習をすることができました。“言うは易く行うは難し”とはよくいいますが、来週のゼビオカップ、そして地区中体連に向けて、少しでもヒントになってくれることを願っています。
引用先(赤字)
男子バレーは数学の発想で楽しむべし 山本隆弘が語るバレーW杯の観戦ポイント
田中夕子  2015年9月8日(火)
http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201509060001-spnavi
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キホンが大事

 先週末は、土曜日は宇都中、姫城中、大淀中、福島中を招いての練習試合、日曜日は榎原での練習でした。

 練習試合では、午後からキャプテンが離脱しましたが、宇都中に2勝1敗、姫城中に2勝1敗、大淀中に2勝、福島中に2勝の8勝2敗でした。私は県選抜チーム帯同のためチームにつけませんでしたが、練習試合終了後すぐにゲームキャプテンと副顧問のK先生からその日の内容についての報告がありました。

 2人の話を聞く限りでは、宇都中・姫城中に敗れた理由ははっきりしていました。まず、宇都中に敗れたセットは、朝の1セット目でした。榎原中は1セット目は審判をしており、相手は1セット終えた後だったということもあって、こちらのテンションが上がる前に一気に押し切られた状況が手に取るように分かります。姫城中に敗れたセットは、午前中に敗れた宇都中に快勝した後のセットだったということで、安心して気が抜けたこととが大きな原因だと思われます。いずれにせよ、残りの2セットはとれていますので、技術的な問題よりも、むしろ精神的な問題が大きいことは間違いありません

 また、この日は宇都中と姫城中との6セットの中で、4連続失点以上が9回(5連続1回、6連続1回、7連続1回、8連続1回)もありました。連続失点が続くということは、基礎・基本の形が崩れていることと、チームの信頼関係や約束事がまだまだできていないことが原因であると思われます。連続失点を個人の力だけ乗り切るのではなく、全員の力できることができるように、普段の練習生活の中でこの2つのことを強く意識することが大切です。

 先週のテレビ番組で松岡修造さんが、「キホンを10回唱えると、キホンキホンキホンキホンキホン・・・・と、ホンキになっていきます。本気とは基本を大事にするということです。」まさにその通りだと思います。

 今週の練習では、県選抜チームで取り組んでいるメニューを実施しています。宮崎県から選ばれた12名でも、基礎・基本を形にこだわって徹底して練習しているということをしっかりと意識して、日々の練習に取り組んでほしいと思います。

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シンクロバレー

 H27-28年榎原中男子バレーボール部は、8月上旬はビーチバレー部でしたので、盆休み終了後の8月15日に本格的に始動しました。新チームを始動させるにあたって、監督として一番頭を悩ませたのが、どういうバレーボールを目指すのかということでした。

 榎原中はここ3
年間、秋の中体連に向けては、榎原・福島中、榎原・北郷小中、榎原・吾田中というように、ずっと合同(レンタル)チームで大会に臨んできました。ちなみに私は榎原赴任最初は女子だったので、その前は榎原・細田中、東郷・榎原中、榎原・吾田中と、昨年まで4年間ずっと合同チームを見てきました。

 そんなわけで、これまではメンバーが足りないことと、どうしても4月にはチームを再構築しなければならないということもあり、できることが限られていました。しかし今回は、チーム結成当初から8人そろって夏を見据えてチーム作りができるということで、ここでどのようなゴール(完成形)を見据えてチーム作りをしていくのかということが例年以上に大切になっていたわけです。

 今回は3人のそれなりにサイズのあるスパイカーがいますが、残りの5人はスパイカーとしては今後もあまり期待することができません。3人しかスパイカーがいないということは、今までやってきたようなクイックを生かした時間差バレーをするのはなかなか難しいと思われます。この3人のスパイカーをどう生かすか、そして残りの5人の選手をどう生かすか。
 悩みに悩んだ結果、今年はシンクロバレーを目指すことになりました。常に3人が同じテンポでシンクロさせて攻めていき、レシーブの構えや面の作り方などをシンクロさせて守り、サーブの狙いや声の出し方、喜び方、あいさつの仕方、目標に対する思いなど、すべてのことをシンクロさせていくことを目指していきたいと考えています。
 すべてのことをシンクロさせていくことはとても難しいことだとは思いますが、榎原中学校は全校生徒22名の小規模校であるので、学校行事や委員会活動、朝の奉仕作業や授業など、学校生活の中でも行動を共にする場面がたくさんあります。他の学校にはない良さを生かして、できる限りたくさんの場面で8名がシンクロするように心がけてほしいと思います。

 8人の心をシンクロさせるためは一番大切なことは信頼関係です。今年も前期の目標は「信頼関係を強固にするための5ヶ条」にしました。お互いを信頼し、お互いのことを思いやり、お互いのことを認め、お互いのことを励まし合いながら、目指すシンクロバレーを完成させたいと思います。


信頼関係を強固にするための5ヶ条

1、相手の立場になってものを考える
1、約束をきちんと守る
1、言うことと行うことを一致させる
1、結果をこまめに連絡する
1、相手のミスを積極的にカバーする

土光敏夫

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気持ちを新たに

 南那珂地区は本日から2学期がスタートしました。運動会・文化祭・修学旅行と慌ただしい学校行事の中で、計画的に地道な努力をしっかりとし、その経験をバレーボールにも生かしてほしいと思います。
 また、先日、第29回JOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗バレーボール大会の宮崎県選抜チームに、本校の選手が1名選出されました。榎原中としては3年ぶりになります。あわせて顧問の私も今回スタッフとして県選抜チームに係わることになりました。宮崎県の男子バレーボール界のために、微力ながら全力を尽くしたいと考えています。

 さて、土曜日は高原中学校に伺って、高原中・三松中・妻ヶ丘中・佐土原中・福島中と練習試合をさせていただきました。前述の通り、私が県選抜チームの結団式のために参加できず、エースでキャプテンの⑤を負傷で欠くという厳しい状況でしたが、高原中に2勝、妻ヶ丘中に3勝、佐土原中に2敗、三松中と福島中に1敗という結果でした。
 スコアを見る限りでは、負けた試合ではとにかく連続失点が多く、勝った試合でもスコア的にはある程度競っていても、勝負がほとんどつきかけた後に帳尻合わせで得点しているような試合が多かったです。この一日全9セットを通して、4連続失点以上が12回(5連続・9連続が1回ずつ)ありました。当然3連続失点はしょっちゅうです。サーブキャッチミスはそれほどなかったので、原因が直前にフォーメーションを変えたことだけではなさそうでした。特にスパイクミスが多いので、先週までの2m25cmでやっていた感覚のズレと、①・④のスパイク力だけでは、県トップレベルには通用しないということだと思います。
 しかし、副顧問のK先生の下、一日通して気持ちを切らさずにプレーすることができたのは大きなプラスだったのではないでしょうか。

 日曜日は榎原で福島中と北郷小中を招いての練習試合でした。北郷小中は部員が5名なので、福島中から1名レンタルしての活動になります。そこで両校の中間の場所にある榎原で初顔合わせをしました。合同チームは大変ですが、頑張ってほしいと思います。
 練習試合では、福島中に2勝、北郷小・福島中に3勝でした。最近福島中に3連敗中だったのですが、この日は土曜日の内容を修正して、⑤がいない中で最後まで集中して終始優位に試合を進めることができました。特に新しい何かをしたわけではないので、自分たちのやるべきこと、やっていることをしっかりと意識して取り組むことの大切さを学んだのではないでしょうか。

 これから私はほとんど祝祭日はチームにつくことができないので、平日の練習をしっかりと意識をしながら、K先生を中心に、自分たちで目指すバレーを追求してほしいと思います。
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サマーリーグ2015 in 都城

 昨日は都城地区のサマーリーグ大会に参加させていただきました。新チームになって初めての大会ですが、テーマとしては夏に取り組んでいる基礎・基本がどの程度意識できているかということと、どのようなチームの雰囲気を試合の中で作っていけるかということをもって臨みました。結果としては以下の通りです。


予選リーグ(2勝)
榎原中2(25-9、25-13)0妻ヶ丘中
榎原中2(25-6、25-7)0末吉中


1位リーグ(1勝1敗)準優勝
榎原中1(25-22、20-25、13-15)2福島中
榎原中2(25-10,25-22)0庄内中


 予選リーグは先日の練習試合がふがいない内容だったということもあって、かなり気合が入っていました。ほとんど何もいうことのない出来で、新チームとしては最高の滑り出しだったと思います。
 そして1位リーグでは、初戦で同地区のライバルである福島中と対戦しました。土曜日の練習試合では2勝2敗と五分ではありましたが、内容としてはすべて負けゲームだったため、かなり気合を入れて勝ちにいきました。
 福島中は同期のO先生が顧問をしており、一緒に合同チームで活動したり、合同練習や練習試合でもよくお世話になっている学校です。そして今年は昨年の全国3位のメンバーが加入し、どんどんと力を上げてきています。初めは小学校気分が抜けていないところもあったのですが、いろいろと経験を重ねる中で中学バレーにも順応していき、チームの雰囲気もかなり良くなってきています。
 この試合でも、裏エースがけがのため満足にプレーできないにも関わらず、必死でボールをつなぎ、自分たちの長所を生かして点を取っていっていました。榎原中は常に相手に押されている状況で、相手の大きな弱点であった精神的なムラがでることもなく、たくさんの保護者の声援も後押しして見事に力負けを喫しました。


 結果としては準優勝でしたが、同地区のチームに敗れての準優勝ということで、正直悔しさと危機感しか残らない大会となりました。この結果を選手一人ひとりがどのようにとらえたかが一番重要です。南那珂地区は秋は県大会に2チーム出場することができますが、夏はおそらく1枠しかありません。つまり他地区の強豪校にいくら勝つことができても、地区で負ければそこで今の2年生の夏は終わってしまいます
 同地区にそんな強豪校がいることは一見不運なように思えますが、私はそのようには考えていません。同地区内に強豪校がいれば、レベルの高い練習試合をすることができますし、普段の練習の意識も当然高まっていきます。そのせめぎ合いを制することが県レベルでの活躍につながるはずで

 福島中とは今週の土曜日・日曜日、そして来週の土曜日と毎週練習試合を組んでいます。お互い切磋琢磨して南那珂地区のレベルを高めていき、県大会の決勝でお互い対戦できるように、いいライバルとしてこれからも頑張っていきたいと思います。
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「3人のレンガ積み職人」

 最近読んだ本の中に「3人のレンガ積み職人」という話が引用されていて、とても興味深い話だったので、紹介します。

世界中を回っている旅人が,ある町はずれの1本道を歩いていると,1人の男が道の脇で難しそうな顔をしてレンガを積んでいました。

旅人は,その男のそばに立ち止まってたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」

すると,男はこう答えました。
「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。毎日毎日,雨の日も強い風の日も,暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。なんでオレはこんなことをしなければならないのか,まったくついてない。」

旅人は,その男に「大変ですね」と慰めの言葉を残して,歩き続けました。

しばらく行くと,一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会いました。
しかし,その男は,先ほどの男ほどつらそうには見えませんでした。

そこで,また旅人はたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」

すると,男はこう答えました。
「オレはね,ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」

旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると,意外な言葉が返ってきました。

「なんてことはないよ。この仕事でオレは家族を養ってるんだ。この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから,大変だなんて言ったらバチが当たるよ。」

旅人は,その男に励ましの言葉を残して歩き続けました。

さらにもう少し歩くと,別の男がいきいきと楽しそうにレンガを積んでい
ました。

旅人は興味深くたずねました。
「ここで,いったい何をしているのですか?」

すると,男は目を輝かせてこう答えました。
「ああ,オレたちのことかい?オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。」

旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると男は,楽しそうにこう返してきました。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け,悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」

旅人は,その男にお礼の言葉を残して,元気いっぱいに歩き始めました。

 【引用元:福山市教育委員会PDF(福山市立城北中学校の生徒指導だより)】

 この話は、自分のこれまでの物事に対する取組方を見つめ直すのにとても有効だと思います。

 例えばパス1本にしても、ただボールを返せればいいと考えて(何も考えずに)取り組んでいる選手と、正しい形を意識してボールを返そうと取り組んでいる選手、そして正しい形を意識しながらも、実際にその技術が必要な場面を想定して取り組んでいる選手とでは、実際に試合に入ったときにまったく違う結果がでます。

 練習では効率化や焦点化をするために、レシーブ、ブロック、スパイクといった技術ごとに分けて練習を行うことが多くなります。そうすると、その練習ではしっかりとできるようになるのですが、同じような練習を少し形を変えて行うとできなかったり、試合でラリーが続いたりするととたんにまったくできなく(しなく)なってしまう場面をよく見かけます。
 これは1つの練習をあくまで単体の練習としてとらえているからで、まさによく言われる練習のための練習になっている状況です。できないことや苦手なことを練習の中で意識をしてできるようにし、その技術を試合の中で意識してできるようにし、さらにどのような場面でも無意識にその技術を発揮できるようになって初めて身に付いたと言えます。そのためには、今やっていることがいったいどのような場面で使われる技術なのか、なんのためにこのような練習をしているのかをしっかりと考えながら取り組まなければなりません。

 練習は嘘をつきません。目標の夏の九州大会出場を達成するために、まずは県でトップの練習の雰囲気を作り上げてほしいと思います

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基礎・基本の夏

 夏休みも後半にさしかかり、今週末には新チームになって初めての大会を控えています。しかし榎原中新チームは、まだローテーションすら定まっていない状態です。

 榎原中バレー部では、夏休み中は基礎練習と体力トレーニングが練習のほとんどです。ポジションや学年等にこだわらず、全員がすべてのメニューをこなしています。基礎練習は10本ずつが1セットで、アンダーハンドパスとオーバーハンドパスがそれぞれ13種類、サーブキャッチが4種類、ディグが6種類の全部で230本を正しいフォームを確認しながら行います。また、練習の最後に体力トレーニングとして6種類のメニューを行い、毎日記録用紙に記録をしています。

 私としては、時間に余裕があるこの時期に、しっかりとした基礎的・基本的な技術と体力を身につけてほしいと思い、このようなメニューを組んでいます。しかし、この夏休みには、練習時間をしっかりと確保することができるというプラスの部分と、指導者がなかなか練習に付けないというマイナスの部分があります。正しいフォームや体力を身につけるためには絶好の機会ではありますが、いくらでも適当にやったり手を抜いたりしてさぼることもできるということです。

 特に基本のフォーム作りについては、これまであまり矯正できていなかった部分をこの機会に正しておかなければなりません。わたしはよく、「間違った漢字を何万回書いて練習しても、それは学習したことにはならず、むしろマイナスになってしまう」と言っています。バレーボールでも同じです。間違ったフォームを練習すればするほど、間違った形がうまくなっていき、結果としてどんどん下手になっていきます

 だから、この時期に必要なことは、昨年同じようなことを経験している2年生が中心となって正しい形や意識を1年生にしっかりと伝えることです。2年生が1年生に練習の意味をしっかりと理解させ、良い練習を作り上げる雰囲気を高めていくことができれば、この夏休みで飛躍的に力が上がることだと思います。

 何事も、努力の成果はすぐには現れず、3ヶ月後に出てくるとよく言われます。ということは、今やっていることの成果が現れるのは秋の中体連県大会です。目標を達成するために、まずは目的をしっかりと意識し、目の前のことに真摯に向き合ってほしいと思います。

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本格的に?新チームスタート!

 8月5日に新チームがスタートして早10日立ちましたが、その間日南市主催の学習会や家庭の事情などが重なって、本日ようやく8名全員がそろって本格的に新チームがスタートしました。

 そんな中、9日には毎年恒例の大堂津海水浴場ビーチバレー大会に参加しました。日南市はその名の通り日本の南に位置し、太平洋に面した素晴らしい場所にあります。
当然ビーチもたくさんあり、中でも南郷町にある大堂津海水浴場はとても美しいことで有名です。そんな素晴らしいビーチがあるので、夏休みは毎年ビーチバレーをしています。

 バレーボールと一言で言っても、6人制や9人制、ミニバレーやビーチバレーなどたくさんの種類があります。私のバレーボール部の目的は、バレーボールを通して人間力を高めることと、生涯に渡ってバレーボールを楽しむことです。その一環としてビーチバレーを取り入れているわけです。
 もちろんバレーボールを楽しむということが一番の目的ですが、風や太陽、砂の影響をたくさん受けるなど、いつもとは違った環境の中で、いかにこれまでの技術や経験を生かしてプレーできるかということも大切です。この経験が体育館に戻ったときにいい影響を与えてくれることを意識しています。
 大会は2チームとも決勝に進んだ大学生と社会人チームと予選で対戦し、善戦はしましたがおしくも決勝トーナメントには残れませんでした。しかしこの経験が今後生きてくることを期待したいと思います。

 そんなビーチバレーも終わり、本格的に始まった新チーム。しかしまだ新チームが始まってていないチームもあります。昨年目標としていた三股中学校は九州大会で優勝し、全国大会に九州チャンピオンとして乗り込んでいきます。一緒に切磋琢磨したライバルが自分たちの目標としていた舞台に立つということに誇りをもって、遠い宮崎からしっかりと応援したいと思います。
 宮崎県勢の最高は、同じように九州チャンピオンとして全国大会に臨んだ平成21年度榎原中学校の第3位という成績です。ぜひ三股中の皆さん、監督のM先生、そしてYコーチと一丸となって、堂々と三股バレーを披露して下さい。

 榎原中も、来年こそは新3年生がこの時期まで仲間とバレーボールができているように、今から1年間、信念をもって真摯にバレーボールに向き合ってほしいと思います。
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新チームスタート!

 先週末に行われたジュニアアスリート、JOCトライアウトも無事?終了し、月曜日の登校日を終えて、今日8月4日から新チームがスタートしました。

 私は新チームをスタートさせるにあたって、これからの意気込みや、これまでの自分をしっかりと振り返ってもらうためにアンケートをとっています。その内容は以下の通りです。

 1.希望する背番号とその理由

 2.希望するポジションとその理由

 3.自分の良さついて

 4.自分の足りないところについて

 5.理想とする選手について(どんな選手になりたいか)

 6.理想のバレーボールについて(どんなバレーボールをしたいか)

 7.チームの目的について

 8.チームの目標について(具体的に)

 このアンケート結果を参考に、ポジションや背番号、フォーメーションや練習メニューを決めていきます。今年は2年生が3人いるので、チームキャプテンとゲームキャプテン、副キャプテンをそれぞれ任命し、さらに1年生のキャプテン・副キャプテンも決めるので、8人中5人は何らかの役職が付いていることになります。この5人の選手達が中心となってしっかりと自分たちの役割を果たすことはもちろんのことですが、一番大切なのは、8人全員が榎原中男子バレーボール部の要であるという自覚と誇りを持てるかどうかということです。8人それぞれが榎原中バレー部の大切な一部で、1人が欠けてもベストのプレーをすることはできません。昨年は5人でチームをスタートしていたので、言うまでもなく1人も欠けることは許されない状況だったのでおのずと一日一日を集中して取り組むことができましたが、今年はそうではない分、甘えや逃げが出てくると思います。特にこの夏休み期間中は、私たちはなかなか練習にずっとつくことはできません。いかに自分たちでいい練習を作り上げるかが大切になってきます。

 明後日から九州大会が始まります。新チームの目的は昨年と同様“人間力を高める”ことで、目標は“夏の九州大会に出場する”ことに決まりました。1年後、彼らがこの目標を達成し、九州大会に向けてまだバレーを続けることができているかどうか。それはこの夏休みにどれだけしっかりとした土台を作ることができるかにかかっています。目的がしっかりと達成できればおのずと目標は達成できます。1年後にこの目標が有言実行になっているように、みんなで力を合わせて、この代ならではの新しい榎原バレーを作ってほしいと思います!

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595セットの軌跡③

 595セットの軌跡も3回目ということで、今日は県トップクラスのチーム(主観)との試合の成績をみていきます。

 県1位 対三股中学校・・・1勝21敗(4月以降は1勝3敗)
 県2位 対本庄中学校・・・5勝7敗(4月以降は4勝1敗)
 県3位 対宮崎西中学校・・・9勝13敗(4月以降は3勝4敗で中体連も含む)
 県4位 対日向学院中学校・・・4勝2敗(4月以降も4勝2敗)
 県ベスト8 対沖水中学校・・・16勝7敗(4月以降は11勝4敗)
 県ベスト8 対三松中学校・・・6勝10敗(4月以降は0セット)
 県ベスト8 対姫城中学校・・・16勝11敗(4月以降は3勝6敗)
 県ベスト8 対木花中学校・・・17勝26敗(4月以降は5勝7敗)

 ベスト4相手の対戦成績(4月以降)を見ると、12勝10敗と少し勝ち越している程度です。練習試合と大会とではまた違うものということもありますが、この数字を見ても、県のベスト4に入る可能性はあったものの、確実に入るだけの実力は足りなかったのだと思います。あとは運を引き寄せるだけのバレーボールに対する真摯な思いがあれば、もしかしたら運を味方に付けることができたのかもしれません。

 上記の強豪校のうち、1年生がレギュラーとして加わっていたのは、おそらく宮崎西中がリベロに1年生を加えたのみで、2名、しかも1人はチームの要のセッターであった榎原中は、チームの完成までに時間がかかり、安定感に欠けたことも原因の一つではあります。3月までは2セッターで、1名は素人1名はレシーバーだったので、そのままミドルブロッカーの⑥とセッターの⑦をレシーバーとして入れ替えておけば、おそらくもっと安定したゲームを展開し、“ベスト4に入る確率”は上がっていたと思います。

 しかし、ベスト4に入ることは目標ではなく、県大会で優勝し、そして九州大会を勝ち抜いて全国大会に行くためには、2セッターでは厳しく、どうしても新しいセッターを育てなければなりませんでした。そこでセッター経験がほとんどない⑦に榎原バレーをたたき込みました。時間がないということもあって、最初から榎原中のセッターとして必要なA・B・Cクイックと、1~9までの12種類のトスを無理を承知で上げさせました。そして⑦はその期待に応えて3年生に混ざっても遜色ないくらいのトス回しができるようになりました。この3ヶ月で一番悩み、そして成長したのは⑦だと思います。他チームの監督さんからも⑦のことが一番良く褒められます。

 実際に、これまでいろいろと試してきたフォーメーションや戦術の最終形態を確認するために行った6月の日南振徳高校での練習試合では、これが全国大会を目指すこの代の榎原中学校のバレーだという理想形でした。結局そのときに裏エースの②が骨折をしてしまったために、この完成形は日の目を見ることはありませんでしたが、セッターを中心に、それぞれの良さを生かした本当に美しいバレーをすることができました。このときのバレーを頭に描きながら、1・2年生は新チームでも頑張ってほしいと思います。

 これで、この代のチームの振り返りはおしまいです。次は土曜日に行われるJOCトライアウトとジュニアアスリートが終わり次第、新チームを始動させようと思います。新チームでも榎原中学校男子バレーボール部をよろしくお願いいたします。
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595セットの軌跡②

 榎原中学校は、7月6日の木花中との練習試合を皮切りに、先日の7月24日に宮崎西中に敗れるまで全595セットの試合を経験してきました。最終的な勝敗は、434勝161敗です。そこで今回は、これまでの練習試合の記録として、榎原中が練習試合を行ったチームトップ10を紹介します。

 第1位 65セット・・・吾田中学校(秋まで1名レンタルしていたことと、前顧問のY先生がJOCスタッフだったため一緒に練習することが多かったです。)
 第2位 62セット・・・福島中学校(よく半日2チームで練習しました。なかでも県大会前に15点マッチで17セット行ったことが大きかったです。)
 第3位 43セット・・・木花中学校(前顧問のK先生のころから、距離が比較的近いこともあってよく一緒にさせていただきました。この代の最初と最後は木花中でした。)
 第4位 33セット・・・妻ヶ丘中学校(私の前任校です。一度も練習試合を断られたことがなく、感謝しています。新チームでもよろしくお願いします。)
 第5位 27セット・・・姫城中学校(スーパーエースKがJOCでいない時期によく練習試合をしていました。また顧問のT先生は女子バレーを見ていたときから知っています。)
 第6位 26セット・・・宮崎西中学校(顧問のH先生がJOCのためあまりチームに付けない時期によく来ていただきました。いろんな練習会にも誘って下さり、ありがとうございました。)
 第7位 25セット・・・大淀中学校(顧問のY先生とは、以前勤めていた佐土原中学校の時からの付き合いです。)
 第8位 23セット・・・沖水中学校(都城市での練習試合によく呼んでいただきました。榎原中はほとんど練習試合に呼ばれない中で、一番呼んでいただいたのではないかと思います。)
 第9位 22セット・・・三股中学校(連絡はかなり取ったのですが、なかなかタイミングが合わず、あまりできませんでした。)
 第10位 19セット・・・宇都中学校(前チームのころから、鹿児島県からは一番来ていただいています。)

 1日練習試合をすると、だいたい3セット位対戦しますので、第10位の宇都中学校でも6・7回くらいは試合を一緒にさせていただいているということになります。こうやって見ていくと、いかに多くの練習試合や大会を経験してきたのかが改めて分かります。

 今年度も3月にFarewell大会を開催しようと思っています。昨年度はお世話になった南那珂地区のみの5チームで行いましたが、今回は榎原中がお世話になったチームを中心に声をかけますので、ぜひ参加をよろしくお願いします。
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595セットの軌跡①

 県大会も終わり、新チームに移行する時期なのですが、今週末はJOCのトライアウトとジュニアアスリートに6名の生徒が参加をするので、未だ新チームはスタートしていない状況です。

 これからH26~27榎原中バレーボール部のこれまでを少し振り返ってみたいと思います。

 このチームの初めての練習試合は、7月6日の木花中での練習試合でした。当初5名しかいなかった榎原中は、木花中に1名を借りて練習試合を行いました。その後は吾田中に1名選手を借りて、榎原・吾田中として活動していました。そして秋の中体連で敗れた後、それまで音楽部で活動していた③が助っ人として加入し、榎原中として活動することになりました。

 それから鹿児島遠征や正月合宿等を経て、JA共催杯ではベスト8に入りました。しかし、アシックスカップ出場を逃したことで、途中鹿宮対県大会がありましたが、特に意識すること無く、2月からは4月以降のチームを見据えて、U-14に出るという名目ですぐに6年生を入れた練習を始めました。しかし2月の半ばに行われたU-14大会では、3位で九州大会には出場することができませんでした。これは大きなマイナスとなりました。その後も来られる範囲で6年生も含めて練習をし、練習試合にも参加させていました。

 そして、4月に入り、正式に音楽部だった③と1年生が入部してきました。しかし4月の大会は津曲杯・鹿屋大会ともに安定感のない試合運びで、残念な結果となりました。そこから5月のゴールデン都城、県南地区大会で優勝し、熊本県で行われた中原旗でも強豪ひしめく中3位という結果を残し、地区中体連を迎えました。地区中体連はほぼ完璧な内容で、やっと思い描くバレーの片鱗が出てきて、全国への道が見えてきました。結局その後、②の骨折や怪我、部活動停止など大きなトラブルが重なりましたが、なんとか県大会を迎えることができて、宮崎西中戦では現状でのベストのプレーができたのではないかと思います。

 この1年間で、18の大会に出場し、優勝6回、3位が3回、ベスト8が6回という結果でした。県レベルの大会では大きな結果を残すことはできませんでしたが、5名でスタートし、それほど恵まれたメンバーではない中で、選手達はほとんどの大会で全力を出し切ることができたと思います。結果を残せなかった原因は、やはり監督の指導力不足につきます。特に怪我人が出たりするなど万全の状態で最後の大一番を迎えさせることができなかったことが一番の反省点です。そして、この反省を次に生かしていくことが一番大切なことだと感じています。

 次は全595セットについて振り返って見たいと思います。

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第66回宮崎県中学校総合体育大会

 7月24日~26日の3日間、宮崎県体育館にて第66回宮崎県中学校総合体育大会が開催されました。結果は以下の通りです。
 
 榎原中 1(21-25,25-22,18-25)2 宮崎西中

 榎原中は初日の第1試合に向け、午前中は榎原中の前校長であるK校長の計らいで、宮崎北中学校で練習をさせていただきました。北中には前姫城中顧問のY先生や、前広瀬中顧問のT先生もいらっしゃって、いろいろ昔話をしながら、リラックスした状態でいつも通りに練習をすることができました。その後、12時には県体育館に出発し、13時からの設定練習を終え、いよいよ運命の13時40分を迎えました。

 この大会で最大の悩みどころは、骨折している②をどのように起用するかということでした。先週のうちに目処が立っていれば、今大会でもスタメンで起用することができたのですが、火曜日に医者には止められているものの、ぎりぎりプレーをする目処が立った状態でした。なんとか前日にスパイクを打って、当日にブロックを軽くするのみの調整ではありましたが、それでも代わりに出ていた③よりは、②のほうが力としては十分計算できる状況でした。しかし、これまでも②の代わりに出ていた③で県内外の強豪と十分互角に渡り合ってきたので、その雰囲気を大事にしたく、スタートは③でいくという決断をしました。

 第1セットは序盤に1-4、4-10と点差を広げられ、その後最大9-16まで離されました。なんとか気持ちを保ちつつ②の途中交代や粘りのバレーでなんとか点差を縮めましたが、21-25で取られてしまいました。しかし、少しこちらのミスが多いだけで、作戦通りにプレーをして相手の攻撃はおさえていたので、第2セットに向けて気持ちを切り換えて、臨みました。
 第2セットも、2-5、4-8と出だしでつまずいたのですが、なんとか踏ん張り中盤まで食らいついていきました。15-15で追いついたあとは、第1セットからのねらいが徐々に効き始め、相手のミスを引き出すことができるようになってきました。序盤でエースの⑤が足を痛めるというアクシデントはあったものの、最後まで集中を切らすことなく、25-22で取り返すことができました。
 第3セットの出だしは、2セット目の勢いそのままに、5-3とリードしてスタートしました。これは良い展開だと思っていたのもつかのま、サーブからまさかの8連続失点を喫してあっという間に点差を開かれてしまいました。そして、中盤で⑤がついに立てない状況になり、メンバーチェンジでベンチに下がって万事休す。しかし、通常ならもうあきらめてしまうこの絶望的な状況にも、これまで何度も厳しい状況を経験してきた選手達は、最後まで必死に戦い抜きました。最後はブロックでなんとか取ったワンタッチを、最後にメンバーチェンジでコートに立った⑤がなりふり構わずに飛び込みましたが、ボールは落ちてしまい、18-25で敗れ、榎原中の全国への道は終わりを告げました。

 結局県大会は三股中が優勝、本庄中が準優勝、3位が宮崎西中、4位が日向学院中と秋の中体連と変わらない結果でした。結果を見てみる限りでは、この4校とフルセットに持ち込んだ沖水中、三松中、榎原中と、姫城中や木花中がこの代のベスト8だったのではないでしょうか。ベスト4とベスト8の差を改めて感じた3日間となりました。三股中と本庄中には、夢半ばで敗れた他チームの気持ちを背負って、九州大会で5位以内に入り、ぜひ全国大会に出場してほしいと思います。

 当日は榎原中の教職員や保護者の方々はもとより、地域の方々や音楽部の生徒、K前校長、前榎原中男子バレー部顧問のK先生など、たくさんの方々に熱い応援をしていただきました。選手達は本当にベストを出し切ったと思います。負けたのは監督の私の責任で、反省すべき点はたくさんありますが後悔はなく、やれることはやったという思いが強いです。

 3年生の3人は、これまで様々な困難を経験しましたが、最後まで仲間を信じて自分を信じて、全員バレーでこの舞台を思いっきり楽しむことができたと思います
。“全中に行って旭川動物園に行く”という目標は達成することができませんでしたが、“部活動を通して人間力を高める”という目的は達成できたのではないでしょうか。

 部活動を通して学んだことをこれからの人生に生かしてこその経験なので、3人の今後の活躍を期待しています。3年生、本当にお疲れ様でした。
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夢への第一歩

 いよいよ県大会当日となり、目標であった全中まで続く夢への第一歩がやってきました。今頃選手達は車に乗って、午前中練習をする会場に向かっていることだと思います。榎原中には3年生が3名いますが、悔いの残らないように最後の準備をしていきたいと思います。

 キャプテンの①は、とても心が優しく真面目で、どんなことでも一生懸命にやり遂げることができる選手です。しかし時には、周りが言うことを聞いてくれなかったり、ケンカがあったり、部活動停止になったりと、キャプテンとして大変な思いをたくさんしてきました。しかし、日々の練習や大会、練習試合や遠征等を通して、チームをまとめることの難しさやチームがまとまった時の喜びなどをたくさん経験し、人間として一回りも二回りも成長したことだと思います。

プレー面でもなんでもできるがゆえに、リベロに始まり、セッター、ライト、レフトとたくさんのポジションを経験してきました。その結果、すべてのことを高いレベルでこなすことができる素晴らしいプレーヤーになりました。

いろいろなことに気をつかってしまう①ですが、県大会では、とにかく仲間を信じてバレーボールを心の底から楽しんでほしいと思います。


 エースの⑤は、入学したときにはとても幼く、自分にとても甘い部分が多くありました。2年生になってからは、プレー面では大きく成長しましたが、精神面ではまだまだ物足りない時期が続きました。そこで12月に行われたウインターリーグin都城でキャプテンをまかせたところ、緊張しながらもいつも以上に懸命にプレーしましたが、予選で敗れる結果となってしまいました。この経験がどのくらい⑤に影響を与えたのかどうかは分かりませんが、日々の生活の中でも積極的性が高まり、それから少しずつ、自分だけではなく、周りも見ながら声をかけたりすることができるようになりました。

⑤は身長が高くはありませんが、私は県でトップクラスのスパイカーだと思っています。しかし、私はスパイカーとしてではなく、榎原中のエースとして⑤を信頼しています。ただ点を決めるだけではなく、苦しい時にチームに勇気を与え、そしてチームを勝たせることができるのが真のエースです。

これまで学んだことをしっかりと出し切れば、きっと榎原中学校のエースナンバー⑤を引き継いだ選手として、チームをより高い目標に導いてくれることだと信じています。県大会では、バレーを通して、技術的にも精神的にも成長した姿をたくさんの人に見せてほしいと思います。


 最後に③です。③は音楽部に所属していましたが、吾田中学校から1名レンタルして臨んだ秋の中体連で敗れたあと、バレー部に助っ人として加入してくれました。それからたくさんの大舞台を経験して、今年の4月に正式に音楽部からバレー部に転部しました。③はスポーツ経験もなく、身体能力にも決して恵まれているわけではありませんが、言われたことはしっかりとやり遂げることができます。現に、昨年度も、②がいないこの1ヶ月の間も、③がレギュラーとして常にコートに立っていましたが、何の問題もなく強豪校とも互角に渡り合うことができました。③がバレー部に加勢してくれたおかげで、たくさんの大会に合同チームではなく榎原中学校として参加をすることができたことが、とても大きな経験になっています。

県大会でもいつも通り笑顔で自分の仕事に集中し、さらに成長する姿を見せてほしいと思います。


 次の更新は県大会が終了してからになります。お世話になった皆様に良い報告ができるよう、これから最後の準備をし、ここまで作り上げた彼らの代の榎原バレーを一番近い席で思う存分楽しみたいと思います。
 応援よろしくお願いいたします。


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決戦は金曜日

 昨年の地区中体連で県大会の出場権を逃した6月1日。その翌日にチームを発足させてから今日で448日が過ぎました。そして今日は、午前中にいつも通りの練習と卒業生との練習試合をし、先ほどミーティングを終えました。すべての準備が整ったところで、いよいよ明日から県大会が始まります。

 このチームは、チーム結成時に、“全中に出場し、旭川動物園に行く”という目標を立て、“バレーボールを通して人間力を高める”ことを目的として、これまで毎日一生懸命部活動に励んできました。

 これまで大会や練習試合で592セットを経験してきました。OBとの試合を含めると、おそらく700セットは優に超えていると思います。ここまで試合経験を積んでいるチームは宮崎県内にはもとより、九州内でもそうはないのではないでしょうか。
 592セットのうちわけは433勝159敗ですが、勝った433勝はもとより、負けた159敗も非常に多くのことを教えてくれました。これほどのセット数を行うことができた背景には、昨年地区大会で敗退し、早めに新チームを始動させることができたことが大きいと思います。つまり昨年の3年生の犠牲の上に、今日の状況があるわけです。また、どこに行くにでも快く送迎等引き受けて下さった後援会の方々、そして榎原中に来て下さったり、練習試合に呼んで下さった他チームの方々など、本当にたくさんの人たちの支えがあっての592セットだと思います。

 さて、県大会ですが、目標の“優勝”をするために、先のことは考えず、とにかくまずは初戦の宮崎西中に勝つことだけを意識してすべての作戦を組んできましたので準備は万全です。

 宮崎西中とは、これまで23セット試合をしており、8勝15敗という結果です。チーム結成当初は全く勝てませんでしたが、その後じわじわと差を詰めていって、12月のウインターリーグin都城では、2 (25-23,25-23) 0でからくも勝利しました。しかし2月のJA共催杯ではこちらの弱点をつかれ、0 (21-25,17-25) 2で完敗しました。その悔しさを元に、3月の鹿宮対県ではフルセットの末、2 (34-32,20-25,25-14) 1で勝利することができました。1年生がレギュラーとして加わった4月以降は3勝3敗で、直近の練習試合では2連勝しています。
数字の上では、ほぼ互角といっていいと思います。勝利した8セットのうち5セットが2点差なので、榎原中としては、苦しい場面をなんとか耐えて、粘り強く気持ちを切らさずに盛り上がり、接戦に持ち込むことが勝利のポイントになりそうです。

 ②が戻ってきた今、チームのムードは最高潮に達しています。相手は宮崎市の1位で県ベスト4の強豪校なので、
榎原中としてはチャレンジャーとして、プレッシャーをあまり感じることなく、とにかく楽しんでプレーをすることが一番です。
 心の繋がりを感じることができるバレーボールという競技の素晴らしさをかみしめながら、少しでも多くの方に榎原バレーを楽しんでいただけるようベストを尽くしてほしいと思います。

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11人バレー部

 県大会まで後2日となりました。そんな中、怪我で戦列を離れていた②が昨日ついに復帰しました。もちろんまだ全快というわけではないですが、技術も高さもある②が戻ってきたことはチームにとって大きなプラスとなりました。しかしそれ以上に、②がコート内にいることによる“心”の部分でのプラスがなによりも大きいと思います。榎原中に少しずつ足りなかった心技体のすべての部分が、この勝負どころで埋まったことで、これまでの経験と相まって素晴らしい相乗効果を生み出してくれると思います。

 もちろんプラス面ばかりではありません。復帰が遅れたため、実戦経験をほとんどつめずに大会に臨むことになります。これまで榎原中は、秋の中体連は④の捻挫、JA共催杯は④の骨折、鹿宮対県は①の熱発と、大きな大会でベストな状態で臨めたことはありません。しかし、そんな中でも逆境をバネにして強い気持ちでプレーすることができました。さらに、6人しかいなかったこれまでとは違って、今は11人のメンバーがいます。だれが出ても榎原バレーができるように練習してきているので、特に問題なく、自信をもって現状のベストメンバーで臨みたいと思います。

 今日で学校は終わり、午後から練習で体を動かします。明日は当日の時間の流れに合わせて、9時から練習を開始し、途中休憩や昼食時間を取りながら、卒業生とともに1試合3セットを行います。その後、試合開始の13時40分から鹿宮対県のビデオを見て気持ちを高めてすべての準備が完了します。すこしでも長くバレーができるように、そして刻一刻と終わりが迫ってきているこの代の榎原中男子バレーボール部で過ごせる時間をかみしめながら、今日もいい練習を一緒に作り上げたいと思います。

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カウントダウン

 いよいよ明日で1学期が終了し、県大会まで残り3日となりました。県大会を控えた最後の3連休は、土・日は練習試合で最終確認をし、月曜日はその修正練習をしました。

 土曜日は、榎原地区体育館に福島中に来ていただき、試合を通しながらいろいろと確認をしました。福島中は裏エースとキャプテンがようやくプレーできる状態になっており、前回より随所にいいプレーが見られました。11セットやって結果は全勝でしたが、やはりつまらないミスが多く、まだまだ甘さがプレーに出てしまう内容でした。新チームでまだ基本練習ばかりでフォーメーションもままならない時期に、わざわざ榎原に来ていただき、調整を手伝ってくださった福島中の方々にしっかりと感謝をし、南那珂地区の代表として堂々とプレーしてほしいと思います。

 日曜日は、鹿児島市の西紫原中にうかがって練習試合をさせて頂きました。西紫原中のY先生に無理を言ってお願いしたのですが、朝の出迎えから昼食の準備、そして最後の見送りまでとても手厚い歓迎を受けました。
 練習試合のほうも休みなくずっと試合をやらせていただき、
鹿児島県1位の西紫原中に3敗、鹿児島県ベスト8の吉野東中に4勝、鹿児島市代表の清水中に4勝1敗という結果でした。すべてのチームに対して、相手に合わせることなく、県大会を意識して裏ローテの強化や、戦術面での約束事を意識して臨んだ割にはまずまずの結果だと思います。

西紫原中との試合では、23-25、23-25、19-25というスコアでしたが、1・2セットとも23-23からミスで連続失点して敗れてしまいました。前回の木花中戦と同じで、接戦で終盤に持ち込んでも、相手のギアが一段上がったときに、もともとの自力の差やそれまでの消耗によって食らいつけずに終わってしまいます。どうしてもこのレベルの相手とのゲームとなると、お互い崩し崩されで、ラリーが続くことが多くあります。そうなると高さのない榎原中はなんとかレシーブを上げることはできるのですが、つなぎがうまくいかず、スパイクを打ちきれずにラリーを取られてしまいます。その後も粘り強く一生懸命プレーを続け、なんとか23-23までこぎつけるのですが、そのころには疲れ切ってしまい、あと一歩およばないという感じです。

 このあと一歩を越えるためには、コースを限定するブロック力、どんなボールもセッターに入れるレシーブ力、難しいボールもスパイカーに打たせきるトス力、どんなボールも相手コートにたたきこむスパイク力というバレーボールに必要なすべての“技”を上げなければなりません。また、最後まで消耗しないような持久力や、強いボールを打ちきったり止めたりするパワーや高さといった“体”も必要です。これらの能力は、当然あと3日で大幅に上げることができるものではありません。
 しかし、この4つの力を総合的にアップさせることができる力があります。それが“心”です。チームを少しでも楽にさせたい、チームのために少しでも力になりたい、このチームで少しでも長くバレーを続けたいなど、個人ではなくチームを思う気持ちが高まれば、これらのすべての足りないところをカバーしてあまりあるプラスが生まれてくると思います。

 これは、特に3年生の2人のいままでのバレーに対する取り組みが問われています。YとIの代がどのような榎原中バレー部をつくり上げることができたか。それが問われる3日間になると思います。3連休の最終日は、昨年のキャプテンと副キャプテンが忙しい合間をぬって練習にかけつけてくれました。これまでの榎原中の伝統や先輩たちの思いを引き継ぎつつ、自分たちの代オリジナルの榎原バレーを発揮できるように、あと3日過ごしてほしいと思います。


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本当の強さとは?

 昨日は台風のため学校は臨時休業でしたが、幸い宮崎県にはほとんど影響もなく、今日から練習も再開します。そして、まさに1週間後のこの時間に、宮崎県体育館にて県大会の初戦が行われます。まだあまり実感はないのですが、当日に向けて完璧な準備をしているところです。

 チーム状態としては、期待していた②の復帰が遅れているなどコンディションが万全ではない部分もありますが、3年生の意識が非常に高まってきており、全体としてはまずまずの状態です。この時期になれば、多少のフィジカル面での不調はメンタル面で十分カバーできます。3年生はこの1週間でこれまでの経験をすべて1・2年生に伝えて、悔いのない準備をしてほしいと思います。


 今週末の日程は、土曜日は福島中にお願いして調整のお手伝いをしていただき、日曜日は早朝から鹿児島市に遠征に行きます。そして月曜日は卒業生に来てもらい、当日を意識した調整をする予定です。この3連休で、地区内の他チームや保護者、そして卒業生や地域の方々など様々な人たちに支えられているということをしっかりと実感し、その気持ちにこたえることができる本当の強さを身につけて当日に臨んでくれることを期待しています

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最後の追い込み

 県大会を2週間後に控えた先週末は、最後の追い込みとして2日間とも終日練習試合を行いました。テーマとしては、サーブを狙って攻めることと、ブロックの基準をそろえること、そしてゲームの流れを読みながら自分たちで安定した試合運びをすることでした。また、前回同様裏ローテの経験を多く積ませることでレベルアップを図りました。

 土曜日は榎原地区体育館に沖水中、大淀中、木花中をお迎えしました。結果はシード校の沖水中に4勝、大淀中に4勝、木花中に1勝3敗でした。
厳しい相手にも裏で勝負し、ある程度戦うことができました。特に沖水中との試合では、苦しい場面もたくさんありましたが、サーブで強く攻め、相手のスーパーエース・裏エースをブロックし切り返すという形ができていました。逆に木花中との試合では、勝った1セットは大差でとれたのですが、敗れた3セットはすべて接戦で、木花中の集中力が最後まで落ちなかったために、自力の差で敗れてしまいました。裏エースの②がいないことで、すべての局面においてかなり消耗するため、このような展開になると厳しいなという印象でした。
 この日は気温・湿度ともに非常に高く、体育館が滑りやすいため、体育館を閉め切ったとても厳しいコンディションでした。そんな中で、連続した12セットすべてにおいて気を抜かず最後まで気力を振り絞って戦えたことは、夏の県大会を戦い抜く上で大きな収穫となりました

 日曜日は高原中とともに日向学院中に伺いました。シード校の日向学院中と3勝1敗、高原中と3勝0敗という結果でした。日向学院中に対しては、高いブロック相手にどのようにして点を取っていくかということを考えさせながらプレーをさせました。速い攻撃でブロックを外すということはある程度できていましたが、ブロックアウトなどブロックを利用して点を取ることはあまりできませんでした。また、敗れた1セットは、いつものように出だしでミスを連発し、サーブで崩されてそのまま終わるという形でした。そのセット後に久しぶりに3年生に厳しい話をし、疲れているときこそ3年生の力が試されると伝えました。また、ロングサーブで揺さぶられていたことが目立っていたので、ロングサーブに対する対応をしっかりとして次のセットに臨みました。その結果、特にサーブでくずされることもなく、終始安定したゲームをすることができました。
 また、高原中との対戦ではすべて裏ローテで臨んだのですが、出だしから常にリードを奪われ、途中サーブで追いつくものの、なかなか相手を突き放すことができずに終わるという内容でした。高原中とは2月のU-14の大会で初めて対戦し、その後3回ほど一緒に練習をしています。1・2年生チームではありますが、4月から顧問に復帰されたO
先生の指導の下、どんどんチーム力が上がってきています。180cm近いスーパーエースの他、レシーブがとてもよいプレーヤーなどがいて、必死にボールをつなぐバレーをしています。何よりもO先生と一緒になって素直にバレーを楽しんでいることが伝わってくるので、私も含めてしっかりと見習うべきところがたくさんありました
 最後に、日向学院中のM先生の計らいで、日向学院高校のみなさんに、ポジション別にいろいろとアドバイスをしていただきました。主力の現高校
3年生生は、榎原中が夏の県大会で3位となったときにし烈な決勝リーグを戦ったメンバーで、県体育館での死闘を思い出し、とても懐かしく感じました。生徒達も先の高校選抜の試合やテレビ等でしか見たことがない高校生に実際にいろいろと声をかけてもらってとても嬉しかったようです。

 何はともあれ、怪我なく追い込みの2日間を終えたことが一番でした。結果も2日間で15勝4敗と、課題をもって挑んだ割にはそこそこだったので、良いところは自信をもって、改善すべきところはしっかりと課題意識をもって最終調整をしていきたいと思います。
 
今週からは少し強度を落とした練習メニューにしてコンディションを整えていきます。そして今週末の鹿児島遠征ですべてを仕上げ、100%の状態で本番に臨みたいと思います。

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自主性を育てるには

 昨日(9日)はKIRISHIMAツワブキ武道館で行われたスポーツ指導者グローアップ事業に参加させていただきました。今年は、木村沙織選手や荒木絵里香選手、大山加奈選手などたくさんの全日本代表選手を輩出している、東京都下北沢成徳高等学校女子バレーボール部監督の小川良樹先生を講師としてお迎えしての講演でした。

 講演の演題は「将来を見据え、自主性を尊重した指導法」で、小川先生の経験に基づいた体験談が主な内容でした。小川先生はこの「自主性」について、“勝ちたい、日本一になりたい、うまくなりたいという気持ちから自然と出てくる”とおしゃっていました。また、“指導法や信念として特に意識していることはなく、毎日これで正しいのかと迷いながら指導を続けている。”とのことでした。

 小川先生は、中学生の頃からバレーボールをプレーすることよりも、むしろ監督目線でバレーボールを見ることのほうに興味があり、様々な練習を見学し、たくさんの本などで得た名監督の考え方などを元に練習メニューをずっと考えていたそうです。そして19歳で成徳学園(現下北沢成徳高等学校)のコーチになり、27歳で監督に就任しますが、はじめの頃は、熱意は誰にも負けない、自分が勝ちたい、自分があこがれる指導者に追いつきたいというような、いわゆる熱い指導をされていたそうです。
 しかし、32才のときに、ある中学バレーの監督に言われた一言がきっかけとなり、他の強豪校に勝つには同じような指導をしていても勝てないと考え、それまでの指導者主導のやり方から選手主導のやり方に変えていったそうです。その間、苦しみながら我慢の指導を続けた結果、その2年後にインターハイで優勝し、2002年には高校3冠達成、2013年には春高バレー優勝など輝かしい成績を残しています。

 この経験から、どうやったら選手が意欲的に取り組めるメニューを組めるかが一番の自分の役割となり、選手の気持ちや状況を考えるとともに、練習メニューの意図をしっかりと伝えるようにしているそうです。そうやって考え抜かれた練習メニューは、ボールを使った練習はもちろんですが、走り込みや筋力トレーニング、そして体幹トレーニングと多岐にわたっています。そのすべてでしっかりと記録を取ることで、自分を追い込んだり、自分の成長を感じることができるようにしているとのことです。
 最後には自身の苦い経験なども踏まえながら、“勝つことは当然の目標ではあるけれども、チームの目的としては、チームのメンバーがチームの一員であることが楽しい、安心感がある、一緒にバレーをしている時間が幸せ(やりがいがある)ことが最も望ましい。罰から逃れるためや褒められるためというような外部からの刺激ではなく、自分で自分のスイッチを入れることが大切だ。そしてそのためには、当然時間がかかる。指導というものは待たないとだめだ。”とおしゃっていました。途中あったVTRの中でも、木村選手が「自分で考えなきゃ強くなれないということを小川先生に教えてもらった」と述べていました。

 生で拝見した小川先生は、話し方もとても穏やかでユーモアもあり、テレビで見た感じよりもっと温かく、服装がとてもおしゃれだったということが印象に残っています。本などで先生の考えを知りとても感銘を受けていたので、今回は本当に貴重な経験となりました。

 榎原中の選手達は毎日一生懸命頑張っています。私も彼らと同じ榎原中学校男子バレーボール部の一員として、指導者として少しでもレベルアップして、彼らと一緒にチームを成長させていきたいと改めて感じました。小川先生、本当にありがとうございました。
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初心忘るべからず

 先週末は土曜日は授業日で練習をし、日曜日は福島中のO先生に無理を言って、新チームを結成してまだフォーメーションも定まっていない中での練習試合をお願いしました。福島中には怪我人もいましたので、エースを前に固定して全9セット行いましたが、結果は9勝0敗でした。

 この日のテーマは、裏ローテーに経験を積ませることと、エースに頼らないバレーをすることでした。当然すべてのセットを裏ローテでスタートしたのですが、朝からいまいち覇気がなく、それなりに練習している感じでした。途中集めて何度か話をしましたが、自分たちでは一生懸命やっているつもりらしく、その後もそれほど変化もなく、試合に臨みました。

 最初の7セットは15点マッチで行ったのですが、1セット目は6-9、2セット目に至っては6-12からなんとか逆転勝ちと、危惧していたとおり最悪の出だしでした。逆転できたのもたまたまサーブがはしったからで、2セット目に至っては、相手の得点14点のうち、11点がサーブミスやスパイクミス、サーブキャッチミスなどの自分たちの完全なミスで与えた得点でした。つまり相手はコートの向こう側ではなく、コートのこちら側にいたのです。

 今、懸命に県大会で対戦するチームの分析をし、なんとか持てる力で互角に勝負できる作戦を練っているところです。しかし、敵が相手ではなく自分たちにいる現在の状況では、何をやっても無駄になります。何度このような状況を打開するように自分たちで考えてプレーしなさいと伝えてきたか分かりません。しかし、キャプテンもエースも、チームの雰囲気をコントロールすることがいまだにできません。このようなことができないチームは、いくらバレーが上手くても、練習試合で勝てていても、本番では力を出せずに終わってしまいます。

 こうして少し話をした次のセットからは15-2、15-7、15-6と取ることができました。しかし雰囲気がまた下がってきたので、3年生を外して試合をしたところ、15-9で勝利しました。その試合が終わった後に3年生に何が違うかと聞いてみると、雰囲気が違うという答えでした。しかしなぜ雰囲気が違うのかたずねると、声や喜び方などありきたりな答えを言うのみで、自分たちでも分かっていないようでした。しかしその答えこそがプラスエネルギーの源なのです。

 そのプラスエネルギーの元となる一番大切なこととは、“バレーボールを楽しむ”という気持ちです。先ほどの試合で、今までサーブ以外は試合に出たことのない1年生が初めて試合に出場しました。その喜びとプレッシャーを感じながらバレーをすることの楽しさ、試合に出ることの喜びを感じ、その感情をただ表現しただけなのだと思います。

 なんのためにバレーをしているのか、勝つためなのか、監督に怒られないためなのか。そうではなく、バレーボールが好きだから、楽しいから厳しい練習にも前向きに取り組むことができるのではないでしょうか。

 “初心忘るべからず”。もう一度原点に戻って、どんな状況であれ、バレーボールを楽しむ気持ち、バレーボールを好きだという気持ちを忘れずに、残り18日間を過ごしてほしいと思います。

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6人バレー部再び!

 先週の土曜日は、午後から県体育館で行われるチャレンジマッチバレー教室に参加させて頂くため、午前中は大淀中に伺って練習試合をしました。4月に6名から11名に増えた榎原中バレー部は、前日まで部活動停止の原因となった生徒の他に、相手に嫌なことをしていた3名を試合から外し、さらに骨折している②を除くと、ついにプレーできる選手が6名になってしまいました。
 大淀中のY先生にお願いして、その6名(+②)で練習試合に臨んだのですが、この6人にいったことは、どんなにバレーが上手でも、人の嫌がることをする選手がコートにいるよりは、真面目に一生懸命やる6人のほうがきっといいバレーができるということをしっかり証明してきなさいと伝えました。
 大淀中は宮崎市の3位で、指導者を中心にまとまった良いチームです。しかし、昨日までのことがありもう後がない榎原中バレー部は、苦しい場面もありましたが最初の3セットをすべて取ることができました。そこで、3名を許すことができるかどうかの判断をさせたところ、全員が許すとのことだったので、3名のうち2名を加えた現状でのベストメンバーで試合形式でのゲームに臨ませました。
 ところが、マイナスエネルギーの原因であった2人を出すと、とたんにチームとしての歯車がかみ合わなくなり、17-25であっけなく敗れてしまいました。その後の2セットはなんとかとって、最終的には5勝1敗でしたが、一番大事なセットであのようなゲームをしてしまったことで、全員がマイナスエネルギーのもたらす負の大きな力を感じることができたのではないかと思います。

 その後、午後からは宮崎チャレンジマッチバレー教室に参加しました。高校バレーの強豪である大塚高校男子バレーボール部を招待して、みなさんが小中学生にバレー教室をして下さるという企画です。内容としては基本的なことでしたが、逆にこのような素晴らしい技術をもった選手達でも、同じような練習をしているということや、山口監督が子ども達におっしゃている、基本が大事、気持ちが大事などといったことが、私たち指導者がいつも言っていることとほとんど同じ事だったので、私たち指導者にとっても、選手達にとっても、とても貴重な時間となりました。

 日曜日は榎原地区体育館に鹿屋東中、高原中、大淀中、木花中を招いての練習試合でした。大差をつけてからの辛勝や、大差をつけられてからの逆転など、相変わらず安定感のない場面も多々ありましたが、鹿屋東中に3勝、高原中と大淀中に2勝、木花中に1勝1敗の8勝1敗と、②がいない中でなんとか一日通して大きく崩れることなく試合をすることができました。
 試合の内容としては、課題であるサーブで攻めてハイセットをブロックするという形がエースの⑤が前衛の時はうまくできているのですが、⑤が後衛に下がるとまったく機能しなくなります。実際に裏ローテで試合を始めた時は、最後まで落ち着かない試合運びをしてしまいました。ベスト4の力があるチームは、裏にも強力なスパイカーがいます。裏エースである④のブロック力に磨きをかけることが絶対に必要です。同時に⑤のバックアタックも強化ポイントの1つとなります。⑤はどこからでも強く打ち込める素晴らしいスパイク力をもっているのですが、苦しい場面や厳しい状況で、自らにトスを呼び込むことができません。苦しいときにチームに勇気を与えるプレーができてこそのエースです。県大会ではずっと苦しい状況が続きます。⑤が技術だけではなく、精神的にもチームのエースとなってくれればきっと目標は達成できるはずです。⑤がこの3年間で成長した姿を、県大会の晴れの舞台で見ることができることを信じています。


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-エネルギーと+エネルギー

 金曜日に行われた県大会の抽選の結果、榎原中は初戦で宮崎西中と対戦することが決まりました。宮崎西中は、これまでもずっと練習試合等でお世話になっており、大会でも過去3回対戦しています。県選抜監督のH先生の指導の下で、激戦区宮崎市の1位という強豪ではありますが、どちらにせよシード校を破らなければ先はありませんので、余計なことを考えずに初戦にすべてをぶつけることができるということは大きなプラスになると思います。②の手術も無事終了し、なんとか本番に間に合うように本人も努力をしているので、あとは24日(金)の13時40分に100%の状態で臨むためにベストを尽くしたいと思います。

 そんなこれまで鍛え上げてきたチーム全員の人間力が大きく試される状況であるはずのこの時期に、榎原中男子バレー部は、私が赴任して以来初の部活動停止になりました。直接の原因は1人の生徒の行動ですが、それをきっかけにいろいろと話を聞いてみると、1年生を中心に陰で人の嫌がることを言ったり、言うことを素直に聞かなかったり、ちょっかいを出したりと多くのトラブルが起きていました。
 私が見ていない時間や場所でこのようなことが起きていたということを知って、自分の指導力のなさを痛感しているところです。榎原中の教育目標は“心豊かで 自ら学ぶ力を身につけ たくましく生きる生徒の育成”です。その中でも私たち職員は、最初の“心豊かで”という部分を特に大事に考えて指導しています。しかし、これまでずっと指導してきたつもりであったその“心”の部分が育っていなかったという事実に非常に失望しています。

 1年生は別に不真面目というわけではないのですが、小学校6年生の時の気持ちが抜けていなくて、先輩への話し方や態度が横着だったり、すぐに手を抜いたり、楽なことしかしなかったりと、基本的なことができていない生徒がいます。そこをしっかりと教えていくのが、先輩としての2・3年生の役割なのですが、良い意味でも悪い意味でも優しい彼らは、そのようなことを毅然とした態度で指導することができません。部活動以外でも様々な場面で伝えてきたつもりだったのですが、1年生はもとより、2・3年生にも残念ながらあまり伝わっていなかったということなのでしょう。

 このようないわゆる許されざる行為は、チームにマイナスエネルギーをためていきます。その結果、そのマイナスエネルギーがたまった時になんらかの大きなトラブルが起きてしまいます。しかも、このようなトラブルは、一番大切な時期に起きたり、マイナスエネルギーを出していない、いつも真面目に頑張っている人に起きることがほとんどです。榎原中でいえば、これまでのマイナスエネルギーがたまって一番頑張ってきた②が骨折したり、県大会を間近にひかえた一番大切な時期に今回のようなこと起きたりしてしまったのでしょう。
 これはプレー面でも同じです。落ち込んだり、うつむいたり、サボったり、指示を無視したり、イライラしたり、文句を言ったりというようなことをしているとマイナスエネルギーがたまってしまい、普段しないようなお見合いなどのありえないミスを引き起こしたり、相手のなんでもないプレーが失点につながったり、普段なら必ず決まるような攻撃が相手のファインプレーにあったりということが起きてしまいます。逆に、笑顔でプレーしたり、声を出したり、励まし合ったり、喜んだりと、やるべきことをしっかりとやってれていればプラスエネルギーがたまっていき、先ほどとは逆のことが自分のチームに起こるはずです。このような場面を精神面がまだまだ未熟な中学生の試合では本当によく見かけます。相手チームを上回るバレーの技術(技)や、体格や運動神経(体)がない榎原中は、この心技体のうち、“心”の部分で相手を大きく上回らなければいけないということは、これまでずっと口を酸っぱくして伝えてきたことです。

 本来であれば県大会に出場する資格がないチームですが、県大会に向けて苦しい道のりを経験することを通して人間力が高まることを信じて、粘り強く指導するしかないと思います。この県大会に参加するにあたって、様々な方々にたくさんの協力を頂いています。私たちはその気持ちに必ず答えなければなりません。このような過ちを2度と繰り返さないように、私を含めて十分に反省し、このようなことを絶対に許さない雰囲気を全員で作り上げていきたいと思います。

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7つの”C”

 県大会の組み合わせ抽選会を明日に控え、各チームとも練習に熱が入っているところだとは思います。榎原中の今週末の日程は、土曜日の午前中は大淀中に伺って練習試合、午後からは第6回宮崎チャレンジマッチバレーボール教室に全員で参加します。また、日曜日は榎原地区体育館に鹿屋東中、高原中、木花中、大淀中をお迎えしての練習試合となります。

 県大会に向けて、地区大会が終わってからこれまで練習で強化していることの確認をするのに絶好の機会ですが、まさかのアクシデントが発生しました。先日の日南振徳高校との練習試合で小指を痛めていた②が、検査の結果骨折で、しかも手術が必要になったのです。②は技術的にも裏エースとして欠かせない存在ですが、それ以上に精神面で非常に大きな存在です。全員バレーを掲げる我がチームとしては大きな痛手ではあります。しかし、一番悔しい思いをしているのは、これまでバレーボールと真摯に向き合ってきた②です。②の気持ちに答えるためにも、ここでチームが停滞してしまわないようにしなければなりません。まさにこれまで鍛え上げてきたチーム全員の人間力が大きく試される状況です。

 本校の校長が入学式で人生は3つのCが大切とおっしゃいました。それは、Chance(チャンス)、Challenge(チャレンジ)、そしてChange(チェンジ)です。②は今日手術をし、順調であれば明日退院です。②の手術が無事成功することを祈りながら、②がいないというピンチをチャンスに変え、一人一人がチャレンジして、チェンジしてほしいと思います。

 思えばこれまでもたくさんのピンチがありました。榎原中に赴任してからだけでも、大会前に靱帯損傷、靱帯断裂、骨折、インフルエンザ罹患などたくさんありました。しかし、そのことが原因で敗れたということは一度もなく、むしろ逆にチームがうまくまとまることができました。目的が優勝であれば、確かに②の離脱はとても大きなことで、下を向いてしまいそうですが、目的はあくまでも人間力を高めることです。目の前のすべてのことに真摯に取り組み、1戦1戦全力で臨む。どんな状況になろうとも、私が彼らに望むことはそれだけです。
 試合に勝てるかどうかは、相手があることなので分かりません。しかし勝てる可能性を少しでも高めることは監督である私の仕事だと思います。ここが私の腕の見せ所です。②が戻ってきてもそうでなくても、しっかりと榎原バレーが展開できるように、練習メニューや練習試合の計画、そしてフォーメーションや作戦など、ベストの準備をしていきたいと思います。

 上記の3つのCに加えて、あのミッキーマウスの産みの親であるウォルト・ディズニーは、以下のように述べています。

 
私は、夢を実現させる秘訣を知っている人が越せない壁があるとは信じられない。私が思う夢の実現の秘訣は4つのCによって言い表すことができる。Curiosity(好奇心)、Confidence(自信)、Courage(勇気)、Constancy(一度決心したことを続ける一貫性)。中でも一番大切なのが自信だ。一度こうだと決めたら、盲目的に、一片の疑いもなく、それに没頭することだ。

 
バレーボールという素晴らしいスポーツに、常にCuriosity(好奇心)をもち、Courage(勇気)をもってどんな状況にも立ち向かい、自分たちの決めた目的や目標にConstancy(一貫性)をもって日々の生活を過ごし、Confidence(自信)をもって県大会に臨めるように、残り30日を過ごしてほしいと思います。

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精神面の課題

 先週末は、土曜日に技術面での課題である5つのポイントについての練習をみっちりやりました。最近は自分たちで練習を組み立てることが多く、あまり球出しをしていなかったのですが、久しぶりに1000本以上の球出しをしました。そのかいがあって、練習の終わりには形をしっかりと意識する(させられる?)ことができるようになりました。しかし、その後の紅白試合を見ていると、さっきまでできていたことができていません(やっていません)。基礎的・基本的な力を高めるためには、このように練習のための練習にするのではなく、練習と練習をつなげる、練習と試合をつなげる、ひいては部活動と日々の生活をつなげるという地道さ、素直さ、謙虚さが必要です。これまでさぼってきた分、残り1ヶ月で身につくかどうかはわかりませんが、少しでも自分を高めるために、自分に負けずしっかりと意識をしていかなければなりません。

 そして日曜日は、日南振徳高校にお願いして練習試合をさせていただきました。高校総体が終わった直後の新チームであるということと、中学校のネットやボールに戸惑っていたため、6勝0敗という結果でした。なにはともあれ、新ユニフォームに勝ち運をつけることができたことは大きな自信になったと思います。

 試合の内容としては、はじめにサーブがはしって点差をつけていっていたのですが、フォーメーションをしっかりと理解できていないキャプテンの①を筆頭に、昨日意識したはずの目線の固定ができていない、オーバーキャッチを意識して使わない、クイックに入るのが遅い、ハイセットに対するブロックの形ができていない、サーブが強く攻められていないなど、技術的な5つの課題に対する意識が非常に低いことが目につきました。その後、セット間の修正を経てずいぶん意識できるようになり、最終的にはクイックポイントが15点、時間差のポイントが18点、ブロックポイントが12点と、少しずつではありますがバレーの形ができてきました。しかし、大会ではこのような修正をさせてもらえる暇もなく終わってしまいます。できること、やらなければならないことをやらずに勝負に敗れてしまうほど空しいことはありません。貴重な時間に快く中学生の相手をしていただき、大切なことに気付かせていただいた日南振徳高校のみなさんに感謝をしながら、今日からの練習に励んでほしいと思います。

 さて、技術的な改善点については前回述べたとおりですが、精神的な改善点はもっとたくさんあります。榎原中ではこれまで前期・中期・後期に合わせた言葉を練習後に暗唱しています。県大会出場が決まった現在は、次のような「試合を制する10の心理」を意識しながら日々の生活を過ごしています。

1.プライドをもつ

1.気持ちを高める

1.プラス思考を高める

1.集中力を高める

1.判断力を高める

1.冷静さを高める

1.攻めの心理を作る

1.不安感を取り除くようにする

1.ミスからの気持ちを切り換える

1.リラクゼーションを意識する


 これらの気持ちをしっかりと自分でコントロールできれば、悔いの残らない試合をすることができるはずです。そしてこれらの10の心理は、部活動の時だけではなく、学校生活でも家庭生活でも十分意識して鍛えることができます


 技術面の5つの課題と精神面の10の心理をしっかりと意識しながら残り
ヶ月あまりを過ごして、その先に続く道を自分たちの手で切り開いてくれることを信じています。

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技術面の課題(嬉しいお知らせ)

 県大会まで35日となり、期末テストも終わっていよいよラストスパートに入ってきました。しかし、県大会で勝ち進むためには、技術面・精神面ともに課題が山積みの状況です。

 まずスパイクです。以前書いたように、榎原中には170cmを越える選手が1名もいません。そのために、ハイセットで勝負するのではなく、これまで以上にキャッチからでもスピードや横の幅、縦の空間を使ってたくさんの攻撃パターンを使い分けることと、できる限り“攻撃のテンポを早くすること”が必要です。

 次にサーブです。今までは“サーブは丁寧に”という指示を出していました。榎原中はサーブが比較的良く、丁寧に打っておけばある程度相手をくずすようなサーブを打つことができます。しかし格上の相手をくずすためにはもっと“強くサーブを攻めていくこと”が重要になってきます。パワーで攻める、緩急で攻める、コースで攻めるなど、11名全員がしっかりと意識して個人のサーブ力を強化しなければなりません。

 次にブロックです。ブロックは榎原中の一番弱いところです。身長がないので単純に上から打たれたり、枚数が少ないのでスピードについていけなかったりと、とにかくあまり機能していません。本来であればすべてのスパイクをブロックで防ぎたいのですが、前述のスパイクとサーブを絡めて、サーブでくずしてハイセットをブロックする、早いテンポの攻撃でくずしてハイセットをブロックするというように、少なくともハイセットはしっかりとブロックができる”ようにしなければなりません。

 次にキャッチです。現在はアンダーハンドでキャッチしていることが多いのですが、“オーバーハンドでのキャッチの精度を高めること”が必要です。オーバーでキャッチできないと、守備範囲が広くなってロングサーブで揺さぶられるなど、キャッチに安定感がなくなります。また、キャッチ後に攻撃にも入るのが遅れてしまい、テンポが遅くなってしまいます。

 最後にレシーブです。レシーブはこれまで通り、“目線を変えないこと”を徹底していきます。先日の練習では、レシーブ時にあごが上がる選手が、自主的にシャツを口に加えてキャッチをしていました。目線を変えないことを意識すれば、足も動き、オーバーとアンダーの判断もできるようになり、その結果自然とレシーブも繋がるようになるはずです。


 技術的には、以上のようなたくさんの課題があり、少しでも改善できるようにこれから集中して指導していくのですが、そんな中嬉しいお知らせが届きました。新ユニフォームが届いたのです!榎原中のユニフォームは、現在赤・白・黒の3種類ありますが、一番新しいものでも10年以上前のもので、材質は古く、マークがはがれていたり、縮んでしまって着ることができなかったりするものもあります。そこで学校にお願いして新しいユニフォームを作っていただきました。デザインは今はやりのハイキューのセカンドユニフォームに似せて作ったものです。選手達もさらに気持ちが高まったことだと思います。


 今週は、土曜日に榎原でじっくりと練習をし、日曜日は日南振徳高校に練習試合に行きます。その練習試合が新しいユニフォームのデビュー戦です。今日明日としっかりと調整をして、デビュー戦でいい雰囲気で試合をし、新ユニフォームを“勝利のユニフォーム”にしてほしいものです。

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断固たる決意

昨日で中体連の地区大会が終わり、県大会出場校が決定しました。どの地区も熱い戦いだったとは思いますが、その中でも都城地区と宮崎地区が予想通り熾烈な県大会出場権争いだったようです。
 

都城地区は秋・JA杯優勝の三股中とJA準優勝の姫城中を予選でフルセットの末退けた沖水中が代表校となりました。妻ヶ丘中も準決勝の沖水中戦では、第1セットをとったあと、第2セットも22-13でほぼ県大会出場権を手に入れたかに思えた状況からの逆転負けだったとのことです。おしくも県大会出場権を逃した姫城中と妻ヶ丘中には練習試合等で大変お世話になりました。志半ばだったとは思いますが、両チームとも素晴らしいチームであったことは間違いありません。
 宮崎地区は秋・JA杯ベスト4の宮崎西中と日向学院中が優勝・準優勝、秋で準優勝の本庄中と秋・JA杯ベスト8の大淀中が3位、鹿宮対県ベスト4の木花中が、実力のある佐土原中と秋JA杯ベスト8の広瀬中を倒しての5位と、この5校が宮崎地区からは県大会に出場します。
 また、三松中や門川中、都農中の他にも、高原中や延岡南中、高千穂中など、秋には出場していないチームが力をつけて代表権を得ています。

これらの激戦を勝ち抜いて、地区の代表として県大会に進んでくるチームとこれから争っていくには、どんな状況においても仲間を信じ、自分を信じ、気を緩めず、あきらめず、疑わずという、何にも負けない“断固たる決意”が必要となってきます。この“断固たる決意”の中心は、当然3年生です。他校の生徒を見ていても、この4月からの3年生の急成長ぶりは目を見張るものがあります。結果、レギュラーに3年生が多いチームが、夏は勝ち上がることがほとんどです。しかし榎原中には、3年生は2人しかコート上にはいません。まずはこの2人が、気持ちで他チームの3年生に負けないことは最低限で、なおかつ2年生3人と1年生2人が他校の3年生に負けないくらいの気持ちがあってやっと互角の勝負になり、ベンチも含めた11人全員の気持ちがそろった時、はじめてその先が見えてくると思います。

榎原中は現在期末テスト期間中ですが、部活動がない時間をしっかりと有効に使えているかというとそうではない生徒が多いようです。定期テストは範囲や出る内容が決まっているので、勉強ができるかどうかが問われているのではなく、しっかりと準備ができたかどうかが問われています。つまり、相手との勝負ではなくて、テストに対してどれだけ本気で取り組めていたかという自分との戦いです。


 創業320年以上続く半兵衛麩会長第11代当主の玉置半兵衛さんはこう言っています。

人様に勝とうと思うな。人に勝とうと思ったらまず自分に克て。自分が自分に負けるような人間が人に勝てるはずがない。

これはスポーツでも同じです。まずは目の前のテストに全力を尽くし、心置きなく県大会に向かって突き進めるようはずみをつけてほしいと思います。


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第10回南那珂地区中学校総合体育大会

 6日(日)に行われた第10回南那珂地区中学校総合体育大会において、榎原中は3戦全勝で3年ぶりに夏の県大会への切符を手に入れることができました。結果は以下の通りです。

 第2試合 榎原中 2(25-17、25-8)0 福島中

 第3試合 榎原中 2(25-6、25-4)0 北郷小中

 第5試合 榎原中 2(25-10、25-11)0 吾田中

 初戦の福島中戦では、第1セット一気に走られ1-6まで点差が開いてしまいました。とりあえず1回目のタイムアウトをとりましたが、私はそれほど心配していませんでした。というのも、点差が開いている理由が、榎原中が悪いというわけではなくて相手が良すぎるという状況だったからです。福島中には昨年全国大会で3位になった中学校1年生がおり、その原動力だったエースが絶好調でした。しかし、サーブはしっかりと狙えていましたし、攻撃もエースの⑤だけに頼らずに攻められていたので、相手エースが下がったあと点差を詰め、そこから一気に突き放していく展開が予想できていました。また、万が一1セット目を取られたとしても、その流れがずっと続くことはないので、切り替えて2・3セットを連取すればよいとの考えでした。その予想通り、じわじわと点差を詰め、13-13で追いついてからあとは一方的な展開となりました。結局この局面を冷静に乗り切ったこともあって、2試合目・3試合目と最後まで集中して試合に臨むことができました。


 今回の大会では、全員が自分の仕事をしっかりと果たし、3試合通して榎原バレーを展開することができました。その中でも特に4月から正式に入部した3年生の⑥が、大事な場面で大活躍しました。昨年の秋の中体連までは吾田中から1名レンタルして活動していた榎原中は、音楽部の⑥が力を貸してくれたおかげで、その後の大会を榎原中単独チームとして出場することができました。⑥はバレーボール経験も一切なく、決して上手な選手ではありませんが、その後の厳しい大会すべてをコート上で経験していますので、状況に左右されずに自分のできることをしっかりと果たすことができます。⑥以外にもベンチから一生懸命応援していた3名を含めた11名全員の力が、安定したゲームを展開することができた大きな要因だと思います。
 また、後援会の方々のこれまでの協力も忘れてはいけません。先週の熊本遠征をはじめとして、いつ、どんな時でも子供達のために協力していただきました。これからもっと厳しい状況が続きますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 最後に、当日の応援です。後援会はもちろんのこと、全校生徒、全職員、地域の方々など、他校の3~4倍以上の大応援団でした。この大声援が大きな力となり、チームの背中を押してくれたことだと思います。応援していただけるようなチームになれるように、今後もさらに頑張っていきます。

 その日の夜には祝勝会がありましたが、この結果に気を緩めることなく、それぞれが自分やチームの課題を述べていたので、翌日は振替休業日でしたが、朝7時から練習をしました。県大会に向けての第一歩をすぐに踏み出せたことは、チームにとってとても大きな一歩になったと思います。この次を見据えた取り組みが最後の夏にきっと花開くはずです。県大会に向けてより一層の人間力の向上を期待しています。

 たくさんの応援、本当にありがとうございました。

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精神一到

 昨日の練習は、大事な決戦2日前でしたが、1年生でレギュラーの⑧が頭痛で練習を休んでしまい、11人全員がそろうことはできませんでした。⑧はとても頑張り屋さんで、一昨日の練習にも一生懸命取り組んでいたのですが、昨日は朝から頭痛がひどく、はじめは欠席との連絡がありました。しかし⑧は体調が少し良くなった午後から気力を振り絞って学校に登校しました。もちろん体調は万全とはほど遠く、今日の練習は休みたいとのことだったので、私は「とにかくキャプテンに話をしに行きなさい。でも、キャプテンは大事な大会前だから見学でもいいから11人全員そろいたいと思っているはずだよ。」と伝えました。

 その後、少し期待をして体育館に行きましたが、残念ながらというかやはり⑧はいませんでした。キャプテンに話を聞いてみると、「今日はゆっくり休んで明日頑張ろう。」と伝えたとのことでした。そこで私は先ほど私が⑧に何を話したかを伝えました。キャプテンとして11人全員で心を繋げて大会に臨みたいと思っていれば、「見学でもいいから一緒に頑張ろうよ!」と気持ちのこもった言葉を伝えることができたはずです。そしてそのような気持ちのこもった言葉をキャプテンから聞けば、⑧もきっと無理をしてでも体育館に残ってみんなと一緒の時間を過ごすことができたはずです。もしそうすることができていれば、キャプテンの、いやチーム全員の人間力の大きな成長を感じることができたのですが、私のこれまでの指導力不足を痛感させられた出来事となりました。


 日付が変わって今日は、7時に体育館にいくと、すでにコート設営は終わっており、11人全員で練習を盛り上げようという雰囲気ができていました。その後も7時半までしっかりとアップをし、それから8時まではレシーブで足を動かし、8時~8時15分までの間は明日の設定時間に合わせてスパイクとサーブを練習しました。そして今開会式の時間を意識してオールコートに張り替えているところです。

明日も今日のような雰囲気で臨めればきっと良いバレーができるのではないかと思います。結果は自分たちの力だけではどうすることもできませんが、11人全員の強い“気”持ちがあれば、きっとその先に道は続くはずです。今年の書き初めで、キャプテンは「精神一到」という言葉を書きました。この「精神一到」とは「精神一到何事か成らざらん」から来ており、「やると心に誓って物事に当たれば、どんなことでも出来ないことはない。精神力があれば、道は開けてくる。」という意味です。私の座右の銘は、Where there's a will, there's a way.意思あるところに道あり)」という言葉で、まさにこの「精神一到」なのです。自分たちの力で強い“気”をもって新たな道を開いてほしいと思います。

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 地区予選まであと2日となり、最後の調整が続いています。しかし、昨日は練習中の雰囲気がいまいちで、とてもあと3日後に決戦を迎えたチームとは思えませんでした。途中練習を止めて3年生のキャプテンとエースに話をしたものの、ピリっとせず、結局こちらがボール出しをして気合いを入れ、緊張感を作り上げないといけない状況でした。このような状況であれば、通常はこの2人にボール出しをするのですが、1・2年生にボール出しをしました。この2人にボール出しをしても、ただその場を一生懸命にこなすだけで何も変わらないと判断したからです。自分たちの力不足でチームメイトがボール出しをされている姿を見て、いかにチームの中心としての責任感や緊張感、危機感が足りないかを再確認させたかったのです。

何度か書いていますように、榎原中はみんな一生懸命練習に取り組むのですが、本気さを感じることはほとんどありません。本気>一生懸命。この差についてこの1年間何度も話をし、3年生になれば少しは変わるのかと思っていましたが、本当にほんの少ししか変わっていません。その理由の1つが、地区大会は勝てるだろうと思っていることです。しかしこれは大きな間違いです。


 一昨年、夏の地区予選で、榎原中は県ナンバーワンの北郷小中か、県ベスト4の力がある吾田中のいずれかに勝利しなくては県大会に進めず中学校のバレーボールが終わってしまうという状況でした。当時入学したばかりの1年生の2名、現在のキャプテンとエースは、レギュラーとしてその大会を経験しました。その大会では、北郷小中に粘りのバレーで食らいつきましたが自力の差で敗れ、最終戦の吾田中戦にすべてがかかる状況となりました。そしてその試合では格上相手に一進一退の攻防を続け、13-10でリードして“さあこれから!”というときに、2年生エースが何もないところで足をひねり、そこで現高校2年生の中学バレーは終了してしまいました。

そのときの悔しさを胸に昨年の夏の中体連に挑みましたが、3月まで合同チームを組んでいた北郷小中との朝一番の試合であっさりと敗れました。その後、気持ちを切り換えて県3位の吾田中にはなんとか勝利したものの、次の日の朝一番の試合で、今度は今まで一度も負けたことのない福島中に、25-12でなんなく1セットを取ったにもかかわらず、ミスのオンパレードで逆転負けを喫し、現高校1年生の中学バレーは終わりました。


 このような苦い経験をしている2人ですが、前述のとおり、相変わらず行動に“気”が入っていません。4月に行われた鹿屋大会でシード校ながら初戦で無様に敗れた後、試合中バラバラになったチームに対してこの“気”についての話をしました。“気”がつく言葉には、本気、強気、勇気、活気、覇気、気合、気迫などいろいろな言葉があります。これらの“気”が榎原中には足りないのです。

 
 今日の練習はユニフォームを着てやり、少しでも本番を意識し、“気”の入った練習をしたいと思います。また、明日は日曜日に合わせて朝7時から当日を意識したスケジュールで練習をします。体調不良等で当日もベストのコンディションで挑めそうにありませんが、これが現時点でのこのチームの実力なのだと思います。

 世の中に絶対はありません。これが県大会であれば、あっけなく1回戦で敗れてしまうことでしょう。しかし、地区大会を突破できればあと2ヶ月弱チームを、そして自分自身を鍛え上げるチャンスがもらえます。できる限りの準備をして本番に臨んで、見ている人たちが感動するような榎原バレーを見せてくれることを期待しています。

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第18回中原旗招待中学生バレーボール大会

今日からとうとう6月に入り、地区中体連まであと6日となりました。そんな中、先週末は朝4時に榎原を出発し、熊本県山鹿市で行われた第18回中原旗招待中学生バレーボール大会に参加させていただきました。


 ・予選

榎原中2(25-21、25-14)0菊地南中(熊本県代表)

榎原中0(17-25、13-25)2菊鹿中(熊本県1位・九州大会準優勝)

榎原中2(25-23、25-21)0大利中(福岡県代表)


 なんとか予選を2位で通過し、
Aパートに進むことができたことだけが収穫の、本当にひどい内容でした。とにかく体が動かないので、スパイクは決まらない、ブロックは止まらない、レシーブは上がらないと、ただただボールに触っているだけで、一切気持ちが繋がっていないプレーがずっと続きました。今回選手たちにある程度まかせようと思っていた私も、さすがに我慢の限界を超え、3試合目の2セット目開始には強めの叱咤激励をしました。しかし、その後もぱっとすることはなく、あまりのなさけなさに、その日は居残りの練習試合もせずホテルに帰ることにしました。

 次の日は、とにかく切り替えてやるということで、チームとしてどんなチーム相手でも確認している「サーブキャッチを丁寧に」と「サーブを丁寧に」に加えて、自分たちで決めた「点が決まったら体全体でおもいっきり喜ぶ」ということだけはしっかりやろうということで臨みました。

・準々決勝

榎原中2(25-21、26-24)0御所浦中(熊本県代表)

・準決勝

榎原中1(25-13、24-26,20-25)2泗水中(熊本県2位・九州大会ベスト8)

 準々決勝は、とても高さのあるチームで、スパイクがなかなかブロックを越えず苦戦しました。サーブで崩すのですが、チャンスボールから単調な攻撃しかできず、ブロックでワンタッチを取られて、2段トスを撃ち込まれるというお決まりの展開です。しかし、2セット目は12-21という絶望的な状況の中で1プレー1プレーに集中し、まさかの大逆転勝利を収めることができました。

 その勢いのまま、準決勝第1セットはサーブで崩して楽にとることができました。しかしここでダメ押しをできないのがこのチームの弱いところです。勝ちを意識したのか、12-8から14-13、20-16から21-20と離しては追いつかれを続け、最後は24-23のマッチポイントからサーブミス、そこから連続失点でセットを落としました。なんとか切り替えて第3セットに臨んだものの、ここでも9-3から13-13、17-17から20-25と、相変わらずの試合展開で終わってしまいました。泗水中は早いコンビバレーをするチームでしたが、この試合に関しては終始サーブで崩しコンビを封じていたので、ほとんどがレフトとライトのオープン攻撃でした。それにも関わらず、ブロックの基準やレシーブフォーメーションを最後まで修正できず、競り負けてしまいました。

 

 隣のコートで三股中がいつも通り楽に試合をしている姿を見て、改めて壁はとてつもなく高いなぁと感じました。しかし目的を達成できればきっと目標も達成できるはずです。バレーボールではワンプレーで2点3点は取れません。あの大記録を数多く塗り替えて、41歳にしていまだ現役のメジャーリーガーのイチロー選手も“小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。”と言っています。一歩一歩地道に積み重ねていくことが、大きな目標を達成する一番の方法です。家での生活、学校での生活、そして部活動と自分の人間力を高めることがすべてにつながっています。日曜日の地区総体に向けて、目的を意識してしっかりと過ごしてほしいと思います。


 今回の大会参加にあたって、熊本県の先生方をはじめ、たくさんの方々にご支援・ご協力をいただきました。本当にありがとうございました。

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思いやり(心を繋ぐ)

 中体連地区大会まであと10日をきりましたが、先週から今週にかけて体調不良や怪我人が多く、まったく練習を計画通りに進めることができませんでした。そんな中、昨日は久しぶりに全員がそろい、週末の熊本遠征に向けての最終チェックをしました。

 私は体育館にいると逐一修正をしてしまいます。その結果、自分たちで考えさせることができていないという反省から、最近は体育館の外からじっと眺めている時間が多くなっています。しかし、外から見ていると、相変わらず一生懸命に個人個人が頑張っているだけで、チームとしてみんなで協力してより良くしようとする姿勢が見えず、ただ練習のための練習になっています。
 榎原中の問題点は、①試合の入り、②試合の終わり、③連続失点しているとき、④点差が離れて余裕があるときにあります。もちろん技術的な部分もありますが、精神的な面から言うと、①・②については、プレッシャーに負けたり、気合いが入りすぎて冷静になれていなかったりしている、③についてはあわててしまったりびびってしまったりしている、④は気持ちが緩んでしまっているということが考えられます。つまり集中力がないということです。私は常に心は熱く頭は冷静にと伝えていますが、それぞれが自分のことだけを考えているので、相手や自分達を含めた全体の状況を読む力というか意識が足りないのです。
 ではどうすればこのような力や意識を身につけることができるかというと、結局大切なことは、人を思いやるということだと思います。レシーバーはセッターのために、セッターはスパイカーのために、スパイカーはブロッカーのために、ブロッカーはレシーバーのために、少しでも次の人ために、チームのためにいう気持ちが繋がっていれば、どんな状況であれボールは繋がってベストのプレーができると思います。たとえミスをしたとしても、その後のカバーや声などでチームのためにできることをやっていけば、チームとしての雰囲気は悪くならないはずです。一方で、何の意識もせずたまたまいいボールがつながったとしても、それは偶然であって、そのボールに気持ちがこもっていないため、チームに流れを引き寄せられない、または次に同じプレーができるかというとそうではないということです。

 バレーボールは、サーブで
25点決める圧倒的な個の力が無い限り、一人の力だけで試合に勝つことはできません。仲間を信じ、自分を信じ、お互いのことを思いやり、気持ちを繋げてプレーすることで、コートにいる6人の力が2倍3倍
にもなるはずです。このようなプレーができたときに本校バレーボール部の目的である“部活動を通して人間力を高める”ことができ、ひいては目標である“全中に出場して旭川動物園に行く”ということも達成できると信じています。

 技術的な面は今日明日でどうにかできるようにはなりませんが、精神的な面は心がけ一つですぐにでも変えることができます。今日は明日の遠征に向けて早く練習をきりあげますが、しっかりとした心の準備をしてほしいと思います。

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長所は短所、短所は長所

 2324日の2日間は榎原地区体育館にたくさんのチームに来ていただいて練習試合を行いました。

 
23日(土)は、三股中・沖水中・木花中・福島中の4校に来ていただきましたが、三股中はエース、沖水中は裏エース、木花中はセッター、福島中は裏エースを欠き、どのチームも万全の状態とは言えない中での練習試合となりました。榎原中もキャプテンが前日まで熱発というコンディションで、午後には両足が痙攣し離脱するという中、三股中に13敗、沖水中に31敗、木花中に21
敗という結果でした。
 この日は、三股中に12-13から16-25で敗れ、沖水中には19-8から23-17、木花中には22-13から23-19
まで詰め寄られるなど、相変わらず勝負所で我慢しきれない、だめ押しができない精神的な弱さや甘さが出ていました。また技術的な面では、ブロックがいまいち機能していなく、マークについているのに間が空いたり、基準がずれたり、跳ぶのが遅くてワンタッチや吸い込みで点を取られています。今、ブロックの練習を強化しているところですが、日々の練習で強烈に意識して取り組んでほしいと思います。

 
24日(日)は、姫城中・妻ヶ丘中・宮崎西中・佐土原中・吾田中の5校に来ていただきましたが、この日も宮崎西中と吾田中はエースを怪我で欠いている状態で、榎原中も前日に右手親指の付け根を痛め病院に行った④の選手なしでの一日となりました。この日は、姫城中に02敗、妻ヶ丘中に20敗、宮崎西中に20敗、佐土原中に02
敗という結果でした。
 この日は試合直前に④が離脱したため、急遽フォーメーションを変更して練習試合に臨みましたが、姫城中や宮崎西中とデュースで競り合うなど、逆に集中してやれていました。しかし、前日と同じように、姫城中に17-19から18-25、佐土原中には8-25!や18-15から22-25で敗れ、妻ヶ丘中には20-9から22-19に詰め寄られるなど相変わらず不安定なゲームを続けています。特に佐土原中には、現在6
連敗中とまったくゲームを作らせてもらえません。原因は、佐土原中の思い切ったサーブやスパイクに押されて(びびって)いることと、通常なら決まるスパイクやサーブも粘り強くレシーブしてくるので、拾われ続けているうちに集中力が切れてしまうということが考えられます。このようなチームを崩すためには、クイックを入れて時間差を使ったり、横の幅を広く使った攻撃をしたり、あるいは軟打を織り交ぜたりすることでレシーバーを前後左右にゆさぶるなど、頭を使ってプレーする必要があります。しかし、強打を打てばレシーバーの正面、軟打を打てばレシーバーの守備範囲内、クイックを使う勇気もないと、どうやって点を取ろうとしているが見えてこない状況です。ミドルブロッカーの④がいなかったのでクイックやブロックが厳しかったということもありますが、他のチームとはそれほど問題なくゲームを作れていたので、ゲームの流れを読む力や相手や自分たちの状況を把握する力、つまり考えてバレーをする力が足りないのだと思います。

 というように、まだまだ課題ばかりが目立つチームですが、キャプテンの①とエースの⑤がずいぶん3年生らしくなってきた部分と、セッターのトスが少しずつ安定してきたことがプラスかなと思います。また、病院に行った④は、幸い骨折ではなかったということで一安心しました。彼は秋の県大会1週間前に捻挫、JA
共催杯の3週間前に骨折、そして今回夏の地区大会2週間前に怪我と、大事なところで怪我をしています。彼は本当にバレーに対して一生懸命で誰よりも真面目に練習に取り組みますが、このような追い込みの時期に入ると、気持ちが入りすぎて、できないことや無理なことまで頑張ってしまい、結果怪我をしてしまっています。長所は短所で短所は長所です。個人としてもチームとしても、しっかりと自分の特徴を把握し、そのことを意識して生活することで、短所を補い、長所を生かすことができると思います。彼のその一生懸命な姿が、今回チームメイトに伝わっていれば、彼もチームも大きく成長することができるきっかけとなるはずです。

 今週末は熊本県山鹿市で開催される第
18回中原旗招待中学生バレーボール大会に出場させていただきます。この大会に参加するために、後援会をはじめ多くの方々に多大な協力を頂いています。感謝の気持ちをコート内外で表現してくれることを期待しています。

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PDCAサイクル

経営学やマネジメント理論の中に、PDCAサイクルという考え方があります。このPDCAサイクルというのは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善するという手法の一つです。

1. Plan (計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。

2. Do (実施・実行):計画に沿って業務を行う。

3. Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する。

4. Act (処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする。


 近年ではあらゆる業界でも使われていますが、部活動における日々の練習をこの
PDCAサイクルに当てはめると、

1. Plan :練習でどのようなことに課題意識をもって取り組むかを計画する(目標を立てる)。

2. Do :計画に沿って(目標を意識して)練習に取り組む。

3. Check:計画通りにできたか(目標を意識して取り組めたか)、計画(目標)に無理はなかったかを振り返る。

4. Act :振り返ったことを、どのように改善するのかを考えて、次の練習に反映させる。


 また、大会を目標とした
PDCAサイクルであれば、


1. Plan
(計画):目標設定・現状分析・課題の確認・練習メニューの選択や方法、対戦相手の分析など

2. Do(実行):日々の練習

3. Check(評価):バレー日記・練習試合・ミーティング
4. Act(実行):各評価を踏まえての公式戦

といった流れを立てることができます。榎原中バレー部では、このようなPDCAサイクルを、バレーノートやミーティングを活用して行おうとしています。しかし、現在のところ、その内容はただの感想や同じ事ばかりで、本当に深く練習を振り返ったり、強い目的意識をもって練習に取り組んだりすることができていません。個人やチームをより良くしていこうとするのであれば、現状をしっかりと把握するために考える時間が増えるはずです。その結果、ノートや話し合いの内容が濃くなり、ひいては練習の質も高まってくるはずです。

東進ハイスクールの林修先生が、「努力は裏切らない」という言葉は不正解であって、説明が足りないと言っています。林修先生いわく、「正しい場所、正しい方向で、十分な量の努力をしたら努力は裏切らない」のだそうです。私もまさにその通りだと思います。

今週末は、榎原地区体育館に宮崎地区・都北地区・南那珂地区の強豪に来ていただいての練習試合となります。充実した2日間になるように、日々の練習の質を高め、しっかりとした準備をして練習試合に臨んでほしいと思います。

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第35回霧島盆地中学校バレーボール優勝大会

 昨日は都城市で行われた第35回霧島盆地中学校バレーボール優勝大会に参加させていただきました。チームの約束事である「守」を徹底し、少しでも壁を「破」るきっかけとなることを期待していた週末でしたが、残念ながらまだまだ壁を軽くノックしているだけの状態でした。結果は以下の通りです。

 予選リーグ    榎原中 2(25-17、25-16)0 庄内中
 準々決勝     榎原中 0(20-25、22-25)2 姫城中

 結果は準々決勝で姫城中にストレートで敗れ、ベスト8という結果でした。姫城中は準決勝も勝ち上がり、決勝では、九州ナンバーワンと言われている三股中と1(25-22、24-26、12-15)2と互角に勝負するなど素晴らしいチームです。しかし、県のベスト4、そしてその先の九州・全国と進む道の中では絶対に倒さなければならない相手です。1週間前の練習試合では3勝2敗でしたが、公式戦では大きく力の差を感じる敗戦となりました。

 今大会ベスト4に残ったチームのうち、姫城中と沖水中は、180cm近いいわゆるスーパーエースと、その裏エースがしっかりとオープントスを強く打ち抜きます。また、身長が平均的に高く、ブロックもしっかりと機能しています。その結果、少々レシーブやトスが乱れても流れを崩さず安定した試合展開をすることができます。
 一方、三股中と三松中は、正確なレシーブとセッターの早いトス回しからのコンビ攻撃を得意とするチームです。レシーブをしっかりとセッターに入れて早い攻撃をすることで、相手のブロックをかいくぐることができます。また、強力な相手エースのスパイクにも、粘りのレシーブをすることで安定した試合展開をしています。

 この4チームを見ても分かるように、夏を勝ち抜くためのポイントは、1つめはやはりブロックとハイセットだということです。スーパーエースを要していたり、エースをしっかりとレフトで使えるメンバーのそろったチームはやはり安定しています。2つめは、どんな状況でもコンビで攻めていくということです。レセプションはもちろんのこと、トランジションからもクイックを中心とした早いバレーを展開するだけの高いレシーブ力とセッターの力が必要になってきます。

 私はいつも“強さとは安定だ”と言っています。安定して力を出すことができるチームが強く、そして勝つのだと思います。そのためにはこの代の榎原中バレー部がどういう方向で安定感を高めて行くのか。基本的には170cm超えの選手が1人もいない榎原中は、おのずと生き残る道が決まってきます。11名全員が約束事を「守」るためにいろいろなことに「気付き」、11名全員が殻を「破」るために「考えて」、そしてそれを「実行する」ことができたときに、初めて監督の手を「離」れて本当の意味でのチームになれるはずです。

 今日からしっかりと修正して、週末の練習試合に備えてくれることを期待しています。

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「守・破・離」

 この「守・破・離」という言葉は、物事を習得する段階を3つにわけたもので、私の前任校男子バレーボール部の横断幕に書かれていた言葉です。もともとは江戸時代に川上不白が著した「不白筆記」で、茶道の修行段階の教えとして紹介されましたが、諸武芸の修行段階の説明にも使われています。

 「守」とは、師匠の教えを性格かつ忠実に守り、物事の基本の作法・礼法・技法を身につける「学び」の段階をいいます。「破」とは、身につけた技や形をさらに洗練させ、自己の個性を想像する段階をいいます。「離」とは、「守」・「破」を前進させ、新しい独自の道を確立させる段階をいいます。先輩(師匠)から第
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段階の「守」をいかに身につけるかで、「破」・「離」へと続く、その後の自己成長の大きさが決まっていきます。助言を喜んで受け入れていくことで、将来「離」に到達したとき、自己をいっそう高めていくことができるとのことです。

 バレーボール部で考えていくと、秋の中体連県大会までが「守」、春のアシックスカップ九州大会までが「破」、そして夏の中体連に向けてが「離」となっていくことが理想です。顧問としては、せめて「守」を完璧にして、自分たちで考えて作り上げていく「破」の段階まで行かせたいのですが、榎原中男子バレー部は、まだ「守」が徹底できていない状態なので、「破」の壁に苦しんでいる状況です。しかし、私は彼らが必ずこの「破」の壁を乗り越えてくれると信じています。そして、将来「離」に達し、それぞれの形でバレーボールに関わりをもってくれると期待しています。

 今週末は、土曜日が福島中学校と
2校での練習試合を行い、日曜日は都城市で行われる霧島盆地優勝大会に出場させていただきます。チームの約束事である「守」を徹底し、少しでも壁を「破」れるきっかけとなる週末になることを期待しています。

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平成27年度榎原中男子バレーボール部

 平成27年度の榎原中男子バレーボール部は、新しいコーチと1年生5名が加わり、11名+2名で日々の練習に励んでいます。

 昨年度は夏の中体連地区大会で3位となり、県大会に出場することができませんでした。その悔しさを胸に、新チームでは、秋の中体連地区大会で優勝しましたが、県大会では優勝した三股中学校に初戦で敗れてしまいました。その後も以下のように多くの大会に参加させていただきました。

・霧島盆地中学校新人バレーボール大会・・・3位
・ウインターリーグin都城・・・2位パート優勝(5位)
・第20回鹿児島県中学校バレーボール交流大会・・・ベスト8 
・第25回鶴田病院旗争奪中学校バレーボール大会・・・ベスト8
・第32回JA共催杯UMK中学校選抜バレーボール大会・・・ベスト8 
・第9回宮崎県U-14クラブチャンピオンシップ男子バレーボール大会・・・3位
・第44回串間市協会長旗争奪中学校バレーボール大会・・・優勝 
・第14回鹿児島・宮崎対県大会・・・3位パート優勝(9位)
・平成26年度南那珂地区Farewell大会・・・優勝

 さて、新年度が始まって早1ヶ月が過ぎましたが、新チームもここまでたくさんの大会に参加させていただきました。

・第6回津曲勝利杯中学生バレーボール大会・・・ベスト8 
・第31回中学校選抜バレーボール鹿屋大会・・・ベスト16
・ゴールデン都城バレーボール祭2015・・・優勝 
・県南地区中学校バレーボール選手権大会・・・優勝

 1年生がレギュラーとして2名加わり、しかも1人はチームの要であるセッターということもあって、不安定な試合が続いていましたが、最近は少しずつ安定感が出てきています。しかし、このチームの結成当初からの目標は全国大会出場です。とてつもなく高い目標ですが、自分たちで立てた目標をつかみ取るために、自分に厳しく他人に感謝を忘れずに、バレーボールを通して人間力を高めるという目的をしっかりと果たしてほしいと思います。

P.S. 本日、ようやくホームページが更新できるようになったので、これから少しずつ更新していきたいと思います。
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串間市バレーボール協会長杯

2月28日(土)3月1日(日)に串間市バレーボール協会長杯に出場しました。
1日目はリーグ戦、2日目はトーナメント戦を行いました。
榎原中バレー部は全勝で優勝することができました。
たくさんの応援ありがとうございました。
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日南市民吹奏楽団 第8回定期演奏会

榎原中学校音楽部が日南市民吹奏楽団の定期演奏会 第2部に出演しました。
少ない人数ながら毎日練習を重ね、素晴らしい演奏を行いました。
「ルパン三世」のテーマ
モーニン
カリフォルニアシャワー
「情熱大陸」のメインテーマ
の4曲を演奏しました。
第3部では、日南市民吹奏楽団の演奏に合わせ、妖怪体操も踊りました。

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南那珂地区中学校秋季体育大会男子バレーボール競技

9月28日(日)に串間市総合体育館で南那珂地区中学校秋季体育大会の男子バレーボール競技が開催されました。南那珂地区は4チームが出場し、総当たりのリーグ戦を行いました。
結果は下記の通りです。

上位2チームが、10月31日(金)から開催される県大会に出場します。
初めての公式戦で少し緊張していたようですが、優勝することができました。
たくさんの応援をありがとうございました。
次は県大会に向けてさらに練習をがんばっていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
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県南吹奏楽祭

県南吹奏楽祭に音楽部が出演しました。
カリフォルニア・シャワーと「情熱大陸」のテーマの2曲を演奏しました。
 
【感想】
「一人一人が自分のパートをしっかりやり遂げることができました。これからもたくさんの演奏会があるので今回の経験を生かして、さらによい演奏ができるように練習していきたいと思います。」 
           テナーサックス&コンガ
           ドラム&テナーサックス
             ギター&タンバリン
             ピアノ&キーボード
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県南吹奏楽祭リハーサル

9月21日(日)に開催される県南吹奏楽祭のリハーサルを行いました。
曲目はカリフォルニア・シャワーと「情熱大陸」のテーマの2曲です。
部長より
「今年は1年生が4人入り7人で活動するようになりました。7人全員が違う楽器を担当するので他の学校とは違う演奏が楽しめると思います。榎原ならではの演奏をしてきたいと思います。ぜひ、聴きに来てください。」
 9月21日(日) 開場12:00~ 開演12:30~ 場所は南郷ハートフルセンターです。
 
最後は、音楽部へ激励の言葉とエールを送りました。
フレ~ フレ~ 音楽部!! フレッ フレッ おんがくぶ~~~!!
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南那珂地区中学校秋季体育大会組合せ

 日程: 9月28日(日)  
 会場: 串間市総合体育館  
 時間: 7時30分 開館
      8時10分 監督会議・審判打合せ 
      8時20分 開会式 
      8時45分 競技開始
 試合順
 第1試合  榎原・吾田 - 福島  (吾田)
 第2試合       北郷 - 吾田  (榎原・吾田)
 第3試合  榎原・吾田 - 北郷  (福島)
 第4試合       福島 - 吾田  (北郷)
 第5試合       福島 - 北郷  (榎原・吾田/吾田)
 第6試合  榎原・吾田 - 吾田  (福島/北郷)
                       ※(  )は審判
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中講敬老会

中講の敬老会に音楽部が行ってきました。
敬老会では、演奏を行ったり、高齢者の方と楽しく会話をしたりしました。
演奏では「川の流れのように」「世界に一つだけの花」「一週間」「ルパン三世オープニングテーマ」「情熱大陸」「カリフォルニアシャワー」「ラデツキー行進曲」の7曲を演奏しました。
              ピアノ&木琴
       ピアノ&ドラム&バリトンサックス
        ピアノ&ドラム&テナーサックス
 
みなさんからの温かい手拍子や声かけをしてもらい、とても楽しい時間を過ごすことができました。終了後には、おいしいお弁当をいただきました。ありがとうございました。
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南那珂地区中学校総合体育大会

5月31日(土)6月1日(日)に3年生の最後となる大会が行われました。
結果は2勝2敗で3位となり、惜しくも県大会出場への出場はできませんでした。
当日はたくさんの方に、体育館まで応援に来ていただき、大声援の中で試合をすることができました。
ご声援ありがとうございました。
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地区中学校総合体育大会男子バレーボール組合せ

南那珂地区中学校総合体育大会 男子バレーボール競技
日 程 : 平成26年5月31日(土) 6月1日(日) 
会 場 : 串間市総合体育館
1日目 : 開会式 9:00~ 競技開始 9:30~
2日目 : 競技開始 9:10~

  試合順 

5月31日(土) 

6月1日(日)

1試合

北郷小中  -  榎原中

榎原中  -  福島中

2試合

吾田中  -  酒谷中

北郷小中  -  酒谷中

3試合

北郷小中  -  福島中

 吾田中  -  福島中

4試合

 榎原中  -  吾田中

 榎原中  -  酒谷中

5試合

 酒谷中  -  福島中

北郷小中  -  吾田中


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