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2023年10月の記事一覧

3年生、都北音楽大会で歌声披露!

10月26日(木)午後3年生「都北音楽大会」に出場しました。それに備えて午前の最後の学活の授業では、音楽室を借りて仕上げの歌い込みをしました。みんなで心をひとつにしてどんな思いで歌うのか、最後の気持ちの確認をする大切な時間となりました。早めの昼ご飯を食べて、いざ会場のMJホールに出発!何と、一番前の席に座らせていただき、ありがたい限りです。会場には午後の部に出場する9校が徐々に到着し始め、会場が人で埋まっていきます。今年は保護者の鑑賞も許可されましたので、より多くの方が座席を埋めています。

大会の午後の部が始まりました。本校3年生は午後の一番手に歌います。曲は「校歌」と「トラと信長」の2曲。指揮者は両方とも西畑宗一郎さん。合唱の前に、甲斐綾華さんが学級を代表してメッセージを述べました。いよいよ合唱披露です。「校歌」は四部合唱に編曲された校歌です。伴奏は江夏妃奈乃さんが務めました。聞き慣れた校歌のはずなのに、なんと広がりのある豊かな表情を見せるのでしょう。もともともつ校歌の力が、生徒たちの紡ぐ音の広がりと繋がりで会場の人々の心に明確に伝わっていきます。卒業式で聴く校歌が楽しみになりました。2曲目の「トラと信長」。これは都泉祭の1日目に同じMJホールで歌い、会場中を唸らせた合唱曲です。ここしばらく、早朝練習も自主的に行い、本番に備えました。調和のとれた美しい響きでゆったりと始まり、徐々に早口言葉が紡がれていきます。たたみかけるように重なっていく言葉。無伴奏ですので、気を緩めると音が外れてしまいます。息をのむような空気の中、それぞれのパートの声の掛け合いが響きます。パッと高音に上り詰めたところで、合唱終了。一呼吸置いて、わっと会場が沸きました。3年生、本校代表として自慢できる、本当にすばらしい合唱でした。ありがとうございました。

本校は、学年ひとクラスのため、合唱コンクールの形を取ることができません。他の中学校では多くが合唱コンクールで優勝した学級が代表としてこの場に臨んでいます。そういった「競争」による高め合いの場面はないのですが、「よい歌を歌いたい」というたった一つのことを真摯にやり遂げるのが本校の生徒なのだなと改めて感じました。