日誌

2023年6月の記事一覧

壮行式、団色決定、お別れと新しい出会い……

6月30日(金)に高校生の期末テスト終了に合わせて、中高生一堂に会す機会がありました。「壮行式」そして都泉祭に向けての「団色決定」です。それに先だって、ALTのジェニファー先生離任式が行われました。中学生もCーtimeを中心に、さまざまな場面でお世話になりました。ありがとうございました。ジェニファー先生と過ごした時間を忘れず、これからも学習に取り組んでいきます。続いて「壮行式」です。これは、県大会や上位大会に出場する部活動等に向けての会です。中学生は、男女テニス・陸上・柔道・水泳・新体操の県大会に出場する部活動や個人、吹奏楽コンクールに出場する吹奏楽部員が決意の場に立ちました。テニス部主将の今津聡真さん甲斐綾華さん、校外活動代表の天神凛之介さんが、決意の言葉を堂々と述べました。それぞれの場面で頑張ってほしいと思います。次は都泉祭・体育の部の「団色決定」が行われました。中学生は各学年ひとクラスですので、それぞれの学級の40名が、13~14人ずつ三つの団に別れることになります。いつも趣向を凝らした団色決定のシーンが繰り広げられるのですが、今年は長いひもの先につけられた風船を割ると、団色の紙吹雪が舞う、という決定方法でした。ひもが絡まってしまうシーンもありましたが、無事、団色が決定しました。「壮行式」「団色決定」どちらも暑い夏に向けてのエネルギーを感じられる場となりました。また、この場を借りて短期留学生の紹介がありました。フランス・パリから、高校1年生と中学1年生に、髙橋バレト名美(なみ)さん(高1)、髙橋バレト美珊(みさ)さん(中1)姉妹が7月に2~3週間の間、短期留学で共に学習することになりました。中学生にも新しい仲間が増えることになります。素敵なことです。美珊さんは、7月3日(月)から1Aで一緒に学校生活を送ります。1Aだけでなく、中学生全体で交流を深めましょう。

 

 

 

第3回清泉会集会がありました

6月29日(木)7時間目「第3回清泉会集会」が行われました。6月15日(木)に行われた中央清泉会を受けて、実施されたものです。各清泉会(生徒会)ごとに、これまでの活動を振り返り、次の旬間に向けての目標と対策を発表し、共有しました。次の旬間は、本校の大きな行事の一つである「都泉祭」がある期間になります。どの清泉会も、都泉祭を念頭に置いて、学習面・生活面等、よりよくなるように、そして中学生みんなで取り組めるように工夫した内容となりました。また、後半には、清泉会執行部の企画で、中学生全員で学年の垣根を越えて交流するレクレーションタイムが設けられ、ボール渡しやじゃんけん列車に取り組みました。みんな楽しそうに交流を深めていました。さらに、保健委員から、歯の健康についての話やクイズなどがありました。6月は虫歯予防デーもありました。生徒全員、楽しみながら再確認していました。こうした各係からの提案は他の清泉会や係でもとても参考になると思います。生徒一人一人が考えて行動できる、そんな学校にしていきましょう。

 

 

 

第1回学校説明会〜ご参加ありがとうございました〜

6月24日(土)午後「第1回学校説明会」を開催しました。お忙しい中、約300名の参加をいただきました。ありがとうございました。

全体会では、学校長から「人生を『1日=24時間』と置き換えて考えると、12歳はまだ夜明け前。歩み出すこれからの人生をどう生きていくか、中・高時代に好奇心をもち、多くの体験をし、才を伸ばし、社会に貢献してほしい。」と話がありました。PTA会長からは、泉附での3年間で、自主性、コミュニケーション能力も含め人間力が育つと話していただきました。附属中卒業生で現在高校2年生の丸本晃司さんは、附属中というよい環境ですばらしい才能を伸ばしてほしい、と話してくれました。在校生も負けてはいられません。「附属中についてしっかりと伝えたい」と意気込む発表担当の2年生を中心に、1、3年も準備や後片付けに全員体制で臨みました。中心を担った2年生は、6月初めから今回披露したプレゼンテーション内容を、目標をもって準備してきました。どうしたらわかりやすく伝えられるか、話し合いや中間発表を重ね、当日の発表を迎えました。参加者40名前後で分かれていただいて披露した発表は、各会場それぞれ個性あふれる思いのこもった発表となっていました。

参加していただいた児童の皆さん、保護者の方々、今回の説明会はいかがだったでしょうか。10月には第2回の説明会を予定しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

防災避難訓練がありました

雨で順延になっていた「防災避難訓練」が、6月23日(金)6時間目終了後に行われました。地震がおこった後に火災が発生した、という想定での訓練でした。今年度は「自習」に地震が起こったという設定でしたので、放送の指示に従って理事を中心に生徒主体で避難することに。「避難を開始してください」という放送後、すぐに生徒たちは避難してきました。頭をファイルなどで覆いながら小走りでの避難です。中学生は1年生から3年生まで、無事、避難をし終え、報告もしっかりとできました。校長先生からは「『同調性のバイアス』や『正常性のバイアス』は、普段の生活ではとてもいい役割をするが、災害の際には邪魔してしまうことがある。これくらいだったら大丈夫、みんながするから大丈夫、という安心感は、危険につながる場合があることを認識し、危機管理意識をもってください。まず自分の身を守る行動を取ってください。」という話がありました。

現在梅雨のまっただ中にあり、雨による災害も近年頻発しています。地震、火事、豪雨などの災害はいつ何時起こるか分かりません。学校にいるとき、家庭にいるときだけではなく、さまざまな状況のとき、「自分はどのように行動すればよいか」考えていきましょう。

 

 

1年生、医療講話を聞く~キャリア探究~

6月20日(火)7時間目に、1年生医療体験学習「医療講話」の時間を設け、現場で働く医師の方のお話を聞きました。本校生徒が本校を受検した理由として、「医療従事者」となって多くの人の役に立ちたいと考えたから、というものも毎年多くあります。ですから、生徒たちはこの医療講話を楽しみにしていました。この日、講師としておいでくださったのは、都城市郡医師会病院に勤務されている久保佳祐先生です。先生は、医師として働きだして8年。救急医療を専門として、人々の命と向き合う日々を送られています。「救急医って何をするの?」という素朴な疑問に対し、あらゆる場面での危機的対応に携わること、ドクターカーやドクターヘリで出動することもあること、初期診療や救命救急医療を行うこと、災害医療の場に赴くことなど、本当に多くの場面で働いていらっしゃることが分かりました。中でも難しいのが「判断と決断」。命に関わる場面での判断や決断ですので、迅速に行うことが求められます。本当に大変なお仕事をされているのだなと痛感しました。当然、やりがいも苦労も共に在るそうですが、状況の悪い患者さんを救命でき、患者さんやその家族に明るい笑顔が戻ったときは本当に嬉しいとおっしゃっていました。先生のお話から、宮崎県には救急医がまだまだ不足している状況であることも伝わってきました。先生が歩んでこられた道のりで出会われたすばらしい仲間たちと共に宮崎県の医療に尽くしていただいていることに感銘を受けました。生徒たちには、今の学校生活を楽しみ悔いのない日々を送ること、この環境で生活できていることに対し周りへの感謝の気持ちを忘れないことというメッセージを贈ってくださいました。最後に生徒を代表して瓦田佳子さんが御礼の言葉を述べました。

お忙しい中、時間を割いてお話しくださいました久保先生、多くの準備をしてくださいました都城市郡医師会病院の皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

1年生、「音」について学ぶ!

1年生の今週は、本校ならではの学習が目白押しです。多彩な学びの今週の締めくくりは、6月16日(金)5・6時間目自然科学探究の出前授業でした。講師としておいでいただいたのは、宮崎大学教育学部・秋山博臣先生です。テーマは「音について 基本的な話と身のまわりの題材を使った実験」です。日々、何気なく聞いている「音」ですが、「空気、水、金属などの振動が伝えられるもの」であるという基本的な学びから入りました。先生は、途中にふんだんな演示実験を用意してくださり、その多くが身のまわりにあるコップやひも、木、鉄、アルミなどの道具を利用した実験です。思いもかけない音が出て、生徒たちからはどよめきや歓声、拍手も起こりました。音の三要素(音の高さ・音の強さ・音色)なども教えていただき、実際の音は基本音に倍音が重なってでき、だんだん複雑な音になっていくということを、画面に写された波形で確認もできました。休憩時間には、さまざまな実験道具を実際に触らせていただきみんな実に楽しそうに音と戯れていました。また、北郷尚大さん平峯楓士さんがバンジーチャイムに挑戦し、よく知った曲のメロディーが流れ、みんなで拍手しました。今から自然科学探究に取り組んでいく生徒たちにとって、身の回りの不思議に触れる刺激的な時間となりました。最後に生徒を代表して上杉紗南さんがお礼の言葉を述べました。

お忙しい中、多くの準備をしていただき楽しい授業をしてくださいました秋山先生、本当にありがとうございました。また、派遣していただきました宮崎大学に心からお礼申し上げます。

 

 

 

 

中央清泉会が開かれました

先日の学級討議・四者会を経て、6月15日(木)7時間目に、中央清泉会が開かれました。清泉会(附属中生徒会)執行部が一堂に会し、これまでの旬間の振り返りと、次の旬間の目標に対する具体策について、意見を交換し、よりよくなるように練り上げました。次の旬間には都泉祭も控えています。また、大変暑くなる時期でもあります。8月には宮崎県人権啓発強調月間も迎えます。そういったことも踏まえて、たくさんのよい意見が出されました。今回話し合った結果は、22日(木)に予定されている清泉会集会で発表されます。

 

2A企業・大学探訪記

6月14日(水)に、2Aの生徒たちはキャリア探究の校外体験学習「企業・大学探訪」を実施しました。

午前中には、霧島酒造株式会社「霧島ファクトリーガーデン」、午後には「宮崎大学医学部」にバスで移動し、それぞれ講話や工場見学をさせていただきました。

霧島ファクトリーガーデンでは、霧島ホールディングス企画計画室の江夏様から、本格焼酎国内シェアNo.1の霧島酒造の創業から100年以上に至るこれまでの歩み、企業理念や今後の戦略など興味深い講話をいただいた後、工場見学をさせていただきました。南九州産さつまいもを原料とした本格焼酎「霧島」を、日本にとどまらず世界へ展開していこうとする地元企業を誇らしく感じられ、今後の活躍に期待させられました。見学の最後には生徒を代表して石橋彩花さんがお礼の言葉を伝え、午前の企業探訪を無事に終えました。

 

 

 

 

 

 

宮崎大学医学部では、宮崎大学医学部教授であり副学長の澤口様から、宮崎県を医療で支える宮崎大学医学部の医師育成の現状や実際の臨床について詳細に説明していただきました。また、わくわくするような夢を大きく育むために、興味あることに熱中し積極的にチャレンジすることの大切さなどを説いてくださり、中学生からのキャリア形成につなげる大きなヒントを与えてくださいました。後半に計画していただいていたドクターヘリの見学は、緊急出動要請の関係で実施できませんでしたが、2Aの生徒にとって有意義な時間を過ごすことができました。講話の最後には生徒を代表して中田希來さんがお礼の言葉を伝え、宮崎大学医学部探訪を無事に終えることができました。

 

1年生、県庁とBSJを訪れる

BSJという名前をみて、どのようなところなのだろう、と思われた方もいらっしゃると思います。「ボストン・サイエンティフィックジャパン」という医療機器メーカーの略称です。ボストン・サイエンティフィックは、患者さんへの負担を可能な限り軽くすることのできる低侵襲治療(インターベンション)に特化し、製造、輸入、販売、研究開発などを世界規模で手がけている会社です。6月14日(水)1年生「医療体験」としてBSJを、そして「地域学習・職業学習」として宮崎県庁を訪問し、体験活動を行いました。

校長先生をはじめとした管理職の先生方が見送ってくださる中、バスに乗り込んだ1年生は、一路宮崎市へ。午前中は宮崎県庁を訪問しました。最初に防災庁舎の災害対策本部になる広い会議室で防災を中心としたお話を伺いました。動画等交えた分かりやすいお話で、防災意識を高めると共に、安心安全な宮崎県であると感じることができました。続いて建って91年目の本館・そして曳家工法で移築した98年目の5号館を見学し、宮崎県にとって歴史と伝統の詰まった誇りとなる県庁だと改めて感じました。最後に生徒を代表してお礼の言葉を後藤稟子さんが述べました。担当してくださいました津曲様をはじめとした宮崎県庁の方々に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

バスで移動し、午後はBSJ訪問です。外が雨模様だったこともあり、ご厚意でBSJのラウンジをお借りして昼食を採りました。いよいよBSJでの体験学習です。最初に全員でBSJについて、そしてこれから学んでいく内容についての説明を受けました。続いて三つのグループに分かれて、血管にカテーテルを通す方法の説明等と共に、実際に器具を使いながらの体験に臨みました。2人~3人組での体験は実に楽しそうで、目を輝かせて取り組んでいた姿が印象的でした。最後に生徒を代表してお礼の言葉を隅夏波さんが述べました。担当してくださいました石川様をはじめとしたBSJの方々に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

生徒たちはこの日の学びを、今後の学びに活かしていくことともいます。関わってくださったすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

 

  

  

  

 

 

1年生初めての出前授業~昆虫を通して学ぶ~

6月13日(火)6・7時間目1年生にとって初めての自然科学探究分野の出前授業が行われました。講師として南九州大学環境園芸学部・新谷喜紀先生におこしくださり「昆虫を通して環境や社会について学ぶ」をテーマに授業をしてくださいました。まず、「生物の進化」についてダーウィンの話を交えて紹介されました。キリンの事例から、適応度の高い(環境によく適応した)ものが選ばれることを学びました。先生から質問が出されると、子ども達は積極的に意見を述べ、理解を深めようとしていました。他にも「生態系」について、実際に研究室で飼育した昆虫の話を交えて説明してくださいました。後半は「人と生き物の関係」について、「生物多様性の重要性」について、昆虫学がいろいろな学問分野に繋がっていることについて説明があり、「昆虫だけを知っていればよいのではない。いろんなことを勉強していないとよい研究はできない。そのため、目的意識をもってください。」という話をしてくださいました。どの生徒も集中して講義を聞いていました。「全く同じ遺伝子の個体が二つあっても同じようには育たない。周りの環境の影響によって違ってくる。それは人間も同じ。」という話が大変印象的でした。最後に生徒を代表して山下亜樹さんが御礼の言葉を述べました。
 お忙しい中にも関わらず、本校1年生のためにお越し下さった新谷先生、派遣くださいました南九州大学に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。