日誌

カテゴリ:今日の出来事

自然科学探究・卒業論文発表会を実施しました

3月3日(金)3・4限目に1年生の自然科学探究の代表者、3年生の卒業論文の代表者による発表会がありました。

1年生代表の恒松光太郎さん「なぜ水は水面から凍るのだろうか」というテーマで実験によって確かめ、そのメカニズムをモデルを使って説明していました。

3年生の発表では、次の4人が発表してくれました。

久保ひびきさん・・・「寝ぐせについて」という身近なテーマを科学的な観察や考察を交え、探究していました。

島本菜々子さん・・・「手指の菌の分離同定」というテーマで、コロナ禍で手洗いにどれくらいの効果があるのか疑問にもち、多様な実験を行いました。高い専門性が必要でしたが、最後は菌の特定まで行っていました。

二木結衣さん・・・「生分解性プラスチックの性質」で、事前調査で生分解性プラスチックを作る方法を知り、牛乳や豆乳、レモン汁、酢、クエン酸などの成分が影響していると考え、そのメカニズムについて探究していました。

友安航也さん・・「イシクラゲだけを駆除するには」というテーマで、他の植物を枯らすことなく、イシクラゲだけを枯らす方法を調査し、最終的にイシクラゲだけを弱めるにはレモン汁が効果的であることを見つけました。

また、田中未来さん「溶液の性質~水溶液の固体と液体による金属の変化~」というテーマで代表者に選出されていました。

最後に理科担当教諭から講評があり、「仮説が不十分だと実験がうまくいかないこと」「論文を時系列で書かないこと」など今後論文を作成する上で大切なことを教えてくださりました。

「課題発見力・課題解決力」は社会から求められる力の1つです。この経験を通して、子どもたちが探究のプロセスを学んでくれたら嬉しいです。

 

3年生有志、理数科学習会に参加する

3月4日(土)~5日(日)高校1・2年生、そして附属中3年生の希望者を対象にした「理数科春季学習会」が、南九州大学を会場として実施されました。講師を務めてくださるのは北九州予備校の先生方で、いずれも日々「受験」を意識して多くの学生等に対峙していらっしゃる方々です。附属中3年生からは6名の生徒が応用コースに参加しました。

二日間とも90分授業の一日4コマの講義が行われ、4日は数学・英語(2コマ)・古文、5日は英語・現代文・数学(2コマ)を受講しました。6名は、いちばん前に座席を確保し、集中して講義を受けていました。共通テストの問題の解説を聞きながら、ところどころに受験のノウハウや、エピソード、今から大切にしていくことなどの大切なお話も盛り込まれており、普段経験できないよい学習に臨めたようです。

3年生は、3年後には共通テストも終わり、多くの人が進路が決まっている頃となります。中学3年間あっという間だったでしょうが、高校3年間はもっと早く過ぎていく、と多くの先輩方が言っています。さまざまな機会を逃さず捉え、自分の糧としていきましょう。また、この学習会の実施にあたり、保護者の方の多くの協力を得ています。感謝しましょう。

 

  

附属中・高校全校での生徒総会

コロナ禍の中にあり、全校一堂に会しての開催ができなかった生徒総会が、3月2日(木)に実施されました。あまり時間がない中でしたが、各委員会からの年間活動報告、決算、予算の三つの審議がなされました。進行、議長選出、監査など、といった形式に則って行われる総会を3年生も含めて全員が初めて経験することになりました。来年度以降も行われていくであろう総会です。附属中生も、生徒会の会員として毎年参加します。そしていずれ全校の前に立って総会を運営する形で参加する人もいるでしょう。自分たちでつくりあげていく「生徒会」です。「清泉会」で積極的に活動している附属中生、高校生になっても積極的に活動してほしいと思います。

 

277名の先輩方を送る~第75回高校卒業式

体育館向こうの空がほんのりとあかね色に染まる朝。微かに暖かさを感じるのは3月になったからでしょうか。3月1日(水)第75回高等学校卒業式が行われ、277名の卒業生が学び舎を旅立っていきました。附属中学校の生徒は、本日は自宅学習日で、下足室前に卒業生に向けてのメッセージを掲示して感謝の思いを伝えました。

式では、最初に卒業証書授与が厳粛な雰囲気の中行われました。校長先生からは三つの言葉の贈り物がありました。「人権感覚をもちつづける 人との出会いを大切にする チャレンジ精神をもつ」ーどれもこれからの人生に大切な言葉です。答辞では、コロナ禍の中さまざまな影響を受けながらも勉学も行事も頑張ってきたこと、部活動で苦しいこともたくさんある中、仲間と共に壁を乗り越え多くの学び舎喜びを得られたこと、見守って応援せいてくれた家族への感謝の思いを、凜とした声で、会場中に思いを伝えました。また、久しぶりに卒業式で歌われる校歌にも感動を覚えました。

附属中の生徒たちは、式に参加こそできませんでしたが、心の中でお世話になった先輩方への感謝の気持ちを伝えてくれたことと思います。あと半月もすれば11期生である附属中3年生も卒業の日を迎えます。先輩方を見倣って、その日に向けて日々を大切に過ごしてほしいと思います。

 

 

 

3年生、総合的な探究の時間(高2)の学習成果発表会に参加する

2月も終盤。年度末が近づいてきて学習面でもまとめの時期を迎えています。先日の参観日で卒論発表会を終えた3年生は、2月24日(金)2時間目~5時間目に、高校2年生の総合的な探究の時間の学習のまとめとなる「学習成果発表会」に参加しました。最初に義友会館でオリエンテーションを受け、その意義や臨み方などを理解した上で、体育館に移動して、成果発表を参観します。体育館では72の発表ブースが設けられ、それぞれの場所でポスターセッションの形で8分間の発表と2分間の質疑応答がなされます。10分たったらまた別のブースに行き、発表を参観するを繰り返します。

普通科は郷土探究、理数科は理数探究と、分野は異なりますが、どれもとてもおもしろそうな内容です。全部で7つの発表を参観できます。3年生は1~4名程度で、興味ある分野であったり、知っている先輩の発表であったりを真剣に、また、楽しそうに参観していました。発表者には、3年生が1年生のときの附属中の先輩方もいて、交流を深めている場面も見られました。昼食休憩を挟んで、5時間目には教室でタブレットを用いて、評価とまとめ・感想の記入を行いました。

2年後には今の3年生がこの発表会に説明側として立つことになります。次に向けて、努力をしていきましょう。高校2年生の先輩方、参観させていただき、ありがとうございました。