日誌

活動報告

高城高校で1年生2年生合同探究発表が行われました

都城市にある高城高校にて、1年生~2年生の普通科・生活文化科合同での

探究発表会が行われました。

今年度は少し異なるそうですが、例年3-4割が就職希望。

進学希望の生徒においても、

専門学校など就職を見越した進路選択の生徒が多いそうで

探究テーマはずばり「業界研究」。

ペット業界、保育・幼稚園業界など様々な業界の中での仕事や課題を調べ、

課題に対するアイディアを提案する発表でした。

各クラスからの選抜グループが発表し、データの活用や業界周辺情報などまで

調べられているグループもありました。

1年生は、次年度も探究活動があります。

講評としては、良かった点、もっとよくできる点、そして

学校の外から見た探究の意義について触れさせていただきました。

検索をすれば、知りたい答えにすぐにアクセスでき、

ChatGPTを使えば小説さえかけてしまう世の中。

だからこそ、実践した経験から「自分だからこそ」語れる経験やストーリーを

もって、楽しみながら自信をつけていってくれることを願っています。

そんなあなたとだから一緒に手を組みたい、仕事をしたい、

と言われるキャリア形成にもきっとつながっていくことと思います。

<文責:福島>

 

銀鏡中学校で1〜3年生合同年間振り返りを実施しました

年間通して関わってきたまとめとして、
西都市の銀鏡中学校で年間の振り返りを実施しました。

キャリアパスポートのメッセージと各学年で
身につけたい力を定義している同中学校。

自己理解力・・・自分のよさに気づく力
人間関係形成・社会形成能力・・・思いを受け止める力
人間関係形成・社会形成能力・・・思いを伝える力
課題対応能力・キャリア・プランニング能力・・・チャレンジする力

として、さらに各学年で目標を設定しています。

5限目に、2月24日と2月28日で実施したよのなか先生や、
これまで接した社会人との学びの振り返りをした後、
年間振り返りとして、この「各学年で身につけたい力」について
自己採点し、対話をしながら深掘りをしていきました。

「何のために働くんだろう?」
「何があったら、自分は続けられるんだろう?」
「見通し力をつけたいけど、どうしたらいいんだろう」
といった問いが上がってきたので、
先生へのインタビューワークやもうすぐ卒業する3年生への
インタビューワークを取り入れ進めました。

同中学校には、昨秋の終わりから立志式に向けての準備で関わらせていただき
その後も3年生に学年が上がってから探究的な学びの支援や
また新しい2年生にも立志式で、1年生には仕事の話を聞くよのなか先生で
全学年へ関わらせていただきました。

成長を続ける生徒の皆さんと寄り添う先生方の支援ができるよう
これからも大人の一人として、
またキャリア教育コーディネーターとしてチャレンジしてまいります。
<文責:福島>

銀鏡中学校でさいと学実施。「ない仕事はつくる」について考える機会となりました。

 西都銀上学園銀鏡中学校でさいと学(5限目、6限目)が実施され、
5限目はお隣である新富町地域おこし協力隊の岩本脩成さんが
仕事について話してくださいました。

宮崎出身の岩本さん。
幼少期に病気で長期入院した経験から、医療分野や健康に興味があり
宮崎市内の高校を卒業したのち、東京農工大学の修士課程に進み
化学メーカーで研究職に就きました。
ターニングポイントは、酵素の豊富な「青パパイア」に出会った時。
その驚く効能に魅せられ、起業を決意し、宮崎にUターン。
今では「パパイア王子」としてメディアにも露出していますが
はじめは営業も販売も、農業も未経験な状態からパパイアを育て始め、
現在は他の農家さんともタッグを組みながら
商品開発やより多くの人に知ってもらえる動きを取り、チャレンジを続けています。

実は宮崎県内で一番パパイアを生産しているのが西都市だそうで
生徒たちは、給食で食べたり、おうちに持ち帰ったこともあるそうです。
農業や食品に興味のある生徒たち以外も、
パパイア王子のチャレンジを続ける姿勢に注目していました。

6限目は、「優秀な人材を地域に戻す」をミッションに起業家・事業家への支援を行う
稲田祐太朗さんにお話しいただきました。
稲田さんは、延岡出身。現在は起業家・事業化支援を行なっていますが
ファーストキャリアは医療職である臨床検査技師。
そんな稲田さんのターニングポイントは、臨床検査技師として
若い方のご遺体と向き合ったときに自分の人生について考え直したことと
とある女性経営者からいただいた言葉だったそう。
起業家・事業家と社会的背景の関係についてもお話しいただき
抽象と具体を行ったり来たりしながら解説いただいたことで
生徒たちは「仕事」というものの理解を別角度から
捉えることができたのではないかと思います。

「僕たち中学生が今できることってなんですか?」という質問に対して
「地域課題を解決するって難しい。でも、今自分のいる場所の課題って
 学校でも見つけられると思うんですよね。いつか地域課題を解決できる
 人になっていくためにも、今いる場所でできることを探そう」
と返してくださいました。
まさに今年度3年生が取り組んだ地域探究活動とも通じるところがありました。

起業した人と、その起業家を支援する仕事をする人。
今回はそのお二人からお話を伺い、既存の仕事だけでなく、
ないものは作る、その人をサポートする立場もあることを
知っていただけたのではないかと思います。

岩本さん、稲田さん、貴重なお話をありがとうございました。

<文責:福島>


銀鏡中学校でさいと学実施。二川さんに「編集の仕事」について教えていただきました。

西都銀上学園銀鏡中学校でさいと学が実施され、
お隣である新富町地域おこし協力隊の二川智南美さんにお越しいただき
編集の仕事についてお話しいただきました。

二川さんは、群馬県の出身。大学卒業後、東京で雑誌やムック本などの
編集経験を経て、新富町地域おこし協力隊として着任され
現在は自治体広報誌をはじめ、広報観点で様々な町の仕事に携わっています。

この日は、実際に手がけられた特集本等をお持ち込みいただき
編集と一言で言っても、その時々の納期や人数などによっては
ライターやカメラマンも同時にこなすことがあるというお話や
「編集というのは、仕事の名前でもあるけれども
みんなも学んだことを自分の視点で切り取ってノートに書いたり
しているから、みんなも編集者なんだよ」というお話もありました。

手がけられた本を見て「この本見たことある!」「面白い!」
と言った声も聞こえていました。

これまでに、福祉関係の仕事について伺う機会のあった1年生の生徒たち。
今回、1年生から3年生までの参加できる生徒皆さんでお話を聞くことができ
資格が必要なお仕事と、資格よりも経験や興味関心を深掘りすることで
仕事のスキルが向上する仕事について触れることができました。

その後、コーディネーター福島によるワークショップを実施。
真っ白なA4用紙を2枚準備し、
1枚目に「知っている仕事で、いいなと思う仕事」をリストアップ。
1年生〜3年生の全員でリストアップした仕事を共有し
他の生徒があげた仕事でいいなと思ったものは、自分のリストにも追記。

次に、その中で特にいいと思う仕事を5つ選び、
その仕事のどんなところに魅力を感じているのかを記入してもらいました。
その後全体俯瞰し、自分が魅力を思っている要素に共通点がないか観察。
その共通点や、魅力と感じる要素から、逆に仕事を調べてみることを提案して
この時間は終わりました。

次週2/28は、さらに職業観が豊かになるような時間に一緒にできればと思います。

<文責:福島>

県立西都原考古博物館にて穂北中学校の立志式が行われました

2月21日午後より、宮崎県立西都原考古博物館にて
穂北中学校2年生34名(うち2名欠席)の立志式が行われました。

日頃より外部講師を招き、多くの方のストーリーに触れている穂北中学校。
立志式はあえて外部講師による講演は入れず計画されました。

保護者様が続々と集まる中、伊東校長先生によるお話は
この日の意味や意義を改めて考える機会となりました。

「竹 節ありて強し」
この立志式というのは、節目であり、自分と向き合う行事。
この自分と向き合う行事をどれだけ持てるかが
成長につながっていくんだ、というお話でした。

次に、職場体験学習で学んだことを生徒たちが制作したPR動画をお披露目。
うなぎの入船(飲食)、池水製材(木材加工)、大野屋(いちご農家)、
橋口農園(ピーマン農家)、有田牧畜産業(肥育・加工)、妻湯(温泉)
それぞれのPR動画が揃い、
伊東校長先生と県キャリア教育コーディネーターの福島が
「職場体験学習の前はどんな印象だった?」「どう変わった?」
「経営者の言葉の中で一番心に残った言葉は?」など
質問を投げかけて学びのタネを深掘りしました。

いよいよ立志の宣言。一人一人が漢字一文字に込めた思いを発表。
自分と向き合い、考え抜いた一文字をこの舞台で表現することは
教室や自宅でどんなに練習してきていても、
緊張ピークを自覚する時間だったことでしょう。
自分の番が近づくにつれ、心臓の音が聞こえるようです。

最後は、代表生徒2名と担任の先生とのクロストーク。
福島はファシリテーターをつとめました。
一人は「凛」という字を、もう一人は「明」という字を
書いていた二人。

たくさんの漢字がある中で、改めて調べたこともあったと思いますが
この一字に決めるにあたってどんなことを考え、どのように選びましたか?

[凛]・・・偽りの強さではなく、芯のある強さを持つ大人になりたい
[明]・・・将来の夢は決まっていないけど、明るく挨拶して、周りを明るくしたい。
とお話を聞かせてくれました。

他に、どんな気持ちでこの日を迎えたのかや、
この舞台で口に出して宣言して感じたこと
それを見守って来られた先生が考えたことなどを中心にお伺いし、
最後は福島おきまりの24時間以内にやるアクションを決めていただきました。

立志式に関わらせていただき、生徒たちの「こうありたい」「こうなりたい」
の願いや自分への期待がたっぷり含められた宣言一つ一つに
できる!!と信じてエールを送ることのできる大人の一人でいたいと思いました。

<文責:福島>

美郷北義務教育学校で対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」が行われました

美郷北義務教育学校でひなた場が開催され、長友がファシリテーターを担当しました。

寒さが若干和らいだこの日は、保護者が見守る中8年生(中2)の立志式が執り行われ、この節目に自分自身と向き合い、これからどうなりたいかを考えるきっかけにしてほしいと、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」が開催されました。ひなた場には、卒業をむかえる9年生(中3)も参加しました。

 生徒数:8年生6名、9年生9名

 講師:8名(人生紙芝居2名、人生グラフ6名)

カリキュラムの都合で時間を短縮しての開催になりましたが、対話を通じて自分について考えるとてもよい機会になりました。人生紙芝居では、地元の特産物シイタケを通じて地元への想いを語っていただいたり、炭焼きの修行のために移住してこられた方の熱い想いを聴きました。


 

 

 

 

 

 

美郷町の北郷地区は、宇納間地蔵大祭が3年ぶりに盛大に行われたばかりです。地元への想いも、改めて感じた「ひなた場」になったようです。

 
<文責:長友>

銀鏡中学校で2年生5名の立志式が開催され、卒業生が講演を行いました

2月17日午後、西都市立銀上学園銀鏡中学校に通う5名の立志式が行われました。

まずは、未来宣言。
これまで自分と向き合いどんな人になりたいか?を考え
漢字1文字にまとめた色紙を持って、
将来の展望やこれから身につけたい力について発表しました。

次に、卒業生でもある株式会社ソフモに勤める友枝さんのご講演。
小学校5年生からの自身を振り返り、「しくじり先生」とばかりに
ユーモアたっぷりに児童・生徒・学生時代についてお話しいただきました。

現在はプログラマーとして活躍しながら、
この「東米良」地域とご縁を継続していらっしゃいます。

スキルを身につけたことがことが今に繋がっているということ、
いつまでにこうなっていたい、このままでは嫌だ、という感情から
逆算して目標を立て、スキルを身につけていったことなども
お話しの中にありました。

改めて、キャリア形成に”バックキャスティング”という考え方も
有効だということを感じたご講演でした。

その後、コーディネーター福島がファシリテーターとして
2年生一人一人に感想を伺い、来場の保護者様も交えた質問会を実施。
お母様が手をあげて質問された生徒は、
少し照れながらも嬉しそうな表情で過ごしており、
少人数で密な関係性が作りやすい空気だからこその立志式となりました。

<文責:福島>

都城市立高城中学校で地域企業と取り組むキャリア教育授業が開催されました!

高城中学校の2年生75名を対象に、講師に株式会社サニー・シーリングの窪田祐一さんを迎え「改善することから成長できる」をテーマに、体験活動を入れた授業が行われました。
授業では企業の社会的役割について、自社の製品で世の中を便利に安全にしていくために、より良くしていく「改善」の考え方について話を聴きました。また「改善する」ということを身近な事例で考えたり、会社の現場で実際にあった出来事を題材に、課題を解決する思考過程を体験するワークショップを行い、グループごとに「改善策」を考える活動をしました。発表の時間では、積極的に手を挙げて説明する生徒の姿が見られ、1つ1つのアイデアに対して講師からコメントをもらいました。良いアイデアがたくさん出た一方で、仕事の現場ではコストや人件費のことも踏まえたアイデアでないと、どんなに良いアイデアでも採用が難しいことを教えてもらいました。日常でも思い通りにいかないことは多々あります。「上手くいかないことを改善しようと行動することは成長につながっている」実際に行動することが大事であることを改めて感じたようです。仕事の現場で改善策を考える難しさを感じる一方で、体験活動を通じて、グループで互いに意見を共有してアイデアを出す活動はとても楽しく取り組めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 授業終了後は、たくさんの生徒が詰め寄って、講師の窪田さんを質問攻めにしてました。「社長になるにはどうしたらいいの?」など、会社の経営をする立場に興味を持つ質問もあったようです。

 「上手くいかないことがあった時にどうするか?」仕事の現場のリアルな課題の改善策を考えるワークを通じて学んだことから、これまでの自分はどうだったか、これからの自分はどうありたいか、振り返りの中で考える時間となりました。


<文責:長友>

延岡市立岡富中学校 校則見直し 意見交換会

岡富中学校では生徒の主体性を引き出すため、「自立と貢献」を目標に様々な教育に取組んでおり、その一つとして「校則の見直し」について、生徒たち自身で考え模索しています。

これまで生徒や保護者へのアンケートをとったり、先生方との度重なる議論を積み重ねてきました。

 

地域で日頃から中学生たちを見守っていただいている区長さんや地域社会の方々からも意見を聞いてはどうかと提案し、生徒たちが考えている意見や構想に、率直な意見をいただくための意見交換会が2月15日に実現しました。5名の区長・社会人の方々に参加いただきました。

 

意見交換会では、「校外生活に関する校則」を全撤廃したいという生徒たちの発表に対して、命を守る大切さや、後輩たちと連携して少しづつ緩和していくべきではないかといった提案など多様な意見が出されました。正解は一つではない「課題」に真摯に取組む岡富中の生徒達への貴重なアドバイスになったことと思います。

この会は、22日にも開催される予定です。

                                                                                                                            (トータルコーディネーター  水永)

校則見直し案を発表する生徒と、それを聞く区長さんたち

                                                               校則見直し案を発表する生徒と、それを聞く区長さんたち

高鍋高校2年生就職希望生徒向け「3年生0学期」進路講演会が明倫の時間(進路探究)に開催されました

「まずは妄想しよう」
私たち、僕たちが生きる未来はこうあってほしい
こんな大人になりたい、を叶える進路に向けて。

12/9、宮崎県立高鍋高校にて、「3年生0学期」進路講演会と題し、
普通科キャリア情報コース・生活文化科2年生に向けての講話を
コーディネートさせていただきました。

本格的な進路実現に向けてのマインドセットをすることで
この2月3月に自分と向き合う意欲を育み、
自信をつけて自分で意思決定ができるようにステップを積ませてあげたい…
というリクエストをお聞きして、
今回、宮崎学園短期大学で現代ビジネスを教えていらっしゃる
伊形阿希子先生に依頼をさせていただきました。
伊形先生は、短大で教えながら全国の企業や多くの自治体、
政治家まで研修をしている研修会社の代表でもいらっしゃいます。

 

自分は絶対この仕事に就くんだ!ここに進学するんだ。だってこう生きたいから。
と、明確な目標がある生徒ばかりではありません。
キャリアの王道がありそれでよかった時代はとうに過ぎ去り、
今は多様な選択肢があるからこそ生徒たちは頻度高く
どう生きたいのかを問われることになって参りました。

 

そういった社会的背景やニーズ、ヒト、モノ、カネの流れ・構造を踏まえながら
未来を生きていく私たちは(社会の仲間として)
働く価値をどうつくっていこうか?何からやっていこうか?
と柔らかく問いつつも
まずは「どうなりたい?」「どんな社会になったらいい?」
「そのためには自分はどんなことができる?」
をこの時期に妄想してみよう!
というメッセージが詰まった講演でした。

みなさんが感じている不便さや
もっとこうなったらいいのに!はビジネスチャンス。
現状を変えられる力をつけるためにも、勉強や部活を頑張って。
というメッセージもありました。

定期考査が終わったあとの2月〜3月の間に、アンテナを張り
日常の中で消費者として使っている、触れているものへの視点を持つ過ごし方は
特別な「進路のための勉強」でなくても、情報収集につながります。

定期考査が終わった後とはいえ、部活等で何かと忙しい彼ら・彼女たちへ
視点をプレゼントいただいた時間となりました。

<文責:福島>

 

延岡高校SSH 2年生 課題研究ポスターセッション

2月4日(土)、延岡高校SSH事業の2年生(普通科・MS科 237名)による課題研究のポスターセッション発表会が行われました。

 

普通科では、「SDGs課題研究」として、物理(8班)・化学(6班)・生物(8班)・数学(5班)・人文社会(14班)に分かれて、この1年間探究学習をすすめてきました。8名の社会人アドバイザーに合計9回アドバイス指導を受けてきました。

MS科では、「STI課題研究」として、物理(7班)・化学(2班)・生物(6班)・数学(4班)に分かれて、この1年間探究学習をすすめてきました。5名の社会人メンターに合計6回指導を受けてきました。

発表会には、アドバイザーやメンターの方々等16名が審査員として参加いただきました。審査員や他の生徒たちからの質問や意見も活発に出され、活気ある発表会になりました。

 

この日の午後には、SSH運営指導委員会が開催され、3年目となる文科省の中間評価結果が報告されました。今回対象となった全国の27高校の中で、トップクラスの評価が得られました。                     

全校的な取組や、アドバイザー・メンター等の地元企業との緊密な協働が高く評価されたものです。

                                   (トータルコーディネーター  水永)

体育館で60班がポスター発表を行った

                  体育館で60班がポスター発表を行った

西都市立中学校1年生向け「キャリアみらいゼミ」が開催されました

  

 

 

 

 

 

 

 

西都で暮らし働くことの意義や魅力、その前段階としての
高校での学びの在り方などについての理解を深めるとともに、
将来における自己実現や社会貢献、進路実現について考える1日にと
企画をされた「キャリアみらいゼミ」が、午前・西都市民会館
午後・妻中学校にて9:20〜15:20まで開催されました。

参加者は、西都市立中学校(6校)に通う1年生。


ふるさと西都を見つめ直し、自分の今後を見つめるために
大切なヒントが見つかる貴重な1日だったのではないでしょうか。

最後のクロージングトークでは、
妻中学校 今藏屋先生✕中学生2名(妻中学校・三納中学校)のお二人に
1日を振り返っていただき、最後は24時間以内に実行することを宣言いただきました。

【当日の流れ】
〜午前中 場所:西都市民会館〜
●オープニング動画  ”ふるさとを見つめ直す”
 -優れた先人の業績をただ眺めるのではなく、体験してみよう-
●西都市 橋田市長よりご挨拶
 -さいと学=基礎づくり ふるさと、社会に貢献したいという意欲を育てたい
●オープニングトーク(妻中宮崎校長先生、穂北中門松先生、県キャリア教育支援センター疋田主幹)
 -西都市でさいと学に力を入れる理由、キャリア教育の理由、高校生から学んで欲しいこと
●ハイスクール・クエスト(三浦校長先生、妻高校の3年生3名)
 -高校とは何をするところ?中学校との違い 中学生のうちに何をしておくと良い?
 -高校生になって成長したと思うこと、どんな目標を持って進学したか
 -妻高校に進学してよかったこと、中学時代に戻れるとしたら何をやっておきたいか?
 -中学生からの質問:高校でのテストの頻度、テスト前学習、壁にぶつかったときの解決方法
●マイタウン・クエスト(穂北中学校FreeStaff2名)
 -デジタル紙芝居「江戸からの贈り物」読み聞かせ
 -デジタル紙芝居「コノハナサクヤヒメ物語 さいと記紀の道」一部英語翻訳入り読み聞かせ
 このクエストパートでは、穂北中学校3年生2名が登壇。デジタル紙芝居の朗読後
 紙芝居を作ったきっかけや、地域での読み聞かせを実施した後
 地域の方が病院や町に置きたいと絵本にしてくださったことや、
 江戸時代に作られ今なお西都市で活用されている用水路の技術の学びから
 実は海外でも干ばつ対策にこの技術が使われているという発見をしたことを
 誇りに感じながら伝えてくれました。

〜午後 場所:妻中学校〜
●ワーキング・クエストbb オープニングトーク
(大石プロパン 大石代表、TMKコーポレーション飯田代表、県キャリア福島)
 -世の中の変化、西都の変化、宮崎県外から見た宮崎の魅力、宮崎ならではの面白い仕事
●ワーキング・クエスト ブースセッション(20ブース)
 -20ブースのうち3ブースを回り、様々なお仕事について聞くことができました
●クロージングトークbb(妻中学校 今藏屋先生、妻中学校・三納中学校生徒2名)
 -今日1日を振り返って「自分にとって」どんなことを感じ、考え、思い出し、
 何が心に残りましたか?
 -「仕事とは●●」参加する前と、今日1日過ごしてみて思うことに変化はあるでしょうか?
  どんな変化があったでしょうか?
 -中学校を卒業するとき、どんな自分になっていたいですか?
 -今から24時間以内に最初の一歩を踏み出そう。何かアクションするとしたら
  どんなベイビーステップにしますか? 

<文責:福島>

美郷町・西郷義務教育学校で対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」が行われました


天候に恵まれた2月2日、美郷町の西郷義務教育学校5年生〜中学1年生(7年生)を対象に
対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」が開催され、
コーディネーターの福島がファシリテーションを担当しました。

生徒数:37名
講師:16名(人生紙芝居3名 人生グラフ13名)

過去にもお話いただいた地域の大人の方々や、今回初めて準備してくださった大人の方の
子どもたちのまなざしがとても温かく、人も地域資源だと心から感じました。

西郷義務教育学校では、昨年に続き2度目の開催。
美郷町では今年度3回実施計画のうちの2度目の開催を2月2日に・・・
という偶然「2」の重なるタイミングでした。

<文責:福島>

 「中堅教諭等 資質向上研修」で 講話

 1月30日(月)に、令和4年度 中堅教諭等資質向上研修(参加者130名)で講話をしました。今回は「研修のまとめ」として行われ最終回の位置付けで行われました。

 演題は、「激変する時代にこれから求められる人財」として次のような内容でお話ししました。

   1)子供たちへの接し方を変えなければならない

   2)社会(将来)を考えさせきれていない学校と家庭の教育

   3)これからの時代に求められるキャリア教育

   4)次世代を担う子供たちに伝えていくべきこと

   5)人と組織のマネジメント

 

 講話の途中で、「LiveQ」というアプリを使って、スマホやタブレットで全員の皆さんから意見を出してもらいました。リアルタイムに匿名で意見や質問を受け付けられるものです。一般的な質疑応答とちがって、異見や意見を積極的に出していただける有効な方法になりました。

                                                                                                                         (トータルコーディネーター  水永)

西米良中学校 立志式で 「講話」

1月19日(木)、西米良中学校2年生(10名)による「立志式」が行われました。

生徒たちは、「宝地図」を使ってこれまで考えを深めてきた、これからの夢や目標を、生き生きと語ってくれました。

 

 生徒発表の後には、先生方や保護者の方々からの動画メッセージも紹介されました。先生や保護者お一人ずつから贈られた心温まる言葉は、生徒たちに間違いなく響いたことと思います。

 

講話では、「君たちはどう生きるか  君たちの未来は可能性に満ちている」と題して語りました。

  1)社会(将来)を考えさせきれていない学校と家庭の教育

  2)君たちが漕ぎ出す社会は、可能性に満ちている

  3)多様な「働くすがた」がある

  4)自分にとって幸せとは何か?と、考えることが大事

  5)君たちへのメッセージ 「失敗や挫折こそ」

                                     (トータルコーディネーター  水永)

立志の誓いを堂々と述べる2年生たち

                       立志の誓いを堂々と述べる2年生たち

宮崎東高校定時制「総合探究成果発表会」が行われました

1月17日夜、県立宮崎東高等学校の定時制に通う生徒1〜4年生

各3名が代表として選ばれ、発表する「総合探究成果発表会」が開催されました。

探究活動に伴走支援されていた多数のゲストの方からの
愛ある質疑とともに公開型で開催され
ユニークに満ちた探究活動を生徒一人一人が進めている様子が感じられました。

また同時に、学年代表以外の生徒の活動も、各教室に展示され
学校外からの参加者が投票できる仕掛けもとても面白いものでした。

今年度、まだ過程重視の発表会も予定されている県立東高校定時制。
これからも楽しみです。

<文責:福島>

アシスト事業 「企業が考える人づくり」 講話

1月13日(金)に「企業の力を教育に! みやざきの教育 アシスト事業」オンライン講演会(県教委生涯学習課主催)で講話をしました。アシスト企業の方々をはじめ60名の方々がオンラインで聴講されました。

 

 演題は、「企業が考える人づくり」でした。

冒頭で、最近刊行された「先生どうか皆の前でほめないで下さい」という著書で、最近若者の特徴が、「目立つことを恐れる」「競争より協調 協調より同調」であると言われていることから入りました。しかしこれは、「大人たちがそう思っているからこそ若者に感染している」という著者のメッセージを紹介して、上の世代こそ人財育成のマネジメントを変えなければいけないと訴えました。 

 講話の内容は次の内容でした。

  ・高い「離職率」

  ・低い「県内就職率」

  ・地域・学校協働について考える

  ・育むということ

子供たちを育てるのに、「学校(先生)」と「親」だけでは難しい時代になっていること。そこにこそ「社会(とりわけて企業)」の力が求められていることをお話しさせていただきました。

 

 アシスト企業を中心として、コミュニティ・スクールの地域コーディネーターと、我々キャリア教育支援センターのコーディネーターとが、もっともっと協働していくことで、子供たちに多様で数多い大人たちの姿にふれさせてあげることができると、お願いしました。

                                                                  (トータルコーディネーター  水永)                                                                                                                   

高鍋高校第9回課題研究発表会(探究プレゼンテーション)が開催されました

令和4年12月24日(土)、高鍋高校探究科学科の課題研究発表会が体育館で開催されました。

探究科学科2年生28名がそれぞれ進めてきた課題研究について

前半後半で計2回、ポスタープレゼンテーション形式で、

地域の方や保護者、中学生、中学校の先生も来場される中の発表でした。

また同科の1年生も「探究」というネームカードをつけて運営しながら

先輩たちの研究を聞き、質問をする様子がありました。

テーマカテゴリーは教育、社会、地域、地域と教育、自然科学、保健家庭に分かれ

「助産師になる」という夢を持った生徒の初産婦における産後のストレスに着目した研究や

ゲームが好きな生徒によるプログラミングを使った研究、

町立高鍋図書館をサードプレイス論を元にした研究など多岐にわたりました。

最後の講評では探究アドバイザーの中山隆さんが今後の研究継続にエールを送りました。

<文責:福島>

 

 若手社員が語る「働く喜びと苦労」 IN 恒富中学校

延岡・日向地区の地元企業で働く若手社員(7社の8人)を対象にした「グループ・合同学習“コネクト”」が企画され、5回の研修を終えたあと、地元の中学生(恒富中学校2年生・81人)に「働く喜びと苦労」を語る授業(「よのなか教室」)が、12月22日(木)に行われました。

 

これは、地元企業の経営者の方々が企画運営されたもので、自分の会社や職場を超えて、同じ世代の仲間と異業種交流することにより、働くモチベーションと帰属意識を高めようと計画されたものです。          次のような研修が行われました。

第1回  8月24日  講義 テーマ:「 育むということ  ~チームをつくる~ 」

第2回  9月 2日  講義 テーマ:「仕事の喜び、失敗をどう乗り越えたか」

第3回  9月28日  講義 テーマ:「自社での役割、今後どうなっていきたいか」

第4回 10月14日  個人作業「自社分析と自己分析(中学生への話の内容)の紹介と共有」

第5回 11月11日  「よのなか教室」の本番を想定した模擬発表会と意見交換

研修でお互いを語り合う若手社員

                       研修でお互いを語り合う若手社員

質疑を含めて20分のお話を2回行い、生徒たちは入れ替わって4人の方から話を聞きました。

授業で話してもらったことは次のような内容でした。

 ・会社と仕事の紹介

 ・現在の仕事(会社)を選んだ理由、この仕事に就くまでの経緯

 ・働く喜びと苦労

 ・これまでに経験した失敗とそれをどう乗り越えたか

 ・これからやりたいこと、実現したい夢などについて

若手社員にとっては中学生に本気で語ることで、自らをふりかえりさらに深める機会になりました。

中学生たちにとっても、若い先輩たちが悩んでいることや目指していることを率直に語ってくれたことで、自分の将来を考えるうえで貴重なヒントを得る機会になりました。 

                                   (トータルコーディネーター 水永)

若手社員の質問に積極的に手を挙げて応える生徒たち  

  若手社員は緊張しながらも楽しく語った

 

 

 

 

 

 

 

  若手社員の質問に積極的に手を挙げて応える生徒たち      若手社員は緊張しながらも楽しく語った

延岡星雲高校 フロンティア科 「探究活動 中間発表会」

フロンティア科2年生(24人)は、4月から「フロンティア学」として課題探究学習に取組んできました。生徒たちそれぞれが設定した10のテーマに、1人~6人のグループに分かれて研究を深めてきました。    12月21日(水)に、1年生(37人)も参加して発表会が行われました。

 

生徒たちが自ら設定して取組んだのは次のようなテーマでした。

「延岡市の多文化共生について」

「日本語の乱れについて」

「若年者の投票率について」

3人のメンターの方々に、10月から5回訪問してもらい、指導・助言をいただきました。

この発表の後、研究をまとめて1月に最終発表が行われる予定です。

                                  (トータルコーディネーター  水永)

   ポスター発表を聞く生徒たち            発表を聞いた3人のメンターからアドバイスをもらう

ポスター発表を聞く生徒たち    発表後を聞いた3人のメンターからアドバイスをもらう

高城中学校1年生「未来COMPASS」高城の魅力を伝える(1)

都城市立高城中学校1年生のキャリア教育「未来COMPASS」は、「地域を知る・地域とつながる」をテーマに掲げ、高城町内の施設見学や地域の様々な大人から話を聞く機会を通して、ふるさと高城の魅力に興味、関心をもち、その良さを感じて発信したり、自ら地域に貢献したりする態度を育成する活動を行っています。

9月から12月にかけて6名の高城町に関わりのある方に講話をいただきましたが、今回からは、生徒たちが高城の魅力を伝えるパンフレットを作製する活動へと進めていきます。

本日は2コマの時間をとり、宮崎日日新聞社読者室の黒木友貴さんに出前授業「学校に宮日がやってくる」をしていただき、魅力を伝える記事を書くことについて教えていただきました。

 

 

 

 

 

 

授業の中では、取材の練習や写真の撮り方について、構え方や構図の作り方、注意点を教えていただいた後に、実際に2人ひと組になってタブレットを用いて実際に撮影してみる体験学習もあり、生徒は夢中になって取り組んでいました。また、教材新聞を閲覧して、記事のスタイルや見出しについて解説していただき、新聞をあまり読んだことがなかった生徒も、新聞に興味を持ったようでした。生徒たちは、今回学んだことを活かして、冬休みの課題「高城について取材をしよう」に取り組む予定です。 (文責:長友)

五ヶ瀬町立三ヶ所小学校で「ひなた場」を実施しました

五ヶ瀬町立三ヶ所小学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなたば」(宮崎県版カタリバ)を実施しました。小学校での実施は、11月29日に実施した鞍岡小学校に続き、2例目になります。

今回は小学校5、6年生(13名)を対象に、地域の大人7名(対話5名、人生紙芝居2名)での実施でした。小学生向けということで、班内での自己紹介のテーマトークのお題にカードを用いたり、人生グラフの代わりに改良したワークシートを使って自分について語る対話を行うなどの工夫をしました。また「どんな大人になりたいか」を最後に考える振り返りには、振り返りのキーワード(〜な大人)が書いてあるシート使って班内で話し合いました。

ちょうど寒波が到来してとても寒い中でしたが、地域の方々のご協力でとても有意義な時間になりました。小学生のひなた場、まだ事例が少なく課題もありますが、小学生に「どんな大人になりたいか」を考えるきっかけを作る場にしていきたいと思います。(文責 長友)

 延岡高校普通科2年「SDGs課題研究」へのアドバイス

「高千穂ムラたび」の飯干さんにヨーロッパ観光客のことをオンラインでインタビュー

                                        「高千穂ムラたび」の飯干さんにヨーロッパ観光客のことをオンラインでインタビュー

延岡高校普通科2年生(160人)は、41班に分かれて、それぞれに設定した研究テーマについて1年間をかけて探究学習に取組んでいます。その伴走者として、旭化成OBの8人がアドバイザーとして、月に1回(合計で9回)学校に出向いてアドバイス指導を担っています。

 

水永が担当している班のなかに、「外国人観光客を宮崎県に増やすために私たちにできること」をテーマにしている班があります。当初は、国や県の観光統計や報告書を丹念に調べていましたので、できればフィールドワークをした方がいいのではとアドバイスしました。

 そこで、延岡観光協会の方を紹介したところ早速訪問して話を聞き、さらに県観光協会の方とも接触を拡げていきました。宮崎県のインバウンド観光客のターゲットはアジアの国々が主ですが、メンバーの仮説と意見は、「ヨーロッパの観光客」でした。私は、高校生らしい新鮮な感性に感銘を受けました。

 そこで、たびたびヨーロッパを訪れて学び、ヨーロッパの人々を滞在型の観光客として受け入れつづけておられる、「㈱高千穂ムラたび」の飯干淳志さんに、12月7日、オンラインでお話を伺うことになりました。生徒たちは新しい指摘に刺激を受け、積極的に質問を重ねていました。

                                                                                                        (トータルコーディネーター  水永)

にちなん起業体験プログラムの最終報告会を実施しました

今日はコーディネーターの羽田野が企画・運営に携わっている「にちなん起業体験プログラム」の最終報告会が実施されました。

にちなん起業体験プログラムとは、中高生が「起業家」となり、本物のお金を使って自分たちで事業を立ち上げる社会体験プログラム。事業計画を立て、元手となるお金(模擬出資)を集め、宮崎市の一番街で行われる「街市」に出店をします。

今回はその中高生「起業家」たちが出資してくださった投資家向けに事業報告を行う最終報告会でした。
収支を計算し、どうしてその結果になったのか、上手くいったこと、上手くいかなかったことは何か、分析してプレゼンテーションを行いました。

  

プレゼンを聞いた大人の方からは
・3チームとも見立てが甘かっただけなのか、自分達に努力ではどうしようもなかったことなのかを考えることで、日々の生活に役立てるのではないか。
・収支にはこだわらずに、経験を通して何を学んだかを大切にしてほしい。
・以前の総会から最終的に商品になり、1回目から2回目の工夫もあったことを感じた。100点ということはなかったかと思うが、気づいて学び次に活かすサイクルをしていくことが大事にしてほしい。
・途中の試行錯誤・失敗から学んだことも多いと思う。これから些細な失敗もあると思うが、そこから多くのことを学んでほしい。
・学校では学べないことを経験できたと思う。学校の先生たち以外の大人から学べることは多かったのではないか。これからもこういう経験を積んでほしい。
・プログラムに参加しようと思った気持ちがまずすごい!興味を持った上で行動したことが大きな一歩。冒険しない方が楽なはずだけど、知らないところに足を踏み入れたことが素晴らしい。
大人がこれだけ多い中で自分なりに考え、答えた場面を見ることができて良かった。
といったコメントが寄せられました。

黒字で終えられたグループもあれば、赤字になってしまったグループもありますが、最終的には温かい言葉をかけていただき、ほっとした表情を見せていました。

(文責:羽田野)

高城中学校1年生「未来COMPASS」6連続講話(6回目)

都城市立高城中学校1年生のキャリア教育「未来COMPASS」は、「地域を知る・地域とつながる」をテーマに掲げ、高城町内の施設見学や地域の様々な大人から話を聞く機会を通して、ふるさと高城の魅力に興味、関心をもち、その良さを感じて発信したり、自ら地域に貢献したりする態度を育成する活動を行っています。9月から12月にかけては、6名の高城町に関わりのある方をお招きし、6連続講話を実施しています。

 本日は6連続講話の最終日で、高城町の観音池公園の近くにある石山観音寺の住職、松下勝冠さんがお話しくださいました。

勝冠さんから、石山観音の由来、今の観音寺の再興するまでの経緯や地域の方との想いをお話しいただき、生徒たちは歴史的な観音寺が地域の宝であることを改めて感じたようでした。また、勝冠さんから普段は近くで見ることのできない仏具を見せていただきました。恐る恐る仏具を手に取ってみて、綺麗な鈴の音に感動したり、長い数珠を数人で持って祈ってみたり、長いお経のページを広げて読んでみたり、普段できない体験に夢中になるとても貴重なお時間をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回で6連続講話は終了です。次回からは、高城について興味、関心を持ったことを振り返り、それを伝えるためにパンフレットにして発信する活動をします。その第1弾として、新聞記者の方に出前授業をしていただき、高城の魅力を伝える記事の書き方について授業をしていただく予定です。 (文責:長友)

延岡市 「地域コーディネーター」の方々と意見交換

12月1日(木)に、延岡市の「地域コーディネーター」(地域学校協働活動推進員)の方々12名、延岡市教委(社会教育課)、はげまし隊事務局の方々と、延岡市キャリア教育支援センターコーディネーター3名との意見交換会を実施しました。

 

キャリア教育支援センターでの「よのなか教室」の取組結果と、今後の課題などを説明しました。地域COは「地域の人」や「民生委員」などとの接点が多いのが強みで、キャリア教育COは企業との接点が強みだということもわかりました。お互いの強みを活かし合うことで、子供たちに触れさせてあげる大人の層も充実していきます。

また、「よのなか先生」を出迎えたり案内したりするのを地域COにお願いできれば、先生方の負担を減らすこともできるのではないかという意見も出されました。キャリア教育の実施計画などを、その都度、地域COと共有していくことも考えられます。

このような具体的なコラボレーションを実現するためにも、地域COとキャリア教育COとの意見交換を今後とも続けていこうということになりました。

地域コーディネーターの方々に「よのなか教室」などの取組を紹介しました

                                                 地域コーディネーターの方々に「よのなか教室」などの取組を紹介しました

                                                                                                                  (トータルコーディネーター  水永)

妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました

コーディネーターの長友、羽田野が県立妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました。

妻高校独自の課題解決型学習である「妻みらい学」、メンター来校日は今回で5回目です。2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて地域の課題を設定し、解決策を実行に移すまでの取り組みを行なっています。
各グループには、地域の大人がメンターとして一人ずつ配置され、高校生の活動を支援しています。
この日は12月22日に予定されている最終発表会のプレゼンの準備を行いました。

羽田野が担当しているグループのテーマは子育て支援。西都市内には日曜日に子どもの一時預かりをしてくれる場所がないということで、一時預かりのイベント※を2回実施しました。(※高校生だけでなく、保育士資格を持った方にボランティアで協力いただいています)

この経験を通じて学んだこと・気付いたことを聞いてみたところ、こんな答えがそれぞれから返って来ました。
・子供連れの人に対する見方が変わった。前はスーパーとかで見かけても何も思わなかったけど、大変なんだろうなと見るようになった
・経験する前は、泣いている子に対して何かすれば泣き止むのだと思っていた。実際には何をしても泣き止まないのだと知った。
・子どもへの対応について、ググればいいと思っていた。実際には検索する余裕なんてなかった。
・自分は子どもが好きで保育士に興味があったけど、子育て支援について調べていくと子育てに関して色々な見方や価値観を持つ人がいるということを知った。

どの気付きも素晴らしく、共感しかありませんでした。

(文責:羽田野)

五ヶ瀬町立鞍岡小学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」を実施しました

今日は五ヶ瀬町立鞍岡小学校にて対話型キャリア教育プログラム「ひなたば」(宮崎県版カタリバ)を実施しました。

通常は中学生に向けて実施しているプログラムですが、小学校5、6年生を対象にするという初の試みでした。
いつも使っているワークシートを改良したり、新しいワークシートを追加したりと工夫を加えて実施しました。

最終的にはお願いしていた地域の方々のチームワークと対応力に助けられ、無事に終えることができました。

 
(文責:羽田野)

「にちなん起業体験プログラム」の販売を宮崎市の街市で実施しました

今日はコーディネーターの羽田野が企画・運営に携わっている「にちなん起業体験プログラム」の2回目の販売が街市にて実施されました。

にちなん起業体験プログラムとは、中高生が「起業家」となり、本物のお金を使って自分たちで事業を立ち上げる社会体験プログラム。事業計画を立て、元手となるお金(模擬出資)を集め、宮崎市の一番街で行われる「街市」に出店をします。

この日は2回目の街市への出店で、前回の反省を踏まえて用意する商品や金額を変えたり、飾りつけを工夫したりとよりバージョンアップしたお店づくりができました。

  

(文責:羽田野)

日南市立飫肥中学校にて、よのなか先生による講話を行いました

今日は日南市立飫肥中学校にて、よのなか先生による講話が行われました。

講話をしてくださったのは日南市内でCafe&Bar GoodTimeを経営する河野孝志さん。
飫肥中学校の卒業生でもあります。

河野さんは大学在学中からヒッチハイクで全国をめぐり、さらには海外も含めて各地を旅しながら様々な価値観に触れ、最終的には地元日南に戻ってこられました。
そんな中での失敗や気付き、チャレンジすることの大切さなどについて語ってくださいました。

(文責:羽田野)

えびの市立飯野中学校にて、宮日新聞による出張授業が行われました

今日はえびの市立飯野中学校の1年生を対象に、宮日新聞の黒木様をゲストに迎えたインタビュー講座を実施しました。
総合的な学習で行われている「えびの学」の一環で、この講座を受けた生徒さんたちは身近な大人に仕事についてのインタビューをしてまとめることになっています。

授業は5、6時間目の1コマ。前半で黒木様にインタビューのコツや注意点をレクチャーしてもらった後、後半はクラスメイト同士で実際にインタビューをしてみました。
始めはなかなか質問が思い付かず、時間を持て余してしまう子もいましたが、徐々にコツをつかんで話が弾む様子が見られました。
同じ教室で学んでいても普段の会話ではなかなか聞けない話も聞けたようで、とても盛り上がっていました!

(文責:羽田野)

延岡市立 南中学校1年生 「企業訪問学習」 

南中学校1年生(168名)は、11月21日(月)に、1日間をかけて「企業訪問学習」を行いました。 42名ずつの4グループに分かれて、午前に2社(一部は4社)、午後に2社を訪問しました。総合的な学習の時間「南風」のふるさと学習で学んだことを、実際に企業訪問して知識と理解を深めようと企画されました。延岡市(商工観光文化部)とキャリア教育支援センターでサポートしました。

  「向陽プラントサービス」を見学する生徒たち   広大な「INOBECH」(旧鉄工団地)を歩いて移動しました

 

 

 

 

 

 

                                                                                                       「向陽プラントサービス」を見学する生徒たち   広大な「INOBECH」(旧鉄工団地)を歩いて移動しました

生徒たちは、INOBECH(旧鉄工団地)もクレアパーク(工業団地)もほとんどが初めてでした。そして先生方も訪問するのは初めてでした。今回の訪問が、「工業都市・延岡」を感じる貴重な機会になったことと思います。

旭化成展示センターでワークシートを手に調べる生徒たち 

九州保健福祉大学の説明を聞く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

  旭化成展示センターでワークシートを手に調べる生徒たち      九州保健福祉大学の説明を聞く

旭化成では、説明の後にワークシートを基に調べ学習が行われ、説明を聞くだけの見学ではなく、生徒自身が考えて調べる学習になりました。九州保健福祉大学では、「中学校と大学との違いは何だろう」という問いを丁寧に説明いただき、普段考えないような学びになりました。

                                                                                                                   (トータルコーディネーター  水永)

高城中学校1年生「未来COMPASS」6連続講話(5回目)

都城市立高城中学校1年生のキャリア教育「未来COMPASS」は、「地域を知る・地域とつながる」をテーマに掲げ、高城町内の施設見学や地域の様々な大人から話を聞く機会を通して、ふるさと高城の魅力に興味、関心をもち、その良さを感じて発信したり、自ら地域に貢献したりする態度を育成する活動を行っています。9月から12月にかけては、6名の高城町に関わりのある方をお招きし、6連続講話を実施しています。

 本日は6連続講話の5回目、高城町内のお祭りのポスターや、特産物のパッケージデザインを手掛けている石井亮作さんがお話しくださいました。

石井さんから、これまでデザインした事例をたくさん紹介していただき、生徒たちはポスターやパッケージがこのようにできているとは知らなかった!など、嬉しそうに感想を話してくれました。また、石井さんは特産物を用いた商品開発にも関わっておられること、最近は地元で採れる金柑を活用したマカロンの開発をされたことをお話しくださり、そのマカロンの試食もさせていただきました!地域から新たな商品が生まれていくことを身近に感じることのできた、とても貴重なお時間だったようです。

 

 

 

 

 

 

次回は、地元でとても有名な石山観音寺の住職をお招きして、お話しいただく予定です。 (文責:長友)

えびの市立加久藤中学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」を実施しました

今日はえびの市立加久藤中学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」(宮崎県版カタリバ)を実施しました!

中学生と対話をするのは飯野高校の高校生たち。今年度はえびの市内4つの中学校全てで実施することとなり、今日は真幸中学校との同時開催でした。

中学生と高校生が1対1で話す対話の時間と、高校生がプレゼンする人生紙芝居があるのですが、どちらもすごく盛り上がっていて各所で笑い声が聞こえました。

また、母校だった高校生が当時の先生と楽しそうに話す場面も。高校生になって成長した姿を見てもらえるのも、このひなた場の良いところだなと思いました!

(文責:羽田野)

えびの市立真幸中学校にて「ひなた場」を実施しました

えびの市立真幸中学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」(宮崎県版カタリバ)を実施しました。

今回、真幸中3年生と対話をしたのは、飯野高校2年の高校生たちです。今年度はえびの市内4つの中学校全てで実施することになり、今日は加久藤中学校との同時開催です。

今回は本番当日に初めてお会いした中学3年の皆さんでしたが、当日をとても楽しみにしてくれていたようで、高校生の先輩方ともすぐに打ち解けて、楽しく対話をしていました。また人生紙芝居では、先輩の生き方にとても興味を示し、たくさん質問をしてとても盛り上がっていました!高校2年生の皆さんも、対話を通じて自分の振り返りができたことにとても感動し、「来年もひなた場に参加したい!」と感想を寄せてくれました。

同校出身の高校生は、中学校の先生方とも嬉しい再会もあり、高校生として成長した姿を見てもらえる良い機会にもなったようです。 (文責 長友)

延岡市立 岡富中学校3年生で「ひなた場」を実施 

令和4年11月15日(火)に、岡富中学校3年生(106名)で「ひなた場」が実施されました。今年3月、2年生の時に予定されていたのですが、コロナ禍で延期になりました。3年生は高校選択と受験を控えた難しい時なのですが、先生方の深慮と熱い思いで敢えてこの時期に企画されました。「ひなた場」を終えた生徒たちは、将来への思いを深め、高校受験に向け て決意を高めたことと思います。

体育館で班毎に自己紹介から始まる   22名の講師の方々を紹介

 

 

 

 

 

 

                                体育館で班毎に自己紹介から始まる                         22名の講師の方々を紹介

生徒たちは、6名ずつの18班に分かれ、紙芝居講師4名、対話講師18名の方々に来校いただきました。

講師が自身の人生グラフを真剣に語る 

 生徒の人生グラフを寄り添いながら聞く講師

 

 

 

 

 

 

 

                               講師が自身の人生グラフを真剣に語る                 生徒の人生グラフを寄り添いながら聞く講師

講師の方々からは異口同音に「私のためになりました」と感謝の言葉をいただきました。

「人生グラフを作る中で、今後のキャリアやどう生きていきたいかについてしっかりと考えることができました。このような機会を与えていただき、ありがとうございました」

「出身校で自分の人生をお話しすることが出来るというのは、なかなか経験することのできない貴重な経験になりました」

「子供たちからも逆にパワーもいただき、これからの仕事の活力にしようと思っています」

「自分について振り返ることができ、今後自分が何をすべきかを見直すきっかけにもなりました。 生徒のためと思って参加しましたが最終的には自分のためにもなり、参加して良かったと強く感じています」

                                                                                                              (トータルコーディネーター 水永)

えびの市立飯野中学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」を実施しました

えびの市立飯野中学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」(宮崎県版カタリバ)を実施しました。

昨年度に引き続き、中学生と対話をするのは飯野高校の高校生たち。
さらに今年度はえびの市内4つの中学校全てで実施することとなり、今日は上江中学校との同時開催でした。

中学生と1対1で15分、しかもキャリアや人生をテーマに対話をするというのはなかなかハードルが高いと思うのですが、さすが飯野高校生といった感じでどのグループも楽しそうに話をしていました。
合間で聞く人生紙芝居もどこも盛り上がっており、タイムキープも一苦労でした。

(文責:羽田野)

えびの市立上江中学校で「ひなた場」を実施しました

えびの市立上江中学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」(宮崎県版カタリバ)を実施しました。

上江中3年生と対話をしたのは、飯野高校3年の高校生たちです。今年度はえびの市内4つの中学校全てで実施することになり、今日は飯野中学校との同時開催です。

この日をとても楽しみにしてくれていた上江中学校3年の皆さん、高校生の先輩方との1対1の対話では積極的に話し、人生紙芝居では真剣に耳を傾け、先輩にもたくさん質問をして会話が盛り上がっていました!高校生の皆さんからも「自分が中学生の時に悩んだこと、思っていたこと、と同じことを感じているんだなと思いました」との感想、自分の振り返りにもなったようです。

また、同校出身の高校生もいて、中学校の先生方とも嬉しい再会となりました。高校生として成長した姿を見てもらえる良い機会にもなりました。 (文責 長友)

宮崎工業高校 2年生保護者への「進路講演会」 

たくさんの保護者のみなさんに参加いただきました

                                                           たくさんの保護者のみなさんに参加いただきました

11月9日(水)午後に、宮崎工業高校2年生保護者を対象に「進路講演会」が行われ、水永が「育むということ  未来を担う人財育成」と題して講話しました。

この日は、修学旅行説明会があり、その後に同じ会場で開催されました。学校側のこのようなご配慮により、多くの保護者の方々に参加いただけました。

 

講演では、子供たちの主体性こそが最も大事だと強調しました。親や先生に「いいから」と言われるまま、自分ではあまり考え悩まずに進路を選択している若者がたくさんいること。それでは将来やりがいのある仕事に出会うことは難しい。早期離職が全国平均よりも多く、苦悩しつづけている宮崎の若者たちの現実を直視してほしいと語りました。

 

この企画は、宮崎市工業政策課が主催され、就職支援コーディネーターの協力のもと実施されています。既に何年も毎年積み重ねられてきたことにより、学校側との連帯や協働が深まっています。

                                                                                                                (トータルコーディネーター 水永)

宮崎県立都城商業高等学校のキャリア教育プログラム「ことのはプロジェクト」に参加してきました!

 人の心を種として言葉が生まれたように、生徒に何かが芽生えるような「きっかけ」を作ってもらいたい、企画した先生方の想いの詰まった都城商業高等学校の新たな取り組み「ことのはプロジェクト」に、コーディネーターの長友と福島がゲストスピーカーとして参加しました。

スピーカーとして集まった大人は33名、対象は1~3年の467名の全校生徒です。スピーカー1人に対し10~15名の生徒がブースに集まり、対話形式で話しを聞きました。スピーカーが自分の信念や最も大切にしていることを「キャッチコピー」で表現し、その一覧を見て生徒は話を聞くスピーカーを2名まで希望しました。選んだスピーカーの名前や職業は「ことのは」当日に会うまで分からない、そのことも生徒のワクワク感につながったと思います。

体育館で行われた生徒とスピーカーとの対面式が和やかな雰囲気で行われ、その後に各ブースに移動して講話が始まりました。

各ブース30分の対話が2回に分けて行われ、生徒は2名の大人との対話から生き方のストーリーにふれる時間でした。

都城商業高校では、事後アンケートも実施され、ことのはプロジェクトの前後での変化変容を記録されるなど、効果検証までしっかりと実施されている素晴らしい企画でした。

今後も、生徒一人一人のキャリア観の形成に向けてサポートできるよう伴走してまいります。

 <文責:長友・福島>

高城中学校1年生「未来COMPASS」6連続講話(4回目)

都城市立高城中学校1年生のキャリア教育「未来COMPASS」は、「地域を知る・地域とつながる」をテーマに掲げ、高城町内の施設見学や地域の様々な大人から話を聞く機会を通して、ふるさと高城の魅力に興味、関心をもち、その良さを感じて発信したり、自ら地域に貢献したりする態度を育成する活動を行っています。9月から12月にかけては、6名の高城町に関わりのある方をお招きし、6連続講話を実施します。

 本日は6連続講話の4回目、高城町内で起業し、様々な分野で活躍されている産業カウンセラーの髙濵優子さんがお話しくださいました。

 

企業で研修や労働者の相談に応じている高濱さん、「人生はどこからでもスタートできる」というとても前向きなお話しに生徒たちも真剣に耳を傾けていました。また、高濱さんは2020年のオリンピックで聖火ランナーを務められた経験をお持ちで、その時に持った実物のトーチをお持ちくださり、生徒にも触らせていただくなどとても貴重な体験もさせていただきました。講話終了後は多くの生徒が質問にいきました。企業を元気にする高濱さんから、たくさん元気をいただいた講話でした。

次回は、ポスターや食品パッケージのデザインをされている方にお話しいただく予定です。 (文責:長友)

 

 

「にちなん起業体験プログラム」の販売を宮崎市の街市で実施しました

今日はコーディネーターの羽田野が企画・運営に携わっている「にちなん起業体験プログラム」の販売が街市にて実施されました。

にちなん起業体験プログラムとは、中高生が「起業家」となり、本物のお金を使って自分たちで事業を立ち上げる社会体験プログラム。事業計画を立て、元手となるお金(模擬出資)を集め、宮崎市の一番街で行われる「街市」に出店をします。

この日は街市に出店し、実際に自分たちで企画・準備した商品を販売しました。
足りないものがあって慌てて買いに走ったり、予想以上に早く売り切れてしまったり、トラブルもありましたが臨機応変に対応し、無事に販売を終えることができました。

  

(文責:羽田野)

五ヶ瀬中等教育学校で 土曜講座「進路講演会」 

五ヶ瀬中等教育学校の前期課程・中学1~3年生(113名)を対象に土曜講座が開催されました。

社会で活躍する人の生の声を聞かせることで、自らの将来の夢や希望を見つけ実現するための一助としたいと企画されたものです。

 企画された先生からの要請を受けて、延岡市の若手経営者にお願いして、10月29日(土)の午前に実施することができました。講師の土居広実さんは、廃タイヤ等のリサイクルを事業としている株式会社ドイ産業の社長です。2年前に事業承継されたばかりの若手女性経営者として、ご自身の体験を率直に語られました。

 講話のあと、生徒たちからはよく考え抜いた意見や具体的な質問がたくさん出されました。

「SDGsに関する次の施策は何ですか?」 「考え方の違う部下にはどう接しておられるのですか?」 「一番大変だった失敗の体験はどんなものですか?」 「仕事のカベはどうやって乗り越えておられるのですか?」

 土居さんは、ご自身の体験や考えを、率直に飾らずに分かりやすく語っていただきました。一方的な講話に終わらず、生徒たちとの意見交換によって質の高い時間になりました。

                                                                                                                 (トータルコーディネーター 水永)

ご自身の体験を率直に語られる土居さん  生徒たちは積極的に講話に参画していました 

 

 

 

 

 

   

       

    ご自身の体験を率直に語られる土居さん        生徒たちは積極的に講話に参画していました

西米良村で、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」が行われました

西米良村で中山間地エリア会議とともに、西米良中学校で対話型キャリア教育
プログラム「ひなた場」が開催され、
コーディネーターの福島がファシリテーターをつとめました。

対象学年は、1〜3年生です。
ひなた場では、一対一の真剣な対話を通して日常生活を立ち止まり、
自分自身と向き合いこれからどうなりたいかを考えたり
ロールモデルを見つけたり地域で気軽に話せる大人との関係を
つくることを大切にしています。

今年の夏の終わりにあった大雨台風災害により、
宮崎県内各所大きな影響がありました。
西米良村も被害が大きく、開催自体が危ぶまれましたが、
地域の大人による「子どものためにも開催する」という強い団結の下、実行されました。


(13名の地域の素敵な大人の皆様です。)

また、午後は中山間地エリア会議も開催され、
パネルディスカッション「わたしの『宮崎が好き!』な理由」では
宮崎大学4回生で日南市出身の西田美羽さん
椎葉村在住 合同会社UIキャスト 代表 天野朋美さんが登壇。

その後、町村混合で「宮崎が好き!な人材づくり」について
グループトークで考えを深めました。

MRT宮崎放送「みらい・みやざき まなび隊」でご紹介いただいた動画は
こちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/NAbxW1TjahE

<文責:福島>

えびの市立真幸中学校にて、対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」の事前授業を行いました

今日はえびの市立真幸中学校にて、キャリア教育コーディネーター羽田野が対話型キャリア教育プログラム「ひなた場」の事前授業を行いました。

「ひなた場」では人生の先輩(地域の大人や高校生)と1対1で対話を行うのですが、その際に人生グラフを用いて話をします。今日はその人生グラフの書き方を説明し、実際に書いてもらいました。

これまでの人生を振り返ってグラフ化するので時間がかかるのでは?と心配されていましたが、実際にはみんなすらすら書いていました。
書き終わった生徒さんたちはお互いに見せ合い、盛り上がっていました。

(文責:羽田野)

高城中学校1年生「未来COMPASS」6連続講話(3回目)

都城市立高城中学校1年生のキャリア教育「未来COMPASS」は、「地域を知る・地域とつながる」をテーマに掲げ、高城町内の施設見学や地域の様々な大人から話を聞く機会を通して、ふるさと高城の魅力に興味、関心をもち、その良さを感じて発信したり、自ら地域に貢献したりする態度を育成する活動を行っています。9月から12月にかけては、6名の高城町に関わりのある方をお招きし、6連続講話を実施します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は6連続講話の3回目、有限会社観音池ポークの馬場通さんがお話ししてくださいました。馬場さんの会社は、生産から販売まで6次産業化を進めています。ブランド豚ができるまで、生産した豚肉を素材を余すことなく活用して加工食材として提供していることなど、「生産から食卓までの安全安心な食品つくり」を追求されていることをお話しくださいました。最後の質問タイムではたくさんの生徒が馬場さんのところに行って、養豚や食肉加工について質問していました。次回は、高城で起業し活躍されている女性の方に来ていただく予定です。(文責:長友)

保護者の家庭教育学級で 「キャリア教育」 を語る

串間市立大平小学校(3人)と、秋山小学校(7人)での合同授業がありました。授業参観の後、保護者と教職員を対象にした「家庭教育学級」で、水永が講話しました。

演題は「育むということ 子供たちの未来は可能性に満ちている」でした。

あとでいただいた感想文の中で次のようなご意見などをいただきました。

「子どもと将来のことをもっと話していく必要があると、あらためて感じました」

「とても勉強になり、価値観が変わりました。親もしっかり考えていきたいと思います」

保護者の方々にお話ししました                                                         保護者の方々にお話ししました

講話のあとに、教職員の方々と意見交換をしました。

小規模校での先生方のお姿には頭が下がる思いがしています。保護者の方々も平日の昼間にもかかわらず熱心に参加いただきました。子供たちは恵まれていると思います。

 

これからはそれに加えて、子供たちに、串間市内だけでなく市外も含めて多様な大人と触れさせてあげたいと強く思いました。先生方と連携して「よのなか教室」をサポートしていくことができるといいなと思います。

                                                                                                                (トータルコーディネーター 水永)

 先生方との自由な意見交換の様子

                                                                        先生方との自由な意見交換の様子

延岡市立旭中学校1,2,3年生がそれぞれに「発表会」

旭中学校では、総合的な学習の時間を「あさひタイム」と名付け、半年間の取組結果を、10月21日(金)、午前に1,2年生が、午後に3年生が、保護者参観もいただきながら発表しました。

 

1年生は、6月から延岡を知る 連続8回のよのなか教室を開催してきました。

「国際交流と延岡」「福祉と延岡」「観光と延岡」・・・など8人の講師の方々から話を聞いてきました。この日は、学んだことをチーム毎に「新聞」にして発表しました。

作成した「新聞」を発表した後、校長先生のコメントを聞く1年生

            作成した「新聞」を発表した後、校長先生のコメントを聞く1年生

2年生は、7月に開催した「よのなか教室」で聞いた話と、9月に実施した「職場訪問学習」(職場体験に替えて実施)で訪問した企業から学んだことを、パソコンの画像にして発表しました。

発表会に参加された「よのなか先生」(講師5人)からは、たくさんの感謝と激励の言葉をいただきました。

 4つのブースに分かれて発表 

  「よのなか先生」からは感謝と激励の言葉が

 

 

 

 

 

 

 

                        4つのブースに分かれて発表                         「よのなか先生」からは感謝と激励の言葉が

3年生は、「10年後の世の中と私 SDGsを通して考える」をテーマに、5月から半年間、課題探究学習(PBL)に取組んできました。5人のメンターの方々から「ミッション(課題テーマ)」を提示いただき、同じテーマに3グループが取組みました。同じテーマでも視点や解決策は多様なものになっていました。

パワーポイントや小演技も工夫して発表 

休憩時間にメンターに報告と御礼を伝える生徒たち

 

 

 

 

 

 

 

 

   パワーポイントや小演技も工夫して発表                休憩時間にメンターに報告と御礼を伝える生徒たち

妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました

コーディネーターの長友、羽田野が県立妻高校の探究活動「妻みらい学」にメンターとして参加をしました。

妻高校独自の課題解決型学習である「妻みらい学」、メンター来校日は今回で4回目です。2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて地域の課題を設定し、解決策を実行に移すまでの取り組みを行なっています。
各グループには、地域の大人がメンターとして一人ずつ配置され、高校生の活動を支援しています。

福島(本日は別の業務でお休み)と長友が担当するグループは「ゴミ拾いはスポーツだ!」を合言葉にチーム対抗の競技としてゴミ拾いを楽しむイベントの企画実施に取り組んでいます。この日は、妻高生徒会が実施するゴミ拾いボランティア「キラキラ大作戦」とタッグを組む企画、名づけて「スポキラ大作戦!」の実施に向けて、生徒会との打ち合わせの段取りや、参加者の募集の準備を進めました。いつものゴミ拾いボランティア活動が、競技型のイベントになることで、ボランティア意識がどう変わるか?と問いをたて、それを確認するための調査アンケートについても検討しました。

メンター来校日4日目

このような高校生のグループ活動に地域の大人がメンターとして伴走することで、活動の実現性の向上や学びの深まりに繋がるようにサポートしています。

(文責:長友)

新しい形で継承されはじめた 延岡星雲高校F科2年生メンター指導

延岡星雲高校フロンティア科2年生(24名)では、「探究学習」を「フロンティア学」として位置付け2020年からは1年生で探究の基礎を学び、2年生では本格的な課題研究と提案に取組みます。1,2年生の2年間を通したつながりのある学習として積み重ねてきています。

 

2017年 F科2年生(人文コース) 課題研究に取組み開始

      (9月からメンター(3名)により「地域の課題」をテーマに学習し、翌年3月に延岡高 

 校と合同で「発表と提言」(商工会議所会頭ほか出席))

2018年 F科2年生(人文コース)に、上記と同じ形で実施。

      (7月からメンター(4名)により学習し、翌年3月に市長へ提言)

2019年 F科2年生(全員)に、上記と同じ形で実施 

      (9月からメンター(6人)により学習し、翌年3月に発表。コロナのため学内で実施)

2020年 F科1年生(全員)に繰り上げて「フロンティア学」として実施 

      (10月からメンター(4名)により学習し、翌年2月に発表)

2021年 F科2年生(全員)に1年生から引きつづき継続して実施 (F科1年は探究の基礎)

         (6月からメンター(4名)に前年から持ち上がってもらって学習し、翌年2月に発表)

 

今年からは生徒たち自身が決定したテーマについて、4月から探究学習を実施し、9月に中間発表を行いました。それを基にして、10月から3ケ月間、メンター(3名)の指導アドバイスを受けながら12月の最終発表につなげていきます。10月19日にメンター指導がスタートしました。

                                   (トータルコーディネーター 水永)

 メンターの自己紹介を聞く生徒たち

               メンターの自己紹介を聞く生徒たち