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カテゴリ:今日の出来事

11期生、爽やかに巣立つ~第11回卒業式~

雨の予報も出ていましたが、空を見上げると曇り空。遠くの山裾には途切れ途切れに白い雲。静かな卒業式の朝です。生徒たちの登校前、校内を歩いてみると、桜の花が数輪花を開き、それを言祝ぐようにうぐいすの鳴き声が響き渡ります。校内には式場へのアプローチに飾られた色とりどりの花鉢、赤い椿、白木蓮……。誰もいない3年生の教室。下級生が美しく整えてくれました。黒板アート、後ろの掲示板や廊下の飾り。下級生たちの先輩への思いが伝わってきます。3月17日(金)第11回卒業式。この春の佳き日、11期生40名は巣立ちの日を迎えました。

 

 

 

朝早くから多くの保護者の方々が足を運んでくださり、1・2年生の在校生共々、会場の義友会館で卒業生の入場を待ちました。9時28分。担任の先生に引率され、40名の卒業生が入場。式が始まりました。最初に卒業証書授与。数年ぶりに一人一人壇上に上がって証書授与が行われました。少し緊張した面持ちで証書を受け取るそれぞれの表情に、3年間の成長を感じました。

校長先生からは、「柔軟に対応できる力をさまざまな場面で身に付けてほしい」と、これからの変化の激しい社会を生き抜くために大切な言葉を贈っていただきました。来賓として中学校PTA会長から、「一期一会を大切に、今のこの瞬間を精一杯生きてほしい」と温かい言葉をいただきました。在校生代表送辞では、代表の2年生・冨吉創太さんが、3年生との思い出や3年生に対する思いを落ち着いた声で発表しました。卒業生代表答辞は小河由奈さん。「自分」という存在について、この3年間を振り返りながら、周りがあってこその自分であり、自分の周りや環境に感謝しつつ、さらに成長していきたいと、堂々と述べました。久しぶりの卒業式の歌は、都泉祭で歌った「予感」。久しぶりの全員での校歌は、最後の部分が合唱になっていました。歌のある卒業式に、新たな感動を覚えました。そして、卒業生退場。晴れやかな表情で3年生は巣立っていきました。

 

 

 

 

学級に戻り、3年生は最後の学活です。実行委員が楽しい企画を考え、笑いがたくさんある最後の学活となりました。

 

すばらしい卒業式がこうして挙行できたのも、保護者の方々、そして先生方、1・2年の在校生たちのお陰です。特に1・2年生の皆さんは準備から片付けまで一生懸命取り組んでくれました。本当にありがとうございました。答辞でも述べられていましたが、卒業生40名は、いただいたものを大切に、そしていつか誰かに贈ることができるよう日々努力していくことでしょう。これからが楽しみです。

少し泣きかけだった空も、退場の頃には少し日も射し、卒業式を見守ってくれました。

卒業式に向けてコサージュ作りに挑戦!

卒業式を二日後に控えた3月15日(水)6~7時間目に、3年生卒業式に自分の胸に付けるコサージュを生花で作成しました。その日、「朝早くから花材や用具の準備をするのだけれど…」と前日に呼びかけたところ、かなり早い時間だったにもかかわらず5、6名の生徒が手伝ってくれました。

迎えた6時間目。少し早めに全員がそろい、持ってくることになっていた、はさみ、ビニール袋、定規、どれも忘れものなしのようです。「必ず指示を聞いて作業すること・早い人に合わせて進めること・花を大切に丁寧に扱うこと・準備から片付けまで気を配ること」という約束事を確認して、早速作業に入りました。本格的なコサージュですので、花や葉っぱにワイヤリングをして束ねていきます。花や葉っぱにワイヤーを通すのには勇気がいります。みんな慎重に一生懸命取り組んでいました。仕上がったのは、デンファーレ・かすみ草・ゴッドセフィアナを花材としたトライアンギュラーコサージュです。生徒たちはみんなとても上手で、予定時間を少し余らせて終わることができました。

当日、生徒たちの胸を飾る生花の手作りコサージュにも注目してください。

 

 

清々しい卒業式を!~1・2年生、準備を頑張る

明日は附属中第11回卒業式。前日の3月16日(木)6・7時間目に、1・2年生全員で、心を込めて準備を行いました。会場づくりは主に2年生。そして、会場や3年生教室・階段・トイレなどの掃除を主に1年生が担いました。また、教室は美術部が中心となり黒板アートを計画し、見事な作品を仕上げています。お世話になった先輩のために、どの生徒も一生懸命、準備や掃除を楽しみながら取り組んでいました。また、普段できない場所の掃除を熱心に行う生徒、壇上や会場、そしてアプローチに並べた花鉢の花の状態に気を配る生徒など、「気働き」の効いた行動が随所に見られました。すばらしい後輩たちに見送られ、明日、40名の3年生が中学校を巣立ってゆきます。

 

 

 

 

卒業式予行がありました

3月16日(木)1・2限目卒業式の予行を行いました。本番のような緊張感の中で、それぞれの学年がそれぞれの思いを胸に予行に臨んでいた様子でした。3年生の真剣な表情、先輩を見る1・2年生の優しい目。素晴らしい予行練習でした。予行後は、3年生の表彰が行われ、午後は、在校生たちが素晴らしい式になるように一生懸命卒業式の準備をしていました。いよいよ明日は卒業式。一生の思い出に残る最高の卒業式になると思います。

3年生送別行事がありました

3月10日(金)3~6時間目3年生送別行事を行いました。これは清泉会執行部が主体的に企画・運営したもので、様々な活動を通して異学年交流を図ること、これまでお世話になった3年生に感謝の気持ちを伝えることを目的としています。

まず交流会1・2部では、事前にとったアンケートをもとに6ヶ所に分かれて将棋やオセロ、百人一首などを通して、普段関わることのないメンバー同士で交流を深めていました。

昼食の時間は、保体清泉会が設定したお弁当の日ということで、生徒が自作したお弁当をおいしそうに食べていました。「見せて~!」「すごい!」「全部自分で作りました!」といった声が上がっていました。

交流会3部では、事前のアンケートをもとにドッジボールやカードめくりやミニバレーを行いました。勝ち負けよりも楽しさを重視してプレーできていたようです。

最後にメッセージ集会を行いました。異学年5人ずつの計15人で構成された班を8つ作り、それぞれの会場で班長や説明係を中心に活動しました。ジェスチャーゲームやワードウルフなどのミニゲームを行って交流を深めた後、1・2年生から3年生へ、3年生から1・2年生へメッセージカードを渡しました。どの会場でも、3年生を中心に盛り上がり、非常によい雰囲気で終了しました。

今回の送別行事は、短い期間の中で企画・運営を行ってくれた清泉会執行部の努力により、土台ができあがり、それを快く手伝おうとする他の生徒たちが将棋やトランプなどの用具をわざわざもってきてくれたり、ゲームの司会進行をしてくれたりと全員が協力したことで実施することができました。

この経験が次年度に向けて、更に良い方向に働けばと感じました。