吾田っ子LIFE

2022年9月の記事一覧

台風14号の爪痕

 3連休は、台風14号の接近で宮崎県内は大きな被害がでました。本校でも、南校舎1・2階の雨漏りや大きな樹木の倒木がありました。幸い人的な被害がなかったことに、ほっと胸をなで下ろしました。今日の1校時は、みんなで台風の後片付けをしました。1・3年生は、雨漏りで教室移動があったので、それ以外の学年で、さくら坂、きつね坂、ねこ坂、運動場、玄関周辺、体育館周りを分担して行いました。台風で吹き飛ばされたたくさんの枝葉を集めました。みんなが力を合わせて取り組んだから、あっという間に美しい学校になりました。ご苦労様でした。1・3年生は、もうしばらく教室が使えませんが、特別教室でお勉強をがんばってください。

 

ナップサックができました。

 今日は、5年生の家庭科の時間に、学習支援ボランティアとして、倉中順子さん、坂元恵津子さん、中村登美子さん、能島みゆきさん、吉田利子さん、松浦みゆき地域コーディネーターの6名が来校されました。子ども達のナップサック作りのお手伝いをしていただきました。1学期にも裁縫の時間にお手伝いに来ていただいています。今回は、ミシンの使い方や縫い方を分かりやすく教えてくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございました。すてきなナップサックができました。

あしたば学級開級式並びに講演会開催

 昨夜、3年ぶりに家庭教育学級を行うことできました。本校の家庭教育学級は「あしたば学級」と命名されています。その由来は、「あしたば」には「今日摘み取っても明日には葉が出る」という意味があります。そんな意味にあやかって、摘んでも摘んでも葉を出すあしたばのように、今日よりも明日。明日よりも明後日と大きく成長していけるようにとの願いが込められています。そんな、あしたば学級の第1回目の活動として、講演会を実施しました。講師に、宮崎県男女共同参画地域推進員の黒木 瑞季様を招聘して「性の多様性」をテーマにご講演いただきました。今日では、LGBTという言葉は随分浸透してきています。しかし、それ以外にも性的指向や性自認の観点で見るとたくさんの性があることを改めて知りました。ご自身がトランスジェンダーである黒木様のお話は、本当に壮絶なものでした。幼少期から現在までありとあらゆる差別や不条理な仕打ちに対して悩み、苦しみ続け、社会を変えたいという強い想いで声を上げ続けられています。これまで堪え忍んできた強さや勇気や行動力・発信力の凄さに感動しました。正しい知識を広め、性に限らず、外見や人種、思想等々、人として人を大切にすることの重要性を子ども達に伝えていかなければと強く感じました。最後に子どもに読み聞かせするとよい絵本のご紹介いただきました。是非、読んでみてください。みんなが優しい気持ちになれる社会をつくりたいものです。そのためには、一人一人が自分事として考えてみることだと思います。

①「わたしはあかねこ」:サトシン 文 西村敏雄 絵 ②「タンタンタンゴはパパふたり」:ジャスティン・リチャードソン、ピーター・バーネル 文 ヘンリー・コール 絵 ③「レッド」あかくてあおいクレヨンのはなし:マイケル・ホール 作 ④「くまのトーマスはおんなのこ」:ジェシカ・ウォルトン、ドゥーガル・マクファーソン 作

研究授業

 今日の3時間目に5年生の道徳科の研究授業を行いました。個性の伸長をねらいとした学習でした。友達のよいところを見つけて、互いに伝え合いました。自分では気付いていなかったよさを知って、嬉しそうな表情をする子ども達の笑顔が印象的でした。友達から自分のよさを伝えられて、「自信になる。」「いろんなことにチャレンジできる。」と前向きな意見がたくさん出ました。たくさんのよさをもっている5年生です。これからも「自分らしさ」を大切にして、さらに伸ばしていって欲しいと思います。

平和学習

 今日は、6年生の総合的な学習の時間に、県南地区で活動されている退職教職員協議会の中武さん、福田さん、隈本さんを講師に招き、平和についてお話をしていただきました。今なお戦闘が続いているウクライナのことから、戦争は遠い昔、遠いところで起こっていることではなく、身近な日南でも悲惨な戦争が起こっていたことを教えていっただきました。昭和20年、戦争真っ只中の日本、そして、日南でも多くの方が命を落とされたこと、南郷では人間魚雷の訓練が行われていたこと等を教えてくださいました。子ども達は、日々の食べものも無い、厳しい生活を送った経験を聴いて、改めて今の平和のありがたさを実感しているようでした。11月には、修学旅行で知覧を訪れます。それまでに、さらに、平和や命の大切さについて学習を重ねていきます。